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発明の名称 連続網体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−204940(P2007−204940A)
公開日 平成19年8月16日(2007.8.16)
出願番号 特願2006−22153(P2006−22153)
出願日 平成18年1月31日(2006.1.31)
代理人 【識別番号】100079201
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 光正
発明者 東山 育子 / 植村 剛
要約 課題
連結具の低コスト製造及び簡単な取付を可能にし、連続網体の美観を維持する。
解決手段
連結具は、二つの金具と1本のねじとからなる。第1金具は、正面板の両端部に背面方向の屈曲片を有し、その間に背面側に凹む凹溝が形成され、正面板の中央にねじ貫通孔が設けてある。第2金具は、背面板の両端部中央に正面方向の屈曲片を有し、背面板の中間位置に正面側に凹む凹溝が形成され、凹溝の底部中央にねじ孔が設けてある。第1金具の凹溝に二つの網体の隣接する縦線を嵌合し、第2金具の凹溝に隣接して設置される二つの網体の隣接する横線の端部を嵌合し、ねじ貫通孔に貫通したねじをねじ孔にねじ込み、第2金具の屈曲片を第1金具の凹溝に嵌合された縦線の間に介在させ、かつ、横線を第2金具の凹溝と第1金具の屈曲片の間に挟持した状態で第1金具と第2金具を締結する。
特許請求の範囲
【請求項1】
金属線を縦横に格子状に接合してなる網体同士を連結具により横方向又は縦方向に連結して構成される連続網体において、
前記連結具は、隣接する網体をその端部における縦線と横線のT字状接続部において連結するものであって、
正面板とその正面板の両端部から背面側に屈曲された屈曲片とを有し、前記正面板と前記屈曲片の間に背面側に凹む凹溝が形成され、前記正面板の中央にねじ貫通孔が設けられている第1金具と、背面板とその背面板の両端部中央から正面方向に屈曲された屈曲片とを有し、前記背面板には前記屈曲片の中間において正面側に凹む凹溝が形成され、その凹溝の底部中央にねじ孔が設けられている第2金具と、前記第1金具のねじ貫通孔に貫通され、前記第2金具のねじ孔にねじ込まれるねじとからなり、
前記第1金具の凹溝には、隣接して設置された二つの網体の隣接する縦線(又は横線)を嵌合し、前記第2金具の凹溝には前記隣接して設置された二つの網体の隣接する横線(又は縦線)の端部を嵌合し、前記第1金具のねじ貫通孔に貫通したねじを前記第2金具のねじ孔にねじ込み、前記第2金具の屈曲片を前記第1金具の凹溝に嵌合された縦線(又は横線)の間に介在させて、かつ、前記第2金具の凹溝と前記第1金具の屈曲片の間に前記横線(又は縦線)を挟持した状態で前記第1金具と前記第2金具とを締結するものであることを特徴とする連続網体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属線を縦横に格子状に接合してなる網体を横方向又は縦方向に連結して構成されるフェンス等の連続網体に関する。
【背景技術】
【0002】
フェンスや囲いなどには、金属線を縦横に格子状に接合してなる複数の網体を、その幅方向中間部を支柱に固定するとともに、隣接する網体の幅方向端部の縦線同士を、又は縦線と横線の接合部同士を連結具により連結して構成されるものがある。
【0003】
網体の縦線同士を連結する連結具の先行技術は一例として特許文献1に、縦線と横線の接合部同士を連結する連結具の先行技術は一例として特許文献2及び3に、それぞれ開示されている。
【特許文献1】特開2005− 97877号公報
【特許文献2】特開2001−173616号公報
【特許文献3】特開2003−201776号公報
【0004】
特許文献1の連結具は、T字形の金属板の各端部を背面側に直角に屈曲して構成され、相対する屈曲片の間に隣接する網体の縦線を嵌合した後、その屈曲片を互いに接近する方向に折り曲げて縦線を囲み、金属板の残りの屈曲片を互いに接近する方向に折り曲げた屈曲片の背面の一部と重なるように直角に折り曲げ、連結具の正面から貫通したねじを背面に直角に折り曲げた屈曲片にねじ込んで、連結具と両網体の縦線とを締結するものである。この連結具は、単一部品の折り曲げと1本のねじのねじ込みにより簡単に網体の連結が可能であるという利点を有するが、縦線のみにおいて二つの網体を連結するため、例えば、子供が網体によじ登るなどした場合に、その網体が他の網体に対して縦方向にずれたり、網体が縦線周りに回転したりすることを防止できないという問題を有する。
【0005】
特許文献2及び3の連結具は、2本の横線が近い間隔を持って縦線に接合されている網体を連結するものであり、いずれも網体の正面側から装着される第1金具と、網体の背面側から装着される第2金具と、第1金具の中央に設けられたねじ貫通孔から貫通されて、第2金具の中央に設けられたねじ孔にねじ込まれるねじとで構成されている点において共通する。
【0006】
特許文献2の連結具は、第1金具がその左右両端部内側に左右の網体の縦線を嵌合可能なように横断面コ字形に形成され、第2金具がその上下両端部に前記2本の横線をそれぞれ嵌合可能なように正面側に凹む溝を有するものである。
【0007】
特許文献3の連結具は、第1金具と第2金具が対称形に形成され、それぞれ上下両端部に背面方向又は正面方向に凹む横線嵌合用の溝部が設けられ、各溝部の左右両端部に、クワガタ虫の角のように、背面方向に又は正面方向に突出する爪片が形成され、かつ、各金具の高さ方向中間位置の側部に背面方向又は正面方向に屈曲された爪片が形成され、両金具の上下の爪片の間には縦線を嵌合し、かつ、上下の溝部に横線を嵌合した状態で第1金具のねじ貫通孔に貫通したねじを第2金具のねじ孔にねじ込んで、二つの網体を連結するものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献2及び3の連結具は、網体の縦線回りの回転を防止できる利点を有するが、特許文献2の連結具を用いて連結して構成された連続網体においては、第1金具及び第2金具が、隣接する2本の縦線と隣接する2本の横線の4交点を含む比較的広い面積を被覆し、しかも、第1金具はそのほぼ全面積において正面側に突出する厚みを有し、さらに、それら4交点の中心、すなわち、縦横いずれの金属線の延長線から離れた位置にねじが存在する。従って、第1金具及び第2金具は面積が大きいので、製造コストが高くなるとともに、連結具の存在が目立ち、中心のねじが縦横の金属線の連続性を遮断するため、完成した連続網体の美観が損なわれるという問題がある。
【0009】
また、特許文献3の連結具も、上述した特許文献2と共通する問題を有するほか、横線を嵌合する溝を形成する部分が正面側と背面側に突出して複雑な外観を有するので、元来簡素な連続網体の美観が損なわれるという問題がある。さらに、ねじが4交点の中心に存在するため、ねじを強く締めすぎると、上下の正面側と背面側の爪片が互いに離れる方向に開くため、横線及び横線に対する挟持力が低減され、装着状態が不安定になることを防止できないという問題がある。
【0010】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、出来るだけ簡単な形状構造で、強靭で、しかも低コスト製造及び容易な取付が可能な連結具を用いることにより、美観が損なわれない連続網体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、本発明は、金属線を縦横に格子状に接合してなる網体同士を連結具により横方向又は縦方向に連結して構成される連続網体において、前記連結具は、(a)隣接する網体をその端部における縦線と横線のT字状接続部において連結するものであって、(b)正面板とその正面板の両端部から背面側に屈曲された屈曲片とを有し、前記正面板と前記屈曲片の間に背面側に凹む凹溝が形成され、前記正面板の中央にねじ貫通孔が設けられている第1金具と、背面板とその背面板の両端部中央から正面方向に屈曲された屈曲片とを有し、前記背面板には前記屈曲片の中間において正面側に凹む凹溝が形成され、その凹溝の底部中央にねじ孔が設けられている第2金具と、前記第1金具のねじ貫通孔に貫通され、前記第2金具のねじ孔にねじ込まれるねじとからなり、(c)前記第1金具の凹溝には、隣接して設置された二つの網体の隣接する縦線(又は横線)を嵌合し、前記第2金具の凹溝には前記隣接して設置された二つの網体の隣接する横線(又は縦線)の端部を嵌合し、前記第1金具のねじ貫通孔に貫通したねじを前記第2金具のねじ孔にねじ込み、前記第2金具の屈曲片を前記第1金具の凹溝に嵌合された縦線(又は横線)の間に介在させて、かつ、前記第2金具の凹溝と前記第1金具の屈曲片の間に前記横線(又は縦線)を挟持した状態で前記第1金具と前記第2金具とを締結するものであることを特徴とする。
【0012】
上記構成において、第1金具の凹溝の端部に隣接して設置される網体のそれぞれ1本の縦線(又は横線)を通すことができる。第2金具の凹溝には隣接して設置される網体の横線の端部を嵌合することができる。第1金具の凹溝の縦線(又は横線)の間に第2金具の屈曲片を介在させて、第1金具のねじ貫通孔に貫通した1本のねじを第2金具のねじ孔にねじ込んで両金具を締結すると、両網体の縦線と横線が相互に連結され、かつ、両金具が固定され、ねじは長手方向に隣接する横線(又は縦線)の延長上に存在する。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明によれば、連結具は、第1金具及び第2金具のいずれも簡単な形状を有するので、低コストで強靭なものを製造することが可能である。また、金具はいずれも縦線と1本の横線の接続部を覆うだけの面積しか有さず、正面側に配置される第1金具は平坦で、連続網体の正面に突出しないので、その存在が目立たず、また、ねじは横線の延長線上に存在するので、連続網体の横線の視覚的連続性が強化されるため、元来簡素な連続網体の意匠的外観が損なわれることがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る連続網体を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。図2は同連続網体の連結具の分解斜視図、図3は連結具により網体を連結している部分を示す拡大図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。
【0015】
図2に示すように、本発明の要部である連結具Aは、第1金具1と、第2金具2と、ねじ3との3部品からなっている。第1金具1は、二つの網体の連結される部位の正面側に装着されるものであり、平坦な正面板11と、その正面板11の互いに反対側の端部から背面方向に屈曲された屈曲片12とを有し、それら正面板11と屈曲片12の間に背面方向及び屈曲片と平行な方向に開放された凹溝13が形成されている。そして、正面板11の中央に正面から背面方向に貫通するねじ貫通孔14が形成されている。
【0016】
第2金具2は、二つの網体の連結される部位の背面側に装着されるものであり、第1金具1の正面板11に対応するほぼ同じ大きさの背面板21と、その背面板の互いに反対側の端部の中央部から正面方向に屈曲された屈曲片22とを有し、背面板21の両屈曲片の間の部分に正面方向に凹み、かつ幅方向に連続する凹溝23が形成され、その凹溝の底部の中央に第1金具1のねじ貫通孔14に対応するねじ孔24が形成されている。
【0017】
第2金具2の屈曲片22間の距離は、第1金具1の正面板11の高さ寸法よりわずかに大きく取られている。
【0018】
ねじ3は、第1金具1の正面側からねじ貫通孔14に貫通して、第2金具のねじ孔23にねじ込むことができるものである。
【0019】
図1において、4は金属線である複数の縦線41と横線42を配置し溶接して格子状に作られた網体であり、それぞれ一端近傍において、既知の固定具により支柱5に固定されている。そして、網体4,4の隣接する端部が、少なくとも1箇所の縦線41と横線42のT字状接続部において、上述された連結具Aにより、図2及び図3に基づいて後述されるようにして連結されている。
【0020】
すなわち、それぞれ支柱5に一端近傍が固定された二つの網体4の縦線41と横線42のT字状接続部において、第1金具1を正面側から、第2金具2を背面側から互いに近接し、それらの第1金具1と第2金具2を、第1金具1の屈曲片12の長手方向が第2金具2の凹溝23の延長方向に対して直角になるように向きを調整し、ねじ3を第1金具1の正面側からねじ貫通孔14に貫通して、第2金具のねじ孔23にねじ込む。
【0021】
この時、第1金具の凹溝13にはその幅方向両端部側に各網体の縦線41が嵌合され、また、第2金具の凹溝23には各網体の横線42が嵌合されるように第1金具と第2金具が接近され、ねじ3のねじ込み最終段階においては、第2金具の屈曲片22が両縦線41の間に介在し、各縦線41を第1金具の屈曲片12との間に固定する。さらに、第2金具の凹溝23に嵌合された横線42は、その凹溝23の底部と第1金具の屈曲片12との間で挟持される。そして、ねじ3は、連結具の正面及び背面のいずれの側でも、その中央の、両網体4の共通する水平線に沿って存在する横線の延長線上に存在する。
【0022】
第1金具1と第2金具2は、図面からも明らかなように、非常に簡単な形状構造を有するので、低コストで強靭なものを製造することが出来る。また、網体の縦線と横線の接続部をそれら強靭な第1金具と第2金具とで挟持するので、二つの網体を非常に強固に連結することが出来る。そして、2個の金具を1本のねじで締結するだけで連結されるので、連結作業が簡単である。
【0023】
さらに、第1金具の正面は平坦で突出物が存在しないので、網体の正面の平滑性が維持される。ねじは、連結具の正面及び背面中央の、隣接する網体の横線の延長線上に存在する。従って、特に美観が重要視されるフェンスなどの連続網体においては、連結具によりその美観が損なわれることがない。
【0024】
上には、第2金具2の凹溝23の底部中央にねじ孔24を設け、そのねじ孔にねじ3をねじ込む例を説明したが、ねじ孔に代えてねじ貫通孔とし、これを貫通したねじの先端にナットを締め付けることによっても同一の効果が得られことは言うまでもない。従って、ねじ孔に代えてナットを用いるものも、本発明の技術的範囲に属するものである。
【0025】
以上には、網体を横方向に連結する場合について説明したが、本発明の連結具は図示の網体を縦にし、網体を縦方向に連結する場合にも適用可能である。その場合は、第1金具の凹溝13には隣接する横線(41)が嵌合され、第2金具の凹溝23には上下に隣接する縦線(42)が嵌合されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】連結具を用いて連結された連続網体を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図。
【図2】連結具の分解斜視図。
【図3】連結具により網体を連結している部分を示す拡大図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は背面図。
【符号の説明】
【0027】
A 連結具
1 第1金具
11 正面板
12 屈曲片
13 凹溝
14 ねじ貫通孔
2 第2金具
21 背面板
22 屈曲片
23 凹溝
24 ねじ孔
3 ねじ
4 網体
41 縦線
42 横線
5 支柱




 

 


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