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発明の名称 バックホー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−92380(P2007−92380A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−282898(P2005−282898)
出願日 平成17年9月28日(2005.9.28)
代理人 【識別番号】100061745
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 相川 徳浩 / 池内 和彦 / 杉本 豪利 / 三浦 尚志 / 新谷 雅永 / 坂田 登喜夫
要約 課題
装置支持台の左右側板間の底板上に土が溜まりにくくすると共に、底板上に土が溜まった場合でも、容易に掃除できるようにする。

解決手段
旋回台上に、前記第1ブームとブームシリンダとを枢支する装置支持台が設けられると共に、前記ブームシリンダ、オフセットシリンダ、アームシリンダ及び作業具シリンダを制御するコントロールバルブが配置され、前記装置支持台は左右側板とこの左右側板間の底板とを有しているバックホーであって、
特許請求の範囲
【請求項1】
ブームシリンダ(37)を介して昇降可能な第1ブーム(33A)と、この第1ブーム(33A)に連結されていてオフセットシリンダ(40)を介して左右揺動可能な第2ブーム(33B)と、この第2ブーム(33B)に左右揺動可能に枢支されていて前記第1ブーム(33A)とオフセットリンク(39)によって連結されている第3ブーム(33C)と、この第3ブーム(33C)に連結されていてアームシリンダ(42)を介して横軸(41)廻りに回動可能なアーム(34)と、このアーム(34)に連結されていて作業具シリンダ(45)を介して動作可能な作業具(35)とを有して作業装置(8)が構成され、旋回台(7)上に、前記第1ブーム(33A)とブームシリンダ(37)とを枢支する装置支持台(24)が設けられると共に、前記ブームシリンダ(37)、オフセットシリンダ(40)、アームシリンダ(42)及び作業具シリンダ(45)を制御するコントロールバルブ(53)が配置され、前記装置支持台(24)は左右側板(25L,25R)とこの左右側板(25L,25R)間の底板(26)とを有しているバックホーであって、
前記装置支持台(24)の左右一方の側板(25R)に開口部(32)が設けられ、作業装置(8)に至る油圧ホース(73,74,75)が、前記開口部(32)に対してコントロールバルブ(53)から第1ブーム(33A)側に挿通され、この油圧ホース(73,74,75)が、第1ブーム(33A)の根本部の枢支軸(36)より前側に形成された挿通孔(38)に第1ブーム(33A)の下側から上側へ挿通されていることを特徴とするバックホー。
【請求項2】
前記第1ブーム(33A)の挿通孔(38)に、前記オフセットシリンダ(40)、アームシリンダ(42)及び作業具シリンダ(45)に至る油圧ホース(73,74,75)が挿通されていることを特徴とする請求項1に記載のバックホー。
【請求項3】
前記右側板(25R)に開口部(32)が設けられ、右側板(25R)の右側にタンクルーム(50)が形成され、このタンクルーム(50)内にコントロールバルブ(53)及び作動油タンク(54)が配置され、前記油圧ホース(73,74,75)が、タンクルーム(50)の左側面を貫通するように前記開口部(32)に挿通されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバックホー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バックホーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
バックホーには、ブームシリンダを介して昇降可能な第1ブームと、この第1ブームに連結されていてオフセットシリンダを介して左右揺動可能な第2ブームと、この第2ブームに左右揺動可能に枢支されていて前記第1ブームとオフセットリンクによって連結されている第3ブームと、この第3ブームに連結されていてアームシリンダを介して横軸廻りに回動可能なアームと、このアームに連結されていて作業具シリンダ(バケットシリンダ)を介して動作可能な作業具(バケット)とを有して作業装置が構成され、旋回台上に、前記第1ブームとブームシリンダとを枢支する装置支持台が設けられると共に、前記ブームシリンダ、オフセットシリンダ、アームシリンダ及び作業具シリンダを制御するコントロールバルブが配置され、前記装置支持台は左右側板とこの左右側板間の底板とを有したものがある。
【0003】
この種の従来のバックホーは、装置支持台の左右側板間の底板に開口部を設け、この開口部に、コントロールバルブから作業装置に至る油圧ホースを、第1ブームの根本部側に挿通して、各油圧ホースをブームシリンダ、オフセットシリンダ、アームシリンダ及び作業具シリンダに向けて配置するようにしていた(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開平11−269930号公報
【特許文献2】特開平2001−323505号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、従来の場合、装置支持台の左右側板間の底板から、開口部を通して油圧ホースが上方側に突出された状態になっていたため、作業の際等に作業具(バケット)からこぼれた土が底板上に落下すると、油圧ホースが邪魔になって、底板上に落下した土がはけずに底板上に溜まった。また、底板上に溜まった土を掃除するにも、油圧ホースが邪魔になるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、装置支持台の左右側板間の底板上に土が溜まりにくくすると共に、底板上に土が溜まった場合でも、容易に掃除できるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、ブームシリンダを介して昇降可能な第1ブームと、この第1ブームに連結されていてオフセットシリンダを介して左右揺動可能な第2ブームと、この第2ブームに左右揺動可能に枢支されていて前記第1ブームとオフセットリンクによって連結されている第3ブームと、この第3ブームに連結されていてアームシリンダを介して横軸廻りに回動可能なアームと、このアームに連結されていて作業具シリンダを介して動作可能な作業具とを有して作業装置が構成され、旋回台上に、前記第1ブームとブームシリンダとを枢支する装置支持台が設けられると共に、前記ブームシリンダ、オフセットシリンダ、アームシリンダ及び作業具シリンダを制御するコントロールバルブが配置され、前記装置支持台は左右側板とこの左右側板間の底板とを有しているバックホーであって、
前記装置支持台の左右一方の側板に開口部が設けられ、作業装置に至る油圧ホースが、前記開口部に対してコントロールバルブから第1ブーム側に挿通され、この油圧ホースが、第1ブームの根本部の枢支軸より前側に形成された挿通孔に第1ブームの下側から上側へ挿通されている点にある。
【0006】
また、本発明の他の技術的手段は、前記第1ブームの挿通孔に、前記オフセットシリンダ、アームシリンダ及び作業具シリンダに至る油圧ホースが挿通されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記右側板に開口部が設けられ、右側板の右側にタンクルームが形成され、このタンクルーム内にコントロールバルブ及び作動油タンクが配置され、前記油圧ホースが、タンクルームの左側面を貫通するように前記開口部に挿通されている点にある。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、作業装置に至る油圧ホースが、装置支持台の側板から第1ブームの根本部側に挿入されるので、油圧ホースが装置支持台の底板から離れた位置に配置されることになり、作業の際等に作業具からこぼれた土が底板上に落下しても、底板上に落下した土は、油圧ホースが邪魔になることもスムーズにはけて底板上に溜まりにくくなる。また、底板上に溜まった土を掃除する場合にも、油圧ホースが邪魔にならずに済み底板上の土を簡単に除去することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3において、1は旋回作業機として例示する超小旋回型と称される小型のバックホーである。このバックホー1は上部の旋回体2と、下部の走行体3とから主構成されている。
走行体3は、ゴムクローラ型式の走行装置4を左右一対備えると共に、この左右走行装置4を走行フレーム5に支持してなり、左右走行装置4の履帯は油圧モータM1によって正逆に駆動されて循環回走されるように構成されている。また、走行体3の前部にはドーザ6が上下揺動自在に設けられ、このドーザ6は、該ドーザ6と走行フレーム5との間に介装された油圧シリンダによって上下揺動されるように構成されている。
【0009】
旋回体2は、走行体3に支持された旋回台7と、旋回台7の前部に支持された掘削装置(対地作業装置,作業装置)8とを備えている。
旋回台7は、底部を構成する厚板材からなるベース部材21上に、旋回台7上に取り付けられる各種機器を取付支持するブラケット、ステー等を溶接固定すると共に、後部に、対地作業装置8等との重量バランスの調整を図ると共に旋回台7の後部を構成するウエイト22が取付固定されて主構成され、前面、側面及び上面の適宜箇所が樹脂板又は金属板等からなるカバー部材によってカバーされている。
【0010】
図4に示すように、ベース部材21には開口孔18,19,20が設けられ、前後方向中央部に左右方向の隔壁15が設けられている。
旋回台7は平面視略円形状を呈しており、その中心が上下方向の旋回軸心Oとされており、ベース部材21が走行フレーム5に旋回軸受23を介して旋回軸心O廻りに旋回自在に支持されて、走行体3の走行フレーム5上に、旋回軸受23を介して旋回台7が旋回自在に設けられると共に、旋回軸受23の中央部に位置するスイベルジョイント20が設けられている。スイベルジョイント20は、旋回軸心O上に配置され、後述する旋回台7上の作動油タンク54からの油圧を、走行装置4側の油圧モータM1、ドーザ6用の油圧シリンダに分配するものである。
【0011】
図4〜図9において、旋回台7の左右方向他側(右側)の前部には、装置支持台24が設けられている。この装置支持台24には、左右方向に所定間隔を有して対向配置された厚板材からなる左右一対の側板25L,25Rが設けられ、これら左右の側板25L,25Rはベース部材21に溶接固定されている。左右の側板25L,25R間には、左右側板25L,25Rを連結する底板26が前方に向かうにしたがって下方に移行するように傾斜状とされて設けられている。底板26の前後には、底板26とベース部材21とを連結すると共に、左右側板25L,25Rを連結する前後の補強板27F,27Rが設けられている。
【0012】
左右側板25L,25R間の前部には、左右方向に所定間隔を有して対向配置された厚板材からなる左右一対のシリンダブラケット29が配置されて底板26上に溶接固定されている。
左右各側板25L,25Rの下部で、底板26の下方側且つ前後の補強板27F,27Rの間には、油圧配管、油圧ホース等の油圧配管類や操作ケーブルを通すための比較的大きな開口である通し穴31L,31Rが左右方向貫通状に形成されている。
前記装置支持台24の左右一方の側板25Rに開口部32が設けられている。この開口部32は、通し穴31Rのやや前方側であって底板26の前上方に配置されている。
【0013】
図1〜図3及び図9〜図11において、対地作業装置8は、ブーム33とアーム34とバケット(作業具)35とから主構成され、ブーム33は第1ブーム33Aと第2ブーム33Bと第3ブーム33Cとから構成されている。
第1ブーム33Aの根本部に、左右一対の取付板46が突設され、左右一対の取付板46の先端部間に枢支軸36が連結固定され、第1ブーム33Aの根本部の枢支軸36より前側に、一対の取付板46により形成した挿通孔38が設けられている。
左右側板25L,25Rの前後方向略中央部の上部であって底板26の上方側に、第1ブーム33Aの根元部が、左右方向の枢支軸36廻りに揺動自在に支持されている。
【0014】
第1ブーム33Aは、該第1ブーム33Aと装置支持台24のシリンダブラケット29との間に介装されたブームシリンダ37の伸縮によって昇降可能に揺動動作される。第2ブーム33Bは、その基端側が第1ブーム33Aの先端側に枢支軸47を介して左右方向に直交する方向の軸心廻りに揺動自在に支持され、左右揺動可能とされている。第2ブーム33Bの先端側に第3ブーム33Cが前記枢支軸47の軸心と平行な軸心廻りに揺動自在に支持されている。
第1ブーム33Bと第3ブーム33Cとは、第2ブーム33Bとで平行四連リンクを構成するオフセットリンク39で連結されている。第2ブーム33Bは、第2ブーム33Bと第3ブーム33Cとの間に介装されたオフセットシリンダ40の伸縮によって左右に平行移動される。
【0015】
アーム34は、その基端側が横軸41を介して左右方向の横軸41廻りに回動可能(揺動自在)に支持され、アーム34は、該アーム34の基端側と第3ブーム33Cとの間に介装されたアームシリンダ42の伸縮によって揺動動作される。バケット(作業具)35は、アーム34の先端側に支軸43及びリンク機構44を介して掬い動作、掻込み及び排土動作可能に支持され、作業具35は、アーム34の基端側とリンク機構44との間に介装された作業具シリンダ45によって揺動動作される。
前記ブームシリンダ37、オフセットシリンダ40、アームシリンダ42及び作業具シリンダ45はそれぞれ油圧シリンダから構成されている。
【0016】
而して、旋回台7上に設けた装置支持台24に作業装置8が枢支され、旋回台7上の装置支持台24の一側方(左側)に、運転席49が配置され、装置支持台24の他側方、即ち右側板25Rの右側に、タンクルーム50が形成されている。
図4〜図7において、タンクルーム50は、ベース部材21、装置支持台24の右側板25R、旋回台7の外側カバー部材51及び図1に示す前部ボンネット52等に囲まれてなり、このタンクルーム50内に、コントロールバルブ53、作動油タンク54及びバッテリー55が配置されている。
【0017】
コントロールバルブ53は、バックホー1に備えられた各種油圧機器を制御するものであり、多数個の制御バルブが縦方向に積層されて連結一体化されている。このコントロールバルブ53は、一対の側板25L,25Rの運転席49とは反対側の側方、すなわち右側の側板25Rの右側で、旋回台7の前部に供給・排出用ポートが同一方向を向くように配置されている。
作動油タンク54はスイベルジョイント20の側方に嵩上げ部材56を介して配置され、前記コントロールバルブ53が作動油タンク54及びスイベルジョイント20より前側に配置されている。図4に示すように、作動油タンク54の前側の左端部に、前に行くに従って右外側方に向かうように傾斜(カット)した傾斜部(カット部)58が設けられ、これにより、作動油タンク54とコントロールバルブ53とを接続する油圧ホースの引き回しがし易くなるようにしている。
【0018】
作動油タンク54の左側に階段状に下方に没入した凹部57が設けられ、作動油タンク54の凹部57上に、バッテリー55が載置固定されている。
装置支持台24より左側の旋回台7上に、スイベルジョイント20、旋回モータ(油圧モータ)M2、燃料タンク59が配置され、図1に示すように、装置支持台24より左側の旋回台7上方に、運転席49の他にキャノピ(日除け装置)60等が設けられている。
旋回台7の後部上であって隔壁15の後方に、エンジン62、ラジエータ63、冷却ファン64、油圧ポンプ65及びエンジン62の周辺機器等が配置され、これらは図1に示すウエイト22及び後部ボンネット61等により覆われている。
【0019】
前記嵩上げ部材56内に、コントロールバルブ53からスイベルジョイント20へ至る油圧ホース71の挿通路Xが形成され、油圧ホース71は、タンクルーム50内においてコントロールバルブ53から作動油タンク54及びバッテリー55の下方を通って、左右側板25L,25Rの通し穴31L,31Rを左右方向に貫通して、スイベルジョイント20に連結されている。
図4、図8、図9に示すように、コントロールバルブ53からオフセットシリンダ40に至るオフセット用油圧ホース73、アームシリンダ42に至るアーム用油圧ホース74、作業具シリンダ45に至る作業具用油圧ホース75は、コントロールバルブ53から左側方に配置され、タンクルーム50の左側面を貫通するように右側板25Rの開口部32に挿通されて、開口部32から左右側板25L,25R間に挿入されている。これら油圧ホース73,74,75は、開口部32に対応する位置で、ホースクランプ77に保持されている。
【0020】
前記オフセット用油圧ホース73は、オフセットシリンダ40のロッド側に接続されるロッド側油圧ホース73aと、オフセットシリンダ40のピストン頂部側に接続されるピストン頂部側油圧ホース73bとの2本ある。アーム用油圧ホース74は、アームシリンダ42のロッド側に接続されるロッド側油圧ホース74aと、アームシリンダ42のピストン頂部側に接続されるピストン頂部側油圧ホース74bとの2本ある。作業具用油圧ホース75は、作業具シリンダ45のロッド側に接続されるロッド側油圧ホース75aと、作業具シリンダ45のピストン頂部側に接続されるピストン頂部側油圧ホース75bとの2本ある。
【0021】
これら作業装置8に至る油圧ホース73,74,75は、右側板25Rの開口部32に対してコントロールバルブ53側から第1ブーム33A側に挿通された後に、第1ブーム33Aの根本部の枢支軸36より前側に形成された挿通孔38に第1ブーム33Aの下側から上側へ挿通されている。
そして、図3、図9及び図10に示すように、オフセット用油圧ホース73、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75は、第1ブーム33Aの背面(後面)に沿って第1ブーム33Aの根元部側から先端側に向けて配置され、第1ブーム33Aの先端部(上端部)側で、第1ブーム33A内に挿入されている。
【0022】
即ち、図10に示すように、第1ブーム33Aの先端部(上端部)側は、上壁79と中間壁80と下壁81と左右一対の側壁82とを備え、左右一対の側壁82間であって上壁79と中間壁80との間に、中空部83が形成され、上壁79に中空部83の内外に連通するようにホース接続菅85が設けられ、このホース接続菅85を介して油圧ホース73,74,75が中空部83内に挿入されて、油圧ホース73,74,75が中空部83内をさらに第1ブーム33Aの先端側に向けて配置されている。
なお、上記図10の構成に代えて、図3に示すように、第1ブーム33Aの先端部(上端部)側に、中間壁80を設けずに、上壁79を前記中間壁80の位置まで下降傾斜させて、左右一対の側壁82に上壁79よりも上方突出した突出部82aを設け、左右一対の側壁82の突出部82a間であって上壁79の上方側に、上方が開口した中空部83を形成し、この中空部83内に油圧ホース73,74,75を第1ブーム33Aの先端側に向けて配置するようにしてもよい。
【0023】
図2に示すように、オフセット用油圧ホース73、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75は、第1ブーム33A内(中空部83内)で、オフセット用油圧ホース73と、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75との2組に分離されて、第2ブーム33Bを枢支する枢支軸47の左右両側に通され、かつ第1ブーム33Aの先端から第2ブーム33Bへと挿通されている。
図2、図3、図11に示すように、第1ブーム33Aの先端から第2ブーム33Bへ挿通されたオフセット用油圧ホース73、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75は、第2ブーム33Bの左右両側面に沿って配置されている。アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75は、第2ブーム33Bのオフセットシリンダ40とは反対側の側面(第2ブーム33Bの右側面)に、上下に配列されている。
【0024】
図12に示すように、第2ブーム33Bは、左側壁87と右側壁88と上壁89と下壁90とを備える角筒状に形成され、上壁89と下壁90とに、右側壁88よりも左右方向外方に突出した突出部89a,90aが設けられており、アーム用油圧ホース74と作業具用油圧ホース75とは、突出部89a,90a間に上下に並んだ状態で、右側壁88の外面に沿って配置されている。そして、上壁89と下壁90との突出部89a、90a間に、カバー体91が取り付けられている。突出部89a、90a及びカバー体91は、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75が大きく外側方や上下に移動しないように規制しながら、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75を第2ブーム33Bの長手方向に案内すると共に、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75を、第2ブーム33Bの左側方で、外側方にたるみ挙動可能に保持している。従って、突出部89a、90a及びカバー体91は、油圧ホース74,75のたるみ挙動を許容するガイド部材とされている。
【0025】
なお、図12に示すアーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75の第2ブーム33Bに対する配置に代えて、図13に示すように、第2ブーム33Bの左側壁に、複数の案内部材92を上下に間隔をおいて外方突設し、この各案内部材92間に、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75をそれぞれ配置すると共に、各案内部材92、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75を外側方から覆うようにカバー体91を設け、これら案内部材92及びカバー体91は、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75が大きく外側方や上下に移動しないように規制しながら、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75を第2ブーム33Bの長手方向に案内すると共に、アーム用油圧ホース74及び作業具用油圧ホース75を、第2ブーム33Bの左側方で、外側方にたるみ挙動可能に保持するようにしてもよい。この場合、案内部材92及びカバー体91は、油圧ホース74,75のたるみ挙動を許容するガイド部材とされている。
【0026】
図2に示すように、オフセット用油圧ホース73は、第2ブーム33Bの左側面に配置されて、オフセットシリンダ40に接続されている。即ち、オフセット用油圧ホース73うちのロッド側油圧ホース73aは、オフセットシリンダ40のロッド側に接続され、ピストン頂部側油圧ホース73bは、オフセットシリンダ40のピストン頂部側に接続されている。
図11に示すように、アーム用油圧ホース74は、第2ブーム33Bの先端部又は第3ブーム33Cにホースクランプ93で保持された後、アームシリンダ42に向けて配置されて、アームシリンダ42に接続されている。即ち、アーム用油圧ホース74のうちのロッド側油圧ホース74aは、金属製等の配管94を介してオフセットシリンダ40のロッド側に接続され、ピストン頂部側油圧ホース74bは、オフセットシリンダ40のピストン頂部側に接続されている。
【0027】
また、図11に示すように、作業具用油圧ホース75は、第2ブーム33Bの先端部又は第3ブーム33Cにホースクランプ95で保持された後、アーム34の背面に沿って配置されて、作業具シリンダ45に接続されている。
図3、図8、図9に示すように、コントロールバルブ53からブームシリンダ37に至るブーム用油圧ホース96は、ブームシリンダ37のロッド側に接続されるロッド側油圧ホース96aと、ブームシリンダ37のピストン頂部側に接続されるピストン頂部側油圧ホース96bとの2本あり、作業具用油圧ホース96の一方(ピストン頂部側油圧ホース96b)は、装置支持台24のタンクルーム50側の側部(右側板25R)からブームシリンダ37に向けて配置され、他方(ロッド側油圧ホース96a)は、嵩上げ部材56内の挿通路Xからスイベルジョイント20の近傍を経て、装置支持台24のタンクルーム50とは反対側の側部(左側板25L)からブームシリンダ37に向けて配置されている。
【0028】
図3、図8、図9に示すように、ロッド側油圧ホース96aは、左側板25Lに内外貫通状に設けた接続菅97を介して左右側板25L,25R間に挿入されて、ブームシリンダ37の左側をブームシリンダ37のピストン頂部側からロッド側に配置されて、接続菅98を介してブームシリンダ37のロッド側に接続されている。接続菅98は、ブームシリンダ37のロッド側に、ブームシリンダ37の左側から内外貫通状に取り付けられ、この接続菅98にロッド側油圧ホース96aの端部が連結されている。ロッド側油圧ホース96aは、ブームシリンダ37が伸縮動作に対応できるように、ブームシリンダ37が縮小した状態で、下方にたれるように十分な余裕を持たせた長さで、ブームシリンダ37の左側(接続菅97,98間)に配置されている。
【0029】
ピストン頂部側油圧ホース96bは、右側板25Rに内外貫通状に設けた接続菅103を介して左右側板25L,25R間に挿入されて、ブームシリンダ37の右側をブームシリンダ37のピストン頂部側からロッド側に配置されて、金属製等の配管104を介してブームシリンダ37のロッド側に接続されている。配管104は、ブームシリンダ37の右側に、ロッド側からピストン頂部側に配置されて、ブームシリンダ37のピストン頂部側に、ブームシリンダ37の左側から内外貫通状に取り付けられ、この配管104のロッド側端部にピストン頂部側油圧ホース96bの端部が連結されている。配管104のロッド側端部は、前記ロッド側油圧ホース96aの接続菅98と左右に対応する位置にあり、ピストン頂部側油圧ホース96bは、前記ロッド側油圧ホース96aの場合と同様に、ブームシリンダ37が伸縮動作に対応できるように、ブームシリンダ37が縮小した状態で、下方にたれるように十分な余裕を持たせた長さで、ブームシリンダ37の右側(接続菅104と配管104のロッド側端部との間)に配置されている。従って、接続菅93,98間のロッド側油圧ホース96aと、接続菅103と配管104のロッド側端部との間のピストン頂部側油圧ホース96bとは、互いに左右に対応して配置されており、ブームシリンダ37が伸縮動作によって、ブームシリンダ37の左右両側で互いに同じように撓んだり伸長したりするようになっている。
【0030】
従って、ブームシリンダ37に対して、ブーム用油圧ホース96のロッド側油圧ホース96a及びその接続菅97,98と、ブーム用油圧ホース96のピストン頂部側油圧ホース96b、その接続菅103及び配管104とが、ブームシリンダ37の左右に振り分けて配置されるため、ロッド側油圧ホース96aとピストン頂部側油圧ホース96bとの干渉や、ピストン頂部側油圧ホース96bとピストン頂部側油圧ホース96a側の接続菅93,98や、ロッド側油圧ホース96aとピストン頂部側油圧ホース96b側の接続菅103との干渉のおそれがなくなり、ブームシリンダ37と装置支持台24の左右側板25L,25Rとの間の隙間を極力小さいものになし得、ブームシリンダ37を装置支持台24にコンパクトに納めることができる。
【0031】
上記実施の形態によれば、作業装置8に至る油圧ホース73,74,75が、装置支持台24の右側板25Rから第1ブーム33Aの根本部側に挿入され、ブーム用油圧ホース96は、右側板25R又は左側板25Lからブームシリンダ37側に配置されているので、油圧ホース73,74,75,96が装置支持台24の底板26から離れた位置に配置されることになり、作業の際等に作業具35からこぼれた土が底板26上に落下しても、底板26上に落下した土は、油圧ホース73,74,75,96が邪魔になることもなくスムーズにはけて底板26上に溜まりにくくなる。また、底板26上に溜まった土を掃除する場合にも、油圧ホース73,74,75,96が邪魔にならずに済み、底板26上に溜まった土を簡単に除去することができる。
【0032】
また、コントロールバルブ53からオフセットシリンダ40、アームシリンダ42及び作業具シリンダ45に至る油圧ホース73,74,75が、前記第1ブーム33A内で2組に分離されて、第2ブーム33Bを枢支する枢支軸47の左右両側に通され、第1ブームの先端から第2ブームへ挿通されているので、水平方向において作業装置8が旋回台7からはみ出さないように、例えば第1ブーム33Aを後方に大きく揺動させると共に、アーム34を第3ブーム33Cに対して前方側に大きく屈曲させた超小旋回姿勢のときにも、油圧ホース73,74,75が第1ブーム33Aと第2ブーム33Bとの間から大きくはみ出すことがなくなり、油圧ホース73,74,75が作業の邪魔にならずに済むし、外観上の体裁もよくなる。
【0033】
第2ブーム33Bのオフセットシリンダ40とは反対側の側面に、アームシリンダ42用及び作業具シリンダ45用の各油圧ホース74,75が、上下に配列され、各油圧ホース74,75のたるみ挙動を許容するガイド部材91,92,89a,89bが設けられているので、第2ブーム33Bが揺動動作する際に、第2ブーム33Bのオフセットシリンダ40とは反対側の側面において、油圧ホース73,74,75が外側方等にスムーズにたるみ挙動をするため、第2ブーム33Bの揺動動作に支障を生じるようなこともなくなる。
【0034】
また、従来、旋回台7の左側の燃料タンク59の近傍にあったバッテリー55が、作動油タンク54上に置かれているので、燃料タンク59の容量をより大きくすることが可能になる。
なお、前記実施の形態では、装置支持台24の右側板25Rに開口部32が設けられ、作業装置8に至る油圧ホース73,74,75が、開口部32に対してコントロールバルブ53から第1ブーム33A側に挿通されているが、これに代え、装置支持台24の左側板25Lに開口部32を設け、作業装置8に至る油圧ホース73,74,75を、開口部32に対してコントロールバルブ53から第1ブーム33A側に挿通するようにしてもよい。
【0035】
また、前記実施の形態では、第2ブーム33Bと第3ブーム33Cとの間にオフセットシリンダ40が介装されているが、これに代え、第1ブーム33Aと第2ブーム33Bとの間にオフセットシリンダ40を介装するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態を示すバックホーの全体構成の側面図である。
【図2】同バックホーの平面図である。
【図3】同作業装置部分の側面図である。
【図4】同旋回台部分の平面図である。
【図5】同旋回台部分の平面図である。
【図6】同旋回台部分の左側面図である。
【図7】同旋回台部分の右側面図である。
【図8】同旋回台の作動油タンク及び装置支持台部分の平面図である。
【図9】同装置支持台及び第1ブームの根元部分の側面図である。
【図10】同ブームの側面図である。
【図11】同第2ブーム、第3ブーム及びアーム部分の側面図である。
【図12】同図11図のA−A線断面図である。
【図13】同図12の変形例を示す第2ブームの断面図である。
【符号の説明】
【0037】
1 バックホー
7 旋回台
8 対地作業装置
20 スイベルジョイント
23 旋回軸受
24 装置支持台
25L 左側板
25R 右側板
26 底板
32 開口部
33 ブーム
33A 第1ブーム
33B 第2ブーム
33C 第3ブーム
34 アーム
35 作業具
36 枢支軸
37 ブームシリンダ
38 挿通孔
39 オフセットリンク
40 オフセットシリンダ
41 横軸
42 アームシリンダ
45 作業具シリンダ
47 枢支軸
50 タンクルーム
53 コントロールバルブ
54 作動油タンク
56 嵩上げ部材
71 油圧ホース
73 オフセット用油圧ホース
73a ロッド側油圧ホース
73b シリンダ頂部側油圧ホース
74 アーム用油圧ホース
74a ロッド側油圧ホース
74b シリンダ頂部側油圧ホース
75 作業具用油圧ホース
75a ロッド側油圧ホース
75b シリンダ頂部側油圧ホース
96 ブーム用油圧ホース
96a ロッド側油圧ホース
96b シリンダ頂部側油圧ホース
X 挿通路




 

 


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