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発明の名称 スイングドアの開閉補助機構
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−63789(P2007−63789A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−248671(P2005−248671)
出願日 平成17年8月30日(2005.8.30)
代理人 【識別番号】100119644
【弁理士】
【氏名又は名称】綾田 正道
発明者 古家 嘉
要約 課題
急な下り坂でも全開状態を維持させることができると共に、開閉操作を容易かつスムーズに行うことができるスイングドアの開閉補助機構の提供。

解決手段
連結部材101の支軸3から略水平方向に突出形成された水平アーム83の先端側に該水平アーム83を押す方向に付勢することによりスイングドア2の開閉力を補助するガスステー81におけるピストンロッド81bの先端側が回動可能に連結されると共にガスステー81におけるシリンダ81aの基部側がブラケット82を介して車体102側に回動可能に連結され、ガスステー81による押圧力がスイングドア2の全開時と全閉時のほぼ中間時点において、ガスステー81におけるブラケット82との軸支部Q1と、ガスステー81における水平アーム83との軸支部Q2と、連結部材101の回動中心となる支柱3の軸心Q3とを繋ぐ線Lが直線状になるように構成される。
特許請求の範囲
【請求項1】
車体の側面に設けられた乗降口の縁部に基端側が回動可能に連結された連結部材の他端側がスイングドアに回動可能に連結され、前記スイングドアに先端側が回動可能に連結されたリンクの基端側が前記車体に回動可能に連結されることにより、前記連結部材の基端側と前記リンクの基端側の少なくとも2点を中心として前記連結部材と前記リンクとがそれぞれ前記車体に対して回動することにより前記車体の側面に沿って車体前後方向に移動して前記乗降口を開閉する構造のスイングドアであって、
前記スイングドアの開閉力を補助する押圧付勢手段の先端側が前記連結部材を押す方向に付勢しつつ該連結部材に回動可能に連結されると共に基端側が前記車体に対し回動可能に連結され、
前記押圧付勢手段による押圧力が前記スイングドアの開閉途中において開く方向に作用する領域と閉じる方向に作用する領域とが切り替わるように構成されていることを特徴とするスイングドアの開閉補助機構。
【請求項2】
前記押圧付勢手段による押圧力が前記スイングドアの全開側では該スイングドアを開く方向に作用し、全閉側では該スイングドアを閉じる方向に作用するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスイングドアの開閉補助機構
【請求項3】
前記押圧付勢手段がガスステーで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスイングドアの開閉補助機構。
【請求項4】
前記スイングドアの全開時と全閉時の中間時点において、前記押圧付勢手段の基端側が回動可能に連結される前記車体との軸支部と、前記押圧付勢手段の先端側が回動可能に連結される前記連結部材との軸支部と、前記連結部材の基端側が回動可能に連結される前記車体との軸支部との配置が直線状になるように構成されることにより、前記押圧付勢手段による押圧力が前記スイングドアの開閉途中において開く方向に作用する領域と閉じる方向に作用する領域とが切り替わるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスイングドアの開閉補助機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロバス等に適用されるスイングドアの開閉補助機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、マイクロバス等にはスイングドアが設けられている。このスイングドアは、一般的に連結部材を介して車体に支持されている。
【0003】
この連結部材は、一端側が車体の左側面に設けられた乗降口の後方側縁部を構成している後方側ピラーに回動可能に取り付けられて、他端側がスイングドアに回動可能に取り付けられており、一端側を中心として他端側が回動することにより、スイングドアを車体の側面に沿って車体前後方向に移動させて乗降口を開閉させている。
そして、このようなスイングドアを備えた車両には、スイングドアを全開位置で保持するために開保持装置が設けられている。
【0004】
この開保持装置は、車体後方側ピラーの乗降口側部下部に設けられた挿通穴と、挿通穴を外側から覆って乗降口側部下部に設けられたキャッチャーと、連結部材の上側に設けられてキャッチャーを通過するチェッカーと、連結部材の下側にチェッカーと離間して設けられたストッパーとを備えた構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2005−59761号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の従来のスイングドア開保持装置は、単にスイングドアの全開状態を保持させるものであったため、急な下り坂でもスイングドアが閉じないように、開保持力を強く設定しておく必要があり、このため、全開状態からスイングドアを閉じる初期段階では大きな力が必要であると共に、開保持状態が解除されるとその反動でスイングドアが閉じ方向に急激に動きだすことになる。従って、スムーズな閉じ操作が行えないという問題があった。
【0007】
また、スイングドアの開方向では、開保持装置によりスイングドアを全開位置で保持させるために、全開時に意識的に強く押す操作が必要で、操作が面倒であるという問題がある。
【0008】
本発明は、上述のような従来の問題点に着目して成されたもので、急な下り坂でも全開状態を維持させることができると共に、開閉操作を容易かつスムーズに行うことができるスイングドアの開閉補助機構を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するために、本願請求項1に記載のスイングドアの開閉補助機構は、車体の側面に設けられた乗降口の縁部に基端側が回動可能に連結された連結部材の他端側がスイングドアに回動可能に連結され、前記スイングドアに先端側が回動可能に連結されたリンクの基端側が前記車体に回動可能に連結されることにより、前記連結部材の基端側と前記リンクの基端側の少なくとも2点を中心として前記連結部材と前記リンクとがそれぞれ前記車体に対して回動することにより前記車体の側面に沿って車体前後方向に移動して前記乗降口を開閉する構造のスイングドアであって、前記スイングドアの開閉力を補助する押圧付勢手段の先端側が前記連結部材を押す方向に付勢しつつ該連結部材に回動可能に連結されると共に基端側が前記車体に対し回動可能に連結され、前記押圧付勢手段による押圧力が前記スイングドアの開閉途中において開く方向に作用する領域と閉じる方向に作用する領域とが切り替わるように構成されていることを特徴とする手段とした。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載のスイングドアの開閉補助機構では、上述のように、スイングドアの開閉力を補助する押圧付勢手段の先端側が前記連結部材を押す方向に付勢しつつ該連結部材に回動可能に連結されると共に基端側が前記車体に対し回動可能に連結され、前記押圧付勢手段による押圧力が前記スイングドアの開閉途中において開く方向に作用する領域と閉じる方向に作用する領域とが切り替わるように構成され、押圧付勢手段による押圧力がスイングドアの開閉途中において開く方向に作用する領域と閉じる方向に作用する領域とが切り替わるように構成されることにより、スイングドアの開閉操作の際に、この切り替わりポイントを開き方向に過ぎると、押圧付勢手段による押圧力がスイングドアを開く方向に作用するため、それ以後はスイングドアを全開まで楽に操作することができ、かつ、全開状態に維持させることができる。
【0011】
従って、スイングドアを全開させる操作が容易になると共に、急な下り坂でも全開状態を維持させることができるようになる。
また、全開状態で固定されているわけではないので、全開状態からスイングドアを閉じる操作も容易かつスムーズに行うことができるようになる。
【0012】
また、スイングドアの開閉操作の際に、この切り替わりポイントを閉じ方向に過ぎると、押圧付勢手段による押圧力がスイングドアを閉じる方向に作用するため、それ以後はスイングドアを全閉まで楽に操作することができ、かつ、全閉状態に維持させることができる。
従って、スイングドアを全閉させる操作が容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0014】
この実施例のスイングドアの開閉補助機構は、請求項1〜4に記載の発明に対応する。
図1はこの実施例のスイングドアの開閉補助機構が適用されたマイクロバスの車室内側から見た側面斜視図、図2は実施例のスイングドアの開閉補助機構を示す全閉状態の横断平面図、図3は実施例のスイングドアの開閉補助機構を示す開閉途中の横断平面図、図4は実施例のスイングドアの開閉補助機構を示す全開状態の横断平面図である。
【0015】
この実施例のスイングドアの開閉補助機構が適用されるマイクロバス1の車体102には、左側面121に乗降口122と乗降口122を開閉するスイングドア2が設けられており、このスイングドア2は連結部材101を介して車体102に支持されている。
【0016】
この連結部材101は、車体102とスイングドア2の中間部21とを連結しており、車体102とスイングドア2とに設けられた一対の支柱3、4と、両支柱3、4を上下で連結した一対のアーム5、6とから構成されている。
【0017】
支柱3、4は上下に延在して形成されており、車体102側の支柱3が本発明にかかる連結部材101の一端側を構成し、ドア2側の支柱4が連結部材101の他端側を構成している。
【0018】
そして、車体102側の支柱3は、車体102の左側面121の内側において乗降口122の後方側縁部を構成している後方側ピラー123で起立しており、支柱3の上下端部31、32が、後方側ピラー123に設けられたブラケット33、34に回動可能に取り付けられている。
【0019】
またスイングドア2側の支柱4は、スイングドア2の中間部21の内側において窓枠22より下側で起立しており、支柱4の上下端部41、42が、中間部21に設けられたブラケット43、44に回動可能に取り付けられている。
【0020】
一方、両アーム5、6は中間部が車内側へ湾曲して形成されている。上側アーム5は、両端部51、52が車体102側の支柱3の上部とスイングドア2側の支柱4の上部とに固着されて両支柱3、4の上部を連結している。また下側アーム6は、両端部61、62が車体102側の支柱3の下部とスイングドア2側の支柱4の下部とに固着されて両支柱3、4の下部を連結している。
【0021】
従って、連結部材101は、車体102側の支柱3が後方側ピラー123にブラケット33、34を介して回動可能に取り付けられていると共にスイングドア2側の支柱がスイングドア2の中間部21にブラケット43、44を介して回動可能に取り付けられており、両支柱3、4に両アーム5、6が連結していることによりスイングドア2を車体102に支持させることが可能となっている。
【0022】
また、スイングドア2の閉じ方向側端部下面に対し先端側がブラケット71を介し回動可能に連結されたリンク7の基端側が、スイングドア2の全閉時(図1、2参照)においてスイングドア2に対するリンク7aの先端側連結部よりスイングドア2の開方向に離れた位置にブラケット72を介して回動可能に連結されると共に、スイングドア2の開き方向側端部下面に対し先端側がブラケット73を介し回動可能に連結されたリンク7bの基端側が、スイングドア2の全閉時(図1、2参照)においてスイングドア2に対するリンク7bの先端側連結部よりスイングドア2の開方向に離れた位置にブラケット74を介して回動可能に連結されることにより、連結部材101の基端側(車体102側)とリンク7aとリンク7bの基端側(車体102側)の3点を中心として連結部材101とリンク7aとリンク7bが回動することにより、車体102の外側面2aに沿って車体102の前後方向Aに移動させて乗降口22を開閉させるように構成されている(図2〜4参照)。
【0023】
そして、このようなスイングドア2を備えたマイクロバス1には、スイングドア2の開閉を補助する開閉補助機構8が備えられている。
この開閉補助機構8は、ガスステー(押圧付勢手段)81と、ブラケット82と、水平アーム83とで構成されている。
【0024】
なお、上記ガスステー81は、ガスとオイルを封入したシリンダ81a内へ、該シリンダ81aの一端部に設けたシール部(図示せず)から、先端にオリフィス付きのピストン部(図示せず)を有するピストンロッド81bが退入・進出自在に挿入された構造となっている。
【0025】
即ち、この開閉補助機構8は、上記水平アーム83の基端側が連結部材101における支柱3の下端に固定される一方、上記ガスステー81におけるシリンダ81aの基部側がブラケット82を介して車体102側に回動可能に連結されると共に、ガスステー81におけるピストンロッド81bの先端側が、水平アーム83の先端側に回動自在に連結されている。
【0026】
そして、スイングドア2の全開時と全閉時のほぼ中間時点において、ガスステー81におけるブラケット82との軸支部Q1と、ガスステー81における水平アーム83との軸支部Q2と、連結部材101の回動中心となる支柱3の軸心Q3とを繋ぐ線Lが直線状になるように構成されることにより、ガスステー81による押圧力がスイングドア2の開閉途中において開く方向に作用する領域W1と閉じる方向に作用する領域W2とが切り替わるように構成されることにより、ガスステー81による押圧力がスイングドア2の全開側では該スイングドア2を開く方向に作用し、全閉側では該スイングドア2を閉じる方向に作用するように構成されている。
【0027】
次に、実施例の作用・効果について説明する。
この実施例のスイングドアの開閉補助機構では、上述のように、連結部材101の支軸3から略水平方向に突出形成された水平アーム83の先端側に該水平アーム83を押す方向に付勢することによりスイングドア2の開閉力を補助するガスステー81におけるピストンロッド81bの先端側が回動可能に連結されると共にガスステー81におけるシリンダ81aの基部側がブラケット82を介して車体102側に回動可能に連結され、ガスステー81による押圧力がスイングドア2の全開時と全閉時のほぼ中間時点において、ガスステー81におけるブラケット82との軸支部Q1と、ガスステー81における水平アーム83との軸支部Q2と、連結部材101の回動中心となる支柱3の軸心Q3とを繋ぐ線Lが直線状になるように構成されることにより、ガスステー81による押圧力がスイングドア2の開閉途中において開く方向に作用する領域W1と閉じる方向に作用する領域W2とが切り替わるように構成されたことにより、スイングドアの開閉操作の際に、この切り替わりポイントを開き方向に過ぎると、ガスステー81による押圧力がスイングドア2を開く方向に作用するため、それ以後はスイングドア2を全開まで楽に操作することができ、かつ、全開状態に維持させることができる。
【0028】
従って、スイングドア2を全開させる操作が容易になると共に、急な下り坂でも全開状態を維持させることができるようになる。
また、全開状態で固定されているわけではないので、全開状態からスイングドア2を閉じる操作も容易かつスムーズに行うことができるようになる。
【0029】
また、スイングドア2の開閉操作の際に、この切り替わりポイントを閉じ方向に過ぎると、ガスステー81による押圧力がスイングドア2を閉じる方向に作用するため、それ以後はスイングドア2を全閉まで楽に操作することができ、かつ、全閉状態に維持させることができる。
従って、スイングドア2を全閉させる操作が容易になる。
【0030】
また、押圧付勢手段をガスステー81で構成させることにより、ピストンに備えたオリフィスの作用により、スイングドア2の開閉速度を調整することができるようになる。
【0031】
以上、本発明の実施例を図面に基づき説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、押圧付勢手段をガスステー81で構成させが、圧縮スプリングを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】実施例のスイングドアの開閉補助機構が適用されたマイクロバスの車室内側から見た側面斜視図である。
【図2】実施例のスイングドアの開閉補助機構を示す全閉状態の横断平面図である。
【図3】実施例のスイングドアの開閉補助機構を示す開閉途中状態の横断平面図である。
【図4】実施例のスイングドアの開閉補助機構を示す全開状態の横断平面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 マイクロバス
2 スイングドア
2a 車体外側面
21 中間部
22 窓枠
3 支柱
31 上端部
32 下端部
33 ブラケット
34 ブラケット
4 支柱
41 上端部
42 下端部
43 ブラケット
44 ブラケット
5 アーム
51 端部
52 端部
6 アーム
61 端部
62 端部
7a リンク
7b リンク
71 ブラケット
72 ブラケット
73 ブラケット
74 ブラケット
8 開閉補助機構
81 ガスステー
81a シリンダ
81b ピストンロッド
82 ブラケット
83 水平アーム
101 連結部材
102 車体
121 左側面
122 乗降口
123 後方側ピラー




 

 


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