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多気筒圧縮機 - 松下電器産業株式会社
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発明の名称 多気筒圧縮機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−9861(P2007−9861A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−194580(P2005−194580)
出願日 平成17年7月4日(2005.7.4)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 野洲 敏治 / 綾 亨 / 松永 寛
要約 課題
複数個の圧縮機構部のうち、いずれかの圧縮機構部のブレード背面に密閉空間をなすブレード室を設け、必要に応じてブレード室に高圧冷媒と低圧冷媒を交互に導入することによりブレード背面の圧力制御を行い、ブレードをローラより離間、もしくは離間解除可能とした能力可変の圧縮機において、離間運転中のブレードはその前後の圧力差が殆ど無く、微小の圧力脈動にて不安定な挙動となり、他部品との衝突により異音を発生し、また耐久性への影響も懸念される。

解決手段
ブレード室内に、ブレードを一定荷重で挟みこむ弾性体を配置することにより、ブレードの挙動を安定化する。
特許請求の範囲
【請求項1】
密閉容器内部にシリンダ室を複数個備え、そのそれぞれのシリンダ室は、偏心回転するローラと、ローラに当接しシリンダ室を区画するブレードからなる圧縮機構部を形成しており、そのいずれかの圧縮機構部のブレード背面には密閉空間をなすブレード室を設け、必要に応じてブレード室に高圧冷媒と低圧冷媒を交互に導入することによりブレード背面の圧力制御を行い、ローラより離間、もしくは離間解除可能とした能力可変の圧縮機において、前記ブレード室内に、ブレードを一定荷重で挟みこむ弾性体を配置したことを特徴とする多気筒圧縮機。
【請求項2】
弾性体のブレード挟み位置を、ブレードの定常可動位置よりも後方に形成した事を特徴とする請求項1の多気筒圧縮機。
【請求項3】
ブレードの保持位置近傍に窪みを配置したことを特徴とする請求項1、または2の多気筒圧縮機。
【請求項4】
密閉容器内部にシリンダ室を複数個備え、そのそれぞれのシリンダ室は、偏心回転するローラと、ローラに当接しシリンダ室を区画するブレードからなる圧縮機構部を形成しており、そのいずれかの圧縮機構部のブレード背面には密閉空間をなすブレード室を設け、必要に応じてブレード室に高圧冷媒と低圧冷媒を交互に導入することによりブレード背面の圧力制御を行い、ローラより離間、もしくは離間解除可能とした能力可変の圧縮機において、前記ブレード室内の最背面に弾性体を配したことを特徴とする多気筒圧縮機。
【請求項5】
ブレードの背部に弾性体を配した事を特徴とする請求項4の多気筒圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のシリンダを備え、かつその圧縮能力可変機構をもつ多気筒圧縮機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の圧縮能力可変機構をもつ多気筒圧縮機は、図6に示すように密閉容器1内部にシリンダ室2を複数個備え、そのそれぞれのシリンダ室2に偏心回転するローラ3と、ローラ3に当接しシリンダ室2を区画するブレード4から圧縮機構部5a、5bを構成している。いずれかの圧縮機構部5aのブレード4背面には、密閉空間となるブレード室6が構成されており、能力可変に際しては、低圧の冷媒を流入させることにより、ブレード4の前後の圧力差がなくなる、もしくはシリンダ室は洩れにより低圧よりも微小上昇する為、ブレード4をローラ3に押し付ける力はゼロ以下となる。よってローラ3より離間して圧縮を中断させる形態としている。また通常運転に復帰の際は、ブレード4背面に高圧冷媒を導入する通常の形態にすることにより、ブレード4が差圧による力を受け、ローラ3に再度当接し圧縮仕事を再開する。
【特許文献1】実開昭60−063093号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来例では、能力可変時にブレード前後の圧力差が殆ど無く、微小な圧力変動でブレードが振動し、その前後でローラやシリンダとの衝突音が異音として発生するとともに、信頼性を損なうことになる。
【0004】
本発明は、能力可変運転に発生する衝突音を抑え、低騒音、高信頼性の多気筒圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために本発明は、能力制御を施こす圧縮機構部のブレード室に、ブレードを一定荷重で挟み保持する弾性体を配置することにより、ブレードの振動を抑え、衝突音の発生を防止している。またその保持位置を後方にすることにより、定常運転時には作用せず、能力可変時にブレードが最後方に位置した際のみ作用する為、弾性体とブレードの摺動を防止でき、より高信頼性となすことができる。さらにブレードの保持部に窪み、溝を施す事によりブレードの位置決めが確実となる。
【0006】
また、異音の発生源がブレード背部とシリンダに限定される場合には、衝突部となるシリンダもしくは、ブレード背部に緩衝材、もしくは弾性体を配する事により衝突音を軽減できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の能力制御機構を備えた多気筒圧縮機は、能力可変運転時に発生するブレードの他部品との衝突による異音を防止することができ、静音でかつ信頼性の高い圧縮機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本願第1の発明は、密閉容器内部にシリンダ室を複数個備え、そのそれぞれのシリンダ室は、偏心回転するローラと、ローラに当接しシリンダ室を区画するブレードからなる圧縮機構部を形成しており、そのいずれかの圧縮機構部のブレード背面には密閉空間をなす
ブレード室を設け、必要に応じてブレード室に高圧冷媒と低圧冷媒を交互に導入することによりブレード前後の圧力制御を行い、ローラより離間、もしくは離間解除可能とした能力可変の圧縮機において、ブレード室内に、ブレードを一定の荷重で挟む形状をなした弾性体を配置することにより、ブレード前後の圧力差が均衡した場合に圧力脈動に伴うブレードの振動を防止する事ができ不安定な挙動を排除できる。
【0009】
第2の発明は、第1の発明の弾性体において、ブレードを挟み保持する箇所を、ブレードの定常運転時に可動する範囲よりも後方に形成した事を特徴としている。これにより定常運転時には、弾性体はブレードを保持することはなく両部品間の摺動も発生しない為、磨耗の懸念はない。一方能力制御運転時には、ブレードにはその前後の圧力差は無くローラに押されて外側に働く力が発生する為、定常運転時の可動範囲よりも外側に飛ばされることとなる。この状態で弾性体はブレードを保持し圧力脈動による振動を防止する事ができる。
【0010】
第3の発明は、第1、または第2の発明のブレードにおいて、弾性体に保持される相対位置近傍に窪み、溝を付与している。これによりブレードの保持を容易にし、またブレードの位置を限定する事ができ、より確実な保持が可能となる。
【0011】
第4の発明は、前記発明がブレードが振動によりその前後で別部品に衝突するのを防止する事を目的にしているのに対し、その衝突が例えばブレードの背面とシリンダ間のみで発生するケースにおいて、衝突音を軽減する為にブレード室の最背面に弾性体もしくは、緩衝材を配している。
【0012】
第5の発明は、ブレードの背面側に弾性体もしくは緩衝材を取り付け、第4の発明と同様の効果を得る事ができる。
【0013】
(実施の形態1)
図1は本発明第1の実施の形態における多気筒圧縮機を示す図である。
【0014】
密閉容器1内部にシリンダ室2を複数個備え、そのそれぞれのシリンダ室2には偏心回転するローラ3と、ローラ3に当接しシリンダ室2を区画するブレード4からなる圧縮機構部5a、5bが構成されており、そのいずれかの圧縮機構部5bのブレード4背面には密閉空間をなすブレード室6を設けている。ブレード室6には必要に応じて高圧冷媒と低圧冷媒を交互に導入することが可能な形態としている。このようにブレード室6の圧力制御を行うことにより、ブレード4がローラ3と当接する力を制御できる。これによりブレード4がローラ3より離間、もしくは離間解除可能とした能力可変の圧縮機において、ブレード室6内に、ブレードを一定荷重で挟み保持する弾性体7を配置している。
【0015】
ブレード室6に低圧冷媒を導入し、ブレード4がローラ3から離間する能力制御運転では、ブレード4前後の圧力差が殆ど無く、微小の圧力変動でブレード4が前後に振動する等の不安定な挙動をとることとなるが、弾性体7で保持されている為、振動を防止できそれに伴う異音を排除できる。
【0016】
(実施の形態2)
図2は本発明第2の実施の形態における多気筒圧縮機の部分図である。
【0017】
実施の形態1と同構造の圧縮機を基本に、ブレード室6に配した弾性体7のブレード4を挟み保持する位置を、ブレード4の定常可動位置よりも後方に形成している。これにより定常運転時には、弾性体7はブレード4を保持することはなく両部品間の摺動も発生しない為、磨耗の懸念はない。一方能力制御運転時には、ブレード4にはその前後の圧力差
は無くローラ3に押されて定常運転時の可動範囲よりも外側に飛ばされることとなる。この状態で弾性体7はブレード4を保持し圧力脈動による振動を防止する事ができる。
【0018】
(実施の形態3)
図3は本発明第3の実施の形態における多気筒圧縮機の部分図である。
【0019】
実施の形態1または2を基本に、そのブレード4において、弾性体7に保持される相対位置近傍に窪み8を付与している。これによりブレード4の窪み8に弾性体7の保持部がはまり込む形となり保持を容易にするとともにブレード4の位置を限定する事ができる。
【0020】
(実施の形態4)
図4は本発明第4の実施の形態における多気筒圧縮機の部品図である。
【0021】
実施の形態1と同構造の圧縮機を基本に、ブレード室6内の最背面に緩衝材としての弾性体9を配している。実施の形態3までが、ブレード4が振動によりその前後で別部品に衝突するのを防止する事を目的にしているのに対し、その衝突が例えばブレード4の背面とシリンダ2間のみで発生するケースにおいて、緩衝材としての弾性体9により衝突音発生を防止している。
【0022】
(実施の形態5)
図5は本発明第5の実施の形態における多気筒圧縮機の部分図である。
【0023】
実施の形態4と同じくブレード4の背面とシリンダ2間のみで衝突が発生するケースにおいて、緩衝材としての弾性体9をブレード4の背部に取り付けており実施の形態4と同様の効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0024】
以上のように、本発明における多気筒圧縮機は、その大小、定速、可変速機種に拘らず、あらゆる密閉形電動圧縮機に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明第1の実施形態における多気筒圧縮機を示す断面図
【図2】本発明第2の実施形態における多気筒圧縮機の部分断面図
【図3】本発明第3の実施形態における多気筒圧縮機の部分断面図
【図4】本発明第4の実施形態における多気筒圧縮機の部分断面図
【図5】本発明第4の実施形態における多気筒圧縮機の部分断面図
【図6】従来の多気筒圧縮機を示す断面図
【符号の説明】
【0026】
1 密閉容器
2 シリンダ室
3 ローラ
4 ブレード
5a 圧縮機構部(能力制御側)
5b 圧縮機構部
6 ブレード室
7 弾性体
8 窪み
9 弾性体




 

 


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