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発明の名称 誘導灯装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−173151(P2007−173151A)
公開日 平成19年7月5日(2007.7.5)
出願番号 特願2005−371874(P2005−371874)
出願日 平成17年12月26日(2005.12.26)
代理人 【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄
発明者 田野 紀貴
要約 課題
点検作業を容易にできる誘導灯装置11を提供する。

解決手段
誘導灯装置11は、通常電源の電力で光源を点灯させ、通常電源の遮断時にはバッテリに切り換えて光源を点灯させる。誘導灯装置11には点検用のリモコンからの信号を受光する受光部14を配置する。受光部14にリモコンからの信号を受光することにより、通常電源からバッテリの電力を切り換えて光源を点灯させる。受光部14の受光面37は、誘導表示面32の側でかつ斜め下方に向けて配置する。作業者が誘導表示面32を目視可能な位置で、誘導表示面32を目視しながらリモコン操作可能とし、点検作業を容易にする。
特許請求の範囲
【請求項1】
誘導表示部と;
誘導表示部を照明する光源と;
リモコン信号を受光する受光面を有し、受光面を誘導表示部の側でかつ斜め下方に向けて配置した受光部と;
非常時に電力を供給する非常用電源と;
通常電源と非常用電源とで切り換えて光源を点灯可能とするとともに、受光部からの信号の入力で電源を切り換える点検動作をする点灯装置と;
を具備していることを特徴とする誘導灯装置。
【請求項2】
誘導表示部、光源、受光部、非常用電源および点灯装置を配置する誘導灯本体と;
受光部を誘導灯本体に対して回動可能に支持する支持手段と;
を具備していることを特徴とする請求項1記載の誘導灯装置。
【請求項3】
誘導灯本体に取り付けられるとともに取付状態で受光部の回動角度を一定角度に規制する化粧枠を具備している
ことを特徴とする請求項2記載の誘導灯装置。
【請求項4】
点灯装置の電源を切り換えて点検動作させる点検スイッチを具備し、
受光部が誘導表示部の一側部側の下部に、点検スイッチが誘導表示部の他側部側の下部にそれぞれ配設されている
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の誘導灯装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通常電源と非常用電源とで切り換えて点灯可能する誘導灯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、誘導灯装置は、ランプを点灯させて人が避難している絵柄や矢印などを表示した誘導表示部を照明している。そして、通常電源である商用交流電源が供給されている通常時には商用交流電源の電力でランプを点灯させるとともに非常用電源であるバッテリを充電し、一方、停電などによって商用交流電源の遮断された非常時にはバッテリからの電力でランプを点灯させる。
【0003】
このような誘導灯装置では、強制的または擬似的に商用交流電源を遮断させることでバッテリからの電力に切り換えてランプが点灯するか点検する機能を備えている。この点検機能には、誘導灯装置に点検動作させるための点検紐や点検スイッチを設けることが一般的であるが、誘導灯装置は天井面や壁面などの高所に設置されていることが多く、点検紐や点検スイッチを操作するために脚立などを用いて作業しなければならず、点検作業に手間がかかる。
【0004】
また、誘導灯装置とリモコンとを、赤外線を媒体して双方向通信可能とし、誘導灯装置の下方からリモコンで点検動作を遠隔操作することにより、誘導灯装置が点検動作して点検結果をリモコンに送信し、リモコンの表示部で点検結果を確認できるようにしたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2004−265772号公報(第4−6頁、図1−3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、リモコン操作による点検の場合、誘導灯装置の受光部の受光面を真下に向けていると、誘導灯装置の真下からリモコン操作する必要があり、この誘導灯装置の真下位置からでは誘導表示部を目視で確認しにくい。すなわち、商用交流電源からバッテリの電力に切り換えてランプが非常点灯する場合には、誘導表示部の輝度が通常時よりも低下するので、誘導表示部の輝度変化によって点検動作に入ったことが確認できる。しかし、前記のように、受光部が真下に向かっていると、作業者が手を伸ばして誘導灯装置の真下位置からリモコンを操作しながら無理な姿勢で誘導表示部を見上げて確認しなければならない。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、点検作業を容易にできる誘導灯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の誘導灯装置は、誘導表示部と;誘導表示部を照明する光源と;リモコン信号を受光する受光面を有し、受光面を誘導表示部の側でかつ斜め下方に向けて配置した受光部と;非常時に電力を供給する非常用電源と;通常電源と非常用電源とで切り換えて光源を点灯可能とするとともに、受光部からの信号の入力で電源を切り換える点検動作をする点灯装置と;を具備しているものである。
【0008】
誘導表示部には、例えば、人が避難している絵柄や矢印などを表示する表示面が形成された導光板やパネルなどが用いられ、導光板の場合には光源からの光が導光板内に入射して表示面を照明し、パネルの場合には光源からの光でパネルの裏面から照明する。光源には、例えば、冷陰極放電ランプ、蛍光ランプ、LEDまたは有機ELなどを用いられる。リモコン信号には、例えば、赤外線などの媒体が用いられる。非常用電源には、例えば、通常電源で充電可能なバッテリが用いられる。通常電源には、例えば、商用交流電源が用いられる。点灯装置は、通常電源および非常用電源のいずれの電力でも光源を点灯でき、通常電源の遮断時に非常用電源に切り換える機能を有するとともに、受光部にリモコン信号を受光することで通常電源から非常用電源に切り換える機能を有している。
【0009】
請求項2記載の誘導灯装置は、請求項1記載の誘導灯装置において、誘導表示部、光源、受光部、非常用電源および点灯装置を配置する誘導灯本体と;受光部を誘導灯本体に対して回動可能に支持する支持手段と;を具備しているものである。
【0010】
誘導灯本体は、例えば、壁面や天井面に設置される。支持手段は、例えば、誘導灯本体に対して受光部を支持するアームをねじなどの軸部材で回動可能に支持する。
【0011】
請求項3記載の誘導灯装置は、請求項2記載の誘導灯装置において、誘導灯本体に取り付けられるとともに取付状態で受光部の回動角度を一定角度に規制する化粧枠を具備しているものである。
【0012】
化粧枠は、例えば、誘導表示部の周囲を囲む枠状で、一部に受光部が配置される開口部が形成され、開口部の縁部で受光部の角度を規制する。
【0013】
請求項4記載の誘導灯装置は、請求項1ないし3いずれか一記載の誘導灯装置において、点灯装置の電源を切り換えて点検動作させる点検スイッチを具備し、受光部が誘導表示部の一側部側の下部に、点検スイッチが誘導表示部の他側部側の下部にそれぞれ配設されているものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1記載の誘導灯装置によれば、受光部の受光面を誘導表示部の側でかつ斜め下方に向けて配置したので、作業者は無理な姿勢で見上げることなく誘導表示部を目視しながらリモコン操作でき、点検作業を容易にできる。
【0015】
請求項2記載の誘導灯装置によれば、請求項1記載の誘導灯装置の効果に加えて、受光部を誘導灯本体に対して回動可能に支持したので、例えば、受光部を使用する回動状態では、誘導灯本体を設置する場合に支障となる場合でも、受光部を回動させて逃すことで容易に設置できる。
【0016】
請求項3記載の誘導灯装置によれば、請求項2記載の誘導灯装置の効果に加えて、化粧枠を誘導灯本体に取り付けることにより、受光部の回動角度を一定角度に規制できるので、特別な角度規制部品が必要なく、簡素化できる。
【0017】
請求項4記載の誘導灯装置によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の誘導灯装置の効果に加えて、受光部を誘導表示部の一側部側の下部に、点検スイッチを誘導表示部の他側部側の下部にそれぞれ配設することにより、最も大きな誘導表示部を誘導灯装置の中央に配設できるとともに、左右略対称位置に受光部、点検スイッチを配設できるので、器具バランスがよく、意匠性を向上できる。しかも、受光部および点検スイッチを誘導灯装置の下部に配設することで、受光部は誘導灯装置に対して斜めでかつ突出する構成に容易に形成でき、点検スイッチは高所作業時の作業性低下を招かないようにできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
誘導灯装置11は、壁面埋込形であり、壁面に埋め込み設置される誘導灯本体12、この誘導灯本体12の一面である前面に取り付けられる誘導表示体13、点検指令のリモコン信号を受光する受光部14、点検を操作する点検スイッチ15、誘導灯本体12および誘導表示体13の周囲を覆って誘導灯本体12に着脱可能に取り付けられる化粧枠16、誘導灯本体12内に配置された非常用電源としてのバッテリ17および点灯装置18、通常電源としての商用交流電源を接続する図示しない端子台などを備えている。
【0020】
誘導灯本体12は、上下の壁部21,22、左右の壁部23,24および背面の壁部25を有する前面を開口した四角形箱状に形成され、その上下の壁部21,22の前端上下縁部には壁面の表面に接合して取り付けられる取付片部26,27が折曲形成され、これら上下の取付片部26,27の左右両端にはねじで壁面に固定するための取付孔28がそれぞれ形成されている。誘導灯本体12の左右の壁部23,24の内側中央域には誘導灯本体12に被着された化粧枠16を着脱可能に係止する取付金具29がそれぞれ取り付けられている。
【0021】
また、誘導表示体13は、誘導表示部として例えばアクリル樹脂製で四角形板状に形成された導光板31を有し、この導光板31の上辺を光の入射面とするとともに一表面を光の出射面とし、その出射面に人が避難している絵柄であるピクトグラムを表示した誘導表示面32が形成されている。
【0022】
導光板31の上辺の入射面に対向して、例えば冷陰極放電ランプなどの光源33が配置されているとともに、この光源33を覆って光源33の光を導光板31に導く光源ホルダ34が配置されている。光源ホルダ34の両端には光源33を電気的に接続および支持する図示しないソケットが配置され、これらソケットが点灯装置18の出力側に接続されている。
【0023】
誘導表示体13の左右には誘導灯本体12との間に間隙があり、誘導表示体13の一側部側である左側の間隙領域に受光部14が配置され、他側部側である右側の間隙内に点検スイッチ15が配置されている。すなわち、受光部14が誘導表示面32の一側部側における誘導灯装置11の下部に、点検スイッチ15が誘導表示面32の他側部側における誘導灯装置11の下部にそれぞれ配設されている。
【0024】
また、受光部14は、導光板31の誘導表示面32と同じ面側に配置されており、直方体形状のケース36を有し、このケース36の一面を受光面37とし、この受光面37に例えば赤外線を媒体とするリモコン信号を受光するフォトダイオードなどの受光素子38が配置されている。この受光部14でリモコン信号の受光を許容する指向角は15〜30°の範囲としている。15°より小さいと指向性が強過ぎるために点検用のリモコンを使用できるエリアが小さくなって操作しにくくなり、30°より大きいと広いエリアからのリモコン信号の受光が可能となることで近いエリアに複数の誘導灯装置11が設置されている場合に他の誘導灯装置11に対するリモコン信号をも受光しやすくなる。なお、リモコンの発光部から出射するリモコン信号の角度は15〜30°の範囲としている。
【0025】
誘導灯本体12の壁部23の前縁部下側には切欠部23aが形成され、この切欠部23aに臨む壁部23の端部に受光部14を取り付けた取付部材39が軸部材40によって上下方向に回動可能に取り付けられている。したがって、これら取付部材39および軸部材40によって、受光部14を上下方向に回動可能に支持する支持手段41が構成されている。
【0026】
取付部材39の中間部には略S字形に屈曲する屈曲部39aが形成され、この屈曲部39aが切欠部23aを通じて回動可能としており、受光部14のケース36の左側の側部が誘導灯本体12の壁部23より外側位置に配置されている。そして、受光部14の下方へ向けた回動は、受光部14のケース36が壁部23の切欠部23aの前縁部に当接することで規制され、この位置を所定の使用角度位置としている。この受光部14の下方への回動が規制された使用角度位置では、受光面37が誘導表示面32の側でかつ斜め下方に向けて配置されており、その方向は直下方向(鉛直方向)から15〜30°の範囲としている。15°より小さいとリモコンを使用可能とするエリアが誘導灯装置11の直下方向に限られて点検操作がしにくくなり、30°より大きいと広いエリアからのリモコン信号の受光が可能となることで近いエリアに複数の誘導灯装置11が設置されている場合に他の誘導灯装置11に対するリモコン信号をも受光しやすくなる。
【0027】
したがって、受光部14でリモコン信号の受光を許容する指向角が15〜30°、受光部14の向く方向が直下方向から15〜30°であるため、実質の操作範囲は0〜45°の範囲としている。0°より小さいと点検操作がしにくくなり、45°より大きいと広いエリアからのリモコン信号の受光が可能となることで近いエリアに複数の誘導灯装置11が設置されている場合に他の誘導灯装置11に対するリモコン信号をも受光しやすくなる。
【0028】
受光部14の使用角度位置では、この受光部14で誘導灯本体12の下側の取付片部27に設けられた取付孔28を覆うが、施工時においては図3に示すように受光部14を上方に回動させて退避させることで取付孔28を通じてねじ止め可能としている。
【0029】
受光部14には点灯装置18との間に電線42が接続されている。
【0030】
また、点検スイッチ15は、導光板31の誘導表示面32と同じ面に配置され、押ボタンスイッチ43で構成されている。この点検スイッチ15の部分には、光源33の交換時期を報知するランプモニタ44、バッテリ17の交換時期を報知する充電モニタ45を備えている。
【0031】
また、化粧枠16は、誘導灯本体12の外形より少し大きい外形の四角形枠状に形成されており、中央域に導光板31の誘導表示面32が臨む開口部47が形成され、この開口部47の周囲に枠部48が形成され、この枠部48の周囲に裏面側に折曲されて壁面に当接する縁部49が形成されている。そして、化粧枠16は、誘導灯本体12の前面を覆ってその誘導灯本体12に設けられた取付金具29によって着脱可能に取り付けられる。
【0032】
化粧枠16の枠部48の左側下部には枠部48から下側の縁部49にわたって窓部50が開口形成され、この窓部50に受光部14が斜めでかつ突出するように配置されている。窓部50の上縁部には、受光部14のケース36に当接してこの受光部14の回動角度を使用角度位置の回動角度に規制する規制部51が形成されている。
【0033】
化粧枠16の枠部48の右側下部には点検スイッチ15の押ボタンスイッチ43、ランプモニタ44、充電モニタ45がそれぞれ露出する窓部52,53,54が形成されている。
【0034】
また、バッテリ17は、充電可能とする二次電池が用いられている。
【0035】
また、点灯装置18は、端子台を通じて供給される商用交流電源の電力またはバッテリ17から供給される電力で光源33を点灯させる点灯回路、商用交流電源の電力でバッテリ17を充電する充電回路などを備えている。そして、点灯装置18は、停電により商用交流電源が遮断した非常時にバッテリ17の電力で光源33を点灯させる機能、受光部14からのリモコン信号の入力あるいは点検スイッチ15の操作時で商用交流電源からバッテリ17の電力に切り換えて光源33を点灯させる点検動作の機能などを有している。
【0036】
次に、誘導灯装置11の作用を説明する。
【0037】
まず、誘導灯装置11の施工にあたっては、壁面に形成された埋込穴に配線されている電源線を誘導灯本体12内に引き込み、誘導灯本体12を壁面の埋込穴に挿入して誘導灯本体12の取付片部26,27を壁面に接合させ、取付片部26,27の各取付孔28を通じてねじを壁面にねじ込み、電源線を端子台に接続する。
【0038】
この誘導灯本体12を設置する際、使用角度位置の受光部14によって下側の取付片部27の左側の取付孔28が隠れてしまっていてねじ止めに支障となる場合でも、図3に示すように、受光部14を上方に回動させて下側の取付片部27の左側の取付孔28に対向する領域から退避させることにより、取付孔28を露出させて容易にねじ止めすることができる。
【0039】
続いて、誘導灯本体12の前面から化粧枠16を被せ、誘導灯本体12の取付金具29で化粧枠16を保持する。これにより、化粧枠16の窓部50に受光部14が配置され、化粧枠16の窓部52,53,54に点検スイッチ15の押ボタンスイッチ43、ランプモニタ44、充電モニタ45がそれぞれ配置される。
【0040】
この化粧枠16を誘導灯本体12に取り付ける際、受光部14が所定の使用角度位置まで回動されていなくても、窓部50の上縁部の規制部51が受光部14のケース36に当接し、強制的に押動して使用角度位置まで回動させることができる。そのため、化粧枠16で受光部14の回動角度を所定の使用角度位置に規制できるので、特別な角度規制部品が必要なく、簡素化できる。
【0041】
次に、誘導灯装置11の動作について説明する。商用交流電源が供給されている通常時には、点灯装置18により、商用交流電源の電力で光源33を点灯させるとともに、商用交流電源の電力でバッテリ17を充電する。また、停電により商用交流電源が遮断した非常時には、バッテリ17の電力に切り換えて光源33を点灯させる。
【0042】
光源33が点灯することにより、光源33の光が導光板31内に入射するとともに導光板31内を通じて誘導表示面32から出射し、誘導表示面32の人が避難している絵柄であるピクトグラムを発光させる。
【0043】
また、誘導灯装置11の点検時には、作業者はリモコンを持参して点検をしようとする誘導灯装置11の場所に行き、リモコンの発光部をその誘導灯装置11の受光部14に向けながら操作してリモコン信号を出射することにより、誘導灯装置11の受光部14でリモコン信号を受光し、点灯装置18により商用交流電源からバッテリ17の電力に切り換えて光源33を点灯させる。作業者は、目視により、導光板31の誘導表示面32の輝度変化によって点検動作に入ったことを確認する。
【0044】
このとき、誘導灯装置11の受光部14の受光面37を導光板31の誘導表示面32側でかつ斜め下方に向けて配置しているので、作業者は無理な姿勢で見上げることなく、誘導表示面32を目視可能な位置で、誘導表示面32を目視しながらリモコン操作でき、点検作業を容易にできる。
【0045】
受光部14でリモコン信号の受光を許容する指向角が15〜30°、受光部14の向く方向が直下方向から15〜30°であるため、誘導表示面32を目視可能な位置でリモコンを使用でき、近いエリアに複数の誘導灯装置11が設置されている場合でも他の誘導灯装置11に対するリモコン信号を受光してしまうのを防止できる。
【0046】
受光部14の使用角度位置を規制することにより、施工時などに誤った角度に設定されるのを防止でき、誘導灯装置11に対して一定の位置からリモコンを操作できる。
【0047】
また、誘導灯装置11の点検は、点検スイッチ15の操作によっても、リモコンの操作と同様に点検動作できる。この点検スイッチ15は、誘導灯装置11の下部に配置されているので、誘導灯装置11が高所に配置されている場合でも操作しやすい。
【0048】
ところで、本実施の形態の誘導灯装置11は、壁埋め込み式である。この壁埋め込み式の誘導灯装置11は、取り付け箇所が壁面の高所であったり、壁面の比較的低い位置であったりなど主々の形態がある。また、壁埋め込み式の誘導灯装置11は、壁面と誘導表示面32とが略面一となるものである。
【0049】
そこで、このような壁埋め込み式の誘導灯装置に単にリモコン信号の受光部を配設しようとすると、受光部が壁面と垂直になる方向に設置することが考えられる。しかしながら、これでは、例えば壁面の高所に取り付けられる誘導灯装置では、点検作業者が比較的長距離からでなければ受光部がリモコンからの送信信号を受光できなくなる(指向角の関係から)。これでは、リモコンの送信信号の強度が強いものを用いなければならない一方、リモコンの送信信号の強度が強いものであると、点灯対象の誘導灯装置以外の誘導灯装置にも信号が受信され、誤動作を起こす可能性がある。
【0050】
リモコンの受光部だけを壁面から突出させ、この受光部が真下に向くように配設することも考えられるが、これでは、例えば人の膝下程度である壁面の低所に取り付けられる誘導灯装置では、点検作業者が誘導灯装置に手が届くくらいの近距離まで近づいて、リモコンを誘導灯の真下に位置させたうえで、リモコン操作することによって点検が実施できるということになり、作業性も悪いとともに、リモコンを用いること自体の優位性を損ねてしまう。
【0051】
したがって、本実施の形態のように壁埋め込み式の誘導灯装置11であれば、斜め下方に設けることで、高所や低所のいずれであってもリモコンを用いる優位性を保つことができるので、好適である。
【0052】
また、受光部14を誘導表示面32の一側部側における誘導灯装置11の下部に、点検スイッチ15を誘導表示面32の他側部側における誘導灯装置11の下部にそれぞれ配設することにより、最も大きな誘導表示面32を誘導灯装置11の中央に配設できるとともに、左右略対称位置に受光部14、点検スイッチ15を配設できるので、器具バランスがよく、意匠性を向上できる。しかも、受光部14および点検スイッチ15を誘導灯装置11の下部に配設することで、受光部14は誘導灯装置11に対して斜めでかつ突出する構成に容易に形成でき、点検スイッチ15は高所作業時の作業性低下を招かないようにできる。
【0053】
ところで、受光部14および点検スイッチ15を、誘導表示面32の同じ側方に設けることが考えられるが、受光部14が下部で点検スイッチ15が上部であると、受光部14が突出する構成であるため、点検スイッチ15を押し難くなり、かつ点検スイッチ15の位置も高くなってしまうので、高所の作業性が著しく低下する。また、点検スイッチ15が下部で受光部14を上部とすると、受光部14と点検スイッチ15とが上下に重なるおそれがあり、受信感度が低下する。そして、これを避けようとして受信部14の突出量を増すと、壁面から突出する量が大きくなってしまい、低所に配設されたときに人や物と接触して破損してしまうおそれが大きくなり不適である。
【0054】
したがって、受光部14を誘導表示面32の一側部側における誘導灯装置11の下部に、点検スイッチ15を誘導表示面32の他側部側における誘導灯装置11の下部にそれぞれ配設することがよい。
【0055】
なお、受光部14の使用角度位置を規制することにより、施工時などに誤った角度に設定されるのを防止でき、誘導灯装置11に対して一定の位置からリモコンを操作できるが、例えば、リモコンを操作する位置に障害物があるような設置場所では、リモコンを使用できる場所に向けて受光部14の角度を可変できるようにしてもよい。
【0056】
また、誘導灯装置11は、壁面埋込形に限らず、壁面に直付けする壁面直付形、天井面に設置する天井直付形や天井吊下形などにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の一実施の形態を示す誘導灯装置の斜視図である。
【図2】同上誘導灯装置の化粧枠を外した斜視図である。
【図3】同上誘導灯装置の受光部の角度を変えた拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0058】
11 誘導灯装置
12 誘導灯本体
14 受光部
15 点検スイッチ
16 化粧枠
17 非常用電源としてのバッテリ
18 点灯装置
31 誘導表示部としての導光板
33 光源
37 受光面
41 支持手段




 

 


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