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発明の名称 安定器及び照明装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−109604(P2007−109604A)
公開日 平成19年4月26日(2007.4.26)
出願番号 特願2005−301874(P2005−301874)
出願日 平成17年10月17日(2005.10.17)
代理人 【識別番号】100083150
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻木 信義
発明者 荻野 大助 / 塩濱 弘親 / 岡 成治 / 鈴木 浩史 / 野口 昭宣 / 鈴木 亨
要約 課題
端子台を強固に安定器に取り付けることが可能な安定器及び照明装置を提供する。

解決手段
安定器本体11と、安定器本体の少なくとも一面と間隔Aを有して設けられる端子台の取付部12と、安定器本体と取付部の間隔に介在して設けられる補強部13と、取付部に支持される端子台14とを具備する安定器を構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
安定器本体と;
安定器本体の少なくとも一面と間隔を有して設けられる端子台の取付部と;
安定器本体と取付部の間隔に介在して設けられる補強部と;
取付部に支持される端子台と;
を具備することを特徴とする安定器。
【請求項2】
下ケースを有し内部に回路部品を収納し開口部を有する安定器本体と;
安定器本体の開口部を覆う蓋部と、安定器本体の少なくとも一面と間隔を有して形成される端子台の取付部と、安定器本体と取付部との間隔に形成される補強部と、安定器本体を支持する支持脚とを有した上ケースと;
取付部に支持される端子台と;
を具備することを特徴とする安定器。
【請求項3】
前記補強部は、安定器本体に固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の安定器。
【請求項4】
前記補強部は、安定器本体と取付部の間隔の少なくとも上面を覆うようにして設けたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一に記載の安定器。
【請求項5】
器具本体と;
請求項1ないし4いずれか一に記載の安定器と;
を具備していることを特徴とする照明装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、HIDランプ等の放電灯に用いられる安定器及び安定器を用いた照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の放電灯に用いられる安定器は、電子安定器等を構成する回路部品を収納し覆うために本体ケースが用いられ、本体ケースから口出し線を引き出して、照明器具の放電灯と電気的に接続し、電源を供給して照明を行うよう構成されている。
【0003】
しかしながら、口出し線による接続は、電源線や照明器具との電気配線を行う際に、半田付け作業を行ったり、さらには端子台を別個に設けて配線を行っている。このため配線作業が煩雑になる問題が生じている。
【0004】
この問題を解決するため、例えば、特許文献1に示される安定器が知られている。
【0005】
特許文献1に示されるものは、本体ケースの両端面に取付部を形成し、両端の取付部にそれぞれ端子台を支持することにより、端子台を安定器に一体的に取り付けて構成したものである。
【特許文献1】意匠登録第1206455号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に示される安定器は、端子台の取付部を本体ケースの両端面を単にL字形に一体に折り曲げて形成したもので、電源線等を接続する際に、L字形の取付部に押圧力がかかって撓み、本体ケースの端面に向かって変形し、商品性を損なう恐れが生じる。
【0007】
この問題は、ネジ無の速結端子台においては、電線の端子孔への挿入時、及び電線を外す際に使用される解除ボタンの押圧時において、押圧力が一層必要になるが取付部が変形し端子台が動くため強く押すことができない。このため確実な電気接続が行えず、また電線を外す際にも容易に外れない問題が生じる。
【0008】
このため、この種の端子台を有する安定器においては、端子台の取付部の変形を防止して、端子台を強固に安定器に取り付け、配線作業を確実に行うことができる安定器及び照明装置が要望されており、これを如何に実現するかが重要な課題となっている。
【0009】
本発明は、上述した問題、課題を解決することを目的とし、端子台を強固に安定器に取り付けることが可能な安定器及び照明装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載の安定器の発明は、安定器本体と;安定器本体の少なくとも一面と間隔を有して設けられる端子台の取付部と;安定器本体と取付部の間隔に介在して設けられる補強部と;取付部に支持される端子台と;を具備することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、安定器本体と取付部の間隔に介在して設けられる補強部により、端子台を強固に安定器に取り付けることが可能な安定器が構成される。
【0012】
本発明において、安定器は放電灯を安定的に点灯させるためのものであればよく、例えば、インダクタを主体とする電磁気器、電子回路で構成されるインバータなどを許容する。
【0013】
端子台は、電源の入力及び放電灯への出力を行うものであればよく、例えば、ネジ無の速結端子台が好適であるが、ネジを使用する形式のものでもよく、さらに組み端子台、連結端子台などでもよく、その形式は限定されない。
【0014】
端子台は、電源の入力側と放電灯への出力側を一面に構成しても、または分離して構成してもよく、特に分離して構成する場合には、安定器本体の両端面にそれぞれを配置して構成することにより、配線の引き回しを簡素化することも可能となる。
【0015】
さらに、端子台には、電源の送り端子や、放電灯の点灯、消灯及び調光などを遠隔から操作するための伝送信号を入出力するための端子なども含んで構成してもよい。
【0016】
端子台の取付部は、安定器本体を構成する本体ケースと一体に形成しても、または別体に形成してもよい。
【0017】
補強部は、取付部に一体に形成しても、または別体に形成してもよく、要は、安定器本体と取付部の間隔に介在して、取付部が外部からの押圧力で変形しないように設けられていればよい。
【0018】
補強部は、安定器本体に固定されて構成し、これにより外部からの押圧力及び引張力に対して補強され、取付部の変形を一層防止することが可能となる。
【0019】
請求項2に記載の安定器の発明は、下ケースを有し内部に回路部品を収納し開口部を有する安定器本体と;安定器本体の開口部を覆う蓋部と、安定器本体の少なくとも一面と間隔を有して形成される端子台の取付部と、安定器本体と取付部との間隔に形成される補強部と、安定器本体を支持する支持脚とを有した上ケースと;取付部に支持される端子台と;を具備することを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、安定器本体と取付部との間隔に形成される補強部により、簡易な構成で端子台を強固に安定器に取り付けることが可能で、かつ安定器本体を支持する支持脚を形成したことにより、簡易な構成で安定器を好適な高さに浮かせて設置することが可能な安定器が構成される。
【0021】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の安定器において、前記補強部は、安定器本体に固定されることを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、補強部は、安定器本体に固定されることにより、端子台をより一層強固に安定器に取り付けることが可能な安定器が構成される。
【0023】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3いずれか一に記載の安定器において、前記補強部は、安定器本体と取付部の間隔の少なくとも上面を覆うようにして設けたことを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、補強部は、安定器本体と取付部の間隔の少なくとも上面を覆うようにして設けたことにより、埃や水分の端子台への付着を防止することが可能な安定器が構成される。
【0025】
請求項5に記載の照明装置の発明は、器具本体と;請求項1ないし4いずれか一に記載の安定器と;を具備していることを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、端子台を強固に安定器に取り付けることが可能な安定器を備えた照明装置が構成される。
【0027】
本は発明において、照明装置は、家庭用、施設用、さらに屋内、屋外等、安定器を用いた全ての照明装置が許容される。
【発明の効果】
【0028】
請求項1の発明によれば、安定器本体と取付部の間隔に介在して設けられる補強部により、端子台を強固に安定器に取り付けることができ、配線作業を確実に行うことが可能となる安定器を提供することができる。
【0029】
請求項2の発明によれば、安定器本体と取付部との間隔に形成される補強部により、簡易な構成で端子台を強固に安定器に取り付けることができ、配線作業を確実に行うことが可能となる安定器を提供することができる。
【0030】
さらに、安定器本体を支持する支持脚を形成したことにより、簡易な構成で安定器を好適な高さに浮かせて設置することができ、所定の電気絶縁距離を確保し、かつ埃や水分の端子台への付着を防止することが可能な安定器を提供することができる。
【0031】
請求項3の発明によれば、補強部は、安定器本体に固定されることにより、端子台をより一層強固に安定器に取り付けることができ、配線作業を確実に行うことが可能となる安定器を提供することができる。
【0032】
請求項4の発明によれば、補強部は、安定器本体と取付部の間隔の少なくとも上面を覆うようにして設けたことにより、端子台を強固に安定器に取り付けることができ、配線作業を確実に行うことが可能と共に、埃や水分の端子台への付着を防止することが可能な安定器を提供することができる。
【0033】
請求項5の発明によれば、端子台を強固に安定器に取り付けることが可能な安定器を備えた照明装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
以下、本発明の安定器の実施形態につき説明する。
【実施例1】
【0035】
本実施例は、HIDランプ等の放電灯に用いられ安定器及び照明装置に係る実施形態であり、その構成を図1〜図8に従い説明する。
【0036】
10は、本発明の安定器で、安定器本体11、端子台の取付部12、補強部13及び端子台14で構成する。
【0037】
安定器本体11は、電子安定器を構成する回路部品と、これら回路部品を収納して覆うための本体ケース11aで構成する。
【0038】
本体ケース11aは、上面が開放した箱状をなす下ケース11bと、下ケースの上面の開口部を閉塞する蓋部をなす上ケース11cで構成し、下ケース11b及上ケース11cは、厚さ1.5mm以上のアルミニウム等からなる熱伝導性の良好な金属板で構成する。
【0039】
上ケース11cは、長手方向に対向する蓋部の両端部を延長して端子台の取付部12を一体に形成する。
【0040】
すなわち、板状をなす上ケース11cの両端部の四隅を面取り状とし、上ケース11cの中央を延長して直角に下方に折り曲げることにより、下ケース11bの両端面11dとの間に間隔Aを有して取付部12を一体に形成する。
【0041】
さらに、取付部12に補強部13を一体に形成する。すなわち、取付部12の垂直部分をなす両側縁部を直角に折り曲げ、下ケース11bの両端面と垂直に当接させる当接部13aを形成し、さらにその先端部を下ケース11bの両端面に密着するように直角に折り曲げて、下ケース11bに取り付ける密着部13bを形成し、全体として略L字形をなす補強部13を取付部12に一体に形成する。
【0042】
さらに、補強部13の密着部13bを、下ケース11bの両端面11dにネジ13cで固定する。
【0043】
これにより、安定器本体11を構成する下ケース11bの両端面11dと取付部12との間に形成される間隔Aに、補強部13が介在して設けられる。
【0044】
なお、補強部13は、図3(a)の右側面図に示すように、ネジ13cが取り付けられていない右側部分は、下ケース11bに取り付ける密着部13bを省略して、取付部12と下ケース11bの間隔Aに介在する当接部13aのみで補強部13を形成している。
【0045】
なお、この部分の当接部13aに、一部に切欠を設けて、例えば、調光制御等を行うためのリード線を、安定器本体11から直接導出できるように構成する。
【0046】
図3(b)の左側面図に示すように、他方の端部における補強部13にはリード線の挿通部は形成していないが、同様に設けるようにしてもよい。
【0047】
取付部12の延長部分を、水平方向にさらに直角に折り曲げて支持脚15を一体に形成し、取付部と支持脚とで略L字形状をなすように形成する。両端の支持脚15には一端を開放したU字形の取付孔15aを2個づつ形成する。
【0048】
14は端子台で、電源端子と電源の送り端子の一対2個の入力端子部14aを有する入力側端子台14b(図2中左方の端子台)と、一対2個の出力端子部14cを有する出力側端子台14d(図2中右方の端子台)からなり、各端子台はネジ無の速結端子台で構成し、各端子部14a、14cに対応して解除ボタン14eがそれぞれ設けられる。
【0049】
各端子台14b、14dは、上ケース11cの両端部に一体に形成された垂直面からなる取付部12に、各端子部14a、14cの電線挿入孔が水平方向に向かうように位置させてネジ14fにより固定して支持する。
【0050】
箱状をなす下ケース11bには、電子安定器16が収納設置される。
【0051】
すなわち、図5及び図6に示すように、回路基板16aに回路部品16bを実装して電子安定器16を構成し、回路基板16aを放熱板16cに支持すると共に、回路部品16bの内、大容量トランジスタ等、発熱を伴う部品は放熱板16cに密着させて固定する。
【0052】
放熱板16cは、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属板で細長い板形状に構成し、その長手方向に沿う垂直な板面に発熱を伴う回路部品16bをネジ16dで個々に固定すると共に、下ケース11bの一方(図5中左方)の内側面に密着させるようにしてネジ16eにより固着する。
【0053】
これにより、回路部品16bから発生する熱が、アルミニウム等からなる放熱板16c及び下ケース11bを介して外気に放熱され、回路部品の放熱が促され温度上昇が抑制される。
【0054】
図中16fは、回路部品を固定するためのネジ16dの先端部を逃がすために下ケース11bの側面に形成された逃がし孔で、この逃がし孔16fの存在により、ネジ16dの先端部及び放熱板16cの一部が外気に露出され、回路部品16bの放熱がより一層効果的に行える。
【0055】
放熱板16cの略中間部分には、支持片16gが一体に形成され、支持片の下面にネジ16hにより回路基板16aが、その板面が水平になるようにして支持される。
【0056】
16iは、図6及び図7に示すように、放熱板16cの両端部を一体に下方に延長して形成した脚で、回路基板16aを支持した放熱板16cを下ケース11bの内側面に固着した際、脚16iが回路基板の下方に突出して下ケースの内底面に当接し、回路基板16aと下ケース11bの内底面との間に適正な空間Sを保つスペーサの役目をなし、回路基板16aとアルミニウム等からなる下ケース11bとの間の適正な電気絶縁距離を保持させる。
【0057】
なお、電子安定器を構成する回路基板16aの入力側端子は、入力側端子台14bの入力端子部14aに、回路基板16aの出力側端子は出力側端子台14dの出力端子部14cにそれぞれリード線L1により接続する(図2)。
【0058】
上記のように電子安定器16を収納設置した下ケース11b内には、ピッチ状のコールタールや電気絶縁性を有する合成樹脂が封入されて固化され、回路部品16bや回路基板16aが動くことなく確実に支持されると共に、確実な電気絶縁がなされる。
【0059】
上記のように構成した下ケース11bの上面の開口部に、蓋状をなす上ケース11cが被され、ネジ11eで固定することにより安定器10が構成される。
【0060】
なお、図中11fは、放熱板16cを下ケース11b内側面に固着させるためのネジ16eの先端部を逃がすために、上ケース11cの側面に形成した逃がし孔である(図1)。
【0061】
次に上記に構成した安定器10を使用して、図8に示す照明装置を構成するための配線作業を行う手順につき説明する。
【0062】
図8に示す照明装置は、屋内の天井Tに埋め込んで設置され、HIDランプ17を光源としたダウンライト形の器具本体18と、天井裏に設置された本発明の安定器10からなり、この照明装置が2組設置されている。
【0063】
まず、安定器10の出力側を負荷である器具本体18のHIDランプ17に接続する。
【0064】
出力側端子台14dに設けられた一対2個の出力端子部14cに、2組それぞれの照明器具18のHIDランプ17に接続された電線の端部を水平方向から押圧して挿入し接続する。
【0065】
次に、安定器10の入力側を電源に接続する。
【0066】
入力側端子台14bに設けられた一対1個の入力端子部14aに、電源側の電線の端部を水平方向から押圧して挿入し接続する。
【0067】
なお、他の一対1個の入力端子部14aは、他方の照明装置の電源送り端子として使用する。
【0068】
この際、各端子台14b、14dの取付部12と下ケース11bの両端面11dとの間に形成される間隔Aに、略L字形をなす補強部13が介在している。
【0069】
このため、電線を各端子部14a、14cに向けて水平方向から押圧して、取付部12に強い押圧力がかかっても取付部が撓むことがなく、取付部が従来のように本体ケース11aの端面11dに向けて変形することがなく、各端子台14b、14dが動くことなく強固に取り付けられている。
【0070】
このため、ネジ無の速結端子台において、電線を各端子部に十分な押圧力をもって挿入するこができ、確実な電気接続が行える。
【0071】
また、この状態で電線を引っ張っても、補強部13の密着部13bが下ケース11bの両端面11dにネジ13cで固定されているので、引っ張り力によって取付部12が変形することもない。
【0072】
また、電線を外す場合には、ドライバー等の工具を使用して各解除ボタン14eを水平方向から押圧して解除するが、この際も工具で取付部12に強い押圧力をかけても取付部が撓むことがなく、取付部が変形することがない。
【0073】
このため、ネジ無の速結端子台において、接続された電線を外す際に、十分な押圧力をもって解除ボタン14eを押すことができ、容易かつ確実に電線を外すことができる。
【0074】
また、電線を外す際に、電線を引っ張っても上記と同様に、取付部12が引っ張り力によって変形することがない。
【0075】
上記のように配線された安定器10を、天井裏に設置するには、取付部12に一体に形成された支持脚15の取付孔15aを使用して木ネジ等で固定して設置すればよい。
【0076】
この際、安定器10と端子台14を接続するためのリード線L1は、間隔A内に存し、間隔Aに対して、上ケース11cの両端部を面取りすることにより形成された台形状の部分が天井となって間隔Aの上面が覆われると共に、取付部12及び略L字形をなす補強部13によって側面周囲が覆われ、従来のように間隔Aが開放されリード線L1が露出した状態となっていないため、リード線L1と各端子台14b、14dとの結線部分に埃や水分が付着し難くなり、トラッキング現象などによる短絡が生じ難くなる。
【0077】
上記実施例によれば、各端子台14b、14dの取付部12と下ケース11bの両端面11dとの間に形成される間隔Aに、略L字形をなす補強部13が介在しているため、電線を各端子部14a、14cに向けて水平方向から押圧しても、取付部12が従来のように変形することがない。このため各端子台14b、14dが動くことなく強固に取り付けられ、ネジ無の速結端子台において、電線を各端子部に十分な押圧力をもって挿入するこができ、確実な電気接続が行える。
【0078】
電線を外す際も取付部12が変形することがなく、ネジ無の速結端子台において、十分な押圧力をもって解除ボタン14eを押すことができ、容易かつ確実に電線を外すことができる。
【0079】
電線を引っ張っても、補強部13の密着部13bが下ケース11bの両端面11dにネジ13cで固定されているので、引っ張り力によって取付部12が変形することもない。
【0080】
同時に取付部12が変形することがないため、安定器の商品性を損なうこともない。
【0081】
取付部12と補強部13は、板状をなす上ケース11cの両端部を折り曲げて一体に形成したので、簡易な構成で端子台14を強固に安定器本体11に取り付けることができ、コスト的にも有利な安定器を提供することができる。
【0082】
取付部12の延長部分を折り曲げて支持脚15を一体に形成したので、簡易な構成で強固な安定器の支持脚を構成することができ、安定器を好適な高さに確実に浮かせて設置することができ、所定の電気絶縁距離を確保し、かつ埃や水分の端子台への付着を防止することができる。
【0083】
安定器10と端子台14を接続するためのリード線L1は、上ケース11cが天井となって上面が覆われ、さらに取付部12及び補強部13で側面周囲が覆われているので、リード線L1と端子台14との結線部分に埃や水分が付着し難くなり、トラッキング現象などによる短絡が生じ難くなる。
【0084】
放熱板16cの両端部を一体に下方に延長して脚16iを形成したので、簡易な構成で、かつシリコーン等の格別なスペーサを用いることなく使用部品の低減を図った構成で、回路基板16aと下ケース11bの内底面との間に適正な空間Sを保つことができ、確実な電気絶縁距離を保持することができる。
【0085】
補強部13は、一方の先端部分を一部切り欠いてリード線の挿通部を形成するようにすれば、例えば、調光制御等を行うためのリード線を安定器本体11から直接導出することができ、多様な仕様に合わせた便利な安定器を提供することができる。
【0086】
以上本実施例において、板状をなす上ケース11cの両端部の四隅を面取り状とし、取付部12及び補強部13を一体に形成したが、図9(a)に示すように、上ケース11cの両端部を四角を面取り状とすることなく、直角に切り込み、その延長部分を折り曲げて取付部12及び補強部13を一体に形成してもよい。さらに、図9(a)のように補強部3を支持脚15の下方まで延長して形成して、補強部の強度を増すようにしてもよい。
【0087】
また、図9(b)に示すように、上ケース11cの両端部をそのままの幅で延長し、中をくり抜いて折り曲げ、中央部分に取付部12及び補強部13を一体に形成し、両側に支持脚15を一体に形成するようにしてもよい。
【0088】
本実施例において、上ケース11cに取付部12及び補強部13を一体形成したが、図10(a)に示すように、上ケース11cを箱状に、下ケース11bを蓋状に構成し、下ケースに一体に取付部12及び補強部13を形成してもよい。
【0089】
本例においては、金属板からなる下ケース11bの両端部を一体に折り曲げて、上面視で取付部12と補強部13がコ字状をなす形状に構成し、左右両端部に支持脚15が一体に形成してある。
【0090】
本実施例において、取付部12及び補強部13を一体形成したが、図10(b)に示すように、補強部13は取付部12及び補強部13と別体に構成してもよい。
【0091】
また、回路基板16aと下ケース11bの内底面との間に適正な空間Sを保つスペーサの役目を、放熱板16cの両端部を一体に下方に延長して形成した脚16iで構成したが、図11に示すように構成してもよい。
【0092】
すなわち、回路基板を構成する方式として、1枚の大きな回路基板20に、複数の回路基板を平面的に区画形成した分割ライン20aに沿って切り離し、1枚づつの単体回路基板20bを構成すようにする。
【0093】
この際、単位回路基板20bの両端角部に溝状の切欠部20cを4個形成し、さらに余剰部分となる端部にコ字状をなす部品20dを、分割ライン20aで区画して、単位回路基板20bあたり4個づつ形成する。
【0094】
部品20dは、単位回路基板20bに形成した溝状の切欠部20cと同形状の切欠部を形成してコ字状をなす形状に構成する。
【0095】
上記のように構成した回路基板20を、各分割線12aに沿って切り離し、複数の単位回路基板20b及び部品20dを形成する。
【0096】
切り離した単位回路基板20bの溝状の切欠部20cに、コ字状をなす部品20dを直角に交差させて差込み(図11(b))、単位回路基板20bの両端角部に4個の部品20dを取り付け、単位回路基板20bにおける4個の脚となすように構成する。
【0097】
上記に構成した単位回路基板20bを下ケース11bの内底面に装着して、適正な空間Sを保つスペーサの役目をなすようにする(図11(c))。
【0098】
本構成によれば、シリコンゴムなどの格別なスペーサを用いることなく、回路基板の余剰部分を活用してスペーサを構成することができ、材料費を低減させることができる。
【0099】
上述した各変形例における他の構成、配線作業手順及び作用効果等は、上記実施例と同様である。
【0100】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】本発明の実施形態における安定器を示す斜視図。
【図2】同じく安定器の一部を切り欠いて示す正面図。
【図3】同じく安定器の側面を示す図で、(a)は右側面図、(b)は左側面図。
【図4】同じく安定器の底面図。
【図5】同じく図2A−A線に沿う断面図。
【図6】同じく安定器の放熱板を示す図で、(a)は回路基板及び回路部品を装着した状態の正面図、(b)は放熱板単体の側面図、(c)は同じく放熱板単体の底面図。
【図7】同じく安定器の放熱板に回路基板を支持した状態を、一部を切り欠いて示す斜視図。
【図8】本発明の実施形態における照明装置を概略的に示す説明図。
【図9】本発明の実施形態における安定器の変形例を示す図で、(a)は第一の変形例を示す斜視図、(b)は第二の変形例を示す斜視図。
【図10】同じく安定器の変形例を示す図で、(a)は第三の変形例を示す斜視図、(b)は第四の変形例を示す斜視図。
【図11】同じく回路基板及びスペーサの変形例を示す図で、(a)は回路基板の平面図、(b)は組み立て方法を示す斜視図、(c)は組み立てた状態を、一部を断面して示す側面図。
【符号の説明】
【0102】
10 安定器
11 安定器本体
12 取付部
13 補強部
14 端子台
A 間隔





 

 


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