米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 照明 -> 松下電工株式会社

発明の名称 照明装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−173054(P2007−173054A)
公開日 平成19年7月5日(2007.7.5)
出願番号 特願2005−369512(P2005−369512)
出願日 平成17年12月22日(2005.12.22)
代理人 【識別番号】100115107
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 猛
発明者 平野 豊明 / 前原 稔 / 井出 伸弘 / 安部 慎一 / 伊藤 宜弘
要約 課題
観る者が発光領域に不自然感を感じにくい照明装置を提供する。

解決手段
複数の発光部12、13が同心状に配置されているので、一部が点灯した場合も、全部が点灯した場合も中心は略同じ位置となり、仮に輝度ムラが生じていても、観る者に不自然感を感じさせるのを防止することができる。なお、発光部12、13を同心状に配置するとは、完全な同心状に限らず、偏心配置や異なる形状にも適用され、ある一点を中心として囲むように面方向に沿って発光部が階層的に配置されている状態を意味する。
特許請求の範囲
【請求項1】
取付面に取り付けられる面状発光体を備えた照明装置であって、
前記面状発光体が、個別に面発光可能な第1発光部および第2発光部を有し、
前記第1発光部および前記第2発光部が同心状に配置されている照明装置。
【請求項2】
前記第1発光部および第2発光部のうちの少なくとも一方が環状である請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1発光部および前記第2発光部のうちの少なくとも一方が個別に面発光可能な複数の発光領域を有している請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1発光部および前記第2発光部の同心状の位置に中央発光部が設けられている請求項1に記載の照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は照明装置に係り、例えば、EL(Electro Luminescence)による面状発光体を用いた照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、EL(Electro Luminescence)素子等の面状発光体を光源とする照明装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
EL素子を用いた面状発光体は、ガラス基板に透明電極、発光層、金属電極が積層されており、金属電極および透明電極に電圧を印加することにより発光層において生じた光が、ガラス基板を通して出射される。このような面状発光体を用いた照明装置では、ガラス基板の略全域が発光領域となる。
【特許文献1】特開2002−32030号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、面状発光体は、その構造上の理由から、発光領域に輝度ムラが生じるため、照明装置として用いた場合、観る者が発光領域に不自然感を感じる可能性がある。特に、照明装置として用いられる面状発光体は、大面積、かつ、全面発光であるため、不自然感が顕著となる可能性があり、照明装置としては好ましくない場合がある。
【0004】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、観る者が発光領域に不自然感を感じにくい照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述した目的を達成するために、本発明は、取付面に取り付けられる面状発光体を備えた照明装置であって、前記面状発光体が、個別に面発光可能な第1発光部および第2発光部を有し、前記第1発光部および前記第2発光部が同心状に配置されている。
【0006】
このように構成された照明装置においては、複数の発光部が同心状に配置されているので、一部が点灯した場合も、全部が点灯した場合も中心は略同じ位置となり、仮に輝度ムラが生じていても、観る者に不自然感を感じさせるのを防止することができる。
なお、発光部を同心状に配置するとは、完全な同心状に限らず、偏心配置や異なる形状にも適用され、ある一点を中心として囲むように面方向に沿って発光部が階層的に配置されている状態を意味する。
【0007】
また、本発明は、前記第1発光部および第2発光部のうちの少なくとも一方が環状である。
【0008】
このように構成された照明装置においては、少なくとも一方の発光部は環状なので、中心を有する。従って、他方の発光部は、この中心に対して同心状に配置される。
【0009】
また、本発明は、前記第1発光部および前記第2発光部のうちの少なくとも一方が個別に面発光可能な複数の発光領域を有している。
【0010】
このように構成された照明装置においては、第1発光部および第2発光部のうちの少なくとも一方が個別に面発光可能な複数の発光領域によって環状を形成している。
このため、全部が点灯した場合でも、実際には小さな面積の面状発光体が並んで点灯しているので、全体が1個の大面積の面状発光体の場合に比較して、輝度ムラが生じにくい。
【0011】
また、このように構成された照明装置においては、個別に面発光可能な複数の発光領域が、同心状に配置されることになる。
このため、全部が点灯した場合でも、実際には小さな面積の面状発光体が並んで点灯していることになり、全体が1個の大面積の面状発光体の場合に比較して、輝度ムラが生じにくい。
【0012】
また、本発明は、前記第1発光部および前記第2発光部の同心状の位置に中央発光部が設けられている。
【0013】
このように構成された照明装置においては、複数の発光部が同心状に配置されているので、一部が点灯した場合も、全部が点灯した場合も中心は略同じ位置となり、仮に輝度ムラが生じていても、観る者に不自然感を感じさせるのを防止することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、複数の発光部が同心状に配置されているので、一部が点灯した場合も、全部が点灯した場合も中心は略同じ位置となり、仮に輝度ムラが生じていても、観る者に不自然感を感じさせるのを防止することができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1(A)は本発明の照明装置に係る第1実施形態を示す側面図、図1(B)は本発明の照明装置に係る第1実施形態を示す底面図、図2(A)〜(C)は点灯のバリエーションを示す底面図、図3(A)〜(C)はその他の環状の例を示す平面図である。
【0016】
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態である照明装置10Aは、取付面30である天井面31に取り付けられる面状発光体11を備えている。
そして、面状発光体11が、個別に面発光可能な第1発光部である内側ELランプ12および第2発光部である外側ELランプ13を有し、内側ELランプ12および外側ELランプ13が同心状に配置されている。
【0017】
なお、図1に示す例では、内側ELランプ12および外側ELランプ13の間に1本の中間ELランプ14を有しているが、ELランプの個数は2個以上であれば不問である。また、照明装置10Aの外側には、全ELランプを収納して覆うカバー15が設けられている。このカバー15は、輝度の均一化のために設ける場合には、完全な透明よりも、例えば乳白色のように、光をぼかす材質、色のものがよい。
【0018】
図1(B)に示すように、内側ELランプ12および外側ELランプ13の少なくとも一方(図1(B)では両方共)は環状であり、同心状に配置されている。ここでは、各ELランプ12、13、14は環状であり、同心円状に配置されている。
なお、発光部を同心状に配置するとは、ELランプ12、13、14が環状であって、全ての中心が一致しているいわゆる完全な同心円状に限らず、各中心が偏心している場合も含む。図3(A)〜(C)には、環状のその他の例が示されている。図3(A)には四角形、図3(B)には星型、図3(C)にはハート型の例が示されている。これらの場合には、内側ELランプ12と外側ELランプ13とは同形状、すなわち相似形をしている。
【0019】
なお、円形や四角形等の環状の内側ELランプ12や外側ELランプ13は、一部材で環状を形成してもよいが、複数の発光領域に分割して、全体で環状となるようにすることもできる。
また、各ELランプ12、13、14の形状は、同一すなわち相似形に限らず異なる場合にも適用され、ある一点を中心として囲むように面方向に沿って発光部が階層的に配置されている状態を意味する。
従って、C字状(部分円)、L字状、コ字状等を積層するように配置する場合も含まれる。
【0020】
図2(A)〜(C)には、同幅、同色のELランプ12、13、14を等間隔で配置した面状発光体11を有する照明装置10Aが示されている。
図2(A)には、内側ELランプ12と中間ELランプ14が点灯している状態を示している。図2(B)には、内側ELランプ12と外側ELランプ13が点灯している状態を示している。また、図2(C)には、全てのELランプ12、13、14が点灯している状態を示している。
【0021】
なお、光をぼかすカバー15を取り付けることにより、点灯時に各ELランプ12、13、14は、図2(A)〜(C)に示すように明確に区別できず、均一化して発光するので、容易に調光することができる。
また、カバー15として透明度の高いものを使用することにより、意匠的効果を得ることができる。
【0022】
このように、種々の点灯パターンでELランプ12、13、14を点灯させることにより、さまざまな意匠パターンを実現したり、明るさの調整を行うことができる。
また、一般に、面積の大きな面状発光体11の方が寿命が短いため、面積が大きな外側のELランプ13に印加する電圧を下げて暗くし、内側の方を明るくすることにより、全体の寿命を一定化することができる。これにより、寿命の違いによる取替え作業の回数を少なくすることができる。
【0023】
以上、このように構成された照明装置10Aにおいては、複数の発光部12、13、14が同心状に配置されているので、一部が点灯した場合も、全部が点灯した場合も中心は略同じ位置となり、仮に輝度ムラが生じていても、観る者に不自然感を感じさせるのを防止することができる。
【0024】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る照明装置の第2実施形態について説明する。
図4(A)は本発明の照明装置に係る第2実施形態を示す側面図、図4(B)は本発明の照明装置に係る第2実施形態を示す底面図、図5(A)〜(C)は点灯のバリエーションを示す底面図である。
なお、前述した第1実施形態に係る照明装置10Aと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
【0025】
図4に示すように、第2実施形態に係る照明装置10Bでは、第1発光部である内側ELランプ12と、第2発光部である外側ELランプ13とが同心状に配置されて面状発光体11Bを形成している。さらに、面状発光体11Bを9セット配列して照明装置10Bを形成している。各面状発光体11Bは、個別に、点灯および調光等が制御可能となっている。
なお、照明装置10Bの外側には、全ELランプを収納して覆うカバー15を設けることができる。例えば、照明装置10Bの全体で輝度を均一化して、明るさの調整を行う場合には光をぼかすカバー15を用いる。また、点灯パターンによる意匠的効果を得たい場合には、透明度の高いカバー15を用いることができる。
【0026】
図5には、点灯パターンの例が示されている。図5(A)では、各面状発光体11Bにおいて内側ELランプ12および外側ELランプ13の全てが点灯している状態が示されている。図5(B)では、内側ELランプ12は消灯し、外側ELランプ13が点灯している状態が示されている。また、図4(C)では、内側ELランプ12は点灯して、外側ELランプ13は消灯している。このように、照明装置10Bの外観意匠や全体の配光をほぼ変えることなく、点灯の組み合わせにより、さまざまな点灯パターンを作ることができる。
【0027】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る照明装置の第3実施形態について説明する。
図6は本発明の照明装置に係る第3実施形態を示す斜視図、図7(A)および(B)は点灯のバリエーションを示す底面図である。なお、前述した第1実施形態あるいは第2実施形態に係る照明装置10A、10Bと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
【0028】
図6に示すように、第3実施形態に係る照明装置10Cでは、4個の三角形状をした発光領域から構成される第1発光部である内側ELランプ12と、4個の三角形状をした発光領域から構成される第2発光部である外側ELランプ13とが同心状に配置されて各々四角形を形成している。さらに、4個の内側ELランプ12に囲まれた中央発光部16が設けられている。
従って、これらの発光部は、中央発光部16を中心として、中央発光部16を囲うように同心状に配置されて面状発光体11Cを形成することになる。
【0029】
図7(A)および(B)には、面状発光体11Cを4個組み合わせた照明装置10Cの点灯パターンが示されている。各面状発光体11Cは、個別に、点灯および調光等が制御可能となっている。
図7(A)では、各面状発光体11Cの4個の外側ELランプ13が点灯しており、中央発光部16および内側ELランプ12は消灯している。図7(B)では、各面状発光体11cの4個内側ELランプ12が点灯しており、中央発光部16および外側ELランプ13は消灯している。さらに、図示はしないが、中央発光部16を適宜点灯させることにより、さらに多くの点灯パターンを作ることができる。
これにより、前述した第1実施形態および第2実施形態に係る照明装置10A、10Bと同様の作用・効果を得ることができる。
【0030】
(第4実施形態)
次に、本発明に係る照明装置の第4実施形態について説明する。
図8は本発明の照明装置に係る第4実施形態を示す斜視図、図9(A)および(B)は点灯のバリエーションを示す底面図である。なお、前述した第1実施形態から第3実施形態に係る照明装置10A、10B、10Cと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
【0031】
図8に示すように、第4実施形態に係る照明装置10Dでは、四角形の中に第1発光部として4分の1の円形の内側ELランプ12を設け、その外側に、第2発光部としての外側ELランプ13を設けて、正方形の面状発光体11Dを形成している。そして、4分割の円の中心P0を合わせて、面状発光体11Dを90度回転させながら4個並べることにより、全体として四角形の中に円形を形成する照明装置10Dを形成している。
【0032】
図9(A)および(B)には、面状発光体11Dを4個組み合わせた照明装置10Dの点灯パターンが示されている。各面状発光体11Dは、個別に、点灯および調光等が制御可能となっている。
図9(A)では、各面状発光体11Dの4個の内側ELランプ12が点灯して、外側ELランプ13は消灯している。図9(B)では、外側ELランプ13が点灯して、内側ELランプ12は消灯している。これにより、印象が異なる点灯パターンを容易に作ることができる。
これにより、前述した第1実施形態から第3実施形態に係る照明装置10A、10B、10Cと同様の作用・効果を得ることができる。
【0033】
(第5実施形態)
次に、本発明に係る照明装置の第5実施形態について説明する。
図10は本発明の照明装置に係る第5実施形態を示す斜視図である。なお、前述した第1実施形態から第4実施形態に係る照明装置10A、…、10Dと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
【0034】
図10に示すように、第5実施形態に係る照明装置10Eでは、第1〜第4実施形態において前述した照明装置10を複数個並べて、取付面30であるホールや宴会場の天井面31に取り付けてある。
これにより、会場の演出照明などを、壁面32に埋め込むことなく、容易に取り付けることができる。
【0035】
(第6実施形態)
次に、本発明に係る照明装置の第6実施形態について説明する。
図11は本発明の照明装置に係る第6実施形態を示す斜視図である。なお、前述した第1実施形態から第4実施形態に係る照明装置10A、…、10Dと共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
【0036】
図11に示すように、第6実施形態に係る照明装置10Fでは、第1〜第4実施形態において前述した照明装置10を、取付面30である壁面32に取り付けてある。
これにより、公共空間の演出照明などを、壁面32に埋め込むことなく、容易に取り付けることができる。
【0037】
なお、本発明の照明装置は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
すなわち、前述した各実施形態においては、照明装置10を天井面31や壁面32に直付けしたが、この他、図12に示すように、取付部材33を介して天井面31や壁面32に取り付けることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0038】
以上のように、本発明に係る照明装置は、複数の発光部が同心状に配置されているので、一部が点灯した場合も、全部が点灯した場合も中心は略同じ位置となり、仮に輝度ムラが生じていても、観る者に不自然感を感じさせるのを防止することができるという効果を有し、例えば、ELによる面状発光体を用いた照明装置等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】(A)は本発明の照明装置に係る第1実施形態を示す側面図、(B)本発明の照明装置に係る第1実施形態を示す底面図
【図2】(A)〜(C)は点灯のバリエーションを示す底面図
【図3】(A)〜(C)はその他の環状の例を示す平面図
【図4】(A)は本発明の照明装置に係る第2実施形態を示す側面図、(B)は本発明の照明装置に係る第2実施形態を示す底面図
【図5】(A)〜(C)は点灯のバリエーションを示す底面図
【図6】本発明の照明装置に係る第3実施形態を示す斜視図
【図7】(A)および(B)は点灯のバリエーションを示す底面図
【図8】本発明の照明装置に係る第4実施形態を示す斜視図
【図9】(A)および(B)は点灯のバリエーションを示す底面図
【図10】本発明の照明装置に係る第5実施形態を示す斜視図
【図11】本発明の照明装置に係る第6実施形態を示す斜視図
【図12】照明装置の取り付け方の別の例を示す斜視図
【符号の説明】
【0040】
10 照明装置
11 面状発光体
12 内側ELランプ(第1発光部)
13 外側ELランプ(第2発光部)
16 中央発光部
30 取付面




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013