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発明の名称 非常用照明装置、非常用照明装置付き蛍光ランプ及び照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−134302(P2007−134302A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2006−52695(P2006−52695)
出願日 平成18年2月28日(2006.2.28)
代理人 【識別番号】100101834
【弁理士】
【氏名又は名称】和泉 順一
発明者 大野 肇
要約 課題
ランプ点灯に伴い電極近傍の温度が上昇しても、バッテリー手段が破壊されない非常用光源付き蛍光ランプを提供する。

解決手段
外面より外方方向に光を放射するように取付けられた光源を有する光源部20と;前記光源部20に収容され、バッテリー手段および震動センサを有し、前記震動センサによる揺れ検出に応じて、前記バッテリー手段の電力によって前記光源を点灯させる非常用光源点灯装置10と;蛍光ランプに前記光源部20を固定する固定手段11と;を具備したことを特徴とする。また、ランプ点灯に伴い電極が発熱しても、非常用光源点灯装置10が蛍光ランプ30の口金外に配設されているので、電極からの熱によるバッテリー手段の破壊が防止できる。
特許請求の範囲
【請求項1】
外面より外方方向に光を放射するように取付けられた光源を有する光源部と;
前記光源部に収容され、バッテリー手段および震動センサを有し、前記震動センサによる揺れ検出に応じて、前記バッテリー手段の電力によって前記光源を点灯させる非常用光源点灯装置と;
蛍光ランプに前記光源部を取付ける取付手段と;
を具備したことを特徴とする非常用照明装置。
【請求項2】
前記固定手段は、環状の蛍光ランプのバルブを挟持して前記光源部を保持する保持部からなることを特徴とする請求項1記載の非常用照明装置。
【請求項3】
前記固定手段は、環状の蛍光ランプの互いに離間するバルブ部位をそれぞれ挟み込む第1、第2の把持部および前記第1の把持部と前記第2の把持部との間を連絡し前記光源部を保持するアーム部からなることを特徴とする請求項1または2に記載の非常用照明装置。
【請求項4】
第1および第2の把持部は、蛍光ランプのバルブを挟み込むことが可能な弾性を有していることを特徴とする請求項3に記載の非常用照明装置。
【請求項5】
環状の蛍光ランプと;
この蛍光ランプに固定された請求項1ないし4いずれか一に記載の非常用照明装置と;
を具備したことを特徴とする非常用照明装置付き蛍光ランプ。
【請求項6】
環径の異なる複数の環状の蛍光ランプと;
この複数の蛍光ランプを同心状に配設する器具本体と;
前記蛍光ランプを点灯させる点灯回路と;
前記複数の蛍光ランプのうち最も環径の小さい蛍光ランプのバルブに固定手段を固定することによって光源部が器具本体の照射方向に光照射を行うように配設された請求項1ないし5いずれか一に記載の非常用照明装置と;
を備えることを特徴とする照明器具。
【請求項7】
照明器具本体と;
請求項5に記載の非常用照明装置付き蛍光ランプと;
前記蛍光ランプを点灯させる点灯回路と;
を具備したことを特徴とする照明器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、蛍光ランプの照明器具に適用して使用する非常用照明装置付き蛍光ランプおよび照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、夜間などに地震が発生した場合に、明かりを得るための機器は様々あり、蛍光灯などの通常照明の照明位置に明かりを得る工夫も行われるようになってきた。蛍光灯などの通常照明の照明位置に明かりを得るものとしては、感震スイッチの動作に応じて蛍光灯のランプを点灯させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、口金内部に蓄電池あるいは電力を蓄えておくことのできる電子部品等からなるバッテリー手段を備えた電気回路を配設し、口金部分にこの電気回路によって点灯する発光ダイオードを備えた蛍光ランプが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平9−167517号公報
【特許文献2】特開2005−122907号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の照明器具は、蛍光ランプを点灯させるためには交流電源が供給されることが必要であり、地震により停電が生じたような場合には非常用電源がある場合を除きランプ点灯を期待することはできない。
【0005】
また、特許文献2の蛍光ランプは、ランプを消灯した直後またはランプ点灯中に地震などの災害によって停電が発生したときに、口金内部に配設されたバッテリー手段によって発光ダイオードを点灯させることができる。しかしながら、蛍光ランプの口金は点灯中に比較的高温となる電極に近いため、口金内部に収容したバッテリー手段が電極の熱影響を受けやすく、電池機能が損なわれやすい。例えば熱影響によってバッテリー手段が破壊されると、地震の発生による停電等の非常時に発光ダイオードが点灯しないという不具合が発生する。
【0006】
本発明は、地震により停電が生じたとしても、蛍光ランプに備え付けられたバッテリーリー手段によって点灯する補助照明手段を蛍光ランプの近傍に設けるとともに、ランプ点灯時の熱影響によっても、バッテリー手段の機能が損なわれることを抑制した非常用照明装置、非常用照明装置付き蛍光ランプおよび照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の非常用照明装置は、外面より外方方向に光を放射するように取付けられた光源を有する光源部と;前記光源部に収容され、バッテリー手段および震動センサを有し、前記震動センサによる揺れ検出に応じて、前記バッテリー手段の電力によって前記光源を点灯させる非常用光源点灯装置と;蛍光ランプに前記光源部を固定する固定手段と;を具備したことを特徴とする。
【0008】
本請求項および以下の請求項において、用語の定義は以下の説明のとおりである。
【0009】
光源は、光を口金外面に放射可能なように光源部に取付けられたものであり、ガラスバルブの放電による発光よりも光出力が少ないが、比較的低い電力で点灯可能な小形光源である。例えば、発光ダイオードが最適であるが、上記条件を満足するものであればエレクトロルミネッセンス素子や小形電球等であってもよい。
【0010】
非常用光源点灯装置は振動センサの検出に応じて光源をバッテリー手段の電力により点灯させるようにオン・オフ制御する。振動センサは、地震の揺れの加速度や振動周波数に応じて地震発生を検出可能なバイブレーションスイッチ等の機械的スイッチ素子または圧電素子からなり、この素子の検知に応じて検知出力を発生する。この検知出力に応じて非常用照明装置に設けられたスイッチがオンになり、バッテリー手段から光源に電力供給が開始される。
【0011】
バッテリー手段は、口金と接続したリード線により充電可能な二次電池であってもよいが、二次電池の場合には充電回路が必要となって大形化、高コスト化傾向であるため、商品性に影響を与える場合には、非常用光源の点灯用電源として支障のない電源供給が可能なリチウムボタン電池等の一次電池を適用してもよい。
【0012】
請求項2の非常用照明装置は、前記固定手段が環状の蛍光ランプのバルブを挟持して前記光源部を保持する保持部からなることを特徴とする。
【0013】
請求項3の非常用照明装置は、前記固定手段が環状の蛍光ランプの互いに離間するバルブ部位をそれぞれ挟み込む第1、第2の把持部および前記第1の把持部と前記第2の把持部との間を連絡し前記光源部を保持するアーム部からなることを特徴とする。
【0014】
アーム部は、光源部を保持可能な強度を有していれば金属製、樹脂製等のいずれでもよい。なお、樹脂製であれば、透光性を有するものが好適である。このようなものであれば、蛍光ランプの点灯時にアーム部が影になってしまうことを抑制することができるからである。また、樹脂製であれば、紫外線劣化に強いものが好適である。このようなものであれば、経年使用しても紫外線によって劣化または変色することがないため、信頼性を高めることができると共に、意匠性の低下を抑制することができる。
【0015】
請求項4の非常用照明装置は、第1および第2の把持部が蛍光ランプのバルブを挟み込むことが可能な弾性を有していることを特徴とする。
【0016】
請求項5の非常用照明装置付き蛍光ランプは、両端に電極が封装されたガラスバルブおよび電極に接続されて前記ガラスバルブから導出するリード線と接続して、外面に配設された接続端子を有する口金を備えた蛍光ランプと;この蛍光ランプに固定された請求項1ないし4いずれか一に記載の非常用照明装置と;を具備したことを特徴とする。
【0017】
ガラスバルブは、内部に水銀や希ガス等の放電媒体が封入されて電極によって放電が生起されて内面に形成された蛍光体層の発光によって所定の光を放射するように機能するものである。
【0018】
請求項6の非常用照明装置付き蛍光ランプは、環径の異なる複数の環状の蛍光ランプと;この複数の蛍光ランプを同心状に配設する吊り下げる本体と結合して蛍光ランプを覆うセードと;前記蛍光ランプを点灯させる点灯回路と;前記複数の蛍光ランプのうち最も環径の小さい蛍光ランプのバルブに固定手段を固定することによって光源部がセード側に光照射を行うように配設された請求項1ないし5いずれか一に記載の非常用照明装置と;を備えることを特徴とする。
【0019】
請求項7の照明器具は、照明器具本体と;請求項5に記載の非常用照明装置付き蛍光ランプと;前記蛍光ランプを点灯させる点灯回路と;を具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
請求項1の非常用照明装置によれば、地震発生時の振動を光源部に収容された振動センサが検出して、バッテリー手段の電力により非常用の光源を点灯させるように動作するので、仮に地震が夜間に発生して停電になったとしてもこの光源の点灯によって防災行動を開始することが可能な最低限の照度を確保することができる。また、ランプ点灯に伴い電極が発熱しても、非常用光源点灯装置が蛍光ランプの口金外に配設されているので、電極からの熱によるバッテリー手段の破壊が防止できる。
【0021】
請求項2の非常用照明装置によれば、保持部によって光源部を保持し、蛍光ランプのバルブを狭持することによって光源部および保持部がランプへ固定されるので、蛍光ランプの環中心部に照明器具の一部が突出していても、非常用照明装置を当該突出部分に当接しにくくできる。
【0022】
請求項3の非常用照明装置によれば、第1、第2の把持部により蛍光ランプのバルブを挟み込む構成を採用しているため、取付けが容易であり確実に固着できる。
【0023】
請求項4の非常用照明装置によれば、第1、第2の把持部が弾性を有して蛍光ランプのバルブを挟み込む構成なので、より確実かつ容易に蛍光ランプへ取付けることが可能である。
【0024】
請求項5の非常用照明装置付き蛍光ランプによれば、請求項1ないし4に記載の非常用照明装置を備えた蛍光ランプを提供できる。
【0025】
請求項6の照明器具によれば、器具本体の照射方向に光照射を行うように光源部が向けられ、最も環径の小さい蛍光ランプのバルブと固定された非常用照明装置を備えるので、環径の大きい蛍光ランプの器具本体への装着が制限されることがなく、非常用照明装置の影を目立ちにくくすることができる。
【0026】
請求項7の照明器具によれば、地震が発生した場合に光源部から照射された光が確実に蛍光ランプの照明領域に照射されるので夜間停電時であっても最低限の明かりを確保することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0028】
図1には、本発明に係る非常用照明装置の実施例の斜視図が示されている。同図に示されるように、非常用照明装置10は、弾性を有する細い金属線により構成された固定手段としてのアーム部11を有しており、このアーム部には第1の把持部12及び第2の把持部13が形成されている。
【0029】
アーム部11は、平行な二条の棒状金属線により構成され、その中央部分には光源部20が設けられている。光源部20は、この例では光源としての3個のLED21が表面カバー22側に発光面を向けられて設けられ、基部23にはバッテリー手段としての電池と震動センサとからなる非常用光源点灯装置が内蔵され、例えば、電池と震動センサと上記3個のLED21が直列に接続されている。また、LED21が点灯してから所定時間後に消灯させるタイマ回路と、手操作用のスイッチが設けられている。表面カバー22は、例えばレンズにより形成され、照射される光束を制御するように構成されている。
【0030】
基部23には、アーム部11を構成する二条の棒状金属線を挿入する孔24、24が穿設されている。アーム部11を構成する二条の棒状金属線が孔24、24に挿入された状態で、光源部20がアーム部11の中央部分に位置付けられ固定される。この固定状態では、やや力を入れて光源部20の基部23から金属線を引き出し或いは基部23側へ金属線を押し付けて二条の棒状金属線を矢印Xに示すように移動させることができ、係る構成により、アーム部11の長さを調整して、環状の蛍光ランプ30における環径L(図2)に対応可能としている。また、アーム部11の長さを調整できるとともに、光源部20をアーム部11上で自由に移動させることが可能な構成としてもよい。この構成によって、非常用照明装置10を取付けた環状の蛍光ランプ30を照明器具に取付ける場合、照明器具の一部が環状の蛍光ランプの略中央に配設される構成であっても、照明器具の一部と非光源部20とが離間するように光源部20を移動させることができるので、設置の妨げにならない。
【0031】
アーム部11の中央部から離れた端部に形成された第1の把持部12と第2の把持部13とは、図2に示されるように、当該第1の把持部12と第2の把持部13とが挟み込む環状の蛍光ランプ30の管外径に対応した径の円弧部12S、13Sを有し、この円弧部12S、13Sを蛍光ランプ30のバルブ31の互いに離間する部位に対し弾性を有してそれぞれ挟み込む。
【0032】
以上の通りに構成された非常用照明装置10を、蛍光灯に適用した照明器具を説明する。この蛍光灯は、実際の設置状態とは逆に向けた図3と、実際の設置状態の断面図である図4に示される通り、大径の環状の蛍光ランプ51と、小径の環状の蛍光ランプ61とを備えたものである。本体40の中央部には電源の供給源などが含まれるアダプタ43が設けられ、本体40の適宜な位置からは、先端付近がカールした保持バネ44が延び、蛍光ランプ51と蛍光ランプ61とを保持している。
【0033】
アダプタ43から電源供給を受けるソケット45は、蛍光ランプ51と蛍光ランプ61の口金部に設けられた端子に接続されている。本体40の外周部付近には、セード取付金具46が設けられており、セード47の開口部において突出している取付部とセード取付金具46が係合してセード47が保持される。
【0034】
非常用照明装置10の第1の把持部12と第2の把持部13とにおける円弧部12S、13Sが図4においてU字を逆さにした状態で、蛍光ランプ61に取り付けられる。また、セード47側へ向けて光照射が行われるように光源部20の向きが設定されている。この状態で、通常の照明が行われ、蛍光ランプ51、61が点灯することによっては、光源部20が本体40や蛍光ランプ51、61等の熱源から熱的に離れた位置にあり、熱的な悪影響の可能性が極めて低く、有利である。
【0035】
地震が発生すると本体40が振動し、蛍光ランプ61も振動するから、弾性を有するアーム部11が光源部20を上下動させるように振動する。上記光源部20の振動により震動センサが揺れを検出してオンとなり、LED21が点灯する。光源部20は、蛍光ランプ61よりも下側であって、セード47における円の中央で最下端位置近くに配置された状態であり、光源部20から照射された光はセード47近くから外部へ照射されて照明対象位置に向かうことにより、緊急時に必要程度の明るさを得ることが可能である。
【0036】
上記非常用照明装置10は単体で販売することもできるが、図5に示されるように、蛍光ランプ30と非常用照明装置10とを組み合わせて、包装箱(包装体)70に収納したセットとして販売することが可能である。この場合には、第1の把持部12、第2の把持部13は、包装された蛍光ランプ30の管外径に対応した径の円弧部を有し、アーム部11は、包装された環状の蛍光ランプ30の環径に対応した長さを有する。従って、所要のサイズの蛍光ランプ30を含むセットを購入したユーザは、非常用照明装置10を蛍光ランプ30に設けることで、地震が発生した場合に確実に蛍光灯の照明位置に明かりを得ることが可能となる。
【0037】
なお、上記の例においては、円環状の蛍光ランプに取り付けることを示したが、従来の蛍光ランプより細径の蛍光ランプにも適用でき、また、バルブを方形に折り曲げて構成した環状の蛍光ランプに適用することも可能である。更に、環状の蛍光ランプに限られず、直管形の蛍光ランプ2本の間に非常用照明装置10を取り付けて、地震が発生した場合に確実に蛍光ランプの照明領域に明かりを確保することが可能である。
【0038】
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
【0039】
図6は、本発明の第2の実施の形態である非常用照明装置を示す斜視図、図7は、図6の断面図、図8は図6の非常用照明装置を蛍光ランプに装着したときの非常用照明装置付き蛍光ランプを示す斜視図である。
【0040】
図6および図7に示すように、非常用照明装置80の一端部側には固定手段11が設けられており、この固定手段11はガラスバルブ31に固定できるようにガラスバルブ31の形状に合わせて形成された略円弧状の嵌合空間を有する略円筒状の把持部からなる。非常用照明装置80の他端部側には、光源部20が設けられており、この光源部20は外面に光源としての3個のLED83・・・83が配設されるとともに、内部に非常用光源点灯装置86が収納されている。光源部20の外面には非常用光源点灯装置86の一部である手操作用のスイッチ84が突設されている。非常用照明装置80の固定手段11および光源部20は、第1の分割体81および第2の分割体82を結合して構成される構造を有している。光源部20のLED83・・・83および手操作用のスイッチ84は第1の分割体81の外面側に設けられている。また、第1の分割体81の略中央には固定ねじ85が通過するための連通孔および固定ねじ85の一部が係止する凹部が形成されている。また第2の分割体82の略中央には、固定ねじ85を係止するための係止部が形成されている。第1の分割体81と第2の分割体82とは、それぞれの他端部に形成された嵌合部によって位置決めされるとともにお互いに嵌合し、固定ねじ85によって固定される。第1の分割体81と第2の分割体82との間に形成された他端部側の光源部20の内側空間内には、バッテリー手段、振動センサ、LED83が点灯してから所定時間後に消灯させるタイマ回路からなる非常用光源点灯装置86が収容されている。
【0041】
ガラスバルブ31に非常用照明装置80を取付ける場合、固定ねじ85を締めることによって第1の分割体81の一端部と第2の分割体82の一端部とが接近して固定手段11の把持部の嵌合空間の径が小さくなるように力が加わるので、ガラスバルブ31を狭持するように固定することができる。また、この固定ねじ85を緩めると第1の分割体81の一端部と第2の分割体82の一端部とが接近する力が弱まるので、非常用照明装置80をバルブ軸方向に移動させることができ、また、非常用照明装置を回転させて傾きを調整することができる。固定ねじ85をさらに緩めると第1の分割体81と第2の分割体82とを分離することができ、バッテリー手段を交換できるように構成されている。第1の分割体81の一端部または第2の分割体82の一端部とガラスバルブ31との間に透光性で摩擦係数が第1の分割体81または第2の分割体82の材質よりも大きく、かつ弾性を有するシリコーンゴム等の樹脂を挟んでおけばさらに強固にかつバルブを破損することなく非常用照明装置80をバルブに固定することができる。
【0042】
本実施形態による非常用照明装置80によれば、非常用照明装置付き蛍光ランプ87を照明器具に装着するときに、照明器具のホルダーと干渉しない所望位置に非常用照明装置80を設置することができる。この場合、蛍光ランプからの熱的影響を極力避けるためには電極に最も遠い部分である口金32の反対側のバルブ31の部分に固定するのが好ましい。また、非常用照明装置付き蛍光ランプ87の中央部に照明器具の一部が配設される構成であっても、非常用照明装置80をガラスバルブに隣接させて設置することができるので照明器具の中央部に対する妨げにならない。さらに、ランプ使用中に第1の分割体81の一端部と第2の分割体82の一端部とが押圧する力が弱まったとしても、固定ねじ85を締めることで容易に固定し直すことができる。
【0043】
次に本発明の第3の実施形態について説明する。
【0044】
図9は、本発明の第3の実施の形態である非常用光源付き蛍光ランプを示す斜視図、図10は図9の断面図、図11は図9の非常用照明装置を蛍光ランプに装着したときの非常用照明装置付き蛍光ランプを示す斜視図である。本実施形態は第2の実施形態の固定手段の構成を変更したものであり、その他の構成は第2の実施形態と同一であるので、共通する部分の説明は省略する。
【0045】
図9、図10および図11に示すように、非常用照明装置90の一端部側には固定手段11、他端部側には光源部20がそれぞれ設けられている。この固定手段11は内面側がガラスバルブに固定できるようにガラスバルブの形状に合わせて形成された略円弧状の嵌合空間を有し、外面側が光源部20の外面から滑らかに延在するように形成された把持部からなる。光源部20は、外面に光源としての3個のLED93・・・93が配設されているとともに、内部に非常用光源点灯装置94が配設されている。光源部20の外面には非常用光源点灯装置94の一部である手操作用のスイッチ94aが突設されている。非常用照明装置90の固定手段11および光源部20は、第1の分割体91および第2の分割体92を結合して構成される構造を有している。光源部20のLED93・・・93および手操作用のスイッチ94aは第1の分割体91の外面側に設けられている。また、第1の分割体81の内側には、バッテリー手段、振動センサ、LED93が点灯してから所定時間後に消灯させるタイマ回路からなる非常用光源点灯装置94が取付けられている。非常用光源点灯装置94はバッテリー手段、震動センサおよび上記3個のLED93が直列に接続されている。第1の分割体91および第2の分割体92には、互いに対向する側に一対の突起部95、95がそれぞれ突設されており、この突起部95、95に形成された連通孔に金属製のピン96が連通することによって、第1の分割体91と第2の分割体92とが固定される。金属製のピン96には、一部が第1の分割体91と第2の分割体92とが対向する面側で、突起部95、95が形成されている部位よりも他端部側にそれぞれ当接し、押圧するように構成された固定ばね97が配設されている。この固定ばね97によって固定手段11を形成する第1の分割体91および第2の分割体92の一端部側のそれぞれがピン96を回動軸として互いに接近するようにガラスバルブ31を狭持するように力が加わるため、ガラスバルブ31に固定することが可能になる。また、第1の分割体91および第2の分割体92の他端部側を接近する方向に押圧すれば、一端部側の固定手段11の狭持力が開放されて固定が解除される。このため、非常用照明装置90の設置場所の変更や電池交換時などに非常用照明装置90をランプから取り外す作業を容易に行うことができる。なお、非常用光源点灯装置94はユニット化されており、非常用照明装置90を分解することなく電池を交換することが可能である。
【0046】
本実施形態による非常用照明装置90によれば、使用者は自由に非常用照明装置90の位置を変更することができるので、ランプ点灯中に温度が上昇する口金から離れた位置に設置することができ、LED93を点灯させる電池がランプ点灯に伴い電極で発生する熱によって液漏れ、発火、バッテリー容量の低下などの不具合を防ぐことができる。また、非常用照明装置付蛍光ランプ98を照明器具に設置するときに、照明器具のホルダーと非常用照明装置90とを干渉させずに設置することができる。さらに、非常用照明装置90の固定手段を固定ばねとしたので、使用者は第1の分割体91および第2の分割体92の一端部を接近させるように押圧すれば容易に固定を解除することができ、非常用照明装置の取付けや移動または電池交換時の取り外しが容易である。
【0047】
次に本発明の第4の実施形態について説明する。
【0048】
図12は、本発明の第3の実施の形態である非常用光源付き蛍光ランプを示す正面図、図13は図12の断面図である。
【0049】
図12および図13に示すように、非常用照明装置100の一端部側には固定手段11が設けられており、この固定手段11はガラスバルブに固定できるようにガラスバルブの形状に合わせて形成された略円弧状の嵌合空間を有する略円筒状の把持部からなる。非常用照明装置100の他端部側には、光源部20が設けられており、この光源部20は外面に光源としての3個のLED105・・・105が配設されているとともに、内部に非常用光源点灯装置107が収納されている。光源部20の外側面には非常用光源点灯装置107の一部である手操作用のスイッチ106が突設されている。非常用照明装置100の固定手段11および光源部20は、第1の分割体101および第2の分割体102を結合して構成される構造を有している。光源部20のLED105・・・105は第1の分割体101の外面側に設けられ、手操作用のスイッチ106は第1の分割体101の外側面側に設けられている。また、第1の分割体101の略中央には固定ねじ103が通過するための連通孔および固定ねじ103の一部が係止する凹部が形成されている。また第2の分割体102の略中央には、固定ねじ103を係止するための係止部が形成されている。第1の分割体101と第2の分割体102とは、それぞれの他端部に形成された嵌合部によって位置決めされるとともにお互いに嵌合し、固定ねじ103によって固定される。第1の分割体101と第2の分割体102との間に形成された他端部側の光源部20の内側空間内には、バッテリー手段、振動センサ、LED105が点灯してから所定時間後に消灯させるタイマ回路からなる非常用光源点灯装置107が取付けられている。固定手段11の把持部は、ポリカーボネート樹脂等の透光性樹脂からなり、所定の弾性を有している。固定手段11は非常用照明装置100を蛍光ランプに装着したときに、第1の分割体101の一端部と第2の分割体102の一端部との離間寸法が大きくなり、ガラスバルブを狭持するように動作する。固定手段11の把持部は透光性の材質で形成されているので、把持部の内側のガラスバルブ31からの放射光は把持部によって遮光されることなく、外方へ放射される。ここで、ガラスバルブ31と把持部との間にゴムまたは樹脂を配設しておけば、摩擦係数が上がるので非常用照明装置100を確実に固定することができる。また、ガラスバルブ31と把持部とを接着材で固定してもよい。
【0050】
本実施形態による非常用照明装置によれば、非常用照明装置をランプ点灯中に温度が上昇する口金から離れた位置に設置することができ、LEDを点灯させる電池がランプ点灯に伴い電極で発生する熱によって、液漏れ、発火、電池容量の低下などの不具合を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1の実施の形態である非常用照明装置を示す斜視図。
【図2】図1の非常用照明装置を蛍光ランプに適用した状態を示す斜視図。
【図3】図1の非常用照明装置を蛍光ランプに適用した状態を示す斜視図。
【図4】図1の非常用照明装置を蛍光ランプに適用した状態を示す断面図。
【図5】図1の非常用照明装置と蛍光ランプを販売用に組み合わせたセットを示す斜視図。
【図6】本発明の第2の実施の形態である非常用照明装置を示す斜視図。
【図7】図6の非常用照明装置を示す断面図。
【図8】図6を蛍光ランプに装着したときの非常用照明装置付き蛍光ランプを示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態である非常用照明装置を示す斜視図。
【図10】図9の非常用照明装置を示す側面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態である非常用光源付き蛍光ランプを示す斜視図。
【図12】本発明の第4の実施の形態である非常用照明装置付き蛍光ランプを示す正面図。
【図13】図12の非常用照明装置付き蛍光ランプを示す断面図。
【符号の説明】
【0052】
10、80、90、100 非常用照明装置
11 固定手段
12 第1の把持部
12S 円弧部
13 第2の把持部
13S 円弧部
20 光源部
21 光源としてのLED
30、51、61 蛍光ランプ
40 本体




 

 


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