米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 機械工学 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 冷蔵庫
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17020(P2007−17020A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−195921(P2005−195921)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 柿田 健一 / 須田 順一 / 小川 啓司
要約 課題
開扉スイッチに触れて扉を開扉する冷蔵庫において、環境による誤動作や意図しない操作で開扉してしまい、安全面が確保できないという課題を解決し、開扉時の操作における誤動作を防止することを実現するものである。

解決手段
扉間の隙間にある仕切り部に設けられ、ユーザーの手が接近したことを検知する電波センサ20と、扉を開放する解放手段21よりなり、ユーザーが扉を開けようとする意志の場合の動きのみを判断し、その時だけ開扉させることとするものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
冷蔵庫本体内を複数の貯蔵室に区画する仕切り部と、前記貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉を有し、前記冷蔵庫本体に設けられた電波式センサと、前記電波式センサと連動して扉を開放する解放手段を備え、前記電波式センサは遮蔽物が所定距離内に入ったかどうかを検知した上で遮蔽物の移動速度が所定範囲内に入ったかどうかを検知するものである冷蔵庫。
【請求項2】
前記扉前面には取手部が設けられ、前記電波式センサを前記取手部の近傍に配設した請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記扉が開放されている状態を検知する扉スイッチと、前記電波式センサからの信号と前記扉スイッチからの信号を入力とし、前記扉が開放状態では前記電波式センサからの信号を受け付けない第一の判定手段を備えた請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記冷蔵庫本体にユーザーが近づいたことを検知する人体検知手段と、前記電波式センサからの信号と前記人体検知手段からの信号を入力とし、ユーザーが近づいていない場合には前記電波式センサからの信号を受付けない第二の判定手段を備えた請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記人体検知手段を焦電型赤外線センサとした請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記人体検知手段を照度センサとした請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記解放手段が動作して前記扉が開放する時に、ユーザーに報知する報知手段を備えた請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記報知手段をブザー等の発音体とした請求項7に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記発音体の報知時間を0.05秒以上0.2秒以下とした請求項8に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記報知手段をLED等の発光体とした請求項7に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電動で扉を開放する冷蔵庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、高齢化社会を向かえ、家庭内などで使用される機器の使い勝手が重要視されている。特に、大型機器である冷蔵庫においては、近年の大型化指向大容量化の流れに伴って扉も相対的に大型化してきており、その扉の開閉に負担がかかる傾向が無視できなくなってきた。このため、冷蔵庫における扉の開閉を補助し、特に開扉時の負担を軽減することを狙いとした冷蔵庫が提案されている。
【0003】
従来の冷蔵庫の開扉の方法としては、開扉スイッチを押すと扉背面にある扉開放機構が扉を押し出すものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図9は特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の正面図を示すものである。図9に示すように、外箱と内箱とこれら内外箱間に断熱材を発泡充填した断熱箱体で形成された冷蔵庫本体1は、内箱内部に貯蔵空間として最上部に冷蔵室2、その下方には野菜室3続いて、断熱仕切壁を介して製氷貯氷室4と温度切替室5とを左右に区分して併置しており、最下部には冷凍室6を独立して配置し、各貯蔵室の前面開口には各々専用の扉を設けて開閉自在に閉塞している。最も大きな収納容量を有する冷蔵室2の開口部前面には、これを開閉すべく冷蔵室扉7が設置されている。
【0005】
また、冷蔵庫本体1の上面には扉開放ユニット8が、冷蔵室扉7の前面には開扉スイッチ9がそれぞれ設置されている。
【0006】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0007】
まず、冷蔵室扉7を開扉するために開扉スイッチ9が押されると、開扉信号が扉開放ユニット8に送られる。次に扉開放ユニット8ではこの信号を受けて、冷蔵室扉7を背面から押出す動作を開始させる。動作の具体例としては、モータやソレノイドなどのアクチュエータを使用して、連接されたピストンピンなどを直線移動させて、その押圧によって冷蔵室扉7を開扉させる。
【0008】
これらにより、開扉時のこれまでの扉を持ち、初動時に大きな力が必要となる負担をなくすことができ、開扉スイッチ9を押すというわずかな負担で簡単に開扉ができるようになる。
【特許文献1】特開2003−262456号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来の構成では、開扉スイッチ9を押すという簡単な操作であるため、ユーザーの意志とは関係なく誤って開扉スイッチ9に触れて場合、開扉信号が発生する可能性が高く、安全面が確保できないという課題を有していた。
【0010】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、開扉時の操作における誤動作を防止することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体内を複数の貯蔵室に区画する仕切り部と、前記貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉を有し、前記冷蔵庫本体に設けられた電波式センサと、前記電波式センサと連動して扉を開放する解放手段を備え、前記電波式センサは遮蔽物が所定距離内に入ったかどうかを検知した上で遮蔽物の移動速度が所定範囲内に入ったかどうかを検知するものであり、ユーザーの意志とは関係なく誤って開扉スイッチ触れて場合、開扉信号が発生する可能性を低くし、ユーザーが自分の意志で手を扉に近づけた場合に開扉させることが可能となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の冷蔵庫は、ユーザーの意志とは関係なく誤って開扉スイッチ触れて場合、開扉信号が発生する可能性を低くし、ユーザーが自分の意志で手を扉に近づけた場合に開扉させることが可能となるので、ユーザーの意志以外の不用意な動作で解放手段が動作することを防止し、誤動作を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
請求項1に記載の発明は、冷蔵庫本体内を複数の貯蔵室に区画する仕切り部と、前記貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉を有し、前記冷蔵庫本体に設けられた電波式センサと、前記電波式センサと連動して扉を開放する解放手段を備え、前記電波式センサは遮蔽物が所定距離内に入ったかどうかを検知した上で遮蔽物の移動速度が所定範囲内に入ったかどうかを検知するものであることにより、ユーザーが自分の意志で手を扉に近づけた場合を検知し、その場合にのみ解放手段を動作させることとなり、ユーザーの意志以外の不用意な動作で開扉することはなく、開扉時の操作における誤動作を防止することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、電波式センサを扉の取手部近傍に配設したことにより、ユーザーは具体的な目標に向かって手を近づけることになり、ユーザーの意志による手の動きが確実に判断できる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、扉が開放されている状態を検知する扉スイッチと、前記電波式センサからの信号と前記扉スイッチからの信号を入力とし、前記扉が開放状態では前記電波式センサからの信号を受け付けない第一の判定手段を備えたことにより、扉スイッチと電波センサからの信号を第一の判定手段に入力して、開扉時には電波式センサの信号を受付けなくするので、開扉状態では解放手段が動作することはなく、閉扉時の自扉と解放手段との衝突や、誤検知による不安全な扉の動作をなくすことができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、冷蔵庫本体にユーザーが近づいたことを検知する人体検知手段と、前記電波式センサからの信号と前記人体検知手段からの信号を入力とし、ユーザーが近づいていない場合には前記電波式センサからの信号を受付けない第二の判定手段を備えたことにより、人体検知手段でユーザーの体が近づいた場合を検知し、その場合にのみ電波式センサからの信号を受付けることとなり、確実にユーザーの手が扉に近づいた時だけを検出して開扉させることができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、人体検知手段を焦電型赤外線センサとしたことにより、ユーザーの体が近づいたことを体温が移動する動きで検知するので、離れた場所からユーザーが冷蔵庫に近づいてきていることが事前に判り、ユーザーの手が扉に近づいたことが素早く検出できる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、人体検知手段を照度センサとしたことにより、ユーザーの体が近づいたことを冷蔵庫の前の照度で検知するので、室内照明と冷蔵庫の間にユーザーがきた場合を簡単に検知することができ、市販されている安価な照度センサが利用できる。
【0019】
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記解放手段が動作して前記扉が開放する時に、ユーザーに報知する報知手段を備えたことにより、開扉時には報知手段によって扉が開くことを知らせることができ、ユーザー人体と扉の衝突を未然に防ぐ警鐘が行なえ、安全性を高めることができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、報知手段をブザー等の発音体としたことにより、冷蔵庫扉から目を離していても開扉動作開始が耳で確認でき、ユーザーは人体の動作対応を図ることができる。
【0021】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、発音体の報知時間を0.05秒以上0.2秒以下としたことにより、ユーザーにとって耳障りとならない時間で発音体が発音するので、安心感のある報知がユーザーに提供できる。
【0022】
請求項10に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、報知手段をLED等の発光体としたことにより、開扉動作開始が目で確認でき、騒音の大きな環境時や耳の不自由な方の使用時に対して確実に報知することができる。
【0023】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図である。図2は、同実施の形態の冷蔵庫の冷蔵室扉を少し開扉した時の側面図である。図3は、同実施の形態の冷蔵庫の動作フローチャートである。
【0024】
図1、図2において、冷蔵庫本体10は、仕切り部11によって最上部に冷蔵室12、その下方には野菜室13、さらにその下方に製氷貯氷室14と温度切替室15とを左右に区分して併置しており、最下部には冷凍室16を形成している。冷蔵室12の開口部前面には、これを開閉する冷蔵室扉17がヒンジ(図示せず)で支持され、ヒンジを中心に回転するように取付けられ、前面には取手部18が設置せれている。さらに、冷蔵室12、野菜室13、製氷貯氷室14、温度切替室15の開口部前面には、これらを開閉するスライド扉19が設置されている。
【0025】
また、ユーザーの手が接近したことを検知する電波式センサ20は、冷蔵室12と野菜室13を区画する仕切り部11の前面に設けられ、閉扉時には冷蔵室扉17と野菜室13のスライド扉19との隙間から電波が送受信できるように配設されている。
【0026】
また、冷蔵室12の上部の仕切り部11内には解放手段21があり、解放手段21のロッド部21aが直線移動し、冷蔵室扉17を押出すことができる位置に設置されている。
【0027】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を図3を用いて説明する。
【0028】
まず、ステップ1で制御が開始されると、ステップ2で解放手段21を停止させる。次にステップ3で電波式センサ20により遮蔽物(ユーザーの手)が、冷蔵室扉17から所定の距離に入ったか検知し、入っていればユーザーが近づいたとしてステップ4へ論理を進め、そうでなければステップ3を繰り返す。ここで『所定の距離』とは、ユーザーが扉を開けたいという意志が現れる距離で、例えば5〜20cmを設定する。また、具体的な測距は、電波式センサ20内の送信アンテナ(図示せず)から送信波を送り、遮蔽物(ユーザーの手)からの反射した反射波を受信アンテナで受信するまでの時間を測定する方法を用いればよい。
【0029】
次にステップ4では検知しようとする遮蔽物(ユーザーの手)の移動速度を電波式センサ20で測定し、所定速度範囲に入っていればユーザーの意志で扉を開けようとしていると判断しステップ5へ論理を進め、否であればステップ3へ論理を戻す。ここで『所定速度範囲』とは、ユーザーの意志で扉を開けよう手の移動速度で、例えば20〜60秒/cmを設定する。また、具体的な速度測定は、電波式センサ20からの送信波が遮蔽物(ユーザーの手)で反射した反射波のうち、速度範囲に対応する周波数範囲にある信号成分のみを検出する方法を用いればよい。さらに、反射波の振幅レベルは近づいた遮蔽物の誘電率に応じて増減するので、ユーザーの手の誘電率に相当する振幅レベルの波形成分のみを検知すれば信頼性の高い判定ができる。
【0030】
最後にステップ5では電波式センサ20から開扉信号を解放手段21が受取る。解放手段21にはモータやアクチュエータ(図示せず)などが内蔵されており、連接されたロッド部21aを冷蔵室扉17側へ当接直線移動させ、冷蔵室扉17を開放させる。開扉後はすばやくロッド部21aを解放手段21内に格納させ、論理をステップ2に戻す。
【0031】
尚、ヒンジ式の冷蔵室扉17への適用の場合を以上説明したが、スライド扉19に対しても同様に適用することができる。
【0032】
以上のように、本実施の形態においては、冷蔵庫本体10内を複数の貯蔵室に区画する仕切り部11と、貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉を有し、冷蔵庫前面から見て扉間の隙間にある仕切り部11に設けられ、ユーザーの手が接近したことを検知する電波式センサ20と、扉を開放する解放手段21を備えたことにより、ユーザーが自分の意志で手を扉に近づけた場合のみに、電波式センサ20でユーザーの手の動きを検知するので、ユーザーの意志以外の不用意な動作による誤動作をなくすことができ、確実で信頼性の高いタッチレス検知を行なうことが可能になる。さらに、タッチレスであるため、冷蔵庫の扉を手で直接触れることはないので、汚れの付着のない衛生的な状態を保つことができる。その上、電波式センサ20は冷蔵庫本体側に設置するので、扉に設ける場合の接続ハーネスの複雑な引回しが不要になり、非常に組立てやすい設計を行なうことができる。
【0033】
また、本実施の形態では、扉前面に設けられた取手部18の近傍に電波式センサ20を配設することにより、ユーザーは具体的な目標に向かって手を近づけることになり、ユーザーの意志による手の動きが確実に判断でき、さらに精度の高い検知が可能となる。
【0034】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の主要構成ブロック図である。図5は、同実施の形態の冷蔵庫の動作フローチャートである。
【0035】
実施の形態1と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0036】
図4において、扉の開閉状態を検知する扉スイッチ22は、一般に磁気センサやプッシュ式接点スイッチなどが使用され、庫内ランプ(図示せず)と連動したもので、例えば閉扉時はスイッチON、開扉時はスイッチOFFの信号S1を出力する。第一の判定手段23はこの扉スイッチ22からの信号S1と、電波式センサ20からの信号S2を入力とし、冷蔵庫扉17を開扉するか否か判断し、判定信号S3を解放手段21に出力する。
【0037】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を図5を用いて説明する。
【0038】
まず、ステップ6で制御が開始されると、ステップ7で解放手段21を停止させる。次にステップ8で扉スイッチ22により冷蔵庫扉17の開閉状態を検知し、閉扉であればステップ9へ論理を進め、開扉であればステップ8を繰り返す。
【0039】
次にステップ9で電波式センサ20により遮蔽物(ユーザーの手)が、冷蔵室扉17から所定の距離に入ったか検知し、入っていればユーザーが近づいたとしてステップ10へ論理を進め、そうでなければステップ8へ論理を戻す。
【0040】
次にステップ10では検知しようとする遮蔽物(ユーザーの手)の移動速度を電波式センサ20で測定し、所定速度範囲に入っていればユーザーの意志で扉を開けようとしていると判断しステップ11へ論理を進め、否であればステップ8へ論理を戻す。
【0041】
最後にステップ11では第一の判定手段23から開扉信号を解放手段21が受取り、開放動作を行い冷蔵庫扉17を開扉させ、すばやくロッド部21aを収納して動作を停止させ、論理をステップ7に戻す。
【0042】
以上のように、本実施の形態においては、扉が開放されている状態を検知する扉スイッチ22と、電波式センサ20からの信号と扉スイッチ22からの信号を入力とし、扉が開放状態では解放手段21を動作させない第一の判定手段23を備えたことにより、扉スイッチ22と電波式センサ20からの信号を第一の判定手段23に入力して、開扉時には電波式センサ20の信号を受付けなくするので、開扉状態で解放手段21は動作せず、冷蔵庫扉17と解放手段21のロッド部21aが衝突することはなく、品質的な問題の発生をなくすことができる。
【0043】
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の主要構成ブロック図である。図7は、同実施の形態の冷蔵庫の動作フローチャートである。
【0044】
実施の形態1または2と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0045】
図6において、ユーザーの体が冷蔵庫に近づいているかを検知する人体検知手段24は、例えば冷蔵庫に近づいている場合にはON、冷蔵庫の周りにユーザーが居ない場合にはスイッチOFFの信号S4を出力する。第二の判定手段25はこの人体検知手段24からの信号S4と、電波式センサ20からの信号S5と、扉スイッチ22からの信号S6とをそれぞれ入力とし、冷蔵庫扉17を開扉するか否か判断し、判定信号S7を解放手段21に出力する。
【0046】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を図7を用いて説明する。
【0047】
まず、ステップ12で制御が開始されると、ステップ13で解放手段21を停止させる。次にステップ14で扉スイッチ22により冷蔵庫扉17の開閉状態を検知し、閉扉であればステップ15へ論理を進め、開扉であればステップ14を繰り返す。次にステップ15で人体検知手段24により冷蔵庫の前に人が近づいているかを検知し、近づいていればステップ16へ論理を進め、近づいていなければ論理をステップ14に戻す。
【0048】
次にステップ16で電波式センサ20により遮蔽物(ユーザーの手)が、冷蔵室扉17から所定の距離に入ったか検知し、入っていればユーザーが近づいたとしてステップ17へ論理を進め、そうでなければステップ14へ論理を戻す。
【0049】
次にステップ17では検知しようとする遮蔽物(ユーザーの手)の移動速度を電波式センサ20で測定し、所定速度範囲に入っていればユーザーの意志で扉を開けようとしていると判断しステップ18へ論理を進め、否であればステップ14へ論理を戻す。
【0050】
最後にステップ18では第二の判定手段25から開扉信号を解放手段21が受取り、開放動作を行い冷蔵庫扉17を開扉させ、すばやくロッド部21aを収納して動作を停止させ、論理をステップ13に戻す。
【0051】
以上のように、本実施の形態においては、冷蔵庫本体にユーザーが近づいたことを検知する人体検知手段と、前記電波式センサからの信号と前記人体検知手段からの信号を入力とし、ユーザーが近づいていない場合には前記電波式センサからの信号を受付けない第二の判定手段を備えたことにより、人体検知手段で人が近づいた場合のみに、電波式センサからの信号を受付けるので、ユーザーの手の動き以外の外的要因による誤動作をなくすことができ、確実で信頼性の高い人が触れた検知を行なうことが可能になる。
【0052】
また、本実施の形態の人体検知手段を焦電型赤外線センサとすることにより、焦電型赤外線センサは広範囲で人の体温の動きを検知するので、冷蔵庫から遠く離れた場所からユーザーが近づいてきていることが早い段階で判り、電波式センサが信号を受付ける待機モードが確実に設定できるので、ユーザーの手が近づいたことが素早く検知できる。
【0053】
また、本実施の形態の人体検知手段を照度センサとすることにより、照度センサはユーザーが近づいて室内照明と照度センサの間に入った場合に検出照度が暗くなることを検知するので、照度によってユーザーの体を検知することができ、テレビや携帯電話などで一般的に使用される汎用で安価な照度センサを使用することができる。
【0054】
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4における冷蔵庫の主要構成ブロック図である。
【0055】
実施の形態1から3と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0056】
図8において、報知手段26は解放手段21から冷蔵庫扉17を開扉動作させる信号S8を入力とし、解放手段21が開扉動作を実施するとともに、報知手段26はユーザーに扉が開くことを知らせる。
【0057】
以上のように、本実施の形態においては、解放手段21が動作して扉が開放する時に、ユーザーに報知する報知手段26を備えたことにより、開扉時には報知手段26によって扉が開くことを知らせることができ、ユーザー人体と扉の衝突を未然に防ぐ警鐘が行なえ、安全性を高めることができる。また、解放手段21による開放動作を報知手段26が報知した後に行なえば、更に安全なものが提供できる。
【0058】
また、本実施の形態の報知手段26をブザー等の発音体としたことにより、冷蔵庫扉17から目を離していても開扉動作開始が耳で確認でき、ユーザーは事前に人体の動作対応を図ることができる。また、発音体の発音中の時間内で、解放手段21を動作させることにより、解放手段21の動作音を消音させることもできる。
【0059】
また、本実施の形態の報知手段26をブザー等の発音体とし、その発音体の報知時間を0.05秒以上0.2秒以下としたことにより、ユーザーにとって耳障りとならない時間でブザー等の発音体が発音するので、安心感のある報知がユーザーに提供できる。
【0060】
また、本実施の形態の報知手段26をLED等の発光体としたことにより、開扉動作開始が目で確認でき、騒音の大きな環境時や耳の不自由な方の使用時に対して確実に報知することができる。また、発音体と発光体を併用して報知すれば、より一層高品位な報知手段が達成できる。
【産業上の利用可能性】
【0061】
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、家庭用又は業務用冷蔵庫に対して実施することができ、大型であるか小型であるかを問わず、全ての冷蔵庫に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図
【図2】本発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室扉を少し開扉した時の側面図
【図3】本発明の実施の形態1における冷蔵庫の動作フローチャート
【図4】本発明の実施の形態2における冷蔵庫の主要構成ブロック図
【図5】本発明の実施の形態2における冷蔵庫の動作フローチャート
【図6】本発明の実施の形態3における冷蔵庫の主要構成ブロック図
【図7】本発明の実施の形態3における冷蔵庫の動作フローチャート
【図8】本発明の実施の形態4における冷蔵庫の主要構成ブロック図
【図9】従来の冷蔵庫の正面図
【符号の説明】
【0063】
10 冷蔵庫本体
11 仕切り部
12 冷蔵室
13 野菜室
14 製氷貯氷室
15 温度切替室
16 冷凍室
17 冷蔵室扉
18 取手部
19 スライド扉
20 電波式センサ
21 解放手段
21a ロッド部
22 扉スイッチ
23 第一の判定手段
24 人体検知手段
25 第二の判定手段
26 報知手段




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013