米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 固定構造物 -> 日立建機株式会社

発明の名称 解体用アタッチメント
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−32083(P2007−32083A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−216575(P2005−216575)
出願日 平成17年7月26日(2005.7.26)
代理人 【識別番号】100081569
【弁理士】
【氏名又は名称】若田 勝一
発明者 澤 一雅 / 津村 浩志
要約 課題
掴み部の修理が短時間でしかも少ない労力で行なえ、作業能率の向上と経済化が達成できる解体用アタッチメントを提供する。

解決手段
掴み部を、カッタアーム33に形成した取付け部41とこの取付け部41に取付けられる掴みピース43とに分割する。取付け部41と掴みピース43とは、掴み時の押圧力を掴みピース43を介して取付け部41で受けると共に、開閉方向に対してほぼ垂直方向の力を掴みピース43を介して取付け部41で受ける凹凸嵌合構造で組み合わせる。ボルト51を掴みピース43に設けた貫通孔50に通して取付け部41に設けたねじ孔48に螺合することにより、掴みピース43を取付け部41に着脱可能に取付ける。
特許請求の範囲
【請求項1】
解体機の作業用アームの先端に取付けられ、開閉式カッタアームの先端部に被解体物の掴み部を設けた解体用アタッチメントにおいて、
掴み部を、前記カッタアームに形成した取付け部とこの取付け部に取付けられる掴みピースとに分割し、
前記取付け部と前記掴みピースとは、掴み時の押圧力を掴みピースを介して取付け部で受けると共に、開閉方向に対してほぼ垂直方向の力を掴みピースを介して取付け部で受ける凹凸嵌合構造で組み合わせ、
ボルトを前記掴みピースに設けた貫通孔に通して前記取付け部に設けたねじ孔に螺合することにより、掴みピースを取付け部に着脱可能に取付けた
ことを特徴とする解体用アタッチメント。
【請求項2】
請求項1に記載の解体用アタッチメントにおいて、
前記取付け部の両側面に掴みピースの凹凸嵌合部を形成すると共に、掴みピースを2つのピースに分割し、
これらの凹凸嵌合部にそれぞれ両側より前記2つの掴みピースを取付け、
これらの凹凸嵌合部に嵌合して取付けられる掴みピースにより、前記取付け部の先端、相手側カッタアームの取付け部との対向面および取付け部の両側面を覆う構造とした
ことを特徴とする解体用アタッチメント。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の各種スクラップ用の解体機の作業用アームに取付けられる解体用アタッチメントに係わり、特に金属スクラップの解体に好適となるように、カッタアームの先端に掴み部を有するものに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等を被解体物として解体する解体機においては、自走式解体機に地上等に置いた被解体物を押さえ装置により押さえておき、作業用アームの先端に設けた解体用アタッチメントにより被解体物解体を解体する。この解体は、カッタアームの先端に設けた掴み部で被解体物を掴み、作業用アームを作動させて被解体物を千切ることや、カッタアームに取付けたカッタによって切断することによって行なう。このような解体機として例えば特許文献1に記載のものがある。
【0003】
前記特許文献1等に記載の従来の解体用アタッチメントにおいては、前記掴み部は、カッタアームの先端に硬質材を溶接することによって形成されている。
【0004】
【特許文献1】特開2004-176536号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解体用アタッチメントは、カッタアームの先端に設けた掴み部で被解体物を強い力で掴み、作業用アームを作動させて被解体物を引き千切るという作業を行なうものであるため、掴み部が被解体物と摩擦により摩耗する。このため、掴み部の摩耗が進行すると掴み力が低下するので、修理する必要がある。
【0006】
しかしながら、従来の解体用アタッチメントにおいては、前記掴み部が溶接により設けてあるため、修理の際には肉盛り溶接により硬質材を溶接するか、あるいは摩耗した掴み部を溶断して新品の掴み部品を溶接する必要があった。しかしこのような溶接を要する修理作業は丸1日を必要とする作業であり、時間および労力がかかるという問題点がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑み、掴み部の修理が短時間でしかも少ない労力で行なえ、作業能率の向上と経済化が達成できる解体用アタッチメントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の解体用アタッチメントは、解体機の作業用アームの先端に取付けられ、開閉式カッタアームの先端部に被解体物の掴み部を設けた解体用アタッチメントにおいて、
掴み部を、前記カッタアームに形成した取付け部とこの取付け部に取付けられる掴みピースとに分割し、
前記取付け部と前記掴みピースとは、掴み時の押圧力を掴みピースを介して取付け部で受けると共に、開閉方向に対してほぼ垂直方向の力を掴みピースを介して取付け部で受ける凹凸嵌合構造で組み合わせ、
ボルトを前記掴みピースに設けた貫通孔に通して前記取付け部に設けたねじ孔に螺合することにより、掴みピースを取付け部に着脱可能に取付けた
ことを特徴とする。
【0009】
請求項2の解体用アタッチメントは、請求項1において、
前記取付け部の両側面に掴みピースの凹凸嵌合部を形成すると共に、掴みピースを2つのピースに分割し、
これらの凹凸嵌合部にそれぞれ両側より前記2つの掴みピースを取付け、
これらの凹凸嵌合部に嵌合して取付けられる掴みピースにより、前記取付け部の先端、相手側カッタアームの取付け部との対向面および取付け部の両側面を覆う構造とした
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明においては、カッタアームの取付け部に設けた凹凸嵌合部に掴みピースを嵌合してボルトによって固定することにより、掴みピースがカッタアームに取付けられる。このため、掴みピースが摩耗すると、ボルトを外すことによって摩耗した掴みピースを外し、新たな掴みピースを取付け部に嵌合し、ボルトによって固定することにより取付けることができる。このため、従来の肉盛り溶接や摩耗した掴み部の溶断や新たな掴み部品の溶接の必要がなくなり、修理に要する時間および労力が大幅に削減され、経済化が達成される。
【0011】
また、凹凸嵌合により取付け部に掴みピースを組み合わせてなり、作業時に掴みピースに作用する大きな力はすべて取付け部で受けるようにしたので、ボルトに大きな力が作用せず、ボルトの折損を防止することができる。
【0012】
請求項2の発明によれば、取付け部の相互の対向面、両側面および先端部が、各取付け部に両面より取付けられる掴みピースにより覆われる構造としたので、取付け部の対向面、両側面および先端部の摩耗が防止され、カッタアームが延命化される。
【0013】
また、掴みピースを2つの掴みピースに分割したので、掴みピースを小型、軽量化でき、ボルトも小型化できるので、掴みピースの交換作業が容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は本発明の解体用アタッチメントを適用する解体機の一例を示す側面図、図2は本発明の解体用アタッチメントの一実施の形態を示す側面図である。図1に示すように、解体機は、走行体1上に旋回装置2を介して旋回体3を設置し、旋回体3にパワーユニット4と運転室5を搭載すると共に、作業用アーム6を取付けてなる。本実施の形態においては、作業用アーム6は多関節構造をなし、通常ブームと称される第1アーム7と、これを起伏させり液圧シリンダ8と、第1アーム7の先端に取付けられた通常アームと称される第2アーム9と、これを回動させる液圧シリンダ10とを備える。
【0015】
11は解体用アタッチメントであり、この解体用アタッチメント11は、第2アーム9にピン12を中心に液圧シリンダ13によりアームリンク14およびアタッチメントリンク15を介して回動可能に取付けられる。
【0016】
前記走行体1のフレームには、解体時に自動車等のスクラップを抑えておく押さえフレーム16が、液圧シリンダ17により上下動可能に取付けてある。
【0017】
26は解体用アタッチメント11のブラケットであり、このブラケット26は、前記第2アーム9に前記ピン12により連結し、かつアタッチメントリンク15にピン27により連結して取付けられる。
【0018】
29はブラケット26に取付けられた旋回モータ30付きの旋回装置である。31は旋回装置29の旋回体に取付けられたフレームである。このフレーム31には、固定のカッタアーム33が設けられ、かつピン34を中心として、液圧シリンダ35により回動可能に、すなわち固定のカッタアーム33に対して開閉可能に可動のカッタアーム36が取付けられる。なお、カッタアームの一方を固定、他方を可動とするのではなく、双方を可動としてもよい。37、38はそれぞれカッタアーム33、36に取付けられたカッタである。
【0019】
41、42はカッタアーム33、36の先端に形成された掴みピースの取付け部、43、44はそれぞれ取付け部41、42に取付けられた掴みピースである。これらの掴みピース43、44は凸条49(図4参照)を形成したもので、カッタアーム33、36を閉じたとき、掴みピース43、44の一方の凸条が他方の凸条の間に対向するように構成される。
【0020】
図3は前記取付け部43、44の構造を一方の取付け部43で代表させて示すもので、他方の取付け部44も同様の構造を持つ。図3(A)はカッタアームどうしの対向面を示す正面図、(B)はその側面図である。図3において、45は前記カッタ37をボルト(図示せず)により取付ける取付け座である。
【0021】
本発明を実施する場合、取付け部41の片面に掴みピース43を取付けてもよいが、本実施の形態においては図4(A)、(B)に示すように、取付け部41の両側面に分割された掴みピース43A、43Bを取付ける例を示す。
【0022】
図3に示すように、取付け部41の両側面に、カッタアームの対向面と下部が開放された凹部46を設ける。これらの凹部46の上部にはさらに深く凹んだ凹部46aに形成する。これらの凹部46の底面には掴みピース43A、43Bを取付けるための複数のねじ孔48を設ける。
【0023】
図5、図6はそれぞれ図4に示す掴みピース43A、43Bを示す図である。図5、図6の(A)は各掴みピース43A、43Bを取付け面側から見た図、同(B)はカッタアームの対向面側より見た正面図、同(C)は外側に現れる面側から見た図、同(D)はそれぞれ同(C)のA−A、D−D断面図、同(E)はそれぞれ同(C)のB−B、E−E断面図、同(F)はそれぞれ同(C)のC−C、F−F断面図である。
【0024】
図5、図6に示すように掴みピース43A、43Bは、それぞれ凹部46に嵌まる構造を有する。すなわちこれらの掴みピース43A、43Bは、凹部46の上部のさらに深く形成された凹部46aに嵌まる凸部47を有する。
【0025】
また、各掴みピース43A、43Bには、凹部46の底面a(図4参照)に当接させる面bと、取付け部41の下端面cに当てる面dと、取付け部41の正面eに当接させる面fと、正面eの上部の突出部のR状の下面iに当てるR状の上部当接面jとを有する。また、掴みピース43A、43Bの背面gは、凹部46の内壁hに当接する面となる。各掴みピース43A、43Bの正面には、凸条49を形成する。
【0026】
50はボルト51を挿入する貫通孔である。この貫通孔50は前記凹部46に設けたねじ孔48にそれぞれ対応する位置に設けられる。各貫通孔50には、ボルト51の頭部を収容する拡大部50aを形成する。
【0027】
これらの掴みピース43A、43Bは、図4に示すように、掴みピース43A、43Bの凸部47を凹部46の上部の深い凹部46aに嵌め、取付け部41の面a、c、e、h,iにそれぞれ掴みピース43A、43Bの面b、d、f、g、jを当てて凹部46に凹凸嵌合し、ボルト51を貫通孔50に挿通し、取付け部41のねじ孔48に螺合して取付ける。この取付け状態においては、掴みピース43A、43Bの凸条49が連続するように取付けられ、掴みピース43A、43Bにより、取付け部41の先端、正面および取付け部の両側面を覆う。
【0028】
この構成においては、取付け部41に設けた凹凸嵌合部に掴みピース43A、43Bを嵌合してボルト51によって固定することにより、掴みピース43A、43Bがカッタアーム33に取付けられるので、掴みピース43A、43Bが摩耗すると、ボルト51を外すことによって凸条49等が摩耗した掴みピース43A、43Bを外し、新たな掴みピース43A、43Bを取付け部41に嵌合し、ボルト51によって固定することにより取付けることができる。このため、従来の肉盛り溶接や摩耗した掴み部の溶断や新たな掴み部品の溶接の必要がなくなり、修理に要する時間および労力が削減され、経済化が達成される。
【0029】
また、凹凸嵌合により取付け部41に掴みピース43A、43Bを組み合わせ、これにより、作業時に掴みピース43A、43Bに作用する大きな力はすべて取付け部41で受けるようにしたので、ボルトに大きな力が作用せず、ボルトの折損などの損傷を防止できる。
【0030】
より詳しくは、取付け部41の深い凹部46aに掴みピース43A、43Bの凸部47が嵌合することにより、掴みピース43A、43Bの上下方向(カッタアームの開閉方向に対してほぼ垂直方向)の動きが規制される。このため、掴みピース43、44により被解体物を掴んで引き上げて千切る時の反力と、被解体物に掴みピース43A、43Bを突き刺して破断する時の反力を、取付け部41で受けることができる。
【0031】
また、掴みピース43A、43Bの上部が凹部46aに嵌合されて掴みピース43A、43Bの上面kが凹部46aの上部内壁面mに当接していることと、面i、jの当接とにより、図4(A)の矢印R方向のねじれが防止される。
【0032】
また、面eとf、gとhの当接により、被解体物を掴む際の反力を取付け部42で受けることができる。これらのことから、掴みピース43A、43Bに作用する反力がボルト51を折損する方向に作用せず、ボルト51の折損が防止される。
【0033】
また、本実施の形態においては、各カッタアームに取付ける掴みピースをそれぞれ2つに分割し、取付け部41の相互の対向面(正面)、両側面および先端部が、各取付け部41に両面より取付けられる掴みピース43A、43Bにより覆われる構造(取付け部42についても同様)としたので、取付け部41の対向面、両側面および先端部の摩耗が防止され、カッタアーム33、36が延命化される。また、掴みピース43を2つの掴みピース43A、43Bに分割したので、掴みピース43A、43Bを例えば5kg程度に小型、軽量化でき、ボルト51も小型化できるので、掴みピース43A、43Bの交換作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の解体用アタッチメントを適用する解体機の一例を示す側面図である。
【図2】本発明の解体用アタッチメントの一実施の形態を示す側面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ本実施の形態の掴みピースの取付け部を示す正面図、側面図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ本実施の形態の取付け部に掴みピースを取付けた状態を示す正面図、側面図である。
【図5】本実施の形態において、一方の取付け部に取付けられる一対の掴みピースのうちの一方を示すもので、(A)は掴みピースを取付け面側から見た図、(B)は正面図、(C)は外側に現れる面側から見た図、(D)は(C)のA−A断面図、(E)は(C)のB−B断面図、(F)は(C)のC−C断面図である。
【図6】本実施の形態において、一方の取付け部に取付けられる一対の掴みピースのうちの他方を示すもので、(A)は掴みピースを取付け面側から見た図、(B)は正面図、(C)は外側に現れる面側から見た図、(D)は(C)のD−D断面図、(E)は(C)のE−E断面図、(F)は(C)のF−F断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1:走行体、2:旋回装置、3:旋回体、4:パワーユニット、5:運転室、6:作業用アーム、7:第1アーム、8:液圧シリンダ、9:第2アーム、10:液圧シリンダ、11:解体用アタッチメント、12:ピン、13:液圧シリンダ、14:アームリンク、15:アタッチメントリンク、16:押さえフレーム、17:液圧シリンダ、26:ブラケット、29:旋回装置、30:旋回モータ、31:フレーム、33、36:カッタアーム、35:液圧シリンダ、37、38:カッタ、41、42:取付け部、43、43A、43B、44:掴みピース、45:カッタの取付け座、46:凹部、46a:深い凹部、47:凸部、48:ねじ孔、49:凸条、50:貫通孔、51:ボルト




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013