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発明の名称 光波誘導飛翔体のシーカドーム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−64574(P2007−64574A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−253830(P2005−253830)
出願日 平成17年9月1日(2005.9.1)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 田村 博幸
要約 課題
この発明は、空力加熱の防止と共に、光波の減衰防止を図り、高精度な光波検出を実現することにある。

解決手段
複数の透孔111が形成されたパイプ材11を、その透孔111が外周側に位置するように格子状に配したドーム本体10を飛翔体本体12の先端に配置して、このドーム本体10のパイプ材11内に対して気体供給源13からの気体を供給して、気体をパイプ部材11の複数の透孔111からそれぞれ噴出させるように構成した。
特許請求の範囲
【請求項1】
飛翔体本体の先端に配されるもので、複数の透孔が形成されたパイプ材を、前記透孔が外周側に位置するように格子状に配したドーム本体と、
前記ドーム本体のパイプ材内に気体を供給する気体供給手段と
を具備することを特徴とする光波誘導飛翔体のシーカドーム。
【請求項2】
前記気体供給手段は、前記ドーム本体のパイプ材内に前記飛翔体本体の飛翔に伴う外気流以上の圧力を有する気体を供給することを特徴とする請求項1記載の光波誘導飛翔体のシーカドーム。
【請求項3】
前記ドーム本体は、前記パイプ材を格子状に組み合わせて尖頭形状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の光波誘導飛翔体のシーカドーム。
【請求項4】
前記ドーム本体は、格子状に配したパイプ材が連通されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の光波誘導飛翔体のシーカドーム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば目標からの光波を検出して誘導される光波誘導飛翔体に係り、特にそのシーカドームに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、誘導飛翔体は、赤外線に対するフッ化カルシウム、ジンクセレンのような光波が透過可能な材料を湾曲形状に形成したシーカドームを、飛翔体本体の先端に目標検出手段を覆うように設けるドーム構造が採用されている(例えば、特許文献1参照。)。この目標検出手段としては、例えば光波誘導飛翔体の場合、光検出器がジンバル機構を介して駆動自在に内装されて、この光検出器が、ジンバル機構を介して二次元的に駆動され、シーカドームを透過した目標からの光波を捕らえて目標画像を撮像する。そして、この取得した目標画像データは、信号処理部で信号処理されて誘導信号が生成され、この誘導信号に基づいて飛翔体の誘導が行われる。
【特許文献1】特開平5−164838号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記光波誘導飛翔体のシーカドームでは、光波が透過する際、減衰されて検出精度が低下されるうえ、そのドーム形状の精度により結像画像に歪みが生じるために、その製作が非常に面倒であるとう問題を有する。
【0004】
また、シーカドーム自体が大気流による空力加熱されて光が発生するために、例えば低空域の大気密度の高い領域での高速飛翔が困難で、使用形態に制約を有する。
【0005】
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、空力加熱の防止と共に、光波の減衰防止を図り、高精度な光波検出を実現し得るようにした光波誘導飛翔体のシーカドームを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、飛翔体本体の先端に配されるもので、複数の透孔が形成されたパイプ材を、前記透孔が外周側に位置するように格子状に配したドーム本体と、前記ドーム本体のパイプ材内に気体を供給する気体供給手段とを備えて光波誘導飛翔体のシーカドームを構成した。
【0007】
上記構成によれば、ドーム本体は、格子状に組んだパイプ材内に気体供給手段から気体が供給されると、その複数の透孔からそれぞれ気体が噴出されると共に、飛翔体本体の飛翔に伴う外気流を受けることにより、噴出する気体と外気流との合成による境界領域が発生し、その外周に境界領域による擬似的な膜状ドームが形成される。これにより、膜状ドームを構成する境界領域により安定した飛翔が実現されると共に、その透孔からの気体の噴出によりパイプ材が断熱冷却されて空力加熱が防止されるため、光波減衰の防止が図れて、境界領域を通しての高精度な光波検出が実現される。
【発明の効果】
【0008】
以上述べたように、この発明によれば、空力加熱の防止と共に、光波の減衰防止を図り、高精度な光波検出を実現し得るようにした光波誘導飛翔体のシーカドームを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は、この発明の一実施の形態に係る光波誘導飛翔体のシーカドームを示すもので、ドーム本体10は、複数の透孔111が、例えば軸方向に一列形成された筒状のパイプ材11を、その透孔111が外周部に位置するように格子状に組み合わせてドーム状(湾曲形状)に形成される。そして、このドーム本体10は、飛翔体本体12の先端部に配置され、図示しない目標に向かって飛翔される。
【0011】
ドーム本体10は、例えば格子状に配したパイプ材11の内径部が連通されて形成される。そして、このドーム本体10のパイプ材11には、上記飛翔体本体12内に配される気体供給源13が接続される。この気体供給源13は、例えば圧縮機、空気や窒素等が圧縮されて収容された圧力ボンベ等で形成され、図示しない制御部を介して所望の圧力を有する気体を上記ドーム本体10のパイプ材11内に供給する。
【0012】
上記ドーム本体10のパイプ材11は、例えば音速付近で飛翔するように構成する場合、気体供給源13から供給する気体の圧力が、外気流以上の例えば数10気圧〜100気圧程度に設定することとなるため、強度的に金属材料で形成することが好ましい。また、飛翔体本体12の飛翔速度が音速以下のものに適用するように構成する場合には、気体圧力が上記音速付近での使用に比して小さくて済むために、強度的に上記パイプ材11を金属材料に代えて樹脂材料等で形成することが可能となる。
【0013】
上記ドーム本体10は、そのパイプ材11の格子状の組み合わせ間隔が、パイプ材径等に基づいて設定される。そして、パイプ材11の複数の透孔111の径及びその配置間隔は、上記気体供給源13から供給する気体の圧力等に基づいて設定される。
【0014】
また、上記ドーム本体10内には、光検出器14がジンバル機構15を介して二次元的に駆動自在に配置される。この光検出器14は、ジンバル機構15を介して二次元的に駆動されて目標からの光波を、ドーム本体10を通して取込んで目標画像を結像して、その目標画像データを信号処理部16に出力する。この信号処理部16は、入力した目標画像データを信号処理して飛翔体本体12を目標に誘導するための誘導信号を生成する。
【0015】
上記構成において、ドーム本体10は、飛翔体本体12の飛翔時、そのパイプ材11内に気体供給源13を介して所定の気圧の気体が供給され、その複数の透孔111から気体が噴出される。ここで、複数の透孔111から噴出された気体は、図2に示すように飛翔体本体12の飛翔に伴う外気流と干渉され、全体でドーム本体10を覆う膜状の境界領域Aが形成される。
【0016】
これにより、ドーム本体10は、飛翔時、膜状ドームを構成する境界領域Aにより安定した飛翔が実現されると共に、その透孔111からの気体の噴出によりパイプ材11が、いわゆる断熱冷却されて空力加熱が防止される。この結果、ドーム本体10は、上記境界領域Aを通して光波減衰することなく光検出器14に導き案内し、高効率な光検出を可能となる。
【0017】
このように、上記光波誘導飛翔体のシーカドームは、複数の透孔111が形成されたパイプ材11を、その透孔111が外周側に位置するように格子状に配したドーム本体10を飛翔体本体12の先端に配置して、このドーム本体10のパイプ材11内に対して気体供給源13からの気体を供給して、気体をパイプ部材11の複数の透孔111からそれぞれ噴出させるように構成した。
【0018】
これによれば、ドーム本体10のパイプ材11内に気体供給源13から気体が供給されると、その複数の透孔111からそれぞれ気体が噴出されると共に、飛翔体本体12の飛翔に伴う外気流を受けることにより、噴出する気体と外気流との合成による境界領域Aが形成されて、その外周に境界領域Aによる擬似的な膜状ドームが形成される。
【0019】
この結果、膜状ドームを構成する境界領域Aによりドーム本体10の安定した飛翔が実現されると共に、その透孔111からの気体の噴出によりパイプ材11が断熱冷却されて空力加熱が防止されるため、光波減衰の防止が図れて、光検出器14の性能を最大限に利用した高精度な光波検出が実現される。
【0020】
なお、上記実施の形態では、ドーム本体10のパイプ材11を連通した状態で格子状に組み合わせて湾曲形状に形成するように構成した場合で説明したが、これに限ることなく、その他、例えばドーム本体10の格子状に配したパイプ材11を、区域内で連通される複数の連通区域に分けて、各連通区域に同圧力の気体を供給するように構成することも可能で、同様の効果が期待される。この場合、複数の気体供給源13を区域毎に配置するようしても良い。
【0021】
また、上記パイプ材11を格子状に組み合わせて形成するドーム本体10の形状としては、湾曲形状に限るものでなく、その他、パイプ材11を格子状に組み合わせて外気流に対する空気抵抗の少ないような先細りの尖頭形状に形成するように構成することも可能で、同様の効果が期待される。
【0022】
よって、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【0023】
例えば実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】この発明の一実施の形態に係る光波誘導飛翔体のシーカドームの構成を説明するために示した図である。
【図2】図1の動作を説明するために示した図である。
【符号の説明】
【0025】
10…ドーム本体、11…パイプ部材、111…透孔、12…飛翔体本体、13…気体供給源、14…光検出器、15…ジンバル機構、16…信号処理部。




 

 


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