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発明の名称 複合窓の排水構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−132040(P2007−132040A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2005−324794(P2005−324794)
出願日 平成17年11月9日(2005.11.9)
代理人 【識別番号】100083851
【弁理士】
【氏名又は名称】島田 義勝
発明者 前田 禎浩
要約 課題
複合窓の木の結露対策に優れたに排水構造を提供し、迅速に結露水を排水することができる複合窓の排水構造を提供することを目的とする。

解決手段
複合窓としての引違い窓の内障子1及び外障子2の各ガラス12、22の室内面に発生する結露水等に対する排水構造は、前記各室外側框10、20を構成する各下框10A、20Aの室内面に沿って配置される排水路3と、この排水路3の少なくとも一端側であって、且つ、前記各室外側框10、20の竪框を構成する戸先框10B、20B又は/及び召合框10Cに形成された排水開口4と、この排水開口4に通された前記排水路3の端部が前記戸先框10B、20B又は/及び召合框10Cに臨むことにより形成される排水流下路5からなる。
特許請求の範囲
【請求項1】
室外側框と、その室内側面に取付けられた天然木等の木材の室内側框材と、前記室外側框に固着されたガラスからなる複合窓に設けられた排水構造において、
該排水構造は、前記室外側框の下框の室内面に沿って配置される排水路と、この排水路の少なくとも一端側の前記室外側框の竪框に形成された排水開口と、この排水開口に通された前記排水路の端部が前記竪框に臨むことにより形成される排水流下路からなることを特徴とする複合窓の排水構造。
【請求項2】
前記排水路は前記下框の室内面と室内側框材間に配置される緩衝材によって形成されていることを特徴する請求項1に記載の複合窓の排水構造。
【請求項3】
前記排水路の端部は、前記排水開口から前記竪框の内側に向って延在され、前記竪框の一部に接していることを特徴とする請求項1に記載の複合窓の排水構造。
【請求項4】
前記ガラスはシーリングにより前記室外側框に固着されていること特徴とする請求項1に記載の複合窓の排水構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミ木複合サッシ等の複合窓に用いられる排水構造に関する。
【背景技術】
【0002】
障子の室外側をアルミ形材で構成し、室内側をアルミ形材に天然木等の木と複合させた複合窓が従来から知られている。
この複合窓は、アルミ形材の耐久性、耐候性に加えて、天然木の質感を感じ取ることができ、室内の家具との調和を図ることができるという特徴の他、室外側のアルミ形材はその熱伝導率は高いが、室内側の木の熱伝導率が低いという構成から断熱サッシとしての特徴がある。
即ち、室内側の暖められた空気が、外気で冷されたアルミ形材に直接に接することがないことから、有効な結露対策を施した断熱サッシとなっている。
しかし、窓のガラス部分が占める面積は広く、ここに複層ガラスを用いても、結露の防止に必ずしも十分なものとは言い難いのが実情である。
特に複合窓においては、結露水が木に与える影響が懸念される。
このような課題を解決するための一手段として、特許文献1には複層ガラスとガラスビードの間に圧入される結露水排出部材が開示されている。
【特許文献1】特開平6−346667号公報(図4)
【0003】
この特許文献1によれば、この結露水排出部材により、簡易且つ確実に水抜き孔を形成し得るものであるとされている。
しかし、この部材は高さを18mmとした細幅縦長の小さいもので、それ自体、取扱いに注意が必要である。
また、ガラスビードを用いるガラス納め以外の構造、例えばシーリングの場合には結露水排出部材を差込めないという問題があった。
【0004】
特にアパート、マンション等の高層建物では、シーリング仕様の窓が多いのが現状であるが、それらの開口部に取付ける窓にも結露水に対応できる複合窓が要望されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本願では複合窓の木の結露対策に優れた排水構造を提供し、迅速に結露水を排水することができる複合窓の排水構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
室外側框と、その室内側面に取付けられた天然木等の木材の室内側框材と、前記室外側框に固着されたガラスからなる複合窓に設けられた排水構造において、
該排水構造は、前記室外側框の下框の室内面に沿って配置される排水路と、この排水路の少なくとも一端側の前記室外側框の竪框に形成された排水開口と、この排水開口に通された前記排水路の端部が前記竪框に臨むことにより形成される排水流下路からなる複合窓の排水構造とした(請求項1に記載の発明)。
【0007】
室外側框は通常、アルミ形材であるが、これに限定されることはなく耐久性、耐候性に備えた金属であればよい。
ガラスは複層ガラスでも単体ガラス、その他のものでもよく、またガラスに限定されず透明、半透明、その他の合成樹脂板でもよい。
【0008】
なお、複合窓の取付け態様としては内外障子からなる引違窓が典型例であるが、これに限定されるものではなく、Fix窓、上げ下げ窓、片引き窓、辷り出し窓等でもよい。
以上のような排水構造では、複合窓の天然木等の室内側框材が結露水等で濡れることを避けることができ、結露対策に優れた排水構造となっている。
【0009】
上記発明において、前記排水路は前記下框の室内面と室内側框材間に配置される緩衝材によって形成されていることを特徴する(請求項2に記載の発明)。
この発明によれば、緩衝材を有効に利用することができる排水構造となっている。
【0010】
上記発明において、前記排水路の端部は前記排水開口から前記竪框の内側に向って延在され、前記竪框の一部に接していることを特徴とする(請求項3に記載の発明)。
この発明によれば、結露水等が竪框に沿って流下することになり、竪框を排水流下路とすることができる。
【0011】
前記ガラスはシーリングにより前記室外側框に固着されていること特徴とする(請求項4に記載の発明)。
本発明は、特にシーリングによるガラス納めの複合窓に用いられことで効果を奏する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、複合窓の天然木等の室内側框材が結露水等で濡れることを避けることができ、結露対策に優れた排水構造となっている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明に係る排水構造を備えた複合窓の実施形態を図面に基いて説明する。
図1は複合窓の正面図、図2は同中央断面図、図3は同中央横断面図、図4は複合窓の外障子の斜視図、図5及び図6は複合窓の室外側框に対する室内側框材の取付方法の説明図、図7は複合窓の排水構造の要部を示した切欠斜視図、図8は同排水構造の作用説明図である。
これらの各図において、同一の構成は同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0014】
図1〜図4に図示したように複合窓としての引違い窓の内障子1及び外障子2は、それぞれアルミ形材の室外側框10、20と、その室内側面に取付けられた天然木等の木材の室内側框材11、21と、前記室外側框10,20に固着されたガラス12、22を備えている。
前記ガラス12、22の室内面に発生する結露水等に対する排水構造は、前記各室外側框10、20を構成する各下框10A、20Aの室内面に沿って配置される排水路3と、この排水路3の少なくとも一端側であって、且つ、前記各室外側框10、20の竪框を構成する戸先框10B、20B又は/及び召合框10Cに形成された排水開口4と、この排水開口4に通された前記排水路3の端部が前記戸先框10B、20B又は/及び召合框10Cに臨むことにより形成される排水流下路5からなる。
【0015】
前記内障子1及び外障子2は略同一に構成されているので、内障子1及びその排水構造を外障子2に代表させて説明する。
前記内障子1の室外側框10は上下框10A、10D、戸先框10B及び召合框10Cから構成され、複層ガラス12がシーリングにより前記室外側框10に納められている。
前記室外側框10の各框10A〜10Dに対して室内側框材11を構成する上下框材及び左右の竪框材11A〜11Dがそれぞれ着脱自在に取付けられている。
即ち、図5に示したように、室外側框10の上下框10A、10Dに対し室内側框材11の上下框材11A、11Dがそれらの裏面に固定されるフック枠部110及び上下框10A、10Dに取付けられた緩衝材6を介して着脱自在に取付けられ、また図6に示したように、戸先框10B及び召合框10Cに対し、室内側框材11の左右竪框材11B、11Cがそれらの裏面に固定された係合部111及び止着部112を介して着脱自在に取付けられている。
【0016】
なお、前記外障子2の召合框20Cにはこれに対応する室内側框材の竪框材は取付けられていない(図3参照)。
符号「7」及び「8」はクレセント及びクレセント受けである。
【0017】
以上のように構成された複合窓では、傷が付き易い天然木等の室内側框材11の各框材11A〜11Dが全て交換可能になっている。
また、ガラス12は室外側框10に固着されているのでガラス12を外さずに室内側框材11の各框材11A〜11Dを交換できる。
また、前記上下框材11A、11Dの裏面に固定されるフック枠部110を利用し、また左右框材11B、11Cの裏面に固定された係合部111及び止着部112を利用することにより、アルミ形材の室外側框10と木材の室内側框材11間に隙間9を形成することができ、断熱性能の向上が図られている。
また、室内側框材11の各框材11A〜11Dがそれぞれ隣接する突合部は「あいじゃくり」となっており、各隣接個所に隙間ができてもその裏側が見えないようになっている。
さらに、上下框材11A、11Dの端部を斜め加工とすることで左右の竪框材11B、11Cとの隙間を目立たないようにしている、等の特徴を備えている。
【0018】
前記各障子1、2の各ガラス12、22は複層ガラスが用いられているが、これに限定されるものではなく単体のガラス板でもよい。
また、前記複層ガラス12、22は室外側框10、20にシーリングされているが、ガラスビードを用いるガラス納めでもよい。
【0019】
前記内障子1の排水路3は、前記ガラス12の室内面等で発生して流下してくる結露水を受けるもので、図2及び図7に示したように室外側框10の下框10Aの室内面の上部に沿って取付けられて、室内側框材11の下框材11Aを安定的に取付けるための緩衝材6により構成されている。
該緩衝材6は、室外側框10の戸先框10B及び召合框10C間に延在する長尺状のもので、前記下框10Aの室内面上部に係止される係止部60と、前記下框材11Aの上部に当接される当接部61と、当接部61の上端から前記係止部60の上端にかけて、カーブが付けられて略L字状に形成された排水部62からなる。
かかる緩衝材6は、防水性を備えていればどのような材質のものでもよく、例えばゴム、塩化ビニル、その他の合成樹脂等から構成されている。
前記緩衝材6は、その係止部60が前記下框10Aの室内面の上部から水平方向に突出して形成されている取付ヒレ10aに圧着され(図8参照)、係止部60の上端60a、即ち、排水部62の下端が下框10Aの室内面の上端10bと略同一の平面をなすように取付けられている。
前記緩衝材6の各端部63はそれぞれ排水開口4から戸先框10B及び召合框10C(以下、戸先框10B等ともいう)の内側に臨むように配置されている。
なお、前記緩衝材6の各端部63をさらに戸先框10B等の内側に向って延在させ、戸先框10B等の一部に当接させるようにしてよい(図8参照)。
【0020】
前記排水開口4は、前記緩衝材6の結露水等を前記排水流下路5に向けて引入れる開口であって、前記戸先框10Bと竪框材11B間の上下方向に沿って形成される隙間9、召合框10Cと竪框材11C間の上下方向に沿ってに形成される隙間9を、それぞれ竪框緩衝材10Eにより前記緩衝材6の当接部61の上端に接する位置まで塞ぐことにより形成される(図7参照)。
【0021】
前記排水流下路5は、前記排水開口4から前記緩衝材6の端部63に流れてきた結露水等を木材の竪框材11B等に濡れさせることなく下方に流下させるもので、前記緩衝材6の端部63が臨む戸先框10B等と竪框材11B等の間の隙間9により形成される。
また前記緩衝材6の端部63を戸先框10B等の一部に当接させ、且つ、前記係止部60が前記戸先框10B等の面等に略接するように配置するようにして形成してもよい。
【0022】
前記排水流下路5からの結露水は、後述するように複合窓の下枠に形成された排水孔等を介して室外に排水される(図8参照)。
【0023】
前記外障子2の排水路3、排水開口4及び排水流下路5は、上記内障子1の排水路3、排水開口4及び排水流下路5と略同一に形成されているが、その召合框20Cには、排水開口4及び排水流下路5が形成されていない。即ち、外障子1の排水路3の一端は召合框20Cによって塞がれているので、ガラス面からの結露水等は排水路3から戸先框20Bの排水開口4に向って流出する。
【0024】
次に図8に基づいて前記排水構造の作用を説明する。
図8の下部図、即ち、要部縦断面図に示したように、前記内障子1のガラス面に発生した結露水等は、前記ガラス12の室内面の下端のシール部12Aから緩衝材6に流下し、左右何れかの排水開口4に流下する。
その際、前記緩衝材6の当接部61が下框材11Aに対する堤防となり、天然木等の結露水の影響を避けることができる。
図8の上部図、即ち、要部横断面図に示したように、前記排水開口4から流下する結露水等は、前記緩衝材6の一端側から排水流下路5となる前記戸先框10Bの側面に導かれて下方に流下する。
そして、図8の下部図のように、下枠、レールなどに形成された排水孔から外部に排出される。
【0025】
以上の排水構造を備えた複合窓によれば、次のような効果を奏する。
1. 緩衝材6を排水路に兼用させることで、ガラスビードによるガラス納めの複合窓に加え、特にシーリングによるガラス納めの複合窓に適した排水構造となっている。
2. 前記緩衝材6の当接部61が天然木等の下框材に対する保護部となり、天然木等の結露水の影響を避けることができる。
3. 前記緩衝材6の端部63の排水部62が前記戸先框10B等の竪框の側面等に接触している場合には、結露水が竪框に導かれて下方に流下することから、天然木等に対する結露水の影響を避けることができると共に、迅速に排水させることができる。
4. 傷が付き易い天然木等の室内側框材11の各框材11A〜11Dが全て交換可能になっている。
5. ガラス12は室外側框10に固着されているのでガラス12を外さずに室内側框材11の各框材11A〜11Dを交換できる。
6. 前記上下框材11A、11Dの裏面に固定されるフック枠部110を利用し、また左右框材11B、11Cの裏面に固定された係合部111及び止着部112を利用することにより、アルミ形材の室外側框10と木材の室内側框材11間に隙間9を形成することができ、断熱性能の向上が図られている。
7. 室内側框材11の各框材11A〜11Dがそれぞれ隣接する突合部は「あいじゃくり」となっており、各隣接個所に隙間ができてもその裏側が見えないようになっている。
8. 上下框材11A、11Dの端部を斜め加工とすることで左右の竪框材11B、11Cとの隙間を目立たないようにしている。
【0026】
上記実施形態では排水路3として緩衝材6を用いたが、この緩衝材6に兼用させることなく緩衝材と同様なアタッチ材を排水路3としてもよい。
また、室外側框の一部を加工すれば、召合框20Cに排水開口4と排水流下路5を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】複合窓の正面図、
【図2】図2は同中央断面図、
【図3】図3は同中央横断面図、
【図4】複合窓の外障子の斜視図、
【図5】複合窓の室外側框に対する室内側框材の取付方法の説明図、
【図6】複合窓の室外側框に対する室内側框材の取付方法の説明図、
【図7】複合窓の排水構造の要部を示した切欠斜視図、
【図8】同排水構造の作用説明図である。
【符号の説明】
【0028】
1 内障子 10 室外側框
11 室内側框材 12 ガラス
10A 下框 10B 戸先框
10C 召合框 10D 上框
10E 竪框緩衝材
10a 取付ヒレ 10b 上端
11A〜11D 各框材

2 外障子 20 室外側框
21 室内側框材 22 ガラス
20A 下框 20B 戸先框
20C 召合框

3 排水路
4 排水開口
5 排水流下路
6 緩衝材 60 係止部
61 当接部 62 排水部
60a 上端 63 端部

7 クレセント
8 クレセント受け
9 隙間

110 フック枠部 111 係合部
112 止着部




 

 


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