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発明の名称 低温貯蔵庫
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17016(P2007−17016A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−195916(P2005−195916)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 五井 靖
要約 課題
ドレンパン内の配管の引き回しを最小限にし、低コストな低温貯蔵庫を提供する。

解決手段
蒸発器13と、蒸発器のフィンに設けられたスリット14と、蒸発器の結露水や除霜水などを受けるドレンパン12と、蒸発器13やドレンパン12に除霜用のホットガスを導くホットガス配管15とを備え、スリット14は蒸発器13の風下側に設けられ、ホットガス配管14は蒸発器の風上側のみに設けたため、風下側の霜は蒸発器で溶かし、風上側の霜は、ドレンパン12内に設けたホットガス配管15で溶かすことができ、ホットガス配管15は従来のものより短く低コストにすることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
フィンにスリットを設けた蒸発器と、前記蒸発器の結露水や除霜水などを受ける前記蒸発器の下部に配置されたドレンパンと、前記蒸発器や前記ドレンパンに除霜用のホットガスを導くホットガス配管と、を備え、前記ホットガス配管は、前記ドレンパン内面において、前記蒸発器の風上側のみに設け、前記スリットは、前記蒸発器の風下側に設けた、ことを特徴とする低温貯蔵庫。
【請求項2】
蒸発器と、前記蒸発器の下側に設けた金属プレートと、前記蒸発器の結露水や除霜水などを受ける前記蒸発器の下部に配置されたドレンパンと、前記蒸発器や前記ドレンパンに除霜用のホットガスを導くホットガス配管と、を備え、前記ホットガス配管は、前記ドレンパン内面において、前記蒸発器の風上側のみに設け、前記金属プレートは、前記蒸発器の風下側に設けた、ことを特徴とする低温貯蔵庫。
【請求項3】
蒸発器と、前記蒸発器の端部を同一方向に倒したフィン倒し部と、前記蒸発器の結露水や除霜水などを受ける前記蒸発器の下部に配置されたドレンパンと、前記蒸発器や前記ドレンパンに除霜用のホットガスを導くホットガス配管と、を備え、前記ホットガス配管は、前記ドレンパン内面において、前記蒸発器の風上側のみに設け、前記フィン倒し部は、前記蒸発器の風下側に設けた、ことを特徴とする低温貯蔵庫。
【請求項4】
蒸発器と、前記蒸発器の結露水や除霜水などを受ける前記蒸発器の下部に配置されたドレンパンと、前記蒸発器や前記ドレンパンに除霜用のホットガスを導くホットガス配管と、を備え、前記ホットガス配管は、前記ドレンパン内面において、前記蒸発器の風上側のみに設け、前記ドレンパンは、前記蒸発器の風下側が蒸発器と接するほど浅く前記蒸発器の風上側が深い形状とした、ことを特徴とする低温貯蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は低温貯蔵庫の冷却装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の低温貯蔵庫は、野菜などを冷却保管する貯蔵室の上部に設けられた冷却装置で冷却を行う。この種の冷却装置は、蒸発器などが一体化された冷却システムが一般的に知られている。
【0003】
この種のものでは、冷却温度によって蒸発器に着霜した霜を除霜する手段が異なり、冷却温度が比較的高い場合には、冷却装置の冷却運転を止めることで、蒸発器の霜などを溶かすことが出来る。一方、冷却温度が比較的低い場合には、蒸発器に着霜した霜や氷を溶かす必要があるので、蒸発器の除霜を強制的に行う。
【0004】
また、流出或いは剥離した霜をドレン水として回収し、排出するために、蒸発器の下方に排出口を有するドレンパン等が設けられている。このドレンパンに回収されたドレン水が、氷塊状態の場合やドレンパンの表面温度が氷点温度以下の場合、ドレン水がドレンパンに凍結して排出させるのが困難になるので、ドレンパンには、凍結したドレン水を解凍させるために解凍手段が一般的に備えられている。
【0005】
迅速に解凍するためには、圧縮機の吐出管から直接バイパス回路を通じて高温の冷媒ガスを蒸発器に通すことで強制的に除霜を行い、さらに、高温の冷媒ガスをドレンパンに引き回した配管に導き、ドレンパンに凍結した氷などの除霜を行う、いわゆるホットガス除霜を行うことが最も効率的な解凍手段である(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
図10は、特許文献1に記載された従来の低温貯蔵庫の冷却装置の斜視図、図11は、特許文献1に記載された従来の低温貯蔵庫の冷却装置のドレンパンの要部背面図である。
【0007】
図10、図11に示すように、冷却装置は蒸発器1と、ドレンパン2と、除霜用のホットガスを導くホットガス配管3と、から構成されている。
【0008】
なお、ホットガス配管3はドレンパン2の底面全体に均一に張り巡らされ、ホットガス配管3を押え板(図示せず)で押え、溶接でドレンパン2と密着させている。
【0009】
なお、押え板の材質はアルミニウム、ドレンパン2の材質はアルミニウムである。
【0010】
以上のように構成された低温貯蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0011】
蒸発器1に着霜した霜や氷を溶かす必要があり、蒸発器1の除霜を強制的に行う。
【0012】
流出或いは剥離した霜をドレン水として回収し、排出するために、蒸発器の下方に排出口を有するドレンパン2が設けられ、このドレンパン2に回収されたドレン水を迅速に解凍するために、圧縮機の吐出管から直接バイパス回路を通じて高温の冷媒ガスを蒸発器1に通すことで、強制的に除霜を行い、さらに、高温の冷媒ガスをドレンパン2に引き回した配管に導き、ドレンパン2に凍結した氷などの除霜を行う。
【特許文献1】特開平8−219599号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、上記従来の構成では、除霜時の霜や氷を溶かすためにドレンパン全体を加熱するためのホットガス配管を何重にも蛇行させ、ドレンパンの底面全体に均一に張り巡らし、ドレンパンにホットガス配管を押え板で溶接などをして密着させている。このようにホットガスを導き除霜する方式では、冷却システムに電磁弁などを用いたバイパス回路と、そこからホットガスを導くドレンパンに密着されたホットガス配管が必要であり、特に、ホットガス配管の全長が長くなることから、著しくコストが増加してしまう、という課題を有していた。
【0014】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、除霜性能を維持しながら、ドレンパン内のホットガス配管の引き回しを最小限にするとで、コストを抑え、製作を容易にした低温貯蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記従来の課題を解決するために、本発明の低温貯蔵庫は、前記ホットガス配管は、前記ドレンパン内面において、前記蒸発器の風上側のみに設け、前記スリットは、前記蒸発器の風下側に設けたものである。
【0016】
これによって、蒸発器の風下側は、着霜した霜が蒸発器に保持または接触し、除霜時に蒸発器に流れたホットガスの熱により霜を溶かしきることができ、また、蒸発器の風上側は、着霜量が多いため霜は固体のままドレンパンに落ちてしまうが、ドレンパン内面において、風上側のみに設けたホットガス配管により、固まり状の霜であっても溶かしきることができ、確実に着霜した霜をドレン水として冷却装置外に排水することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の低温貯蔵庫は、あまりコストのかからない簡単な追加加工を蒸発器に与えることにより、ドレンパン内のホットガス配管の引き回しを最小限にでき、コストを抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
請求項1に記載の発明は、フィンにスリットを設けた蒸発器と、前記蒸発器の結露水や除霜水などを受ける前記蒸発器の下部に配置されたドレンパンと、前記蒸発器や前記ドレンパンに除霜用のホットガスを導くホットガス配管と、を備え、前記ホットガス配管は、前記ドレンパン内面において、前記蒸発器の風上側のみに設け、前記スリットは、前記蒸発器の風下側に設けたことにより、蒸発器の風下側は、着霜した霜がスリットにより蒸発器に保持され、除霜時に蒸発器に流れたホットガスの熱により霜を溶かしきることができる。
【0019】
また、蒸発器の風上側は、着霜量が多いため霜は固体のままドレンパンに落ちてしまうが、ドレンパン内面において、風上側のみに設けたホットガス配管により、固まり状の霜であっても溶かしきることができ、確実に着霜した霜をドレン水として冷却装置外に排水することができるようになる。
【0020】
また、蒸発器のフィンは配管を通す穴などをプレス加工にて行っているので、容易にスリットを追加加工でき、ドレンパン内のホットガス配管の引き回しを最小限にでき、コストを抑えることができる。
【0021】
さらに、通常ホットガス配管からホットガスを流し蒸発器へと導くが、除霜前はホットガス配管も冷却されており、ホットガス配管が長い場合、ホットガス配管の熱容量により加熱ロスが大きくなるが、従来品よりもホットガス配管が短く構成できるために、蒸発器の温度上昇がより早くなり、迅速に除霜を行うことができる。
【0022】
請求項2に記載の発明は、蒸発器と、前記蒸発器の下側に設けた金属プレートと、前記蒸発器の結露水や除霜水などを受ける前記蒸発器の下部に配置されたドレンパンと、前記蒸発器や前記ドレンパンに除霜用のホットガスを導くホットガス配管と、を備え、前記ホットガス配管は、前記ドレンパン内面において、前記蒸発器の風上側のみに設け、前記金属プレートは、前記蒸発器の風下側に設けたことにより、蒸発器の風下側は着霜した霜が溶けきらず下に落ちると金属プレート上に霜が受け取られ、金属プレートは蒸発器のフィンに接触するような位置にあり、霜はホットガスによる蒸発器の熱によって金属プレート上で溶かすことができる。
【0023】
また、蒸発器の風上側は、着霜量が多いため霜は固体のままドレンパンに落ちてしまうが、ドレンパン内面において、風上側のみに設けたホットガス配管により、固まり状の霜であっても溶かしきることができ、確実に着霜した霜をドレン水として冷却装置外に排水することができるようになる。
【0024】
金属プレートは、ネジなどで容易に取り付けることができ、比較的コストを抑えて追加することができ、ドレンパン内のホットガス配管の引き回しを最小限にでき、コストを抑えることができる。
【0025】
さらに、通常ホットガス配管からホットガスを流し蒸発器へと導くが、除霜前はホットガス配管も冷却されており、ホットガス配管が長い場合、ホットガス配管の熱容量により加熱ロスが大きくなるが、従来品よりもホットガス配管が短く構成できるために、蒸発器の温度上昇がより早くなり、迅速に除霜を行うことができる。
【0026】
請求項3に記載の発明は、蒸発器と、前記蒸発器の端部を同一方向に倒したフィン倒し部と、前記蒸発器の結露水や除霜水などを受ける前記蒸発器の下部に配置されたドレンパンと、前記蒸発器や前記ドレンパンに除霜用のホットガスを導くホットガス配管と、を備え、前記ホットガス配管は、前記ドレンパン内面において、前記蒸発器の風上側のみに設け、前記フィン倒し部は、前記蒸発器の風下側に設けたことにより、蒸発器の風下側は、着霜した霜が溶けきらず下に落ちるとフィン倒し部に霜が受け取られ、霜はホットガスによる蒸発器の熱によってフィン倒し部で溶かすことができる。
【0027】
また、蒸発器の風上側は、着霜量が多いため霜は固体のままドレンパンに落ちてしまうが、ドレンパン内面において、風上側のみに設けたホットガス配管により、固まり状の霜であっても溶かしきることができ、確実に着霜した霜をドレン水として冷却装置外に排水することができるようになる。
【0028】
フィン倒し部は、コーナー部であれば容易に加工することができ、コストを抑えることができ、ドレンパン内のホットガス配管の引き回しを最小限にでき、コストを抑えることができる。
【0029】
さらに、通常ホットガス配管からホットガスを流し蒸発器へと導くが、除霜前はホットガス配管も冷却されており、ホットガス配管が長い場合、ホットガス配管の熱容量により加熱ロスが大きくなるが、従来品よりもホットガス配管が短く構成できるために、蒸発器の温度上昇がより早くなり、迅速に除霜を行うことができる。
【0030】
請求項4に記載の発明は、蒸発器と、前記蒸発器の結露水や除霜水などを受ける前記蒸発器の下部に配置されたドレンパンと、前記蒸発器や前記ドレンパンに除霜用のホットガスを導くホットガス配管と、を備え、前記ホットガス配管は、前記ドレンパン内面において、前記蒸発器の風上側のみに設け、前記ドレンパンは、前記蒸発器の風下側が蒸発器と接するほど浅く前記蒸発器の風上側が深い形状としたことにより、蒸発器の風下側は、着霜した霜が溶けきらず下に落ちるとドレンパンに霜が受け取られ、ドレンパンはフィンに接するほど浅いため、霜はホットガスによる蒸発器の熱によって溶かすことができ、溶けたドレン水は蒸発器風上側に落ち、霜の融解を促進できる。
【0031】
また、蒸発器の風上側は、着霜量が多いため霜は固体のままドレンパンに落ちてしまうが、ドレンパン内面において、風上側のみに設けたホットガス配管により、固まり状の霜であっても溶かしきることができ、確実に着霜した霜をドレン水として冷却装置外に排水することができるようになり、フィン倒し部はコーナー部であれば容易に加工することができ、コストを抑えることができ、ドレンパン内のホットガス配管の引き回しを最小限にでき、コストを抑えることができる。
【0032】
さらに、通常ホットガス配管からホットガスを流し蒸発器へと導くが、除霜前はホットガス配管も冷却されており、ホットガス配管が長い場合、ホットガス配管の熱容量により加熱ロスが大きくなるが、従来品よりもホットガス配管が短く構成できるために、蒸発器の温度上昇がより早くなり、迅速に除霜を行うことができる。
【0033】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
【0034】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における低温貯蔵庫の蒸発器部分の要部断面図、図2は、同実施の形態の低温貯蔵庫の蒸発器の要部斜視図、図3は、同実施の形態の低温貯蔵庫の斜視図、図4は、同実施の形態の低温貯蔵庫の蒸発器の着霜状態を模式的に表した特性図である。
【0035】
図1において、断熱箱11と、その内部に設置されたドレンパン12と、ドレンパン上に設置された蒸発器13と、からなり、蒸発器13にはスリット14を備え、ホットガス配管15はドレンパン12内に引き回されているが、蒸発器13について、空気がファン16で吸い込まれることによって、図1の矢印の方向に風が流れるため、ファン16側が風下、その逆が風上となり、ホットガス配管15はドレンパン12内面において、蒸発器13の風上側のみに設けている。
【0036】
また、蒸発器13に備えられたスリット14は、蒸発器13の風下側に複数位置している。
【0037】
ホットガス配管15と蒸発器13は、ホットガスを蒸発器13に導くため分岐管などを介して接続されている。
【0038】
図2において、蒸発器13にスリット14を蒸発器13の風下側に設けている。スリット14は、フィン21を切起したものであり、風の流れに対して平行である。
【0039】
図3において、低温貯蔵庫31は、上部に冷却装置32を設置しており、冷却装置32内の断熱箱11が貯蔵庫31の庫内とつながっており、冷気を循環させている。
【0040】
図4は、蒸発器13のフィン21の風上と風下での着霜状態を示した。
【0041】
以上のように構成された低温貯蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
【0042】
まず、図4に示されるように、低温貯蔵庫31を冷却し除霜前の蒸発器13の着霜状態は、風上側のフィン21の端部により多く着霜するが、風下側になるに従いほとんど着霜しない。
【0043】
フィン21の風下側は、表面に薄く霜がつく程度のため、ほとんどの霜は蒸発器13にホットガスが流れるときの加熱によってドレンパン12に霜が落ちることなく溶け、ドレン水となる。
【0044】
逆に、風上側では霜がフィン21の端部に多く付くため、ホットガスが流れる初期に、霜の自重によってドレンパン12に固まり状で落下してしまい、ドレンパン上でなければ霜を溶かしきることができないことを発明者は実験等で確認している。
【0045】
従って、蒸発器13の風下側は着霜した霜を除霜時の蒸発器13に流れるホットガスの熱により霜を溶かすことができるが、わずかな霜がフィンから落下してしまうため、蒸発器に設けたスリット14により蒸発器13に保持され、蒸発器13に流れたホットガスの熱により霜を溶かしきることができる。
【0046】
また、蒸発器13の風上側は着霜量が多いため霜は固体のままドレンパン12に落ちてしまうが、ドレンパン12の風上側のみに設けたホットガス配管15により、固まり状の霜であっても溶かしきることができ、確実に着霜した霜をドレン水として冷却装置外に排水することができるようになる。
【0047】
以上のように、本実施の形態においては、蒸発器13のフィン21は配管を通す穴などをプレス加工にて行っているので、容易に低コストでスリット14を追加加工でき、ドレンパン12内のホットガス配管15の引き回しを最小限にでき、コストを抑えることができる。
【0048】
さらに、通常ホットガス配管15からホットガスを流し蒸発器13へと導くが、除霜前はホットガス配管15も冷却されており、ホットガス配管15が長い場合、ホットガス配管15の熱容量により加熱ロスが大きくなるが、従来品よりもホットガス配管15が短く構成できるために、蒸発器13の温度上昇がより早くなり、迅速に除霜を行うことができる。
【0049】
なお、蒸発器13に設けるスリット14を、風上側へ斜め下方向に向けることにより、除霜時にスリット14で保持された霜がホットガス配管15側に落ちるため、さらに確実に霜を溶かすことができる。
【0050】
なお、本実施の形態では、スリット14は風の流れに対して2列に形成されているが、必ずしも2列である必要がなく、1列でもよい。
【0051】
なお、本実施の形態では、スリット14は風下側のみに設けているが、必要に応じて風上側に設けてもよい。
【0052】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における低温貯蔵庫の蒸発器部分の要部断面図、図6は、同実施の形態の低温貯蔵庫の蒸発器の要部斜視図である。
【0053】
図5において、断熱箱11と、その内部に設置されたドレンパン12と、ドレンパン上に設置された蒸発器13と、からなり、蒸発器13の下部には、金属プレート51を備え、ホットガス配管15はドレンパン12内に引き回されているが、図5の矢印の方向に風が流れるため、ファン16側が風下、その逆が風上となり、ホットガス配管15はドレンパン12内面において、蒸発器13の風上側のみに設けている。
【0054】
また、金属プレート51は、蒸発器13の風下側の下側に位置している。
【0055】
ホットガス配管15と蒸発器13は、ホットガスを蒸発器13に導くため分岐管などを介して接続されている。
【0056】
図6において、金属プレート51を蒸発器13の風下側に設けている。金属プレート51は、蒸発器13の下部にフィン21に接するように配置している。
【0057】
以上のように構成された低温貯蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
【0058】
まず、蒸発器13の着霜状態は実施の形態1と同一であり、蒸発器13の風下側は着霜した霜を除霜時の蒸発器13に流れるホットガスの熱により霜を溶かすことができるが、わずかな霜がフィンから落下してしまうため、蒸発器13の下部に設けた金属プレート51により金属プレート上に保持され、蒸発器13のフィン21を伝わった熱により霜を溶かすことができる。
【0059】
また、蒸発器13の風上側は着霜量が多いため、霜は固体のままドレンパン12に落ちてしまうが、ドレンパン12の風上側のみ設けたホットガス配管15により、固まり状の霜であっても溶かしきることができ、確実に着霜した霜をドレン水として冷却装置外に排水することができるようになる。
【0060】
以上のように、本実施の形態においては、金属プレート51はネジなどで容易に取り付けることができ、比較的低コストで追加することができ、ドレンパン12内のホットガス配管15の引き回しを最小限にでき、コストを抑えることができる。
【0061】
さらに、通常ホットガス配管15からホットガスを流し蒸発器13へと導くが、除霜前はホットガス配管15も冷却されており、ホットガス配管15が長い場合、ホットガス配管15の熱容量により加熱ロスが大きくなるが、従来品よりもホットガス配管15が短く構成できるために、蒸発器13の温度上昇がより早くなり、迅速に除霜を行うことができる。
【0062】
なお、蒸発器13に設ける金属プレート51を、ファン16を固定するためのダクトなどと一体化することで、部品点数を増やすことなく、さらにコストを低減することができる。
【0063】
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3における低温貯蔵庫の蒸発器部分の要部断面図、図8は、同実施の形態の低温貯蔵庫の蒸発器の要部斜視図である。
【0064】
図7において、断熱箱11と、その内部に設置されたドレンパン12と、ドレンパン上に設置された蒸発器13と、からなり、蒸発器13の下部には、蒸発器13の端部を同一方向に倒したフィン倒し部71を備え、ホットガス配管15はドレンパン12内に引き回されているが、図7の矢印の方向に風が流れるため、ファン16側が風下、その逆が風上となり、ホットガス配管15はドレンパン12内面において、蒸発器13の風上側のみに設けている。
【0065】
また、フィン倒し部71は、蒸発器13の風下側の下側に位置している。
【0066】
ホットガス配管15と蒸発器13は、ホットガスを蒸発器13に導くため分岐管などを介して接続されている。
【0067】
図8において、フィン倒し部71を蒸発器13の風下側に設けている。フィン倒し部51は、蒸発器13の隣り合うフィン21が重なるように倒れている。
【0068】
以上のように構成された低温貯蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
【0069】
まず、蒸発器13の着霜状態は実施の形態1と同一であり、蒸発器13の風下側は着霜した霜を除霜時の蒸発器13に流れるホットガスの熱により霜を溶かすことができるが、わずかな霜がフィンから落下してしまうため、蒸発器13の下部に設けたフィン倒し部71によりフィン倒し部71上に保持され、蒸発器13のフィン21を伝わった熱により霜を溶かすことができる。
【0070】
また、蒸発器13の風上側は着霜量が多いため霜は固体のままドレンパン12に落ちてしまうが、ドレンパン12内面において、風上側のみに設けたホットガス配管15により固まり状の霜であっても溶かしきることができ、確実に着霜した霜をドレン水として冷却装置外に排水することができるようになる。
【0071】
以上のように、本実施の形態においては、フィン倒し部はコーナー部であれば容易に加工することができるので、低コストで追加することができ、ドレンパン12内のホットガス配管15の引き回しを最小限にでき、コストを抑えることができる。
【0072】
さらに、通常ホットガス配管15からホットガスを流し蒸発器13へと導くが、除霜前はホットガス配管15も冷却されており、ホットガス配管15が長い場合、ホットガス配管15の熱容量により加熱ロスが大きくなるが、従来品よりもホットガス配管15が短く構成できるために、蒸発器13の温度上昇がより早くなり、迅速に除霜を行うことができる。
【0073】
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4における低温貯蔵庫の蒸発器部分の要部断面図を示すものである。
【0074】
図9において、断熱箱11と、蒸発器13と、蒸発器13を受けるドレンパン91とを備え、図9の矢印は風の向きを示すが、ドレンパン91は風下側が蒸発器13のフィン21に接するように浅く、蒸発器13の風上側が深くなっている。
【0075】
ホットガス配管15はドレンパン91内の蒸発器13の風上側で深くなっているところのみに引き回されている。
【0076】
ホットガス配管15と蒸発器13は、ホットガスを蒸発器13に導くため分岐管などを介して接続されている。
【0077】
以上のように構成された低温貯蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
【0078】
まず、蒸発器13の着霜状態は実施の形態1と同一であり、蒸発器13の風下側は着霜した霜を除霜時の蒸発器13に流れるホットガスの熱により霜を溶かすことができるが、わずかな霜がフィンから落下してしまい、ドレンパン91の底の浅い側に残り、蒸発器13のフィン21を伝わった熱により霜を溶かすことができる。
【0079】
また、蒸発器13の風上側は着霜量が多いため霜は固体のままドレンパン12に落ちてしまうが、ドレンパン12の風上側のみに設けたホットガス配管15により固まり状の霜であっても溶かしきることができ、確実に着霜した霜をドレン水として冷却装置外に排水することができるようになる。
【0080】
以上のように、本実施の形態においては、ドレンパン91の形状に段差を設けることにより、ドレンパン91内のホットガス配管15の引き回しを最小限にでき、コストを抑えることができる。
【0081】
さらに、通常ホットガス配管15からホットガスを流し蒸発器13へと導くが、除霜前はホットガス配管15も冷却されており、ホットガス配管15が長い場合、ホットガス配管15の熱容量により加熱ロスが大きくなるが、従来品よりもホットガス配管15が短く構成できるために、蒸発器13の温度上昇がより早くなり、迅速に除霜を行うことができる。
【0082】
また、ドレンパン91の材質が樹脂など熱の伝わらない材質の時には、蒸発器13の風下側のフィン21に密着する部分に金属プレートを設けることで、熱伝導性を高め、より確実に霜を溶かすことができる。
【産業上の利用可能性】
【0083】
以上のように、本発明にかかる低温貯蔵庫は、ホットガス配管を短く簡素化できるため、低コストでホットガス除霜を行うことが可能になるので、従来の冷却温度の高い冷却装置でオフサイクル除霜のような方式で冷却装置を構成していたものでも、容易にホットガス配管を組み入れることができるため、冷却温度を下げた冷凍用に構成を変更することが可能となり、さまざまな部品の共有化を行うことでコストの削減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の実施の形態1における低温貯蔵庫の蒸発器部分の要部断面図
【図2】同実施の形態の低温貯蔵庫の蒸発器の要部斜視図
【図3】同実施の形態の低温貯蔵庫の斜視図
【図4】同実施の形態の低温貯蔵庫の蒸発器の着霜状態を示した特性図
【図5】本発明の実施の形態2における低温貯蔵庫の蒸発器部分の要部断面図
【図6】同実施の形態の低温貯蔵庫の蒸発器の要部斜視図
【図7】本発明の実施の形態3における低温貯蔵庫の蒸発器部分の要部断面図
【図8】同実施の形態の低温貯蔵庫の蒸発器の要部斜視図
【図9】本発明の実施の形態4における低温貯蔵庫の蒸発器部分の要部断面図
【図10】従来の低温貯蔵庫の冷却装置の斜視図
【図11】従来の低温貯蔵庫の冷却装置のドレンパンの要部背面図
【符号の説明】
【0085】
11 断熱箱
12,91 ドレンパン
13 蒸発器
14 スリット
15 ホットガス配管
16 ファン
21 フィン
31 低温貯蔵庫
32 冷却装置
51 金属プレート
71 フィン倒し部




 

 


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