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発明の名称 照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−103096(P2007−103096A)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
出願番号 特願2005−289223(P2005−289223)
出願日 平成17年9月30日(2005.9.30)
代理人 【識別番号】100101834
【弁理士】
【氏名又は名称】和泉 順一
発明者 渡邉 智
要約 課題
コストを低減可能であって意匠性が良好な放電ランプを覆う透光性カバーを有する照明器具を提供する。

解決手段
照明器具1は、器具本体2と、発光部9が器具本体2の長手方向に沿うように配設された放電ランプ3と、放電ランプ3を覆うように器具本体2に取付けられ、放電ランプ3の電極8に対向する部位より端部側の光拡散性が残余の部分4Bよりも上昇するように形成された光拡散部4Aを有する透光性カバー4とを具備している。
特許請求の範囲
【請求項1】
器具本体と;
発光部が器具本体の長手方向に沿うように配設された放電ランプと;
放電ランプを覆うように器具本体に取付けられ、放電ランプの電極に対向する部位より端部側の光拡散性が残余の部分よりも上昇するように形成された光拡散部を有する透光性カバーと;
を具備していることを特徴とする照明器具。
【請求項2】
少なくとも放電ランプの発光部に対向するように器具本体に配設された反射体と;を具備し、
透光性カバーは、光拡散部が反射体の端部を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放電ランプを覆う透光性カバーが配設される照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
照明器具内に虫や埃などが侵入しないようにしている密閉形の照明器具が提供されている。例えば、直管形蛍光ランプを配設した箱形の器具本体が天井に埋め込まれ、器具本体の照射開口に透光性カバーが配設されている埋込形照明器具が提供されている(非特許文献1参照。)。この埋込形照明器具は、透光性カバーと天井面とが略同一面となっているので、デザインが良好となっている。また、蛍光ランプの点灯時、不点灯時に係らず、透光性カバーを介して器具本体内を視認できるので、ランプソケットの近くに遮蔽用端板などを配設することにより、ランプソケットへのリード線や内部構成部品を視認できないようにして意匠性を向上させている。
【非特許文献1】松下電工(株)クリーンフーズベースライト、2005−2007施設・店舗・屋外照明カタログ、カタログNO.照A−194、2005年3月発行、p.288
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1の照明器具は、遮蔽用端板などを配設して内部構成部品を視認できないようにしているので、遮蔽用端板などの配設工程や遮蔽用端板などを要する分コストアップするという欠点を有する。
【0004】
本発明は、コストを低減可能であって意匠性が良好な放電ランプを覆う透光性カバーを有する照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の照明器具の発明は、器具本体と;発光部が器具本体の長手方向に沿うように配設された放電ランプと;放電ランプを覆うように器具本体に取付けられ、放電ランプの電極に対向する部位より端部側の光拡散性が残余の部分よりも上昇するように形成された光拡散部を有する透光性カバーと;を具備していることを特徴とする。
【0006】
本発明および以下の発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
【0007】
器具本体は、箱状、板状などの形状を問わない。
【0008】
放電ランプの形状は、直管状、蛇行状、螺旋状などを問わない。放電ランプとして、例えば直管形蛍光ランプ、中間がU字状に屈曲されたコンパクト形蛍光ランプなどを用いることができる。
【0009】
「放電ランプを覆うように」とは、放電ランプのみならず、ランプソケット、反射板など、要するに器具本体に取り付けられる内部構成部品が透光性カバーにより覆われることを意味する。
【0010】
「残余の部分」とは、透光性カバーの光拡散部を除く部分をいう。
【0011】
「光拡散性が上昇するように形成する」とは、例えば、透光性カバーの内面を曇り仕上げにすることである。その方法は、例えば透光性カバーを成形する金型の透光性カバーの光拡散部に相当する部分をサンドペーパーで研磨して模様を付ける、成形後の透光性カバーの端部側をサンドペーパーで研磨する、透光性カバーの端部側を塗装や梨地処理するなどのいずれであってもよい。
【0012】
本発明によれば、透光性カバーの放電ランプの電極に対向する部位より端部側の光拡散部は、放電ランプの放射光の残光が照射され、その光量が非常に小さいものであって、さらに、光拡散性が残余の部分よりも低下するように形成されているので、光拡散部より放射される放電ランプの光量はさらに小さくなる。一方、透光性カバーの光拡散部を除く残余の部分は、放電ランプの発光部に対向しているので、多量の放射光が透過される。すなわち、光拡散部は、光拡散性が残余の部分よりも上昇するように形成されて、放電ランプから照射される残光の透過量が非常に小さくなるので、光拡散部を介して、外部から照明器具の内部を視認しづらくなる。また、放電ランプが消灯しているときは、光拡散部に放電ランプからの残光が照射されないので、光拡散部を介して、さらに外部から照明器具の内部を視認しづらくなる。
【0013】
そして、放電ランプは、電極が発光管の端面から発光管内部に延在して設けられているので、例えば照明器具が天井に配設され照明器具を斜め方向から見上げたときに、光透過性が低下している光拡散部により照明器具の内部を視認することが遮られ、発光管の端部に設けられている口金あるいはランプソケットを視認するに留まる。
【0014】
請求項2に記載の照明器具の発明は、請求項1記載の照明器具において、少なくとも放電ランプの発光部に対向するように器具本体に配設された反射体と;を具備し、透光性カバーは、光拡散部が反射体の端部を覆うように形成されていることを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、反射体は、少なくとも放電ランプの発光部に対向しているので、発光部から反射体側に放射された放射光は、反射体により器具本体の前面側に反射される。そして、透光性カバーの光拡散部が反射体の端部を覆うので、外部から反射体よりも照明器具の内部側が見えなくなる。また、光拡散部は、光拡散性が上昇されて光透過量を減少させるので、放電ランプから光拡散部に照射された光の多くが熱となって照明器具の端部側の内部温度を上昇させる。これにより、放電ランプの発光部側の内部温度との温度差が小さくなって、照明器具の内部温度が略均一となり、放電ランプが安定して点灯する。
【発明の効果】
【0016】
請求項1の発明によれば、透光性カバーの放電ランプの電極に対向する部位より端部側の光拡散性が残余の部分よりも上昇するように形成された光拡散部を有することにより、光拡散部に対向する照明器具の内部を外部から視認しづらくなるので、ランプソケットへのリード線や内部構成部品を遮蔽する遮蔽用端板などを設ける必要がなくなり、照明器具のコストを低減させることができる。
【0017】
そして、放電ランプの非発光部に対向する照明器具内を直接視認することができなくなっていることと、透光性カバー全体は、概して放電ランプからの放射光により明るくなるので、透光性カバーの意匠性を向上させることができ、照明器具の商品価値を向上させることができる。
【0018】
請求項2の発明によれば、光拡散部からの光透過量が低くなる分、照明器具の光拡散部の箇所の内部温度が上昇するので、照明器具内の温度が略均一となり、放電ランプの点灯を安定化することができて、照明器具から略均一な配光を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施形態の照明器具を示し、(a)は概略正面図、(b)は概略平面図である。照明器具1は、天井などの造営物に直付けされる直付照明器具であり、器具本体2、放電ランプとしてのコンパクト形蛍光ランプ3、透光性カバー4および反射体5を有して形成されている。
【0021】
器具本体2は、例えば鋼板からなり、長方形状に形成されている。そして、複数の取付孔(図示しない。)が設けられていて、当該取付孔を介して造営物に取付けられている。器具本体2は、前面側にアルミニウム(Al)からなり、長方形であって断面逆台形状に折曲された反射板5をねじ(図示しない。)により取付けている。また、一端部側2aにランプソケット6を取付けている。ランプソケット6は、図示しないリード線により点灯装置(図示しない。)に接続されている。反射板5は、器具本体2の他端部側2bにおいてランプホルダー7を取付けている。
【0022】
コンパクト形蛍光ランプ3は、2本の直管バルブを一端側で接合し、2本の直管バルブのそれぞれの他端側に電極としてのフィラメント電極8を封装する発光管9を有し、2本の直管バルブの他端側に口金10を配設している。そして、発光管9の管径は17.5mm、管長は1150mmであり、コンパクト形蛍光ランプ3の定格ランプ電力は105Wである。
【0023】
コンパクト形蛍光ランプ3は、口金10がランプソケット6に装着され、発光管9の一端側9aがランプホルダー7に支持されている。これにより、発光管9(コンパクト形蛍光ランプ3の発光部)は、器具本体2の長手方向に沿うように配設されて、反射体5に対向する。
【0024】
反射体5は、コンパクト形蛍光ランプ3の少なくとも発光部(発光管)9に対向して器具本体2に配設されている。これにより、コンパクト形蛍光ランプ3から器具本体2の背面側に放射された光は、反射板5で反射され、器具本体2の前面側に出射される。コンパクト形蛍光ランプ3は、点灯装置により高周波点灯される。
【0025】
透光性カバー4は、例えばアクリルからなり、長手方向が略皿状に形成され、横断面形状が略U字状に形成されているとともに、周囲に鍔部4aが設けられている。透光性カバー4は、鍔部4aを含めた縦横の大きさが器具本体2と略同等になるように形成されている。そして、長手方向の鍔部4aには、複数の孔が設けられているとともに、孔を有する押え板11が複数個載置されている。そして、押え板11の孔と鍔部4aの孔とを合わせて、押え板11からねじ12を挿入し、ねじ12を器具本体2に形成されているねじ孔にねじ込むことにより、透光性カバー4は、器具本体2に取付けられている。このとき、コンパクト形蛍光ランプ3、反射板5およびランプソケット6などの内部構成部品は、透光性カバー4により覆われている。
【0026】
そして、透光性カバー4は、コンパクト形蛍光ランプ3のフィラメント電極8に対向している部位より端部側部分の光拡散性が端部側部分を除く残余の部分(以下、残余の部分という。)4Bの光拡散性よりも上昇するように形成された光拡散部4Aを有している。この光拡散部4Aは、曇り仕上げされている。例えば、光拡散部Aの光拡散の程度は、残余の部分4Bの20%以下となっている。また、光拡散部4Aは、反射体5がコンパクト形蛍光ランプ3の少なくとも発光部(発光管)9に対向して配設されているので、反射体5の少なくとも端部を覆っている。
【0027】
曇り仕上げは、透光性カバー4の光拡散部4Aに相当する金型部分をサンドペーパーで研磨し、その後、透光性カバー4を成形することにより形成される。そして、曇り仕上げは、透光性カバー4の内面側に形成されている。また、曇り仕上げは、透光性カバー4の両側に形成されている。透光性カバー4を器具本体2に配設するときに、取付けの方向性を持たせないようにするここと、意匠性を持たせるためである。
【0028】
次に、本発明の第1の実施形態の作用について述べる。
【0029】
点灯装置がコンパクト形蛍光ランプ3を点灯すると、コンパクト形蛍光ランプ3からの放射光は、透光性カバー4の残余の部分4Bから外部に出射される。そして、放射光の残光が透光性カバー4の光拡散部4Aに照射される。光拡散部4Aは、透光性カバー4のコンパクト形蛍光ランプ3のフィラメント電極8に対向する部位より端部側であるので、残光量が非常に少ない。加えて、光拡散部4Aは、曇り仕上げされて光拡散性が上昇しているので、光拡散部4Aを透過する前記残光量はさらに減少する。
【0030】
光拡散部4Aを透過する光量が少なくなるにつれ、光拡散部4Aを介して照明器具1の内部は視認しづらくなるものであり、上記のように、光拡散部4Aを透過する残光量が非常に少ないと、照明器具1の内部を視認することが困難となる。また、光拡散部4Aは、反射体5の端部を覆うので、外部から反射体5よりも照明器具1の内部側を見えなくしている。
【0031】
また、光拡散部4Aは、コンパクト形蛍光ランプ3のフィラメント電極8に対向する部位まで形成されているので、照明器具1を斜め方向から見上げたときに、光透過性が低下している光拡散部4Aから照明器具1の内部を視認することが遮られる。そして、残余の部分4Bを介して照明器具1の内部を見ても、光拡散部4Aが目線と鉛直方向の角度(視角)を大きくするので、照明器具1の内部の端部側は遠方からでないと見えなく、通常では、コンパクト形蛍光ランプ3の口金10あるいはランプソケット6を視認するに留まるものである。
【0032】
そして、コンパクト形蛍光ランプ3が消灯しているときは、照明器具1の内部は、外光による照明によるので暗く、照明器具1の内部の視認は、より困難となる。
【0033】
そして、光拡散部4Aは、上記で説明したように、光拡散性が上昇されて光透過量を減少させるので、コンパクト形蛍光ランプ3から光拡散部4Aに照射された光の多くが熱となって照明器具1の端部側の内部温度を上昇させる。これにより、コンパクト形蛍光ランプ3の発光部9側の内部温度との温度差が小さくなり、照明器具1は、内部温度が略均一となる。この結果、コンパクト形蛍光ランプ3は、安定的に点灯するようになる。
【0034】
上述したように、照明器具1の内部の端部側は、透光性カバー4を介して視認しづらくなっているので、端部側に配設されているランプソケット6へのリード線や内部構成部品などを遮蔽する遮蔽用端板が設けなくすることができる。したがって、その分コストを低減することができる。加えて、透光性カバー4は、光拡散部4Aと残余の部分4Bに形成され、両者の明るさの調和により、意匠性が向上している。この結果、照明器具1の商品価値を向上させることができる。
【0035】
そして、照明器具1の端部側の内部温度が光拡散部4Aの作用により上昇して、照明器具1全体の内部温度が略均一となることにより、コンパクト形蛍光ランプ3が安定して点灯し、照明器具1からの均一な配光を得ることができる。
【0036】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0037】
図2は、本発明の第2の実施形態を示す照明器具の概略縦断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0038】
図2に示す照明器具13は、防水形照明器具であり、図1に示す照明器具1において、器具本体14の周部に形成されている段差の角部にパッキン15が配設され、パッキン15上に透光性カバー4および押え板11が配置されている。
【0039】
透光性カバー4および押え板11は、それぞれの孔16,17にステンレスからなる防水用のねじ(図示しない。)が挿通され、器具本体14に共締めされている。この共締めにより、パッキン15が押圧されて、パッキン15と器具本体14および透光性カバー4のそれぞれの間から水分が照明器具13の内部に侵入することが阻止されている。なお、図中、18はコンパクト形蛍光ランプ3を高周波点灯させる点灯装置である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の第1の実施形態の照明器具を示し、(a)は概略正面図、(b)は概略平面図。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す照明器具の概略縦断面図。
【符号の説明】
【0041】
1,13…照明器具
2…器具本体
3…放電ランプとしてのコンパクト形蛍光ランプ
4…透光性カバー
5…反射体




 

 


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