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発明の名称 止水目地材
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−56448(P2007−56448A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−239302(P2005−239302)
出願日 平成17年8月22日(2005.8.22)
代理人 【識別番号】100101409
【弁理士】
【氏名又は名称】葛西 泰二
発明者 西山 啓太郎
要約 課題
水路の角部であっても現場にて容易に合わせることができ、安定した取付状態が維持できる止水目地材を提供する。

解決手段
水路18a,水路18bの下部角部に取り付けられる止水目地材25は、目地部16の水平部を覆う第1目地材29と目地部16の垂直部を覆う第2目地材34とから構成されている。第1目地材29は目地部16に沿って延び、水路18の内部に突出する凸状体26を中心として構成され、第2目地材34は目地部16に沿って延び、目地部16の内部に突出する凹状体31を中心として構成されている。凸状体26と凹状体31とは折り返されるように接続されているため、止水目地材25の角部への取付状態が安定すると共にその止水性能が維持される。
特許請求の範囲
【請求項1】
その軸方向に沿って断面が矩形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、
前記水路の端部における角部を構成する第1縁と第2縁とを覆う第1目地材と前記第1目地材に接続する第2目地材とを備え、
前記第1目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記水路の内部に突出する凸状体と、
前記凸状体の長手方向の両側に沿って延び、前記水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、
前記第2目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記凸状体に接続すると共に前記目地部の内部に突出する凹状体と、
前記凹状体の長手方向の両側に沿って延びると共に前記第1フランジに接続し、前記水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなる、止水目地材。
【請求項2】
前記コンクリートブロックの各々は、前記水路の上部が閉じるように構成され、
前記第1縁は、前記水路の端部を構成する一対の水平縁の上方側である、請求項1記載の止水目地材。
【請求項3】
その軸方向に沿って断面が矩形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、
前記水路の端部における角部を構成する水平縁と垂直縁とを覆う、水平目地材と前記水平目地材に接続する垂直目地材とを備え、
前記水平目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記目地部の内部に突出する第1凹状体と、
前記第1凹状体の長手方向の両側に沿って延び、前記水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、
前記垂直目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記第1凹状体に接続すると共に前記目地部の内部に突出する第2凹状体と、
前記第2凹状体の長手方向の両側に沿って延びると共に前記第1フランジに接続し、前記水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなり、
前記第1凹状体と前記第2凹状体とは、前記水路の内部に突出する凸状体を介して接続される、止水目地材。
【請求項4】
その軸方向に沿って断面が矩形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、
前記水路の端部における角部を構成する水平縁と垂直縁とを覆う、水平目地材と前記水平目地材に接続する垂直目地材とを備え、
前記水平目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記水路の内部に突出する第1凸状体と、
前記第1凸状体の長手方向の両側に沿って延び、前記水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、
前記垂直目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記第1凸状体に接続すると共に前記水路の内部に突出する第2凸状体と、
前記第2凸状体の長手方向の両側に沿って延びると共に前記第1フランジに接続し、前記水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなり、
前記第1凸状体と前記第2凸状体とは、互いの一部が重なるように接続される、止水目地材。
【請求項5】
その軸方向に沿って断面が8角形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、
前記水路の端部における角部を構成する水平縁と傾斜縁と垂直縁とを覆う、水平目地材と前記水平目地材に接続する傾斜目地材と前記傾斜目地材に接続する垂直目地材とを備え、
前記水平目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記水路目地部の内部に突出する第1凹状体と、
前記第1凹状体の長手方向の両側に沿って延び、前記水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、
前記傾斜目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記第1凹状体に接続すると共に前記水路の内部に突出する凸状体と、
前記凸状体の長手方向の両側に沿って延びると共に前記第1フランジに接続し、前記水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなり、
前記垂直目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記凸状体に接続すると共に前記目地部の内部に突出する第2凹状体と、
前記第2凹状体の長手方向の両側に沿って延びると共に前記第2フランジに接続し、前記水路の内面に接触する一対の第3フランジとからなる、止水目地材。
【請求項6】
その軸方向に沿って断面が8角形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、
前記水路の端部における角部を構成する水平縁と傾斜縁と垂直縁とを覆う、水平目地材と前記水平目地材に接続する傾斜目地材と前記傾斜目地材に接続する垂直目地材とを備え、
前記水平目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記水路の内部に突出する第1凸状体と、
前記第1凸状体の長手方向の両側に沿って延び、前記水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、
前記傾斜目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記第1凸状体に接続すると共に前記目地部の内部に突出する凹状体と、
前記凹状体の長手方向の両側に沿って延びると共に前記第1フランジに接続し、前記水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなり、
前記垂直目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記凹状体に接続すると共に前記目地部の内部に突出する第2凸状体と、
前記第2凸状体の長手方向の両側に沿って延びると共に前記第2フランジに接続し、前記水路の内面に接触する一対の第3フランジとからなる、止水目地材。
【請求項7】
その軸方向に沿って断面が8角形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、
前記水路の端部における角部を構成する第1縁と傾斜縁と第2縁とを覆う、第1目地材と前記第1目地材に接続する傾斜目地材と前記傾斜目地材に接続する第2目地材とを備え、
前記第1目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記水路の内部に突出する第1凸状体と、
前記第1凸状体の長手方向の両側に沿って延び、前記水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、
前記傾斜目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記第1凸状体に接続すると共に前記水路の内部に突出する第2凸状体と、
前記第2凸状体の長手方向の両側に沿って延びると共に前記第1フランジに接続し、前記水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなり、
前記第2目地材は、
前記目地部に沿って延び、前記第1凸状体に接続すると共に前記目地部の内部に突出する凹状体と、
前記凹状体の長手方向の両側に沿って延びると共に前記第2フランジに接続し、前記水路の内面に接触する一対の第3フランジとからなり、
前記第1凸状体と前記第2凸状体とは、互いの一部が重なるように接続される、止水目地材。
【請求項8】
前記コンクリートの各々は前記水路の上部が閉じるように構成され、
前記第1縁は、前記水路の端部を構成する一対の水平縁の上方側である、請求項7記載の止水目地材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は止水目地材に関し、特に水路として使用されるコンクリートブロック間の目地部を止水するための止水目地材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図11は従来の止水目地材のコンクリートブロックへの取付状態を示した概略斜視図であり、図12は図11で示したXII−XIIラインの拡大断面図である。
【0003】
これらの図を参照して、水路18a,水路18bを構成する上面が開放のコンクリートブロック15a,コンクリートブロック15bが目地部16を介して隣接状態に設置されている。そして目地部16をその内面から塞ぐように目地部16に沿って止水目地材84が取り付けられている。止水目地材84は、目地部16内に突出する凹状体88と、凹状体88の長手方向の両側に沿って延び、水路18a,水路18bの内面に接するように取り付けられる一対のフランジ89a,フランジ89bより構成されている。
【0004】
止水目地材84の取付けの際には、フランジ89a,フランジ89bの外面を押える板状の押え板85a,押え板85bが、コンクリートブロック15a,コンクリートブロック15bに固定されているアンカーボルト90a,アンカーボルト90bを介して取り付けられる。
【0005】
このように凹状体88が形成されているため、地震等によって目地部16の間隔が変化した場合であってもその変化を吸収することができ、止水目地材84の目地部16に対する止水機能を保持することが可能となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような従来の止水目地材の構造では、水路の平坦部分は特に問題がないが、傾斜部87a,傾斜部87bのような水路18a,水路18bの角部において取付けが容易ではない。即ち、このような角部に止水目地材84の凹状体88を沿わせようとすると、凹状体88に過大な引張力が生じるため、その変形の妨げとなる。
【0007】
従って、凹状体88に過大な引張力を加えて取り付けたとしても、その取付状態が不安定となり、止水性能に影響を及ぼすことになる。そこで、このような角部には、実際には予めその角部に対応する止水目地材84を所定の形状に加工しておき、これを取り付けるのが実際的である。しかしこの方法では、加工に手間がかかり、又、既存の目地部を補修するような場合には、目地部の間隔は当所から変化している場合もあるため、現場合せが必要となり、効率的な止水目地材の取付けとはならない。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、水路の角部にあっても現場にて容易に合わせることができ、安定した取付状態が維持できる止水目地材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、その軸方向に沿って断面が矩形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、水路の端部における角部を構成する第1縁と第2縁とを覆う、第1目地材と第1目地材に接続する第2目地材とを備え、第1目地材は、目地部に沿って延び、水路の内部に突出する凸状体と、凸状体の長手方向の両側に沿って延び、水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、第2目地材は、目地部に沿って延び、凸状体に接続すると共に目地部の内部に突出する凹状体と、凹状体の長手方向の両側に沿って延びると共に第1フランジに接続し、水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなるものである。
【0010】
このように構成すると、角部において凸状体又は凹状体に過大な引張力が生じない。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、コンクリートブロックの各々は、水路の上部が閉じるように構成され、第1縁は、水路の端部を構成する一対の水平縁の上方側であるとしたものである。
【0012】
このように構成すると、上部に配置された凸状体はその先端が下方に向かう。
【0013】
請求項3記載の発明は、その軸方向に沿って断面が矩形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、水路の端部における角部を構成する水平縁と垂直縁とを覆う、水平目地材と水平目地材に接続する垂直目地材とを備え、水平目地材は、目地部に沿って延び、目地部の内部に突出する第1凹状体と、第1凹状体の長手方向の両側に沿って延び、水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、垂直目地材は、目地部に沿って延び、第1凹状体に接続すると共に目地部の内部に突出する第2凹状体と、第2凹状体の長手方向の両側に沿って延びると共に第1フランジに接続し、水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなり、第1凹状体と第2凹状体とは、水路の内部に突出する凸状体を介して接続されるものである。
【0014】
このように構成すると、角部において凹状体に過大な引張力が生じない。
【0015】
請求項4記載の発明は、その軸方向に沿って断面が矩形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、水路の端部における角部を構成する水平縁と垂直縁とを覆う、水平目地材と水平目地材に接続する垂直目地材とを備え、水平目地材は、目地部に沿って延び、水路の内部に突出する第1凸状体と、第1凸状体の長手方向の両側に沿って延び、水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、垂直目地材は、目地部に沿って延び、第1凸状体に接続すると共に水路の内部に突出する第2凸状体と、第2凸状体の長手方向の両側に沿って延びると共に第1フランジに接続し、水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなり、第1凸状体と第2凸状体とは、互いの一部が重なるように接続されるものである。
【0016】
このように構成すると、角部において凸状体に過大な圧縮力が生じない。
【0017】
請求項5記載の発明は、その軸方向に沿って断面が8角形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、水路の端部における角部を構成する水平縁と傾斜縁と垂直縁とを覆う、水平目地材と水平目地材に接続する傾斜目地材と傾斜目地材に接続する垂直目地材とを備え、水平目地材は、目地部に沿って延び、水路目地部の内部に突出する第1凹状体と、第1凹状体の長手方向の両側に沿って延び、水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、傾斜目地材は、目地部に沿って延び、第1凹状体に接続すると共に水路の内部に突出する凸状体と、凸状体の長手方向の両側に沿って延びると共に第1フランジに接続し、水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなり、垂直目地材は、目地部に沿って延び、凸状体に接続すると共に目地部の内部に突出する第2凹状体と、第2凹状体の長手方向の両側に沿って延びると共に第2フランジに接続し、水路の内面に接触する一対の第3フランジとからなるものである。
【0018】
このように構成すると、傾斜面を有する角部において凹状体に過大な引張力が生じない。
【0019】
請求項6記載の発明は、その軸方向に沿って断面が8角形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、水路の端部における角部を構成する水平縁と傾斜縁と垂直縁とを覆う、水平目地材と水平目地材に接続する傾斜目地材と傾斜目地材に接続する垂直目地材とを備え、水平目地材は、目地部に沿って延び、水路の内部に突出する第1凸状体と、第1凸状体の長手方向の両側に沿って延び、水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、傾斜目地材は、目地部に沿って延び、第1凸状体に接続すると共に目地部の内部に突出する凹状体と、凹状体の長手方向の両側に沿って延びると共に第1フランジに接続し、水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなり、垂直目地材は、目地部に沿って延び、凹状体に接続すると共に目地部の内部に突出する第2凸状体と、第2凸状体の長手方向の両側に沿って延びると共に第2フランジに接続し、水路の内面に接触する一対の第3フランジとからなるものである。
【0020】
このように構成すると、傾斜面を有する角部において凸状体に過大な圧縮力が生じない。
【0021】
請求項7記載の発明は、その軸方向に沿って断面が8角形形状の水路が形成されるコンクリートブロックを隣接させ、その目地部を止水する可撓性を有する止水目地材であって、水路の端部における角部を構成する第1縁と傾斜縁と第2縁とを覆う、第1目地材と第1目地材に接続する傾斜目地材と傾斜目地材に接続する第2目地材とを備え、第1目地材は、目地部に沿って延び、水路の内部に突出する第1凸状体と、第1凸状体の長手方向の両側に沿って延び、水路の内面に接触する一対の第1フランジとからなり、傾斜目地材は、目地部に沿って延び、第1凸状体に接続すると共に水路の内部に突出する第2凸状体と、第2凸状体の長手方向の両側に沿って延びると共に第1フランジに接続し、水路の内面に接触する一対の第2フランジとからなり、第2目地材は、目地部に沿って延び、第1凸状体に接続すると共に目地部の内部に突出する凹状体と、凹状体の長手方向の両側に沿って延びると共に第2フランジに接続し、水路の内面に接触する一対の第3フランジとからなり、第1凸状体と第2凸状体とは、互いの一部が重なるように接続されるものである。
【0022】
このように構成すると、傾斜面を有する角部において凸状体に過大な圧縮力が生じない。
【0023】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明の構成において、コンクリートの各々は水路の上部が閉じるように構成され、第1縁は、水路の端部を構成する一対の水平縁の上方側としたものである。
【0024】
このように構成すると、上部に配置された凸状体はその先端が下方に向かう。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、角部において凸状体又は凹状体に過大な引張力が生じないため、角部における目地材の取付けが容易となり、形状に合わせた加工が不要となる。
【0026】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、上部に配置された凸状体はその先端が下方に向かうため、止水目地材の形状が安定する。
【0027】
請求項3記載の発明は、角部において凹状体に過大な引張力が生じないため、角部における目地材の取付けが容易となり、形状に合わせた加工が不要となる。
【0028】
請求項4記載の発明は、角部において凸状体に過大な圧縮力が生じないため、角部における目地材の取付けが容易となり、形状に合わせた加工が不要となる。
【0029】
請求項5記載の発明は、傾斜面を有する角部において凹状体に過大な引張力が生じないため、角部における目地材の取付けが容易となり、形状に合わせた加工が不要となる。
【0030】
請求項6記載の発明は、傾斜面を有する角部において凸状体に過大な圧縮力が生じないため、角部における目地材の取付けが容易となり、形状に合わせた加工が不要となる。
【0031】
請求項7記載の発明は、傾斜面を有する角部において凸状体に過大な圧縮力が生じないため、角部における目地材の取付けが容易となり、形状に合わせた加工が不要となる。
【0032】
請求項8記載の発明は、上部に配置された凸状体はその先端が下方に向かうため、止水目地材の形状が安定する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
図1はこの発明の第1の実施の形態によるコンクリートブロックの設置状態を示した概略斜視図であり、図2は図1で示したII−IIラインの断面図である。
【0034】
これらの図を参照して、その内部に水路18a,水路18bが形成されているコンクリートブロック15a,コンクリートブロック15bが、目地部16を介して隣接状態に設置されている。水路18aは横断面形状が矩形形状をしており、その端部は互いに対向状態にある第1水平縁19a,第2水平縁20aと互いに対向状態にある第1垂直縁22a,第2垂直縁23aとによって構成されている。目地部16を覆う止水目地材25は目地部16に沿うように全周に取り付けられているが、この具体的な形状については以下に説明する。
【0035】
図3は図2で示した“A”部分の拡大斜視図であり、止水目地材の部分のみを表している。図12で示したような押え板やアンカーボルト等は記載されていないが、実際にはこれらによってこの止水目地材25は水路18a,水路18bに取り付けられるものである。又、止水目地材25は、水路18aの角部に対応するその一部のみを表しているが、実際は水路18aの目地部16を全周覆うようにその端部は連続しているものである。
【0036】
図を参照して、止水目地材25は、目地部16の水平部分に沿う第1目地材29と目地部16の垂直部分に沿う第2目地材34とから構成され、これらによって水路18a,水路18bの角部が覆われている。
【0037】
止水目地材25はゴムシート等による可撓性且つ止水性能を有する板状の材料を撓ませることにより構成されている。第1目地材29は、目地部16の水平部分に沿って延び、水路18a,水路18bの内部に突出する凸状体26と、凸状体26の長手方向の両側に沿って延び、水路18a,水路18bの各々の内面に接触する一対の第1フランジ27a,第1フランジ27bとから構成されている。
【0038】
一方、第2目地材34は、目地部16の垂直部分に沿って延び、凸状体26に接続すると共に目地部16の垂直部の内部に突出する凹状体31と、凹状体31の長手方向の両側に沿って延びると共に第1フランジ27a,第1フランジ27bの各々に接続し水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第2フランジ32a,第2フランジ32bとから構成されている。
【0039】
取付け時にあっては、1枚の帯状のゴムシート等を図のように凸状体26及び凹状体31が形成されるように変形させながら水路18a,水路18bの角部に取り付ければ良い。これによって凸状体26と凹状体31との接続部分に過大な引張力が生じることがなく、安定した取付状態が維持される。そして角部を含めて止水目地材25には凸状体26及び凹状体31が連続的に形成されていることになるため、目地部16の地震等による間隔の変化等にも止水目地材25は容易に追随することが可能となり、その止水性能を維持することができる。
【0040】
図4は図2で示した“B”部分の拡大斜視図であり、図3と同様に止水目地材の一部のみの取付状態を示した概略図である。
【0041】
図を参照して、止水目地材25は目地部16の垂直部を覆う第2目地材34と、目地部16の上方の水平部を覆う第3目地材39とから構成されている。第2目地材34は図3で示した第2目地材34に接続するものであり、同一構造である。
【0042】
一方、第3目地材39は、図3で示した第1目地材29に対して上下方向に反転した対称形状を有するものである。即ち、目地部16の上部の水平部に沿って延び、水路18a,水路18bの内部に突出する凸状体36と、凸状体36の長手方向の両側に沿って延び、水路18a,水路18bの内面に接触する第3フランジ37a,第3フランジ37bとから構成されている。尚、凸状体36は凹状体31に接続され、第3フランジ37a,第3フランジ37bの各々は第2目地材34の第2フランジ32a,第2フランジ32bの各々に接続されている。
【0043】
これによって図3に示したものと同様に水路18a,水路18bの上部角部においても止水目地材25を容易に取り付けることが可能となり、又、その取付状態が安定する。尚、第3目地材39の凸状体36は下方に向かうように形成されているため、その目地部16の内部に突出するような形状に比べてその取付状態が重力的に安定する。すなわち、上部が閉じたこのような水路にあっては、水路内を満水状態として使用しないため第3目地材39に対して内部から水圧がかからないためである。
【0044】
図5はこの発明の第2の実施の形態による止水目地材の取付状態を示した斜視図であり、先の実施の形態による図3に対応した図である。
【0045】
図を参照して、水路18a,水路18bの下方部角部に取り付けられる止水目地材25は、目地部16の水平部分を覆う水平目地材44と目地部16の垂直部分を覆う垂直目地材49とから構成されている。
【0046】
水平目地材44は、目地部16の水平部分に沿って延び、目地部16の内部に突出する第1凹状体41と、第1凹状体41の長手方向の両側に沿って延び、水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第1フランジ42a,第1フランジ42bとから構成されている。一方、垂直目地材49は目地部16の垂直部分に沿って延び、第1凹状体41に接続すると共に目地部16の垂直部分の内部に突出する第2凹状体46と、第2凹状体46の長手方向の両側に沿って延びると共に第1フランジ42a,第1フランジ42bの各々に接続し、水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第2フランジ47a,第2フランジ47bとから構成されている。
【0047】
尚、水平目地材44の第1凹状体41と垂直目地材49の第2凹状体46とは、水路18a,水路18bの内部に突出する凸状体50を介して接続されている。これによって、第1凹状体41と第2凹状体46とはいずれも目地部16の内部に突出する形状であるが、凸状体50の存在によってこれらの接続部分に過大な引張力が生じることはない。その結果、水路18a,水路18bの角部であっても第1凹状体41と第2凹状体46とを連続的に形成することが可能となり、用途に応じた使い勝手が向上する。
【0048】
尚、凸状体50は水路18a,水路18bの内方側に突出する形状となるが、目地部16に対する緩衝機能を損なうことはない。
【0049】
図6はこの発明の第3の実施の形態による止水目地材の取付状態を示した斜視図であり、先の実施の形態による図4に対応した図である。
【0050】
図を参照して、水路18a,水路18bの上部角部に取り付けられる止水目地材25は目地部16の上部水平部分を覆う水平目地材54と、目地部16の垂直部分を覆う垂直目地材59とから構成されている。水平目地材54は目地部16の水平部分に沿って延び、水路18a,水路18bの内部に突出する第1凸状体51と、第1凸状体51の長手方向の両側に沿って延び、水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第1フランジ52a,第1フランジ52bとから構成されている。
【0051】
一方、垂直目地材59は、目地部16の垂直部分に沿って延び、第1凸状体51に接続すると共に水路18a,水路18bの内部に突出する第2凸状体56と、第2凸状体56の長手方向の両側に沿って延びると共に、第1フランジ52a,第1フランジ52bの各々に接続し、水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第2フランジ57a,第2フランジ57bとから構成されている。そして、水平目地材54の第1凸状体51と垂直目地材59の第2凸状体56とは、互いの一部が重なり部60において重なるように接続されている。
【0052】
これによって、第1凸状体51及び第2凸状体56のいずれも水路18a,水路18bの内方側に突出しているが、その接続部分に過大な圧縮力が生じることはない。その結果、止水目地材25の水路18a,水路18bの上部角部における取付状態が安定し又、第1凸状体51及び第2凸状体56の目地部16に対する緩衝機能を損なうことがない。又、第1凸状体51は下方に向かうように取り付けられるため、上部の目地部16に対して重力的に安定した取付状態が維持される。すなわち、上部が閉じたこのような水路にあっては、水路内を満水状態として使用しないため水平目地材54に対して内部から水圧がかからないためである。
【0053】
図7は、この発明の第4の実施の形態によるコンクリートブロックの設置状態を示した概略斜視図であり、図8は図7で示したVIII−VIIIラインの断面図である。
【0054】
これらの図を参照して、コンクリートブロック15a,コンクリートブロック15bの各々はその内部に横断面形状が8角形形状の水路18a,水路18bを有した構造である。即ち、水路18aの端部は対向する一対の第1水平縁19a,第2水平縁20aと、対向する第1垂直縁22a,第2垂直縁23aと、第1水平縁19aと第1垂直縁22aとを接続する第1傾斜縁61aと、第1垂直縁22aと第2水平縁20aとを接続する第2傾斜縁62aと、第2水平縁20aと第2垂直縁23aとを接続する第3傾斜縁63aと、第2垂直縁23aと第1水平縁19aとを接続する第4傾斜縁64aとから構成されている。止水目地材25はこのような断面形状を有する水路18に対してその目地部16を全面に覆うものである。
【0055】
図9は図8で示した“C”部分の止水目地材の取付状態を示した拡大斜視図である。
【0056】
図を参照して、水路18a,水路18bの下部角部に取り付けられる止水目地材25は、目地部16の水平部分を覆う水平目地材44と、目地部16の傾斜部分を覆う傾斜目地材68と、目地部16の垂直部分を覆う垂直目地材49とから構成されている。
【0057】
水平目地材44は、目地部16の水平部分に沿って延び、目地部16の内部に突出する第1凹状体41と、第1凹状体41の長手方向の両側に沿って延び、水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第1フランジ42a,第1フランジ42bとから構成されている。
【0058】
傾斜目地材68は、目地部16の傾斜部分に沿って延び、第1凸状体41に接続すると共に、水路18a,水路18bの内部に突出する凸状体66と、凸状体66の長手方向の両側に沿って延びると共に、第1フランジ42a,第1フランジ42bの各々に接続し、水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第2フランジ67a,第2フランジ67bとから構成されている。
【0059】
垂直目地材49は目地部16の垂直部分に沿って延び、凸状体66に接続すると共に目地部16の内部に突出する第2凹状体46と、第2凹状体46の長手方向の両側に沿って延びると共に、第2フランジ67a,第2フランジ67bの各々に接続し、水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第3フランジ70a,第3フランジ70bとから構成されている。
【0060】
水平目地材44の第1凹状体41と垂直目地材49の第2凹状体46とは、傾斜目地材68の凸状体66を介して接続されるため、これらに過大な引張力が生じる虞はない。その結果、傾斜面を含む水路18a,水路18bの角部においても安定した取付状態と止水性能を維持することが可能となる。
【0061】
図10は図8で示した“D”部分の止水目地材25の取付状態を示した拡大斜視図である。
【0062】
図を参照して、水路18a,水路18bの上部角部に取り付けられる止水目地材25は、目地部16の上部の水平部分を覆う第1目地材74と、目地部16の傾斜部分を覆う傾斜目地材78と、目地部16の垂直部分を覆う第2目地材82とから構成されている。第1目地材74は、目地部16の水平部分に沿って延び、水路18a,水路18bの内部に突出する第1凸状体72と、第1凸状体72の長手方向の両側に沿って延び、水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第1フランジ73a,第1フランジ73bとから構成されている。
【0063】
傾斜目地材78は、目地部16の傾斜部分に沿って延び、第1凸状体72に接続すると共に水路18a,水路18bの内部に突出する第2凸状体76と、第2凸状体76の長手方向の両側に沿って延びると共に第1フランジ73a,第1フランジ73bの各々に接続し、水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第2フランジ77a,第2フランジ77bとから構成されている。
【0064】
第2目地材82は、目地部16の垂直部分に沿って延び、第2凸状体76に接続すると共に目地部16の内部に突出する凹状体80と、凹状体80の長手方向の両側に沿って延びると共に第2フランジ77a,第2フランジ77bの各々に接続し、水路18a,水路18bの内面に接触する一対の第3フランジ81a,第3フランジ81bとから構成されている。尚、第1目地材74の第1凸状体72と傾斜目地材78の第2凸状体76とは、重なり部86において互いの一部が重なるように接続されている。
【0065】
このように構成することによって第1目地材74の第1凸状体72と傾斜目地材78の第2凸状体76とには過大な圧縮力が生じることがなく、又、第2目地材82の凹状体80には過大な引張力が生じる虞がない。その結果、水路18a,水路18bの上部角部においても、止水目地材25の取付状態が安定すると共にその止水性能も維持されることになる。
【0066】
又、第1目地材74の第1凸状体72は下方に向かうように形成されているため、上部の目地部16に対して重力的に安定した状態で取り付けられることになる。すなわち、上部が閉じたこのような水路にあっては、水路内を満水状態として使用しないため第1目地材74に対して内部から水圧がかからないためである。
【0067】
尚、上記の第1の実施の形態では、目地部の水平部分を覆う目地材は凸状体を有しており、垂直部分を覆う目地材は凹状体を有しているが、これらは逆に構成しても良い。
【0068】
又、上記の第2の実施の形態では、水路の下方角部に取り付ける止水目地材の構造が示されているが、この構造は水路の上方角部に適用することもできる。
【0069】
更に、上記の第3の実施の形態では、水路の上方角部に取り付ける止水目地材の構造が
示されているが、この構造は水路の下方角部に適用することもできる。
【0070】
更に、上記の第4の実施の形態では、図9に示すように目地部の下方角部の水平部分および垂直部分を覆う目地材は凹状体を有しており、傾斜部分を覆う目地材は凸状体を有しているが、これらは逆に構成しても良い。
【0071】
更に、上記の第4の実施の形態では、図9に示す止水目地材は水路の下方角部に取り付けるように構成されているが、これを水路の上方角部に取り付けても良い。
【0072】
更に、上記の第4の実施の形態では、図10に示す止水目地材は水路の上方角部に取り付けるように構成されているが、これを水路の下方角部に取り付けても良い。
【0073】
更に、上記の第3の実施の形態では、重なり部において第1凸状体が第2凸状体の中に入るように構成されているが、第2凸状体が第1凸状体の中に入るように構成しても良い。
【0074】
更に、上記の第4の実施の形態では、図10に示すようにおいて第1凸状体が第2凸状体の中に入るように構成されているが、第2凸状体が第1凸状体の中に入るように構成しても良い。
【0075】
更に、上記の各実施の形態では、水路の角部は90度又は2箇所の45度によって水平部と垂直部とが交差しているが、この交差角度は任意の角度であっても同様に本願発明を適用することができる。
【0076】
更に、上記の各実施の形態では、目地部に対して止水目地材の凹状体と凸状体とが組み合わされているが、水路の用途に応じて目地部に対していずれか一方のみで止水目地材を構成しても良い。
【0077】
更に、上記の各実施の形態では、上方が塞がれた水路に適用しているが、図11で示したような上方が開放の水路に対しても同様に適用でき、同様の効果を奏することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】この発明の第1の実施の形態による止水目地材が取り付けられるコンクリートブロックの設置状態を示した概略斜視図である。
【図2】図1で示したII−IIラインの断面図である。
【図3】図2で示した“A”部分における止水目地材の取付状態を示した拡大斜視図である。
【図4】図2で示した“B”部分における止水目地材の取付状態を示した拡大斜視図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態による止水目地材の取付状態を示した概略斜視図であって、先の実施の形態による図3に対応した図である。
【図6】この発明の第3の実施の形態による止水目地材の取付状態を示した概略斜視図であって、先の実施の形態による図4に対応した図である。
【図7】この発明の第4の実施の形態による止水目地材が取り付けられるコンクリートブロックの設置状態を示した概略斜視図である。
【図8】図7で示したVIII−VIIIラインの断面図である。
【図9】図8で示した“C”部分における止水目地材の取付状態を示した拡大斜視図である。
【図10】図8で示した“D”部分における止水目地材の取付状態を示した拡大斜視図である。
【図11】従来の止水目地材が取り付けられているコンクリートブロックの設置状態を示した概略斜視図である。
【図12】図11で示したXII−XIIラインの拡大断面図である。
【符号の説明】
【0079】
15…コンクリートブロック
16…目地部
18…水路
25…止水目地材
26,36,50,66…凸状体
27,42,52,73…第1フランジ
29,74…第1目地材
31,80…凹状体
32,47,57,67,77…第2フランジ
34,82…第2目地材
37,70,81…第3フランジ
39…第3目地材
41…第1凹状体
44,54…水平目地材
46…第2凹状体
49,59…垂直目地材
51,72…第1凸状体
56,76…第2凸状体
60,83…重なり部
68,78…傾斜目地材
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。




 

 


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