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発明の名称 旋回作業車のブーム構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−16596(P2007−16596A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2006−293360(P2006−293360)
出願日 平成18年10月27日(2006.10.27)
代理人 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
発明者 大月 博幸 / 河村 卓蔵 / 清野 英樹
要約 課題
旋回作業車のブーム構造において、ワークランプの整備性が向上するとともに、ブームシリンダの取付け部の耐久性を向上する。

解決手段
旋回可能に構成した旋回体8にブームブラケット12を設け、該ブームブラケット12にブーム6を回動可能に取付け、更に該ブーム6に回動自在にアーム5を取付け、該アーム5に作業機を具備させた旋回作業車のブーム構造において、側面視略『く』の字型に構成したブーム6の前部に、ブーム6を回動する為のブームシリンダ23の上端を枢支する取付用の左右のリブ62・62を突設し、該左右のリブ62・62間に、ブームシリンダ23の上部のロッドを回動自在に枢支する支軸63を配置し、該支軸63の上方で、該左右のリブ62・62の間に、ワークランプ61のステー64を固設し、該ステー64の上にワークランプ61を配設した。
特許請求の範囲
【請求項1】
旋回可能に構成した旋回体にブームブラケットを設け、該ブームブラケットにブームを回動可能に取付け、更に該ブームに回動自在にアームを取付け、該アームに作業機を具備させた旋回作業車のブーム構造において、側面視略『く』の字型に構成したブームの前部に、ブームを回動する為のブームシリンダの上端を枢支する取付用の左右のリブを突設し、該左右のリブ間に、ブームシリンダの上部のロッドを回動自在に枢支する支軸を配置し、該支軸の上方で、該左右のリブの間に、ワークランプのステーを固設し、該ステーの上にワークランプを配設したことを特徴とする旋回作業車のブーム構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、旋回作業車におけるブームの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、旋回作業車のブーム内の構造は知られており、アメリカ特許第5,806,313号に示されるものがある。また、ワークランプをブームに配設する場合には、ブーム側面にワークランプを配設するものである。
【特許文献1】アメリカ特許第5,806,313号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
アメリカ特許第5,806,313号に示された技術においては、配管の保護チューブがブームに一体的に構成されており、ブームの構成が複雑となる。また、ブームより取り出された油圧配管は、フレキシブルな油圧配管を介してブーム下面よりアームの上面に接続されている。このため、油圧配管を破損する可能性がある。
ブーム側面にワークランプを配設した場合には、該ワークランプが障害物等に接触しやすい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
旋回可能に構成した旋回体にブームブラケットを設け、該ブームブラケットにブームを回動可能に取付け、更に該ブームに回動自在にアームを取付け、該アームに作業機を具備させた旋回作業車のブーム構造において、側面視略『く』の字型に構成したブームの前部に、ブームを回動する為のブームシリンダの上端を枢支する取付用の左右のリブを突設し、該左右のリブ間に、ブームシリンダの上部のロッドを回動自在に枢支する支軸を配置し、該支軸の上方で、該左右のリブの間に、ワークランプのステーを固設し、該ステーの上にワークランプを配設したものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。
旋回可能に構成した旋回体にブームブラケットを設け、該ブームブラケットにブームを回動可能に取付け、更に該ブームに回動自在にアームを取付け、該アームに作業機を具備させた旋回作業車のブーム構造において、側面視略『く』の字型に構成したブームの前部に、ブームを回動する為のブームシリンダの上端を枢支する取付用の左右のリブを突設し、該左右のリブ間に、ブームシリンダの上部のロッドを回動自在に枢支する支軸を配置し、該支軸の上方で、該左右のリブの間に、ワークランプのステーを固設し、該ステーの上にワークランプを配設したので、ワークランプの整備性が向上するとともに、ブームシリンダの取付け部の耐久性を向上できる。
また、前記ステー64はリブ62・62間に配設されるとともに、該リブ62・62に固設されている。ステー64はリブ62の中央の低応力部に固設されるものである。これにより、リブ62・62による支軸63の支持剛性を向上させているものである。
さらに、ワークランプ61は左右をリブ62・62により保護されるため、該ワークランプ61の耐久性を向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は旋回作業車の全体構成を示す側面図、図2はブーム側面図、図3は同じく背面図、図4は配管の係止構成を示す側面図、図5はブーム下部隔壁の構成を示す後面図、図6は同じく側面断面図、図7は保護筒の構成を示す側面図、図8は止め具の当接部の構成を示す平面図、図9は同じく側面図、図10は同じく底面図、図11は止め具の固定部の構成を示す平面図、図12は当接部を接続する固定部端部の構成を示す平面図、図13は止め具の固定部の構成を示す側面図、図14はワークライトの配置構成を示す側面一部破断面図、図15は同じく前面図である。
【0007】
まず、本発明の作業車両として、クローラ式走行装置を搭載した旋回作業車の構成について説明する。図1において、旋回作業車は、クローラ式走行装置1の上部中央に旋回台軸受7を配置し、該旋回台軸受7により旋回体8を左右旋回可能に軸受支持することによって構成されている。該クローラ式走行装置1の前後一端部において、排土板10を上下回動自在に配設している。
【0008】
旋回体8の上方にはエンジンを被覆するボンネット15とキャビネット21が配設されている。旋回体8の前端部へ左右回動自在に取り付けられたブームブラケット12には、ブーム6の下端部が上下回動自在に枢支されている。該ブーム6の先端部はアーム5の基部が枢支されており、該アーム5の先端部にはバケット4等のアタッチメント機器が装着されるものである。
【0009】
ブーム6は側面視、略『く』の字型に構成されている。ブームシリンダ23の下端はブームブラケット12に回動自在に枢支されており、該ブームシリンダ23を伸縮することにより、ブーム6をブームブラケット12に対して回動するものである。ブーム6の上部にはアームシリンダ25が配設されており、該アームシリンダ25の伸縮によりアーム5がブーム6に対して回動するものである。アーム5の基部にはバケットシリンダ24が配設されており、該バケットシリンダ24の先端にはリンク機構を介して、バケット4が接続されている。該バケット4は、アーム5の先端部において回動自在に枢支されており、バケットシリンダ24の伸縮により、アーム5に対して回動するものである。旋回体8の後部にはカウンタウェイト31が配設されるものである。
【0010】
次に、ブーム6の構成について図2乃至図4を用いて説明する。ブーム6内には保護筒41が配設されており、該保護筒41内に油圧配管が配設されるものである。ブーム6内の隔壁6b・6cには、円形の開口部が設けられており、該開口部に保護筒41が挿入されるものである。ブーム6の基部に設けられた隔壁6bの開口部には保護筒41より小さい径のストッパが配設されており、該ストッパに保護筒41の下端が当接する。これにより、保護筒41を規制するものである。
【0011】
ブーム6の中央部には隔壁6cが設けられており、保護筒41の隔壁6c近傍には防振部材41bが装着されている。該防振部材としては、保護筒41の外周面に装着されるゴム製のチューブを用いることが可能である。保護筒41は防振部材41bを介して隔壁6cに当接するため、保護筒41が振動などによる衝撃を受けにくい構成となっている。そして、保護筒41が防振部材41bを介して安定的に保持され、保護筒41の配置位置においてズレの発生を抑制できるものである。
【0012】
保護筒41の上端には、止め具43が当接しており、保護筒41を係止するものである。止め具43はブーム6の中央部上面に固設されており、上方より保護筒41に当接して、該保護筒41を固定するものである。保護筒41の下部を隔壁6bに設けたストッパ、該保護筒41に装着した防振部材41bおよび保護筒41上端に当接する止め具43により固定するため、保護筒41自体には強度が求められない。このため、該保護筒41を塩化ビニルなどの軽量かつ安価な材質により構成することが可能となる。さらに、保護筒41を軽量に構成することにより、油圧配管保護の構成を容易に組み立てることが可能となり、油圧配管の整備性が向上する。
【0013】
ブーム6の中央部上面(背面)には開口部46が設けられており、該開口部46が保護筒41の上端の上方に位置するものである。前記開口部46は油圧配管の取り出し口となるものである。油圧配管44はブーム6の下部に下方より導入され、保護筒41内を介して開口部46よりブーム6の上面に導入されるものである。開口部46はアームシリンダ25の基部を支持するブラケット45・45間のブーム6の上面に設けられている。これにより、ブーム6の上面より外にでた油圧配管44をブラケット45・45およびアームシリンダ25により保護することが可能となる。
【0014】
ブーム6の開口部46の前方には、ブーム6の上面(背面)に固設された保護カバー47が配設されており、開口部46より取り出された油圧配管44は保護カバー47とブーム6上面の間に配設されるものである。油圧配管44は保護カバー47およびブーム6により保護されるとともに、保護カバー47上にアームシリンダ25が配設される。これにより、油圧配管44が障害物に接触し破損することがない。保護カバー47より延出された油圧配管44はアーム5の上面を介して、バケットシリンダ24もしくはアーム5の先端に取り付けられるバケット等のアタッチメント機器に油圧を供給するものである。すなわち、油圧配管44はブーム6の下部においては、保護筒41により保護されており、ブーム6の上部においては、開口部46からブーム6の先端までは、油圧配管44が保護カバー47により保護されるものである。なお、油圧配管44にはPTO配管等が含まれるものである。
【0015】
次に、図5および図6を用いてブーム6下部内に構成される隔壁6bについて説明する。隔壁6bはブーム6の延出方向に直交する方向に配設されている。隔壁6bには円形の開口部51が設けられており、該隔壁6bの下面には開口部51より内径の小さいリング52が固設されている。リング52の内径は保護筒41の内径と同じか、小さく構成されており、保護筒41が該リング52の上面に当接する構成となっているものである。
【0016】
次に、保護筒41の構成について図7を用いて説明する。保護筒41は中空構造になっており、該保護筒41の外周に前記の防振部材41bが装着されている。防振部材41bの固定方法としては、該防振部材41bの内面に接着剤を塗布し、保護筒41の外側面に接着することが可能である。保護筒41内には複数本の油圧配管44が配設されるものであり、該保護筒41内の空間は、油圧配管44が摺動可能に複数本の油圧配管44を配設した場合においても空間が残るように構成されている。これにより、保護筒41により油圧配管44を保護するとともに、保護筒41内において、油圧配管44が摺動可能となり、円滑なブーム6およびアーム5の回動を実現可能である。
【0017】
次に、止め具43の構成について、図8乃至図13を用いて説明する。止め具43は固定部43bおよび当接部43cにより構成されている。固定部43をブーム6の上面に固設し、該固定部43bの上端に当接部43cを固設するものである。当接部43cは固定部43bより保護筒41側に延出されており、当接部43cの下端が保護筒41の上端に当接するものである。当接部43cの下端は保護筒41に垂直に当接するように屈曲されている。このため、止め具43により保護筒41を安定的に保持できるものである。ブーム6の上面に固定部43bを固設した後に、当接部43cを該固定部43bに固設し、保護筒41を係止するので、該保護筒41は当接部43cの取り外しにより、ブーム6より取り外すことができる。このため、保護筒41の配置が容易であり、該保護筒41内に配設される油圧配管44を含め、整備を容易に行うことができる。
【0018】
次に、ブーム6の中央下面に配設されたワークランプの構成について、図14および図15を用いて説明する。ワークランプ61はブームシリンダ23のロッド先端が接続されたリブ62・62間に配設されているものである。リブ62・62間にはブームシリンダ23のロッドを回動自在に枢支する支軸63が固設されている。該支軸63にはステー64が固設されており、ステー64の上にワークランプ61が配設されている。前記ステー64はリブ62・62間に配設されるとともに、該リブ62・62に固設されている。ステー64はリブ62の中央の低応力部に固設されるものである。これにより、リブ62・62による支軸63の支持剛性を向上させているものである。さらに、ワークランプ61は左右をリブ62・62により保護されるため、該ワークランプ61の耐久性を向上できる。
【0019】
以上の如く、旋回可能に構成した旋回体へ、回動可能に取付けられたブームと該ブームへ回動自在に取付けられたアームとを有する作業機を備えた旋回作業車のブーム構造において、ブーム内に組立式の油圧ホース用保護筒を挿設したので、保護筒の組立性が向上するとともに、配管のメンテナンス性を維持することができる。さらに、油圧配管を保護することにより、耐久性を向上できる。さらに、容易な構成により、油圧配管を保護できるので、作業機の軽量化を行える。
【0020】
また、ブーム背面のアームシリンダ基端部を支持するブラケットの間に、油圧ホース取出口を設けて、該取出口に油圧ホース保護筒用係止具の取付座を設けたので、油圧配管を保護する部材の組立性が向上するとともに、配管のメンテナンス性を維持することができる。さらに、油圧配管を保護することにより、耐久性を向上できる。さらに、容易な構成により、油圧配管を保護できるので、ブームおよびアームにより構成される作業機の軽量化を行える。
【0021】
また、ブーム背面の油圧ホース取出口からバケットシリンダにいたる油圧ホースまたは、PTO配管の保護カバーを、ブーム背面のホース取出口からブーム先端部の間に設けたので、油圧配管の耐久性を向上できるとともに、作業機の外観美を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】旋回作業車の全体構成を示す側面図。
【図2】ブーム側面図。
【図3】同じく背面図。
【図4】配管の係止構成を示す側面図。
【図5】ブーム下部隔壁の構成を示す後面図。
【図6】同じく側面断面図。
【図7】保護筒の構成を示す側面図。
【図8】止め具の当接部の構成を示す平面図。
【図9】同じく側面図。
【図10】同じく底面図。
【図11】止め具の固定部の構成を示す平面図。
【図12】当接部を接続する固定部端部の構成を示す平面図。
【図13】止め具の固定部の構成を示す側面図。
【図14】ワークライトの配置構成を示す側面一部破断面図。
【図15】同じく前面図。
【符号の説明】
【0023】
4 バケット
5 アーム
6 ブーム
10 排土板
41 保護筒
43 止め具
44 油圧配管
46 開口部
45 ブラケット
61 ワークランプ
62 リブ
64 ステー




 

 


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