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発明の名称 調理廃気浄化装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−3088(P2007−3088A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−183153(P2005−183153)
出願日 平成17年6月23日(2005.6.23)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 殿垣内 崇
要約 課題
グリスフィルターに向かって洗浄水を噴霧する洗浄水を供給するため、および、洗浄後の汚れた洗浄水を排水するための配管をコンロ上方まで伸ばす必要がなく、施工に大きなコストがかからない調理廃気浄化装置を提供することを目的とする。

解決手段
調理廃気1を吸引する吸入口2を有する吸引ノズル3を、コンロ4を上部に配設した調理台5からコンロ4の上方に設け、調理台5の下部に、グリスフィルター11を洗浄する洗浄水噴霧ノズル12とを設けたことにより、施工に大きなコストがかからない調理廃気浄化装置を提供できる。
特許請求の範囲
【請求項1】
調理廃気を吸引する吸入口を有する吸引ノズルを、コンロを上部に配設した調理台から前記コンロの上方に設け、前記調理台の下部に、前記吸引ノズルと連通する箱状のフレームを設け、前記フレーム内には、前記調理廃気を吸引する送風機と、前記吸引ノズルと前記送風機との間に位置するグリスフィルターと、前記グリスフィルターを洗浄する洗浄水噴霧ノズルとを設けたことを特徴とする調理廃気浄化装置。
【請求項2】
対向する2枚のグリスフィルターをV字状に設けたことを特徴とする請求項1記載の調理廃気浄化装置。
【請求項3】
洗浄水噴霧ノズルをV字状のグリスフィルターの間に設けたことを特徴とする請求項2記載の調理廃気浄化装置。
【請求項4】
送風機の吐出口側と室内とを連通させるように、調理台の側面に開口部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の調理廃気浄化装置。
【請求項5】
洗浄水噴霧ノズルで噴射する洗浄水でグリスフィルターを洗浄した洗浄水をフレーム内下部のウォーターパンに排水する排水チューブを設け、一端を前記ウォーターパンの前記洗浄水の中に位置させ、もう一端を洗浄水噴霧ノズルに連通接続する給水チューブを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の調理廃気浄化装置。
【請求項6】
ウォーターパンに新たな洗浄水を供給する給水管を設けたことを特徴とする請求項5記載の調理廃気浄化装置。
【請求項7】
グリスフィルターを親水性にしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の調理廃気浄化装置。
【請求項8】
グリスフィルターを繊維状にしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の調理廃気浄化装置。
【請求項9】
グリスフィルターを親水性かつ繊維状にしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の調理廃気浄化装置。
【請求項10】
送風機と開口部との間に脱臭装置を設けたことを特徴とする請求項4記載の調理廃気浄化装置。
【請求項11】
送風機と開口部との間に除湿装置を設けたことを特徴とする請求項4記載の調理廃気浄化装置。
【請求項12】
送風機と開口部との間に脱臭装置と除湿装置を設けたことを特徴とする請求項4記載の調理廃気浄化装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調理時に発生する調理廃気を捕集する調理廃気浄化装置で、グリスフィルターの洗浄機能を備えたものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の調理廃気浄化装置として、コンロ上方に設置し、下面を開口した箱体状のフード内部に設けたグリスフィルターおよび送風機に向かって洗浄水を噴射し、グリスフィルターおよび送風機に付着した汚れを除去するレンジフードが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
以下、そのレンジフードについて図4を参照しながら説明する。
【0004】
図に示すように、前面および下面を開口した箱体状で、内部にドレン孔101aを有した送風機101を設け、送風機101の吸込口側上部にレンジフードスイッチ102と連動した電磁弁103を有する給水管104を設け、給水管104の端部にはグリスフィルター105内面に沿って噴霧できるノズル106を設け、グリスフィルター105の下端を支える排水管107につながるウォーターパン108を設け、フード本体109を構成している。そして、フード本体109前部にはフード本体109の前面開口部を覆うフロントフード110を設けている。
【0005】
上記構成において、レンジフードを運転すると、調理による油塵111は、グリスフィルター105を通過し送風機101に吸引され屋外112に排出される。このとき、レンジフードスイッチ102と連動して給水管104の電磁弁103が開放して、噴霧のノズル106より霧状の水分がグリスフィルター105に沿って噴出され、グリスフィルター105を通過した油塵を凝縮させると共に、グリスフィルター105に捕集された油塵を洗浄してウォーターパン108に集まる。一方、噴霧のノズル106より発した霧状の水分の内、送風機101内に吸引されたものは送風機101内に同じく吸引された油塵を凝縮させ、送風機101のドレン孔101aよりウォーターパン108に集まることとなる。そして、グリスフィルター105から集められた油塵を含む汚水と送風機101内のドレン孔101aより集められた油塵を含む汚水は排水管107を通り廃却処理されることとなる。
【特許文献1】特開平7−180872号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような従来のレンジフードでは、洗浄水をレンジフードに供給、および、洗浄後の汚れた洗浄水を排水するために、調理台の下方に設置する水道配管をコンロ上方まで伸ばす必要があり、施工に大きなコストがかかるという課題がある。
【0007】
また、コンロ上方に設置するレンジフード内で洗浄水を噴霧するため、コンロ上に洗浄水が滴下するという課題がある。
【0008】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、施工に大きなコストがかかることなく、コンロ上に洗浄水が滴下しない調理廃気浄化装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の調理廃気浄化装置は上記目的を達成するために、調理廃気を吸引する吸入口を有する吸引ノズルを、コンロを上部に配設した調理台から前記コンロの上方に設け、前記調理台の下部に、前記吸引ノズルと連通する箱状のフレームを設け、前記フレーム内には、前記調理廃気を吸引する送風機と、前記吸引ノズルと前記送風機との間に位置するグリスフィルターと、前記グリスフィルターを洗浄する洗浄水噴霧ノズルとを設けたものである。
【0010】
この手段により、施工に大きなコストがかかることなく、また、コンロ上に洗浄水が滴下しない調理廃気浄化装置が得られる。
【0011】
また、他の手段は、対向する2枚のグリスフィルターをV字状に設けたものである。
【0012】
この手段により、2枚のグリスフィルターを効率よく配置でき、また、洗浄後の汚れた洗浄水を収集しやすくできる調理廃気浄化装置が得られる。
【0013】
また、他の手段は、洗浄水噴霧ノズルをV字状のグリスフィルターの間に設けたものである。
【0014】
この手段により、洗浄水を効果的にグリスフィルターに噴霧することができる調理廃気浄化装置が得られる。
【0015】
また、他の手段は、送風機の吐出側と室内とを連通させるように、調理台の側面に開口部を設けたものである。
【0016】
この手段により、調理廃気を屋外に排出するための施工を必要としない調理廃気浄化装置が得られる。
【0017】
また、他の手段は、洗浄水噴霧ノズルで噴射する洗浄水でグリスフィルターを洗浄した洗浄水をフレーム内下部のウォーターパンに排水する排水チューブを設け、一端を前記ウォーターパンの前記洗浄水の中に位置させ、もう一端を洗浄水噴霧ノズルに連通接続する給水チューブを設けたものである。
【0018】
この手段により、洗浄水としての水道水の使用量を減らし、ランニングコストを低減することができる調理廃気浄化装置が得られる。
【0019】
また、他の手段は、ウォーターパンに新たな洗浄水を供給する給水管を設けたものである。
【0020】
この手段により、洗浄水としての水道水の使用量を減らし、ランニングコストを低減することができ、また、新鮮な水道水を供給することができる調理廃気浄化装置が得られる。
【0021】
また、他の手段は、グリスフィルターを親水性にしたものである。
【0022】
この手段により、グリスフィルターの洗浄を向上することができる調理廃気浄化装置が得られる。
【0023】
また、他の手段は、グリスフィルターを繊維状にしたものである。
【0024】
この手段により、捕集効率を向上することができる調理廃気浄化装置が得られる。
【0025】
また、他の手段は、グリスフィルターを親水性かつ繊維状にしたものである。
【0026】
この手段により、グリスフィルターの洗浄を向上することができ、かつ、捕集効率を向上することができる調理廃気浄化装置が得られる。
【0027】
また、他の手段は、送風機と開口部との間に脱臭装置を設けたものである。
【0028】
この手段により、室内に排出する空気の悪臭を低減することができる調理廃気浄化装置が得られる。
【0029】
また、他の手段は、送風機と開口部との間に除湿装置を設けたものである。
【0030】
この手段により、室内に排出する空気の湿度を低減することができる調理廃気浄化装置が得られる。
【0031】
また、他の手段は、送風機と開口部との間に脱臭装置と除湿装置を設けたものである。
【0032】
この手段により、室内に排出する空気の悪臭と湿度を低減することができる調理廃気浄化装置が得られる。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、調理廃気を吸引する吸入口を有する吸引ノズルを、コンロを上部に配設した調理台から前記コンロの上方に設け、前記調理台の下部に、グリスフィルターを洗浄する洗浄水噴霧ノズルとを設けたことにより、施工に大きなコストがかかることなく、また、コンロ上に洗浄水が滴下しないという効果のある調理廃気浄化装置を提供できる。
【0034】
また、対向する2枚のグリスフィルターをV字状に設けたことにより、2枚のグリスフィルターを効率よく配置でき、また、洗浄後の汚れた洗浄水を収集しやすくできるという効果のある調理廃気浄化装置を提供できる。
【0035】
また、洗浄水噴霧ノズルをV字状のグリスフィルターの間に設けたことにより、洗浄水を効果的にグリスフィルターに噴霧することができるという効果のある調理廃気浄化装置を提供できる。
【0036】
また、送風機の吐出側と室内とを連通させるように、調理台の側面に開口部を設けたことにより、調理廃気を屋外に排出するための施工を必要としないという効果のある調理廃気浄化装置を提供できる。
【0037】
また、グリスフィルターを洗浄した洗浄水を受ける前記ウォーターパンの前記洗浄水の中に一端を位置させ、もう一端を洗浄水噴霧ノズルに連通接続する給水チューブを設けたことにより、洗浄水としての水道水の使用量を減らし、ランニングコストを低減することができるという効果のある調理廃気浄化装置を提供できる。
【0038】
また、グリスフィルターを親水性にしたことにより、グリスフィルターの洗浄を向上することができるという効果のある調理廃気浄化装置を提供できる。
【0039】
また、グリスフィルターを繊維状にしたことにより、捕集効率を向上することができる
という効果のある調理廃気浄化装置を提供できる。
【0040】
また、送風機と開口部との間に脱臭装置を設けたことにより、室内に排出する空気の悪臭を低減することができるという効果のある調理廃気浄化装置を提供できる。
【0041】
また、送風機と開口部との間に除湿装置を設けたことにより、室内に排出する空気の湿度を低減することができるという効果のある調理廃気浄化装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
本発明の請求項1記載の調理廃気浄化装置は、調理廃気を吸引する吸入口を有する吸引ノズルを、コンロを上部に配設した調理台から前記コンロの上方に設け、前記調理台の下部に、前記吸引ノズルと連通する箱状のフレームを設け、前記フレーム内には、前記調理廃気を吸引する送風機と、前記吸引ノズルと前記送風機との間に位置するグリスフィルターと、前記グリスフィルターを洗浄する洗浄水噴霧ノズルとを設けたことにより、洗浄水をレンジフードに供給、および、洗浄後の汚れた洗浄水を排水するために、調理台の下方に設置する水道配管をコンロ上方まで伸ばす必要がなく、また、コンロ上方に設置するレンジフード内で洗浄水を噴霧しても、コンロ上に洗浄水が滴下しないという作用を有する。
【0043】
また、請求項2記載の調理廃気浄化装置は、対向する2枚のグリスフィルターをV字状に設けたことにより、2枚のグリスフィルターを一定の空間の中で効率よく捕集できるように配置することができ、また、グリスフィルターを洗浄した洗浄水が、グリスフィルター表面を伝わって一箇所に集めやくできるという作用を有する。
【0044】
また、請求項3記載の調理廃気浄化装置は、洗浄水噴霧ノズルをV字状のグリスフィルターの間に設けたことにより、一箇所の洗浄水噴霧ノズルで、2枚のグリスフィルターに洗浄水を噴霧することができるという作用を有する。
【0045】
また、請求項4記載の調理廃気浄化装置は、送風機の吐出側と室内とを連通させるように、調理台の側面に開口部を設けたことにより、調理廃気は調理台の側面より屋内に排出され、コンロ上の調理廃気と一緒になってコンロの上部の吸引口で再度吸入され、その結果調理廃気は屋内で循環させるという作用を有する。
【0046】
また、請求項5記載の調理廃気浄化装置は、洗浄水噴霧ノズルで噴射する洗浄水でグリスフィルターを洗浄した洗浄水をフレーム内下部のウォーターパンに排水する排水チューブを設け、一端を前記ウォーターパンの前記洗浄水の中に位置させ、もう一端を洗浄水噴霧ノズルに連通接続する給水チューブを設けたことにより、洗浄水噴霧ノズルで噴霧される洗浄水はグリスフィルターを洗浄し、洗浄後の洗浄水はウォーターパンに集められ、その洗浄水は再度洗浄水噴霧ノズルに給水され、その結果洗浄水を循環させるという作用を有する。
【0047】
また、請求項6記載の調理廃気浄化装置は、ウォーターパンに新たな洗浄水を供給する給水管を設けたことにより、再度洗浄水噴霧ノズルに給水される洗浄水を、一部あるいはすべてをきれいな洗浄水として給水させ、洗浄水を循環させるという作用を有する。
【0048】
また、請求項7記載の調理廃気浄化装置は、グリスフィルターを親水性にしたことにより、グリスフィルターの表面に水膜が形成され、その水膜上に付着した汚れが洗浄水を噴霧することで流し落とすという作用を有する。
【0049】
また、請求項8記載の調理廃気浄化装置は、グリスフィルターを繊維状にしたことにより、調理廃気が通過するグリスフィルターの表面積を拡大させるという作用を有する。
【0050】
また、請求項9記載の調理廃気浄化装置は、グリスフィルターを親水性かつ繊維状にしたことにより、グリスフィルターの表面に水膜が形成され、その水膜上に付着した汚れが洗浄水を噴霧することで流し落とし、かつ、調理廃気が通過するグリスフィルターの表面積を拡大させるという作用を有する。
【0051】
また、請求項10記載の調理廃気浄化装置は、送風機と開口部との間に脱臭装置を設けたことにより、吸入口で吸引した調理廃気を調理台の側面の開口部から排出される前段階で、調理廃気の悪臭を低減させ開口部から排出させるという作用を有する。
【0052】
また、請求項11記載の調理廃気浄化装置は、送風機と開口部との間に除湿装置を設けたことにより、吸入口で吸引した調理廃気を調理台の側面の開口部から排出される前段階で、調理廃気の湿度を低減させ開口部から排出させるという作用を有する。
【0053】
また、請求項12記載の調理廃気浄化装置は、送風機と開口部との間に脱臭装置と除湿装置を設けたことにより、吸入口で吸引した調理廃気を調理台の側面の開口部から排出される前段階で、調理廃気の悪臭と湿度を同時に低減させ開口部から排出させるという作用を有する。
【0054】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0055】
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、本発明の調理廃気浄化装置は、調理廃気1を吸引する先端に吸入口2を有する逆L字型で筒状の吸引ノズル3を、コンロ4を上部に配設した調理台5からコンロ4の上方に設け、調理台5の下部に、吸引ノズル3と連通する箱状のフレーム6を設ける。フレーム6内には、調理廃気1を吸引するファン7とファン7を収納するファンケーシング8とからなる送風機9とファン7を回転させるモーター10を設け、吸引ノズル3と送風機9との間に位置する対向する2枚のグリスフィルター11をV字状に設け、グリスフィルター11を洗浄する洗浄水噴霧ノズル12を2枚のグリスフィルター11の間に設けている。グリスフィルター11は、親水性あるいは繊維状もしくは親水性の繊維状で形成されている。ファン7の一例として、遠心ファンであるシロッコファンが望ましい。また、モーター10の駆動方式は、直流(DC)方式,交流(AC)方式どちらでもよい。また、洗浄水噴霧ノズル12の噴霧方式については特に記載していないが、一度に散布する方式でも間欠に散布する方式でも、グリスフィルター11に噴霧できればどんな方式でもよい。洗浄水噴霧ノズル12には、洗浄水を給水するため電磁ポンプ13と電磁弁14が設けられた給水管15が接続され、ファンケーシング8の吐出口16には、屋外17と連通する廃気ダクト18が接続されている。対向する2枚のグリスフィルター11間が狭い下端には、フィルター受け19を設け、フィルター受け19下端には排水チューブ20が接続され、排水チューブ20下端にはウォーターパン21を設け、ウォーターパン21の底面には排水管22が接続されている。
【0056】
上記構成において、調理廃気浄化装置を運転すると、給水管15の電磁弁14が開放すると同時に、電磁ポンプ13が運転し、洗浄水噴霧ノズル12より霧状の洗浄水が対向する2枚のグリスフィルター11に向かって噴霧される。また、フレーム6内に設けたモーター10が回転しファン7が回転することにより、コンロ4上の調理物から発生した調理廃気1は、吸込ノズル3の先端の吸入口2から吸引され、フレーム6内のグリスフィルター11を繊維状にすることで捕集面積が拡大され、油分、水分、ほこり等の汚れを効率よく捕集する。グリスフィルター11に付着した油分、水分、ほこり等の汚れはグリスフィルター11を親水性にすることによる水膜上に付着するので、洗浄水噴霧ノズル12より噴射された洗浄水により容易に洗い流され、フィルター受け19に集まる。フィルター受け19に集まった汚れを含む洗浄水は排水チューブ20を通り、ウォーターパン21に溜まった後、排水管22を通り廃却処理される。また、洗浄水噴霧ノズル12より噴霧された霧状の洗浄水は、調理廃気1に含まれる油分、水分を凝固させ、グリスフィルター11で捕集しやすくなるという効果も有する。グリスフィルター11を通過した調理廃気1は、ファンケーシング8の吐出口16に接続された排気ダクト18を通り、屋外17へ排出される。このとき、グリスフィルター11で捕集できずに通過した油分、水分を、ファン7の遠心力によりファンケーシング8内面に付着させ、さらに調理廃気1を浄化する。
【0057】
このように本発明の実施の形態1の調理廃気浄化装置によれば、調理廃気1を吸引する吸入口2を有する吸引ノズル3を、コンロ4を上部に配設した調理台5からコンロ4の上方に設け、調理台5の下部に、グリスフィルター11を洗浄する洗浄水噴霧ノズル12とを設けたことにより洗浄水をレンジフードに供給、および、洗浄後の汚れた洗浄水を排水するために、調理台の下方に設置する水道配管としての給水管および配水管をコンロ上方まで伸ばす必要がなく施工に大きなコストがかかることなくなり、また、コンロ上に洗浄水が滴下しなく、また、対向する2枚のグリスフィルター11をV字状に設けたことにより、2枚のグリスフィルターを一定の空間の中で効率よく捕集できるように配置することができ、また、グリスフィルターを洗浄した洗浄水が、グリスフィルター表面を伝わって一箇所に集めやくでき、捕集効率を向上することができ、また、洗浄後の汚れた洗浄水を収集しやすくでき、また、洗浄水噴霧ノズル12をV字状のグリスフィルター11の間に設けたことにより、一箇所の洗浄水噴霧ノズルで、2枚のグリスフィルターに洗浄水を噴霧することになり、洗浄水を効果的にグリスフィルターに噴霧することができ、また、グリスフィルターを親水性にしたことにより、グリスフィルターの表面に水膜が形成され、その水膜上に付着した汚れが洗浄水を噴霧することで流し落とすことになり、グリスフィルターの洗浄を向上することができ、また、グリスフィルターを繊維状にしたことにより、調理廃気が通過するグリスフィルターの表面積を拡大させることになり、捕集効率を向上することができ、また、グリスフィルターを親水性かつ繊維状にしたことにより、グリスフィルターの表面に水膜が形成され、その水膜上に付着した汚れが洗浄水を噴霧することで流し落とし、かつ、調理廃気が通過するグリスフィルターの表面積を拡大させることになり、グリスフィルターの洗浄を向上することができ、かつ、捕集効率を向上することができる。
【0058】
(実施の形態2)
図3において、実施の形態1と異なるところは、ファンケーシング8の吐出口16に排気ダクトを接続せず、また、洗浄水噴霧ノズル12で噴射する洗浄水でグリスフィルター11を洗浄した洗浄水をフレーム6内下部のウォーターパン21に排水する排水チューブ20を設け、一端をウォーターパン21の前記洗浄水の中に位置させ、もう一端を洗浄水噴霧ノズル12に連通接続する給水チューブ23を設けたこと、また、ウォーターパン21に新たな洗浄水を供給する給水管15aを設けたこと、また、送風機9と開口部24との間に脱臭装置25あるいは除湿装置26もしくは脱臭装置25と除湿装置26を一緒に設けた点である。図3において、図1および図2と同じ構成要素については同じ符号を用いその説明を省略する。
【0059】
上記構成において、ファンケーシング8より排出される浄化された調理廃気1は、調理台5の側面に設けたキャビネット27内に流れ込み、キャビネット27に設けた格子状の開口部24より室内28に排出し、排出された調理廃気1は、再度コンロ4上の調理物から発生した調理廃気1と一緒に吸入口2に吸引され、室内28で循環させるようにする。
【0060】
また、電磁ポンプ13による洗浄水の供給を、洗浄後の洗浄水が集まるウォーターパン21から行なうため、洗浄水の一部を循環させて使用することになり、ウォーターパン21に溜まる洗浄水の水面は、常に排水管22を接続する高さに保たれるので、電磁ポンプ13による洗浄水の供給が途絶えることはない。なお、ウォーターパン21への洗浄水の供給を、運転中、常に行なうのではなく、ウォーターパン21に溜まった洗浄水が、一定の汚れになったのを検知し、運転終了後に、給排水し、洗浄水を交換するようにしてもよい。また、調理廃気1は、吸込口2から吸引されグリスフィルター11を通過しファン7に吸込まれファンケーシング8より排出され、脱臭装置25および除湿装置26を経て、キャビネット27に設けられている格子状の開口部24から室内28へ排出される。脱臭装置25としては、例えば内部に活性炭やゼオライトのフィルターを用いるが、脱臭効果のあるものならなんでもよい。また、除湿装置26としては、コンプレッサーでもデシカントでもフィルター(活性炭,ゼオライト等)でも、除湿効果のある方式ならなんでもよい。
【0061】
このように本発明の実施の形態2の調理廃気浄化装置によれば、送風機9の吐出口16側と室内28とを連通させるように、調理台5の側面に開口部24を設けたことにより、調理廃気は調理台の側面より屋内に排出され、コンロ上の調理廃気と一緒になってコンロの上部の吸引口で再度吸入され、その結果調理廃気は屋内で循環されることになり、調理廃気を屋外に排出するための施工を必要としなく、また、洗浄水噴霧ノズル12で噴射する洗浄水でグリスフィルター11を洗浄した洗浄水をフレーム6内下部のウォーターパン21に排水する排水チューブ20を設け、一端をウォーターパン21の前記洗浄水の中に位置させ、もう一端を洗浄水噴霧ノズル12に連通接続する給水チューブ23を設けたことにより、洗浄水噴霧ノズルで噴霧される洗浄水はグリスフィルターを洗浄し、洗浄後の洗浄水はウォーターパンに集められ、その洗浄水は再度洗浄水噴霧ノズルに給水され、その結果洗浄水を循環させることになり、洗浄水としての水道水の使用量を減らし、ランニングコストを低減することができ、また、ウォーターパン21に新たな洗浄水を供給する給水管15aを設けたことにより、再度洗浄水噴霧ノズルに給水される洗浄水を、一部あるいはすべてをきれいな洗浄水として給水させ、洗浄水を循環させることになり、洗浄水としての水道水の使用量を減らし、ランニングコストを低減することができ、また、新鮮な水道水を供給することができ、また、送風機9と開口部24との間に脱臭装置25を設けたことにより、吸入口で吸引した調理廃気を調理台の側面の開口部から排出される前段階で、調理廃気の悪臭を低減させ開口部から排出させることになり、室内に排出する空気の悪臭を低減することができ、また、送風機9と開口部24との間に除湿装置26を設けたことにより、吸入口で吸引した調理廃気を調理台の側面の開口部から排出される前段階で、調理廃気の湿度を低減させ開口部から排出させることになり、室内に排出する空気の湿度を低減することができ、また、送風機9と開口部24との間に脱臭装置25と除湿装置26を設けたことにより、吸入口で吸引した調理廃気を調理台の側面の開口部から排出される前段階で、調理廃気の悪臭と湿度を同時に低減させ開口部から排出させることになり、室内に排出する空気の悪臭と湿度を低減することができる。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明にかかる調理廃気浄化装置は、調理廃気を吸引する吸入口を有する吸引ノズルを、コンロを上部に配設した調理台から前記コンロの上方に設け、前記調理台の下部に、グリスフィルターを洗浄する洗浄水噴霧ノズルとを設けたことにより、施工に大きなコストがかかることなく、また、コンロ上に洗浄水が滴下しないという効果を奏し、調理時に発生する調理廃気を捕集するグリスフィルターの洗浄機能を備えた調理廃気浄化装置等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の実施の形態1の調理廃気浄化装置の断面図
【図2】同調理廃気浄化装置の構成図
【図3】本発明の実施の形態2の調理廃気浄化装置の構成図
【図4】従来の調理廃気浄化装置の断面図
【符号の説明】
【0064】
1 調理廃気
2 吸入口
3 吸引ノズル
4 コンロ
5 調理台
6 フレーム
9 送風機
11 グリスフィルター
12 洗浄水噴霧ノズル
15a 給水管
16 吐出口
20 排水チューブ
21 ウォーターパン
23 給水チューブ
24 開口部
25 脱臭装置
26 除湿装置
28 室内




 

 


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