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発明の名称 電子燃料噴射式エンジン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−23918(P2007−23918A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−208189(P2005−208189)
出願日 平成17年7月19日(2005.7.19)
代理人 【識別番号】100087653
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 正二
発明者 大野 雅治
要約 課題
排気中のNOの低減するに当たり、既存のエンジン部品を転用することができる電子燃料噴射式エンジンを提供すること。

解決手段
本発明は、燃料インジェクタ8を備えた電子燃料噴射式エンジンであって、シリンダヘッド2の吸気口からエアクリーナ7に至る吸気経路に気化器6を設け、この気化器6のフロート室9に燃料に代えて水を供給し、気化器6を通過する吸気に水分を付与することができるようにされ、気化器6のスロットル弁13の開度をメカニカルガバナで調節するようにされている。
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料インジェクタ(8)を備えた電子燃料噴射式エンジンにおいて、
吸気経路に気化器(6)を設け、この気化器(6)のフロート室(9)に燃料に代えて水を供給し、気化器(6)を通過する吸気に水分を付与することができるようにした、ことを特徴とする電子燃料噴射式エンジン。
【請求項2】
請求項1に記載した電子燃料噴射式エンジンにおいて、
気化器(6)のスロットル弁(13)の開度をメカニカルガバナで調節するようにした、ことを特徴とする電子燃料噴射式エンジン。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子燃料噴射式エンジンに関し、詳しくは、排気中のNOの低減するに当たり、信頼性の高い既存のエンジン部品を転用することができる電子燃料噴射式エンジンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電子燃料噴射式エンジンとして、排気中のNOの低減するに当たり、燃料インジェクタに水通路を設け、或いは、燃料インジェクタと水インジェクタとを併用したものがある(例えば、特許文献1参照)。
この従来のエンジンでは、燃焼室に燃料とともに水を噴射することにより、燃焼温度を低下させ、排気中のNOの低減を図ることができる利点がある。
【0003】
しかし、上記従来のエンジンでは、燃料インジェクタに水通路を設け、或いは、燃料インジェクタと水インジェクタとを併用するため、問題がある。
【0004】
【特許文献1】特開平8−144883号公報(図1、図9参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術には、次の問題がある。
《問題》 既存のエンジン部品を転用することができない。
水通路を設けた燃料インジェクタや水インジェクタは、エンジン部品として一般に用いられていないため、既存のエンジン部品を転用することはできない。このため、これらの部品を新たに設計し、製作する必要があり、開発コストや製造コストが高くなる。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決することができる電子燃料噴射式エンジン、すなわち、排気中のNOの低減するに当たり、既存のエンジン部品を転用することができる電子燃料噴射式エンジンを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、燃料インジェクタ(8)を備えた電子燃料噴射式エンジンにおいて吸気経路に気化器(6)を設け、この気化器(6)のフロート室(9)に燃料に代えて水を供給し、気化器(6)を通過する吸気に水分を付与することを特徴とし、これにより上記課題を解決する。
請求項2に係る発明は、上記電子燃料噴射式エンジンにおいて気化器(6)のスロットル弁(13)の開度をメカニカルガバナで調節するようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
(請求項1に係る発明)
《効果》 既存のエンジン部品を転用することができる。
燃料インジェクタを備えた電子燃料噴射式エンジンに、気化器を追加し、気化器のフロート室に燃料に代えて水を供給すればよい。気化器はエンジン部品として一般に用いられているため、既存のエンジン部品を転用することができ、水供給手段を新たに設計し、製作する必要がない。
【0009】
(請求項2に係る発明)
請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 既存のエンジン部品を使用して、電子制御なしで水供給の制御を行うことができる。
気化器のスロットル弁の開度をメカニカルガバナで調節するため、メカニカルガバナと気化器の機能により、燃料噴射のような電子制御なしで、吸気量や燃料噴射量に応じた水供給を行うことができる。気化器とともにメカニカルガバナもエンジン部品として一般に用いられている。このため、これら既存のエンジン部品を使用して、電子制御なしで水供給の制御を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である電子燃料噴射式エンジンを正立状態にて示した模式図である。
【0011】
本実施形態の電子燃料噴射式エンジンでは、シリンダブロック1の上部にシリンダヘッド2を組み付け、シリンダヘッド2の上部にヘッドカバー3を組み付けられている。ヘッドカバー3の上方には燃料タンク4を配置している。シリンダヘッド2の吸気口からエアクリーナ7に至る吸気経路には気化器6が設けられている。より具体的には、シリンダヘッド2の吸気口には吸気管5が取付けられ、この吸気管5に気化器6、エアクリーナ7が順次連通されている。吸気管5の周壁には燃料インジェクタ取付けボスが設けられ、この燃料インジェクタ取付けボスには燃料インジェクタ8が取付けられている。
【0012】
図2は、本発明の一実施形態である電子燃料噴射式エンジンの気化器6を正立状態にて示した断面図である。
気化器6は、フロート室9と、フロート室9の上方に設けられたベンチュリ部10と、フロート室9とベンチュリ部10とを連通する供給通路11と、供給通路11のベンチュリ部10側に終端に設けられた供給ノズル12と、ベンチュリ部10の下流に取り付けられたスロットル弁13とを有する。チョーク弁は取外し、その弁軸孔21はプラグ22で封止されている。
【0013】
フロート室9は、水を蓄えた補給タンク(図示せず)に補給路14を介して接続され、補給路14を介して水が流入される。
フロート室9内には、フロート15が上下揺動自在に軸支されている。フロート15にはニードル弁16が設けられており、フロート15が上下揺動することに応じてニードル弁16が補給路14を閉開するようにしている。フロート室9内に流入された水が所定量より多い(または少ない)場合、フロート室9の水油面が高くなるためにフロート15が上方(または下方)に揺動し、ニードル弁16は、このフロート15の揺動に応じて補給路14を閉弁(または開弁)する。この結果、フロート室9への水の流入が調整される。
ベンチュリ部10は、フロート室9に供給通路11を介して連通され、エアクリーナ7から流入する吸気に応じてフロート室9の水を吸気管5に供給する。
【0014】
吸気がエアクリーナ7から気化器6を介して吸気管5へと流入し、ベンチュリ部10が負圧状態になることにより、供給ノズル12を介してフロート室9の水がベンチュリ部10内に噴出し、気化器6を通過する吸気に水分を付与する。水分を付与された吸気は、吸気管5を介してシリンダヘッド2の吸気口に流入し、次いで、エンジンの燃焼室(図示せず)に供給される。付与された水分はエンジンの燃焼室にて気化し、気化した際の水の気化潜熱によってエンジンの燃焼温度が下がる。
【0015】
スロットル弁13は、吸気経路を通過する吸気を調整する。スロットル弁13の弁軸17には、メカニカルガバナ(図示せず)に接続しているスロットル入力アーム18が取付けられ、メカニカルガバナは、スロットル入力アーム18を介してスロットル弁13の開度を調節する。スロットル弁13下流には、吸気ブースト圧や吸気温度を検出するセンサ(図示せず)が設けられている。
【0016】
燃料インジェクタ8は、燃料タンク4から燃料供給管19を介して燃料ポンプ20によって圧送された燃料をシリンダヘッド2の吸気口に噴射する。
燃料インジェクタ8の燃料噴射量は燃料インジェクタ8の開弁時間に応じて設定され、燃料インジェクタ8の開弁時間は燃料インジェクタ8の弁アクチュエータによって調整されている。弁アクチュエータは、吸気ブースト圧、吸気温度、エンジン回転数、クランク室内の潤滑油温度を検出する各センサからの信号に応じてECUによって制御されている。
【0017】
以上のように説明してきた電子燃料噴射式エンジンは、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されることはなく、請求の範囲に基く技術的範囲内で適宜変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態である電子燃料噴射式エンジンを正立状態にて示した模式図である。
【図2】本発明の一実施形態である電子燃料噴射式エンジンの気化器を正立状態にて示した断面図である。
【符号の説明】
【0019】
1…シリンダブロック
2…シリンダヘッド
3…カバーヘッド
4…燃料タンク
5…吸気管
6…気化器
7…エアクリーナ
8…燃料インジェクタ






 

 


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