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発明の名称 照明装置及び照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−12288(P2007−12288A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−187762(P2005−187762)
出願日 平成17年6月28日(2005.6.28)
代理人 【識別番号】100083150
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻木 信義
発明者 西家 充彦 / 平松 拓朗 / 清水 恵一
要約 課題
半導体発光素子から発生する熱を効果的に放熱して所定の照度が得るようにすると共に信頼性を高め、さらに光の照射方向を変化させることが可能となる照明装置及び照明器具を提供する。

解決手段
半導体発光素子11と;半導体発光素子11を支持すると共に熱伝導性を有して構成した光源体12と;光源体12を支持し半導体発光素子11を点灯する点灯回路15を収納したカバー部材13と;カバー部材13に支持された口金部材14と;を具備する構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体発光素子と;
半導体発光素子を支持すると共に熱伝導性を有して構成した光源体と;
光源体を支持し半導体発光素子を点灯する点灯回路を収納したカバー部材と;
カバー部材に支持された口金部材と;
を具備することを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記光源体は、光を透過する透光部を有する金属で構成したことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記光源体は、カバー部材に対し回動可能に支持したことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項4】
請求項1ないし3いずれか一に記載の照明装置を用いたことを特徴とする照明器具。


発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光ダイオード等の半導体発光素子を光源とした照明装置及び照明器具に
関する。
【背景技術】
【0002】
近年、フィラメント電球に代わって、寿命が長く、また消費電力の少ない半導体発光素子である発光ダイオードを光源としたランプが、各種照明器具の光源として採用されるようになってきている(例えば特許文献1や特許文献2)。
【0003】
しかしながら、発光ダイオードは点灯時に発熱量が比較的多く、この温度上昇により発光効率が低下して光束の低下が生じ、所定の照度が得られない問題がある。
【0004】
これを解決するために、特許文献1などに示されるように、発光ダイオードの放熱性を向上させ、発光効率の低下を抑制することが行われている。
【0005】
また、発光ダイオードは狭角配光光源の性能を有し、一般的に光の直進性がよいために、光の照射方向を簡単かつ自由に変換できるようにすることが要望されている。
【特許文献1】特開2001−243809号公報
【特許文献2】特開2004−103443号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら特許文献1に示されるものは、透光性カバーと共に略球体をなすように構成されたラッパ状金属放熱部の内部に金属基板を設け、金属基板に発光ダイオードを実装し、発光ダイオードが発生する熱を高熱伝導部材を介してラッパ状金属放熱部に伝達するように構成したLED電球である。
【0007】
このため、電球としてのケース部分を兼ねるラッパ状金属放熱部全体の温度が高くなり、ラッパ状金属放熱部の内部空間の温度が上昇してしまう。
【0008】
このラッパ状金属放熱部の内部空間は、特許文献2等にも示されるように、発光ダイオードを点灯制御するための電源装置、すなわち点灯回路を構成する回路部品が収納されており、内部空間の温度が上昇すると回路部品が加熱され回路故障の原因となり信頼性を損なう恐れがある。
【0009】
また、特許文献1及び特許文献2などのように、この種LED電球においては、発光ダイオードを実装した金属基板は本体ケース部分を兼ねるラッパ状金属放熱部に固定されており、LED電球を照明器具のソケットに装着した場合、光の照射方向は固定され、所望の方向に向けて最適な照明を行うことができない問題がある。
【0010】
本発明は、上記の問題、課題に鑑みてなされたもので、半導体発光素子から発生する熱を効果的に放熱して所定の照度が得るようにすると共に信頼性を高め、さらに光の照射方向を変化させることが可能となる照明装置及び照明器具を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に記載の照明装置の発明は、半導体発光素子と;半導体発光素子を支持すると共に熱伝導性を有して構成した光源体と;光源体を支持し半導体発光素子を点灯する点灯
回路を収納したカバー部材と;カバー部材に支持された口金部材と;を具備することを特徴とする。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、半導体発光素子を支持すると共に熱伝導性を有して構成した光源体により、半導体発光素子から発生する熱を効果的に放熱して所定の照度が得るようにすると共に信頼性を高めた照明装置が構成される。
【0013】
さらに、光源体を、点灯回路を収納したカバー部材に支持することにより、光源体をカバー部材とは別個の部品として構成することが可能となり、光源体をカバー部材に対して、回動させたり移動させたりして動かすことができ、発光ダイオードの光の照射方向を変化させることが可能となる照明装置が構成される。
【0014】
「半導体発光素子」は、フィラメントを有しない半導体よりなる発光素子で、例えば発光ダイオードや半導体レーザなどを許容する。
【0015】
「熱伝導性を有して構成した光源体」は、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属で構成することを許容するが、合成樹脂の素材にアルミニウム等の金属膜をコーティングしたり、アルミ箔等を被覆したものなどでもよく、その材質は特定のものに限定されない。
【0016】
また,半導体発光素子、例えば発光ダイオードは、一般的にチップ素子を実装するプリント基板と、プリント基板の裏面に設けられたアルミニウム等からなる放熱板で構成されているが、この放熱板を光源体に接触させて支持してもよく、さらには発光ダイオードの放熱板自体で光源体を構成することも許容する。
【0017】
「光源体を支持し半導体発光素子を点灯する点灯回路を収納したカバー部材」は、箱状をなし、材質はアルミニウム等の熱伝導性の良好な金属でも、または耐熱性でかつ電気絶縁性を有する合成樹脂でもよく、その材質は限定されない。
【0018】
また点灯回路を収納した内部の状態は、気密にしても、また放熱のための空気孔等を形成し外部と連通させたものであってもよい。
【0019】
点灯回路は、半導体発光素子を点灯するための電源回路を有しているが、半導体発光素子を調光するための調光回路を有するものであってもよい。
【0020】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の照明装置において、前記光源体は、光を透過する透光部を有する金属で構成したことを特徴とする。
【0021】
請求項2に記載の発明によれば、光源体は光を透過する透光部を有する金属で構成したので、半導体発光素子から発生する熱を効果的に放熱して所定の照度が得るようにすると共に信頼性を高めた照明装置が構成される。
【0022】
透光部は、金属の光源体に光を透過する透明や半透明の部材からなる透光体を設けたり、開口等を設けて半導体発光素子の光が外部に放射されるようにする手段で、透光部に透明なレンズ体等からなる光路制御手段を設け、配光を制御して光を放射することも許容する。
【0023】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の照明装置において、前記光源体は、カバー部材に対し回動可能に支持したことを特徴とする。
【0024】
請求項3に記載の発明によれば、前記光源体は、カバー部材に対し回動可能に支持した
ので、光の照射方向を変化させることが可能となる照明装置が構成される。
【0025】
回動可能に支持することは、光源体がカバー部材に対して回転して移動することで、回動する方向は回動軸を中心として上下若しくは左右に回動するも、軸を中心にして360度の角度範囲にわたり、あらゆる方向に回動するもの、さらには回動軸がなく球の凹状をなす内面を光源体の球の外面が摺接しながら動き、回動するようにしたものなどでもよく、回動の方向、回動の角度範囲及び回動させるための具体的な手段は特に限定されない。
【0026】
請求項4に記載の照明器具の発明は、請求項1ないし3いずれか一に記載の照明装置を用いたことを特徴とする。
【0027】
請求項4に記載の発明によれば、信頼性が高く、かつ光の照射方向を変化させることが可能となる照明器具が構成される。
【発明の効果】
【0028】
請求項1の発明によれば、半導体発光素子を支持すると共に熱伝導性を有して構成した光源体により、点灯回路を収納したカバー部材から分離させ、半導体発光素子から発生する熱を効果的に放熱して所定の照度が得るようにすると共に信頼性を高め、さらに光の照射方向を変化させることが可能となる照明装置を提供することができる。
【0029】
請求項2の発明によれば、光源体は光を透過する透光部を有する金属で構成したので、半導体発光素子から発生する熱を効果的に放熱して所定の照度が得るようにすると共に信頼性を高めた照明装置を提供することができる。
【0030】
請求項3の発明によれば、前記光源体は、カバー部材に対し回動可能に支持したので、光の照射方向を変化させることが可能な照明装置を提供することができる。
【0031】
請求項4の発明によれば、信頼性が高く、かつ光の照射方向を変化させることが可能となる照明器具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明に係る照明装置及び照明器具の実施形態について説明する。
【実施例1】
【0033】
図1〜図3は、本発明の実施形態である照明装置を示し、図1は縦断面図、図2は正面図、図3は照明装置の点灯回路及び明るさ特性を示すもので、(a)は概略的な回路図、(b)は特性曲線図である。
【0034】
図4は、本発明の実施形態である照明器具を示し、天井面に設置されたスポットライトとしての照明器具を概略的に示した説明図である。
【0035】
図5は本発明の実施形態である照明装置の変形例を示す縦断面図、図6は同じく照明装置の他の変形例を示す縦断面図、図7は同じく照明装置のさらに他の変形例を示す縦断面図である。
【0036】
本実施形態の照明装置は、店舗の展示物やショーウインドウ等の展示物を照明するスポットライト等に用いる電球型のLEDランプとして構成されたもので、照明装置10は、半導体発光素子11、光源体12、カバー部材13及び口金部材14で構成する。
【0037】
以下、光源体12を上側、口金部材14を下側にして説明する。
【0038】
半導体発光素子11は、発光ダイオード(以下「LED」と称す)から構成し、LED11は複数個で同一色、本実施形態では白色のLEDが用意され、この各LEDは一方向に光線が主として放射される同種性能のもので構成する。
【0039】
各LED11は、複数のチップ素子を同心円状に複数列にわたって実装した円盤状のプリント基板11aと、プリント基板の裏面に重合し接して設けられたアルミニウム等の熱伝導性の良好な金属からなる放熱板11bで構成する。放熱板11bはプリント基板と同形状の円盤状に構成する。
【0040】
12は、LED11を支持すると共に熱伝導性を有して構成した光源体で、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属で短い円筒箱状をなし横断面が略円形をなすように構成したヒートシンクとしての作用をなすケース12aと、ケースの開口部12bを閉塞するよう設けた透光体12cで構成する。
【0041】
透光体12cは、LED11の光を外部に放射させるための透光部を構成するもので、無色透明なポリカーボネート等の合成樹脂でケース12aと略同寸法の直径を有する略円形の皿状に構成し、ケースの開口部12bにねじ込んで取付ける。
【0042】
光源体のケース12aの内底面には、円形凹部12dを形成し、この円形凹部12dにLED11の円盤状をなす放熱板11bを嵌め込み、プリント基板11aの上面からねじ等を用いて固定する。
【0043】
これにより、全体の外観形状が略円盤状をなす光源体12が構成される。
【0044】
13は、光源体12を支持しLED11を点灯する点灯回路15を収納するカバー部材で、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属の一体成型品で構成する。
【0045】
カバー部材13は、上端に径の大きな開口部13aを、下端に径の小さな開口部13bを有し、内部空間に凹部13cを形成するように隔壁13dを設ける。
【0046】
さらに、外周面が上端から下端に向かい次第に径が小さくなる略円錐状のテーパ面をなすようにして、外観が一般白熱電球のシルエットに近似させた形状に構成する。
【0047】
上端の開口部13aには、隔壁13dの上面とで浅い凹部13eが形成され、この凹部13e内に上述した光源体12を嵌合して支持する。
【0048】
すなわち、開口部13aの内径寸法は、円盤状をなす光源体12の外径寸法より大きく構成し、光源体を凹部13e内に嵌合した際に、光源体の外周面と凹部内周面との間に隙間aが形成されるようにする。
【0049】
さらに、開口部13aの外側面から光源体12の外側面にわたって2個の軸ピン13f、13fを設ける。軸ピン13fは円形をなす開口部13a及び光源体12の径方向に180度の角度をもって対向させた位置にそれぞれ設け、光源体12がカバー部材13の開口部13aに対し、この2個の軸ピン13f、13fを中心として所定の角度Aにわたり傾き回動するように構成する(図2)。
【0050】
2個の軸ピン13f、13fは、ステンレス等の金属で構成し、軸ピン13fの一端を開口部13aの内周面に一体に埋め込み、他端を開口部内面に突出させ、突出させた軸ピンに光源体12の外側面に形成した軸孔を嵌め込んで回動自在に支持する。
【0051】
カバー部材13の凹部13c内には、絶縁ケース16を嵌合し、この絶縁ケース内に点灯回路15の回路基板15aを嵌合して支持する。
【0052】
絶縁ケース16は、ポリブチレンテレフタノール(PBT)などの耐熱性でかつ電気絶縁性を有する合成樹脂で有底円筒状をなす形状に構成し、凹部13c内に嵌合してシリコーン等の耐熱性の接着剤を用いて固定する。
【0053】
回路基板15aは、円盤状のプリント基板で構成し、LED11を点灯制御するための点灯回路15を構成する回路部品15bを実装したもので、絶縁ケース16内に嵌合しシリコーン等の耐熱性の接着剤を用いて固定する。
【0054】
なお、点灯回路15の出力端子はリード線15cにより光源体12に設けられたLED11の入力端子に接続する。
【0055】
リード線15cは、絶縁ケース16及び隔壁13dに形成した貫通孔17を介して光源体12側に引き出され結線される。
【0056】
なお、貫通孔17は、リード線15cを引き出した後に、シリコーン等の耐熱性の接着剤で塞ぎ、光源体12から放熱される熱の一部が、貫通孔17を介して絶縁ケース16内に侵入しないようにしてもよい。
【0057】
14は、カバー部材13に支持される口金部材で、連結部材18を介してカバー部材13の下端の開口部13bに連結される。
【0058】
連結部材18は、絶縁ケース16と同様にポリブチレンテレフタノール(PBT)などの耐熱性でかつ電気絶縁性を有する合成樹脂で両端に開口部18a、18bを形成した円筒状をなす形状に構成する。
【0059】
上端の開口部18aの外周面にはリング状の係止突条18cを形成し、カバー部材13の下端開口部13bの内周面に形成した係止溝13gに樹脂の弾性を利用して嵌め込むことにより係合させ、連結部材18をカバー部材13に固定する。
【0060】
連結部材の下端開口部18bの外周面に口金部材14を嵌合し、カシメ若しくはシリコーン等の耐熱性の接着剤を用いて固定する。
【0061】
口金部材14は、導電性の金属で構成し、商用電源に接続される照明器具のソケットにねじ込んで取付けられるもので、例えばE26型の口金で構成し、内面に空間部14aを外面に雄ねじ14bを形成する。
【0062】
口金部材14の両端子部と回路基板15aの入力端子とをリードワイヤーにより接続する。
【0063】
点灯回路15は、図3(a)に概略的に示すように電源回路15cと調光回路15dで構成する。
【0064】
調光回路15dは、アナログ信号発生回路15eと、のこぎり波発生回路15f及びコンパレータ15gからなり、アナログ信号発生回路から発生させる任意に可変可能な直流電圧と、のこぎり波発生回路15fから発生させる変形のこぎり波(図3中にw1で示す波形)とを、コンパレータ15gで比較してPWM信号を生成し、このPWM信号で電源
回路15cのフォトカプラ15hをON/OFFすることでLED11を調光する。
【0065】
この調光における直流電圧の電圧値を変化させた際の、LEDの明るさ特性は図3(b)に示すような特性曲線となり、LEDの明るさが低い箇所において、よりよい照明演出を行うことができ、LEDの発光する付近での細かい明るさ制御が可能となり、高い照明演出ができる。
【0066】
また、図3(a)中にw2で示すように、アナログ信号を一定の電圧とし、のこぎり波の周波数を変化させることで、ろうそくのゆらめきのような動きのある照明演出が可能となる。
【0067】
上記のように構成された照明装置10を点灯すると、LED11が発光し、光源体12の透光体12cから光が放射され所定の照明を行う。
【0068】
この際、LEDから発光した光の内、直進せずに周囲方向に拡散した光は、光沢のあるアルミニウムで構成した光源体12のケース12a内面で反射して透光体12cから光ロスなく放射される。
【0069】
また、照明装置10を照明器具のソケットに装着した後に、展示物等に直接光を照射させる場合には、図2に示すよう軸ピン13fを中心として光源体12を回動し、所定の方向に傾けて使用する。
【0070】
LED11が発光し続けると熱が発生する。この熱は光源体12内での対流による冷却作用に加え、アルミニウムで構成した放熱板11b及びケース12aに直接伝導され、ケース12a外周面から効果的に外部に放出され、LEDの温度上昇を抑制する。
【0071】
また、熱の発生源であるLED11を有する光源体12は、点灯回路15を収納したカバー部材13とは、別体の部品として構成し、かつ両者は小さい軸ピンのみで連結され、しかも隙間aを有して支持されているので、LED11の熱が光源体12からカバー部材13に伝達されることがない。
【0072】
次に、上記のように構成された照明装置を光源とした照明器具の構成を説明する。
【0073】
図4に示すように、20は店舗等の天井面Xに設けられた配線用のレール21に移動可能に設置されたスポットライトで、レールと機械的に係合し、レールの導線と電気接続するための部材を設けたソケット22と、ソケットに装着された本発明の照明装置10で構成する。
【0074】
このように構成されたスポットライト20は、レール21に沿って直線方向に移動できると共に、照明装置10の光源体12が、図4の実線及び一点鎖線に示す照射範囲にわたり、所定の角度で回動できるので、効果的な照明効果を得るように展示物の位置に合わせて自由に光源体12を傾けて使用する。
【0075】
さらに、照明効果を高めることが必要な場合には、点灯回路15の調光回路を調整し、展示物に対して、例えば、ろうそくのゆらめきのような動きのある照明演出を行う。
【0076】
以上、本実施形態において、各LED11は、白色で構成したが、照明器具の用途に応じ、赤色、黄色、緑色等でも、さらには各種の色を組み合わせて構成してもよい。
【0077】
各LED11は、LEDの放熱板11bをケース12aに接触させて支持したが、LE
Dの放熱板11b自体を大きい寸法に構成して、光源体12を構成するケース12aとなるように構成してもよい。
【0078】
透光部12cを無色透明な合成樹脂で構成したが、上記の各種の色に着色したものでも、また完全な透明体でなく半透明でも、さらに材質としては合成樹脂に限らず、透光性を有する強化ガラス等で構成してもよい。さらにレンズ機能を持たせてもよい。
【0079】
光源体12をケース12aと透光体12cにより円盤状をなすように構成したが、図5に変形例として示すように略球状をなす形状に構成してもよい。
【0080】
すなわち、透光体12cを中空の半球状に形成すると共に、アルミニウムのケース12aを中空半球状の下ケース12a1とLED11を支持するための円盤状の中ケース12a2で構成し、下ケースの開口部12b内面にLEDを支持した中ケース12a2をねじ込んで固定し、さらに半球状の透光体12cを下ケースの開口部12bを上から塞ぐように被せ、ねじ込みにより固定し、全体として中空の略球状をなす光源体12を構成してもよい。
【0081】
この光源体12を上記実施形態と同様に、2個の軸ピン13fにより、カバー部材13の開口部13aに回動できるように軸止する。
【0082】
この構成によれば、光源体12が略球状をなし内部の空間が広くとれると共に外表面積も広くなり、より効果的にLEDの熱を外部に放出することができる。
【0083】
また、略球体をなす光源体12を、軸ピン13fを中心として回動するので、回動角度を大きくとることができ、より自由に光の照射方向を変えることができる。
【0084】
さらに、図6の変形例に示すように、ケース12aは中空半球状の上ケース12a3と、中空半球状の下ケース12a1とLED11を支持するための円盤状の中ケース12a2で構成し、上ケースの頂部に透光部となる開口12a4を設け、開口に小径のレンズ等の透光体12cを嵌め込んで構成し、2個の軸ピン13fにより、カバー部材13の開口部13aに回動できるように軸止するようにしてもよい。
【0085】
さらに、図7に変形例として示すように、球状をなす光源体12の軸止構成として、2個の軸ピン13fによる手段に代え、下ケース12a1の下面に球をなす穴12eを形成し、この穴にカバー部材13の隔壁13d上面に直立して設け、先端に穴12eの球に合致する形状の球13f1を形成した軸13f2を挿入して構成してもよい。
【0086】
この構成によれば、軸の球13f1と穴12eの球との嵌合により、光源体12が、上面視で360度の角度範囲にわたり回動することが可能となり、さらに自由に光の照射方向を変えることができる。
【0087】
なお、図5〜図7に示す変形例におけるその他の構成、作用、効果等は、図1〜図4で示した本実施形態と同様で、同一部分には同一符号を付してある。
【0088】
また、カバー部材13をアルミニウム等熱伝導性の良好な金属で構成し構成したが、耐熱性でかつ電気絶縁性を有する合成樹脂で構成してもよい。
【0089】
口金はE26型に限らず、E17型等のエジソン口金でもよい。さらに、公知のコンパクト形蛍光ランプに使用される端子ピンを有する口金でも、公知のシーリングローゼット方式に使用されるL字形をなした端子を有する口金でもよい。
【0090】
本実施形態の照明器具は、スポットライトとして構成したが、LEDの使用個数を増減して、家庭用さらには、店舗、施設、業務用等の各種の照明器具として構成してもよい。
【0091】
本実施形態によれば、LED11が発生する熱は、光源体12内での対流による冷却作用に加え、アルミニウムで構成した放熱板11b及びケース12aに直接伝導され、ケース12a外周面から効果的に外部に放出されてLEDの温度上昇を抑制する。
【0092】
これにより、LEDとしては発光効率が低下することがなく、所定の照度を得ることができる。
【0093】
光源体12は、点灯回路15を収納したカバー部材13とは、別体の部品として構成したので、LEDの熱が光源体12からカバー部材13に伝達されることがない。
【0094】
これにより、点灯回路15の部品15bの温度がLEDからの熱により温められて上昇することがなく、回路故障の原因が除かれることから信頼性が高くなると共に寿命の低下が抑制される。
【0095】
光源体12は、点灯回路15を収納したカバー部材13とは、別体の部品として構成し、光源体12は回動することができるようにしたので、必要に応じて照明を必要とする方向に自由に傾けて使用することができ、光の照射方向を変化させることが可能な照明装置を提供することができる。
【0096】
さらに、点灯回路15の調光回路を調整し、展示物に対して、ろうそくのゆらめきのような動きのある照明演出も行うことができる。
【0097】
点灯回路15は合成樹脂からなる絶縁ケース16によって囲まれているので、外部からの熱がカバー部材13を介して伝達されることがなく、回路部品15bの温度上昇をより一層抑制することができる。さらに金属からなるカバー部材13との電気的な絶縁も図ることができる。
【0098】
さらに、合成樹脂からなる連結部材18で、金属のカバー部材13と口金部材14を連結した構成としたので、両者間を熱的に絶縁できると共に、電気的にも絶縁することができる。
【0099】
さらに、点灯回路15は連結部材18及び口金部材14によって外部とは遮蔽された空間内に収納されていることから、空気中の塵埃等によるトラッキング現象発生の恐れも防止できる。
【0100】
点灯回路15は、カバー部材13の凹部13c内に収納する構成としたので、点灯回路の収納スペースをカバー部材13の軸方向に並べて確保する必要がなく、ランプの軸方向の長さが短くなり小形化した照明装置を提供することができる。
【0101】
さらに、光源体12及びカバー部材13はアルミニウムで構成したので、軽量であり電球型のLEDランプとして構成した場合、電球として重くなることがない。
【0102】
また、本実施形態の照明装置を使用してスポットライト等の照明器具を構成した場合、照明装置10の外郭はアルミニウムで構成されたカバー部材13で構成され、外観が一般白熱電球に近いシルエットに形成されているので、従来のように電球を囲む金属の外郭部材が不用となり、コスト的にも安価で、かつデザイン的にも斬新な照明器具を提供するこ
とができる。
【0103】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】本発明の実施形態である照明装置の縦断面図。
【図2】同じく照明装置の正面図。
【図3】同じく照明装置の点灯回路及び明るさ特性を示すもので、(a)は概略的な回路図、(b)は特性曲線図。
【図4】本発明の実施形態である照明器具を示し、天井面に設置されたスポットライトとしての照明器具を概略的に示した説明図。
【図5】本発明の実施形態である照明装置の変形例を示す縦断面図。
【図6】同じく照明装置の他の変形例を示す縦断面図。
【図7】同じく照明装置のさらに他の変形例を示す縦断面図。
【符号の説明】
【0105】
10 照明装置
11 半導体発光素子
12 光源体
13 カバー部材
14 口金部材
15 点灯回路







 

 


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