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発明の名称 空気調和機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17012(P2007−17012A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−195908(P2005−195908)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 杉尾 孝
要約 課題
特に夏季に隣家や通行人に室外機から吹出す熱風が届いて、不愉快な思いをさせたり、花壇の植物を枯らす等の弊害のない空気調和機を提供する。

解決手段
熱交換器3と、ファン2、前面グリル7を夫々設けた空気調和機の室外機において、前面グリル7をファン2より十分大きい面積とし、吹出口12の前面投影部分の通風抵抗を、周囲部分より大きくすることにより、特に夏季に隣家や通行人に室外機から吹出す熱風が届いて、不愉快な思いをさせたり、花壇の植物を枯らす等の弊害のない空気調和機が得られる。
特許請求の範囲
【請求項1】
本体の背面のみ、あるいは背面と側面に設けられた吸込口と、前面に設けられた吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交換器と、ファンを納めた空気調和機の室外機本体部があり、前記室外機本体部の前面に、ファン面積より十分大きい前面グリルを設け、前記前面グリルは前記吹出口の略前面投影部分の吹出口前面部と、それ以外の外郭部から構成し、前記吹出口前面部の通風抵抗を、前記外郭部の通風抵抗より大きくしたことを特徴とする空気調和機。
【請求項2】
前記前面グリルの前記吹出口前面部の開口率を、前記外郭部の開口率より小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
前記前面グリルの前記外郭部と前記空気調和機の室外機本体部の間に、通風路を設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記前面グリルの前記外郭部の外周部分において、前記前面グリルと前記空気調和機の室外機本体部の間を閉じたことを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、室外機の前面グリルの構成に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の空気調和機の室外機の構成は、図3のような構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この図3の構成は、縦型の圧縮機32、熱交換器31、ファン30とそれらを囲む外箱33を備えた空気調和機の室外機において、前面グリル34を外箱の前面側に接して設置してあり、ファン30と前面グリル34の間隙は、前面グリル34が撓んでも、ファン30に当たらない距離Hになるように、前面グリル34を配置し、前面グリル34の前面面積は、吹出口を覆う範囲であれば良いというものである。
【特許文献1】特開2001−153400号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の構成では、ファン30の吹出し風が、ほぼ吹出口面積分に分布して吹出すため、風速が高く、特に夏季に隣家や通行人に熱風が届いて、不愉快な思いをさせたり、花壇の植物を枯らす等の弊害を有していた。また、これを防ぐために、吹出し方向を上にしても、本体構成上、本体の厚みが増えたり、木の葉や雪が本体内部に溜まるという別の問題を引き起こす。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、本体の構成を大きく変えずに、ファンの吹出し風速を低下させる空気調和機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、熱交換器と、ファンを納めた空気調和機の室外機本体部の前面に、ファン面積より十分大きい前面グリルを設け、前記前面グリルは前記吹出口の略前面投影部分の吹出口前面部と、それ以外の外郭部から構成し、前記吹出口前面部の通風抵抗を、前記外郭部の通風抵抗より大きくしたものである。
【0007】
これによって、ファンの吹出し風は、ファンより十分大きい面積を持った前面グリル全域からほぼ一様に、低風速で吹出される。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、特に夏季に隣家や通行人に室外機から吹出す熱風が届いて、不愉快な思いをさせたり、花壇の植物を枯らす等の弊害のない空気調和機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、本体の背面のみ、あるいは背面と側面に設けられた吸込口と、前面に設けられた吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交換器と、ファンを納めた空気調和機の室外機本体部があり、その前面に、ファン面積より十分大きい前面グリルを設け、前記前面グリルは前記吹出口の略前面投影部分の吹出口前面部と、それ以外の外郭部から構成し、前記吹出口前面部の開口率を、前記外郭部の開口率より小さくするとともに、前記前面グリルの前記外郭部と前記空気調和機の室外機本体部の間に通風路を設け、さらに前記外郭部の外周部分において、前記前面グリルと前記空気調和機の室外機本体部の間を閉じたことで、ファ
ンの吹出し風は、ファンより十分大きい面積を持った前面グリル全域からほぼ一様に、低風速で吹出され、夏季に隣家や通行人に室外機から吹出す熱風が届いて、不愉快な思いをさせたり、花壇の植物を枯らす等の弊害のない空気調和機を提供することができる。
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0011】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機の室外機の横断面図である。図2は、本発明の実施の形態1における空気調和機の室外機の正面図である。
【0012】
図1において、吸込口11、縦型の圧縮機4、熱交換器3、ファン2、吹出口12とそれらを囲む外箱5を備えた空気調和機の室外機1に於いて、前面グリル7を室外機本体部10の前面側より、奥行き方向に、通風路9を設けて配しており、前面グリル7を室外機1の前面の殆どを占める面積にしている。ファン2をオリフィス6が取り囲み、オリフィスの下流側端は、吹出口12を形成し、モータ8が、ファン2を駆動する。
【0013】
また、前面グリル7の格子部分の開口率は、吹出口12の略前面投影部分である吹出口前面部7A以外の部分である外郭部7Bでは強度やファン2に外部から指が触れない範囲で最大にしてある。これに対して、吹出口前面部7Aではそれよりも開口率を小さくしている。
【0014】
また、前記前面グリル7の前記外郭部7Bの外周部分において、前記前面グリル7と前記空気調和機の室外機本体部外箱5の間を閉塞材13で閉じている。
【0015】
以上のように構成された空気調和機室外機について、以下その動作、作用を説明する。
【0016】
ファン2の吹出し風は、一部は前面グリル7の吹出口前面部7Aを通過して外に吹出し、残りは通風路9を通過して半径方向に拡散し、前面グリル7の外郭部7Bを通過して吹出される。
【0017】
ここで、吹出口前面部7A、外郭部7Bの開口率が同じなら、ファンの吹出し風は大半が吹出口前面部7Aを通過する。ここで風量をQ、吹出口12の直径をDとするなら、吹出口前面部7Aの面積はほぼ吹出口12の前面投影部分に等しいので、吹出し風速は、Q/0.25πD2である。
【0018】
これに対し、本発明の実施の形態1では吹出口前面部7Aの開口率を外郭部Bより小さくして、通風抵抗を大きくしているので、吹出し風速は外郭部7Bにも流れ、両者の開口率比を適切に選べば、吹出口前面部7Aと外郭部Bの風速をほぼ等しくすることができる。このとき、本発明による前面グリル7の面積をSとすると、吹出し風速は、Q/Sであり、吹出し風速は、従来に比べて、0.25πD2/Sに減速される。
【0019】
なお、図2では吹出口前面部7Aが、吹出口12とほぼ同様の円形をしているが、デザイン上の要請により、ほぼ同面積の正方形にしても、本発明の効果は保たれる。
【0020】
さらに、図2における吹出口前面部の中央には、ファンの中心部で起こる逆流防止のために小さい円形等の板が配されることがよくあるが、この板による本発明や上記の動作説明への影響は無視し得るほど微小である。
【0021】
また、本実施の形態1では、吹出口前面部7Aと外郭部B双方の風速が同一になる理想
状態を選んだが、風速に差があっても最大風速部分が減速されれば同様の効果を奏することは言うまでも無い。
【産業上の利用可能性】
【0022】
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、本体の背面のみ、あるいは背面と側面に設けられた吸込口と、前面に設けられた吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交換器と、ファンを納めた空気調和機の室外機本体部があり、その前面に、ファン面積より十分大きい前面グリルを設け、前記前面グリルは吹出口の略前面投影部分の吹出口前面部と、それ以外の外郭部から構成し、前記吹出口前面部の開口率を、前記外郭部の開口率より小さくするとともに、前記前面グリルの前記外郭部と前記空気調和機の室外機本体部の間に、通風路を設け、さらに前記外郭部の外周部分において、前記前面グリルと前記空気調和機の室外機本体部の間を閉じたことで、ファンの吹出し風は、ファンより十分大きい面積を持った前面グリル全域からほぼ一様に、低風速で吹出され、夏季に隣家や通行人に室外機から吹出す熱風が届いて、不愉快な思いをさせたり、花壇の植物を枯らす等の弊害のない空気調和機を提供することができるので、空気調和機室外機に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施の形態1における空気調和機の室外機の横断面図
【図2】本発明の実施の形態1における空気調和機の室外機の正面図
【図3】従来の空気調和機の断面図
【符号の説明】
【0024】
1 室外機
2 ファン
3 熱交換器
4 圧縮機
5 外箱
6 オリフィス
7 前面グリル
7A 前面グリルの吹出口前面部
7B 前面グリルの外郭部
8 モータ
9 通風路
10 室外機本体部
11 吸込口
12 吹出口
13 閉塞材
31 熱交換器
32 圧縮機
33 外箱
34 前面グリル




 

 


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