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発明の名称 開口部を有する壁面の設置構造および券売機室の設置工法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−113297(P2007−113297A)
公開日 平成19年5月10日(2007.5.10)
出願番号 特願2005−306572(P2005−306572)
出願日 平成17年10月21日(2005.10.21)
代理人 【識別番号】100082647
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 義久
発明者 飯沼 輝人 / 中神 聡 / 立脇 義啓 / 青木 暢平 / 五十嵐 啓一 / 荒木 一寿 / 阿部 光男 / 鈴木 健太郎
要約 課題
売機などの設置のための開口部を有する壁面を短時間かつ簡易の構築できるものとする。

解決手段
設置現場において組立てられた、支柱材21及び横架材22を含む仮設支持体20と、パネル本体と、その裏面側に一体化され、高さ方向に離間して少なくとも2位置及び各位置において水平方向に離間して少なくとも2個所に、前記横架材22に係止可能な係止フックとを有するパネル体1、2、3とを有し、前記開口部の両隣接部位に前記第1パネル体1が、前記開口部上に前記第2パネル体2が、前記開口部下に前記第3パネル体3が、前記係止フックが対応する前記横架材22にそれぞれ係止されることにより前記支持体20に支持され、前記開口部に対してパネル体1、2、3群の裏面側から機材10を臨ませ、前記開口部と前記機材10との間に生じる隙間は、前記開口部に臨むパネル体の側部にパネルを固定することにより目隠ししてある。
特許請求の範囲
【請求項1】
設置現場において組立てられた、支柱材及び横架材を含む仮設支持体と、
パネル本体と、その裏面側に一体化され、高さ方向に離間して少なくとも2位置及び各位置において水平方向に離間して少なくとも2個所に、前記横架材に係止可能な係止フックとを有するパネル体とを有し、
前記パネル体は、開口部より高い縦長の第1パネル体と、前記開口部上長さの第2パネル体と、前記開口部下長さの第3パネル体とを備え、
前記開口部の両隣接部位に前記第1パネル体が、前記開口部上に前記第2パネル体が、前記開口部下に前記第3パネル体が、前記係止フックが対応する前記横架材にそれぞれ係止されることにより前記支持体に支持され、
前記開口部に対してパネル体群の裏面側から機材を臨ませ、前記開口部と前記機材との間に生じる隙間は、前記開口部に臨むパネル体の側部にパネルを固定することにより目隠ししてあることを特徴とする開口部を有する壁面の設置構造。
【請求項2】
前記機材は有価物の受け渡し機材であり、前記第3パネル体の上に置き台部分が設けられている請求項1記載の壁面の設置構造。
【請求項3】
前記機材は、駅の券売機である請求項2記載の壁面の設置構造。
【請求項4】
前記パネル体は、横桟部材とその長手方向に間隔をおいて設けられた少なくとも2つの前記係止フックとを有する支持受け材を備え、前記横残部材が前記パネル本体の両側部に間に跨って、高さ位置調整自在に固定される請求項1記載の壁面の設置構造。
【請求項5】
前記パネル本体の両側部に、裏側に回り込む係止受け部を有し、
前記横桟部材は、前記係止受け部の裏面に臨む押し当て部と前記係止受け部の内面に臨む係止部と、前記押し当て部及び前記係止部を接離させる接離部材とを有し、前記係止受け部の裏面に押し当て部を、内面に係止部を配置した状態で前記接離部材により接近させたとき、前記係止受け部が押し当て部及び係止部により挟着されることにより、前記横桟部材の前記パネル本体に対する固定がなされ、前記接離部材により前記押し当て部及び係止部の離間がなされることにより前記横桟部材の前記パネル本体に対する固定が解除され高さ方向に移動可能とされる構成である請求項4記載の壁面の設置構造。
【請求項6】
前記第1パネル体は高さ方向に離間して少なくとも3位置に、上側及び下側の2つ各位置においては水平方向に離間して上方から前記横架材に被せて係止する係止フックを有し、中間位置においては水平方向に離間して下方から前記横架材に被せて係止する係止フックを有し、
前記第2パネル体及び前記第3パネル体は高さ方向に離間した2位置のみに、水平方向に離間して上方から前記横架材に被せて係止する係止フックを有し、
前記各係止フックは対応する横架材に係止されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の壁面の設置構造。
【請求項7】
次記の工程を含むことを特徴とする券売機室の設置工法。
(1)支柱材及び横架材を含む仮設支持体を、設置現場において組立てる支持体組立工程。
(2)パネル本体と、その裏面に一体化され、高さ方向に離間して少なくとも2位置及び各位置において水平方向に離間して少なくとも2個所に、前記横架材に係止可能な係止フックとを有するパネル体とを有し、さらに、前記パネル体として、開口部より高い縦長の第1パネル体と、前記開口部上用の第2パネル体と、前記開口部下用の第3パネル体とを用意する工程。
(3)前記開口部の両隣接部位に前記第1パネル体のそれぞれを、前記係止フックを対応する前記横架材にそれぞれ係止することにより前記支持体に支持する第1パネル体支持工程。
(4)前記開口部上に前記第2パネル体を、前記開口部下に前記第3パネル体を、それぞれ、前記係止フックを対応する前記横架材にそれぞれ係止することにより前記支持体に支持する第2パネル体支持工程及び第3パネル体支持工程。
(5)前記開口部に対してパネル体群の裏面側から券売機を臨ませる券売機設置工程。
(6)前記開口部と前記券売機との間に生じる隙間は、前記開口部に臨むパネル体の側部にパネルを固定することにより目隠しする目隠しパネル固定工程。
【請求項8】
前記第3パネル体には、その上に置き台部分が設けられる請求項7記載の壁面の券売機室の設置工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開口部を有する壁面の設置構造および券売機室の設置工法に関する。
【背景技術】
【0002】
電車駅等における券売機室を改装する場合、既設の券売機室の前面に仮設券売機室を設置し、その設置期間内に、既設の券売機室の改装を行うことが考えられる。しかるに、券売日常業務を停止する訳には行かないために、終電から始発までの短時間で仮設の券売機室を設置できる簡易な施工工法および構造が望まれている。
なお、本発明のパネルの保持に関しては特許文献1がある。
【特許文献1】特許第2700425号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、本発明の主たる課題は、券売機などの設置のための開口部を有する壁面を短時間かつ簡易に構築できる設置構造及び設置工法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決した本発明は下記のとおりである。
<請求項1項記載の発明>
設置現場において組立てられた、支柱材及び横架材を含む仮設支持体と、
パネル本体と、その裏面側に一体化され、高さ方向に離間して少なくとも2位置及び各位置において水平方向に離間して少なくとも2個所に、前記横架材に係止可能な係止フックとを有するパネル体とを有し、
前記パネル体は、開口部より高い縦長の第1パネル体と、前記開口部上長さの第2パネル体と、前記開口部下長さの第3パネル体とを備え、
前記開口部の両隣接部位に前記第1パネル体が、前記開口部上に前記第2パネル体が、前記開口部下に前記第3パネル体が、前記係止フックが対応する前記横架材にそれぞれ係止されることにより前記支持体に支持され、
前記開口部に対してパネル体群の裏面側から機材を臨ませ、前記開口部と前記機材との間に生じる隙間は、前記開口部に臨むパネル体の側部にパネルを固定することにより目隠ししてあることを特徴とする開口部を有する壁面の設置構造。
【0005】
(作用効果)
本発明に係るパネル体は、パネル本体に対しその裏面側に係止フックが一体化され、この係止フックは、支持体の横架材に係止可能である。したがって、予め設置現場において組立てられた支持体に対し、パネル体を所定位置に持ち込み、係止フックを横架材に係止することで簡単にパネル体を支持させることができる。
開口部の両隣接部位に前記第1パネル体を、前記開口部上に前記第2パネル体を、前記開口部下に前記第3パネル体を設置することにより、壁面の中間部に開口部を形成することができる。
これに対し、開口部の上方又は下方の一方にパネル体を配置し、他方は別の部材を配置することも考えられるが、別の部材を配置することにより、壁面の一体性がなく外観を損なわれるのに対して、本発明に従って、外面をすべて同一のパネル体をすることで壁面の一体性が担保され、見栄えなどの観点で外観に優れたものとなる。
一方、パネル体群の裏面側から機材、たとえば券売機を臨ませる。券売機などの機材は、前記開口部に寸法的に一致して形成される訳ではない。そこで、前記開口部と前記機材との間に生じる隙間は、前記開口部に臨むパネル体の側部に目隠し用のパネルを固定することにより目隠しすることができる。この目隠しは、体裁の向上のみならず、裏面側での、たとえば既設券売機室の改装工事の騒音を外部に漏らすことを防止するなどの機能もある。
【0006】
<請求項2項記載の発明>
前記機材は有価物の受け渡し機材であり、前記第3パネル体の上に置き台部分が設けられている請求項1記載の壁面の設置構造。
【0007】
(作用効果)
前記機材が有価物の受け渡し機材である場合、前記第3パネル体の上に置き台部分が設けられていると、受け渡し時におけるたとえば手荷物の置き台となり、受け渡し作業に便利なものとなる。
【0008】
<請求項3項記載の発明>
前記機材は、駅の券売機である請求項2記載の壁面の設置構造。
【0009】
(作用効果)
先に述べたように、簡易かつ迅速施工が可能な構造であるから、駅等における券売機室の改装に伴う新設壁面への券売機の設置に伴う工事に好適に適用できる。また、乗車券を購入する際に、手荷物の置き台となり、受け渡し作業に便利なものとなる。
【0010】
<請求項4項記載の発明>
前記パネル体は、横桟部材とその長手方向に間隔をおいて設けられた少なくとも2つの前記係止フックとを有する支持受け材を備え、前記横残部材が前記パネル本体の両側部に間に跨って、高さ位置調整自在に固定される請求項1記載の壁面の設置構造。
【0011】
(作用効果)
係止フックは、パネル本体に対して直接的に取り付けることも可能であるが、現場での支持体の組立時の位置決めは時間の短縮のために厳密に行い難い。そこで、横桟部材に少なくとも2つの前記係止フックを有する支持受け材を用意し、前記横残部材を前記パネル本体の両側部に間に跨って高さ位置調整自在に固定されるようにすることにより、横架材と係止フックとの取り合い位置を簡単に調整でき、作業の迅速化に最適である。
【0012】
<請求項5項記載の発明>
前記パネル本体の両側部に、裏側に回り込む係止受け部を有し、
前記横桟部材は、前記係止受け部の裏面に臨む押し当て部と前記係止受け部の内面に臨む係止部と、前記押し当て部及び前記係止部を接離させる接離部材とを有し、前記係止受け部の裏面に押し当て部を、内面に係止部を配置した状態で前記接離部材により接近させたとき、前記係止受け部が押し当て部及び係止部により挟着されることにより、前記横桟部材の前記パネル本体に対する固定がなされ、前記接離部材により前記押し当て部及び係止部の離間がなされることにより前記横桟部材の前記パネル本体に対する固定が解除され高さ方向に移動可能とされる構成である請求項4記載の壁面の設置構造。
【0013】
(作用効果)
かかる支持受け材の構成は、基本的に前掲の先行する特許文献1に記載のものであるが、その構成の応用により、組立現場での作業の迅速化を達成できる。
【0014】
<請求項6項記載の発明>
前記第1パネル体は高さ方向に離間して少なくとも3位置に、上側及び下側の2つ各位置においては水平方向に離間して上方から前記横架材に被せて係止する係止フックを有し、中間位置においては水平方向に離間して下方から前記横架材に被せて係止する係止フックを有し、
前記第2パネル体及び前記第3パネル体は高さ方向に離間した2位置のみに、水平方向に離間して上方から前記横架材に被せて係止する係止フックを有し、
前記各係止フックは対応する横架材に係止されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の壁面の設置構造。
【0015】
(作用効果)
第1パネル体は、開口部より高い縦長である。したがって、浮き上がりに伴う支持体からの外れが懸念される。そこで、第1パネル体については、高さ方向に離間して少なくとも3位置に、上側及び下側の2つ各位置においては水平方向に離間して上方から前記横架材に被せて係止する係止フックを設け、中間位置においては水平方向に離間して下方から前記横架材に被せて係止する係止フックを設けると、上側及び下側の2つ各位置における下向きの係止フックにより安定して係止することができるほか、パネル体の浮き上がりについては、中間の上向きフックが横架材に係止することで、それ以上の浮き上がりを防止でき、全体としても安定とした支持形態となる。
これに対し、第2パネル体及び第3パネル体は、短いものであるために、上下位置における下向きの係止フックのみでも安定支持が可能である。
【0016】
<請求項7項記載の発明>
次記の工程を含むことを特徴とする券売機室の設置工法。
(1)支柱材及び横架材を含む仮設支持体を、設置現場において組立てる支持体組立工程。
(2)パネル本体と、その裏面に一体化され、高さ方向に離間して少なくとも2位置及び各位置において水平方向に離間して少なくとも2個所に、前記横架材に係止可能な係止フックとを有するパネル体とを有し、さらに、前記パネル体として、開口部より高い縦長の第1パネル体と、前記開口部上用の第2パネル体と、前記開口部下用の第3パネル体とを用意する工程。
(3)前記開口部の両隣接部位に前記第1パネル体のそれぞれを、前記係止フックを対応する前記横架材にそれぞれ係止することにより前記支持体に支持する第1パネル体支持工程。
(4)前記開口部上に前記第2パネル体を、前記開口部下に前記第3パネル体を、それぞれ、前記係止フックを対応する前記横架材にそれぞれ係止することにより前記支持体に支持する第2パネル体支持工程及び第3パネル体支持工程。
(5)前記開口部に対してパネル体群の裏面側から券売機を臨ませる券売機設置工程。
(6)前記開口部と前記券売機との間に生じる隙間は、前記開口部に臨むパネル体の側部にパネルを固定することにより目隠しする目隠しパネル固定工程。
【0017】
(作用効果)
券売機の設置に対し、請求項1で述べたとおりの作用により、簡易かつ迅速な設置が可能となる。
【0018】
<請求項8項記載の発明>
前記第3パネル体には、その上に置き台部分が設けられる請求項7記載の壁面の券売機室の設置工法。
【0019】
(作用効果)
置き台は手荷物の置き台などに利用できるが、置き台部分は予めパネル本体に取り付けておくほか、現場での取り付けも可能である(両者を含む)。
【発明の効果】
【0020】
以上要すれば、本発明によれば、券売機などの設置のための開口部を有する壁面を短時間かつ簡易の構築できる。また、平面の一体性が図られるので、外観に優れるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を示してさらに説明する。
構造的にやや複雑であるために、まず、全体の概要を説明し、その後に適宜詳細説明に移ることとする。
【0022】
<全体構成>
図1〜図4は本発明の券売機1の設置のための壁面の設置構造の全体を示したものである。床FLと天井RFとの間に、パネル体により壁面が構築されている。
図示例では、券売機10の窓部を臨ませるための開口部を有する壁面の形成のために、前記開口部より高い縦長の第1パネル体1と、前記開口部上の第2パネル体2と、前記開口部下の第3パネル体3とを設置・構築する。
【0023】
第1パネル体1、1相互間に、それぞれ2枚の第2パネル体2、2及び第3パネル体3、3を設置し、2台の券売機10、10を横並びに設置して開口部に臨ませるようにしてある。第1パネル体1のパネル本体5には、問い合わせ用に対応するための通話口用の上げ下げ窓7が予め設置されている。
【0024】
設置現場においては、鋼製丸パイプなどによる支柱材21及び横架材22を含み、クランプ(図示せず)などを利用して組立てることにより仮設支持体20を構築する。この仮設支持体20の構築は周知技術の延長上のものであるので、詳しい説明は省略する。
【0025】
他方、第1パネル体1、第2パネル体2、第3パネル体3の配置形態は、図1〜図4のものに限定されるものではなく、内観図として示す図5に示されているように、第1パネル体1、1相互間に、それぞれ1枚の第2パネル体2及び第3パネル体3を設置し、1台の券売機10のみを設置することなども可能である。このように、開口部に対する券売機10の設置台数は適宜選択できる。
【0026】
<パネル体の構成>
各パネル体の構造の詳細が図6〜図17に図示されているので、これについて詳説する。第1〜第3パネル体1、2、3は、支持受け材4の取り付け形態が若干異なるのみであるので、まず、共通部分をついて説明する。パネル体1、2、3はパネル本体5を有し、その裏面側(支持体20側あるいは室内側)に支持受け材4が跨って取り付けられている。
【0027】
図示例においては、図6及び図7が明示しているように、支持受け材4は、第1パネル体1では高さ方向に3箇所、第2パネル体2及び第3パネル体3では高さ方向に2箇所取り付けられている。支持受け材4のパネル本体5に対する高さ方向の設置数は、それ以上でもよいが、過度の設置数はコストの観点からも通常は不要である。なお、第1パネル体1のパネル本体5に対する高さ方向の設置数は2箇所とすることも可能である。
【0028】
図8〜図12に支持受け材4、並びにパネル本体5との関係が明示されている。パネル本体5の両側部には、裏側に回り込む係止受け部5aが形成されている。詳しくは、図11に示されるように、係止受け部5aはその先端に内面側に突出する係止片部5bを有する。
【0029】
支持受け材4は、横桟部材4Aとその長手方向に間隔をおいて設けられた少なくとも2つの係止フック4B、4Bとを有する。横桟部材4Aは、ほぼ全長にわたる移動片部4aと、同じくほぼ全長にわたる押し当て片部4bとを有する。移動片部4aの端部には、L字状折曲片により形成された係止部4cが形成され、前記係止受け部5aの内面に臨んでいる。押し当て片部4bの端部には、L字状折曲され押し当て部4dが形成され、係止受け部5aの裏面に臨んでいる。押し当て片部4bに対して移動片部4aを接離させる接離部材、図示例ではボルト4eが設けられ、その軸部が押し当て片部4bを挿通し、足部が移動片部4aの雌ネジ部に螺合している。
【0030】
かかる構成では、係止受け部5aの裏面に押し当て部4dを、内面に係止部4cを配置した状態で、ボルト(接離部材)4eをねじ込むことにより接近させたとき、係止受け部5aが押し当て部4d及び係止部4cにより挟着されることにより、横桟部材4のパネル本体5に対する固定がなされ、一方、ボルト(接離部材)4eを反対に回転させることにより押し当て部4d及び係止部4cの離間がなされることにより、横桟部材4のパネル本体5に対する固定が解除されパネル本体5の高さ方向に移動可能とされる。固定状態では、押し当て部4dの肩が係止片部5bに当ることで横方向の移動が規制される。
【0031】
係止フック4Bは、板状体に係止凹部を形成したもので、回転軸4fに固定され、その回転軸4fがその軸心周りに90度回転可能に横桟部材4Aに軸支されている。現場への搬入前には、図11の仮想線で示すように、パネル本体5と平行になるように畳まれる状態にあり、搬入後において実線に示す位置に手前側に90度回転され、横架材22に係止可能な状態にされる。これは、運搬時の便を考慮した形態である。なお、90度回転機構は、特許文献1の構造をそのまま採用可能である。
【0032】
さて、係止フック4Bの配置と横架材22との関係は、図6及び図7を参照すると判り易い。すなわち、第1パネル体1は高さ方向に離間して少なくとも3位置に、上側及び下側の2つ各位置においては水平方向に離間して上方から横架材22に被せて係止する係止フック4Bを有し、中間位置においては水平方向に離間して下方から前記横架材に被せて係止する係止フック4Bを有し、第2パネル体2及び第3パネル体3は高さ方向に離間した2位置のみに、水平方向に離間して上方から横架材22に被せて係止する係止フック4Bを有する形態とされている。かかる形態で、各係止フック4B、4B……は対応する横架材22、22…に係止される。
【0033】
パネル体を隣接させる場合、図13に示すように、パネル本体は相欠継ぎのために段部が形成され、相欠継ぎがなされ、その部分の高さ方向の適宜の位置で連結ボルト5Aによる固定がなされ、壁面の一体強化がなされている。
【0034】
他方、図7に示すように、第3パネル体3の上に置き台部分3Aが設けられている。この置き台部分3Aの形状や構造は適宜選択でき、置き台部分3Aの変形例を図14及び図15に図示してある。図14には、上記構造の支持受け材を使用することなく、パネル本体5に直接係止フック4Bを溶接などにより回転不能に固定した例を、図15には、高さ位置調整が不能に固定した金具6に、係止フック4Bを回転自在に取付けた例を併せて示してある。また、図24には、支持強度が要求される場合には、置き台部分3Aに係止受け凹部3aを形成し、横架材22に係止して支持強度の向上を図ることができる。
【0035】
第1パネル体1には、通話口用の上げ下げ窓7を設けてある。その具体例を図16〜図20に示した。パネル本体5に形成した開口に、一般サッシの上げ下げ窓と同様に、窓枠7Aを形成し、その内部に可動障子7Bを上下するようにし、可動障子7Bにラッチ7Cを設け、上下のラッチ受け7D,7Dに対しラッチを摘み7Eを摘んで移動させて係脱自在にしたものである。
【0036】
ところで、本発明では、パネル体群の裏面側から機材、たとえば券売機10を臨ませる。券売機10などの機材は、開口部の寸法に一致して形成される訳ではない。そこで、図7及び図21に明示されているように、開口部と券売機10の受け渡し部との間に生じる隙間は、開口部に臨むパネル体、たとえば第1パネル体1の側部に目隠し用パネル30を固定することにより目隠しを行う。目隠し用パネル30は、高い固定強度が要求されるものではないので、図21に示すように、第1パネル体1に直接、あるいはこれに固定したアングル部材31を、さらに第2パネル体2にアングル部材32を固定し、目隠し用パネル30をビス33止めすることにより固定できる。
【0037】
この目隠しは、体裁の向上のみならず、裏面側での、たとえば既設券売機室の改装工事の騒音を外部に漏らすことを防止するなどの機能もある。
【0038】
<その他>
本発明の技術思想の下で、他の変形例は適宜選択できる。たとえば、開口部としては、券売機の受け渡し窓口としたが、業務用の対話窓口としたり、商業のカウンター窓口とすることもできる。したがって、窓口の裏面側には、机やテーブルの設置が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】通路側からの外観概要正面図である。
【図2】裏面側からの内観概要正面図である。
【図3】概要縦断面図である。
【図4】要部水平断面図である。
【図5】他の例の内観概要正面図である。
【図6】第1パネル体の概要縦断面図である。
【図7】開口部を通る概要縦断面図である。
【図8】開口部を通る要部拡大水平断面図である。
【図9】パネル体の内観概要正面図である。
【図10】パネル体の水平断面図である。
【図11】パネル体の拡大水平断面図である。
【図12】パネル体の側面図である。
【図13】パネル体相互の相欠継ぎ構造を示す水平断面図である。
【図14】第3パネル体の他の例の縦断面図である。
【図15】第3パネル体の別の例の縦断面図である。
【図16】第1パネル体の内観正面図である。
【図17】第1パネル体の側面図である。
【図18】上げ下げ窓の内観正面図である。
【図19】上げ下げ窓の縦断面図である。
【図20】上げ下げ窓の水平断面図である。
【図21】目隠し用パネルの設置例の縦断面図である。
【図22】目隠し用パネルの横断面図である。
【図23】第3パネル体のさらに別の例の縦断面図である。
【符号の説明】
【0040】
1…第1パネル体、2…第2パネル体、3…第3パネル体、3A…置き台部分、4…支持受け材、4A…横桟部材、4B…係止フック、4a…移動片部、4b…押し当て片部、4c…係止部、4d…押し当て部、4e…ボルト、4f…回転軸、5…パネル本体、5A…連結ボルト、5a…係止受け部、5b…係止片部、6…金具、7…上げ下げ窓、7A…窓枠、7B…可動障子、7C…ラッチ、7D…ラッチ受け、7E…摘み、10…券売機、20…仮設支持体、21…支柱材、22…横架材22、30…目隠し用パネル、31,32…アングル部材、FL…床、RF…天井。




 

 


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