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発明の名称 温風輻射暖房機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−3018(P2007−3018A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−180108(P2005−180108)
出願日 平成17年6月21日(2005.6.21)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 鈴木 富治
要約 課題
暖房運転時、機器の停止による急激な室温の低下を防ぎ、寒暖の差が少なく体感的にも違和感のない室内環境を与える。

解決手段
温風暖房部8の前面に仕切り板17を介して加熱ヒーター9を用いた輻射暖房部16を設け、各々独立した機能を持たせ、制御部により温風暖房と輻射暖房を組み合せ、また使い分けできるようにした。
特許請求の範囲
【請求項1】
バーナーと、前記バーナーからの燃焼ガスと外部より取り込んだ空気を混合する燃焼室と、温風を送出する対流用ファンと、温風を吹出す温風吹出し口と、燃焼用の空気を取り込む対流用フィルターとで構成された温風暖房部を設け、前記温風暖房部の前面側に本体外装の前板部を形成する強化ガラス板を配し、前記強化ガラス板と温風暖房部との間は仕切り板を介して区画するとともに、前記強化ガラス板側には電気をエネルギーとした輻射暖房部を設け、温風暖房と輻射暖房を同時運転あるいは各々単独運転できるようにしたことを特徴とした温風輻射暖房機。
【請求項2】
輻射暖房部は、アルミ等の熱伝導性の良好な材料と板金で加熱ヒータを挟み込んで均熱板ユニットを構成し、前記均熱板ユニットを強化ガラス板面に密着して取り付け、前記強化ガラス板の略全面を加熱するとともに、仕切り板との間に設けた一定の空間より内部発生熱を上部排熱口に導く構成とした請求項1記載の温風輻射暖房機。
【請求項3】
温風暖房と輻射暖房の同時運転時、室温が設定温度に達したら温風暖房部は強燃焼から弱燃焼の間を比例運転し、さらに室温が設定室温より上昇する場合は温風暖房部を停止させるようにし、その後、室温が設定室温より低下してきた場合には再度温風暖房部を運転させるようにした制御部を設けた請求項1または2記載の温風輻射暖房機。
【請求項4】
温風暖房の単独運転時、室温が設定室温に達したら温風暖房部は強燃焼から弱燃焼の間を比例運転し、さらに室温が設定室温より上昇する場合は温風暖房部を停止させると同時に輻射暖房に切替え、その後、室温が設定室温より低下してきた場合には再度温風暖房部を運転させると同時に輻射暖房を停止させるようにした制御部を設けた請求項1または2記載の温風輻射暖房機。
【請求項5】
強化ガラスの裏面には着色・柄等を施し、さらにガラス破損時の飛散防止シートを貼り付け、アルミニュウム板に飾りねじで固定し、着脱自在にした請求項1または2記載の温風輻射暖房機。
【請求項6】
強化ガラス板の裏面の一部にLED等を配置した発光面を設け、輻射暖房の運転に連動してLEDに通電し、発光させるようにした請求項1〜4のいずれか1項記載の温風輻射暖房機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、温風と輻射熱により暖房を行う温風輻射暖房機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、図3に示すように灯油を使用した単一熱源での温風輻射暖房機がある。
【0003】
図3において、1は暖房機本体であり、2は温風を吹き出す吹出口である。3は輻射熱を放出する輻射窓であり、放熱器7からの輻射熱を透過させるガラス部材12で構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−262399号公報(第2〜3P、第2図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら前記従来の構成では、熱源が灯油等の単一熱源であるため、温風暖房と輻射暖房を各々単独で得ることができなかった。また一般的に、室内の温度が上昇し暖房負荷が軽くなった時には暖房能力を下げていくが、機器の仕様によっても異なるがせいぜい500W前後が限界であった。そのため室温が設定室温より高くなりすぎると、機器の運転を停止させるようにしている。そして室温が設定室温より下がってくると再度運転を再開させるようになっている。しかし一旦機器が運転停止すると、室内空気の循環が滞るため室内の寒暖の差が大きくなり快適な暖房が得にくくなっていた。
【0005】
また、従来のガラス部材で構成された輻射窓は輻射熱を放射する部分にのみ対応させた大きさで構成されたもので、輻射熱の視覚暖房を強調する目的で設けられたものであり、本体外装の一部である前板部を強化ガラス板で構成するという発想はなく、加飾処理を施した強化ガラスで前板部を構成することによるインテリア性の向上を創出するというものでもなかった。
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、本体外装の一部である前板部を強化ガラス板で構成することでインテリア性の向上を創出しつつ、この強化ガラス板面より輻射熱を放射することで負荷の小さい暖房運転に対応可能な温風輻射暖房機を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の温風輻射暖房機は、バーナーと、前記バーナーからの燃焼ガスと外部より取り込んだ空気を混合する燃焼室と、温風を送出する対流用ファンと、温風を吹出す温風吹出し口と、燃焼用の空気を取り込む対流用フィルターとで構成された温風暖房部を設け、前記温風暖房部の前面側に本体外装の前板部を形成する強化ガラス板を配し、前記強化ガラス板と温風暖房部との間は仕切り板を介して区画するとともに、前記強化ガラス板側には電気をエネルギーとした輻射暖房部を設け、温風暖房と輻射暖房を同時運転あるいは各々単独運転できるようにしたものである。
【0008】
上記発明によれば、春先等でやや暖がほしい時は輻射暖房を、そして冬場の暖房シーズンは温風暖房と輻射暖房の併用運転をすることで、室内の環境や暖房の必要性により使い分けることもでき快適な暖房空間を提供できるものである。また、本体外装の前板部は強化ガラス板で構成しているため、強化ガラス板裏面側に加飾処理を施せばインテリア性を高めることができ、従来のストーブやファンヒータの機械的なイメージを払拭することができるものである。
【発明の効果】
【0009】
以上のように本発明の温風輻射暖房機は、温風暖房部と輻射暖房部が各々独立しているため、室内の環境や暖房の必要性に合せ同時運転させたり、単独運転させたりすることができる。そしていたずらにエネルギーを消費することなく、体感的にも違和感のない室内環境を得ることができる。
【0010】
また、本体外装の前板部は強化ガラス板で構成しているため、強化ガラス板裏面側に加飾処理を施せばインテリア性を高めることができ、従来のストーブやファンヒータの機械的なイメージを払拭することができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の発明は、バーナーと、前記バーナーからの燃焼ガスと外部より取り込んだ空気を混合する燃焼室と、温風を送出する対流用ファンと、温風を吹出す温風吹出し口と、燃焼用の空気を取り込む対流用フィルターとで構成された温風暖房部を設け、前記温風暖房部の前面側に本体外装の前板部を形成する強化ガラス板を配し、前記強化ガラス板と温風暖房部との間は仕切り板を介して区画するとともに、前記強化ガラス板側には電気をエネルギーとした輻射暖房部を設け、温風暖房と輻射暖房を同時運転あるいは各々単独運転できるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
そして、春先等でやや暖がほしい時は輻射暖房を、そして冬場の暖房シーズンは温風暖房と輻射暖房の併用運転をすることで、室内の環境や暖房の必要性により使い分けることもでき快適な暖房空間を提供できるものである。また、本体外装の前板部は強化ガラス板で構成しているため、強化ガラス板裏面側に加飾処理を施せばインテリア性を高めることができ、従来のストーブやファンヒータの機械的なイメージを払拭することができるものである。
【0013】
第2の発明は、輻射暖房部は、アルミ等の熱伝導性の良好な材料と板金で加熱ヒータを挟み込んで均熱板ユニットを構成し、前記均熱板ユニットを強化ガラス板面に密着して取り付け、前記強化ガラス板の略全面を加熱するとともに、仕切り板との間に設けた一定の空間より内部発生熱を上部排熱口に導く構成としたことを特徴とするものである。
【0014】
そして、加熱ヒーターの熱をアルミニュウム板に均一に伝え、さらに本体の外装構成の一部である強化ガラス面にも伝わるため、広い面積からの熱輻射が得られる。また90℃前後の温度に抑えたガラス面からの遠赤外線による人体への暖房効果も期待できる。さらに内部発生熱は排熱口から排熱させることで、機器内部の温度上昇を防ぐと同時に、排熱による室内の暖房効果も得られる。
【0015】
第3の発明は、温風暖房と輻射暖房の同時運転時、室温が設定室温に達したら温風暖房部は強燃焼から弱燃焼の間を比例運転し、さらに室温が設定室温より上昇する場合は温風暖房部を停止させるようにし、且つ、室温が設定室温より低下してきた場合には再度温風暖房部を運転させるようにした制御部を設けたものであり、室温が設定温度に達しても、温風暖房部をいたずらに運転することなく、無駄なエネルギーの消費を防ぐものである。
【0016】
第4の発明は、温風暖房の単独運転時、室温が設定室温に達したら温風暖房部は強燃焼から弱燃焼の間を比例運転し、さらに室温が設定室温より上昇する場合は温風暖房部を停止させると同時に輻射暖房に切替え、且つ、室温が設定室温より低下してきた場合には再度温風暖房部を運転させると同時に輻射暖房を停止させるようにした制御部を設けたものであり、温風暖房部が停止した時、急激な室温の低下を防ぎ体感的に違和感のないようにするものである。
【0017】
第5の発明は、強化ガラスの裏面には着色・柄等を施し、さらにガラス破損時の飛散防止シートを貼り付け、アルミニュウム板に飾りねじで固定し、着脱自在にしたものであり、強化ガラス部にデザイン性を持たせることで室内のインテリアの一部とすることができ、また、飾りねじの取付け・取外しでガラスの破損時や、ガラスの模様替え時等には簡単に強化ガラスの交換ができるものである。
【0018】
第6の発明は、強化ガラスの裏面の一部にLED等を配置し、輻射暖房部の運転状態が確認できる発光面を設けたものであり、強化ガラス部の温度は低いものの注意を喚起するものである。また強化ガラスの一部を裏面から発光させるため、ガラスに施したデザイン性を損なうことはない。
【0019】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。なお、本実施例により本発明が限定されるものではない。
【実施例】
【0020】
図1は、本発明の一実施例における温風輻射暖房機の正面図および側面図であり、図2は要部の側面断面図である。
【0021】
図1、図2において、バーナー1にて供給されたガスの燃焼を行う。燃焼により発生した排気ガスと空気を混合する燃焼室2がある。バーナー1の下方には温風3を送出するための対流用ファン4を設けている。対流用ファン4の前方には温風吹出し口5がある。ケース6の後面には対流用空気を取り入れるための網目状の対流用フィルター7があり、以上の構成で温風暖房部8を形成している。
【0022】
一方、9は加熱ヒーターであり、板金10により熱伝導性の良好なアルミニュウム板11にはさみ込まれ、均熱板ユニットを構成している。12は強化ガラスであり、本体外装の一部である前板部を構成しており、裏面には飛散防止シート(図示せず)が貼り付けられ、飾りねじ13で均熱板ユニットに密着している。14は発光面であり、強化ガラス12の裏面の一部に配置した1個ないしは複数個のLED15により運転状態が視覚的に判断できるようになっている。このような構成で輻射暖房部16を形成している。さらに輻射暖房部16は、温風吹出し口5の一部を形成する吹出し枠5aに契合し、かつ温風暖房部8と仕切る仕切り板17を介してある一定の空間18を保って設けられている。さらに輻射暖房部16の上方には内部発生熱の排熱口19が設置され、合せて本体の外装構成を形成している。
【0023】
以上のように構成された温風輻射暖房機について、以下その動作・作用について説明する。
【0024】
運転が指示されると、バーナー1でガスを燃焼させ、発生する高温の排気ガスと、燃焼室2の燃焼風路内で対流用フィルター7を通過した対流用空気が混合される。混合された温風は、対流用ファン4によって前面下部の温風吹出し口5から温風3になって送出され温風暖房を行う。一方加熱ヒーター9に通電され加熱された均熱板11の熱は、密着した強化ガラス12に伝導し、その表面は約90℃前後の温度になり輻射暖房を行う。
【0025】
本発明の構成によれば、上記温風暖房部と輻射暖房部は仕切り板17を介して、各々独立した暖房機能を有しているため、春先等でやや暖がほしい時は輻射暖房を、そして冬場の暖房シーズンは温風暖房と輻射暖房の併用運転をすることで、室内の環境や暖房の必要性に合せ使い分けができるようになっている。
【0026】
また、輻射暖房部16はその上方に設置された排熱口19と共に本体の外装構成を形成しているため、強化ガラス12も大きくでき、広い面積からの熱輻射が得られる。そして90℃前後の温度に抑えたガラス面からの遠赤外線による人体への暖房効果も期待できる。なお輻射暖房部16での内部発生熱20は排熱口19から排熱させることで、機器内部の温度上昇を防ぐと同時に、排熱による室内の暖房効果も得られる。
【0027】
次に、温風暖房と輻射暖房の同時運転時、室温が設定温度に達したら温風暖房部8は強燃焼から弱燃焼の間を比例運転し、さらに室温が設定室温より上昇する場合は温風暖房部8を停止させるようにし、その後、室温が設定室温より低下してきた場合には再度温風暖房部8を運転させるようにした制御部(図示せず)を設けた構成とした。これにより、室温が設定温度に達しても、温風暖房部をいたずらに運転することなく、無駄なエネルギーの消費を防ぐことができる。
【0028】
また、温風暖房の単独運転時、室温が設定温度に達したら温風暖房部8は強燃焼から弱燃焼の間を比例運転し、さらに室温が設定室温より上昇する場合は温風暖房部8を停止させると同時に輻射暖房部16を始動させ、その後、室温が設定室温より低下してきた場合には再度温風暖房部8を運転させると同時に輻射暖房部16を停止させるようにした制御部(図示せず)を設けた構成とした。これにより、温風暖房が運転停止した時、輻射暖房を始動させることで急激な室温の低下を抑えることができ体感的に違和感のない室内環境が提供できる。
【0029】
次に、強化ガラス12の裏面には着色・柄等の加飾処理を施し、さらにガラス破損時の飛散防止シート(図示せず)を貼り付け、アルミニュウム製の均熱板11に飾りねじ13で固定し着脱自在の構成にした。強化ガラス部にデザイン性を持たせることで室内のインテリアの一部とすることができ、また飾りねじ13の取付け・取外しでガラスの破損時や、ガラスの模様替え時等には簡単に強化ガラス12の交換ができるようになっている。
【0030】
次に、強化ガラス12の裏面の一部にLED15等を配置した発光面14を設け、輻射暖房の運転と同期しLED15に通電し、発光させるようにした。強化ガラス12の温度は90℃前後で、余り高くはないが注意を喚起するものである。またLED15の発光面14は強化ガラス12の一部だけであるため、ガラスに施したデザイン性を損なうことはない。なおLED15や発光面14の配置は、図1・図2に示す位置以外にデザイン性に合せ任意の位置に配置すればよい。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明の温風輻射暖房機は、本体外装の一部である前板部を強化ガラス板で構成することでインテリア性の向上を創出しつつ、この強化ガラス板面より輻射熱を放射することで負荷の小さい暖房運転に対応可能なものであるため、ガス、石油等の温風暖房機に適用してインテリア暖房機として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施例における温風輻射暖房機の正面図および側面図
【図2】同温風輻射暖房機の要部の側面断面図
【図3】従来例における温風輻射暖房機の要部の側面断面図
【符号の説明】
【0033】
1 バーナー
2 燃焼室
3 温風
4 対流用ファン
5 温風吹出し口
6 ケース
8 温風暖房部
9 加熱ヒーター
11 均熱板
12 強化ガラス板
13 飾りねじ
14 発光面
15 LED
16 輻射暖房部
17 仕切り板




 

 


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