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発明の名称 照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−122976(P2007−122976A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−311847(P2005−311847)
出願日 平成17年10月26日(2005.10.26)
代理人 【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄
発明者 橋本 由貴 / 田口 洋子
要約 課題
Tバーを用いてシステム天井に取り付ける照明器具について、制光体を容易に保持する。

解決手段
2個のTバー12上に、器具本体部21と制光体22とを載置する。器具本体部21は、取付金具40により、Tバー12に係止して抜け止めする。器具本体部21と制光体22とを、ワイヤ部材23で連結する。ワイヤ部材23は、一端部に設けた係止部75を制光体22の枠体51に設けた係止受部58に係止し、他端部を器具本体部21のシャーシ24の一側のフレーム24aに掛け回して連結する。制光体22がTバー12から外れた場合には、ワイヤ部材23を介して制光体22を器具本体部21で支持できる。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のバー状の施工部材に載置されるとともに係止して支持される器具本体部と;
複数のバー状の施工部材に載置して支持される側枠部およびこれら側枠部を連結する端枠部を有する枠体と、この枠体に取り付けられた制光部材と、端枠部に設けられた係止受部とを備えた制光体と;
制光体の係止受部に係止する係止部を備え、器具本体部の一部に掛け回して支持されて、器具本体部と制光体とを連結するワイヤ部材と;
を具備していることを特徴とする照明器具。
【請求項2】
複数のバー状の施工部材に載置されるとともに係止して支持されるフレームおよびこれらフレームを連結する連結金具と、連結金具に設けられた係止支持部とを備えた器具本体部と;
複数のバー状の施工部材に載置して支持される側枠部およびこれら側枠部を連結する端枠部を有する枠体と、この枠体に取り付けられた制光部材と、端枠部に設けられた係止受部とを備えた制光体と;
制光体の係止受部に係止する係止部と、器具本体部の係止支持部に支持される第2係止部とを備え、器具本体部と制光体とを連結するワイヤ部材と;
を具備していることを特徴とする照明器具。
【請求項3】
制光体の枠部は、一対の側枠部と一対の端枠部とを備えた四角枠状をなし、係止受部は、各端枠部の互いに回転対称位置に設けられた
ことを特徴とする請求項1または2記載の照明器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バー状の施工部材を用いて取り付けられる照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばオフィスビルなどにおいて、天井部の構造物から吊り下げ支持された断面逆T字状の天井施行部材であるTバーを用い、天井板とともに照明器具を配置するシステム天井が採用されている。
【0003】
このような照明器具において、蛍光ランプを点灯する器具本体と、この器具本体の下側に配置される制光体とを備えた構成が知られている。そして、器具本体は、並行に配置された2本のTバー間に配置され、長手方向に沿った両側部を各Tバーの上側の係止部に載置するとともに係止し、抜け止め固定されている。一方、制光体は、長手方向に沿った両側部を各Tバーの下側の載置部上に載置して支持されており、地震などによりTバー間の寸法が広がった際にも、制光体が落下しないように支持することが望ましい。
【0004】
この点、例えば、ルーバに、ランプソケット、給電部品、及び反射板を一体的に設け、このルーバをTバーに載置して施行する構成について、吊りアームを用いてルーバを仮吊り状態とする構成が知られている。この構成では、吊りアームの一端には、取付金具が取り付けられ、この取付金具がTバーの上部に被せられるとともに、吊りアームの他端は、フック状に形成され、ルーバの側枠の折曲片を引っ掛けるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2003−297131号公報(第2−3頁、図2−3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の構成では、吊りアームは取付金具を用いてTバーに取り付けられている。しかしながら、Tバーには種々の形状、寸法があり、これら各種のTバーに応じて、取付金具を用意する必要があり、製造コストが上昇する問題を有している。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、簡略な構成で制光体を支持できる照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の照明器具は、複数のバー状の施工部材に載置されるとともに係止して支持される器具本体部と;複数のバー状の施工部材に載置して支持される側枠部およびこれら側枠部を連結する端枠部を有する枠体と、この枠体に取り付けられた制光部材と、端枠部に設けられた係止受部とを備えた制光体と;制光体の係止受部に係止する係止部を備え、器具本体部の一部に掛け回して支持されて、器具本体部と制光体とを連結するワイヤ部材と;を具備しているものである。
【0008】
バー状の施工部材は、例えば、天井部に吊り下げて支持され、天井板を支持する天井支持バーであるTバーである。このTバーは、上部に載置受縁部を備え、下部に平板状の載置受板部を備えるとともに、高さ方向の中間位置に係止受縁部を備える。
【0009】
器具本体部は、例えば、枠状のシャーシを備え、このシャーシにランプソケット、点灯装置を備える器具本体、反射板、及び取付金具などが取り付けられる。取付金具は、Tバーの上部の載置受縁部に載置されるとともに、Tバーの中間位置の係止受縁部に係止される弾性変形する抜け止め部を備える。
【0010】
制光体は、例えば、ルーバを備える。制光体の係止受部は、例えば、側枠部と端枠部とを接続した状態で閉じさられる端枠部に設けられた切り欠き、あるいは、単なる通孔である。
【0011】
ワイヤ部材は、例えば、金属製のワイヤ、あるいは、合成樹脂製などの紐などにより形成され、両端部に環状の環状部を設けたワイヤで構成され、器具本体部のシャーシに掛け回される。係止部を構成する一端の環状部には、必要に応じて係止具が取り付けられる。
【0012】
そして、この構成では、器具本体部の一部に掛け回して支持されたワイヤ部材の係止部を、制光体の係止受部に係止することにより、制光体が器具本体部に連結して支持される。施工部材が移動あるいは変形して、制光体が施工部材から外れた場合にも、ワイヤ部材を介して、施工部材に係止して支持された器具本体部に支持され、制光体の落下が防止される。ワイヤ部材は、器具本体部に掛け回されるため、器具本体部に専用の構造を設ける必要がないとともに、制光体も単に係止受部を設ければ良く、構造が簡略で、製造コストが低減される。制光体は器具本体部に支持されるため、施工部材の形状や寸法に影響されないとともに、制光体の係止受部は、施工部材に主として載置される側でない端枠部に設けたため、施工部材に干渉せず、種々の施工部材に適用可能であり、汎用性を向上して、製造コストが低減される。
【0013】
請求項2記載の照明器具は、複数のバー状の施工部材に載置されるとともに係止して支持されるフレームおよびこれらフレームを連結する連結金具と、連結金具に設けられた係止支持部とを備えた器具本体部と;複数のバー状の施工部材に載置して支持される側枠部およびこれら側枠部を連結する端枠部を有する枠体と、この枠体に取り付けられた制光部材と、端枠部に設けられた係止受部とを備えた制光体と;制光体の係止受部に係止する係止部と、器具本体部の係止支持部に支持される第2係止部とを備え、器具本体部と制光体とを連結するワイヤ部材と;を具備しているものである。
【0014】
ワイヤ部材は、例えば、金属製あるいは樹脂製のチェーンで構成され、両端部の部品を加工しあるいは別体の部品を取り付けて係止部と第2係止部とが形成される。係止部は、予め制光体の係止受部に取り付けておくこともできる。
【0015】
そして、この構成では、制光体の係止受部にワイヤ部材の係止部を係止し、ワイヤ部材の第2係止部を器具本体部の係止支持部に係止して支持することにより、制光体が器具本体部に連結して支持される。施工部材が移動あるいは変形して、制光体が施工部材から外れた場合にも、ワイヤ部材を介して、施工部材に係止して支持された器具本体部に支持され、制光体の落下が防止される。ワイヤ部材を係止するためには、器具本体部に単に係止支持部を設ければ良いとともに、制光体も単に係止受部を設ければ良く、構造が簡略で、製造コストが低減される。制光体は器具本体部に支持されるため、施工部材の形状や寸法に影響されず、器具本体部の係止支持部は、施工部材に主として載置される側でない連結金具に設けるとともに、制光体の係止受部は、施工部材に主として載置される側でない端枠部に設けたため、施工部材に干渉せず、種々の施工部材に適用可能であり、汎用性を向上して、製造コストが低減される。
【0016】
請求項3記載の照明器具は、請求項1または2記載の照明器具において、制光体の枠部は、一対の側枠部と一対の端枠部とを備えた四角枠状をなし、係止受部は、各端枠部の互いに回転対称位置に設けられたものである。
【0017】
例えば、側枠部は端枠部より長手寸法が大きく設定される。
【0018】
そして、この構成では、制光体の係止受部について、器具本体部に対する方向性がなくなり、取付作業が容易になり、あるいは、部品の共通化が可能で汎用性が向上し、製造コストが低減する。また、必要に応じて、回転対称位置に設けられた2個の係止受部をそれぞれワイヤ部材で支持することにより、側枠部の長手寸法の大きい制光体についても安定して支持される。
【発明の効果】
【0019】
請求項1記載の照明器具によれば、器具本体部の一部に掛け回して支持されたワイヤ部材の係止部を、制光体の係止受部に係止することにより、制光体を器具本体部に連結して支持できる。施工部材が移動あるいは変形して、制光体が施工部材から外れた場合にも、ワイヤ部材を介して、施工部材に係止して支持された器具本体部で支持し、制光体の落下を防止できる。ワイヤ部材は、器具本体部に掛け回されるため、器具本体部に専用の構造を設ける必要がないとともに、制光体も単に係止受部を設ければ良く、構造が簡略で、製造コストを低減できる。制光体は器具本体部に支持されるため、施工部材の形状や寸法に影響されないとともに、制光体の係止受部は、施工部材に主として載置される側でない端枠部に設けたため、施工部材に干渉せず、種々の施工部材に適用可能であり、汎用性を向上して、製造コストを低減できる。
【0020】
請求項2記載の照明器具によれば、制光体の係止受部にワイヤ部材の係止部を係止し、ワイヤ部材の第2係止部を器具本体部の係止支持部に係止して支持することにより、制光体が器具本体部に連結して支持できる。施工部材が移動あるいは変形して、制光体が施工部材から外れた場合にも、ワイヤ部材を介して、施工部材に係止して支持された器具本体部で支持し、制光体の落下を防止できる。ワイヤ部材を係止するためには、器具本体部に単に係止支持部を設ければ良いとともに、制光体も単に係止受部を設ければ良く、構造が簡略で、製造コストを低減できる。制光体は器具本体部に支持されるため、施工部材の形状や寸法に影響されず、器具本体部の係止支持部は、施工部材に主として載置される側でない連結金具に設けるとともに、制光体の係止受部は、施工部材に主として載置される側でない端枠部に設けたため、施工部材に干渉せず、種々の施工部材に適用可能であり、汎用性を向上して、製造コストを低減できる。
【0021】
請求項3記載の照明器具によれば、請求項1または2記載の効果に加え、制光体の係止受部について、器具本体部に対する方向性がなくなり、取付作業が容易になり、あるいは、部品の共通化が可能で汎用性が向上し、製造コストを低減できる。また、必要に応じて、回転対称位置に設けられた2個の係止受部をそれぞれワイヤ部材で支持することにより、側枠部の長手寸法の大きい制光体についても安定して支持できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の照明器具の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
図1は本発明の照明器具の一実施の形態を示す分解斜視図である。図2は同上照明器具の設置状態を示す一部を切り欠いた断面図である。図3は同上照明器具の設置作業を示す説明図である。図4は本発明の照明器具の他の実施の形態を示す一部の斜視図である。図5は本発明の照明器具のさらに他の実施の形態を示す一部を切り欠いた説明図である。図6は同上照明器具を示す一部の斜視図である。図7は本発明の照明器具のさらに他の実施の形態を示す一部の斜視図である。
【0024】
図1及び図2において、10は照明器具で、この照明器具10は、システム天井に取り付けられるシステム天井用照明器具である。そして、このシステム天井は、天井部の構造物から垂下された図示しないボルトに支持された、バー状の施工部材としての複数のTバー12を備え、このTバー12に、天井板14とともに、照明器具10が支持されている。そして、Tバー12は、所定の間隔で、例えば320mm間隔で互いに並行に配置された天井支持バーである。また、各Tバー12は、例えばアルミニウム製で全体として断面略逆T字状に押出形成され、高さ寸法40mmの垂直な板状の基板部12aと、この基板部12aの上端部に断面略H字状に形成された載置受縁部12bと、この基板部12aの高さ方向の中間位置に下方を開口した略コの字状に形成された係止受縁部12cと、この基板部12aの下端部から水平に伸びる略平板状の載置受板部12dとを備える。
【0025】
そして、照明器具10は、2本のTバー12に支持されて配設されるもので、器具本体部21と、この器具本体部21の下側に配置される制光体22と、ワイヤ部材23とを備えている。そして、器具本体部21は、一対のフレーム24aの両端部にランプソケット金具24bの連結金具24cを連結した枠状のシャーシ24を備え、このシャーシ24の上側の一部に端子台26やインバータ回路などの点灯装置28を備えた器具本体29が取り付けられ、このシャーシ24のランプソケット金具24bの下側に長手方向の両端部に相対向して2対のランプソケット30が取り付けられているとともに、このシャーシ24の下側には反射板32が取り付けられている。また、各ランプソケット金具24bには、それぞれ2個のねじ孔24dが設けられ、このねじ孔24dに螺合する化粧ねじ33により、反射板32がシャーシ24に着脱可能に取り付けられている。さらに、この反射板32は、水平状の主反射面部32aと、この主反射面部32aの長手方向に沿った両側部から拡開状に傾斜する側反射面部32bとを備え、下面が照射開口となっている。さらに、この反射板32の長手方向の両端部近傍にはそれぞれランプソケット30を覆う端板35が取り付けられている。そして、反射板32に対向して、ランプソケット30間にそれぞれ直管形の蛍光ランプ37を取り付け、これら蛍光ランプ37を点灯するようになっている。なお、各端板35には、蛍光ランプ37を挿通させる通孔35aが必要に応じて形成されるようになっている。また、この反射板32に空調用の開口部を設け、空調形の照明器具10を構成することもできる。
【0026】
さらに、シャーシ24は、長手方向に沿った両側にフレーム24aを備え、各フレーム24aのそれぞれ2カ所に、取付金具40が取り付けられている。各取付金具40は、取付金具本体41を備えるとともに、この取付金具本体41に取り付けられたシャーシ取付部42、支持体43、及びロック機構44などを備えている。そして、シャーシ取付部42は、断面略C字状で取付金具本体41に固定され、シャーシ24のフレーム24aの長手方向に沿ってスライド可能に係合している。また、支持体43は、取付金具本体41に対して相対的に上下方向に移動可能に係合されているとともに、ロック機構44により取付金具本体41に対して位置を固定可能となっている。そして、この支持体43の下端部には、下方を開口したコの字状の載置部45が設けられている。さらに、この支持体43には、載置部45より下側に突出するようにして、弾性変形可能な板ばね材などにて形成された抜け止め部46が設けられている。この抜け止め部46は、先端部が上側に向かってフック状に折り返されている。
【0027】
そこで、この器具本体部21は、各取付金具40の載置部45をそれぞれTバー12の載置受縁部12bに上側から載置して、2本のTバー12に支持され、天井部に設置されている。さらに、この状態で、抜け止め部46がTバー12の係止受縁部12cに下側から係止し、地震などの震動を受けた際や、Tバー12が若干移動や変形した際などにも、器具本体部21はTバー12に支持され、脱落しないようになっている。
【0028】
また、制光体22は、中間枠とも呼ばれる枠体51と、この枠体51に取り付けられた制光部材52とを備えている。そして、枠体51は、長手方向に沿った一対の側枠部54と、この側枠部54より長さ寸法が小さくかつこの側枠部54の端部同士を連結する一対の端枠部55とを連結し、矩形枠状に形成されている。そして、各枠部54,55は、例えば金属板を折曲などして形成され、互いに固定具であるねじ56を用いて連結されている。より詳細には、図3(a)に示すように、各側枠部54は、長手枠とも呼び得るもので、垂直な平板状の側枠主部54aと、この側枠主部54aの上縁部から枠の外側方に折曲された側枠上部54bと、この側枠上部54bの縁部の一部からさらに上側に折曲された側枠上縁部54cと、この側枠主部54aの下縁部から外側方に折曲された側枠下部54dとを備えているとともに、側枠主部54aの長手方向の両端部の近傍には、取付孔54eが形成されている。また、各端枠部55は、垂直な平板状の端枠主部55aと、この端枠主部55aの下縁部から外側方に折曲された端枠下部55bと、端枠部55の長手方向の両端部から側枠主部54aに沿った方向に折曲された取付片部55cと、この取付片部55cの先端部から外側方に折曲された取付片縁部55dとをさらに備えている。また、取付片部55cには、側枠部54の取付孔54eの位置に対向して、取付部であるねじ孔55eが形成されている。そこで、各端枠部55の取付片部55cを側枠部54の側枠主部54aの外側に重ね、内側方から取付孔54eに挿入したねじ56をねじ孔55eに螺合して締め付けることにより、枠体51が形成されている。
【0029】
さらに、この枠体51の4個の角部のうち、枠体51の中央部に対して対称な2個の角部の近傍に位置し、枠体51の端面に臨む係止受部58が形成されている。すなわち、係止受部58は、枠体51の中央部に対して回転対称に形成され、いわば千鳥状に配置されている。そして、この係止受部58は、開口部58aと、この開口部58aの上側に位置する片部58bとを備えている。そして、開口部58aは、各端枠部55の端枠主部55aの高さ方向の中間部が切り欠かれて形成され、さらに、取付片部55cの上縁部に開口して切り欠かれている。そこで、この開口部58aは、図3(a)に示すように、側枠部54と端枠部55とを取り外した状態では、溝状に外部に連通し、図3(b)に示すように、側枠部54と端枠部55とをねじ56で締め付けて接続した状態では、いわば閉じた状態になり、枠体51の端面のみに所定の長さ寸法及び幅寸法で開口する。
【0030】
また、制光部材52は、アクセサリあるいはシステムユニットなどとも呼ばれるもので、図1及び図2に示すように、枠体51に選択的に取り付けられるもので、この実施の形態では、樹脂製あるいは金属製などで断面V字状などのルーバ61が格子状に複数組み合わされているとともに、これらルーバ61を囲み、これらルーバ61を支持する四角枠状の取付枠62を備えている。そして、この取付枠62は、長手方向に沿った一側部に設けられたヒンジ部64により、枠体51の一方の側枠部54に回動可能に連結されているとともに、長手方向に沿った他側部に設けられた係合部65により、枠体51の他方の側枠部54に係脱可能に連結されている。
【0031】
そこで、この制光体22は、器具本体部21を押し上げるようにして、2個のTバー12間に架設し、すなわち、枠体51の下縁部すなわち側枠部54の側枠下部54dを、それぞれTバー12の載置受板部12dに上側から載置して、2本のTバー12に支持され、天井部に設置される。また、この状態で、枠体51の上縁部すなわち側枠部54の側枠上部54b上に器具本体部21の反射体32が当接し、制光体22はTバー12と器具本体部21とに挟まれて安定した状態で支持される。さらに、係合部65を操作して係合を解除することにより、制光部材52がヒンジ部64を支点として下方に回動し、蛍光ランプ37の交換などが可能となっている。
【0032】
また、ワイヤ部材23は、いわば落下防止ワイヤーであり、例えば所定の長さ寸法の金属製のワイヤを用い、両端部をかしめ部材71でかしめて環状部72,73が形成されている。また、一方の環状部72には、係止部材である円環板状の座金74が取り付けられ、係止部75が構成されている。また、この係止部75を構成する座金74の寸法は、制光体22の枠体51に設けられた係止受部58の閉じた状態の開口部58aを挿通しないようになっている。
【0033】
そして、このワイヤ部材23は、図1及び図2に示すように、器具本体部21のシャーシ24の一側のフレーム24aに掛け回した状態で、係止部75を構成する一方の環状部72を他方の環状部73に挿入することにより、器具本体部21に連結される。また、制光体22の枠体51を組み立てる際、ねじ56を外して開いた状態で開口部58aにワイヤ部材23の中間部を通し、ねじ56を締めて側枠部54と端枠部55とを連結し、開口部58aを閉じて係止受部58を構成する。すると、係止部75を構成する座金74は、係止受部58の開口部58aを挿通できず、開口部58aを塞ぐように係止され、ワイヤ部材23が制光体22の枠体51に連結される。このようにして、ワイヤ部材23により、制光体22が器具本体部21に連結される。
【0034】
そこで、地震などの震動を受けた際や、Tバー12が若干移動や変形して、制光体22がTバー12から外れた場合にも、Tバー12に係止して支持された器具本体部21により制光体22が支持され、制光体22が脱落しないようになっている。
【0035】
このように、本実施の形態によれば、天井部に設置されたTバー12を用いて取り付けられる照明器具10について、器具本体部21のシャーシ24に掛け回して支持されたワイヤ部材23の係止部75を、制光体22の係止受部58に係止することにより、制光体22を器具本体部21に連結して支持できる。Tバー12が移動あるいは変形して、Tバー12間の寸法が広がり、制光体22の下縁部がTバー12から外れた場合にも、ワイヤ部材23を介して、Tバー12に係止して支持された器具本体部21に支持され、制光体22の落下を防止できる。
【0036】
そして、ワイヤ部材23は、器具本体部21のシャーシ24のフレーム24aに掛け回し、端部の環状部73に通すことにより、確実かつ容易に器具本体部21に連結できるとともに、器具本体部21に専用の構造を設ける必要がなく、構造が簡略で、製造コストを低減できる。
【0037】
また、制光体22についても、端枠部55の一部に切り欠いて係止受部58を形成すれば良いため、構造が簡略で、製造コストを低減できる。
【0038】
そして、制光体22はワイヤ部材23を介して器具本体部21に支持されるため、Tバー12の形状や寸法に影響されず、汎用性を向上して、製造コストを低減できる。
【0039】
さらに、制光体22の係止受部58は、Tバー12に載置される側枠部54ではなく、端枠部55に設けたため、係止受部58及びこの係止受部58に係止される係止部75がTバー12に干渉せず、種々のTバー12に適用可能であり、汎用性を向上して、製造コストを低減できる。
【0040】
また、ワイヤ部材23についても、1本のワイヤの両端を環状とし、座金74を取り付けるのみで形成でき、特別な引掛部材などの専用部材を用いることなく簡略な構造で製造コストを低減できる。
【0041】
さらに、制光体22の係止受部58は、制光体22の四角状の枠体51の回転対称位置に設けたため、制光体22の製造工程あるいは制光体22の器具本体部21に対する設置作業の際に方向性がなくなり、部品の共通化による汎用性の向上により製造コストの低減が可能となるとともに、取付作業を容易にできる。
【0042】
また、照明器具10すなわち制光体22の側枠部54の長手寸法が大きい場合などには、ワイヤ部材23を2個用い、制光体22の両端の係止受部58にそれぞれ係止部75を係止することにより、Tバー12から外れた制光体22を安定して支持することができる。
【0043】
なお、上記の実施の形態では、ワイヤ部材23は、一端の環状部72に座金74を取り付けて係止部75を構成したが、この構成に限られず、座金74などの係止具を用いずに環状部72のみで係止部75を構成することもできる。この構成では、図4に示すように、制光体22の枠体51を組み立てる際、環状部72を開口部58aに臨む片部58bに引っ掛けて、ねじ56を締めて側枠部54と端枠部55とを連結することにより、ワイヤ部材23を制光体22の枠体51に連結できる。この構成では、ワイヤ部材23の構成をさらに簡略化し、製造コストを低減できる。
【0044】
また、ワイヤ部材23は、座金74に代えて、適宜の引掛部材を用いることもできる。例えば、図5及び図6に示すように、弾性変形可能な線材により形成された係脱自在なフック81を用いることもできる。そして、このようなフック81を用いる構成では、制光体22を組み立てた状態においても、ワイヤ部材23の着脱が可能になり、作業性が向上する。また、この構成では、外側に連通する切欠状の開口部58aを形成する必要がなく、係止受部58は単なる円孔などの通孔とすることができ、構成を簡略化して製造コストを低減できる。
【0045】
また、ワイヤ部材23は、金属製のものに限られず、合成樹脂あるいは天然素材などの紐などにより形成することができる。
【0046】
さらに、ワイヤ部材23は、環状の部材を複数連結したチェーンにより構成することもできる。そして、ワイヤ部材23としてチェーンを用いる場合には、端部の加工により、両端部に係止部を形成し、あるいは別体の金具を取り付けることも容易になる。
【0047】
例えば、ワイヤ部材23の一端部に、制光体22の円孔状などの係止受部58に係止される係止部を設けるとともに、図7に示すように、ワイヤ部材23の他端部に別体の金具で構成される第2係止部92を取り付け、第2係止部92を、器具本体部21のシャーシ24のランプソケット金具24bの連結金具24cに設けた係止支持部94に係止することもできる。
【0048】
この構成では、一端の係止部は、予め枠体51の係止受部58に取り付けた状態でかしめて抜け止めしておくこともできる。この場合の制光体22の取付工程は、まず、器具本体部21の反射板32を取り外し、ワイヤ部材23の第2係止部92をランプソケット金具24bの係止支持部94に係止し、枠体51をTバー12に載置し、枠体51に制光部材52を取り付けるとの簡略な工程で完了する。
【0049】
そして、この構成では、係止支持部94は、単なる円孔状とすることができ、構造の複雑化を抑制できる。さらに、制光体22の係止受部58と、器具本体部21の係止支持部94とを、いずれもTバー12に干渉しない端面に設けたため、径寸法の大きいチェーンなどを用いた場合にも、部材の配置や設置作業を容易にすることができる。
【0050】
また、上記の各実施の形態において、施工部材は、上記の形状のTバー12に限られず、種々の形状や寸法のTバー12、あるいはTバー12以外の施工部材に適用することもできる。
【0051】
また、制光部材52は、ルーバ61を備えたもので説明したが、この構成に限られず、いわゆるバッフルや、乳白色あるいはプリズムを備えたカバーなどに適用することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、例えば、Tバーを用いてシステム天井に取り付けられ、直管形の蛍光ランプを点灯する照明器具に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の照明器具の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上照明器具の設置状態を示す一部を切り欠いた断面図である。
【図3】同上照明器具の設置作業を示す説明図である。
【図4】本発明の照明器具の他の実施の形態を示す一部の斜視図である。
【図5】本発明の照明器具のさらに他の実施の形態を示す一部を切り欠いた説明図である。
【図6】同上照明器具を示す一部の斜視図である。
【図7】本発明の照明器具のさらに他の実施の形態を示す一部の斜視図である。
【符号の説明】
【0054】
10 照明器具
12 施工部材としてのTバー
21 器具本体部
22 制光体
23 ワイヤ部材
24a フレーム
24c 連結金具
51 枠体
52 制光部材
54 側枠部
55 端枠部
58 係止受部
75 係止部
92 第2係止部
94 係止支持部




 

 


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