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発明の名称 作業機械のホース固定装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−120115(P2007−120115A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−312863(P2005−312863)
出願日 平成17年10月27日(2005.10.27)
代理人 【識別番号】100078134
【弁理士】
【氏名又は名称】武 顕次郎
発明者 田中 望 / 井坂 渉
要約 課題
ホース固定作業が比較的容易な分割構造の固定具を備えたものにあって、固定具の設置に対する制約を緩和させることができる作業機械のホース固定装置の提供。

解決手段
互いに対向する第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとから成り、これらの第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとの接合によって、複数本のホース11の固定を可能にするホース収容部が内部に形成される固定具12と、この固定具12の第1分割部材12Aと第2分割部材12Bを相互に固定するボルト15,16を含む固定手段を備え、固定具12のホース収容部を筒状、例えば円筒状に形成し、固定具12のホース収容部を形成する第1分割部材12Aの内側部分12A1と、ホース収容部を形成する第2分割部材12Bの内側部分12B1とを、第1分割部材12Aと第2分割部材12Bの接合によって両者間に形成される分割線14に対して対称形状に設定してある。
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに対向する第1分割部材と第2分割部材とから成り、これらの第1分割部材と第2分割部材との接合によって、複数本のホースの固定を可能にするホース収容部が内部に形成される固定具を備えた作業機械のホース固定装置において、
上記固定具の上記第1分割部材と上記第2分割部材を相互に固定する固定手段を備えたことを特徴とする作業機械のホース固定装置。
【請求項2】
上記請求項1記載の発明において、
上記固定具の上記ホース収容部を筒状に形成したことを特徴とする作業機械のホース固定装置。
【請求項3】
上記請求項1記載の発明において、
上記固定具の上記ホース収容部を形成する上記第1分割部材の内側部分と、上記ホース収容部を形成する上記第2分割部材の内側部分とを、上記第1分割部材と上記第2分割部材の接合によって両者間に形成される分割線に対して対称形状に設定したことを特徴とする作業機械のホース固定装置。
【請求項4】
上記請求項1〜3のいずれか1項記載の発明において、
上記固定具を複数設けるとともに、隣り合う固定具どうしを互いに連結する連結手段を備えたことを特徴とする作業機械のホース固定装置。
【請求項5】
上記請求項4記載の発明において、
上記作業機械が旋回体を有し、
上記複数の固定具を上下方向に積層して配置するとともに、
最下方に位置する固定具を上記旋回体を形成する旋回フレームに固定する別の固定手段を備えたことを特徴とする作業機械のホース固定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベル等の作業機械に備えられ、各種油圧機器等を接続する複数本のホースを固定可能な作業機械のホース固定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。この特許文献1には、フォークリフトに備えられ、油圧配管を形成する複数本のホースを固定する固定具、すなわちホースクランプが示されている。このホースクランプは、上側に配置される第1分割部材すなわち基本断面形状がL字状のクランプと、第2分割部材すなわち基本断面形状が櫛形のクランプとから成っており、L字状のクランプと櫛形のクランプとの接合によって、複数本のホースの収容、固定が可能なホース収容部、すなわちホース配列部が内部に形成されるようになっている。また、このようなL字状のクランプと、櫛形のクランプとの接合に際して、L字状のクランプと櫛形のクランプのそれぞれは、床を形成するフレームに固定されるようになっている。
【特許文献1】特開平7−167349号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した従来技術は、ホースを固定するホースクランプすなわち固定具が、L字状のクランプすなわち第1分割部材と、櫛形のクランプすなわち第2分割部材から成ることから、第1分割部材と第2分割部材の分離、接合によって比較的容易にホースの固定作業を行うことができるものの、これらの第1分割部材と第2分割部材のそれぞれをフレームに固定する構成になっているので、フレームに固定具を設置するためのスペースを確保できない場合には、複数本のホースの固定を実現させることができない。すなわち、従来技術は固定具の設置に制約を受ける虞がある。
【0004】
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、ホース固定作業が比較的容易な分割構造の固定具を備えたものにあって、固定具の設置に対する制約を緩和させることができる作業機械のホース固定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的を達成するために、本発明は、互いに対向する第1分割部材と第2分割部材とから成り、これらの第1分割部材と第2分割部材との接合によって、複数本のホースの固定を可能にするホース収容部が内部に形成される固定具を備えた作業機械のホース固定装置において、上記固定具の上記第1分割部材と上記第2分割部材を相互に固定する固定手段を備えたことを特徴としている。
【0006】
このように構成した本発明は、固定手段によって第1分割部材と第2分割部材を相互に固定したことから、フレームに固定具の設置領域を確保できない場合などにあっては、フレームの上方のデッドスペースを形成する空間部を固定具の設置領域として活用することができる。すなわち、ホース固定作業が比較的容易な第1分割部材と第2分割部材とから成る分割構造の固定具を備えたものにあって、固定具の設置に対する制約を緩和させることができる。
【0007】
また、本発明は上記発明において、上記固定具の上記ホース収容部を筒状に形成したことを特徴としている。このように構成した本発明は、固定具の筒状のホース収容部の長さ寸法を適宜考慮することにより、複数本のホースを安定して固定することができる。
【0008】
また、本発明は上記発明において、上記固定具の上記ホース収容部を形成する上記第1分割部材の内側部分と、上記ホース収容部を形成する上記第2分割部材の内側部分とを、上記第1分割部材と上記第2分割部材の接合によって両者間に形成される分割線に対して対称形状に設定したことを特徴としている。このように構成した本発明は、第1分割部材の基本形状と、第2分割部材の基本形状とを同等に設定することが可能になる。
【0009】
また、本発明は上記発明において、上記固定具を複数設けるとともに、隣り合う固定具どうしを互いに連結する連結手段を備えたことを特徴としている。このように構成した本発明は、ホースの本数が多い場合に好適であり、連結手段による隣り合う固定具どうしの連結により、ホースの本数が多い場合でもこれらの多数本のホースを安定して固定することができる。
【0010】
また、本発明は上記発明において、上記作業機械が旋回体を有し、上記複数の固定具を上下方向に積層して配置するとともに、最下方に位置する固定具を上記旋回体を形成する旋回フレームに固定する別の固定手段を備えたことを特徴としている。このように構成した本発明は、複数の固定具を上下方向に積層した状態で、これらの固定具を別の固定手段を介して旋回フレームに固定するので、より堅固にホースを固定できるとともに、旋回フレーム上の設置領域は、1つの固定具の設置に要する程度であり、これらの固定具の旋回フレーム上の設置領域が小さくて済む。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、固定具を形成する第1分割部材と第2分割部材を、相互に固定する固定手段を備えたことから、ホース固定作業が比較的簡単な分割構造の固定具を備えたものにあって、固定具の設置に対する制約を従来に比べて緩和させることができ、優れた実用性を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下,本発明に係る作業機械のホース固定装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明に係るホース固定装置の一実施形態が備えられる作業機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図、図2は図1に示す油圧ショベルに備えられる旋回体を示す斜視図、図3は図2のA部拡大図、図4は図3の要部拡大縦断面図である。
【0014】
本発明に係るホース固定装置の一実施形態が備えられる油圧ショベルは、図1に示すように、走行体1と、この走行体1上に配置される旋回体2と、この旋回体2に上下方向の回動可能に連結されるブーム3と、このブーム3に上下方向の回動可能に連結されるアーム4と、このアーム4に上下方向の回動可能に連結されるバケット5とが備えられている。上述した旋回体2の旋回フレーム2A上の前側位置には運転室2Bが配置されている。ブーム3、アーム4、バケット5のそれぞれは、対応する油圧アクチュエータ、すなわちブームシリンダ6、アームシリンダ7、バケットシリンダ8によって駆動される。油圧アクチュエータとしては、上述の他に走行体を駆動する図示しない走行モータ、旋回体2を旋回させる図示しない旋回モータ等が備えられている。
【0015】
図2に示すように、旋回体2の旋回フレーム2A上には、上述の各油圧アクチュエータに供給される圧油の流れを制御するコントロールバルブ10とか、図示しない操作装置の操作に応じて作動し、コントロールバルブ10を切り換えるパイロット圧を発生させるパイロットバルブ9等が備えられている。また、コントロールバルブ10やパイロットバルブ9等の油圧機器に接続され、本発明の固定対象物である多数本のホース11が配置されている。このように構成される油圧ショベルに、本実施形態のホース固定装置を構成する固定具12が、図3にも示すように装備されている。
【0016】
本実施形態を構成する固定具12は、例えばほぼ同じ位置の上下方向に互いに分離させて複数、例えば2つ設けてあり、それぞれの固定具12が複数本のホース11を固定している。
【0017】
これらの固定具12は、図4に示すように、互いに対向する第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとから成り、これらの第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとの接合によって、複数本のホース11の固定を可能にするホース収容部が内部に形成されている。
【0018】
図5は本発明に係るホース固定装置の一実施形態を示す平面図、図6は図5のB−B断面拡大図である。
【0019】
本実施形態は特に、固定具12と、この固定具12の第1分割部材12Aと第2分割部材12Bを相互に固定する後述の固定手段とを含む構成になっている。
【0020】
固定具12は、例えば合成樹脂製のものであって、上述したように、第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとから成っており、上述のホース収容部を筒状、例えば円筒状に形成してある。
【0021】
図6に示すように、固定具12のホース収容部を形成する第1分割部材12Aの内側部分12A1と、ホース収容部を形成する第2分割部材12Bの内側部分12B1を含めて、第1分割部材12Aと第2分割部材12Bの基本形状を、第1分割部材12Aと第2分割部材12Bの接合によって両者間に形成される分割線14に対して互いに対称形状に形成してある。
【0022】
すなわち、同図6に示すように、固定具12を構成する第1分割部材12Aは、ホース収容部を形成する内側部分12A1が断面半円形状に設定され、両側方に張り出し部12A2,12A3を備え、上部に孔12A5を有する突起12A4を備えている。同様に、第2分割部材12Bは、ホース収容部を形成する内側部分12B1が、第1分割部材12Aの内側部分12A1に対向するように配置され、この内側部分12A1と同じ大きさの断面半円形状に設定され、両側方に、第1分割部材12Aの張り出し部12A2,12A3のそれぞれに対向するように配置され、これらの張り出し部12A2,12A3と同じ大きさの張り出し部12B2,12B3を備え、下部に第1分割部材12Aの突出部12A4に対向するように配置され、孔12B5を有し、突出部12A4と同じ大きさの突出部12B4を備えている。
【0023】
第1分割部材12Aの張り出し部12A2と第2分割部材12Bの張り出し部12B2とは、ボルト15によって締結され、第1分割部材12Aの張り出し部12A3と第2分割部材12Bの張り出し部12b3とは、ボルト16によって締結されている。
【0024】
上述した第1分割部材12Aの張り出し部12A2と、第2分割部材12Bの張り出し部12B2と、ボルト15とによって、及び、上述した第1分割部材12Aの張り出し部12A3と、第2分割部材12Bの張り出し部12B3と、ボルト16とによって、第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとを相互に固定する上述の固定手段が構成されている。
【0025】
このように構成した本実施形態では、ホース11の固定に際しては、ボルト15,16が外され、第1分割部材12A、第2分割部材12Bが分離されている状態において、例えば第2分割部材12Bのホース収容部を形成する内側部分12B1上に複数本のホース11が配置され、この状態において、第2分割部材12Bの上から第1分割部材12Aを被せ、この第1分割部材12Aの内側部分12A1を第2分割部材12Bの内側部分12B1に接合させ、第1分割部材12Aの張り出し部12A2,12A3のそれぞれを第2分割部材12Bの張り出し部12B2,12B3に接合させる。これにより、第1分割部材12Aの内側部分12A1と第2分割部材12Bの内側部分12B1とによって形成されるホース収容部に、複数本のホース11が収容される。
【0026】
この状態において、第1分割部材12Aの張り出し部12A2と第2分割部材12Bの張り出し部12B2に、ボルト15を螺合させて締結することが行われ、第1分割部材12Aの張り出し部12A3と第2分割部材12Bの張り出し部12B3に、ボルト16を螺合させて締結することが行われる。これにより、第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとが一体化され、これらの第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとから成る固定具12と、ボルト15,16によって複数本のホース11が固定される。
【0027】
このように構成した本実施形態によれば、ボルト15,16を含む固定手段によって第1分割部材12Aと第2分割部材12Bを相互に固定したことから、例えば図2に示す旋回体2の旋回フレーム2A上に、固定具12の設置領域を確保できない場合などにあっては、旋回フレーム2Aの上方のデッドスペースを形成する空間部を固定具12の設置領域として活用することができる。すなわち、ホース固定作業が比較的容易な第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとから成る固定具12を備えたものにあって、固定具12の設置に対する制約を緩和させることができ、優れた実用性を確保できる。
【0028】
また、固定具12の円筒状のホース収容部の長さ寸法、すなわち第1分割部材12A及び第2分割部材12Bの長さ寸法を適宜考慮することにより、複数本のホース11を安定して固定することができる。また特に、第1分割部材12Aの内側部分12A1と、第2分割部材12Bの内側部分12B1とによって、ホース収容部を円筒状に形成してあり、複数本のホース11のそれぞれの外形は断面円形であることから、ホース11のそれぞれを円筒状のホース収容部に収容させる際に、隙間を小さくして収容密度を大きくすることができ、これによって複数本のホース11を堅固に固定することができる。
【0029】
また、固定具11を構成する第1分割部材12Aの基本形状と、第2分割部材12Bの基本形状を同等に設定してあることから、分割部材は単に1種類だけ製作すればよく、これにより製作費を安くすることができるとともに、保管・管理が容易となる。また、第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとを互いに固定する際に、部品選択の誤りを生じることがなく、ホース固定作業の能率の向上に貢献する。
【0030】
図7は本発明の別の実施形態を示す側面図、図8は図7のC−C断面図である。
【0031】
これらの図7,8に示す別の実施形態は、複数本のホース11をそれぞれ収容した複数、例えば2つの固定具12のそれぞれが金属製のものから成るとともに、これらの固定具12を上下方向に積層して配置してある。上段の固定具12の第2分割部材12Bと下段の固定具12の第1分割部材12Aとは、ボルト19によって連結させてある。すなわち、ボルト19を上段の固定具12の第2分割部材12Bの孔12B5に挿通させ、このボルト19を下段の固定具12の第1分割部材12Aの突出部12A4の内側に溶接したナット18に螺合させることにより、上段の固定具12と下段の固定具12とを連結させてある。固定具12それぞれの他の構成、ボルト15,16等を備えた点については前述した実施形態と同等である。
【0032】
上述したボルト19と、上段の固定具12の第2分割部材12Bの孔12B5を有する突出部12B4、及び下段の固定具12の第1分割部材12Aの孔12A5を有する突出部12A4と、ナット18とによって、隣り合う固定具12どうし、すなわち上段の固定具12と下段の固定具12とを互いに連結する連結手段が構成されている。
【0033】
また、この別の実施形態は、最下方に位置する固定具12、すなわち下段の固定具12の第2分割部材12Bを、旋回フレーム2Aに固定したシートスクリュー17に固定するボルト20を備えている。すなわち、ボルト20を下段の固定具12の第2分割部材12Bの突出部12B4の孔12B5に挿通させ、このボルト20をシートスクリュー17の内側に形成されるナット17Aに螺合させることにより、上段及び下段の固定具12を、旋回フレーム2Aに固定したシートスクリュー17に固定してある。
【0034】
上述したボルト20と、下段の固定具12の第2分割部材12Bの孔12B5を有する突出部12B4と、ナット17Aが形成されたシートスクリュー17とによって、下段の固定具12を旋回フレーム2Aに固定する別の固定手段が構成されている。
【0035】
このように構成した別の実施形態では、ホース11の固定に際しては、上段及び下段の固定具12それぞれの第1分割部材12A、第2分割部材12Bが分離された状態において、例えば下段の固定具12の第2分割部材12Bをボルト20によってシートスクリュー17に固定する。この状態で、下段の固定具12の第2分割部材12Bの内側部分12B1上に複数本のホース11が配置される。次に下段の固定具12の第2分割部材12Bの上から下段の固定具12の第1分割部材12aを被せ、これらの下段の固定具12を構成する第1分割部材12Aと第2分割部材12Bをボルト15,16で固定する。
【0036】
次に、上段の固定具12の第2分割部材12Bをボルト19によって下段の固定具12の第1分割部材12Aに連結する。この状態で、上段の固定具12の第2分割部材12Bの内側部分12B1上に複数本のホース11が配置される。次に、上段の固定具12の第2分割部材12Bの上から上段の固定具12の第1分割部材12Aを被せ、これらの上段の固定具12の第1分割部材12Aと第2分割部材12Bをボルト15,16で固定する。このようにして、上段の固定具12及び下段の固定具12のそれぞれによって、多数本のホース11が固定される。
【0037】
このように構成した別の実施形態は、固定具12を連結手段を介して複数設けるので、ホース11の本数が多い場合に好適であり、連結手段による隣り合う固定具12どうしの連結によって、ホース11の本数が多い場合でも、これらの多数本のホース11を安定して固定することかできる。
【0038】
特に、複数の固定具12を上下方向に積層した状態で、これらの固定具12をボルト20を含む別の固定手段を介して旋回フレーム2Aに固定するので、より堅固にホース11を固定できるとともに、旋回フレーム2A上の設置領域は、1つの固定具12の設置領域に要する程度であり、これらの固定具12の旋回フレーム2上の設置領域が小さくて済み、実用的である。
【0039】
なお、上述した図7,8に示す別の実施形態では、下段の固定具12を旋回フレーム2A上に固定したシートスクリュー17に固定してあるが、このようなシートスクリュー17に固定することなく、単に上段、下段の固定具12だけを互いにボルト19を含む連結手段で固定するようにしてもよい。このような場合には、複数の固定具12を上下方向に配置することには限られず、デッドスペースを形成する空間部を活用して複数の固定具12が斜め方向に並ぶように配置してもよく、また、水平方向に並ぶように配置してもよい。
【0040】
また、上述した図7,8に示す別の実施形態では、固定具12のそれぞれを金属製にし、これらの固定具12の第1分割部材12Aの突出部12A4の内側にナット18を溶接したが、ナット18を溶接しない構成とすることもできる。このような場合などにあっては、図7,8に示す別の実施形態にあっても、固定具12のそれぞれを合成樹脂で形成してもよい。
【0041】
また、上述した図7,8に示す別の実施形態では、互いに連結した複数の固定具12を旋回フレーム2Aに固定したが、このように旋回フレーム2Aに固定せず、旋回フレーム2A上に備えられる他の固定部材に固定するようにしてもよい。
【0042】
また、上記各実施形態では、固定具12の第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとを、ボルト15,16によって互いに固定してあるが、これらのボルト15,16の一方をヒンジ構造に代えてもよい。また、ボルト15,16を設けずに、両側部のそれぞれに設けたスナップ結合、例えば第1分割部材12Aに設けた係合凸部と、この係合凸部と係合し、第2分割部材12Bに設けた係合凹部とから成るスナップ結合により第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとを互いに固定してもよい。さらに、一方の側部はヒンジ構造にし、他方の側部だけスナップ結合としてもよい。
【0043】
また、上記では固定具12のホース収容部を円筒状に形成してあるが、角筒状に形成しても良い。
【0044】
また、上記では図6等に示すように、固定具12の第1分割部材12Aと第2分割部材12Bの基本形状を分割線14に対して対称形状に形成してあるが、これらの第1分割部材12Aと第2分割部材12Bとを、分割線14に対して非対称形状に設定してもよい。例えば、固定具12のホース収容部の断面形状は、上述した各実施形態におけるのと同様に断面円形とするものの、第2分割部材12Bの内側部分12B1の描く円弧が、第1分割部材12Aの内側部分12A1の描く円弧に比べて大きくなるような非対称形状に、これらの第1分割部材12Aと第2分割部材12Bを形成してもよい。このように構成したものでは、ホース11を受ける第2分割部材12Bの内側部分12B1が大きく形成されるので、固定具12のホース収容部に対するホース11の収容を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明に係るホース固定装置の一実施形態が備えられる作業機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。
【図2】図1に示す油圧ショベルに備えられる旋回体を示す斜視図である。
【図3】図2のA部拡大図である
【図4】図3の要部拡大縦断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図6】図5のB−B断面拡大図である。
【図7】本発明の別の実施形態を示す側面図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【符号の説明】
【0046】
2 旋回体
2A 旋回フレーム
11 ホース
12 固定具
12A 第1分割部材
12A1 内側部分
12A2 張り出し部(固定手段)
12A3 張り出し部(固定手段)
12A4 突出部(連結手段)
12A5 孔
12B 第2分割部材
12B1 内側部分
12B2 張り出し部(固定手段)
12B3 張り出し部(固定手段)
12B4 突出部(連結手段)(別の固定手段)
12B5 孔
14 分割線
15 ボルト(固定手段)
16 ボルト(固定手段)
17 シートスクリュー(別の固定手段)
17A ナット
18 ナット(連結手段)
19 ボルト(連結手段)
20 ボルト(別の固定手段)




 

 


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