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発明の名称 リフォーム用サッシ枠の取付構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−182755(P2007−182755A)
公開日 平成19年7月19日(2007.7.19)
出願番号 特願2007−41820(P2007−41820)
出願日 平成19年2月22日(2007.2.22)
代理人 【識別番号】100078835
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 幹雄
発明者 古内 薫 / 内藤 祐司
要約 課題
既存サッシ枠とリフォーム用サッシ枠との間の防水性をより高めることのできるリフォーム用サッシ枠の取付構造を提供する。

解決手段
建物躯体1の開口部2に取り付けられている既存サッシ枠3に、リフォーム用サッシ枠5を取り付けてなるものであって、既存サッシ枠3に下地枠4が取り付けられ、この下地枠4にリフォーム用サッシ枠5が取り付けられており、下地枠4と既存サッシ枠3との間には、水密材22が下地枠4の室外側部と既存サッシ枠3とに密接して設けられてなる。
特許請求の範囲
【請求項1】
建物躯体の開口部に取り付けられている既存サッシ枠に、リフォーム用サッシ枠を取り付けてなるリフォーム用サッシ枠の取付構造であって、
前記既存サッシ枠に下地枠が取り付けられ、この下地枠に前記リフォーム用サッシ枠が取り付けられており、前記下地枠と前記既存サッシ枠との間には、水密材が前記下地枠の室外側部と前記既存サッシ枠とに密接して設けられていることを特徴とするリフォーム用サッシ枠の取付構造。
【請求項2】
前記水密材は前記下地枠に対して予め取付けられていることを特徴とする請求項1記載のリフォーム用サッシ枠の取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物躯体の開口部に取り付けられている既存サッシ枠に、リフォーム用サッシ枠を取り付けてなるリフォーム用サッシ枠の取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、建物のリフォームや改装時にサッシを交換する際に、既存サッシ枠とリフォーム用サッシ枠を連結金具を介して溶接固設する方法が主流であったが、溶接作業時には絨毯、カーペット等の敷物、畳、家具類を運び出したり、延焼を防止するための養生を室内に施す必要があり面倒であるので、溶接によってリフォーム用サッシ枠を取り付けずに、ネジやボルト等で簡単に設置できるサッシの取替工法が知られている。そこで、この一例として、特許文献1記載の「サッシ取替工法用連結金具」が挙げられる。この技術では、開口部に設置された既存サッシ枠に、連結金具をボルトで固定し、その後、この連結金具に新設サッシ枠をボルトによって固定することにより新設サッシ枠を取り付けている。また、既存サッシ枠と新設サッシ枠との継ぎ目部分には、コーキング材や防水用ゴム材、防水用シリコン布等が挿入されており、これによって継ぎ目部分の防水性を確保している。
【特許文献1】特開平7−217320号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、前記特許文献1において、前記既存サッシ枠と新設サッシ枠との継ぎ目部分には、上述したようにして防水処理が施されており、通常、防水処理はそれで十分であるが、近年、この既存サッシ枠と新設サッシ枠との間の防水性をより高めることが望まれている。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、既存サッシ枠とリフォーム用サッシ枠との間の防水性をより高めることのできるリフォーム用サッシ枠の取付構造を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、建物躯体の開口部に取り付けられている既存サッシ枠に、リフォーム用サッシ枠を取り付けてなるリフォーム用サッシ枠の取付構造であって、
前記既存サッシ枠に下地枠が取り付けられ、この下地枠に前記リフォーム用サッシ枠が取り付けられており、前記下地枠と前記既存サッシ枠との間には、水密材が前記下地枠の室外側部と前記既存サッシ枠とに密接して設けられていることを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明は、前記水密材は前記下地枠に対して予め取付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、既存サッシ枠に下地枠が取り付けられ、この下地枠にリフォーム用サッシ枠が取り付けられており、下地枠と既存サッシ枠との間には、水密材が下地枠の室外側部と既存サッシ枠とに密接して設けられていることにより、下地枠と既存サッシ枠との間の水密性を室外側部分で確保することができるので、防水性を良好にすることができる。
【0007】
請求項2の発明によれば、水密材は下地枠に対して予め取付けられていることにより、下地枠を既存サッシ枠に取付けることによって、同時に下地枠と既存サッシ枠との間の防水性を確保することができ、施工作業の簡略化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態のリフォーム用サッシ枠の取付構造を示す平断面図、図2は、図1の拡大図、図3は、リフォーム用サッシ枠の取付構造を示す側断面図、図4は、下地枠の要部を示す斜視図、図5は、既存サッシ枠に下地枠を取り付ける様子を示す斜視図、図6は、下地枠にリフォーム用サッシ枠を取り付ける様子を示す斜視図、図7(a)〜(d)は、リフォーム用サッシ枠の取付方法を示す側断面図、図8は、サッシ枠形状確認治具の斜視図である。まず、本発明の実施の形態のリフォーム用サッシ枠の取付構造について説明する。図1〜図3および図5に示すように、建物躯体1の開口部2には既存サッシ枠3が取り付けられている。この既存サッシ枠3には下地枠4が取り付けられており、さらに、この下地枠4にはリフォーム用サッシ枠5が取り付けられている。
【0009】
前記既存サッシ枠3は、開口部2を形成する内周面のうちの左右側面2aに取り付けられる縦既存サッシ枠材6と、上面2bに取り付けられる上既存サッシ枠材7と、下面2cに取り付けられる下既存サッシ枠材8とを備えている。前記縦既存サッシ枠材6は、図1および図2に示すように、平断面視略L字型をなしており、内周面の左右側面2aから開口部2周囲の外壁面2dに跨って配置されている。そして、縦既存サッシ枠材6は、外壁面2dにネジ9が打ち込まれる固定部10と、窓部材(図示しない)がはめ込まれるレール部11とを備えており、固定部10から外壁面2dに向けてネジ9が打ち込まれることによって取り付けられている。
【0010】
前記上既存サッシ枠材7および前記下既存サッシ枠材8は、図3に示すように、側断面視略L字型をなしており、内周面の上面2bから開口部2周囲の外壁面2dおよび内周面の下面2cから開口部2周囲の外壁面2dに跨ってそれぞれ配置されている。そして、上既存サッシ枠材7および下既存サッシ枠材8は、上下面2b,2cおよび外壁面2dにネジ9が打ち込まれる固定部12,13と、窓部材(図示しない)がはめ込まれるレール部14,15とを備えており、前記固定部12,13から上下面2b,2cおよび外壁面2dに向けてネジ9が打ち込まれることによって取り付けられている。
【0011】
前記縦既存サッシ枠材6の端部と開口部2周囲の外壁面2dとの間には、それぞれに水密に密接するようにコーキング材16が設けられている(図1および図2参照)。また、前記上既存サッシ枠材7の端部と開口部2周囲の外壁面2dとの間や下既存サッシ枠材8の端部と開口部2周囲の外壁面2dとの間にも、それぞれに水密に密接するようにコーキング材16が設けられている(図3参照)。
【0012】
前記下地枠4は、図4および図5に示すように、開口部2のコーナー部で既存サッシ枠3に取り付けられるコーナー部材17と、該コーナー部材17,17どうしの間に介在されて既存サッシ枠3に取り付けられる中間部材18とを備えている。前記コーナー部材17は、樹脂からなる押出成形品であり、上既存サッシ枠材7および縦既存サッシ枠材6に取り付けられる第1コーナー部材19(図4参照)と、下既存サッシ枠材8および縦既存サッシ枠材6に取り付けられる第2コーナー部材41(図5参照)とを備えている。
【0013】
前記第1コーナー部材19は、上既存サッシ枠材7に固定される側断面視略コ字状の上枠用コーナー部20と、縦既存サッシ枠材6に固定される平断面視略L字型の縦枠用コーナー部21とを備えている。そして、上枠用コーナー部20と縦枠用コーナー部21とは、それぞれの端部どうしが一体に形成されている。また、コ字状をなす上枠用コーナー部20の一方の片およびL字型をなす縦枠用コーナー部21の一方の片に跨るようにして、この第1コーナー部材19と既存サッシ枠3との間を水密に密接させるL字型の防水用ゴム材の第2の水密材22が設けられている。
【0014】
さらに、前記上枠用コーナー部20と縦枠用コーナー部21とは、既存サッシ枠3のレール部14,11を覆い、かつ、リフォーム用サッシ枠5の背面が当接される表面が平坦な覆い部23を有している。また、この覆い部23は、室外側を向き、かつ、同一平面上に位置する室外側見付面23aを有している。そして、前記覆い部23に、後述するが、リフォーム用サッシ枠5からネジ9が打ち込まれるようになっている。
【0015】
前記第2コーナー部材41は、図5に示すように、下既存サッシ枠材8に固定される側断面視略コ字状の下枠用コーナー部42と、縦既存サッシ枠材6に固定される平断面視略L字型の縦枠用コーナー部45とを備えている。この縦枠用コーナー部45は、前記第1コーナー部材19の縦枠用コーナー部21の側断面と同様の形状をなしている。そして、下枠用コーナー部42と縦枠用コーナー部45とは、それぞれの端部どうしが一体に形成されている。
【0016】
この第2コーナー部材41にも、該第2コーナー部材41と既存サッシ枠3との間を水密に密接させる第2の水密材22が設けられている。また、前記下枠用コーナー部42と縦枠用コーナー部45とは、既存サッシ枠3のレール部15,11を覆い、かつ、リフォーム用サッシ枠5の背面が当接される表面が平坦な覆い部23を有している。また、この覆い部23には、室外側を向き、かつ、同一平面上に位置する室外側見付面23aを有している。そして、この覆い部23に、後述するが、リフォーム用サッシ枠5からネジ9が打ち込まれるようになっている。
【0017】
前記中間部材18は、図4および図5に示すように、側断面視略コ字状で、樹脂からなる押出成形品であり、2つの第1コーナー部材19,19間に介在されて、それぞれに接合される上枠用中間部材24と、第1コーナー部材19の縦枠用コーナー部21と第2コーナー部材41の縦枠用コーナー部45との間に介在されて、それぞれに接合される縦枠用中間部材46と、2つの第2コーナー部材41,41間に介在されて、それぞれに接合される下枠用中間部材47とを備えている。
【0018】
前記上枠用中間部材24、縦枠用中間部材46、下枠用中間部材47は、それぞれ、既存サッシ枠3のレール部11,14,15を覆い、かつ、リフォーム用サッシ枠5の背面が当接される表面が平坦な覆い部23を有している。また、この覆い部23には、室外側を向き、かつ、同一平面上に位置する室外側見付面23aを有している。そして、この覆い部23に、後述するが、リフォーム用サッシ枠5からネジ9が打ち込まれるようになっている。
【0019】
そして、前記上枠用中間部材24と2つの第1コーナー部材19,19の上枠用コーナー部20,20とは、それぞれの端面どうしを突き合わせて接合されるとともに、この接合された接合部分25に防水シート26(例えば、ブチルテープ)が貼り付けられている。同様に、前記縦枠用中間部材46と第1コーナー部材19および第2コーナー部材41、下枠用中間部材47と2つの第2コーナー部材41,41とは、接合された接合部分25に防水シート26が貼り付けられている。
【0020】
前記リフォーム用サッシ枠5は、図1、図3、図6に示すように、開口部2を形成する内周面のうちの左右側面2aに取り付けられる縦リフォーム用サッシ枠材27と、上面2bに取り付けられる上リフォーム用サッシ枠材28と、下面2cに取り付けられる下リフォーム用サッシ枠材29とを備えている。
【0021】
前記縦リフォーム用サッシ枠材27は、図1および図2に示すように、平面視略矩形状をなしており、内周面の左右側面2aから前記下地枠4にネジ9が打ち込まれる固定部30と、窓部材(図示しない)がはめ込まれるレール部31とを備えており、この固定部30から下地枠4に向けてネジ9が打ち込まれることによって下地枠4に固定されている。
【0022】
前記上リフォーム用サッシ枠材28は、図3に示すように、平面視略矩形状をなしており、内周面の上面2bに取り付けられた下地枠4にネジ9が打ち込まれる固定部32と、窓部材(図示しない)がはめ込まれるレール部33とを備えており、この固定部32から下地枠4にネジ9が打ち込まれることによって取り付けられている。
【0023】
前記下リフォーム用サッシ枠材29は、図3に示すように、平面視略矩形状をなしており、内周面の下面2cに取り付けられた下地枠4にネジ9が打ち込まれる固定部34と、窓部材(図示しない)がはめ込まれるレール部35とを備えており、この固定部34から下地枠4にネジ9が打ち込まれることによって取り付けられている。
【0024】
なお、このように縦リフォーム用サッシ枠材27、上リフォーム用サッシ枠材28、下リフォーム用サッシ枠材29は、下地枠4の覆い部23にそれぞれのリフォーム用サッシ枠材5の背面を当接させて取り付けられている。また、縦リフォーム用サッシ枠材27と上リフォーム用サッシ枠材28とは、下地枠23の覆い部23に板状の調整材36(図6では図示しない)が挟み込まれたうえで取り付けられている。
【0025】
また、縦リフォーム用サッシ枠材27の外壁面2d側の端部と、下地枠4の室外側見付面23aとの間や、上リフォーム用サッシ枠材28の外壁面2d側の端部と、下地枠4の室外側見付面23aとの間、下リフォーム用サッシ枠材29の外壁面2d側の端部と、下地枠4の室外側見付面23aとの間には、防水用ゴム材の第1の水密材37がそれぞれに密接して設けられている。
【0026】
さらに、縦リフォーム用サッシ枠材27の外壁面2d側の端部と、下地枠4の外壁面2d側の端部において、これらの外側を覆うようにしてコーキング材38が設けられている。同様に、上リフォーム用サッシ枠材28の外壁面2d側の端部と、下地枠4の外壁面2d側の端部において、これらの外側を塞ぐようにしてコーキング材38が設けられている。
【0027】
また、開口部2周囲の外壁面2dには、外壁材39が取り付けられており、この外壁材39の開口部2側の端部とリフォーム用サッシ枠5との間には、第3の水密材40が外壁材39とリフォーム用サッシ枠5とに密接して設けられている。一方、開口部2周囲の内壁面2e側には、既存サッシ枠3に当接して化粧枠44が取り付けられている。
【0028】
次に、建物躯体1の開口部2に取り付けられている既存サッシ枠3に、リフォーム用サッシ枠5を取り付けるリフォーム用サッシ枠5の取付方法について、図7(a)〜(d)を参照して説明する。なお、図7(a)〜(d)は、開口部2の下面2cに取り付けられている下既存サッシ枠材8に下リフォーム用サッシ枠材29を取り付ける取付方法を示す側断面図であり、縦既存サッシ枠材6や上既存サッシ枠材7に、縦リフォーム用サッシ枠材27や上リフォーム用サッシ枠材28を取り付ける取付方法を示す側断面図は省略しているが、図7(a)〜(d)に基づいて、縦既存サッシ枠材6や上既存サッシ枠材7に、縦リフォーム用サッシ枠材27や上リフォーム用サッシ枠材28を取り付ける取付方法についても説明する。
【0029】
図7(a)では、建物躯体1の開口部2の内周面に既存サッシ枠3の下既存サッシ枠材8が取り付けられている。
【0030】
そして、図7(b)に示すように、サッシ枠形状確認治具43を使用して、例えば、下既存サッシ枠材8に、取り付けられる縦既存サッシ枠材6を確認する。前記サッシ枠形状確認治具43は、図8に示すように、6面体で、そのうちの3つの面が、例えば、下既存サッシ枠材8の平断面形状Aや、該下既存サッシ枠材8に取り付けられる縦既存サッシ枠材6の側断面形状B、開口部2周囲の内壁面2e側で、かつ、下既存サッシ枠材8に取り付けられる化粧枠44の平断面形状Cをなしているものである。このようなサッシ枠形状確認治具43の3つの面のうちの縦既存サッシ枠材6の断面形状Bの面を矢印方向に向けて、開口部2に取り付けられている下既存サッシ枠材8にはめ込み、はめ込まれた断面形状と同形状をなす縦既存サッシ枠材6を下既存サッシ枠材8に取り付ける。
【0031】
同様にして、縦既存サッシ枠材7に、取り付けられる上既存サッシ枠材7を確認する。つまり、上既存サッシ枠材7の平断面形状や、該上既存サッシ枠材7に取り付けられる縦既存サッシ枠材6の側断面形状、開口部2周囲の内壁面2e側で、かつ、上既存サッシ枠材7に取り付けられる化粧枠44の平断面形状を備えたサッシ枠形状確認治具(図示しない)を使用して、縦既存サッシ枠材7に取り付けられる上既存サッシ枠材7を確認し、該上既存サッシ枠材7を縦既存サッシ枠材6に取り付ける。
【0032】
次いで、上述したようにして開口部2に取り付けられた既存サッシ枠3に下地枠4を取り付ける。すなわち、図5に示すように、予め、下地枠4の第1コーナー部材19、第2コーナー部材41、上枠用中間部材24、下枠用中間部材47、縦枠用中間部材46に、既存サッシ枠3と水密に密接する第2の水密材22を取り付けておく。
【0033】
そして、図5および図7(c)に示すように、既存サッシ枠3の縦既存サッシ枠材6、上既存サッシ枠材7、下既存サッシ枠材8に、それぞれのレール部11,14,15を覆うようにして下地枠4を取り付ける。つまり、まず、開口部2のコーナー部に第1コーナー部材19と第2コーナー部材41とをそれぞれネジ9によって固定し、その後、第1コーナー部材19,19どうしの間に上枠用中間部材24を配置させて、それぞれの端部どうしを突き合わせてネジ9によって固定する。そして、接合部分25に防水シート26を貼り付ける。同様にして、第2コーナー部材41,41どうしの間に下枠用中間部材47、第1コーナー部材19と第2コーナー部材41との間に縦枠用中間部材46をそれぞれ配置させて、端部どうしを突き合わせてネジ9によって固定し、接合部分25に防水シート26を貼り付ける。
【0034】
このようにして下地枠4を取り付けることによって、縦既存サッシ枠材6に、第1コーナー部材19の縦枠用コーナー部21と第2コーナー部材41の縦枠用コーナー部45と縦枠用中間部材46が配置され、上既存サッシ枠材7に、第1コーナー部材19の上枠用コーナー部20、上枠用中間部材24が配置され、下既存サッシ枠材8に、第2コーナー部材41の下枠用コーナー部42、下枠用中間部材47が配置される。ここで、下地枠4のそれぞれの部材に取り付けられた第2の水密材22は、既存サッシ枠3との間に位置して、既存サッシ枠3と水密に密接するようになっている。
【0035】
次いで、図7(d)に示すように、第1コーナー部材19、第2コーナー部材41、縦枠用中間部材46の覆い部23にそれぞれ調整材36(図6では図示しない)を設けて、この調整材36にリフォーム用サッシ枠5の背面を当接させる。すなわち、図6に示すように、予め、縦リフォーム用サッシ枠材27、上リフォーム用サッシ枠材28、下リフォーム用サッシ枠材29とを矩形枠状に組み付けて、リフォーム用サッシ枠5としておく。
【0036】
なお、このように縦リフォーム用サッシ枠材27、上リフォーム用サッシ枠材28、下リフォーム用サッシ枠材29をそれぞれ組み付けてリフォーム用サッシ枠5とする場合においても、例えば、上述したように、適宜設定された断面形状を備えたサッシ枠形状確認治具を使用することにより組み付けると良い。
【0037】
また、このリフォーム用サッシ枠5の縦リフォーム用サッシ枠材27、上リフォーム用サッシ枠材28、下リフォーム用サッシ枠材29の外壁面2d側に位置する端部、すなわち、下地枠4の室外側見付面23aと当接する部分に、リフォーム用サッシ枠5と下地枠4とにそれぞれ水密に密接する第1の水密材37を取り付けておく。
【0038】
そして、第1コーナー部材19の縦枠用コーナー部21および第2コーナー部材41の縦枠用コーナー部45、縦枠用中間部材46に、縦リフォーム用サッシ枠材27が配置され、第1コーナー部材19の上枠用コーナー部20および上枠用中間部材24に、上リフォーム用サッシ枠材28が配置され、第2コーナー部材41の下枠用コーナー部42および下枠用中間部材47に、下リフォーム用サッシ枠材29が配置されるようにして、調整材36(下リフォーム用サッシ枠材29と下地枠4との間には設けられていないので、図7(d)では図示しない。)を挟み込むともに、それぞれの固定部30,32,34からネジ9を打ち込むことによって取り付ける。
【0039】
ここで、リフォーム用サッシ枠5のそれぞれの部材に取り付けられた第1の水密材37は、下地枠4の室外側見付面23aに当接し、リフォーム用サッシ枠5と室外側見付面23aとにそれぞれ水密に密接するようになっている。なお、図6におけるリフォーム用サッシ枠5は、裏面から見たリフォーム用サッシ枠5の図であって、このリフォーム用サッシ枠5を下地枠4に取り付ける場合には、正面側を裏側に反転させることによって取り付けられる。
【0040】
このようにして、下地枠4にリフォーム用サッシ枠5を取り付けた後に、縦リフォーム用サッシ枠材27の外壁面2d側の端部、上リフォーム用サッシ枠材28の外壁面2d側の端部と、下地枠4の外壁面2d側の端部において、これらの外側を塞ぐようにしてコーキング材38(図1〜図3参照)を設ける。
【0041】
その後、開口部2周囲の外壁面2dに外壁材39を取り付ける。そして、この外壁材30の開口部2側の端部とリフォーム用サッシ枠5との間に、第3の水密材40(図1〜図3参照)を外壁材39とリフォーム用サッシ枠5とに密接するようにして設ける。また、開口部2周囲の内壁面2e側には、既存サッシ枠3に当接するようにして化粧枠44を取り付ける。
【0042】
本発明の実施の形態によれば、既存サッシ枠3に取り付けられた下地枠4とリフォーム用サッシ枠5との間には、第1の水密材37が密接して設けられており、下地枠4と既存サッシ枠3との間には、第2の水密材22が密接して設けられているので、第1の水密材37によって下地枠4とリフォーム用サッシ枠5との間の水密性を確保することができるとともに、第2の水密材22によって下地枠4と既存サッシ枠3との間の水密性を確保することができる。したがって、2重に防水されるので防水性をより高めることができる。また、第1の水密材37によって、下地枠4にリフォーム用サッシ枠5を確実に固定することができ、第2の水密材22によって、既存サッシ枠3に下地枠4を確実に固定することができる。
【0043】
前記下地枠4は、既存サッシ枠3のレール部11,14,15を覆い、かつ、リフォーム用サッシ枠5の背面が当接される表面が平坦な覆い部23を有しているので、リフォーム用サッシ枠5の背面を、覆い部23に容易に当接することができ、よって、リフォーム用サッシ枠5を下地枠4にがたつくことなく確実に取り付けることができ、また、新規と同じ要領で開口部2にリフォーム用サッシ枠5を容易に取り付けることができる。
【0044】
前記下地枠4は、室外側を向き、かつ、同一平面上に位置する室外側見付面23aを有しているので、この室外側見付面23aがリフォーム用サッシ枠5を保持する取付面となり、リフォーム用サッシ枠5を室外側見付面23aに均一に固定することができるとともに、取付強度を向上させ、また、取付作業も行い易くなる。さらに、室外側見付面23aとリフォーム用サッシ枠5との間に設けられた第1の水密材37が、リフォーム用サッシ枠5と下地枠4との間に十分に接触することができ、よって、これらの間の水密性を一層確実に確保することができる。
【0045】
下地枠4は、コーナー部材17と中間部材18とを備えているので、このように複数の部材に分割することによって、コーナー部材17の取り付けが行いやすくなる。また、前記中間部材18を、実際の寸法に合わせて長さ調節を容易に行うことができ、よって、寸法違いの各種サッシに対応して取り付けることができる。さらに、接合部分25に防水シート26が貼り付けられているので、この接合部分25の防水性を確保することができる。
【0046】
前記下地枠4は、樹脂からなる押出成形品であるので、樹脂から押出成形することによって容易に製造することができる。また、アルミニウムからなる押出成形品とした場合に比して、断熱性に富むとともに下地枠4がアルミニウムの銀色の色彩とならずに見栄えが良い。
【0047】
前記開口部2周囲の外壁面2dに取り付けられた外壁材39と、リフォーム用サッシ枠5との間には、第3の水密材40が密接して設けられているので、外壁材39とリフォーム用サッシ枠5との間の防水性を確保することができる。
【0048】
前記第1の水密材37は、リフォーム用サッシ枠5に設けられているので、この第1の水密材37が設けられたリフォーム用サッシ枠5を下地枠4に取り付けることによって、同時に、リフォーム用サッシ枠5と下地枠4との間の防水性を確保することができる。また、前記第2の水密材22は、下地枠4に設けられているので、この第2の水密材22が設けられた下地枠4を既存サッシ枠3に取り付けることによって、同時に、下地枠4と既存サッシ枠3との間の防水性を確保することができる。したがって、従来のように、既存サッシ枠に連結金具を取り付け、さらに連結金具に新設サッシ枠を取り付けたうえで、既存サッシ枠と新設サッシ枠との継ぎ目部分に新たに防水処理を施す必要がなく、施工作業の簡略化を図ることができる。
【0049】
また、例えば、下既存サッシ枠材8にサッシ枠形状確認治具43を使用して、該下既存材8に取り付けられる縦既存サッシ枠材6を確認するので、下既存サッシ枠材8にはめ込まれる縦既存サッシ枠材6を間違えることなく、容易に確認することができ、よって、この取付作業をスムーズに行うことができる。
【0050】
なお、本発明の実施の形態では、前記第1の水密材37はリフォーム用サッシ枠5に設けられていたが、例えば、下地枠4の室外側見付面23aに設けても良い。また、前記第2の水密材22は下地枠4に設けられていたが、例えば、既存サッシ枠5に設けても良い。
【0051】
また、前記下地枠4のコーナー部材17や中間部材18は、樹脂からなる押出成形品であるとしたが、例えば、アルミニウムからなる押出成形品としても良い。この場合は、樹脂からなる押出成形品として場合に比して、耐久性や密閉性に優れる。
【0052】
さらに、前記既存サッシ枠3やリフォーム用サッシ枠5は、引き違い戸用のサッシ枠であったが、例えば、図9および図10に示すように、はめ殺し窓用のサッシ枠としても良い。なお、この場合の取付構造は、上述したものと同様の構造であるので、同様の構成部分については同様の符号を付してその説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施の形態を示すためのもので、リフォーム用サッシ枠の取付構造を示す平断面図である。
【図2】同、図1の拡大図である。
【図3】同、リフォーム用サッシ枠の取付構造を示す側断面図である。
【図4】同、下地枠の要部を示す斜視図である。
【図5】同、下地枠を取り付ける様子を示す斜視図である。
【図6】同、リフォーム用サッシ枠を取り付ける様子を示す斜視図である。
【図7】同、(a)〜(d)は、リフォーム用サッシ枠の取付方法を示す側断面図である。
【図8】同、サッシ枠形状確認治具の斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態のその他の実施の形態を示すためのもので、リフォーム用サッシ枠の取付構造を示す平断面図である。
【図10】同、リフォーム用サッシ枠の取付構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
【0054】
1 建物躯体
2 開口部
2d 外壁面
3 既存サッシ枠
4 下地枠
5 リフォーム用サッシ枠
11,14,15 レール部
17 コーナー部材
18 中間部材
22 第2の水密材
23 覆い部
23a 室外側見付面
25 接合部分
26 防水シート
37 第1の水密材
39 外壁材
40 第3の水密材




 

 


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