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発明の名称 照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−188710(P2007−188710A)
公開日 平成19年7月26日(2007.7.26)
出願番号 特願2006−4674(P2006−4674)
出願日 平成18年1月12日(2006.1.12)
代理人 【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司
発明者 棚橋 理 / 今岡 善秀 / 信井 友也 / 河野 謙司 / 近藤 陽介
要約 課題
発光パネルの大きさを大きく確保することができる照明器具を提供する。

解決手段
照明器具10は、表面1aから光を放射する発光パネル1と、この発光パネル1が挿入されて装着される凹部21を有する筐体2とを備えている。凹部21の開口周縁部には、互いに対向する位置に一対の切欠き23が設けられており、筐体2には、切欠き23を塞ぐことが可能な蓋部材3が、当該切欠き23を塞ぐ塞ぎ位置とこの塞ぎ位置から外側に退避する退避位置との間で揺動可能となるように取り付けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】
表面から光を放射する発光パネルと、この発光パネルが挿入されて装着される凹部を有する筐体とを備え、
前記凹部の開口周縁部には、互いに対向する位置に一対の切欠きが設けられており、前記筐体には、前記切欠きを塞ぐことが可能な蓋部材が、当該切欠きを塞ぐ塞ぎ位置とこの塞ぎ位置から外側に退避する退避位置との間で揺動可能となるように取り付けられていることを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記筐体は、凹部が下方に開口するよう天井側に配設されるものであることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光パネルを用いた照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、照明器具の光源としては、蛍光ランプや白熱電球等が知られているが、近年では、有機EL(Electro Luminescence)や無機ELを利用した電球型ELランプが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
この電球型ELランプは、球状のガラスバルブの内面に、透明の第1電極層、発光層、金属製の第2電極層が順次積層されて構成されたものである。そして、第1電極層と第2電極層の間に電圧が印加されると、発光層が発光し、その光が第1電極層を透過してガラスバルブの表面から放射される。
【特許文献1】特開2004−207081号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような電球型ELランプでは、球状のガラスバルブの内面に各種の層を積層するのに手間がかかるため、コストが高くなる。そこで、基材としてガラス基板等を用い、その上に第1電極層、発光層、第2電極層等を積層した板状の発光パネルを光源とすることが考えられる。
【0005】
しかしながら、このような発光パネルを、例えばダウンライト等壁面埋込式の照明器具の光源として採用した場合には、天井等に取り付けられる筐体の凹部に発光パネルを挿入して装着する際に、発光パネルを摘んだ状態のまま凹部に挿入できるようにするために、発光パネルと凹部の内周面との間に指が入るだけの隙間を設ける必要があり、その分だけ発光パネルの大きさが凹部の大きさよりも小さくなる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑み、発光パネルの大きさを大きく確保することができる照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明の照明器具は、表面から光を放射する発光パネルと、この発光パネルが挿入されて装着される凹部を有する筐体とを備え、前記凹部の開口周縁部には、互いに対向する位置に一対の切欠きが設けられており、前記筐体には、前記切欠きを塞ぐことが可能な蓋部材が、当該切欠きを塞ぐ塞ぎ位置とこの塞ぎ位置から外側に退避する退避位置との間で揺動可能となるように取り付けられていることを特徴とするものである。
【0008】
コストダウンを図るために、前記筐体は、凹部が下方に開口するよう天井側に配設されるものであることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、筐体の凹部における開口周縁部の互いに対向する位置に一対の切欠きを設けたから、発光パネルを凹部に装着するときには、切欠きに対応する位置で発光パネルを摘めば、発光パネルを摘む指を切欠き内に入り込ませながら発光パネルを凹部に挿入することができる。すなわち、発光パネルと凹部の内周面との間に指が入るだけの隙間を設けなくても、発光パネルを摘んだ状態のまま凹部に挿入することができるため、発光パネルの大きさを凹部の大きさと同程度にまで大きくすることが可能になる。しかも、筐体には、切欠きを塞ぐことが可能な蓋部材を、当該切欠きを塞ぐ塞ぎ位置とこの塞ぎ位置から外側に退避する退避位置との間で揺動可能となるように取り付けたから、蓋部材を退避位置に揺動させることで、前記のように発光パネルを摘む指を切欠き内に入り込ませることが可能になるとともに、蓋部材を塞ぎ位置に揺動させることで、切欠きを塞いで見栄えを向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1および図2(a)(b)に示すように、本発明の一実施形態に係る照明器具10は、表面1aから光を放射する板状の発光パネル1と、この発光パネル1を収容する筐体2とを備えている。
【0012】
発光パネル1は、有機ELを利用したものであり、平面視で正方形状をなしている。具体的には、発光パネル1は、図3に示すように、基板11と、この基板11の上面に積層された第1電極層12、有機発光層13および第2電極層14からなる有機EL層と、第1封止部材15および第2封止部材16とを備えている。すなわち、基板11の下面が発光パネル1の表面1aを構成し、第2封止部材16の上面が発光パネル1の裏面1bを構成している。
【0013】
基板11は、前記有機EL層を支持するための平板状の部材であり、有機発光層13で発光する光の波長に対して透明な材料、例えばガラス等からなる。
【0014】
第1電極層12は、有機発光層13で発光する光の波長に対して透明な材料からなる導電性の薄膜であり、陽極となる。第1電極層12は、有機発光層13が可視光を発光するので、例えばITO(Indium Tin Oxide)等で形成される。第1電極層12は、その一部が基板11の一方端側に第1封止部材15から露出するように引き出されて陽極端子部121を形成している。
【0015】
有機発光層13は、蛍光物質の有機材料又は蛍光物質を含む有機材料からなる発光層を少なくとも含んで構成され、必要に応じて、正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層および電子注入層等を備える。より具体的には、第1電極層12および第2電極層14も記載すると、例えば以下の層構造である。
(1)(第1電極層12;陽極)/発光層/(第2電極層14;陰極)
(2)(第1電極層12;陽極)/正孔輸送層/発光層/(第2電極層14;陰極)
(3)(第1電極層12;陽極)/発光層/電子輸送層/(第2電極層14;陰極)
(4)(第1電極層12;陽極)/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/(第2電極層14;陰極)
(5)(第1電極層12;陽極)/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電子注入層/(第2電極層14;陰極)
第2電極層14は、有機発光層13で発光する波長の光を反射する材料からなる導電性の薄膜であり、陰極となる。第2電極層14は、例えばアルミニウム(Al)、アルミリチウム(Al:Li)およびマグネシウム銀(Mg:Ag)等の金属や合金等で形成される。第2電極層14は、その一部が基板11の一方端側に対向する他方端側に第1封止部材15から露出するように引き出されて陰極端子部141を形成している。
【0016】
第1封止部材15および第2封止部材16は、基板11と協同して有機発光層13を気密に封止するための絶縁性の部材である。例えば接着性を有する樹脂製の第1封止部材15が、陽極端子部121を除く第1電極層12、有機発光層13および陰極端子部141を除く第2電極層14を覆うように塗布され、例えばガラス製の板状部材からなる第2封止部材16が、第1封止部材15を介して第2電極層14上に載せられて圧力が加えられことによって、第2封止部材16が第1封止部材15によって第2電極層14に接着されると共に、第2封止部材16の周縁部が第1封止部材15によって基板11に気密に接着して接合される。これによって第1封止部材15および第2封止部材16は、基板11と協同して有機発光層13を気密に封止する。
【0017】
また、第2封止部材16の上面、すなわち発光パネル1の裏面1bには、一対の口金17が設けられている。この口金17は、裏面1bに配索された導電線17a,17bによって陽極端子部121および陰極端子部141と電気的に接続されている。
【0018】
筐体2は、例えば天井6等の天井側に配設されるものであり、発光パネル1が挿入されて装着される下方に開口する凹部21と、この凹部21の下端部から外側に広がる鍔部22とを有している。
【0019】
凹部21は、平面視で発光パネル1よりも僅かに大きな略正方形状の底壁21bと、この底壁21bの周縁部から下方に延在する周壁21aとで構成されている。
【0020】
凹部21の底面、すなわち底壁21bの下面には、発光パネル1の口金17が接続可能な一対のソケット24が設けられている。これらのソケット24および口金17は、差込固定式のものであり、発光パネル1を凹部21に挿入する際に、口金17をソケット24に下方から押し込むことにより、口金17とソケット24とが接続されて、発光パネル1がその位置で保持されるようになっている。
【0021】
また、凹部21の開口周縁部には、互いに対向する位置に一対の切欠き23が設けられている。この切欠き23は、発光パネル1を指9で摘んで凹部21に挿入するときに、指9と筐体2とが干渉する部分が切り欠かれることにより形成されており、凹部21の周壁21aと鍔部22とに跨っている。具体的には、切欠き23の幅は、指9の太さと同等またはそれよりも大きく設定され、切欠き23の高さは、上下方向で鍔部22の下面からソケット24までの距離よりも少し大きく設定されている。
【0022】
さらに、筐体2には、切欠き23に嵌り込んで当該切欠き23を塞ぐことが可能な蓋部材3が取り付けられている。この蓋部材3は、鍔部22が切り掛かれた部分に嵌り込む水平部3aと、周壁21aが切り掛かれた部分に嵌り込む垂直部3bとを有していて、断面略L字状をなしている。そして、蓋部材3は、水平部3aが蝶番4で鍔部22に連結されることにより、切欠き23を塞ぐ塞ぎ位置(図2(a)に示す位置)とこの塞ぎ位置から外側に退避する退避位置(図2(b)に示す位置)との間で揺動可能となっている。
【0023】
蝶番4は、ねじりコイルばねが組み込まれたものであり、蓋部材3を常に塞ぎ位置に揺動させる方向に付勢している。また、蓋部材3の垂直部3bの上端部には、当て板31が取り付けられており、当て板31が周壁21aに当接することにより蓋部材3が塞ぎ位置よりも内側に揺動しないようになっている。
【0024】
このように構成された照明機器10では、発光パネル1を凹部21に装着するときには、図2(a)に示すように、切欠き23に対応する位置で発光パネル1を摘めば、発光パネル1を摘む指9で蓋部材3を押して蝶番4のねじりコイルばねの付勢力に抗して蓋部材3を退避位置に揺動させることができるため、図2(b)に示すように、指9を切欠き23内に入り込ませながら発光パネル1を凹部23に挿入することができる。すなわち、発光パネル1と凹部21の内周面との間に指9が入るだけの隙間を設けなくても、発光パネル1を摘んだ状態のまま凹部21に挿入することができるため、発光パネル1の大きさを凹部21の大きさと同程度にまで大きくすることが可能になる。
【0025】
そして、口金17をソケット24に押し込んで、発光パネル1を凹部21に装着した後は、指9を引き抜けば、蝶番4のねじりコイルばねの付勢力により蓋部材3が塞ぎ位置に揺動するため、切欠き23を塞いで見栄えを向上させることができる。
【0026】
また、発光パネル1を取り外す際には、蓋部材3を退避位置に揺動させながら切欠き23内に指9を挿入すれば、発光パネル1を容易に摘んで下方に引き下げることができるため、発光パネル1の取り外しも簡単に行うことができる。
【0027】
本実施形態では、ねじりコイルばねが組み込まれた蝶番4を用いているので、筐体2を凹部21が側方に開口するよう壁側にまたは上方に開口するよう床側に配設しても、ねじりコイルばねの付勢力によって蓋部材3を塞ぎ位置に揺動させることは可能である。ただし、本実施形態のように、筐体2を凹部21が下方に開口するよう天井側に配設すれば、蓋部材3を自重で退避位置から塞ぎ位置に揺動させることが可能になるため、ねじりコイルばねが組み込まれた蝶番4に代えてねじりコイルばねが組み込まれていない蝶番を採用することができ、コストダウンを図ることができる。
【0028】
例えば、蓋部材3の水平部3aの長さを垂直部3bの高さよりも十分大きく設定すれば、塞ぎ位置と退避位置との間の揺動角度が小さくなるため、蓋部材3を退避位置に揺動させても蓋部材3には塞ぎ位置に揺動させる方向に重力が働くようになり、ねじりコイルばねが組み込まれていない蝶番を採用しても蓋部材3が自重で塞ぎ位置に揺動するようになる。
【0029】
または、図4に示すように、垂直部3bの上端部を周壁2aに蝶番4で連結しても、蓋部材3には常に塞ぎ位置に揺動させる方向に重力が働くようになるため、ねじりコイルばねが組み込まれていない蝶番を採用しても蓋部材3が自重で塞ぎ位置に揺動するようになる。
【0030】
また、蓋部材3を揺動可能に筐体2に取り付けるには、蝶番4を用いなくても、例えば切欠き23の内周面の対向する位置に一対の揺動軸を突設するとともに、蓋部材3の端面に前記揺動軸に嵌合する嵌合穴を設け、これらを嵌合させるようにしてもよい。
【0031】
さらに、蓋部材3を塞ぎ位置に揺動させる方向に付勢する手段として、板バネを鍔部22の上面に取り付けることも可能である。
【0032】
また、発光パネル1および筐体2の凹部21の形状は、平面視で円形状または多角形状等であってもよい。
【0033】
なお、発光パネルの大きさを大きく確保することができるようにするには、図5および図6(a)(b)に示す変形例の照明器具10’のようにしてもよい。
【0034】
この照明器具10’は、前述した照明器具10と比べ、筐体2に切欠き23を設ける代わりに発光パネル1’に切欠き18を設けた点で異なっており、その他の構成は略同じである。
【0035】
切欠き18は、発光パネル1’の平行な2辺にそれぞれ設けられており、その形状は、平面視で矩形状になっている。そして、切欠き18の大きさは、指9が挿入可能な程度に設定されている。
【0036】
また、発光パネル1’には、切欠き18を塞ぐことが可能な蓋部材7が、ねじりコイルばね(図示せず)が組み込まれた蝶番4によって上下方向に揺動可能に取り付けられている。
【0037】
蓋部材7は、平面視で矩形状の板からなっており、その下面は、鏡面または発光パネル1’の表面1aと同色に仕上げられている。なお、この蓋部材7には、図示は省略するが、前述した蓋部材3と同様の当て板31が取り付けられており、蓋部材7が切欠き18を塞ぐ塞ぎ位置で静止するようになっている。
【0038】
このように構成された照明器具10’では、図6(a)に示すように、蓋部材7を上方に揺動させながら切欠き18内に指9を挿入して発光パネル1’を摘むことができるため、図6(b)に示すように、発光パネル1’を摘んだ状態のまま筐体2の凹部21に挿入して装着することができる。また、装着後も、蓋部材9を上方に揺動させながら切欠き18内に指9を挿入することができるため、発光パネル1’の取り外しも簡単に行うことができる。
【0039】
このようにすれば、発光パネル1’と凹部21の内周面との間に指9が入るだけの隙間を設ける必要がなくなるため、発光パネル1’の大きさを凹部21の大きさと同程度にまで大きくすることが可能になる。
【0040】
なお、前記各実施形態では、発光パネル1は、有機ELを利用したものであったが、発光パネル1は、無機ELを利用したものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施形態に係る照明器具の斜視図である。
【図2】照明器具の正面断面図であり、(a)は筐体の凹部に発光パネルを挿入する前の状態、(b)は筐体の凹部に発光パネルを挿入した後の状態を示す。
【図3】(a)は発光パネルの平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図4】変形例の筐体の一部正面断面図である。
【図5】変形例の照明器具の発光パネルの斜視図である。
【図6】変形例の照明器具の正面断面図であり、(a)は筐体の凹部に発光パネルを挿入する前の状態、(b)は筐体の凹部に発光パネルを挿入した後の状態を示す。
【符号の説明】
【0042】
1,1’ 発光パネル
2 筐体
21 凹部
22 鍔部
23 切欠き
3,7 蓋部材
4 蝶番
9 指
10,10’ 照明器具




 

 


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