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発明の名称 階段の照明装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−59223(P2007−59223A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−243654(P2005−243654)
出願日 平成17年8月25日(2005.8.25)
代理人 【識別番号】100084375
【弁理士】
【氏名又は名称】板谷 康夫
発明者 片岡 高明
要約 課題
階段に設けられる照明装置において、歩行者が最も注意を払うべき階段の昇降口が、階段の中間の段等と明瞭に区別して認識され、足の踏み外し等を防止する。

解決手段
階段1は、上部階のフロアに連続する上部踏面21と、下部階のフロアに連続する下部踏面22と、その間に配置される段踏面31〜38を備える。上部踏面21に近接した3段の段踏面31〜33に上部案内ライト61〜63が埋設され、下部踏面22に近接した3段の段踏面36〜38に下部案内ライト71〜73が埋設される。上部階から下りる歩行者は、上部踏面21に近接した段踏面31〜33が際立って照明されているので、階段の降口を容易に認識し、これら段踏面に安全に足を踏み出して下りることができる。また、歩行者は、降口付近の段を安全に下りることによって、階段の勾配等を認識することができ、続く照明されていない段踏面34、35についても安全に下りることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
上部階のフロアに連続する上部踏面と、下部階のフロアに連続する下部踏面と、前記上部踏面と前記下部踏面間に配置される段踏面とを備える階段に設けられる照明装置であって、
前記上部踏面に近接した段踏面の近傍、又は階段に付設された手摺りに設置され、該段踏面を照明する上部案内ライトと、
前記下部踏面に近接した段踏面の近傍、又は階段に付設された手摺りに設置され、該段踏面を照明する下部案内ライトとを備えたことを特徴とする階段の照明装置。
【請求項2】
前記上部案内ライト及び前記下部案内ライトが、共に前記段踏面に直交する側壁に設けられることを特徴とする請求項1に記載の階段の照明装置。
【請求項3】
前記上部踏面及び/又は前記下部踏面に、階段の昇降方向に直交する方向に延び階段とフロアとの境界を示す境界表示ライトがさらに設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の階段の照明装置。
【請求項4】
前記境界表示ライトが、前記段踏面に降りて行くことが許可された前記上部踏面及び/又は前記段踏面に上がって行くことが許可された前記下部踏面にのみ設けられることを特徴とする請求項3に記載の階段の照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、階段の照明装置に関し、詳しくは階段の上部と下部を重点的に照明して、歩行者が階段の昇降口と全体を容易に把握できるようにした階段の照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
階段の昇口と各段と降口に配置された各踏み板の近傍に発光ダイオードを備え、任意の段の踏み板が踏まれた場合、該段より前及び後に位置する一つ以上の段に配置された発光ダイオードが点灯され、歩行者が次に踏むべき踏み板の位置を確実に知ることができる階段の照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−208808号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
階段の照明装置は、上記特許文献1に記載された装置以外にも種々のものが知られているが、いずれも階段の全体を明るく照明するものであったり、各段の踏み板の暗くなりがちな特定の部分を照明するものであった。
【0004】
ところが、実際に階段を昇降する場合に、足を踏み外したり躓いたりする危険があって歩行者が最も注意を払わなければならない場所は、階段の昇降口である。つまり、階段を下りる場合には、上部階のフロアから段差のある階段部分へ足を下ろして、段に沿って二、三歩足を運ぶまでが歩行者にとって最も注意を要するところである。歩行者は段に沿って二、三歩足を運ぶことによって段の勾配や間隔等を感じ取ることができ、その後の下りは同じペースで歩を進めればよいので、危険性は少ない。
【0005】
また、階段の下端では、逆に、それまで段に沿って下ろしてきた歩を止めなければならず、これをスムーズに行うためには、階段を下りている途中の歩行者が、目視によって明瞭に階段の下端(終端)を認識できる必要がある。
【0006】
歩行者が下部階から階段を上がっていく場合も同様に、下部階のフロアから段差のある階段部分へ足を上げ、段に沿って二、三歩足を運ぶまでが歩行者にとって最も注意を要するところである。歩行者は段に沿って二、三歩足を運ぶことによって段の勾配や間隔等を感じ取ることができ、その後の上りは同じペースで歩を進めればよいので、危険性は少ない。
【0007】
また、階段の上端では、逆に、それまで段に沿って上げてきた足を止めなければならず、これをスムーズに行うためには、階段を上がっている途中の歩行者が、目視によって明瞭に階段の上端(終端)を認識できる必要がある。
【0008】
上記の観点からすると、階段の全体が照明される従来の照明装置では、歩行者の注意が分散してしまい、歩行者が階段の昇降口で足を踏み外したり躓いたりする危険性を充分に減少させることが困難である。
【0009】
また、特許文献1に記載の照明装置では、階段の昇降口ではなく、歩行者が踏む段の前後の段が歩行者の移動に追従して照明されるだけであり、例えば、歩行者が上部階から階段を下りようとする場合、階段の下端が照明されないことから、歩行者は階段の途中で階段の下端を目視によって明瞭に認識することができず、現在の位置から階段下端までの距離を明瞭に把握し難く、歩行者は階段の降り口で躓いたり転倒する危険性があり、充分に安全性が図られているとは言えない。
【0010】
そこで、本発明は、歩行者が最も注意を払うべき階段の昇降口が、階段の中間の段等と明瞭に区別して認識され、歩行者の足の踏み外しや躓き等を防止することが可能であって安全性の高い階段の照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、上部階のフロアに連続する上部踏面と、下部階のフロアに連続する下部踏面と、前記上部踏面と前記下部踏面間に配置される段踏面とを備える階段に設けられる照明装置であって、前記上部踏面に近接した段踏面の近傍、又は階段に付設された手摺りに設置され、該段踏面を照明する上部案内ライトと、前記下部踏面に近接した段踏面の近傍、又は階段に付設された手摺りに設置され、該段踏面を照明する下部案内ライトとを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記上部案内ライト及び前記下部案内ライトが、共に前記段踏面に直交する側壁に設けられることを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記上部踏面及び/又は前記下部踏面に、階段の昇降方向に直交する方向に延び階段とフロアとの境界を示す境界表示ライトがさらに設けられることを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記境界表示ライトが、前記段踏面に降りて行くことが許可された前記上部踏面及び/又は前記段踏面に上がって行くことが許可された前記下部踏面にのみ設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の発明によれば、歩行者が最も注意を払うべき階段の昇降口が、階段の中間の段等と明瞭に区別して認識され、歩行者の足の踏み外しや躓き等を防止することが可能であり、階段の安全性が向上する。
【0016】
請求項2の発明によれば、歩行者が最も注意を払うべき階段の昇降口が、階段の中間の段等と明瞭に区別して認識され、歩行者の足の踏み外しや躓き等を防止することが可能であり、安全性が向上する上に、段踏面に種々の規制がある場合であっても、それらの規制とは無関係に案内ライトの設置が容易である。
【0017】
請求項3の発明によれば、歩行者が最も注意を払うべき階段の昇降口が、階段の中間の段等と明瞭に区別して認識され、歩行者の足の踏み外しや躓き等を防止することが可能であり、安全性が向上する上に、上部階及び下部階を通行する歩行者からも階段の昇降口を明瞭に認識することができ、階段の昇降口における安全性をより高めることができる。
【0018】
請求項4の発明によれば、歩行者が最も注意を払うべき階段の昇降口が、階段の中間の段等と明瞭に区別して認識され、歩行者の足の踏み外しや躓き等を防止することが可能であり、安全性が向上する上に、歩行者の進行方向を秩序付けることができ、階段の昇降口における安全性をより高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の第1の実施形態に係る照明装置について図1を参照して説明する。まず、照明装置が設けられる階段の構造について説明する。階段1は、上部階のフロアに連続し比較的大面積の上部踏面21と、下部階のフロアに連続し比較的大面積の下部踏面22と、上部踏面21と下部踏面22との間に配置される8段の段踏面31、32、33、34、35、36、37、38と、段踏面31〜38の両側において段踏面に直交する側壁41、42と、段踏面31〜38の傾斜に沿って両側壁41、42に付設された手摺り51、52を備えている。
【0020】
そして、第1の実施形態では、上部踏面21に近接した第1、第2及び第3の段踏面31、32、33の右端寄りに、各段踏面に埋没された形で上部案内ライト61、62、63が設けられ、下部踏面22に近接した第6、第7及び第8の段踏面36、37、38の右端寄りに、各段踏面に埋没された形で下部案内ライト71、72、73が設けられる。
【0021】
上部案内ライト61、62、63と下部案内ライト71、72、73は、同一の構造であり、代表として図8に上部案内ライト61の構造を示す。上部案内ライト61は、段踏面31に埋設されるボックス筐体101と、ボックス筐体101の上部に固定された2枚の強化ガラス102、103と、ボックス筐体101の内部において支持台104を介して固定されたLEDユニット105と、LEDユニット105からのリード線106を固定するリード線押さえ107等を備えている。リード線106を介して不図示の電源からLEDユニット105に電力が供給されるとLED108が発光し、強化ガラス102、103を通して照明されるように構成されている。
【0022】
なお、階段が設置される場所が屋外である場合には、各案内ライト61、62、63、71、72、73を太陽電池によって給電されるものとしてもよい。図9に太陽電池付きの案内ライト161の構造を示す。図8に示した案内ライト61と同一の構造部分には同一番号を付して説明を省略する。太陽電池付きの案内ライト161は、強化ガラス102、103の下側の両端に2枚の太陽電池パネル111、112を備え、太陽電池パネルにおいて発生された電気は、一方の太陽電池パネル111の下方に設けられた蓄電池113に蓄えられるようになっている。この太陽電池付きの案内ライト161を用いる場合は、電気の供給は不要であるし、電源ケーブル等の給電設備を付設する必要がなく、設備コストを安くできる。
【0023】
次に、第1の実施形態の照明装置を備えた階段1を歩行者が昇降する場合について説明する。今、歩行者が上部階から下部階へと階段を下りる場合を想定すると、歩行者は、上部案内ライト61、62、63が発光することによって上部踏面21に近接した第1から第3段目までの段踏面31、32、33を明瞭に視認することができ、その段踏面31、32、33に安全かつ確実に足を下ろしていくことができる。
【0024】
第3の段踏面33まで歩を進めた歩行者は、階段1の勾配や段踏面31〜33の間隔(必要な歩幅)等を感じ取ることができ、第4、第5の段踏面34、35については、同一のペースで足を下ろしていけばいいので、第4、第5の段踏面34、35が明るく照明されていなくても、安全に下りることができる。
【0025】
そして、歩行者は、下部案内ライト71、72、73が発光することによって下部踏面22に近接した第6から第8段目までの段踏面36、37、38を明瞭に認識することができ、階段1の終端を確実に認識できて、最後の段踏面(第8の段踏面)38から下部踏面22へと安全かつ確実に足を下ろしていくことができる。
【0026】
なお、本実施形態の照明装置は、上部案内ライト61、62、63と下部案内ライト71、72、73が共に3段の段踏面31〜33、36〜38に亘って設けられた例であるが、上部案内ライトと下部案内ライトは、共に2段の段踏面31、32、37、38に亘って設けられてもよいし、上部踏面21及び下部踏面22に近接する4段の段踏面31〜34、35〜38に設けられてもよい。また、より多くの段踏面を備えた長い階段の場合には、上部案内ライト及び下部案内ライトによって、それぞれ5つ以上の段踏面が照明される構成であってもよい。
【0027】
本実施形態のように8つの段踏面31〜38を備える階段1の場合、上部案内ライトと下部案内ライトのそれぞれが2段の段踏面31、32、37、38を照明する構成とすると、第3から第6の段踏面33、34、35、36が、案内ライトによって照明されない段踏面となる。また、上部案内ライトと下部案内ライトのそれぞれが4段の段踏面31、32、33、34、35、36、37、38を照明する構成とすると、全ての段踏面が案内ライトによって照明されることになる。
【0028】
上部案内ライト及び下部案内ライトによって照明される段踏面の数は、それぞれ3段が適当である。案内ライトが設けられる段踏面が2である場合には、設備コストは安くなるが、階段の昇口又は降口において歩行者が明瞭に視認できる段数が少なくなることによって、歩行者が安全に足を運べる段数が少なくなり、その分安全性が低下する。また、案内ライトが設けられる段踏面が4である場合には、歩行者が確実に足を運べる段数が多くなり、その分安全性が高められるが、設備コストが増大する。一方、歩行者は、段差がある段踏面31〜38に沿って3歩程度の歩を進めれば、階段の勾配や、段踏面の間隔(必要な歩幅)等を感じ取ることができる。
【0029】
次に、第2の実施形態に係る照明装置について、図2を参照して説明する。第2の実施形態の照明装置が設けられる階段1の構造は、第1の実施形態における階段と同一である。そして、第2の実施形態では、上部踏面21に近接した第1、第2及び第3の段踏面31、32、33の右端寄りに、各段踏面に固定されて反射面261a、262a、263aが設けられ、これら反射面261a〜263aに対向する手摺り52の位置に上部案内ライト261、262、263が設けられる。また、下部踏面22に近接した第6、第7及び第8の段踏面36、37、38の右端寄りに、各段踏面に固定されて反射面271a、272a、273aが設けられ、これら反射面271a〜273aに対向する手摺り52の位置に下部案内ライト271、272、273が設けられる。反射面261a〜263a、271a〜273aは、光の反射率が高い強化ガラス、金属板等で構成することができるし、段踏面31〜33、36〜38に直接高反射率の塗料を塗布することによって構成することもできる。
【0030】
そして、上部案内ライト261〜263が点灯されることによって、第1、第2及び第3の段踏面31〜33の反射面261a〜263aが照明され、歩行者によって第1、第2及び第3の段踏面31〜33の位置が明瞭に視認される。同様に下部案内ライト271〜273が点灯されることによって、第6、第7及び第8の段踏面36〜38の反射面271a〜273aが照明され、歩行者によって第6、第7及び第8の段踏面36〜38の位置が明瞭に視認される。
【0031】
第2の実施形態の照明装置を備えた階段1についても、第1の実施形態と同様に、最も注意を要する階段の下端付近と上端付近が重点的に照明されているので、歩行者は上部踏面21から足を踏み外すとか、最下段の段踏面38に躓く等の失敗をすることなく安全に階段を昇降することができる。
【0032】
なお、段踏面31〜38自体の光の反射率が高い場合には、段踏面31〜38に反射面を設ける必要がない。また、上部案内ライト261〜263及び下部案内ライト271〜273の取り付け位置も手摺り52ではなく、第1、第2、第3の段踏面31〜33に対向する側壁42上の位置、及び第6、第7、第8の段踏面36〜38に対向する側壁42上の位置であってもよい。この場合には、上部案内ライト261〜263及び下部案内ライト271〜273を反射面261a〜263a及び271a〜273aに近接して設けることができるので、段踏面31〜33、36〜38をより明るく照明することができる。
【0033】
次に、第3の実施形態に係る照明装置について図3を参照して説明する。第3の実施形態の照明装置が設けられる階段1の構造は、第1の実施形態における階段と同一である。そして、第3の実施形態の照明装置は、第1の実施形態の照明装置と同様の構造に加え(同一構造部分に同一の番号を付すことによって説明を省略)、上部踏面21と下部踏面22に、階段1と上部階及び下部階のフロアとの境界を示す境界表示ライト301、302を備えている。
【0034】
境界表示ライト301、302は、図8に示された上部案内ライト61と同様の構造を有し、図3に示すように、階段の昇降方向に直交する方向に長く延びた長方形に形成されている。
【0035】
この第3の実施形態の場合には、第1の実施形態と同様に、段踏面31〜33に設けられた上部案内ライト61〜63と、段踏面36〜38に設けられた下部案内ライト71〜73によって歩行者が安全に階段1を昇降できる上に、案内ライト61〜63、71〜73とは明確に異なる形状の境界表示ライト301、302によって、それぞれ上部踏面21から段踏面31への降口及び下部踏面22から段踏面38への昇口が表示されるので、上部階と下部階を歩行している歩行者が明瞭に階段1の昇降口を視認でき、上部階を歩行している歩行者が階段側(段踏面31)へ足を踏み外したり、下部階を歩行している歩行者が最下段の段踏面38に躓いたりする危険性が低減される。
【0036】
また、境界表示ライト301、302と各案内ライト61〜63、71〜73が図3における右端寄りに配置され、一方の手摺り52に近接されて配置されるので、歩行者が境界表示ライト301、302と各案内ライト61〜63、71〜73に沿って進むことによって歩行者が手摺り52へ誘導され、歩行者は手摺りを手繰りながら階段1を昇降するので安全性がさらに高まる。
【0037】
次に、第4の実施形態に係る照明装置について図4を参照して説明する。第4の実施形態の照明装置が設けられる階段1の構造は、第1の実施形態における階段1と同一であるが、歩行者の進行方向が左側通行に規制された階段である。歩行者の進行方向は、図4中の矢印によって示す。第4の実施形態の照明装置は、上部踏面21に近接した第1、第2及び第3の段踏面31、32、33の両側に埋設された上部案内ライト401〜403、411〜413と、下部踏面22に近接した第6、第7及び第8の段踏面36、37、38の両側に埋設された下部案内ライト404〜406、414〜416と、上部踏面21の右端寄りに埋設された境界表示ライト421と、下部踏面22の左端寄りに埋設された境界表示ライト422とから構成される。
【0038】
階段1への昇降口が境界表示ライト421、422によって照明されるので、上部階から階段1を下りる歩行者は、階段1に向かって左側へ誘導され、下部階から階段1を上がる歩行者は、階段1に向かって左側へ誘導される。従って、上部階と下部階を歩行している歩行者が階段1の昇降口において上部踏面21から足を踏み外すとか、最下段の段踏面38に躓く等の危険性が低減されると共に、階段1に対して正しい昇降口の位置(向かって左側)に誘導され、歩行者の流れが正しく左側通行に規制される。歩行者が左側通行に規制されることによって、歩行者同士の衝突、接近、交錯等が生じ難くなるので、さらに安全性が高まる。右側通行に規制された階段の場合には、図4において、上部踏面21の左端寄りに境界表示ライト421が設けられ、下部踏面22の右端寄りに境界表示ライト422が設けられる。
【0039】
次に、第5の実施形態に係る照明装置について図5を参照して説明する。第5の実施形態の照明装置が設けられる階段1の構造は、第1の実施形態における階段1と同一であり、歩行者の進行方向が第4の実施形態と同様に左側通行に規制された階段である。歩行者の進行方向は、図5中の矢印によって示す。
【0040】
また、第5の実施形態の照明装置は、第4の実施形態の照明装置と同様の構造に加え(同一構造部分に同一の番号を付すことによって説明を省略)、上部踏面21の左端に埋設された境界表示ライト501と、下部踏面22の右端に埋設された境界表示ライト502を備える。そして、歩行者が階段1から離れる位置に相当する上部踏面21の左側の境界表示ライト501と、下部踏面22の右側の境界表示ライト502が、歩行者の注意を喚起するように赤色に発光するものに構成され、残りの境界表示ライト421、422と案内ライト401〜403、411〜413、404〜406、414〜416が白色に発光するものに構成される。
【0041】
従って、歩行者は、白色の境界表示ライト421、422とそれに続く白色の案内ライト411〜413、406〜404によって誘導されて階段の正しい昇降口から階段1を下り(矢印A)、又は上がり(矢印B)、赤色の境界表示ライト502、501によって明瞭に階段1の終端を認識することができ、安全に階段の段踏面38、31から離脱して下部階又は上部階へと進む(矢印C、矢印D)ことができる。また、第4の実施形態と同様に、歩行者の流れが正しく左側通行に規制され、歩行者同士の衝突、接近、交錯等が生じ難くなるので、さらに安全性が高まる。階段1からの離脱位置に当たる境界表示ライト501及び502の発光色は、赤色に限らず他の色であってもよく、他の境界表示ライト421、422及び案内ライト401〜406、411〜416との区別が明瞭になる色であればよい。
【0042】
次に、第6の実施形態に係る照明装置について図6を参照して説明する。第6の実施形態の照明装置が設けられる階段1の構造は、第1の実施形態における階段1と同一である。そして、第6の実施形態の照明装置は、上部踏面21に近接した第1、第2及び第3の段踏面31、32、33の近傍の側壁42に埋設された上部案内ライト601、602、603と、下部踏面22に近接した第6、第7及び第8の段踏面36、37、38の近傍の側壁42に埋設された下部案内ライト604、605、606と、上部踏面21の近傍の側壁42に埋設された境界表示ライト611と、下部踏面22の近傍の側壁42に埋設された境界表示ライト612から構成される。上部案内ライト601〜603、下部案内ライト604〜606及び境界表示ライト611、612は、それぞれ図8に示した上部案内ライト61と同様の構造を有する。
【0043】
この第6の実施形態の階段1において、歩行者は、前述の第3の実施形態の階段1と同様にして階段1を安全に昇降できる上に、各案内ライト601〜606と境界表示ライト611、612が、踏面21、22及び段踏面31〜38ではなく側壁42に設けられるので次のような利点がある。
【0044】
すなわち、階段1の段踏面31〜38は、特に屋外に設置される階段1において耐過重性やスリップに対する安全性の面で種々の規制がある場合がある。その場合でも、第6の実施形態であれば、各案内ライト601〜606と境界表示ライト611、612は側壁42に設けられるので、それらの段踏面に関する規制とは無関係に比較的自由に設置できる。また、段踏面31〜38も規制の範囲内で自由に製作することができる。つまり、例えば、仮に上述のような規制のもとで段踏面31〜38に案内ライトを設ける場合には、案内ライトの表面の強化ガラスの強度を相当程度大きなものにしなければならない等の問題が生じるが、各案内ライト601〜606と境界表示ライト611、612を側壁42に設ける場合には、そのような問題を回避することができる。
【0045】
なお、図7に示されたように、階段1の昇降口を明瞭に示すための境界表示ライト611、612のみは、側壁42に設けず、それぞれ上部踏面21と下部踏面22に設けるようにしてもよい。この場合には、図6に示された階段1よりも階段の昇降口がより明瞭に歩行者に認識されるので、安全性がさらに高まる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る照明装置を設置した階段を斜め上方から見た斜視図。
【図2】同第2の実施形態に係る照明装置を設置した階段を斜め上方から見た斜視図。
【図3】同第3の実施形態に係る照明装置を設置した階段を斜め上方から見た斜視図。
【図4】同第4の実施形態に係る照明装置を設置した階段を斜め上方から見た斜視図。
【図5】同第5の実施形態に係る照明装置を設置した階段を斜め上方から見た斜視図。
【図6】同第6の実施形態に係る照明装置を設置した階段を斜め上方から見た斜視図。
【図7】同第6の実施形態に係る照明装置の変形例を示す階段の斜視図。
【図8】(a)は、案内ライトの平面図、(b)は、同案内ライトの一部断面側面図、(c)は、同案内ライトが埋設された状態を示す側断面図。
【図9】(a)は、太陽電池付き案内ライトの平面図、(b)は、同太陽電池付き案内ライトの一部断面側面図。
【符号の説明】
【0047】
1 階段
21 上部踏面
22 下部踏面
31〜38 段踏面
41、42 側壁
51、52 手摺り
61〜63 上部案内ライト
71〜73 下部案内ライト
261〜263 上部案内ライト
271〜273 下部案内ライト
301、302 境界表示ライト
401〜403 上部案内ライト
404〜406 下部案内ライト
411〜413 上部案内ライト
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