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発明の名称 エンジンカバーと該カバーのエンジンへの組付け方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−9857(P2007−9857A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−194481(P2005−194481)
出願日 平成17年7月4日(2005.7.4)
代理人 【識別番号】100083091
【弁理士】
【氏名又は名称】田渕 経雄
発明者 嶋村 仁志
要約 課題
エンジンへの組付性を改善したエンジンカバーと該カバーのエンジンへの組付け方法の提供。

解決手段
(1) エンジンに設けられるエンジン側部材50と係合する係合部30と、エンジン側部材50を係合部30に導くガイド部42と、を備えるエンジンカバー10。(2) 外板20と、外板20の裏面に設けられる吸音材40と、を有し、ガイド部42は吸音材40に設けられている。(3) エンジンカバー10の車両前方側端部を持ち上げエンジンカバーを10規定位置よりもエンジンルームの奥へ入れ、エンジン側部材50をエンジンカバー10に設けられるガイド部42に乗り上げさせる第1の工程と、エンジン側部材50とガイド部42とを摺動させながらエンジンカバー10をエンジンルーム内で車両前方に移動させる第2の工程と、を有するエンジンカバーのエンジンへの組付け方法。
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンに設けられるエンジン側部材と係合する係合部と、
前記エンジン側部材を前記係合部に導くガイド部と、
を備えるエンジンカバー。
【請求項2】
外板と、
前記外板の裏面に設けられる吸音材と、
を有し、
前記ガイド部は前記吸音材に設けられている請求項1記載のエンジンカバー。
【請求項3】
前記ガイド部は、前記係合部に接近する方向かつエンジン側に傾斜する傾斜面を備えている、請求項1記載のエンジンカバー。
【請求項4】
前記係合部材は、エンジンカバーの車両後方側端部に設けられる第1の係合部と、エンジンカバーの車両後方側端部以外の部位に設けられる第2の係合部とを備えており、
前記ガイド部は、車両前後方向で前記第1の係合部の直前に設けられている、請求項1記載のエンジンカバー。
【請求項5】
前記第1の係合部は少なくとも1個からなる、請求項4記載のエンジンカバー。
【請求項6】
前記第2の係合部は少なくとも1個からなる、請求項4記載のエンジンカバー。
【請求項7】
エンジンカバーの車両前方側端部を持ち上げエンジンカバーを規定位置よりもエンジンルームの奥へ入れ、エンジンに設けられるエンジン側部材をエンジンカバーに設けられるガイド部に乗り上げさせる第1の工程と、
前記エンジン側部材と前記ガイド部とを摺動させながらエンジンカバーをエンジンルーム内で車両前方に移動させる第2の工程と、
を有するエンジンカバーのエンジンへの組付け方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されたエンジンに組付けられるエンジンカバーと該カバーのエンジンへの組付け方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図5は、ボルトを用いずに図示略のエンジンに組付けられるエンジンカバー1を示している。エンジンカバー1は、エンジンに設けられるエンジン側部材5が係合する係合部材3を備えている。エンジンカバー1は、エンジン側部材5と係合部材3とを係合させることにより、エンジンに組付けられる(はめ込み式)。
【0003】
しかし、従来のエンジンカバーにはつぎの問題点がある。
エンジンカバー1にボルト穴が無いため、固定ポイントが外観上わからない。さらにエンジンルームが狭い車両においては、エンジンカバー1を斜めに傾けて位置を合わせながら組む、エンジンカバー1をエンジン上でずらしながら手感で固定ポイントを探るといったことが困難である。そのため、車両工場での最終組付工程において、エンジンカバー1をエンジンに組付ける際、固定ポイントがうまく定まらず、作業に手間取る。
【特許文献1】特開2004−132219号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする問題点は、エンジンカバーのエンジンへの組付けが難しいことである。
本発明の目的は、エンジンへの組付性を改善したエンジンカバーと該カバーのエンジンへの組付け方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) エンジンに設けられるエンジン側部材と係合する係合部と、
前記エンジン側部材を前記係合部に導くガイド部と、
を備えるエンジンカバー。
(2) 外板と、
前記外板の裏面に設けられる吸音材と、
を有し、
前記ガイド部は前記吸音材に設けられている(1)記載のエンジンカバー。
(3) 前記ガイド部は、前記係合部に接近する方向かつエンジン側に傾斜する傾斜面を備えている、(1)記載のエンジンカバー。
(4) 前記係合部材は、エンジンカバーの車両後方側端部に設けられる第1の係合部と、エンジンカバーの車両後方側端部以外の部位に設けられる第2の係合部とを備えており、
前記ガイド部は、車両前後方向で前記第1の係合部の直前に設けられている、(1)記載のエンジンカバー。
(5) 前記第1の係合部は少なくとも1個からなる(4)記載のエンジンカバー。
(6) 前記第2の係合部は少なくとも1個からなる(4)記載のエンジンカバー。
(7) エンジンカバーの車両前方側端部を持ち上げエンジンカバーを規定位置よりもエンジンルームの奥へ入れ、エンジンに設けられるエンジン側部材をエンジンカバーに設けられるガイド部に乗り上げさせる第1の工程と、
前記エンジン側部材と前記ガイド部とを摺動させながらエンジンカバーをエンジンルーム内で車両前方に移動させる第2の工程と、
を有するエンジンカバーのエンジンへの組付け方法。
【発明の効果】
【0006】
上記(1)のエンジンカバーまたは上記(7)のエンジンカバーのエンジンへの組付け方法では、吸音材にガイド部が設けられているので、エンジンカバーをエンジンに組付ける際にエンジン側部材を係合部材に導くことができる。そのため、ガイド部が設けられていない場合に比べて、エンジンカバーのエンジンへの組付けが容易になる。
上記(2)のエンジンカバーでは、吸音材を有するエンジンカバーにもガイド部を設けることができる。
上記(3)のエンジンカバーでは、ガイド部が係合部に接近する方向かつエンジン側に傾斜する傾斜面を備えているので、エンジンカバーをエンジンに組付ける時に傾斜面を摺動してきたエンジン側部材を係合部に導くことができる。
上記(4)〜(6)のエンジンカバーでは、ガイド部が車両前後方向で第1の係合部の直前に設けられているので、エンジンカバーを規定位置よりもエンジンルームの奥へ入れたときにエンジン側部材をガイド部に当接させることができ、その後にエンジンカバーを車両前方に移動させることにより、ガイド部でエンジン側部材を係合部に導くことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1〜図4は、本発明実施例のエンジンカバーを示している。
本発明実施例のエンジンカバー10は、車両に搭載されたエンジンに組付けられる。エンジンカバー10は、エンジン騒音防止と見栄え向上のために図示略のエンジンに組付けられる。エンジンカバー10は、図2に示すように、外板20と、外板20に設けられエンジンに設けられるエンジン側部材50と係合する係合部30と、外板20の裏面21に設けられる吸音材40と、を有する。
【0008】
外板20は、たとえば樹脂製である。外板20は、目印孔22と、係合部材取付け部23と、を有する。
目印孔22は、図1に示すように、1個形成されている。目印孔22が形成されているので、エンジンカバー10をエンジンに組付ける際、左右方向の位置合わせが可能である。
係合部材取付け部23は、係合部材30を外板20に取付けるために設けられる。係合部材取付け部23は、図2に示すように、外板20の裏面21に設けられる。係合部材取付け部23は、外板20の車両後方側端部20aと、外板20の車両後方側端部20a以外の部位とに設けられている。係合部材取付け部23は、係合部30と同数設けられている。
【0009】
係合部30は、たとえばゴム製である。係合部30は、係合部材取付け部23に取付けられる。係合部30は、図1に示すように、外板20の車両後方側端部20aに設けられる第1の係合部31と、外板20の車両後方側端部20a以外の部位に設けられる第2の係合部32とを備える。なお、図1において点線の円は、外板20の裏に設けられる係合部30を示している。第1の係合部31は、少なくとも1個からなり、第2の係合部32は、少なくとも1個からなる(図示例では、第1、第2の係合部31、32が2個づつ設けられている場合を示している)。以下、本発明実施例では、第1、第2の係合部31、32が2個づつ設けられている場合を例にとって説明する。
2つの第1の係合部31は、車両前後方向の同位置にあり、車両左右方向の異なる位置にある。第1の係合部31は、図2に示すように、車両前後方向で、吸音材40の車両後方側端の直後にある。
2つの第2の係合部32は、図1に示すように、車両前後方向の異なる位置で車両左右方向の異なる位置にある。
【0010】
吸音材40は、発泡ウレタンゴム製である。吸音材40は、図2に示すように、外板20の裏面21に固定して取付けられる。吸音材40は、エンジンの放射音を吸収しエンジン騒音を低減するために設けられる。吸音材40の形状は、エンジン自身と干渉しない形状とされている。吸音材40は、吸音材本体41と、エンジン側部材50を係合部30に導くガイド部42と、を備える。
【0011】
ガイド部42は、吸音材本体41に一体に形成されていてもよく、吸音材本体41と別体に形成されて吸音材本体41に固定して取付けられていてもよい。ガイド部42は、車両前後方向で第1の係合部31の直前に設けられている。ガイド部42は、車両前後方向に延びている。ガイド部42は、第1の係合部31に接近する方向かつエンジン側(下方)に傾斜する第1の傾斜面42aと、第1の係合部31に接近する方向かつエンジンから離れる方向(上方)に傾斜する第2の傾斜面42bと、を備えている。第1の傾斜面42aと第2の傾斜面42bとは、ガイド部42の頂点(最下点)42cで連なっている。
第1の傾斜面42aは、平面であってもよく、湾曲面であってもよい。第1の傾斜面42aの傾斜角Aは、第1の傾斜面42aとエンジン側部材50とが当接し合う位置までエンジンカバー10をエンジンルームS内に入れた後にエンジンカバー10を車両前方に引っ張りエンジン側部材50が頂点42cを乗り越えたときに、エンジンカバー10の車両後方側端部が自重で下がりエンジン側部材50が係合部30に達する傾斜角とされている。
第2の傾斜面42bは、平面であってもよく、湾曲面であってもよい。第2の傾斜面42bの傾斜角は、発泡ウレタンゴムの成形性等で決まる。
頂点42cは、車両前後方向で、ガイド部42の車両前後方向中央より車両後方側にある。頂点42cは、第1の係合部31よりもエンジン側にある。
【0012】
エンジン側部材50は、たとえば金属製である。エンジン側部材50は、エンジンに固定して取付けられる。エンジン側部材50は、下端部に設けられたおねじ部50aをエンジンに設けられた図示略のめねじ部にねじ込むことで、エンジンに取付けられる。エンジン側部材50の上端部は、ボール形状になっており、係合部30に係合可能である。エンジン側部材50は、第1の係合部31に係合する第1のエンジン側部材51と、第2の係合部32に係合する図示略の第2のエンジン側部材と、を有する。
【0013】
ここで、エンジンカバー10をエンジンに組付ける方法を説明する。
(a) 図3に示すように、車両の前にいる作業者が、エンジンカバー10の車両前方側端部を持ち上げ、目印孔22を使って車両左右方向の位置合わせをしながら、第1のエンジン側部材51とガイド部42の第1の傾斜面42aとが当り合う位置まで、エンジンカバー10を規定位置よりもエンジンルームSの奥に(車両後方に)入れる。
このとき、エンジンカバー10の車両後方側端部は、第1のエンジン側部材51に乗っかっている。エンジンカバー10が第1のエンジン側部材51に乗っかっているので、エンジンカバー10は「高く浮いた」状態にある。ここで、規定位置とは、係合部30とエンジン側部材50とが車両前後方向で同じ位置にある位置をいう。
【0014】
(b) 次いで、図4に示すように、エンジンカバー10の車両前方側端部をエンジンルームS内に入れつつ、第1のエンジン側部材51と第1の傾斜面42aとを摺動させながらエンジンカバー10をエンジンルームS内で車両前方に移動させる。エンジンカバー10を車両前方に移動させ第1のエンジン側部材51がガイド部42の頂点42cを乗り越えると、エンジンカバー10の車両後方側端部は自重で下がり、第1のエンジン側部材51が第1の係合部31位置に達する。第1のエンジン側部材51が第1の係合部31位置に達したとき、第2のエンジン側部材も第2の係合部32位置に達している。
(c) 次いで、エンジンカバー10を下方に押し込み、エンジン側部材50と係合部30とを係合させ、エンジンカバー10のエンジンへの組付けが完了する。
【0015】
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
本発明実施例では、ガイド部42が設けられているので、エンジンカバー10をエンジンに組付ける際に第1のエンジン側部材51を第1の係合部31に導くことができる。そのため、ガイド部が設けられていない場合に比べて、エンジンカバー10のエンジンへの組付けが容易になる。
ガイド部42が第1の傾斜面42aを備えているので、エンジンカバー10をエンジンに組付ける時に第1の傾斜面42aを摺動してきた第1のエンジン側部材51を第1の係合部31に導くことができる。
ガイド部42が車両前後方向で第1の係合部31の直前に設けられているので、エンジンカバー10を規定位置よりもエンジンルームSの奥へ入れたときに第1のエンジン側部材51をガイド部42の第1の傾斜面42aに当てることができ、その後にエンジンカバー10を車両前方に移動させることにより、ガイド部42で第1のエンジン側部材51を第1の係合部31に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明実施例のエンジンカバーの斜視図である。
【図2】本発明実施例のエンジンカバーの断面図である。
【図3】本発明実施例のエンジンカバーの、エンジンカバーをエンジンに組付けるときにエンジンカバーを規定位置よりもエンジンルームの奥に差し込んだときの断面図である。
【図4】図3の状態からエンジンカバーの車両前方側端部をエンジンルーム内に入れたときの、エンジンカバーの断面図である。
【図5】従来の、ボルトを用いずにエンジンに組付けられるエンジンカバーの断面図である。
【符号の説明】
【0017】
10 エンジンカバー
20 外板
21 外板の裏面
22 目印孔
23 係合部材取付け部
30 係合部
31 第1の係合部
32 第2の係合部
40 吸音材
41 吸音材本体
42 ガイド部
42a ガイド部の第1の傾斜面
42b ガイド部の第2の傾斜面
42c ガイド部の頂点
50 エンジン側部材




 

 


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