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発明の名称 冷蔵庫
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17017(P2007−17017A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−195917(P2005−195917)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 柿田 健一 / 足立 正
要約 課題
開扉スイッチに触れて扉を開扉する冷蔵庫において、特に小さな子供の手が届く位置に開扉スイッチがあると、安全面が確保できないという課題を解決し、開扉時の操作における誤動作を防止することを実現する。

解決手段
人が押した外力の大きさを検出する第一の検出手段19と、第一の検出手段よりも小さな外力を検出する第二の検出手段20と、扉を解放する解放手段21よりなり、第二の検出手段20は第一の検出手段19よりも高い位置として、扉の前面に設置して、高さの低い位置では大きな外力、高さの高い位置では小さな外力で開扉させることとする。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の貯蔵室に区画された冷蔵庫本体と、前記複数の貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉と、前記扉を解放する解放手段と、前記扉の前面側に備えられるとともに人が押した外力の大きさを検出する第一の検出手段と、前記扉の前面側に備えられるとともに前記第一の検出手段よりも小さな外力を検出する第二の検出手段と、前記第一の検出手段または前記第二の検出手段によって外力が検知された場合に前記解放手段を作動させるような制御を行う制御手段とを備え、前記第二の検出手段は前記第一の検出手段よりも高い位置に備えられた冷蔵庫。
【請求項2】
前記制御手段は前記第一の検出手段と前記第二の検出手段とはそれぞれ予め設定されたしきい値よりも大きな外力が検出された場合にのみ前記解放手段を作動させるものであって、前記第一の検出手段と前記第二の検出手段とは同じセンサを用いるとともに前記しきい値は前記第一の検出手段よりも前記第二の検出手段の方が小さい値に設定されたものである請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
複数の貯蔵室に区画された冷蔵庫本体と、前記複数の貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉と、前記扉の前面側に備えられるとともに人が押した外力の大きさを検出する第三の検出手段と、前記第三の検出手段の前面側に備えられるとともに外力を前記第三の検出手段に伝える操作パネルと、前記第三の検出手段によって検知された信号に応じて前記扉を解放する解放手段とを備え、前記操作パネルは前記第三の検出手段からのクリアランスがそれぞれ異なる複数の凸部を有した冷蔵庫。
【請求項4】
前記複数の凸部は上下方向に配置され、前記第三の検出手段からのクリアランスが大きい方が下側に配置される請求項3に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記扉が開放されている状態を検知する扉スイッチを備え、前記第一の検出手段及び前記第二の検出手段からの信号が入力された場合に、扉スイッチからの信号で扉が閉じている時にのみ前記開放手段を動作させる判定手段を備えた請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記第一の検出手段もしくは前記第一の検出手段もしくは前記第三の検出手段は棒状の圧電センサとした請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記圧電センサが検知した外力を周波数分析し、人の押圧以外の不必要な外力を取り除くフィルター手段を設けた請求項6に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記第一の検出手段もしくは前記第一の検出手段もしくは前記第三の検出手段を筐体側に設置した請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は人が押した外力を検出して扉を解放する冷蔵庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、高齢化社会を向かえ、家庭内などで使用される機器の使い勝手が重要視されている。特に、大型機器である冷蔵庫においては、近年の大型化指向大容量化の流れに伴って扉も相対的に大型化してきており、その扉の開閉に負担がかかる傾向が無視できなくなってきた。このため、冷蔵庫における扉の開閉を補助し、特に開扉時の負担を軽減することを狙いとした冷蔵庫が提案されている。
【0003】
従来の冷蔵庫の開扉の方法としては、開扉スイッチを押すと扉背面にある扉開放機構が扉を押し出すものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図11は特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の正面図を示すものである。図11に示すように、外箱と内箱とこれら内外箱間に断熱材を発泡充填した断熱箱体で形成された冷蔵庫本体1は、内箱内部に貯蔵空間として最上部に冷蔵室2、その下方には野菜室3続いて、断熱仕切壁を介して製氷貯氷室4と温度切替室5とを左右に区分して併置しており、最下部には冷凍室6を独立して配置し、各貯蔵室の前面開口には各々専用の扉を設けて開閉自在に閉塞している。最も大きな収納容量を有する冷蔵室2の開口部前面には、これを開閉すべく冷蔵室扉7が設置されている。
【0005】
また、冷蔵庫本体1の上面には扉開放ユニット8が、冷蔵室扉7の前面には開扉スイッチ9がそれぞれ設置されている。
【0006】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0007】
まず、冷蔵室扉7を開扉するために開扉スイッチ9が押されると、開扉信号が扉開放ユニット8に送られる。次に扉開放ユニット8ではこの信号を受けて、冷蔵室扉7を背面から押出す動作を開始させる。動作の具体例としては、モータやソレノイドなどのアクチュエータを使用して、連接されたピストンピンなどを直線移動させて、その押圧によって冷蔵室扉7を開扉させる。
【0008】
これらにより、開扉時のこれまでの扉を持ち、初動時に大きな力が必要となる負担をなくすことができ、開扉スイッチ9を押すというわずかな負担で簡単に開扉ができるようになる。
【特許文献1】特開2003−262456号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来の構成では、開扉スイッチ9を押すという簡単な操作であるため、誤って開扉スイッチ9に触れて開扉信号は発生する可能性が高く、例えば小さな子供の手が届く位置やペット等の手足が届く位置に開扉スイッチ9があると、安全面が確保できないという課題を有していた。
【0010】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、開扉時の操作における誤動作を防止することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、複数の貯蔵室に区画された冷蔵庫本体と、前記複数の貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉と、前記扉の前面側に備えられるとともに人が押した外力の大きさを検出する第一の検出手段と、前記第一の検出手段よりも小さな外力を検出する第二の検出手段と、第一の検出手段または前記第二の検出手段によって検知された信号に応じて前記扉を解放する解放手段とを備え、前記第二の検出手段は前記第一の検出手段よりも高い位置に備えられたものであり、高さの低い位置では大きな外力、高さの高い位置では小さな外力で開扉させることが可能となる。
【0012】
また、本発明の冷蔵庫は、複数の貯蔵室に区画された冷蔵庫本体と、前記複数の貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉と、前記扉の前面側に備えられるとともに人が押した外力の大きさを検出する第三の検出手段と、前記第三の検出手段の前面側に備えられるとともに外力を前記第三の検出手段に伝える操作パネルと、前記第三の検出手段によって検知された信号に応じて前記扉を解放する解放手段とを備え、前記操作パネルは前記第三の検出手段からのクリアランスがそれぞれ異なる複数の凸部を有したものであり、検出手段からのクリアランスがそれぞれ異なる複数の凸部を有することで、外力の大きさに応じて解放手段を動作させることが可能となる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の冷蔵庫は、低い位置では大きな外力が必要になるので、小さな子供等が誤って検出手段を押した場合は、解放手段が動作することはなく、安全性が確保できる。
【0014】
また、本発明の冷蔵庫は、開扉時には解放手段を動作させないので、自扉と解放手段との衝突による破壊や、他扉からの振動による解放手段動作という誤動作をなくすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
請求項1に記載の冷蔵庫は、複数の貯蔵室に区画された冷蔵庫本体と、前記複数の貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉と、前記扉を解放する解放手段と、前記扉の前面側に備えられるとともに人が押した外力の大きさを検出する第一の検出手段と、前記第一の検出手段よりも小さな外力を検出する第二の検出手段と、第一の検出手段または前記第二の検出手段によって外力が検知された場合に前記解放手段を作動させるような制御を行う制御手段とを備え、前記第二の検出手段は前記第一の検出手段よりも高い位置に備えられたことにより、高さの低い位置では大きな外力で開扉動作を開始するので、この外力よりも小さな力である子供のいたずら等の誤動作を防ぐことができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記制御手段は前記第一の検出手段と前記第二の検出手段とはそれぞれ予め設定されたしきい値よりも大きな外力が検出された場合にのみ前記解放手段を作動させるものであって、前記第一の検出手段と前記第二の検出手段とは同じセンサを用いるとともに前記しきい値は前記第一の検出手段よりも前記第二の検出手段の方が小さい値に設定されたものであることにより、第一の検出手段と第二の検出手段とを同じセンサ(検出装置)を用いることができ、開扉装置の誤動作防止機能を有した冷蔵庫をより安価に提供することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、複数の貯蔵室に区画された冷蔵庫本体と、前記複数の貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉と、前記扉の前面側に備えられるとともに人が押した外力の大きさを検出する第三の検出手段と、前記第三の検出手段の前面側に備えられるとともに外力を前記第三の検出手段に伝える操作パネルと、前記第三の検出手段によって検知された信号に応じて前記扉を解放する解放手段とを備え、前記操作パネルは前記第三の検出手段からのクリアランスがそれぞれ異なる複数の凸部を有したことにより、操作パネルの押す位置によって一つの検出手段で異なる外力を検知することが可能となり、簡単な構成で用途に応じた異なる外力で反応する開扉装置を備えた冷蔵庫を提供することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明に加えて、前記複数の凸部は上下方向に配置され、前記第三の検出手段からのクリアランスが大きい方が下側に配置されることにより、高さの低い位置では大きな外力で開扉動作を開始するので、この外力よりも小さな力である子供のいたずら等の誤動作を防ぐことができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記扉が開放されている状態を検知する扉スイッチを備え、前記第一の検出手段及び前記第二の検出手段からの信号が入力された場合に、扉スイッチからの信号で扉が閉じている時にのみ前記開放手段を動作させる判定手段を備えたことにより、扉スイッチと検出手段からの信号を判定手段に入力して、開扉時には検出信号の信号を受付けなくするので、開扉状態では解放手段が動作することはなく、閉扉時の自扉と解放手段との衝突への衝撃や、他扉の振動による誤検知による不安全な扉の動作をなくすことができる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記第一の検出手段もしくは前記第一の検出手段もしくは前記第三の検出手段は棒状の圧電センサとしたことにより、直線的に扉の上下方向に検出手段が配置でき、扉への埋め込みも可能になるので、設計及び製造時の工数が削減できる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記圧電センサが検知した外力を周波数分析し、人の押圧以外の不必要な外力を取り除くフィルター手段を設けたことにより、人の押圧操作による周波数成分のみで外力の大きさを判断するので、筐体等の機能部品の振動による外力は取り除くことができ、人が押した外力を精度良く検出することができる。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発明において、前記第一の検出手段もしくは前記第一の検出手段もしくは前記第三の検出手段を筐体側に設置したことにより、扉から筐体側までの検出手段の接続コードを大幅に短縮でき、特に扉がスライド式の場合は接続コードが扉と共に動くことがないので、非常に信頼性の優れたものにできる。
【0023】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図である。図2は、同実施の形態の冷蔵庫の冷蔵室扉を少し開扉した時の側面図である。
【0024】
図1、図2において、冷蔵庫本体10は、仕切り部11によって最上部に冷蔵室12、その下方には野菜室13、さらにその下方に製氷貯氷室14と温度切替室15とを左右に区分して併置しており、最下部には冷凍室16を形成している。冷蔵室12の開口部前面には、これを開閉する冷蔵室扉17がヒンジ(図示せず)で支持され、ヒンジを中心に回転するように取付けられている。さらに、冷蔵室12、野菜室13、製氷貯氷室14、温度切替室15の開口部前面には、これらを開閉するスライド扉18が設置されている。
【0025】
また、人が押した外力の大きさを検出する第一の検出手段19は、冷蔵室扉17の前面の下方(図1のA部)、第一の検出手段19よりも小さな外力を検出する第二の検出手段20は、冷蔵室扉17の前面の上方(図1のB部)にそれぞれ配設されている。
【0026】
また、冷蔵室12の上部の仕切り部11内には解放手段21があり、解放手段21のロッド部21aが直線移動し、冷蔵室扉17を押出すことができる位置に設置されている。
【0027】
この第一の検出手段19および第二の検出手段20で検知された信号に応じて解放手段21の動作制御を行う制御手段を備えている。
【0028】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
【0029】
基本的な動作としては、冷蔵室扉17前面のA部に配設された第一の検出手段19、または冷蔵室扉17前面のB部に配設された第二の検出手段20が、それぞれ予め設定されたしきい値よりも大きな外力を検出した場合に、冷蔵室扉17を開扉すると判断し、解放手段21を動作させるように制御手段によって制御が行われる。解放手段21にはモータやアクチュエータ(図示せず)などが内蔵されており、連接されたロッド部21aを冷蔵室扉17側へ当接直線移動させ、冷蔵室扉17を解放させる。開扉後はすばやくロッド部21aを解放手段21内に格納させる。
【0030】
ここで、外力の検出部について説明する。比較的大きな外力を検出する第一の検出手段19がA部、比較的小さな外力を検出する第二の検出手段19がB部に配設されているので、冷蔵室扉17の下方に触れる場合には大きな押圧、下方に触れる場合には小さな押圧力で開扉することになる。
【0031】
なお、上記のように制御手段による制御を工夫することで第一の検出装置19と第二の検出装置20とは同じものを使用することができ、この場合はそれぞれに予め設定してある外力の検出のしきい値を第一の検出装置19よりも第二の検出装置20の方を小さくするものであり、第一の検出装置19と第二の検出装置20とを兼用化することで、開扉装置の誤動作防止機能を有した冷蔵庫をより安価に提供することができる。
【0032】
以上のように、本実施の形態においては、冷蔵庫本体内を複数の貯蔵室に区画する仕切り部と、前記貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉と、人が押した外力の大きさを検出する第一の検出手段と、前記第一の検出手段よりも小さな外力を検出する第二の検出手段と、前記扉を解放する解放手段よりなり、前記第二の検出手段は前記第一の検出手段よりも高い位置として、前記扉の前面に設置することにより、高さの低い位置(子供の手が届く高さ)では大きな外力が必要となり、非力である小さな子供の外力では開扉することができず、安全面を確保することができる。さらに、誤って肘などが触れた場合でも誤開扉することはなく、優れた安全性が保たれる。また、高さの高い位置(一般人の肩ぐらいの高さ)では小さな外力で開扉できるので、押圧の負担を低減することができる。
【0033】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の主要構成ブロック図である。図4は、同実施の形態の冷蔵庫の動作フローチャートである。
【0034】
実施の形態1と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0035】
図3において、扉の開閉状態を検知する扉スイッチ22は、一般に磁気センサやプッシュ式接点スイッチなどが使用され、庫内ランプ(図示せず)と連動したもので、例えば閉扉時はスイッチON、開扉時はスイッチOFFの信号S1を出力する。判定手段23はこの扉スイッチ22からの信号S1と、第一の検出手段19からの信号S2および第二の検出手段20からの信号S3を入力とし、冷蔵庫扉17を開扉するか否か判断し、判定信号S4を解放手段21に出力する制御手段を備えている。
【0036】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を図4を用いて説明する。
【0037】
まず、ステップ1で制御手段によって制御が開始されると、ステップ2で解放手段21を停止させる。次にステップ3で扉スイッチ22により冷蔵庫扉17の開閉状態を検知し、閉扉であればステップ4へ論理を進め、開扉であればステップ3を繰り返す。
【0038】
次にステップ4では第一の検出手段19で検出した外力F0が、予め設定したしきい値F1よりも大きければステップ6へ、否であればステップ5へ論理を進める。ステップ5では第二の検出手段20で検出した外力F0が、予め設定したしきい値F2よりも大きければステップ6へ論理を進め、否であればステップ3へ論理を戻す。ここでしきい値にF1>F2の関係を持たせると、高さの低い位置では大きな外力、高さの高い位置では小さな外力で開扉させることになる。
【0039】
最後にステップ6では判定手段23から開扉信号を解放手段21が受取り、解放動作を行い冷蔵庫扉17を開扉させ、例えば1秒から2秒といった一定時間後にすばやくロッド部21aを収納して動作を停止させ、論理をステップ2に戻す。
【0040】
尚、扉スイッチ22は冷蔵庫扉17だけではなく、複数個設置して他扉の開閉状態を検知するようにしても良い。
【0041】
以上のように、本実施の形態においては、扉が開放されている状態を検知する扉スイッチと、前記第一の検出手段及び前記第二の検出手段からの信号と前記扉スイッチからの信号を入力とし、前記解放手段の動作を制御する判定手段を備えたことにより、扉スイッチ22と第一の検出手段19からの信号および第二の検出手段20からの信号を判定手段23に入力して、開扉時には検出信号の信号を受付けなくするので、開扉状態で解放手段21は動作せず、冷蔵庫扉17と解放手段21のロッド部21aが衝突することはなく、品質的な問題の発生をなくすことができる。また、他扉の開閉状態も検知するように扉スイッチ22を設けることにより、他扉の振動による外力誤検出をなくすことができ、冷蔵庫扉17の誤動作を防ぐことができる。
【0042】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の冷蔵室扉の側断面図である。
【0043】
図5において、実施の形態1または2と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0044】
人が押した外力を検出する第三の検出手段24は、冷蔵庫扉17の窪みに前面からはみ出ないように埋め込まれている。変形自在な操作パネル25は第三の検出手段24を覆うように、冷蔵室扉17に固定されている。操作パネル25は操作面と反対側に、C部に第一の凸部25a、その上方のD部に第二の凸部25bを配置している。
【0045】
また、第一の凸部25aと第三の検出手段24とのクリアランスL1、第二の凸部25bと第三の検出手段24とのクリアランスL2が、L1>L2の関係になるように凸部の寸法を設定している。
【0046】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0047】
第三の検出手段24とクリアランスが大きい第一の凸部25aがC部、第三の検出手段24とクリアランスが小さい第二の凸部25bがD部に配置しているので、第三の検出手段24で外力を検出するためには、操作パネル25の下方に触れる場合には大きなストローク移動が、上方に触れる場合には小さなストローク移動が必要となる。すなわち、冷蔵室扉17の下方に触れる場合には大きな押圧、下方に触れる場合には小さな押圧で開扉することになる。
【0048】
以上のように、本実施の形態においては、冷蔵庫本体内を複数の貯蔵室に区画する仕切り部と、前記貯蔵室の開口部を開閉する複数の扉と、人が押した外力の大きさを検出する第三の検出手段と、高さの違う複数の凸部を有し、凸部により外力を前記第三の検出手段に伝える操作パネルと、前記扉を解放する解放手段よりなり、前記第三の検出手段と前記操作パネルを前記扉の前面に設置することにより、高さの低い位置(子供の手が届く高さ)では大きな外力が必要となり、非力である小さな子供の外力では開扉することができず、安全面を確保することができるばかりでなく、一つの検出手段で異なる大きさの外力が検知できるので、非常に安価に構成することができる。
【0049】
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4における冷蔵庫の主要構成ブロック図である。図7は、同実施の形態の冷蔵庫の動作フローチャートである。
【0050】
実施の形態1から3と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0051】
図6において、扉の開閉状態を検知する扉スイッチ22は、一般に磁気センサやプッシュ式接点スイッチなどが使用され、庫内ランプ(図示せず)と連動したもので、例えば閉扉時はスイッチON、開扉時はスイッチOFFの信号S5を出力する。判定手段23はこの扉スイッチ22からの信号S5と、第三の検出手段24からの信号S6を入力とし、冷蔵庫扉17を開扉するか否か判断し、判定信号S7を解放手段21に出力する。
【0052】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を図7を用いて説明する。
【0053】
まず、ステップ7で制御が開始されると、ステップ8で解放手段21を停止させる。次にステップ9で扉スイッチ22により冷蔵庫扉17の開閉状態を検知し、閉扉であればステップ10へ論理を進め、開扉であればステップ9を繰り返す。
【0054】
次にステップ10では第三の検出手段24で検出した外力が、予め設定したしきい値も大きければ解放信号をONとしてステップ11へ論理を進め、否であればステップ9へ論理を戻す。最後にステップ11では判定手段23から開扉信号を解放手段21が受取り、解放動作を行い冷蔵庫扉17を開扉させ、すばやくロッド部21aを収納して動作を停止させ、論理をステップ2に戻す。
【0055】
尚、扉スイッチ22は冷蔵庫扉17だけではなく、複数個設置して他扉の開閉状態を検知するようにしても良い。
【0056】
以上のように、本実施の形態においては、扉が開放されている状態を検知する扉スイッチと、前記第三の検出手段からの信号と前記扉スイッチからの信号を入力とし、前記解放手段の動作を制御する判定手段を備えたことにより、扉スイッチ22と第三の検出手段24からの信号を判定手段23に入力して、開扉時には検出信号の信号を受付けなくするので、開扉状態で解放手段21は動作せず、冷蔵庫扉17と解放手段21のロッド部21aが衝突することはなく、品質的な問題の発生をなくすことができる。また、他扉の開閉状態も検知するように扉スイッチ22を設けることにより、他扉の振動による外力誤検出をなくすことができ、冷蔵庫扉17の誤動作を防ぐことができる。
【0057】
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5における冷蔵庫の圧電センサの動作特性図である。
【0058】
実施の形態1から4と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0059】
図8において、圧電センサ25はピエゾ圧電素子を用いたもので、外力を加速度として検知し電圧出力するので、外力がない場合には電圧V1で一定の電圧出力状態を保つ。
【0060】
ここで、外力が加わると図8のように一定の周波数で、外力の大きさによって振幅の幅が変動する。実際にはそのピーク値であるV2を外力の大きさと判断すればよく、V1とV2の間にしきい値レベルV0を設けて、このV0を越えた場合に外力があったと判断し、解放手段21を動作させ冷蔵庫扉17を開扉させる。
【0061】
以上のように、本実施の形態においては、第一から第三の検出手段を棒状の圧電センサとしたことにより、扉の上下方向に直線的に検出手段を配置することで、精度良く異なる外力の大きさが検知できる。また、扉への埋め込みも可能になるので、設計及び製造時の工数が大幅に削減できる。
【0062】
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施の形態6における冷蔵庫の主要構成ブロック図である。図10は、同実施の形態の冷蔵庫の圧電センサの動作特性図である。
【0063】
実施の形態1から5と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0064】
図8において、圧電センサ26が外力を受けると、その振動波形がフィルター回路27へ入力される。フィルター回路27では外力波形を周波数分析し、人の押圧による場合の周波数であれば、そのピーク値をしきい値判断し、開扉条件になっていれば解放信号を解放手段21に送り冷蔵庫扉17を開扉させる。また、フィルター回路27からの信号を一旦判定手段23に入力して、扉スイッチ22と連動させて動作させてもよい。
【0065】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を図10を用いて説明する。
【0066】
図10に示すように人の押圧による外力の場合は、比較的低い周波数f1で振動することになる。次に人の押圧と同じ大きさの外力をもった筐体等の振動が加わった場合には、比較的高い周波数f2で圧電センサ25からの出力電圧が振動することになる。従って、フィルター回路27をローパスフィルターで構成すれば、人の押圧のみ取り出すことができる。
【0067】
以上のように、本実施の形態においては、圧電センサが検知した外力を周波数分析し、人の押圧以外の不必要な外力を取り除くフィルター手段を設けたことにより、人の押圧操作による周波数成分のみで外力の大きさを判断するので、筐体等の振動や冷蔵庫の周りでの振動による外力を取り除くことができ、人が押した外力を高精度で検出できる。
【0068】
また、実施の形態1から6において、前記第一から第三の検出手段を筐体側に設置したことにより、扉から筐体側までの検出手段の接続コードがなくなるので、組み立てが容易になり、特に扉がスライド式の場合は接続コードが扉にないので、容易に取り外しメンテナンスができる。
【産業上の利用可能性】
【0069】
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、家庭用又は業務用冷蔵庫に対して実施することができ、大型であるか小型であるかを問わず、全ての冷蔵庫に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図
【図2】本発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室扉を少し開扉した時の側面図
【図3】本発明の実施の形態2における冷蔵庫の主要構成ブロック図
【図4】本発明の実施の形態2における冷蔵庫の動作フローチャート
【図5】本発明の実施の形態3における冷蔵庫の冷蔵室扉の側断面図
【図6】本発明の実施の形態4における冷蔵庫の主要構成ブロック図
【図7】本発明の実施の形態4における冷蔵庫の動作フローチャート
【図8】本発明の実施の形態5における冷蔵庫の圧電センサの動作特性図
【図9】本発明の実施の形態6における冷蔵庫の主要構成ブロック図
【図10】本発明の実施の形態6における冷蔵庫の圧電センサの動作特性図
【図11】従来の冷蔵庫の正面図
【符号の説明】
【0071】
10 冷蔵庫本体
11 仕切り部
12 冷蔵室
13 野菜室
14 製氷貯氷室
15 温度切替室
16 冷凍室
17 冷蔵室扉
18 スライド扉
19 第一の検出手段
20 第二の検出手段
21 解放手段
21a ロッド部
22 扉スイッチ
23 判定手段
24 第三の検出手段
25 操作パネル
25a 第一の凸部
25b 第二の凸部
26 圧電センサ
27 フィルター回路




 

 


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