米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 照明 -> 東芝ライテック株式会社

発明の名称 調光操作装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−123199(P2007−123199A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−317414(P2005−317414)
出願日 平成17年10月31日(2005.10.31)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 丸山 宏二
要約 課題
操作性及び監視用表示装置の監視画像表示器の視認性を向上できる調光操作装置を提供する。

解決手段
調光操作装置11は、調光操作卓12と補助コンソール21とを具備する。調光操作卓12は、照明負荷の明るさを調光制御するもので、監視画像表示器2を有した監視用表示装置1の前方に設置する。補助コンソール21は操作支援画面を表示するとともに監視画像表示器2より小さい補助画像表示器22を有する。この補助コンソール21を、調光操作卓12の左右方向中央部でかつ調光操作卓12を操作するオペレータAの手で操作されるように調光操作卓12の背面より前側に寄せて、しかも補助コンソール21を、調光操作卓12の上方に高さ位置を調節可能に配置する。補助コンソール21の高さ調節により、これと調光操作卓12との間を通して監視画像表示器2を視認できるようにしている。
特許請求の範囲
【請求項1】
監視画像表示器を有した監視用表示装置の前方に設置されて照明負荷の明るさを調光制御する調光操作卓と;
操作支援画面を表示するとともに前記監視画像表示器より小さい補助画像表示器を有し、前記調光操作卓の左右方向中央部でかつ前記調光操作卓を操作するオペレータの手で操作されるように前記調光操作卓の背面より前側に寄せて配置されるとともに、前記調光操作卓の上方にこの調光操作卓との間を通して前記監視画像表示器を視認できるように高さ位置を調節可能に設けられた補助コンソールと;
を具備したことを特徴とする調光操作装置。
【請求項2】
前記補助コンソールが、前記調光操作卓に設けられているコンピュータに記憶された明かりのシーンの再生順番を前記補助画像表示器に表示させる機能と、前記補助コンソールのタッチ操作により前記シーン再生順番の入替えと追加をする機能と、前記コンピュータの不具合発生に伴ってその旨を前記補助画像表示器に割り込み表示させる機能とを有しているとともに、この割り込み表示に基づいて前記コンピュータをバックアップ装置に切り替えさせる操作手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の調光操作装置。
【請求項3】
前記補助コンソールが、このコンソールの下方を視野としてオペレータの手元を撮影するカメラと、このカメラの撮影画面を表示する他の補助画像表示器とを有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の調光操作装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビスタジオ、映画スタジオ、舞台、ホールなどの明るさを制御するために用いられる調光操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スポットライト等の多数の照明器具をコンピュータにより調光操作する場合に使用される調光操作卓を、左右方向に増設できるようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
又、調光操作卓の操作卓パネル面にCRTやLED等の表示装置を設けた調光操作装置も知られている。この投光操作装置が有した表示装置には、調光制御の監視画面などが操作パネル面に設けた釦の操作により表示される(例えば、特許文献2参照。)。
【特許文献1】特開2001−52511号公報(段落0006−0010、図1−図3)
【特許文献2】特開2004−200124号公報(段落0012,0027,0028、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばテレビスタジオの照明制御をする調光操作卓は、通常コンピュータを備えていて、監視画像表示器を有した監視用表示装置の前方に設置して使用される。調光操作卓は、その操作パネル面のフェーダ等を操作してリハーサルで決めた明かりをシーン別にコンピュータに記憶させて置き、そのシーンをオンエアの時に再生するとともに、この再生時に必要に応じてオペレータのフェーダ操作等によりスタジオでの照明負荷(照明器具)の明るさを修正する等の制御を担っている。オペレータはテレビ番組毎に異なり、前記修正操作は、固定して設置された監視表示装置の監視画像表示器を視認して行われる。
【0005】
特許文献1の技術では、テレビ番組作成中の画面が表示される監視画像表示器の画像のみから情報を取得して調光操作ができるに過ぎず、シーンの再生順番やコンピュータに不具合が発生した場合の緊急表示等の操作支援画面を得て、操作ができるものではない。しかも、調光操作卓を増設するほど左右方向に長くなるので、仮に、調光操作卓の長手方向一端部で緊急表示等の操作支援画面を表示する構成とした場合、この表示部と通常調光操作卓の長手方向の中央部に居るオペレータとの距離がますます隔たって、緊急表示等を視認し難くなる。このため、緊急表示が出た時には、少なくとも表示部がある位置までオペレータが移動する必要があるので、緊急表示に対応する操作を即座にすることができないので、操作性上好ましくない。
【0006】
特許文献2の技術では、LCDなどの表示装置が調光操作卓に対してどのように設けられているのかについては記載がない。仮に、調光操作卓の操作パネル面に画面が位置するように表示装置が設けられているとすれば、その画面に視線を落して明るさ修正をするために、テレビ番組作成中の画面が表示される監視用表示装置の監視画像表示器から視線を外さなければならない。又、調光操作卓の操作パネル面上に突出した状態に表示装置が設けられているとすれば、通常かなりの大きさを占める表示装置が邪魔になって監視用表示装置の監視画像表示器を視認し難くなることに伴い調光操作卓の操作性が低下する。
【0007】
本発明の目的は、操作性及び監視用表示装置の監視画像表示器の視認性を向上できる調光操作装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、監視画像表示器を有した監視用表示装置の前方に設置されて照明負荷の明るさを調光制御する調光操作卓と;操作支援画面を表示するとともに前記監視画像表示器より小さい補助画像表示器を有し、前記調光操作卓の左右方向中央部でかつ前記調光操作卓を操作するオペレータの手で操作されるように前記調光操作卓の背面より前側に寄せて配置されるとともに、前記調光操作卓の上方にこの調光操作卓との間を通して前記監視画像表示器を視認できるように高さ位置を調節可能に設けられた補助コンソールと;を具備している。
【0009】
この発明で、監視画像表示器及び補助画像表示器には、CRTやLED等の画像表示装置を用いることができる。この発明で、補助画像表示器は補助コンソールに1台以上設けられる。この発明で、補助コンソールの高さ位置は手動操作で調節されても、或いは電動機の動力を用いてこの電動機の制御により自動で調節されてもよい。
【0010】
この発明で、補助コンソールの高さ位置を調節する手段としては可動する支柱を用いることが好ましい。可動する支柱は実施形態で説明するものに限らない。例えば、調光制御卓の左右(幅)方向両端部に電動機の制御により上下方向に同期して移動可能に設けられた2本の昇降支柱であってもよい。この場合、これら2本の昇降支柱に渡って支持棒を取付けて、この支持棒に補助コンソールを支持させればよく、そのため、オペレータによる監視画像表示器の視認が昇降支柱で妨げられないようにできる点で好ましい。
【0011】
この発明は、補助コンソールを調光操作卓の左右(幅)方向に移動可能に設けること、及び補助コンソールを左右又は上下方向の少なくともいずれかに首振り可能に設けることを妨げるものではなく、このようにする場合には様々な体形のオペレータに対する補助コンソールの配置の適合性を向上できる点で好ましい。又、この発明で、補助コンソールを前後方向に移動しないように設ける場合には、監視用表示装置に向かう押圧力を受けて補助コンソールが操作されることがあっても、補助コンソールが監視用表示装置側に逃げ動くことがないので、補助コンソールに対する押圧操作を確実に実行させることができる点で好ましい。
【0012】
この発明で、補助画像表示器に表示される「操作支援画面」とは、調光操作卓の操作性の向上に寄与する情報を表した画面を指し、例えばシーン再生順番の確認画面、調光操作卓に設けられているコンピュータに不具合が発生した場合に、その旨を報知するために警報画面、補助コンソールにカメラを搭載した場合に、このカメラでオペレータの手元を撮影した情報を表した監視画面、スタジオ等の照明場所に設置されたスタジオ監視カメラの撮影情報を表した監視画面などを挙げることができる。
【0013】
オペレータとその正面の監視画像表示器との間に配置される請求項1の発明の調光操作装置が備える補助コンソールは、オペレータの体形に応じて調光操作卓との間を通して監視画像表示器を容易に視認できるように高さ位置を調節して配置できる。これにより、殆どの場合、調光操作卓の左右方向中央部に相当する操作ポジションで調光操作装置を操作するオペレータにとっての監視画像表示器の視認性を向上できる。更に、前記操作ポジションにおいてオペレータは、その正面方向への視線を殆ど上下左右に動かすことなく、前後にずれて位置されている監視画像表示器と補助コンソールの補助画像表示器とを視認できる。したがって、オペレータは補助画像表示器に映し出されている操作支援画面と監視画像表示器に映し出されている情報を表した画面とを同時に見ながら、調光操作卓を容易に操作できるとともに、手が届く範囲に配置されている補助コンソールも容易に操作することができる。
【0014】
請求項2の発明は、前記補助コンソールが、前記調光操作卓に設けられているコンピュータに記憶された明かりのシーンの再生順番を前記補助画像表示器に表示させる機能と、前記補助コンソールのタッチ操作により前記シーン再生順番の入替えと追加をする機能と、前記コンピュータの不具合発生に伴ってその旨を前記補助画像表示器に割り込み表示させる機能とを有しているとともに、この割り込み表示に基づいて前記コンピュータをバックアップ装置に切り替えさせる操作手段を有していることを特徴としている。
【0015】
この発明で、バックアップ装置は、コンピュータ又はメモリ媒体等で形成されるが、調光操作卓が備えていてもよいし、或いは、調光操作卓とは別の場所に設置されたものであってもよい。又、この発明で、操作手段は、補助コンソールの前面部に設けられた押釦スイッチのような切換えスイッチで形成できる他、割り込み表示画面をタッチスイッチとして構成し、これをタッチすることにより常用のコンピュータからバックアップ装置に切替えるようにしてもよい。
【0016】
請求項2の発明で、補助コンソールの補助画像表示器には、通常、シーン再生順番の確認画面が表示されているので、オペレータは、補助画像表示器の画面上のシーンの順番を視認することで次のシーンを確認しながら、監視画像表示器の表示画面に基づいて調光操作卓を操作できる。この場合、オペレータは、監視画像表示器を視認しつつ、必要に応じて補助画像表示器をタッチ操作してシーン再生順番の入替えと新たなシーンの追加を適宜することができる。又、コンピュータに不具合が発生した場合には、そのときに補助画像表示器に表示されている画面に変えて、コンピュータに不具合が発生した旨を報知させる警報画面が表示される。したがって、この割り込み表示の視認によってオペレータは、遅滞なく手近に位置している補助コンソールの操作手段を速やかに操作できる。それにより、不具合の生じたコンピュータからバックアップ装置に切換えて、照明環境が暗転するという不具合を回避させて調光操作を継続できる。
【0017】
請求項3の発明は、前記補助コンソールが、このコンソールの下方を視野としてオペレータの手元を撮影するカメラと、このカメラの撮影画面を表示する他の補助画像表示器とを有していることを特徴としている。
【0018】
請求項3の発明では、調光操作卓を操作しているオペレータの手元を上方から撮影した情報を補助コンソールが有した他の補助画像表示器に表示できるので、その画面をオペレータが視認することで調光操作卓の操作状況を調光操作卓に視線を落すことなく確認しつつ、調光操作ができる。
【発明の効果】
【0019】
請求項1の発明によれば、操作性及び監視用表示装置の監視画像表示器の視認性が向上された調光操作装置を提供できる。
【0020】
請求項2の発明によれば、補助コンソールの補助画像表示器の画面上に表示されたシーンの順番を画面上で確認しながら、監視画像表示器の表示画面に基づいて調光操作卓を操作できるとともに、必要に応じてシーン再生順番の入替えと新たなシーンの追加を補助画像表示器のタッチ操作により行えるので、操作性が向上された調光操作装置を提供できる。更に、請求項2の発明によれば、コンピュータに不具合が発生した場合に、その旨を報知させる警報画面を補助画像表示器の画面上に割り込み表示させるとともに、前記不具合への対策を補助コンソールの操作手段を操作して速やかに講じることができるので、操作性が向上された調光操作装置を提供できる。
【0021】
請求項3の発明によれば、調光操作卓に視線を落すことなく、補助コンソールが有した他の補助画像表示器で調光操作卓の操作状況を確認しつつ調光操作ができるので、操作性が向上された調光操作装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
図1〜図6を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0023】
図1中符号1は監視用表示装置を示し、符号11は調光操作装置を示している。これらはテレビ局のスタジオとは別に設けられている副調整室に設置されている。スタジオには、その天井部に多数の照明器具(照明負荷)が設置されているとともに、スタジオの床面に沿って任意に移動させることができる複数台のテレビカメラが設けられているだけではなく、スタジオ監視カメラと、操作盤撮影カメラとが設けられている。スタジオ監視カメラはスタジオ全域を撮影する。操作盤撮影カメラは、スタジオ内天井部の照明器具を昇降させる指示をする昇降操作盤付近、又はスタジオ内で調光操作の補助を行う調光操作補助装置付近を撮影する。
【0024】
監視用表示装置1は、テレビ番組作成中の画像を表示する監視画像表示器2と、前記各テレビカメラが撮影した画像をこれらテレビカメラ毎に表示する複数のカメラ画像表示器3等を有している。監視画像表示器2は調光操作装置11をその幅(左右)方向中央位置で主として操作するオペレータの正面位置に配置され、この監視画像表示器2より上側に各カメラ画像表示器3が左右方向に並べて配置されている。監視画像表示器2及び各カメラ画像表示器3はCRTやLED等の画像表示装置で形成されている。
【0025】
調光操作装置11は、調光操作卓12と、補助コンソール21とを備えている。調光操作装置11は監視用表示装置1の前方に70cm〜1mの間隔を開けて設置されている。この調光操作装置11の左右方向の長さ(幅寸法)は通常2m〜3mである。調光操作装置11のオペレータA(図3に示す。)は、主として調光操作装置11の左右方向の中央部に位置して調光操作装置11を操作する。
【0026】
調光操作卓12の操作パネル面12aには、周知の操作子、例えばフェーダ、ウィール、各種スイッチ等が設けられている。調光操作卓12の背面側部位は隆起しており、この隆起部の前面にはレベルインディケーター12bが設けられている。このレベルインディケーター12bには、各照明器具の状況、つまり、点灯の有無が表示されるとともに、点灯された各照明器具についての明るさのレベルが例えば棒グラフ状のイメージとして視認できるように表示される。
【0027】
調光操作卓12には図示しないが2台のコンピュータが内蔵されている。これらのコンピュータは、夫々単独で調光操作装置11全般の調光動作を制御できるものであり、一方のコンピュータは常用のものであり、他方のコンピュータは常用コンピュータに不具合が発生した場合にそれに取って代わって使用されるバックアップ装置である。なお、バックアップ装置としては、コンピュータ以外のメモリ媒体を用いることが可能であるとともに、バックアップ装置は信号線を介して調光操作卓12に接続されて調光操作卓12の外部に設置してもよい。
【0028】
調光操作卓12には補助コンソール支持装置15を介して補助コンソール21が支持されている。好ましい例として補助コンソール支持装置15は、補助コンソール21の位置を、オペレータAの身長などの体形に適合させて上下方向、左右方向、及び前後方向にも調節できる構成のものが使用されている。
【0029】
図4に例示したように補助コンソール支持装置15は、ガイド16と支柱17とを具備している。
【0030】
具体的には、ガイド16は、左右方向に延びていて、その両端部がブラケット18を介して調光操作卓12の上部背面に連結されている。このガイド16は、角棒状であり、調光操作卓12の左右(幅)方向略全長にわたる長さを有している。
【0031】
支柱17は、支柱基部17aとこれに下端が連結された柱部17bとで形成されていて、柱部17bの先端部に補助コンソール21が支持されている。支柱基部17aは、角孔を有した筒状をなしていて、ガイド16の外周に摺動自在に嵌合されている。したがって、支柱17は、ガイド16の軸周りに沿って回転することがなく、このガイド16の長手方向に沿って移動できる。
【0032】
この移動は、オペレータAが支柱17を側方から手で押すことによりなされる。それにより、補助コンソール21を調光操作卓12の長手方向、つまり幅方向の任意位置に移動させることができる。任意の移動位置で支柱17から手を離して支柱17を押し動かす力を解除すると、補助コンソール21と支柱17との自重に基づく支柱基部17aとガイド16との嵌合部での摩擦力で、補助コンソール21と支柱17とが静止状態に保持されるものである。
【0033】
こうした補助コンソール21の左右方向への移動調節で、補助コンソール21は調光操作卓12に対し任意位置に配置されるが、後述のように補助コンソール21はそれを視認及び操作をオペレータAにより受けるので、こうしたことができる位置、一般的には調光操作卓12の左右方向に中央部に対応する位置に配置されるものである。なお、ガイド16は調光操作卓12の左右方向に中央部に限って補助コンソール21の移動を制限する長さと位置に設けてもよい。
【0034】
柱部17bは、オペレータAの手で加えられる力によって変形可能に作られているが、補助コンソール21の自重では変形しない強度を有している。柱部17bは図3に示すように、その前方に指向して、言い換えればオペレータAに向けて曲がっていて、その前向きの先端部は調光操作卓12の操作パネル面12aの上方に配置されている。したがって、この先端部に連結された補助コンソール21は、調光操作卓12の背面より前方に寄せて、かつ、操作パネル上にこれから上方に離れて配置されている。
【0035】
そのため、補助コンソール21を上側又は下側に移動するように柱部17bを変形させる操作をすることにより、操作パネル面12aに対する補助コンソール21の配置を上下方向に調節できる。この調節で、図3に示すように補助コンソール21とその下方の調光操作卓12との間を通して前記監視画像表示器2を視認できるとともに、その時のオペレータAの視線Bと、この視線Bを中心とする視野範囲内でかつ視線Bに極力近づいた位置に補助コンソール21が位置されるように補助コンソール21を配置できる。これとともに、補助コンソール21を前側又は後側に移動するように柱部17bを変形させる操作をすることにより、オペレータAに対する補助コンソール21の配置を前後方向に調節できる。この調節で、補助コンソール21をそれにオペレータAの手が容易に届く範囲に配置できる。
【0036】
図2に示すように補助コンソール21は、補助画像表示器である第1の補助画像表示器22と、他の画像表示器である第2の補助画像表示器23と、操作手段として例えば押釦24とを有している。これらは補助コンソール21の操作面21a(図3参照)に左右方向に並べて設けられている。第1の補助画像表示器22と第2の補助画像表示器23は、CRTやLED等の画像表示装置で形成されているが、いずれも監視画像表示器2及びカメラ画像表示器3より小さく、補助コンソール21の視認性を維持しつつ補助コンソール21を極力小形にするために画面サイズが8インチないし11インチのものを好適に使用できる。
【0037】
図3に示すように補助コンソール21はひさし状部21bを有し、これは操作面21aの上側から前方に突出している。図2に示すようにひさし状部21bには、その長手方向両端側に寄せてLED等を光源とする投光器25が取付けられているとともに、これらの間に位置してカメラ26が取付けられている。投光器25は補助コンソール21の下方のオペレータAの手元を照明視野とし、同様にカメラ26は補助コンソール21の下方のオペレータAの手元を撮影視野としている。
【0038】
補助コンソール21は、リハーサルに基づいて調光操作卓12のコンピュータに既に記憶されている明かりのシーンの再生順番を第1の補助画像表示器22に表示させる第1の機能を有している。この機能により表示された再生順番確認画面を図6(B)に示し、同画面中「CM1」「CM8」「S11」「S121」は、全てスタジオ内での明るさのシーンを再生順に示している。この第1の表示機能による画面は、通常第1の補助画像表示器22に表示されるとともに、シーンの進行に伴いスクロール表示される。したがって、オペレータAは、第1の補助画像表示器22の画面上のシーンの順番を予め視認することで次のシーンを確認しながら、第1の監視画像表示器22の表示に基づいて調光操作卓12を操作できる。これにより、調光操作装置11の運用効率を向上できるとともに、誤操作を抑制するに貢献できる。
【0039】
補助コンソール21は、図6(B)で代表されるシーン再生順表示画面を変更させる第2の機能を有している。ここに、シーン再生順表示の変更とは、シーン再生順番の入替えと新たなシーンを追加することを含んでいる。この機能を指示する変更操作は、テレビ番組作成中に例えば第1の補助画像表示器22の画面をタッチ操作することで行うようになっている。なお、この機能により変更された内容はコンピュータに取り込まれる。以上のようにオペレータAは、第1の補助画像表示器22のシーン再生順表示を視認しつつ、必要に応じて第1の補助画像表示器22の画面をタッチ操作してシーン再生順番の入替えと新たなシーンの追加をできるので、テレビ番組作成中の瞬時修正作業を実現できる。それにより、調光操作装置11の運用効率を向上できる。
【0040】
補助コンソール21は、第1の補助画像表示器22に種々の警報画面を表示させる第3の機能を有している。ここに、警報とは、常用のコンピュータに不具合が発生した時に、その旨の報知をすること、例えばブレーカが落ちて電力の供給が断たれた場合、漏電を発生した、調光装置の温度が異常に上昇したなど調光装置の不具合が発生した時に、その旨の報知をすること等を指している。この警報画面は、第1の補助画像表示器22に通常表示されているシーン再生順番の表示画面に代えて第1の補助画像表示器22に表示される。つまり、第3の機能が発揮された時には当該警報表示が第1の補助画像表示器22に割り込み表示される。第1の補助画像表示器22に表示された警報表示画面の一例を図6(A)に示す。なお、警報画面には、その警報の原因に対する必要な対処法を説明した対処表示22aが表示される。
【0041】
この警報表示に対応するために押釦24が設けられている。その内の一つの押釦24a(図3参照)は、コンピュータの不具合対処用であり、この押釦24aが押されることにより、常用コンピュータがバックアップ用コンピュータに切換えられる。この場合、既述のように通常は調光操作卓12の左右方向中央部に位置してこの調光操作卓12を操作するオペレータAの略正面で、かつ手が届く範囲に補助コンソール21が配置されている。このため、コンピュータの不具合発生等の緊急時に、オペレータAは例えば押釦24aを押す等の対応操作を素早く実行することが可能である。このため、不具合回避の即応性が高まり、運用の安全性を向上できる。
【0042】
補助コンソール21は、カメラ26が撮影した画像を第2の補助画像表示器23に表示させる第4の機能を有している。この機能によって、調光操作卓12を操作しているオペレータAの手元の画像を、第2の補助画像表示器23に表示させることができ、その表示画面の一例を図5(B)に示す。カメラ26の画像は常時第2の補助画像表示器23に表示されるようになっている。
【0043】
したがって、調光操作卓12の操作パネル面12aに視線を落すことなく、手元での操作状況をオペレータAの正面部に位置する第2の補助画像表示器23で確認できる。言い換えれば、監視画像表示器2から目を離さずに調光操作を確認できる。このようにオペレータAにとって略正面に位置した補助コンソール21の画像と監視画像表示器2の画像とを略同一視線で見ながら調光操作ができるので、調光の操作ミスを減らすことができると共に、調光の操作性を向上できる。
【0044】
なお、この場合、投光器25でオペレータAの手元が照明されているので、見やすい画面を第2の補助画像表示器23に表示できるが、本発明では投光器25は省略することも可能である。なお、投光器25での照明は、投光器25用の押釦の操作によって任意に消灯させることができる。
【0045】
補助コンソール21は、前記スタジオ監視カメラが撮影した画像を第2の補助画像表示器23に表示させる第5の機能を有している。この機能は、それ用の押釦24の操作により発揮及び消失される。機能が発揮されたときには、第2の補助画像表示器23に表示されているカメラ映像から切換わってスタジオ内の映像が割り込み表示され、機能が消失したときにはカメラ26が撮影した画像が第2の補助画像表示器23に表示される。第2の補助画像表示器23に表示されたスタジオ内の監視画像の一例を図5(A)に示す。
【0046】
このようにスタジオ内を遠隔的に監視できるので、リハーサルで作成した明るさのシーンを再現した場合の状況を確認できる。この場合、スタジオ内のテレビカメラに頼ることなく自己完結的に実現できるので、テレビカメラを損傷に至らしめる恐れがないとともに、カメラマンの手を煩わせることがない点で好ましい。
【0047】
図2及び図3等に示すように補助コンソール21は送受話ができるインカム用のマイクロフォン27を有していると共に、補助コンソール21は音声認識機能を有している。マイクロフォン27を通して、テレビ番組作成中に、第2の補助画像表示器23に表示されたスタジオ内の監視画像に基づき、オペレータAは、例えばスタジオ内の照明関係者との通話による連絡を行うことができる。このため、テレビ番組作成中などにおける明るさの制御に関する運用が円滑になされ、効率を向上できる。更に、例えばリハーサル時に設定したシーンをコンピュータに記憶させる場合には、マイクロフォン27を通して指示されたオペレータAの音声を認識して、その音声による指示内容にしたがって設定されたシーンをコンピュータに記憶させることができる。これにより、シーンをコンピュータに記憶させる仕込み作業が簡略化されて、仕込み時間を短縮できる。つまり、仕込み作業を向上できる。
【0048】
以上説明したように調光操作卓12の上方に位置した補助コンソール21は、支柱17の柱部17bを手で変形させて上下に高さ位置を調節できる。このため、番組対応でオペレータAが変更された時に、そのオペレータAの背の高さ等の体形に応じて補助コンソール21の高さ位置を調節することにより、調節された補助コンソール21とその下方の調光操作卓12との間を通してオペレータAに対して略正面の監視画像表示器2を容易に視認できるように補助コンソール21を適正位置に配置できる。
【0049】
この場合、補助コンソール21が小形であるとともに、補助コンソール支持装置15の支柱17の幅が狭いので、これらが、監視画像表示器2をオペレータAが視認する上で大きな妨げとなることがなく、監視画像表示器2を視認するのに、オペレータAが身体を大きく動かしたりする必要がない。したがって、殆どの場合、調光操作卓12の左右方向中央部に相当する操作ポジションで調光操作装置11を操作する様々なオペレータAにとっての監視画像表示器2の視認性を向上できる。
【0050】
更に、前記操作ポジションにおいてオペレータAは、その正面方向への視線を殆ど上下左右に動かすことなく、前後にずれて位置されている監視画像表示器2と補助コンソール21の第1の補助画像表示器22及び第2の補助画像表示器23とを視認できる。したがって、オペレータAは補助画像表示器に通常映し出されている操作支援画面、つまり、第1の補助画像表示器22に表示されているシーン再生順確認画面、及び第2の補助画像表示器23に表示されている手元確認画面と、監視画像表示器2に映し出されている番組作成中の画面とを同時に見ながら、調光操作卓12を容易に操作できるとともに、手が届く範囲に配置されている補助コンソール21も既述のように容易に操作できる。
【0051】
又、既述のようにオペレータAは、その正面方向への視線を殆ど上下左右に動かすことなく、監視画像表示器2とともに補助コンソール21の第1の補助画像表示器22及び第2の補助画像表示器23を視認できるので、第1の補助画像表示器22に割り込み表示される各種の警報画面の監視が容易となる。したがって、それに対する即時対応も可能となるので、調光操作装置11の運用効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の一実施形態に係る調光操作装置を監視画像表示装置と共に示す斜視図。
【図2】図1の調光操作装置を示す正面図。
【図3】図1の調光操作装置を示す側面図。
【図4】図1の調光操作装置の上部を示す背面図。
【図5】(A)(B)は図1の調光操作装置が備える補助コンソールの第2の補助画像表示器に表示される夫々異なる表示画面を示す図。
【図6】(A)(B)は図1の調光操作装置が備える補助コンソールの第1の補助画像表示器に表示される夫々異なる表示画面を示す図。
【符号の説明】
【0053】
1…監視用表示装置、2…監視画像表示装置、3…カメラ画像表示装置、11…調光操作装置、12…調光操作卓、12a…操作パネル面、A…オペレータ、15…補助コンソール指示装置、17…支柱、21…補助コンソール、22…第1の補助画像表示器(補助画像表示器)、23…第2の補助画像表示器(他の補助画像表示器)、24…押釦(操作手段)、25…投光器、26…カメラ。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013