米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 機械工学 -> NTN株式会社

発明の名称 回転センサ付き転がり軸受
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−10083(P2007−10083A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−194097(P2005−194097)
出願日 平成17年7月1日(2005.7.1)
代理人 【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二
発明者 石川 恭光
要約 課題
回転センサの回転部や固定部を外輪端部や内輪端部に圧入しても、軸受の軸やケーシングとの嵌め合いに支障を来たさないようにすることである。

解決手段
回転センサの検出素子8aを備えた固定部としての圧入リング9が圧入される裏面側の内輪1の延長端部1aの内径面に逃がし部として段差11を形成することにより、圧入圧力によって内輪1の延長端部1aの内径面が縮径するように弾性変形しても、軸受の嵌め合いに支障を来たさないようにした。
特許請求の範囲
【請求項1】
回転素子を備えた回転部と、この回転素子の回転を検出する検出素子を備えた固定部とから成る回転センサの前記回転部と固定部の少なくともいずれかを、外輪端部の内径面または内輪端部の外径面に圧入によって固定した回転センサ付き転がり軸受において、前記回転センサの回転部または固定部が圧入される裏面側の外輪端部の外径面または内輪端部の内径面に逃がし部を設けたことを特徴とする回転センサ付き転がり軸受。
【請求項2】
前記逃がし部をテーパまたは段差で形成した請求項1に記載の回転センサ付き転がり軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転センサ付き転がり軸受に関し、特に、回転センサの回転部と固定部の少なくともいずれかを、外輪端部の内径面または内輪端部の外径面に圧入によって固定した回転センサ付き転がり軸受に関する。
【背景技術】
【0002】
エンジンやモータの出力軸を支持する軸受や車輪を支持する軸受には、その回転数や回転角を検出するために回転センサを取り付けた回転センサ付き転がり軸受が使用されることがある。この回転センサ付き転がり軸受には、回転センサの取り付けを容易にするために、回転センサの回転素子を備えた回転部や、この回転素子の回転を検出する検出素子を備えた固定部を、外輪端部の内径面や内輪端部の外径面に圧入によって固定したものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたものでは、回転素子としてのパルサリングを備えた回転部を回転側軌道輪の端部に圧入するとともに、検出素子を備えた固定部としての圧入リングを固定側軌道輪の端部に圧入している。
【0003】
【特許文献1】実開平5−55070号公報(第2、6図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した回転センサの回転部や固定部を外輪端部や内輪端部に圧入で固定した回転センサ付き転がり軸受では、これらの回転部や固定部が嵌合に必要な耐引抜力(例えば10kgf以上)を確保できるように、大きな締め代で圧入される。このため、この圧入圧力によって、これらが外輪端部の内径面に圧入される場合は、その裏側の外径面が拡径するように弾性変形し、内輪端部の外径面に圧入される場合は、その裏側の内径面が縮径するように弾性変形して、軸受が取り付けられる軸やケーシングとの嵌め合いに支障を来たす問題がある。
【0005】
そこで、本発明の課題は、回転センサの回転部や固定部を外輪端部や内輪端部に圧入しても、軸受の軸やケーシングとの嵌め合いに支障を来たさないようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明は、回転素子を有する回転部と、この回転素子の回転を検出する検出素子を有する固定部とから成る回転センサの前記回転部と固定部の少なくともいずれかを、外輪端部の内径面または内輪端部の外径面に圧入によって固定した回転センサ付き転がり軸受において、前記回転センサの回転部または固定部が圧入される裏面側の外輪端部の外径面または内輪端部の内径面に逃がし部を設けた構成を採用した。
【0007】
すなわち、回転センサの回転部または固定部が圧入される裏面側の外輪端部の外径面または内輪端部の内径面に逃がし部を設けることにより、圧入圧力によって外輪端部の外径面が拡径するように弾性変形したり、内輪端部の内径面が縮径するように弾性変形しても、軸受の軸やケーシングとの嵌め合いに支障を来たさないようにした。
【0008】
前記逃がし部は、テーパまたは段差で形成することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の回転センサ付き転がり軸受は、回転センサの回転部または固定部が圧入される裏面側の外輪端部の外径面または内輪端部の内径面に逃がし部を設けたので、圧入圧力によって外輪端部の外径面が拡径するように弾性変形したり、内輪端部の内径面が縮径するように弾性変形しても、軸受の軸やケーシングとの嵌め合いに支障を来たさないようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1は、第1の実施形態を示す。この回転センサ付き転がり軸受は、内輪1と外輪2の間に2列のボール3が保持器4で保持された複列玉軸受であり、内輪1が固定輪、外輪2が回転輪とされて、外輪2の両端部の内径面に軸受空間をシールする接触シール5、6が取り付けられている。
【0011】
前記外輪2の一端側に取り付けられた接触シール5の芯金5aには、回転センサの回転素子としてのパルサリング7が取り付けられ、その外側に延長された内輪1の延長端部1aの外径面に、回転センサの検出素子8aと電気回路基板8bを備え、出力ケーブル8cが接続された固定部としての圧入リング9が圧入されている。また、圧入リング9にはシールリップ10も取り付けられ、このシールリップ10が外輪2の一端側に延長された延長端部2aの内径面に接触して、回転センサの検出部がシールされている。
【0012】
また、前記内輪1の延長端部1aと外輪2の延長端部2aは、回転センサの取り付けスペースを確保するために薄肉に形成され、圧入リング9が圧入された内輪1の延長端部1aの裏面側の内径面には、圧入時の弾性変形による縮径を逃がす逃がし部としての段差11が形成されている。
【0013】
図2は、第2の実施形態を示す。この回転センサ付き転がり軸受も、第1の実施形態のものと同様の複列玉軸受であり、前記回転素子としてのパルサリング7が、外輪2の延長端部2aの内径面に圧入され、その裏面側の外径面に圧入時の弾性変形による拡径を逃がす逃がし部としてのテーパ12が形成されている点が異なる。なお、この実施形態では、パルサリング7がシールドの役割もし、片側の接触シール5が省略されている。その他の部分は第1の実施形態のものと同じである。
【0014】
上述した各実施形態では、転がり軸受を外輪を回転輪とする複列玉軸受としたが、本発明に係る回転センサ付き転がり軸受は、単列の玉軸受やころ軸受等の他のタイプの転がり軸受にも適用することができる。また、内輪を回転輪とする転がり軸受にも適用でき、この場合は、回転センサの回転部を内輪側に、固定部を外輪側に設け、少なくともそのいずれかをこれらの軌道輪の端部に圧入すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施形態の回転センサ付き転がり軸受を示す一部省略縦断面図
【図2】第2の実施形態の回転センサ付き転がり軸受を示す一部省略縦断面図
【符号の説明】
【0016】
1 内輪
2 外輪
1a、2a 延長端部
3 ボール
4 保持器
5、6 接触シール
5a 芯金
7 パルサリング
8a 検出素子
8b 電気回路基板
8c 出力ケーブル
9 圧入リング
10 シールリップ
11 段差
12 テーパ




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013