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発明の名称 樹脂サッシ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−224565(P2007−224565A)
公開日 平成19年9月6日(2007.9.6)
出願番号 特願2006−45674(P2006−45674)
出願日 平成18年2月22日(2006.2.22)
代理人 【識別番号】100078835
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 幹雄
発明者 小林 誠 / 田代 達一郎 / 嶋田 昌計
要約 課題
グレチャンやビード材を用いなくても框体にガラス体を安定的に保持することができ、かつガラス厚の違いにも対応できる樹脂サッシを提供する。

解決手段
框体20は内周面にガラス体8を納めるガラス挿入溝20bを四周に渡って備え、ガラス挿入溝20bの両側面には互いに対向するヒレ部30を少なくとも2組形成し、ヒレ部30は軟質樹脂からなり、第1のヒレ部31は根元部32がガラス挿入溝20bの開口端部から直交する方向に向かうと共に、先端部33がガラス挿入溝20bの開口内側方向に向かうように形成され、他の組のヒレ部34は第1のヒレ部31よりガラス挿入溝20bの開口内側に設けられると共に、先端部35がガラス挿入溝20bの開口内側方向に向かうように形成されてなる。
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂材により構成され内部にガラス体を納めてなる方形状の框体を有する樹脂サッシにおいて、
前記框体は内周面に前記ガラス体を納めるガラス挿入溝を四周に渡って備え、該ガラス挿入溝の両側面には互いに対向するヒレ部を少なくとも2組形成し、該ヒレ部は軟質樹脂からなり、第1のヒレ部は根元部が前記ガラス挿入溝の開口端部から直交する方向に向かうと共に、先端部が前記ガラス挿入溝の開口内側方向に向かうように形成され、他の組のヒレ部は前記第1のヒレ部より前記ガラス挿入溝の開口内側に設けられると共に、先端部が前記ガラス挿入溝の開口内側方向に向かうように形成されてなることを特徴とする樹脂サッシ。
【請求項2】
前記框体は硬質樹脂からなり、軟質樹脂からなる前記ヒレ部は前記框体を構成する框材と共押出しにより一体成形されてなることを特徴とする請求項1記載の樹脂サッシ。
【請求項3】
前記ガラス挿入溝の開口端部には両側に突起部が形成され、該突起部の先端から前記第1のヒレ部が形成されてなることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂サッシ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂材により構成される樹脂サッシに関し、特に框体内部にガラス体を納めてなる樹脂サッシに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、建物開口部に対して樹脂材からなる樹脂サッシを設けることがある。樹脂サッシは、断熱性に優れているため、寒冷地において用いられる他、二重構造のサッシにおいて外窓の内側に設けられる内窓に用いられることがある。樹脂サッシは、枠体内に障子を納めてなり、障子は框体の内部にガラス体を納めて構成される。樹脂サッシとしては例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【特許文献1】特開平10−115152号公報
【0003】
框体に対するガラス体の固定は、框体の内周面にガラス挿入溝を四周に渡って形成し、このガラス挿入溝にグレチャンを巻いたガラス体の周縁部を納めるか、ビード材を框体とガラス体の隙間に圧入してなしていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガラス体の固定にグレチャンを用いると、厚さの異なるガラス体を納める際にガラス幅に応じたグレチャンを選択することができるという利点がある一方、グレチャンをガラス体の周縁部に巻く作業が必要であり、熟練を必要とするなどその作業性は必ずしも良好ではなかった。また、ビード材を圧入する場合においても同様の問題点を有している。
【0005】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、グレチャンやビード材を用いなくても框体にガラス体を安定的に保持することができ、かつガラス厚の違いにも対応できる樹脂サッシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る樹脂サッシは、樹脂材により構成され内部にガラス体を納めてなる方形状の框体を有する樹脂サッシにおいて、
前記框体は内周面に前記ガラス体を納めるガラス挿入溝を四周に渡って備え、該ガラス挿入溝の両側面には互いに対向するヒレ部を少なくとも2組形成し、該ヒレ部は軟質樹脂からなり、第1のヒレ部は根元部が前記ガラス挿入溝の開口端部から直交する方向に向かうと共に、先端部が前記ガラス挿入溝の開口内側方向に向かうように形成され、他の組のヒレ部は前記第1のヒレ部より前記ガラス挿入溝の開口内側に設けられると共に、先端部が前記ガラス挿入溝の開口内側方向に向かうように形成されてなることを特徴として構成されている。
【0007】
また、本発明に係る樹脂サッシは、前記框体は硬質樹脂からなり、軟質樹脂からなる前記ヒレ部は前記框体を構成する框材と共押出しにより一体成形されてなることを特徴として構成されている。
【0008】
さらに、本発明に係る樹脂サッシは、前記ガラス挿入溝の開口端部には両側に突起部が形成され、該突起部の先端から前記第1のヒレ部が形成されてなることを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る樹脂サッシによれば、ガラス挿入溝の両側面には互いに対向するヒレ部を少なくとも2組形成し、ヒレ部は軟質樹脂からなり、第1のヒレ部は根元部がガラス挿入溝の開口端部から直交する方向に向かうと共に、先端部がガラス挿入溝の開口内側方向に向かうように形成され、他の組のヒレ部は第1のヒレ部よりガラス挿入溝の開口内側に設けられると共に、先端部がガラス挿入溝の開口内側方向に向かうように形成されてなることにより、框材に形成されたヒレ部によってガラス体を挟持固定することができ、グレチャンやビード材を用いることなく容易にガラス体を框体に対し固定することができる。しかも第1のヒレ部によって強固な固定をなすことができると共に、ガラス厚の変化にも対応することができる。
【0010】
また、本発明に係る樹脂サッシによれば、框体は硬質樹脂からなり、軟質樹脂からなるヒレ部は框体を構成する框材と共押出しにより一体成形されてなることにより、ヒレ部を容易にかつ効率よく形成することができる。
【0011】
さらに、本発明に係る樹脂サッシによれば、ガラス挿入溝の開口端部には両側に突起部が形成され、突起部の先端から第1のヒレ部が形成されてなることにより、ヒレ部を用いない場合に框体にグレチャンを係合させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。本実施形態は、樹脂サッシを内窓として有する二重構造のサッシを対象としている。図1は本実施形態におけるサッシ全体の縦断面図、図2はサッシ全体の横断面図である。サッシ全体の構成は、建物開口部に外窓50を取付け、その室内側に内窓1を設けて二重構造としてなるものである。
【0013】
外窓50は、方形状に枠組みされた外側枠体51内に、外側内障子52と外側外障子53を引き違い状に納めてなるものであり、一般的なサッシの構成と同様のものである。外窓50の室内側には上辺及び縦辺に額縁材5が、下辺には床材6がそれぞれ設けられており、額縁材5の室内側端部付近に内窓1が取付けられる。
【0014】
内窓1は、額縁材5及び床材6に取付けた枠体2内に内障子3と外障子4を引き違い状に納めてなるものである。枠体2は、いずれも樹脂材からなる上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12を方形状に枠組みして構成される。また、内障子3及び外障子4は、いずれも樹脂材からなる上框20と下框21、枠側に配置される縦框である枠側縦框22及び召合せ側に配置される縦框である召合せ框23を方形状に框組みしてなる框体7にガラス体8を納めて構成され、枠体2内において長手方向に走行自在となるように納められる。すなわち、内窓1は樹脂材によって構成される樹脂サッシである。
【0015】
図3には、内窓1の縦断面図における上部拡大図を示している。この図に示すように、上枠10は室内端部に室内側片10aを、室外端部に室外側片10dをそれぞれ備え、さらにそれらの間には内レール10b及び外レール10cが突出し、それぞれ内障子3及び外障子4を案内する。
【0016】
内障子3の上框20は、上面に案内溝20aが形成され、これが上枠10の内レール10bに案内される。また、上框20の下面にはガラス挿入溝20bが形成され、さらにガラス挿入溝20bの両側面開口近傍にはそれぞれ2組の軟質樹脂からなるヒレ部30が一体的に形成されている。ガラス体8はガラス挿入溝20b内に納められ、ヒレ部30によって室内外面をそれぞれ押圧され固定される。ヒレ部30は、ガラス挿入溝20bの開口端部に一対設けられる第1のヒレ部31と、第1のヒレ部31よりもガラス挿入溝20bの開口内側部に一対設けられる第2のヒレ部34との2組により構成される。
【0017】
外障子4の上框20も内障子3の上框20と同様の構成からなり、上面の案内溝20aが上枠10の外レール10cに案内され、下面のガラス挿入溝20bにガラス体8を納めてヒレ部30によって両面から押圧固定している。
【0018】
図4には、内窓1の縦断面図における下部拡大図を示している。この図に示すように、下枠11は室内端部に室内側片11aを、室外端部に室外側片11dをそれぞれ備え、さらにそれらの間には内レール11b及び外レール11cが上面から突出し、それぞれ内障子3及び外障子4が走行自在となるように案内する。
【0019】
内障子3の下框21には、下部に戸車21aが設けられ、この戸車21aが下枠11の内レール11bに載置されて内障子3を長手方向に走行自在とする。また、下框21の上面にはガラス挿入溝21bが形成されると共に、その開口近傍にはそれぞれ2組の軟質樹脂からなるヒレ部30が一体的に形成されている。下框21におけるヒレ部30も上框20におけるヒレ部30と同様、第1のヒレ部31と第2のヒレ部34とからなっている。ガラス体8はガラス挿入溝21b内に納められ、ヒレ部30によって室内外面をそれぞれ押圧され固定される。
【0020】
外障子4の下框21も内障子3の下框21と同様の構成からなり、下部に戸車21aが、上面にガラス挿入溝21b及びヒレ部30が形成され、戸車21aは下枠11の外レール11cに載置されて走行自在とされ、ガラス挿入溝21bにはガラス体8が納められてヒレ部30によって両面から押圧固定する。
【0021】
図5には、内窓1の横断面図における召合せ部拡大図を示している。この図に示すように、内障子3の召合せ框23は、外周側にクレセント23aが設けられ、内周側にはガラス挿入溝23bが形成される。ガラス挿入溝23bには開口部近傍に軟質樹脂からなるヒレ部30が2組、一体的に形成されており、ガラス体8はガラス挿入溝23bに納められてヒレ部30により両面から押圧固定される。ここでも、ヒレ部30は第1のヒレ部31と第2のヒレ部34とから構成される。外障子4の召合せ框23は、外周側には何も設けられておらず、内周側にはガラス挿入溝23b及びヒレ部30が形成されており、内障子3の召合せ框23と同様のガラス固定構造を有している。さらに、枠側縦框22においても同様に、ガラス体8はガラス挿入溝に納められると共に、ヒレ部30により両面から押圧固定される。
【0022】
ヒレ部30によるガラス体8の固定について詳細に説明する。図6には、上框20におけるガラス挿入溝20b及びガラス体8の拡大分解図を示している。ヒレ部30を構成する第1のヒレ部31は、ガラス挿入溝20bの開口端部に設けられ、第2のヒレ部34は、ガラス挿入溝20bの開口内側に設けられる。軟質樹脂からなるヒレ部30は、硬質樹脂からなる上框20と共押出しによって一体的に形成される。ガラス体8は、ガラス挿入溝20bの開口から内側に向かって挿入される。
【0023】
第1のヒレ部31は、根元部32がガラス挿入溝20bの開口端部から、それと直交する方向に向かうように形成され、先端部33がガラス挿入溝20bの開口内側方向に向かうように形成される。また、第2のヒレ部34は、先端部33がガラス挿入溝20bの開口内側方向に向かうように形成される。
【0024】
このようにガラス挿入溝20bの開口端部に設けられる第1のヒレ部31について、その根元部32が開口端部と直交する方向に向かうようにされていることで、ガラス体8を押圧する強度を充分に確保することができる。また、第1のヒレ部31と第2のヒレ部34共に先端部33がガラス挿入溝20bの開口内側方向に向かうように形成されていることにより、ガラス体8をガラス挿入溝20bに挿入しやすく、かつ抜けにくいようにすることができると共に、ガラス体8の厚みの違いにも対応させることができる。
【0025】
ガラス挿入溝20bの開口端部には、内側に向かって突出する突起部20cが対向状に形成されている。第1のヒレ部31はこの突起部20cの先端から延びるように形成されている。このように突起部20cが形成されていることにより、ヒレ部30が劣化等して使用できなくなった場合に、代わりにガラス体8の周縁部にグレチャンを巻いて、ヒレ部30を取り除いた突起部20cに係合固定させることができる。なおこの突起部の構成は、下框21や枠側縦框22及び召合せ框23においても同様である。
【0026】
図7には、上框20におけるガラス挿入溝20b付近の拡大図を示している。この図に示すように、ヒレ部30を構成する第1のヒレ部31と第2のヒレ部34は、先端部33、35がそれぞれガラス体8の表面に圧接し、これを両面から挟持することによって固定している。ガラス体8を挿入することでヒレ部30の先端部33、35はより開口内側に向かって屈曲し、ガラス体8が抜けないように固定しておくことができる。
【0027】
図6、図7には、上框20におけるガラス体8の固定について示したが、下框21や枠側縦框22及び召合せ框23においても、全く同様の構造により、ガラス体8の固定がなされている。すなわち、ガラス体8は周縁部が四周に渡ってガラス挿入溝に挿入され、ヒレ部30によって固定されていることになる。このように、ガラス体8を框材に一体的に形成されたヒレ部30によって固定するようにしたので、ガラス体8の固定にグレチャンやビード材を用いる必要がなく、容易にガラス体8の固定を行うことができる。
【0028】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこの実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。本実施形態では、ヒレ部30は2組設けることとしたが、もっと多くてもよい。この場合でも開口端部に設けられる第1のヒレ部31は、根元部32が開口端部に対して直交するように設ける。また、本実施形態は内窓について示したが、通常の樹脂サッシにも本発明をそのまま適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本実施形態における内窓を有したサッシ全体の縦断面図である。
【図2】本実施形態における内窓を有したサッシ全体の横断面図である。
【図3】内窓の縦断面図における上部拡大図である。
【図4】内窓の縦断面図における下部拡大図である。
【図5】内窓の横断面図における中央部拡大図である。
【図6】上框におけるガラス挿入溝及びガラス体の拡大分解図である。
【図7】上框におけるガラス挿入溝付近の拡大図である。
【符号の説明】
【0030】
1 内窓
2 枠体
3 内障子
4 外障子
7 框体
8 ガラス体
10 上枠
11 下枠
12 縦枠
20 上框
21 下框
22 枠側縦框
23 召合せ框
30 ヒレ部
31 第1のヒレ部
34 第2のヒレ部
50 外窓




 

 


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