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発明の名称 転がり軸受用スリーブ部材の製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−24098(P2007−24098A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−203946(P2005−203946)
出願日 平成17年7月13日(2005.7.13)
代理人 【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二
発明者 桑原 温
要約 課題
転がり軸受用スリーブ部材の素材コストの低減を図ることである。

解決手段
スリーブ部材の製造方法として、平鋼板を円筒状に曲げて周方向で突き合わされた部分どうしを溶接した状態で、旋削加工によりスリーブ部材の外形を形成した後、溶接した位置を切断して切割りを形成する方法を採用することにより、素材としてパイプ材よりも安価な平鋼板を使用できるようにしたのである。
特許請求の範囲
【請求項1】
転がり軸受の軸への取り付けに用いられ、軸方向に切割りが入った転がり軸受用スリーブ部材の製造方法において、前記スリーブ部材の素材として平鋼板を使用し、この平鋼板を円筒状に曲げて周方向で突き合わされた部分どうしを溶接した状態で、旋削加工により前記スリーブ部材の外形を形成した後、溶接した位置を切断して前記切割りを形成することを特徴とする転がり軸受用スリーブ部材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、テーパ穴を有する転がり軸受の軸外周面への取り付けに用いられるアダプタスリーブや取外しスリーブ等の転がり軸受用スリーブ部材を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
内輪の内周面がテーパ穴になった転がり軸受を軸外周面へ取り付ける際には、アダプタスリーブや取外しスリーブ等のスリーブ部材が用いられる。図2(a)、(b)はアダプタスリーブ1の一例を、図3(a)、(b)は取外しスリーブ2の一例を示す。このアダプタスリーブ1および取外しスリーブ2は、いずれも、外周面に軸受内輪のテーパ穴に適合するテーパ面1a、2aとおねじ部1b、2bを有し、軸方向に所定幅の切割り1c、2cが形成されている。
【0003】
このような転がり軸受用スリーブ部材を製造する際には、一般に、素材としてパイプ材を使用し、このパイプ材を旋削加工してスリーブ部材の外形を形成した後、周方向の任意の位置を切断して切割りを形成している。ここで、パイプ材の材質としては、炭素鋼等が用いられる(特許文献1参照。)。
【0004】
ところが、素材となるパイプ材が高価であることが、スリーブ部材の製造コストを引き上げる大きな要因となっており、素材コストの低減が求められている。
【特許文献1】特開平11−264421号公報(段落番号0020)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、転がり軸受用スリーブ部材の素材コストの低減を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明は、スリーブ部材の素材として平鋼板を使用し、この平鋼板を円筒状に曲げて周方向で突き合わされた部分どうしを溶接した状態で、旋削加工によりスリーブ部材の外形を形成した後、溶接した位置を切断して切割りを形成するようにした。
【0007】
すなわち、スリーブ部材が軸方向に切割りが入ったものであることに着目して、平鋼板を円筒状に曲げて旋削加工を行い、周方向で突き合わされた位置に切割りを形成する製造方法を採ることにより、素材としてパイプ材よりも安価な平鋼板を使用できるようにしたのである。しかも、旋削加工は周方向で突き合わされた部分どうしを溶接した状態で行うことにより、素材にパイプ材を使用した場合と同等の寸法精度が得られるようにし、その後に溶接位置を切断して切割りを形成することで、強度の低い溶接部が製品に残らないようにした。
【発明の効果】
【0008】
本発明のスリーブ部材の製造方法は、上述したように、平鋼板を円筒状に曲げて旋削加工を行い、周方向で突き合わされた位置に切割りを形成するようにしたので、パイプ材を素材とする場合に比べて素材コストを大幅に削減することができる。また、素材の入手性も大幅に改善できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1は、図2に示したアダプタスリーブ1や図3に示した取外しスリーブ2を対象とする実施形態の転がり軸受用スリーブ部材の製造方法の手順を示す。
【0010】
このスリーブ部材の製造方法では、素材として平鋼板を使用し、まず、平鋼板を円筒状に曲げ(S1)、周方向で突き合わされた部分(曲げ加工前の平鋼板の側端面)どうしを溶接して円筒状半製品を作製する(S2)。次に、この円筒状半製品の内周面、外周面および両端面を旋盤で旋削加工して、図2あるいは図3に示したテーパ面1a、2aやおねじ部1b、2bを含めてスリーブ部材の外形を形成する(S3)。最後に、旋削加工を受けた円筒状半製品の溶接位置をホイルカッタ等で切断して、図2あるいは図3に示した切割り1c、2cを形成することにより(S4)、スリーブ部材の製品が得られる。
【0011】
この製造方法を採用すれば、素材として安価な平鋼板を使用できるので、素材コストを大幅に削減できるし、素材の入手性も大幅に改善される。しかも、スリーブ部材の寸法精度や強度の品質も、素材にパイプ材を使用した場合とほとんど変わらない。
【0012】
なお、本発明は、上述したような一般的なアダプタスリーブや取外しスリーブだけでなく、転がり軸受の軸への取り付けのために外輪と固定部材との間または内輪と軸との間に配置され、軸方向に切割りが入ったスリーブ部材を製造する場合に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施形態のスリーブ部材の製造方法の手順を示すフローチャート
【図2】aはアダプタスリーブの一例を示す外観斜視図、bはaの縦断面図
【図3】aは取外しスリーブの一例を示す外観斜視図、bはaの縦断面図
【符号の説明】
【0014】
1 アダプタスリーブ
1a テーパ面
1b おねじ部
1c 切割り
2 取外しスリーブ
2a テーパ面
2b おねじ部
2c 切割り




 

 


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