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発明の名称 照明装置及びこれを含む照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−173120(P2007−173120A)
公開日 平成19年7月5日(2007.7.5)
出願番号 特願2005−371035(P2005−371035)
出願日 平成17年12月22日(2005.12.22)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 万波 寛明 / 坂下 由浩
要約 課題
センサーの検知による補正制御又は製造工程での調整を行うことなく、混色光の色ずれ及び制御パターンに基づく色変化のタイミングのずれの低減を容易かつ安価に行う。

解決手段
緑色LED31の光量比が1.3、赤色LED30及び青色LED32の光量比が0.7の場合、まず、リモコン送信器42のLEDボタン422を数回押して緑色LED31を点灯させる。その後、暗ボタン425を押して最大光出力時のオンデューティーを70%から54%に変更し、記憶ボタン426を押して可変色演出用制御部7に記憶させる。一方、赤色LED30又は青色LED32を点灯させてから、明ボタン424を押して最大光出力時のオンデューティーを70%から100%に変更し、記憶ボタン426を押して可変色演出用制御部7に記憶させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
照明用の主光源と、それぞれが異なる発色光を出力する複数の演出用光源とを制御する照明装置であって、
前記複数の演出用光源のそれぞれを予め決められた制御パターンに基づいて制御して複数の前記発色光から混色光を生成させる可変色演出制御手段と、
前記複数の演出用光源のそれぞれに対して個別に前記発色光を出力させ、前記発色光及び前記混色光の出力状態に応じて前記複数の演出用光源のそれぞれの最大光出力を手動で調整して固定する手動調整手段と
を備えることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記手動調整手段が、リモコン送信器であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
【請求項3】
前記複数の演出用光源が、赤色の発色光を出力する赤色発光ダイオードと、緑色の発色光を出力する緑色発光ダイオードと、青色の発色光を出力する青色発光ダイオードとの組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
【請求項4】
前記手動調整手段が、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードに対する供給電源出力のそれぞれのオンデューティーを制御することを特徴とする請求項3記載の照明装置。
【請求項5】
前記手動調整手段が、前記オンデューティーを制御して、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの前記最大光出力を、予め決められた基準値にすること特徴とする請求項4記載の照明装置。
【請求項6】
前記最大出力時の前記オンデューティーの初期状態が60〜80%であることを特徴とする請求項5記載の照明装置。
【請求項7】
前記手動調整手段が、前記複数の演出用光源に対する供給電源出力の大きさを制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の照明装置。
【請求項8】
前記手動調整手段が、それぞれが前記複数の演出用光源のいずれかと直列に接続する複数の可変抵抗であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の照明装置。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか記載の照明装置と、
前記照明装置によって制御される照明用の主光源と、
前記照明装置によって制御され、それぞれが異なる発色光を出力する複数の演出用光源と
を備えることを特徴とする照明器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、それぞれが異なる発色光を出力する複数の演出用光源を制御して混色光を生成させる照明装置及びこれを含む照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の照明器具は、例えば住宅用のシーリングライトなどであり、照明用の主光源とは別に、それぞれが赤色光、緑色光及び青色光を出力する複数の発光ダイオードを備える構成である。
【0003】
上記従来の照明器具の一例として、特許文献1には、それぞれが異なる発色光(発光色)を出力する複数の光源の調光を行う調光装置と、各発色光を混色して得られる混色光の設定値信号を無線媒体信号として受信し、調光装置に信号を送って調光装置を制御する調光制御部と、混色光の光色・光量の設定値を入力する光色・光量設定部と、混色光の光色・光量を検出するセンサーを含み検出値又は設定値を調光制御部に送信するリモートコントローラ部とを備えている可変色照明システム(照明器具)が開示されている。特許文献1の可変色照明システムは、光色・光量設定部に入力された設定値とセンサーによって検出された検出値とを比較し、設定値と検出値のずれをなくすように混色光の調整を行う。
【特許文献1】特開平5−21168号公報(第3〜6頁及び第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の照明器具は、光色・光量検出センサーが高価であり、演算処理を行うためのプログラムが複雑になるので、開発に時間とコストを要するという問題があった。また、従来の照明器具は、主光源を同時に点灯する場合、又は外光や他の照明が周囲にあるような場合では、光色・光量検出センサーによって上記複数の光源以外からの光も含めて光色・光量が検出されるので、結果的に混色光の調整がずれてしまうという問題もあった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、センサーの検知による補正制御又は製造工程での調整を行うことなく、混色光の色ずれ及び制御パターンに基づく色変化のタイミングのずれの低減を容易かつ安価に行うことができる照明装置及びこれを含む照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、照明用の主光源と、それぞれが異なる発色光を出力する複数の演出用光源とを制御する照明装置であって、前記複数の演出用光源のそれぞれを予め決められた制御パターンに基づいて制御して複数の前記発色光から混色光を生成させる可変色演出制御手段と、前記複数の演出用光源のそれぞれに対して個別に前記発色光を出力させ、前記発色光及び前記混色光の出力状態に応じて前記複数の演出用光源のそれぞれの最大光出力を手動で調整して固定する手動調整手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
この構成では、ユーザが混色光及び各発色光を実際に確認しながら、複数の演出用光源のそれぞれの最大光出力を手動で調整して固定することができるので、センサーの検知による補正制御又は製造工程での調整を行うことなく、混色光の色ずれ及び制御パターンに基づく色変化のタイミングのずれの低減を容易かつ安価に行うことができる。また、主光源が点灯しているときであっても主光源の照度に影響を受けることなく、混色光の色ずれ及び色変化のタイミングのずれを低減することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記手動調整手段が、リモコン送信器であることを特徴とする。この構成では、照明装置が、ユーザの手の届かない場所にあったとしてもリモコン送信器によって容易に調整することができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記複数の演出用光源が、赤色の発色光を出力する赤色発光ダイオードと、緑色の発色光を出力する緑色発光ダイオードと、青色の発色光を出力する青色発光ダイオードとの組み合わせであることを特徴とする。この構成では、赤色、緑色及び青色の発色光によって多くの混色光を生成することができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記手動調整手段が、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードに対する供給電源出力のそれぞれのオンデューティーを制御することを特徴とする。この構成では、各発光ダイオードに対して最大許容電力を変更することなく最大光出力を手動で調整することができるので、各発光ダイオードの寿命を長く維持することができる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記手動調整手段が、前記オンデューティーを制御して、前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び前記青色発光ダイオードの前記最大光出力を、予め決められた基準値にすること特徴とする。この構成では、各発光ダイオードのばらつきによる影響を低減することができる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記最大光出力時の前記オンデューティーの初期状態が60〜80%であることを特徴とする。この構成では、各発光ダイオードの光出力が大きすぎる場合、又は上記光出力が小さすぎる場合のどちらの場合でも効率よく対応することができる。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記手動調整手段が、前記複数の演出用光源に対する供給電源出力の大きさを制御することを特徴とする。この構成では、各発光ダイオードの最大光出力を手動で容易に調整することができる。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記手動調整手段が、それぞれが前記複数の演出用光源のいずれかと直列に接続する複数の可変抵抗であることを特徴とする。この構成では、各発光ダイオードの最大光出力を手動で容易に調整することができる。
【0015】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の照明装置と、前記照明装置によって制御される照明用の主光源と、前記照明装置によって制御され、それぞれが異なる発色光を出力する複数の演出用光源とを備えることを特徴とする。
【0016】
この構成では、ユーザーが混色光及び各発色光を実際に確認しながら、複数の演出用光源のそれぞれの最大光出力を手動で調整して固定することができるので、センサの検知による補正制御又は製造工程での調整を行うことなく、混色光の色ずれ及び制御パターンに基づく色変化のタイミングのずれの低減を容易かつ安価に行うことができる。また、主光源が点灯しているときであっても主光源の照度に影響を受けることなく、混色光の色ずれ及び色変化のタイミングのずれを低減することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、センサーの検知による補正制御又は製造工程での調整を行うことなく、混色光の色ずれ及び制御パターンに基づく色変化のタイミングのずれの低減を容易かつ安価に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
(実施形態1)
本発明の実施形態1について図1〜5を用いて説明する。図1は、実施形態1の照明器具の構成を示すブロック図である。図2は、実施形態1の照明器具の要部であって、(a)が側面図、(b)が下面図である。図3は、実施形態1の照明器具の要部回路図である。図4は、実施形態1の照明器具における可変色演出制御部のスイッチング素子の動作を示す図である。図5は、実施形態1の照明器具であって、(a),(b)がばらつきのない場合の時間経過に対する各発光ダイオードのオンデューティー及び光量比を示す図、(c),(d)がばらつきのある場合のオンデューティー及び光量比を示す図である。なお、図3では、LED基板を2つのみ図示し残りを省略しているが、LED基板の数が増えても図示しているものと同様に並列に接続する。
【0019】
まず、実施形態1の基本的な構成について説明する。実施形態1の照明器具1は、例えば住宅用のシーリングライトであり、図1に示すように、主光源2と、4つの演出用光源群3,3,3,3と、照明装置4と、器具本体5(図2(a)参照)と、セード6(図2(a)参照)とを備え、交流電源ACと接続している。交流電源ACは、例えば100Vの商用電源などである。なお、照明器具1は、住宅用のシーリングライトに限定されるものではなく、ブラケットであってもよいし、住宅用でなく施設用や店舗用などであってもよい。
【0020】
器具本体5は、図2(a)に示すように、ランプソケット50と、ランプ支持部51と、反射板(カバー)52とを備え、器具取付部(電源接続部)55(図5(b)参照)によって天井面Lに取り付けられている。一方、セード6は、器具本体5と係合し、器具本体5の下面を覆うものである。
【0021】
主光源2は、例えば二重環型蛍光灯FHD100などの蛍光灯であり、主に照明用である。上記主光源2は、ランプ口金20をランプソケット50と接合させた状態で、ランプ支持部51で支持されることによって器具本体5に固定されている。なお、主光源2は蛍光灯に限定されるものではなく、白熱灯であってもよい。
【0022】
各演出用光源群3は、図1に示すように、それぞれが異なる発色光を出力する3つの演出用光源を1パッケージとして備えている。上記3つの演出用光源とは、赤色発光ダイオード(以下「赤色LED」という)30、緑色発光ダイオード(以下「緑色LED」という)31及び青色発光ダイオード(以下「青色LED」という)32の3チップである。
【0023】
照明装置4は、インバータ部40と、4つのLED基板41,41,41,41と、リモコン送信器42と、リモコン受信部43とを備え、主光源2、赤色LED30、緑色LED31及び青色LED32を制御するものである。
【0024】
インバータ部40は、図2(b)に示すように、器具本体5の反射板52に取り付けられている。また、インバータ部40は、電源入力端子が天井面L(図2(a)参照)に設置された電源コネクタ(図示せず)と接続している。上記インバータ部40は、図1に示すように、交流電源ACから交流電力が供給される。インバータ部40の回路方式は、昇圧チョッパ回路とハーフブリッジインバータの組み合わせである。
【0025】
各LED基板41には、図3に示すように、赤色LED30と、緑色LED31と、青色LED32とが並列に接続して実装されている。また、各LED基板41には、各LED30,31,32と直列に接続する限流用抵抗44r,44g,44bが実装されている。上記各LED基板41は、図2(b)に示すように、器具本体5の外周枠53に設けられている4つのLED部54,54,54,54に1つずつ取り付けられている。上記LED部54に取りつけられた状態で、各LED基板41の前面にはカバー540が取り付けられている。これにより、各発色光は拡散する。
【0026】
リモコン送信器42は、図1に示すように、全灯ボタン420と、調光ボタン421と、LEDボタン422と、消灯ボタン423と、明ボタン424と、暗ボタン425と、記憶ボタン426とを備えている。上記リモコン送信器42をユーザが操作して、全灯ボタン420が押されると主光源2が全灯し、調光ボタン421が押されると主光源2が調光状態になり、明ボタン424、暗ボタン425が押されると主光源2の調光レベルが変更される。また、上記リモコン送信器42は、ユーザによってLEDボタン422、明ボタン424、暗ボタン425が押されると、各LED30,31,32が制御され、複数の各LED30,31,32に対して個別に赤色光、緑色光及び青色光を出力させ、上記赤色光、緑色光、青色光及び混色光の出力状態に応じて各LED30,31,32の最大光出力を手動で調整して固定する手動調整手段である。
【0027】
リモコン受信部43は、受光モジュール430と、制御用メインマイコン431と、可変色演出制御部7とを備えている。受光モジュール430は、リモコン送信器42から送られる赤外線などの送信信号を受信する。制御用メインマイコン431は、受光モジュール430で受信された信号コードに応じてインバータ部40に制御信号を送り、主光源2の点灯、消灯、調光などの制御を行う。また、制御用メインマイコン431は、受光モジュール430で受信された信号コードに応じて可変色演出制御部7に制御信号を送る。
【0028】
可変色演出制御部7は、図3に示すように、LED制御用サブマイコン70と、EEPROM71と、デューティー制御用スイッチ72r,72g,72bと、スイッチング素子73r,73g,73bと、三端子レギュレーター74とを備え、各LED30,31,32の光出力を予め決められた制御パターンに基づいて制御して赤色光、緑色光及び青色光から混色光を生成させるものである。LED制御用サブマイコン70は、予めプログラムされた制御パターンに応じて連続色変化(図5(a)参照)や色固定出力、調光など、各LED30,31,32の点灯制御を行う。なお、制御用メインマイコン431とLED制御用サブマイコン70の機能を合わせて1つのマイコンで実現してもよい。デューティー制御用スイッチ72r,72g,72bは、npn型のバイポーラトランジスタであり、電源電圧Vccとグランド間において、各LED30,31,32及び限流用抵抗44r,44g,44bと直列に接続し、スイッチング素子73r,73g,73bを介してLED制御用サブマイコン70の各出力端子75r,75g,75bと接続している。スイッチング素子73r,73g,73bは、pnp型のバイポーラトランジスタである。三端子レギュレーター74は、一端でコンデンサ740と接続し、他端でコンデンサ741と接続している。
【0029】
可変色演出制御部7の動作について図3,4を用いて説明する。図3に示すLED制御用サブマイコン70の各出力端子75r,75g,75bからの制御信号がL(ロー)レベルのとき(図4参照)、スイッチング素子73r,73g,73bがオン状態になり、デューティー制御用スイッチ72r,72g,72bのベースに電流が流れ、デューティー制御用スイッチ72r,72g,72bもオン状態になる。これにより、各LED30,31,32に順電流IFr,IFg,IFbが流れる。ここで、順電流IFr,IFg,IFbの波高値IF−Hは、電源電圧Vccや限流用抵抗44r,44g,44bによって決定される。また、LED制御用サブマイコン70からの制御信号の1周期T0(図4参照)を一定にして、Lレベルの幅TL(図4参照)をT0に対して0%から100%まで変化することによって順電流IFr,IFg,IFbの実効値電流をIF−Hから0まで制御する。このようにして各LED30,31,32のデューティー比が所定の比となるように予めLED制御用サブマイコン70にプログラムすることによって所望の混色光、連続色変化動作を得ることができる。
【0030】
なお、初期状態の最大光出力時のオンデューティーを50%にして各LED30,31,32の最大光出力時の順電流IFr,IFg,IFbが所定の大きさとなるようにすれば、より広いばらつきの範囲に対応することができるが、最大光出力時のオンデューティーを小さくすると分解能が低くなるので、スムーズな色変化が得られにくくなる。反対に、初期状態の最大光出力時のオンデューティーを100%にして各LED30,31,32の最大光出力時の順電流IFr,IFg,IFbが所定の大きさとなるようにすると、電流増加による光束劣化寿命が悪化することはないが、最大光出力時のオンデューティーを下げる方向のみの調整となるので、光量の小さい色に合わせた調整になって全体的に光量が低下する。また、光量の最大ばらつきが±50%となることは極めて稀であり、実質的には±30%ぐらいに対応できればよい。上記より、初期状態の最大光出力時のオンデューティーを約70%にするのが好ましい。
【0031】
次に、実施形態1の照明器具において赤色LED30、緑色LED31及び青色LED32を用いて連続色変化させる場合について図5を用いて説明する。なお、各LED30,31,32の順電流IFr,IFg,IFbのオンデューティーと各LED30,3,1,32の実行値電流及び光量とがほぼ比例関係であるとする。図5(a)は、連続的に自動循環で色変化させる場合の制御パターンを示す。横軸が時間t(sec)、縦軸がオンデューティー(%)であり、時間変化に対するオンデューティーを示す。ここでは、初期状態の最大光出力時のオンデューティーが70%と設定して各LED30,31,32(図3参照)の最大光出力(Full出力)時の順電流IFgが所定の大きさにされている。具体的には、電源電圧Vcc=12V、各LED30,31,32の限流用抵抗44r,44g,44b(図3参照)の抵抗値を順に3kΩ、1.75kΩ、750Ωとすると、各順電流IFr,IFg,IFbは、順に約3.5mA、5.4mA、12.3mAとなる。このときの光量(光度)の比(赤色LED:緑色LED:青色LED)はおよそ1:3.3:1.8となる。まず、リモコン送信器42のLEDボタン422(図1参照)を押すと、図5(b)に示すように、5秒間隔で青色→水色→緑色→黄色→赤色→紫色→青色と1周約30秒で自動循環して点灯する。これに対して、LEDボタン422を続けて押す度に青色、水色、緑色、黄色、赤色、紫色、連続色変化といった具合に順送りで固定色又は連続色変化とモードが変わる。
【0032】
続いて、各LED30,31,32(図3参照)の部品ばらつきなどによる光度ばらつきについて説明する。ここで、各LED30,31,32の順方向電圧が約±0.4V、電源電圧Vccが約±1V、限流用抵抗44r,44g,44bの抵抗値が±1%のばらつきを含んでいるとすると、各LED30,31,32の順電流IFr,IFg,IFbは最大で約±15%もばらつき、色によって異なるが定格電流における光度のばらつきも最大約±33〜48%となるので、トータルの光度ばらつきは計算上最大で約±50〜70%となる(電流と光度はほぼ比例関係にあるものとする。)。ただし、確率的にここまでばらつく可能性はほとんどない。
【0033】
ここで、各LED30,31,32(図3参照)の光量比が±30%ばらつく場合について説明する。例えば緑色LED31の光量比が1.3、赤色LED30及び青色LED32の光量比が0.7の場合、緑色が支配的になって他の色と比ベても明るく、連続色変化時の緑色の時間が長くなり、混色光の色ずれや、青色から水色、黄色から赤への変化のタイミングのずれが生じるという問題が発生する。つまり、所定の混色比で色固定する場合の色ずれ、色変化時の見た目の違和感などが生じる。上記の場合、まず、リモコン送信器42のLEDボタン422(図1参照)を数回押して緑色LED31を点灯させる。その後、暗ボタン425(図1参照)を押して、図5(d)に示すように、最大光出力時のオンデューティーを70%から54%に変更し、記憶ボタン426(図1参照)を押す。その後、EEPROM71(図3参照)が、緑色LED31の最大光出力時のオンデューティーが54%であるという情報を記憶する。これにより、緑色LED31の最大光出力時のオンデューティーは54%となる。一方、LEDボタン422を何回か押して赤色LED30又は青色LED32を点灯させる。その後、明ボタン424(図1参照)を押して最大光出力時のオンデューティーを70%から100%に変更し、記憶ボタン426を押す。その後、EEPROM71が、赤色LED30及び青色LED32の最大光出力時のオンデューティーが100%であるという情報を記憶する。これにより、赤色LED30及び青色LED32の最大光出力時のオンデューティーは100%となる。
【0034】
上記より、図5(c)にしめすような各LED30,31,32の光量比のばらつきを抑制することができる。つまり、大、小どちらにばらついても対応することができる。
【0035】
なお、LED制御用サブマイコン70には、連続色変化時の青色から水色に変化するときの緑色LED31の動作が、5秒間でオンデューティーを0%から54%まで変化するように予めプログラムされている。つまり、最大光出力時のオンデューティーに応じて、同じ5秒間で0%から70%まで変化する場合と、0%から54%まで変化する場合で、オンデューティーの変化スピードを演算により求めるようにプログラムされている。
【0036】
以上、実施形態1によれば、ユーザが混色光及び各発色光を実際に確認しながら、各LED30,31,32の最大光出力を手動で調整して固定することができるので、センサーの検知による補正制御又は製造工程での調整を行うことなく、混色光の色ずれ及び制御パターンに基づく色変化のタイミングのずれの低減を容易かつ安価に行うことができる。また、主光源2が点灯しているときであっても主光源2の照度に影響を受けることなく、混色光の色ずれ及び色変化のタイミングのずれを低減することができる。さらに、ユーザの好みに応じて任意に調整することもできる。
【0037】
上記に追加して、照明器具1の本体側が、ユーザの手の届かない場所にあったとしてもリモコン送信器42によって容易に調整することができる。また、赤色LED30、緑色LED31及び青色LED32の組み合わせであるので、赤色光、緑色光及び青色光によって多くの混色光を生成することができる。さらに、各LED30,31,32に対する供給電圧のそれぞれの最大光出力時のオンデューティーを制御することによって、各LED30,31,32に対して最大許容電力を変更することなく最大光出力を手動で調整することができるので、各LED30,31,32の寿命を長く維持することができる。
【0038】
さらに追加して、各LED30,31,32のばらつきによる影響を低減することができる。また、各LED30,31,32に対する供給電圧の初期状態を70%にすることによって、各LED30,31,32の光出力が大きすぎる場合、又は上記光出力が小さすぎる場合のどちらの場合でも効率よく対応することができる。
【0039】
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図6を用いて説明する。図6は、実施形態2の照明器具の要部回路図である。
【0040】
実施形態2の照明器具は、実施形態1の照明器具(図1参照)と同様に、主光源2と、4つの演出用光源群3,3,3,3とを備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
【0041】
実施形態2の照明器具は、図6に示すような電源回路部8を備えている。電源回路部8は、ダイオードブリッジ80と、抵抗81,82と、平滑コンデンサ83と、ツェナーダイオード84とを備えている。また、電源回路部8は、各LED30,31,32ごとに、抵抗85r,85g,85bと、可変抵抗86r,86g,86bと、平滑コンデンサ87r,87g,87bとを備えている。ダイオードブリッジ80は、交流電源ACからの交流電圧を整流する。抵抗81,82は、整流された電圧を分圧する。平滑コンデンサ83は、抵抗81,82の分圧を平滑する。ツェナーダイオード84は、平滑された電圧を一定電圧とする。可変抵抗86r,86g,86bは、つまみ(図示せず)が設けられているものであり、セード6(図2(a)参照)を外したときにユーザが上記つまみを操作できるように、反射板52(図2(a)参照)に穴が開けられ、つまみが突出した構造の手動調整手段である。平滑コンデンサ87r,87g,87bは、抵抗85r,85g,85bと可変抵抗86r,86g,86bの分圧を平滑する。平滑された電圧が各LED30,31,32用の電源電圧Vccr,Vccg,Vccbとなる。実施形態2では、各LED30,31,32ごとに独立した電源電圧Vccr,Vccg,Vccbを用いる。
【0042】
また、実施形態2の照明装置4aは、実施形態1の可変色演出制御部に代えて、図6に示すような可変色演出制御部7aを備えている。可変色演出制御部7aは、各LED30,31,32のオンデューティーを固定している。なお、可変色演出制御部7aは、上記以外の点において、実施形態1の可変色演出制御部7(図3参照)と同様である。
【0043】
次に、実施形態2の照明器具の動作について説明すると、照明装置4aでは、各LED30,31,32のオンデューティーを固定にしたまま、各LED30,31,32に電流を流すための電源電圧Vccr,Vccg,Vccbを変えることによって各LED30,31,32の順電流を変更して光量を調整する。
【0044】
以上、実施形態2によれば、各可変抵抗86r,86g,86bのつまみを回すことで各LED30,31,32の最大光出力を調整し、自ずと固定することができるので、各LED30,31,32の最大光出力を手動で容易に調整することができる。また、実施形態2では、リモコン送信器42が記憶ボタンを備える必要がないので、既存のリモコン送信器を用いることができる。
【0045】
(実施形態3)
本発明の実施形態3について図7を用いて説明する。図7は、実施形態3の照明器具の要部回路図である。
【0046】
実施形態3の照明器具は、実施形態1の照明器具(図1参照)と同様に、主光源2と、4つの演出用光源群3,3,3,3とを備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
【0047】
実施形態3の照明装置4bは、実施形態1のLED基板及び可変色演出制御部に代えて、図7に示すようなLED基板41a及び可変色演出制御部7bを備えている。LED基板41aは、実施形態1のLED基板とは異なり、限流用抵抗を備えていない。
【0048】
一方、可変色演出制御部7bは、3つの限流用抵抗76r,76g,76bを備え、オンデューティー及び電源電圧Vccを固定している。各限流用抵抗76r,76g,76bは、それぞれが各LED30,31,32と直列に接続している可変抵抗である。また、各限流用抵抗76r,76g,76bは、つまみ(図示せず)が設けられているものであり、セード6(図2(a)参照)を外したときにユーザが上記つまみを操作できるように、反射板52(図2(a)参照)に穴が開けられ、つまみが突出した構造の手動調整手段である。実施形態3では、各LED30,31,32ごとに限流用抵抗76r,76g,76bの抵抗値を調整する。なお、可変色演出制御部7bは、上記以外の点において、実施形態1の可変色演出制御部7(図3参照)と同様である。
【0049】
実施形態3では、各色ごとに複数のLEDに対して限流用抵抗76r,76g,76bを共通としているので、同一の色を出力するLEDが同一ロット(同一ばらつき)であることが望ましい。
【0050】
次に、実施形態3の照明器具の動作について説明すると、照明装置4bでは、各LED30,31,32のオンデューティー及び電源電圧Vccを固定にしたまま、限流用抵抗76r,76g,76bの抵抗値を変えることによって各LED30,31,32の順電流を変更して光量を調整する。
【0051】
以上、実施形態3によれば、各限流用抵抗76r,76g,76bのつまみを回すことで各LED30,31,32の最大光出力を調整し、自ずと固定することができるので、各LED30,31,32の最大光出力をより簡単な構成によって手動で容易に調整することができる。また、実施形態3では、リモコン送信器42が記憶ボタンを備える必要がないので、既存のリモコン送信器を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明による実施形態1の照明器具及びリモコン送信器の構成を示すブロック図である。
【図2】同上の照明器具であって、(a)は側面図、(b)は下面図である。
【図3】同上の照明器具の要部回路図である。
【図4】同上の照明器具における可変色演出制御部のスイッチング素子の動作を示す図である。
【図5】同上の照明器具であって、(a),(b)はばらつきのない場合のオンデューティー及び光量比を示す図、(c),(d)はばらつきのある場合のオンデューティー及び光量比を示す図である。
【図6】本発明による実施形態2の照明器具の要部回路図である。
【図7】本発明による実施形態3の照明器具の要部回路図である。
【符号の説明】
【0053】
30 赤色発光ダイオード
31 緑色発光ダイオード
32 青色発光ダイオード
42 リモコン送信器
422 LEDボタン
424 明ボタン
425 暗ボタン
426 記憶ボタン
7 可変色演出制御部




 

 


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