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発明の名称 作業機の油圧配管構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−24172(P2007−24172A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−206777(P2005−206777)
出願日 平成17年7月15日(2005.7.15)
代理人 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
発明者 窪津 誠 / 高尾 吉郎 / 安藤 勝 / 平岡 実 / 高岡 学
要約 課題
ミッションケースに貯留された油をオイルフィルタで浄化して油圧ポンプに導くよう構成した作業機において、配管の損傷や油の洩れ出し、などの不具合を未然に回避することができるものでありながら、安価な構造でフィルタと油圧ポンプとを連通接続できるようにする。

解決手段
オイルフィルタ52および油圧ポンプMPをミッションケース20に連結支持し、オイルフィルタ52と油圧ポンプMPとをミッションケース20に内装した配管56で連通接続してある。
特許請求の範囲
【請求項1】
ミッションケースに貯留された油をオイルフィルタで浄化して油圧ポンプに導くよう構成した作業機において、
前記オイルフィルタおよび前記油圧ポンプを前記ミッションケースに連結支持し、オイルフィルタと油圧ポンプとをミッションケースに内装した配管で連通接続してあることを特徴とする作業機の油圧配管構造。
【請求項2】
前記オイルフィルタと前記油圧ポンプを前記ミッションケースの異なった壁面にそれぞれ取付けてある請求項1記載の作業機の油圧配管構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、田植機、トラクタ、コンバイン、などの作業機に利用される油圧配管構造に関する。
【背景技術】
【0002】
ミッションケースに貯留された油をオイルフィルタで浄化して油圧ポンプに導くよう構成した油圧配管構造においては、オイルフィルタと油圧ポンプとを外部配管で連通接続するのが一般的であるが、外部配管が他物と接触損傷することを防止するとともに、外部配管からの油の洩れ出しを防止するために、ミッションケースの壁内に形成した内部油路を介してオイルフィルタと油圧ポンプとを連通接続することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−54968号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
内部油路でオイルフィルタと油圧ポンプとを連通接続すれば、配管の損傷や油の洩れ出し、などの不具合を未然に回避することができるのであるが、ミッションケースに内部油路を形成するために、ケース製造用金型の形状が複雑になったり、内部油路形成のための機械加工が必要となって、全体的にミッションケースの加工コストが高くつくきらいがある。特に、オイルフィルタと油圧ポンプをミッションケースの異なった壁面にそれぞれ取付けた場合には、ケース壁面に形成する内部油路が屈曲したものとなってミッションケースの加工コストが一層高いものになる。
【0004】
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、配管の損傷や油の洩れ出し、などの不具合を未然に回避することができるものでありながら、安価な構造でフィルタと油圧ポンプとを連通接続できるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の発明は、ミッションケースに貯留された油をオイルフィルタで浄化して油圧ポンプに導くよう構成した作業機において、
前記オイルフィルタおよび前記油圧ポンプを前記ミッションケースに連結支持し、オイルフィルタと油圧ポンプとをミッションケースに内装した配管で連通接続してあることを特徴とする。
【0006】
上記構成によると、オイルフィルタと油圧ポンプとをつなぐ配管が、ミッションケースの内部に配備される吸引油路の配管であるために、その配管接続部の接続強度は特に厳重である必要はなく、例えば、所定の形状に屈曲した金属配管の端部を接続孔に挿入してOリングでシールする程度ですむ。また、例え配管接続部などで油の漏れが発生したとしても、ミッションケースの内部に回収されるだけで、機外に流出して周囲を汚損するような問題は発生しない。
【0007】
従って、第1の発明によると、配管の損傷や油の洩れ出し、などの不具合を未然に回避することができるものでありながら、安価な構造でオイルフィルタと油圧ポンプとを連通接続できる。
【0008】
第2の発明は、上記第1の発明において、
前記オイルフィルタと前記油圧ポンプを前記ミッションケースの異なった壁面にそれぞれ取付けてあるものである。
【0009】
上記構成によると、配管を屈曲することで任意の壁面間での油供給を行うことができ、ケース壁面に屈曲した内部油路加工を施す必要はなく、本発明の上記効果を顕著に発揮させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1に施肥装置付き田植機の全体側面が示されている。この田植機は、操向可能な前輪1および操向不能な後輪2を備えて4輪駆動で走行する走行機体3の後部に油圧シリンダ4によって駆動される平行四連リンク構造の昇降リンク機構5が装備され、この昇降リンク機構5の後端下部に苗植付け装置6がローリング可能に連結された基本構造を備えている。また、走行機体3の後部に施肥装置7が備えられるとともに、走行機体3の前部左右には予備苗を収容する予備苗のせ台8が立設配備されている。
【0011】
前記苗植付け装置6は、マット状の苗を載置して左右方向に設定ストロークで往復移動される苗のせ台10、苗のせ台10の下端から1株分づつ苗を切り出して圃場に植付けてゆく回転式の植付け機構11、この植付け機構11を装備した植付けケース12、植付け箇所を整地する整地フロート13、走行機体3から取り出された作業用動力が入力されるフィードケース14、等を備えて構成されている。
【0012】
前記施肥装置7は、運転座席9と苗植付け装置6との間において走行機体3上に搭載されており、粉粒状の肥料を貯留する肥料ホッパー15、この肥料ホッパー15内の肥料を所定量づつ繰り出す繰出し機構16、繰り出された肥料を供給ホース17を介して苗植付装置6の各整地フロート13に備えた作溝器18に風力搬送する電動ブロワ19、などを備えており、植付け苗の横側近傍において作溝器18で田面に形成した施肥溝に肥料を送込んで埋設してゆくよう構成されている。
【0013】
前記走行機体3の前部には前輪1を備えたミッションケース20が配備され、このミッションケース20から前方に延出された前フレーム21に横軸型のエンジン22が搭載さている。また、前記ミッションケース20から後方に延出された主フレーム23の後部に前記後輪2を備えた後部伝動ケース24が連結されている。
【0014】
図2に示すように、前記ミッションケース20は左側の主ケース20Lと右側のカバーケース20Rとを接合連結して構成されており、そのカバーケース20Rに主変速装置としての静油圧式無段変速装置(HST)25が装備されている。カバーケース20Rには変速ケーシング部25cが一体形成されて、アキシャルプランジャ式の可変容量型の変速ポンプ25Pと定容量型の変速モータ25Mとが組み込まれ、変速ポンプ25Pと変速モータ25Mとをつなぐ変速用油路a,bやチャージ油路cなどを内部油路として備えた厚板状のポートブロック26によって、変速ケーシング部25cの外端開口が閉塞されている。ここで、前記主フレーム23は主ケース20Lに連結されており、走行機体3を分解することなくカバーケース20Rだけを外してミッションケース20の内部および静油圧式無段変速装置25の整備を行うことが可能となっている。
【0015】
図2,図3に示すように、前記ミッションケース20には、前記エンジン22にベルト掛け連動された入力軸27と静油圧式無段変速装置25のポンプ軸28とが同芯に付き合わせ横架され、両軸27,28がスリーブ29を介してスプライン連結され、もって、エンジン動力で変速ポンプ25Pが定速駆動されるようになっている。変速ポンプ25Pにおける斜板30は、走行機体3におけるステアリングハンドル31の左脇に配備された主変速レバー32に機械的に連係されており、主変速レバー32を中立位置nから前進方向fあるいは後進方向rに操作することで斜板30の角度が変更され、変速ポンプ25Pからの圧油吐出方向および吐出量が変更されることで変速モータ25Mのモータ軸33が正転方向(前進方向)あるいは逆転方向(後進方向)に無段に変速されるようになっている。
【0016】
モータ軸33から取り出された変速動力は走行系と作業系に分岐され、走行系の動力は、ギヤ式の副変速装置34で高低2段に変速された後、デフ装置36を介して左右の前輪駆動用差動軸37に伝達されるとともに、後向きの伝動軸38を介して後部伝動ケース24に伝達されて後輪2が駆動される。また、作業系の動力はギヤ式の株間変速機構39で6段に変速された後、図示されていない植付けクラッチおよびPTO軸を介して前記苗植付け装置6に軸伝達されるようになっている。
【0017】
なお、前記モータ軸33は爪クラッチ40を介して前記入力軸27から直接動力を受けることが可能となっている。前記爪クラッチ40は、ポンプ軸28に遊嵌されたクラッチギヤ41と、入力軸27とポンプ軸28とを一体連結する前記スリーブ29にスプライン外嵌されたクラッチボス42とからなり、常時はクラッチボス42がバネ43によってクラッチ切り側にスライド付勢されている。そして、この爪クラッチ40のクラッチギヤ41が中継ギヤ44を介してモータ軸33の出力ギヤ45に咬合連動されている。この爪クラッチ40のクラッチボス42は、ミッションケース20に貫通装備された操作軸46の先端偏心ピン46aに係合されており、操作軸46が回動されると、クラッチボス42がバネ43に抗してスライド操作されて、クラッチギヤ41に軸心方向から咬合して、入力軸27の動力がモータ軸33の出力ギヤ45に伝達されるようになっている。
【0018】
ここで、前記操作軸46は前記主変速レバー32が前進最高速位置に操作された時にのみクラッチ入り位置に回動操作されるようになっている。そして、クラッチギヤ41からモータ軸33へのギヤ伝動系の伝動比は、静油圧式無段変速装置25が前進最高速度に変速操作された時のモータ軸33の理論上の回転速度と同速度のギヤ伝動が行われるように設定されている。これによって、静油圧式無段変速装置25が前進最高速度に変速操作された時に、モータ軸33が油リークなどによって理論速度より回転速度が低下することが、爪クラッチ40を介したギヤ伝動によって補われるようになっているのである。
【0019】
前記ポートブロック26の外側面にはポンプブロック50が連結されるとともに、前記ポンプ軸28がポートブロック26を貫通してポンプブロック50に挿入されている。ポンプブロック50には、静油圧式無段変速装置25へのチャージ油を補給するトロコイドポンプからなるチャージポンプCPと、苗植付け装置昇降用の圧油を供給するギヤポンプからなる油圧ポンプMPとが組み込まれており、チャージポンプCPがポンプ軸28に直接連結されて駆動されるとともに、油圧ポンプMPの入力軸51がポンプ軸28の先端に突き合わせ連結されて駆動されるようになっている。
【0020】
ミッションケース20における主ケース20Lの外面にはカートリッジ型のオイルフィルタ52が脱着自在にねじ込み装着されている。主ケース20Lには、オイルフィルタ52に連通するオイル入口53が形成されるとともに、フィルタ取付け座54の中心にはオイル出口55が設けられており、ケース内に貯留した潤滑油をオイル入口53から吸入してオイルフィルタ52に導き、浄化した油をオイル出口55から送出するようになっている。そして、オイル出口55には金属管からなる配管56の一端が挿入されて、Oリング57でシールされている。
【0021】
他方、前記ポートブロック26には前記チャージポンプCPおよび油圧ポンプMPに連通されたサクション油路58が形成されるとともに、このサクション油路58に連通するオイル入口59がカバーケース20Rに形成されている。そして、このオイル入口59に前記配管56の他端が挿入されて、Oリング60でシールされている。
【0022】
〔他の実施例〕
【0023】
(1)オイルフィルタ52からの浄化油をチャージポンプCPおよび油圧ポンプMPに導く前記配管56の他端を、ポートブロック26におけるサクション油路58に連通してポートブロック26に形成したオイル入口に直接に挿入連結することもできる。
【0024】
(2)上記実施例では、オイルフィルタ52と油圧ポンプMPとがミッションケース20の対向する壁面に装着されているが、オイルフィルタ52を主ケース20Lの前壁面に取付ける形態で実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】ミッションケースの縦断背面図
【図3】ミッションケース要部の縦断背面図
【図4】油圧回路図
【符号の説明】
【0026】
20 ミッションケース
52 オイルフィルタ
56 配管
MP 油圧ポンプ




 

 


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