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発明の名称 天井埋込型空気調和機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−10222(P2007−10222A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−191418(P2005−191418)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 土井 康之 / 里内 孝行
要約 課題
天井埋込型空気調和機本体に化粧パネルを固定する時、上向きにネジを止めるためネジが落下する恐れがあり、また、ネジが落下するのを防止するため両手で作業をする作業性の問題を改善すること。

解決手段
空気調和機本体1の下面に化粧パネル2が位置し、ドレンパンの下部に設けたフレーム4には係止部4aが設けられ、化粧パネル2には係止部4aに引っ掛けるための係止掛け部2aが形成され、端部には固定ネジ5が貫通する穴部6が端部側を開放してU字状の長穴形状に形成されている。固定ネジ5は頭部5aが蝶形になっており、先端部はネジ部5bとして雄ネジ山が設けられ、中間部は直棒部5cとして所定の長さの直棒状になっている。固定ネジ5の直棒部5cだけが穴部6を通る直径となっており、頭部5aとネジ部5bとは穴部6より大きな直径で係止される。そして、フレーム4には固定ネジ5を締め込むナット部7が設けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】
天井内部に設置される形態の空気調和機本体と、天井面に露出する形態の化粧パネルとを備え、前記化粧パネルには一部を開放した開口部を有する穴部を設け、前記化粧パネルは前記空気調和機本体に設けた係止部に仮設した後、前記空気調和機本体に設けられたナット部に、前記穴部を通して前記ナット部に締め込む固定ネジにより固定される構成を有し、前記固定ネジは、前記穴部を貫通しない径を有するネジ山を設けた先端側のネジ部と、前記穴部を貫通する径を有するネジ山を設けない直棒部と、前記穴部を貫通しない径を有する頭部とを有し、前記化粧パネルを前記空気調和機本体に仮設した状態で前記穴部に仮止めをした際に、前記穴部より突出した前記直棒部の部分が前記固定ネジのネジ部先端と前記ナット部の下端との間の寸法以上で、かつ、前記化粧パネルを前記空気調和機本体に固定した際に、前記直棒部の長さが前記穴部の下端と前記ナット部の下端との間の寸法以下としたことを特徴とする天井埋込型空気調和機。
【請求項2】
固定ネジの頭部を、工具を用いずに締め付けられる形状としたことを特徴とする請求項1記載の天井埋込型空気調和機。
【請求項3】
化粧パネルの穴部の開口部は、固定ネジの直棒部を横方向から容易に嵌めることができるが、簡単には外れない形態としたことを特徴とする請求項1又は2記載の天井埋込型空気調和機。
【請求項4】
開口部に、穴部側に向けたカエリを形成したことを特徴とする請求項3記載の天井埋込型空気調和機。
【請求項5】
開口部に、弾性材料により狭路を形成したことを特徴とする請求項3記載の天井埋込型空気調和機。
【請求項6】
開口部に、着脱自在の閉鎖部材を備えたことを特徴とする請求項3記載の天井埋込型空気調和機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧パネルの取り付け構造を改善した天井埋込型空気調和機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の天井埋込型空気調和機の化粧パネルの取り付け構造は、天井埋込型空気調和機の本体に仮止めした固定ネジに化粧パネルを直接仮設して、その後固定ネジを締め込むものであった(特許文献1参照)。
【0003】
図6は、特許文献1に記載された従来の天井埋込型空気調和機の断面図で、図7は化粧パネルの取り付け構造を示す要部斜視図である。図6に示すように、空気調和機本体101は、筐体102の内部に送風機103と熱交換器104とドレンパン105とが配設されており、空気調和機本体101が天井面106に合あわせて設置されると、それらを下面から覆うように化粧パネル107が設置される。そして、送風機103により吸込口108から熱交換器104を通して吹出口109へと空気が流れて空調が行われる。
【0004】
化粧パネル107の取り付け構造は、図7に示すように、化粧パネル107に固定ネジ110の頭部110aが貫通する大きさの穴と貫通しない穴とを組み合せた異形穴111を複数箇所の固定ネジ110に合わせて設け、ドレンパン105の下部にはナット112を溶接したフレーム113を設け、化粧パネル107を空気調和機本体101に下からあてがうようにして、ナット112に仮止めした固定ネジ110の頭部110aをその異形穴111に貫通させると同時に化粧パネル107を横にずらして仮設の状態とする。これにより化粧パネル107を下から支える必要がなくなり、その後固定ネジ110を締め込んで固定するものである。
【特許文献1】実開平03−018419号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の構成では、空気調和機本体に化粧パネルを固定する時、上向きになって固定ネジの位置に見当をつけて探しながら化粧パネルの複数の異形穴にすべての固定ネジの頭部を貫通させる仮設作業にかなりの困難を伴う。少しでもその作業を容易にしようと固定ネジの長さを長くすると、固定ネジに余計な負荷が掛かった場合に固定ネジを受けるナット部分を歪めてしまうなどの課題を有していた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、空気調和機本体に化粧パネルを固定する時、固定ネジに余計な不可が掛からないようにするとともに、固定ネジの落下を防止して、化粧パネルの取り付け作業を容易とした天井埋込型空気調和機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、本発明の天井埋込型空気調和機は、空気調和機本体に設けられた係止部に懸下して仮止めする化粧パネルの固定構造であって、この固定構造は、化粧パネルに設けられて一部を開放した開口部を有する穴部と、空気調和機本体に設けられたナット部と、穴部を通してナット部に締め込む固定ネジとを有し、固定ネジは、穴部を貫通しない径を有するネジ山を設けた先端側のネジ部と、穴部を貫通する径を有するネジ山を設けない直棒部と、穴部を貫通しない径を有する頭部とを有し、化粧パネルを空気調和機本体に仮設した状態で穴部に仮止めをした際に、穴部より突出した直棒部の部
分が固定ネジのネジ部先端とナット部の下端との間の寸法以上で、かつ、直棒部の長さが化粧パネルを空気調和機本体に固定が完了した際に、穴部の下端とナット部の下端との間の寸法以下としたことを特徴とするものである。
【0008】
これによって、化粧パネルを空気調和機本体に仮設するときには係止部を利用することで容易であるとともに固定ネジを使っての不具合を防止することができ、化粧パネルを容易に取付けることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の天井埋込型空気調和機は、天井埋込型空気調和機本体に化粧パネルを固定する時、固定ネジに余計な不可が掛からないようにするとともに、固定ネジの落下を防止して、化粧パネルの取り付け作業を容易とした天井埋込型空気調和機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
第1の発明の天井埋込型空気調和機は、天井内部に設置される形態の空気調和機本体と、天井面に露出する形態の化粧パネルとを備え、前記化粧パネルには一部を開放した開口部を有する穴部を設け、前記化粧パネルは前記空気調和機本体に設けた係止部に仮設した後、前記空気調和機本体に設けられたナット部に、前記穴部を通して前記ナット部に締め込む固定ネジにより固定される構成を有し、前記固定ネジは、前記穴部を貫通しない径を有するネジ山を設けた先端側のネジ部と、前記穴部を貫通する径を有するネジ山を設けない直棒部と、前記穴部を貫通しない径を有する頭部とを有し、前記化粧パネルを前記空気調和機本体に仮設した状態で前記穴部に仮止めをした際に、前記穴部より突出した前記直棒部の部分が前記固定ネジのネジ部先端と前記ナット部の下端との間の寸法以上で、かつ、前記化粧パネルを前記空気調和機本体に固定が完了した際に、前記直棒部の長さが前記穴部の下端と前記ナット部の下端との間の寸法以下とすることにより、空気調和機本体に化粧パネルを固定する時、化粧パネルを空気調和機本体の係止部に容易に仮設し、固定ネジを容易に嵌め込んで、ネジ山を設けない直棒部の長さがストロークとなって簡単に化粧パネルを取付けることができる。
【0011】
第2の発明は、特に第1の発明において、固定ネジの頭部を工具を用いずに締め付けられる形状としたもので、高所作業で手で締めることにより固定ネジを落としてしまう可能性が小さくなり、また工具の扱いや工具の落下等に注意を払うことなく安心して作業ができる。
【0012】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、化粧パネルの穴部の開口部は、固定ネジの直棒部を横方向から容易に嵌めることができるが、簡単には外れない形態としたもので、固定ネジの化粧パネルへの仮止めがワンタッチで容易にできるとともに、外れることを気にせず化粧パネルを仮設でき、作業性が向上する。
【0013】
第4の発明は、特に第3の発明において、穴部の開口部に、穴部側に向けたカエリを形成したもので、穴部の開口部側より固定ネジの直棒部をカエリを乗り越えて嵌め込むことにより固定ネジが外れることなく、容易に固定ネジを化粧パネルに仮止めできる。
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0015】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における天井埋込型空気調和機の断面図、図2は同化粧パネルの固定構造の要部斜視、図3は同化粧パネルの仮設状態の要部断面図、図4は
同化粧パネルの固定状態の要部断面図である。
【0016】
図1において、空気調和機本体1の下面に化粧パネル2が位置し、空気調和機本体1内のドレンパン3の下部に設けたフレーム4に化粧パネル2が固定される。
【0017】
図2において、フレーム4には係止部4aが設けられ、化粧パネル2には係止部4aに引っ掛けるための係止掛け部2aが形成され、端部には固定ネジ5を通す穴部6が端部側を開放してU字状の長穴形状に形成されている。固定ネジ5は頭部5aが蝶形になっており、先端部はネジ部5bとして雄ネジ山が設けられ、中間部は直棒部5cとして直棒状になっている。固定ネジ5の直棒部5cだけが穴部6を通る直径となっており、頭部5aとネジ部5bは穴部6より大きな直径であり係止される。そして、フレーム4には固定ネジ5を締め込むナット部7が溶接されている。
【0018】
図3と図4において、化粧パネル2をフレーム4に仮設した状態で固定ネジ5を穴部6に仮止めをした際に、穴部6より突出した直棒部5cの長さL1と固定ネジ5のネジ部先端5dとナット部7の下端との間の寸法D1とは L1>=D1、かつ、固定ネジ5を締め込んで化粧パネル2をフレーム4に固定が完了した際に、穴部6より突出した直棒部5cの長さL1と穴部6の上端とナット部7の下端との間の寸法D2とは L1<=D2となるように設定されている。
【0019】
図5において、(a)は化粧パネル2の端部に形成された穴部6は一方を開口部8としつつ穴部6方向にカエリ9が形成され、固定ネジ5の直棒部5cだけは容易に嵌め込むことができると同時に、簡単には外れないようになっている。なお、この形状については、固定ネジ5の直棒部5cが嵌め込み易く、外れにくいものであれば良く、図5(b)のように弾性体10で狭路を形成しても良いし、図5(c)のように開口部8を閉鎖できる着脱自在の閉鎖部材11を装着するものでも良い。これらによって、固定ネジ5を落として紛失することを防止できる。
【0020】
以上のように構成された天井埋込型空気調和機について、以下その動作、作用を説明する。まず、化粧パネル2の穴部6に、固定ネジ5の直棒部5cを嵌め込んで仮止めしておく。その状態で化粧パネル2を空気調和機本体1の下側からあてがい、化粧パネル2の係止掛け部2aをフレーム4の係止部4aに引っ掛けて仮設状態とする。その後、化粧パネル2に仮止めしておいた固定ネジ5のネジ部5bを空気調和機本体1のナット部7に手で締め込んでゆく。このときには、化粧パネル2を下から支える必要はもちろんなく、化粧パネル2がフレーム4に当接するまで締め込めばよい。
【0021】
すなわち、固定ネジ5の直棒部5cの長さから化粧パネル2の穴部6近傍の厚みを差し引いた長さがL3に相当して固定ネジ5が上下に動くストロークとなるが、化粧パネル2をフレーム4に仮設した状態で穴部6に仮止めをした際に、穴部6より突出した直棒部5cの部分の長さL1が固定ネジ5の先端部5dとナット部7の上端との間の寸法D1以上で、かつ化粧パネル2を空気調和機本体1に固定が完了した際に、穴部6より突出した直棒部5cの部分の長さL1が穴部6の上端とナット部7の下端との間の寸法D2以下、となるように設定しておくことにより、化粧パネル2は手で持ち上げることなく固定ネジ5を締め込むことで持ち上がり、特に締め込み初めが片手で楽にできるものとなり、言及しなかった各部の寸法に関わらずネジ掛かりの不足もないものとなる。
【0022】
このように、本発明によれば空気調和機本体1のフレーム4に化粧パネル2を容易に仮設して、固定ネジ5も落下させることがなく、さらに片手で固定ネジ5を締め込むことができるというように、作業性を格段に向上することができる。
【0023】
さらに本発明は、カエリ11の構成がなくても、化粧パネル2を仮設後に容易に固定ネジ5を穴部6に横から嵌めて固定することが可能であり、特に、蝶ネジのように手だけで締め込むことができれば、工具を使用しての締め込みに比較して格段に固定ネジ5を落とすこともなくなり、紛失の可能性を抑制できて作業性の向上を図ることができる。
【0024】
また、ナット部7はナットを固定するほかにフレーム4に雌ネジを切っても良い。
【0025】
なお、直棒部5cの長さに関して、固定ネジ5がナット部7に確実に掛かる範囲でL1<D1の場合には、化粧パネル2を持ち上げながらであれば締め込めるものである。
【産業上の利用可能性】
【0026】
以上のように、本発明にかかる天井埋込型空気調和機は、空気調和機本体に化粧パネルを固定する時、化粧パネルを容易に仮設できるとともに固定ネジを嵌め込んで締める作業性を向上して簡単に化粧パネルを取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施の形態1における天井埋込型空気調和機の断面図
【図2】同天井埋込型空気調和機の化粧パネルの固定構造の要部斜視図
【図3】同天井埋込型空気調和機の化粧パネル仮設状態の要部断面図
【図4】同天井埋込型空気調和機の化粧パネル固定状態の要部断面図
【図5】(a),(b),(c)同天井埋込型空気調和機の化粧パネルの要部平面図
【図6】従来の天井埋込型空気調和機の断面図
【図7】従来の天井埋込型空気調和機の要部斜視図
【符号の説明】
【0028】
1 空気調和機本体
2 化粧パネル
2a 係止掛け部
4 フレーム
4a 係止部
5 固定ネジ
5a 頭部
5b ネジ部
5c 直棒部
5d 先端部
6 穴部
7 ナット部
8 開口部
9 カエリ
10 弾性部材
11 閉鎖部材
L1 直棒部の長さから化粧パネルの厚みを差し引いた長さ(穴部より突出した直棒部の長さ)
D1 固定ネジのネジ部先端とナット部の下端との間の寸法
D2 穴部の上端とナット部の下端との間の寸法




 

 


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