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発明の名称 アスベスト含有床材剥離装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−132071(P2007−132071A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2005−325738(P2005−325738)
出願日 平成17年11月10日(2005.11.10)
代理人 【識別番号】100081569
【弁理士】
【氏名又は名称】若田 勝一
発明者 江川 栄治 / 生田 正治 / 小俣 貴之
要約 課題
アスベストを含有床材剥離作業により発生する粉塵の飛散を効率よく抑制でき、もって小型軽量の車体を用いてアスベスト含有床材の剥離が可能となるアスベスト含有床材剥離装置を提供する。

解決手段
作業車体と、この作業車体に取付けられたアスベスト剥離手段と、このアスベスト剥離手段の剥離作業部を覆うカバー30と、このカバー30に吸引部45が取付けられ、アスベスト剥離手段による作業中に発生する粉塵を吸引する吸引手段とを備える。吸引手段は、剥離作業中に発生する粉塵のみを除去する。
特許請求の範囲
【請求項1】
作業車体と、この作業車体に取付けられた床材剥離手段と、この床材剥離手段の剥離作業部を覆うカバーと、このカバーに吸引部が取付けられ、前記床材剥離手段による作業中に発生する粉塵のみを吸引する吸引手段とを備えることを特徴とするアスベスト含有床材剥離装置。
【請求項2】
請求項1に記載のアスベスト含有床材剥離装置において、
前記床材剥離作業によるアスベスト粉塵の飛散を防止する液体噴霧手段をさらに備えたことを特徴とするアスベスト含有床材剥離装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のアスベスト含有床材剥離装置において、
前記作業車体は自走式であることを特徴とするアスベスト含有床材剥離装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アスベストを含有する床材を剥離する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物の床材の剥離作業は人手に任されていたが、近年、効率向上のため、機械化が行なわれるようになってきている。このような床材を剥離する作業機械として、特許文献1に開示された床材剥離機は、走行体のフレームに上下位置および姿勢調整自在に床材剥離装置を取付け、作業機械を走行させながら刃体により床材を剥離するものである。
【0003】
また、特許文献2にはアスベスト床タイル除去装置が開示されており、この装置は、電動ハンマによりアスベスト床タイルを小割りする手段と、小割りした床タイルを剥離する手段と、小割りしかつ剥離されたタイルをアスベストの粉塵と共に吸引する手段とを備えたものである。
【0004】
【特許文献1】特許第3088094号公報
【特許文献2】特開2001-40884号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のように、刃体により床材を剥離する構成の床材剥離機においては、床材の剥離時に床材から生じる粉塵が飛散してしまうため、アスベストを含有する床材の場合、オペレータや近隣に健康被害を発生させる恐れがある。
【0006】
特許文献2に記載のものは、アスベストの粉塵を吸引処理するので、前記問題を軽減しえるが、しかし、タイルの剥離部や小割部が大気に開放されているため、剥離作業や小割作業の際に発生するアスベストの粉塵を発生させないようにするためには強力は吸引装置が必要になる。また、小割りしたタイル片の吸引移送を行なうため、強力な吸引力を必要とする上、破断片を収容しておくための大容量の回収装置も必要となり、装置全体が大型化し、狭い建物の内部への搬入自体も困難になるという問題点がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑み、剥離作業により発生する粉塵の飛散を効率よく抑制でき、もって小型軽量の車体を用いてアスベスト含有床材の剥離が可能となるアスベスト含有床材剥離装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1のアスベスト含有床材剥離装置は、作業車体と、この作業車体に取付けられた床材剥離手段と、この床材剥離手段の剥離作業部を覆うカバーと、このカバーに吸引部が取付けられ、前記床材剥離手段による作業中に発生する粉塵のみを吸引する吸引手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2のアスベスト含有床材剥離装置は、前記床材剥離装置において、
床材剥離作業によるアスベスト粉塵の飛散を防止する液体噴霧手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項3のアスベスト含有床材剥離装置は、前記床材剥離装置において、
前記作業車体が自走式であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、アスベスト含有床材の剥離作業により発生した粉塵のみを吸引するように構成したので、剥離したアスベスト含有床材の吸引手段とその回収装置は不要となり、吸引手段や回収装置が粉塵用のもののみですむため、吸引手段や回収装置が小型のものですみ、小型の車体により構成できる。また、剥離作業部をカバーで覆ったため、吸引手段に必要とされる吸引力は小さなものですむ。
【0012】
請求項2の発明によれば、床材剥離作業により発生するアスベスト粉塵の飛散を防止する液体噴霧手段をさらに備えたので、アスベスト粉塵の飛散をよりよく抑制できる。
【0013】
請求項3の発明によれば、前記車体を自走式車体としたので、床材剥離作業を行なう場所に容易に移動することができ、作業能率を上げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は本発明によるアスベスト含有床材剥離装置の一実施の形態を示す側面図、図2はその平面図である。1は無限軌道式走行体である。走行体1のフレーム1a上には上部フレーム2を設置する。上部フレーム2上には油圧パワーユニット3、操作装置4aおよび運転席4などを搭載する。これら走行体1、上部フレーム2、油圧パワーユニット3、運転席4、操作装置4aにより作業車体を構成する。
【0015】
図3の側面図に示すように、走行体フレーム1aには、アスベスト含有床材剥離手段である剥離装置本体5を取付けるためのブラケット6を設ける。このブラケット6にピン7により、上下揺動可能に剥離装置本体5の取付けアーム8を取付ける。このアーム8の先端と剥離装置本体5のハウジング9に設けたブラケット9aとをピン10により連結する。また、アーム8の中間部と、上部フレーム2に設けたブラケット11との間に、アーム8を上下動させる第1の油圧シリンダ12を、ピン13,14により連結して取付ける。また、ブラケット11の上部とハウジング9の上面に設けたブラケット9bとの間に、第2の油圧シリンダ16を、ピン17,19により連結して取付ける。
【0016】
剥離装置本体5のハウジング9はボックス状をなし、その前端には、軸20を中心に前後揺動自在に刃体取付け体21を取付け、その先端に刃体22を設ける。
【0017】
23は前記ハウジング9にばねあるいは弾性ゴム(図示せず)により可動に取付けた起振装置である。この起振装置23は、ハウジング9内に可動に取付けたフレーム28に、油圧モータ25と、この油圧モータ25にベルト26により回転される偏心錘27とを取付けてなり、フレーム28に刃体取付け体21が係合される。従って油圧モータ25の作動によって偏心錘27を回転させることにより、フレーム28を振動させて軸20を中心にして刃体取付け体21および刃体22を前後に振動させるものである。
【0018】
30は前記剥離装置本体5の剥離作業部、すなわち剥離装置本体5の少なくとも前部を覆うように設けられる下面開口のカバーである。前記ハウジング9の上面にはねじ孔を有するブラケット31を設け、このブラケット31に、後述の配管49の取付けアーム33と共にカバー30の天板部34をボルトまたはねじ35により固定してカバー30が取付けられる。
【0019】
カバー30の天板部34、側板部36および前板部(図示せず)には剥離作業部を外部から目視するための透明板37を取付ける。また、カバー30の側板部36および前版部の下縁には、カバー34と床面との間の隙間を閉じるためのゴム板39をボルトまたはねじ40により取付ける。カバー30の背面部は開口されており、この開口部もボルトまたはねじ41により取付けられるゴム板42で覆う。
【0020】
43は前記上部フレーム2上に搭載された吸引機であり、この吸引機43に接続された吸引ホース44の先端はカバー30の天板部34に設けた吸引部45に接続される。前記吸引機43および吸引ホース44により吸引手段を構成する。
【0021】
46は上部フレーム2上に搭載したタンクであり、このタンク46は剥離作業部を湿潤化するための水あるいは他の液体を溜めておくものである。47はこのタンク46に溜めた液体を配管49およびノズル50を介して床面に噴霧するためのポンプである。前記タンク46、ポンプ47、配管49およびノズル50により液体噴霧手段を構成する。
【0022】
このアスベスト含有床材剥離装置により床材剥離作業を行なう場合は、第1の油圧シリンダ12および第2の油圧シリンダ16の伸縮量調整により剥離装置本体5、すなわち刃体22の角度および高さを調整し、かつ刃体22を床材に食い込ませ、油圧モータ25の作動により偏心錘27を回転させて振動を発生させ、軸20を中心に刃体22を前後に振動させながら、走行体1の作動によりこの剥離装置を走行させながら床材の剥離作業を行なう。また、カバー30内の空気を吸引機43により吸引することにより、床材剥離作業により発生する粉塵を吸引部45から吸引ホース44を介して吸引機43中に吸引する。
【0023】
ここで、吸引機43によるカバー30内の空気を吸引することにより、剥離された床材の破断片は吸引せず、粉塵のみが吸引される理由は、粉塵と破断片との重量差による。また、カバー30の天板部34(カバー30の前版部、側板部あるいは背面でもよい。)のように、刃体22(剥離作業部)から離間させた位置に吸引部45を設けることにより、分断された破断片を吸い込まず、粉塵のみを吸い込ませることができる。吸引機43中に空気と共に吸引された粉塵は吸引機3内のフィルタにより除塵する。
【0024】
前記床材剥離作業において、カバー30に取付けられたゴム板39,42は床面とカバー30との間の隙間を塞ぎ、粉塵の周囲への飛散を防ぐ。また、ポンプ47を作動させることにより、タンク46に溜めた水または噴霧用液体をノズル50から床面に噴霧して床面から剥離された破断片や床材を湿潤化して床面からの粉塵の飛散を防止する。なお、剥離され、破断され。湿潤化された破断片は人手により除去する。
【0025】
本発明のアスベスト含有床材剥離装置は、アスベスト含有床材の剥離作業により発生した粉塵のみを吸引するように構成したので、吸引ホース44や吸引機43等の吸引手段や回収装置が、粉塵のみ用のものですむため、吸引手段や回収装置が小型のものですみ、小型の車体を用いて構成できる。また、剥離作業部をカバー30で覆ったため、吸引機43により構成される吸引手段に必要とされる吸引力は小さなものですむ。
【0026】
また、本実施の形態においては、床材剥離作業による粉塵の飛散を防止するため、タンク45、ポンプ47、配管49、ノズル50からなる液体噴霧手段をさらに備えたので、粉塵の飛散をよりよく抑制できる。また、アスベスト含有床材剥離装置を構成する車体を自走式車体としたので、剥離作業を行なう場所に容易に移動することができ、作業能率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明によるアスベスト含有床材剥離装置の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本実施の形態の剥離作業部とその姿勢制御装置を示す側面図である。
【符号の説明】
【0028】
1:走行体、1a:走行体フレーム、2:上部フレーム、3:油圧パワーユニット、4:運転席、5:剥離装置本体、6:ブラケット、8:アーム、9:ハウジング、9a,9b:ブラケット、11:ブラケット、12:第1の油圧シリンダ、16:第2の油圧シリンダ、20:軸、21:刃体取付け体、22:刃体、23:起振装置、25:油圧モータ、26:ベルト、27:偏心錘、28:フレーム、30:カバー、31:ブラケット、33:取付けアーム、34:天板部、35:ボルトまたはねじ、36:側板部、37:透明板、39,42:ゴム板、40,41:ボルトまたはねじ、43:吸引機、44:吸引ホース、45:吸引部、46:タンク、47:ポンプ、49:配管、50:ノズル




 

 


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