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発明の名称 表示装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−18873(P2007−18873A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−199234(P2005−199234)
出願日 平成17年7月7日(2005.7.7)
代理人 【識別番号】100076233
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 進
発明者 渡邉 智
要約 課題
定期点検に伴う器具本体から枠部の取外し作業時に取外し用回転解除具により生じる傷の発生量を少なくでき、外観が損うのを防止することができる表示装置を提供する。

解決手段
前面開口した直方体状の器具本体2には、器具本体2の前面開口を覆うように表示パネル5等を有する枠部4が装着される。枠部材4の後縁部に当接する器具本体2の前縁部には取外し用凹部18が設けられている。この取外し用凹部18の底面及びこの底面に対向配置する枠部2の内面には、取外し用凹部18に挿入し回転することで枠部4を器具本体2から取外すためのマイナスドライバ30の先端刃30aと回転時に当接するための第1及び第2当接部材19、21がそれぞれ設けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】
前面開口した直方体状の器具本体と;
前記器具本体の前面開口を覆うように前記器具本体に着脱自在に取付けられる枠部と;
前記枠部を前記器具本体に係止する係止手段と;
前記枠部の後縁部に当接する前記器具本体の前縁部に設けられた凹部を有し、前記凹部は、前記枠部を前記器具本体から取り外すための取外し用回転解除具が挿入及び回転可能なように設けられている取外し用凹部と;
前記取外し用凹部の底面及びこの底面に対向配置する前記枠部の内面にそれぞれ配設され、前記取外し用回転解除具の回転時に当接する第1及び第2当接部材と;
を具備したことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記第1及び第2当接部材は、前記取外し用回転解除具の前記取外し用凹部への挿入及び回転が可能となるような厚みで形成したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記表示装置は、誘導灯であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、前面が開口した器具本体と、この器具本体に着脱可能に装着され、ランプの光を出射する表示パネルを配設した枠部とを有する表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、非常時に避難路や非常口を照明する誘導灯や非常灯などの表示装置は、非常用電源が内蔵されて、通常時は商用電源からの電力にてランプを点灯させ、非常時は非常用電源からの電力にてランプを点灯させるようになっている。
【0003】
例えば、導光板式又はパネル式と呼ばれる誘導灯や非常灯などの表示装置は、前面が開口した器具本体と、この器具本体に着脱可能に装着され、ランプの光を出射する表示パネルを配設した枠部とを有している。
【0004】
器具本体内には、ランプを点灯させるための点灯ユニットが設けられている。また、枠部の表示パネルの後面側には、導光板が配設されている。枠部の基端側には、前記導光板の一端縁に対向配置するようにランプである直管型蛍光灯が配設されている。
【0005】
このような構成の表示装置は、前記直管型蛍光灯からの光を、導光板内での全反射により導光板の他端縁側に導きながら導光板の後面に設けた光拡散部に入射させ、この光拡散部により拡散した光のうち、表示パネルに向かう光を表示パネルの前方に出射する。
【0006】
ところで、この種の誘導灯や非常灯の表示装置は、非常状態が生じた際に、非常用電源にて点灯維持できるか点灯点検することが法的に義務づけられている。この法的な点灯点検は、20分間、または60分間強制的に非常用電源からの電力にてランプを点灯させて非常用電源、ランプ、及び点灯回路等の状態点検を、3ヶ月または6ヶ月毎に実施することが定められている(以下、定期点検と称する)。
【0007】
このような定期点検を行う場合には、前記器具本体から、この器具本体に装着された枠部を取り外さなくてはならない。このため、従来の表示装置は、前記器具本体から前記枠部を取り外すための取外し機構を備えているものがある。
【0008】
例えば、特開平2001−351417号公報には、表示装置である誘導灯において、前記器具本体の前端縁部に当接する前記枠部の後端縁部に器具本体から取り外すための取外し用凹部を設け、この取外し用凹部に取外し用回転解除具である例えばコインの一部を挿入して前記枠部が器具本体から離れる向きに力を作用させることにより器具本体から枠部を取り外すための技術が開示されている。
【特許文献1】特開平2001−351417号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、前記特開平2001−351417号公報の従来技術では、器具本体から枠部を取外すための取外し用回転解除具としてコインを用いて取外し作業を行っているが定期点検を行う作業者は、通常、コインではなく取外し用回転解除具としてマイナスドライバ(JIS規格におけるねじ回し)を用いて取外し作業を行うことが多い。
【0010】
このため、作業者は、マイナスドライバを用いて器具本体から枠部の取外し作業を行った場合、このマイナスドライバの先端刃を前記取外し用凹部に挿入して枠部が器具本体から離れる向きに力を与えるように回転させると、このマイナスドライバの先端刃が取外し用凹部に当接しながら樹脂製の枠部を樹脂製の器具本体から取外すことになるため、この取外し用凹部や枠部に傷をつけてしまう。つまり、この取外し用凹部は枠部及び器具本体の外観面に連なるものであるため、結果として、表示装置の外観を損ってしまうといった問題点があった。
【0011】
そこで、本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、定期点検に伴う器具本体から枠部の取外し作業時に取外し用回転解除具により生じる傷の発生量を少なくでき、外観が損うのを防止することができる表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1の発明の表示装置は、前面開口した直方体状の器具本体と;前記器具本体の前面開口を覆うように前記器具本体に着脱自在に取付けられる枠部と;前記枠部を前記器具本体に係止する係止手段と;前記枠部の後縁部に当接する前記器具本体の前縁部に設けられた凹部を有し、前記凹部は、前記枠部を前記器具本体から取り外すための取外し用回転解除具が挿入及び回転可能なように設けられている取外し用凹部と;前記取外し用凹部の底面及びこの底面に対向配置する前記枠部の内面にそれぞれ配設され、前記取外し用回転解除具の回転時に当接する第1及び第2当接部材と;を有している。
【0013】
請求項2の発明の表示装置は、請求項1に記載の表示装置において、前記第1及び第2当接部材は、前記取外し用回転解除具の前記取外し用凹部への挿入及び回転が可能となるような厚みで形成したことを特徴とするものである。
【0014】
請求項3の発明の表示装置は、請求項1又は請求項2に記載の表示装置において、前記表示装置は、誘導灯であることを特徴とするものである。
【0015】
本発明において用語の定義及び技術的意味は次による。
前記第1及び第2当接部材は、前記取外し用凹部の底面及びこの底面に対向配置する前記枠部の内面にそれぞれ配設されるものであるが、取外し用凹部を有する器具本体及び前記枠部とそれぞれ一体的に構成しても良く、あるいは別部材として構成しても良い。別部材と構成した場合には、前記第1及び第2当接部材は、前記取外し用回転解除具であるマイナスドライバの先端刃が当接し回転しても傷が付かないような剛性のある部材を用いても良い。
【0016】
また、表示装置は係止手段を有し、この係止手段は、前記枠部の前記第2当接部材近傍に設けられた爪部材と、この爪部材を係止するもので前記器具本体の前記取外し用凹部近傍に設けられた爪係止部とで構成されたものである。すなわち、爪部材は組み付け方向とは鉛直の方向に付勢する弾性特性を有し、この爪部が前記爪係止部に係止することにより、前記枠部が前記器具本体に固定される。
【0017】
請求項2において、前記第1及び第2当接部材の、前記取外し用回転解除具の前記取外し用凹部への挿入及び回転が可能となるような厚みとは、例えば、前記取外し用回転解除具であるマイナスドライバの先端刃厚がJIS規格である0.8mmであり、この先端刃が挿入される前記取外し用凹部の挿入幅が1.2mmとなるような厚みを意味している。
すなわち、このような厚みの第1、第2当接部材とすることにより、前記マイナスドライバの先端刃が前記取外し用凹部に挿入し易く、且つ回転操作し易くするためである。
【0018】
請求項3において、表示装置は、通常時には商用電源からの電力にてランプを点灯させ、非常時には非常用電源からの電力にてランプを点灯させる避難経路や非常口などに設置される誘導灯器具や非常灯器具等である。
この表示装置は、ランプ、非常用電源、通常時は商用電源からの電力にて前記ランプを点灯させ、非常時は前記非常用電源からの電力にて前記ランプを点灯させる点灯ユニット、及び前記ランプと非常用電源及び点灯回路等の点検を行う点検スイッチからなっている。 なお、本発明は誘導灯に限定されることはなく、例えば樹脂製の器具本体及び枠部からなる表示装置全般に適用することが可能である。
【発明の効果】
【0019】
本発明の表示装置は、定期点検に伴う器具本体から枠部の取外し作業時に取外し用回転解除具により生じる傷の発生量を少なくでき、外観が損うのを防止することができるといった利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明する。
【実施例1】
【0021】
図1は本発明の表示装置の一実施例を示し、表示装置の全体構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、本実施例の誘導灯や非常灯である表示装置1は、前面が開口した直方体状の器具本体2と、この器具本体2に着脱可能に装着され、矩形状の表示パネル5を有しこの表示パネル5によって器具本体2の前面開口の大部分を覆う枠部4と、光源である直管系の冷陰極蛍光灯7を有し器具本体2の前面開口の内表示パネル5に覆われていない残りの部分を覆うように表示パネル5の上縁に沿って配設されたランプカバー部3と、を有している。
【0022】
ランプカバー部3は、前記枠部材2に着脱可能に装着される。また、ランプカバー部3内部には、前記冷陰極蛍光灯7が収容されるようになっている。
前記ランプカバー部3を装着した枠部4は、避難口へ誘導するためのシンボルが表記され透光性を有するアクリル樹脂製の表示パネル5と、この表示パネル5の後面側に配設され冷陰極蛍光灯7の光を表示パネル5へと導光する透明アクリル樹脂製の導光板6と、この導光板6の後面に配設される反射シート(図示せず)と、を有している。
【0023】
また、枠部4の後面における左右両端部には、係止手段としての係止爪部8がそれぞれ上下方向(器具本体2への組み付け方向)に突設されている。これらの係止爪部8の外側面には、器具本体2の図示しない係止凹部に係止する突起部8aが設けられている。つまり、これらの係止爪部8は、組み付け方向とは鉛直の方向で且つ外側に付勢する弾性特性を有し、これらの係止爪部8の突起部8aが器具本体2の図示しない係止凹部と係止することにより、前記枠部4を器具本体2に装着し固定できるようになっている。
【0024】
なお、前記枠部4は、予め表記されたシンボルが異なる複数種類の表示パネル5を容易しておくことにより、表示パネル5を適宜交換することができるようになっている。
【0025】
次に、前記枠部4が装着される器具本体2の概略構成について説明する。
器具本体2は、合成樹脂製であって、この器具本体2の前記ランプカバー部3が装着される部分の上面には、電源線挿通孔9及び2つのノックアウト部10が設けられている。この電源線挿通孔9は、商用電源からの電線を挿通するための挿通孔である。また、これら2つのノックアウト部10は、天井面に表示装置1を直付けする際に用いる取付けねじを挿通させるための取付け孔を形成する切除可能なもので、左右方向に離間して形成されている。
【0026】
また、器具本体2の中央部分には、電源線挿通孔11及びノックアウト部12が設けられている。この電源線挿通孔11は、商用電源からの電線を挿通するための挿通孔である。また、ノックアウト部12は、壁面に表示装置1を直付けする際に用いる取付けねじを挿通させるための取付け孔を形成する切除可能なものである。
【0027】
したがって、器具本体2を天井面に取付ける場合、壁面に取付ける場合など、必要に応じて電源線が挿入されない電源穴や取付けねじが挿通されない取付け孔が生じるのを防ぐことができ、美観を高めることが可能になる。
【0028】
器具本体2内部の中央部分には、前記冷陰極蛍光灯7を点灯させるための点灯ユニット14が設けられている。また、器具本体2内部の下部には、商用電源の停電時に前記点灯ユニット14に給電するための非常用電源である蓄電池を有する非常用電源部15が配設されている。
【0029】
なお、前記点灯ユニット14は、図示はしないが、商用電源に接続される端子台13に電線を介して接続されるとともに、非常用電源部15に電線を介して接続されており、通常は商用電源により給電されて冷陰極蛍光灯7を点灯させ、商用電源の停電時には蓄電池により給電されて冷陰極蛍光灯7を点灯させるように構成されている。
【0030】
また、器具本体2内の下部の右端部(図1における右端部)には、図1に示すように、強制的に点灯ユニット14への商用電源の給電を遮断し非常用電源部15で点灯するかどうかの確認を行うための押釦スイッチよりなる点検スイッチ16が配設されている。この点検スイッチ16の押釦スイッチは、図示はしないが器具本体2の底面の一部から露出されており、点検時には作業者はこの露出している点検スイッチ16の押釦スイッチを押下するようになっている。
【0031】
さらに、器具本体2の両側側面の中央部分には、図1及び図2に示すように、前記枠部2の係止爪部8の裏面及び上面の一部と係合しながら器具本体2の奥行き方向への移動を規制する規制部20がそれぞれ設けられている。この規制部20は、器具本体2に連続して形成されたもので、対向配置しているL字状の係合辺が器具本体2の内側方向に突出するように形成されている。
【0032】
前記枠部4を器具本体2に装着する場合には、前記枠部4の2つの係止爪部8を前記器具本体2の2つの規制部20に当接し、そして、この規制部20によって規制しながら器具本体2の奥行き方向(枠部2の組み付け方向)移動させる。そして、前記したように係止爪部8の突起部8aが器具本体2の図示しない係止凹部と係止することにより、前記枠部4が器具本体2に装着し固定されることになる。
【0033】
本実施例の表示装置1は、前記器具本体2の前記規制部20近傍に、取外し用機構17としての取外し用凹部18を設けている。このような取外し用凹部18を含んで構成された取外し用機構17の具体的な構成を図2乃至図4を参照しながら説明する。
【0034】
図2は図1の器具本体に設けられた取外し用機構を構成する取外し用凹部及び規制部の構成を示す拡大斜視図、図3は図1の枠部に設けられた係止爪部及び取外し用機構を構成する当接部の構成を示す拡大斜視図、図4は器具本体に枠部を装着した場合の取外し用機構の外観構成を示す拡大斜視図である。
【0035】
図2に示すように、器具本体2の前記規制部20近傍には、この器具本体2の縁部を切り欠いて形成された取外し用凹部18が設けられている。この取外し用凹部18は、それぞれ器具本体2の両側の前記枠部4の係止爪部8に対応する位置に設けられている。
【0036】
また、これらの取外し用凹部18の切り欠き面(底面)には、取外し用機構17を形成する、予め設定された肉厚の第1当接部材19が配設されている。
【0037】
なお、この第1当接部材19は前記器具本体2と一体的に形成しても良く、あるいは器具本体2とは別部材で形成して配設するように構成しても良い。また、この第1当接部材19は、前記取外し用凹部18の切り欠き(底面)幅全体に配設するように構成することが望ましい。
【0038】
一方、前記係止爪部8が設けられた枠部4の内面の外側縁部には、図3に示すように、前記器具本体2と枠部材4の装着時に前記器具本体2の前記第1当接部材19と対向配置するように第2当接部材21が配設されている。
【0039】
この第2当接部材21は、前記第1当接部材19とで取外し用機構17を形成するもので、前記第1当接部材19と同様に、予め設定された肉厚となるように形成されている。
なお、この第2当接部材21は、前記枠部4あるいは前記係止爪部8と一体的に形成しても良く、あるいは枠部4又は係止爪部8とは別部材で形成して配設するように構成しても良い。
【0040】
また、前記第1及び第2当接部材19、21を別部材で形成した場合に、第1及び第2当接部材19、21の少なくとも一方を、傷の発生を軽減できる強度の樹脂、あるいは金属等の剛性部材を用いて形成しても良い。
【0041】
前記枠部4が前記器具本体2に装着された際の、前記取外し用機構17を形成する第1、第2当接部材19、21及び取外し用凹部18の外観における概略構成が図4及び図7に示されている。
【0042】
前記第1、第2当接部材19、21は、枠部4が器具本体2に装着されると、図4に示すように、対向配置される。つまり、本実施例では、図7に示すように、前記第1、第2当接部材19、21を設けたことによって、取外し用凹部18の組み付け方向における挿入幅をL1とすると、この取外し用凹部の挿入幅L1は、取外し用回転解除具であるマイナスドライバの先端刃が挿入及び回転動作が可能な範囲で、従来技術における取外し用凹部の挿入幅よりも小さくなっている。
【0043】
すなわち、前記枠部4を器具本体2からの取外し作業時に、作業者は、前記取外し用凹部18にマイナスドライバの先端刃を挿入し回転させると、このマイナスドライバの先端刃の両側部分が前記第1、第2当接部材19、21に当接されることになる。
【0044】
なお、本実施例では、取外し用凹部18の挿入幅L1は、挿入するマイナスドライバの先端刃厚に応じて前記第1、第2当接部材19、21の厚みを適宜変更して形成しても良い。
【0045】
また、取外し用凹部18の切り欠き幅(図7中の水平方向における底面の幅)についても、挿入するマイナスドライバの先端刃幅に応じて最適な寸法で形成すれば良い。この場合、取外し作業に伴う回転時にマイナスドライバの先端刃の両側部分が第1、第2当接部材19、21に対して面当接することが望ましい。
【0046】
具体的には、取外し用回転解除具としてのマイナスドライバは、JIS規格によって、軸長さに対応する先端刃幅と先端刃厚が決められている。
例えば、従来では、先端刃幅が6mmで先端刃厚が0.8mmであるマイナスドライバを取外し用回転解除具として用いることが多い。このため、本実施例では、このJIS規格におけるマイナスドライバに対応させて、前記取外し用凹部18の挿入幅L1を1.2mmとなるように第1、第2当接部材19、21の厚みを調節している。
【0047】
このことにより、取外し用凹部18へのマイナスドライバの先端刃の挿入性を損うことなく、且つ、取外し作業時の回転時にはマイナスドライバの先端刃が第1、第2当接部材19、21に対して平行に近い状態にて当接させることができる。
【0048】
なお、本実施例では、前記取外し用凹部18の挿入幅L1は0.8mmに限定されることはなく、挿入されるマイナスドライバに応じて適宜変更しても良い。また、取外し友凹部17の切り欠き幅についても同様である。
また、本実施例では、前記取外し用凹部18には、従来、取外し用回転解除具として用いられていたコインなどは挿入できないようになっている。
【0049】
次に、本実施例の表示装置1における作用を図5乃至図8を参照しながら説明する。
図5乃至図8は本実施例の表示装置の取外し工程を説明するもので、図5は器具本体の取外し用凹部にマイナスドライバの先端刃を挿入した状態を示す説明図、図6は図5の状態からマイナスドライバを回転させて枠部を器具本体から取外した状態を示す説明図、図7は図5に示す状態の主要構成部分の断面図、図8は図6に示す状態主要構成部分の断面図である。
【0050】
いま、作業者は、安全点検に伴い、表示装置1の枠部4を器具本体2から取外すものとする。すると、作業者は、図5に示すように、器具本体2の取外し用凹部18に、マイナスドライバ30の先端は30aを挿入する。
【0051】
このときの状態が、図7に示されている。すなわち、前記取外し用凹部18の内部には、第1、第2当接部材19、21が設けられているので、マイナスドライバ30の先端刃30aは、前記第1、第2当接部材19、21との隙間が少ない状態で回転可能であり、且つ第1、第2当接部材19、21に対して略平行な状態となるように配置される。
【0052】
そして、作業者は、図5及び図7に示す状態からマイナスドライバ30を枠部4が器具本体2から離れる向きに力を与えるように回転(図8中ではA矢印方向に回転)させると、このマイナスドライバ30の先端刃30aの上面の一部と下面の一部とが前記第1、第2当接部材19、21に当接しながら枠部4を押し上げる。
【0053】
そして、さらに、作業者は、マイナスドライバ30の先端刃30aを図8中に示すA矢印方向に回転させる。すると、図8に示すように、マイナスドライバ30の先端刃30aの片側の一部が第1当接部材19との当接によって、先端刃30aの逆側の一部は、当接している第2当接部材21を、枠部4が器具本体2から外れる離れる向きに押し上げることになる。こうして、枠部4を器具本体2から取外すことができる。
【0054】
この場合、本実施例では、マイナスドライバ30の先端刃30aの両側部分が第1、第2当接部材19、21に対して平行に近い状態にて当接しながら回転することになるため、マイナスドライバ30の先端刃30aの第1、第2当接部材19、21に対する当接力を分散させることができる。このことにより、従来技術よりも前記先端刃30aの回転作用により生じる傷の発生量を少なくすることが可能となる。
【0055】
また、マイナスドライバ30の先端刃30aの両側部分が前記枠部4及び前記器具本体2に連なる面ではなく、取外し用凹部18内の第1、第2当接部材19、21に確実に当接することになるので、マイナスドライバ30に余分な回転力を与えたとしても第1、第2当接部材19、21に僅かな傷がつくことになるが、枠部4及び器具本体2の外観を損うことはない。
【0056】
なお、片側の取外し用凹部18を用いて完全に枠部4を器具本体2から取外すことができなかった場合には、他方側の取外し用凹部18を用いて上記同様の取外し作業を行えば良い。
【0057】
したがって、本実施例によれば、簡単な構成で且つ低コストで、定期点検に伴う器具本体2から枠部4の取外し作業時にマイナスドライバ30により生じる傷の発生量を少なくすることができる。よって、表示装置1の外観が損うのを防止することが可能となる。
【0058】
本発明は前記実施例1に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲での応用や組み合わせも適用される。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の表示装置の一実施例を示し、表示装置の全体構成を示す分解斜視図。
【図2】図1の器具本体に設けられた取外し用凹部及び規制部の構成を示す拡大斜視図。
【図3】図1の枠部に設けられた係止爪部及び当接部の構成を示す拡大斜視図。
【図4】器具本体に枠部を装着した場合の取外し用機構の外観構成を示す拡大斜視図。
【図5】器具本体の取外し用凹部にマイナスドライバの先端刃を挿入した状態を示す説明図。
【図6】図5の状態からマイナスドライバを回転させて枠部を器具本体から取外した状態を示す説明図。
【図7】図5に示す状態の主要構成部分の断面図。
【図8】図6に示す状態主要構成部分の断面図。
【符号の説明】
【0060】
1…表示装置、
2…器具本体、
3…ランプカバー部
4…枠部、
5…表示パネル、
6…導光板、
7…ランプ(冷陰極蛍光灯)、
8…係止爪部、
13…端子板、
14…点灯ユニット、
15…蓄電池、
16…点検スイッチ、
17…取外し機構、
18…取外し用凹部、
19…第1当接部材、
21…第2当接部材、
30…マイナスドライバ、
30a…先端刃。




 

 


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