米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 固定構造物 -> 積水化学工業株式会社

発明の名称 雨水貯水槽用樋接続部材
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−205006(P2007−205006A)
公開日 平成19年8月16日(2007.8.16)
出願番号 特願2006−24238(P2006−24238)
出願日 平成18年2月1日(2006.2.1)
代理人 【識別番号】100082670
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 民雄
発明者 菅生 純
要約 課題
雨水貯水槽の周囲に雨水が漏水したり、飛散したりしない雨水貯水槽用樋接続部材を提供する。

解決手段
雨水を蓄える雨水貯水槽12の上部に取り付けられ、竪樋13の下端を受け入れる樋接続上部材15bと、竪樋13の下端から流出する雨水を雨水貯水槽12に導く樋接続下部材15aとを有し、樋接続下部材15aは、雨水を雨水貯水槽12に導く短管部16と、雨水を短管部16に導くように傾斜を有した案内傾斜底壁17とを有してなり、樋接続下部材15aが受け入れた雨水を整流して短管部16に導くように案内傾斜底壁17にリブ17aが設けられてなる樋接続部材15。
特許請求の範囲
【請求項1】
雨水を蓄える雨水貯水槽の上部に取り付けられる雨水貯水槽用樋接続部材であって、
竪樋の下端部分を受け入れる樋接続上部材と、前記竪樋の下端から流出する雨水を前記雨水貯水槽に導く樋接続下部材とを有し、
前記樋接続下部材は、雨水を前記雨水貯水槽に導く導水管と、雨水を該導水管に導くように傾斜した案内傾斜底壁とを有してなり、
前記樋接続下部材が受け入れた雨水を整流して前記導水管に導くように前記案内傾斜底壁にリブが設けられてなることを特徴とする雨水貯水槽用樋接続部材。
【請求項2】
前記樋接続上部材は、前記竪樋の下端部分を囲う受入筒部と、前記樋接続下部材の上部を蓋する蓋部とを有し、
前記受入筒部の内側面に内向きに乱流防止用のリブが設けられてなることを特徴とする請求項1記載の雨水貯水槽用樋接続部材。
【請求項3】
前記樋接続上部材と前記樋接続下部材とが着脱可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の雨水貯水槽用樋接続部材。
【請求項4】
前記樋接続下部材に雨水を濾過するフィルターが装着される段差部が設けられ、前記フィルターが前記段差部に嵌合して装着されることを特徴とする請求項3記載の雨水貯水槽用樋接続部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は雨水貯水槽と雨樋とを接続する接続部材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、図1に示すような雨水貯水槽に用いる樋接続部材が知られている。
【0003】
図1は、この樋接続部材の分解斜視図である。
【0004】
図1において、1は雨水貯水槽であり、2は雨水貯水槽1に雨水を導く竪樋、3は樋接続部材である。
【0005】
樋接続部材3は、雨水貯水槽1の上部に取り付けられた樋接続下部材3aと、竪樋2の下端部分を受け入れる樋接続上部材3bとによって構成されている。
【0006】
樋接続下部材3aには、雨水貯水槽1内に雨水を送り込む短管部4と、短管部4に雨水を導くように傾斜した案内傾斜底壁5と、案内傾斜底壁5の周囲を囲って鉛直方向上向きに伸びる外周壁6とが設けられている。
【0007】
更に、短管部4の外周には半径方向外向きに固定用フランジ7が設けられている。
【0008】
そして、雨水貯水槽1の上壁に設けられた取水口(図示省略)に短管部4を貫挿して、雨水貯水槽1に固定用フランジ7をネジで固定することによって、樋接続下部材3aは雨水貯水槽1に固定されている。
【0009】
また、樋接続上部材3bには、樋接続下部材3aに蓋をする蓋部8と、竪樋2の下端部分を囲う受入筒部9とが設けられている。
【0010】
樋接続上部材3bは、蓋部8が外周壁6の上端部分に嵌合することによって、樋接続下部材3aに着脱可能なように取り付けられる。
【0011】
この他、特許文献1に、屋根に降った雨水を集水して竪樋から貯留槽に貯留する雨水貯留装置について記載されている。
【特許文献1】特開2003−155761号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
図2は樋接続部材3の縦断面図である。
【0013】
ところで、図2に示されるように、樋接続部材3では、雨量が多く、竪樋2から流入する雨水の量が所定量より多くなると、樋接続部材3の内部に乱流が生じ雨水が停留する。
【0014】
このため、雨水貯水槽1への一定時間における雨水の流出量が減り、樋接続部材3内部の水位が上昇し、竪樋2と受入筒部9との隙間から雨水が溢れてしまう虞があった。
【0015】
更に、樋接続部材3内部の水位が上昇することで、この乱流の表面から飛散する水滴が、竪樋2と受入筒部9との隙間を通って飛散し、雨水貯水槽1の周囲を水浸しにしてしまう虞があった。
【0016】
そこで本願発明では、雨水貯水槽の周囲に雨水が漏水したり、飛散したりしない雨水貯水槽用樋接続部材を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、雨水を蓄える雨水貯水槽の上部に取り付けられる雨水貯水槽用樋接続部材であって、
竪樋の下端部分を受け入れる樋接続上部材と、前記竪樋の下端から流出する雨水を前記雨水貯水槽に導く樋接続下部材とを有し、
前記樋接続下部材は、雨水を前記雨水貯水槽に導く導水管と、雨水を該導水管に導くように傾斜した案内傾斜底壁とを有してなり、
前記樋接続下部材が受け入れた雨水を整流して前記導水管に導くように前記案内傾斜底壁にリブが設けられてなる雨水貯水槽用樋接続部材を特徴としている。
【0018】
そして、請求項2に記載された発明は、前記樋接続上部材は、前記竪樋の下端部分を囲う受入筒部と、前記樋接続下部材の上部を蓋する蓋部とを有し、
前記受入筒部の内側面に内向きに乱流防止用のリブが設けられてなる請求項1記載の雨水貯水槽用樋接続部材を特徴としている。
【0019】
また、請求項3に記載された発明は、前記樋接続上部材と前記樋接続下部材とが着脱可能である請求項1又は2記載の雨水貯水槽用樋接続部材を特徴としている。
【0020】
更に、請求項4に記載された発明は、前記樋接続下部材に雨水を濾過するフィルターが装着される段差部が設けられ、前記フィルターが前記段差部に嵌合して装着される請求項3記載の雨水貯水槽用樋接続部材を特徴としている。
【発明の効果】
【0021】
このように構成された本願発明の請求項1記載のものは、竪樋の下端から流れ込む雨水が、案内傾斜底壁の上側表面に設けられたリブによって整流され、雨水がスムーズに導水管に流れ込むので、リブがない場合に比べて、雨水貯水槽への流水量を増大させることができる。
【0022】
このため、雨水貯水槽用樋接続部材内に停留する雨水の水位が、リブがない場合に比べて低い位置になるので、樋接続上部材と竪樋との隙間から雨水が溢れるのを防ぐことができる。
【0023】
しかも、リブがない場合に比べて、樋接続下部材内で乱流の発生が抑制されるので、樋接続上部材と竪樋との隙間から水滴が飛散するのを防ぐことができる。
【0024】
そして、本願発明の請求項2記載のものは、受入筒部の内側面に乱流防止用のリブが設けられているので、雨水貯水槽用樋接続部材内に流入する雨量が所定量より多く、雨水貯水槽用樋接続部材内の雨水の水位が乱流防止用のリブの高さより高くなると、このリブによって乱流が抑制される。
【0025】
このため、受入筒部と竪樋との隙間から雨水が溢れたり、水滴が飛散するのを防ぐことができる。
【0026】
しかも、受入筒部と竪樋との隙間が乱流防止用のリブによって遮蔽されるので、この隙間から水滴が飛散するのを防ぐことができる。
【0027】
また、本願発明の請求項3記載のものは、樋接続上部材と樋接続下部材とが着脱可能なので、樋接続上部材の取り外しができて、容易に雨水貯水槽用樋接続部材の内部を掃除することができる。
【0028】
更に、本願発明の請求項4記載のものは、樋接続下部材に雨水を濾過するフィルターが装着される段差部が設けられ、フィルターが段差部に嵌合して装着されるので、フィルターが安定して装着される。
【0029】
しかも、請求項3の構成によって、樋接続上部材と樋接続下部材とが着脱可能なので、容易にフィルターの交換ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本願発明の雨水貯水槽用樋接続部材に係る最良の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0031】
〈構成〉
図3は実施例1の樋接続部材が用いられた雨水貯水槽の設置状態を示す斜視図である。
【0032】
図3において、11は建物の外壁であり、12は外壁11に沿って設置された略直方体形状の雨水貯水槽、13は雨水貯水槽12に雨水を導く竪樋である。
【0033】
雨水貯水槽12の下部には補強脚14が設けられ、上部には樋接続部材15が設けられている。この補強脚14は樹脂製であり、ブロアー成形によって形成されている。
【0034】
図4は、主に樋接続部材15を説明する分解斜視図である。
【0035】
図4において、樋接続部材15は、雨水貯水槽12の上部に取り付けられた樋接続下部材15aと、竪樋13の下端部分を受け入れる樋接続上部材15bとによって構成されている。
【0036】
樋接続下部材15aには、雨水貯水槽12内に雨水を送り込む短管部16と、短管部16に雨水を導くように傾斜した案内傾斜底壁17と、案内傾斜底壁17の周囲を囲って鉛直方向上向きに伸びる外周壁18とが設けられている。
【0037】
案内傾斜底壁17の上面には、短管部16の上端開口の中心から略放射状に5本のリブ17aが突設形成されている。
【0038】
更に、短管部16の外周には半径方向外向きに固定用フランジ19が設けられている。
【0039】
そして、雨水貯水槽12の上壁に設けられた取水口(図示省略)に短管部16を貫挿して、雨水貯水槽12に固定用フランジ19をネジで固定することによって、樋接続下部材15aは雨水貯水槽12に固定されている。
【0040】
更に、短管部16の上端縁と案内傾斜底壁17との境界付近には、雨水を濾過するフィルター20を受け入れる環状の段差部21が設けられている。
【0041】
また、樋接続上部材15bには、樋接続下部材15aに蓋をする蓋部22と、竪樋13の下端部分を囲う受入筒部23とが設けられている。
【0042】
この受入筒部23の内周面には、内周側に乱流防止用の4本のリブ23aが突設形成されている。
【0043】
そして、樋接続上部材15bは、蓋部22が外周壁18の上端部分に嵌合することによって、樋接続下部材15aに着脱可能なように取り付けられる。
〈樋接続部材15のメンテナンス方法〉
雨樋から流れてきた雨水には、木の葉やゴミ、塵などが混入しているので、これらを濾過するために、樋接続下部材15aの段差部21にフィルター20を嵌合させて装着する。
【0044】
ところで、樋接続部材15の取水性能を維持するために、このフィルター20の上に溜まった木の葉やゴミ等を定期的に取り除く必要があり、フィルター20も定期的に交換する必要がある。
【0045】
この際、樋接続下部材15aから樋接続上部材15bを取り外し、受入筒部23に竪樋13を挿通したまま、樋接続上部材15bを上方に持ち上げて、樋接続下部材15a内部の掃除やフィルター20の交換を行う。
〈樋接続部材15の作用効果〉
図5は、樋接続部材15の縦断面図であり、雨水が流れる様子を示している。
【0046】
図5に示すように、竪樋13の下端から流れ込む雨水が、案内傾斜底壁17の上側表面に設けられたリブ17aによって整流され、雨水がスムーズに短管部16に流れ込むので、リブ17aがない場合(図2)に比べて、雨水貯水槽12への流水量を増大させることができる。
【0047】
このため、樋接続部材15内に停留する雨水の水位が、リブ17aがない場合に比べて低い位置になるので、樋接続上部材15bと竪樋13との隙間から雨水が溢れるのを防ぐことができる。
【0048】
しかも、リブ17aがない場合に比べて樋接続下部材15a内で乱流の発生が抑制されるので、樋接続上部材15bと竪樋13との隙間から水滴が飛散するのを防ぐことができる。
【0049】
そして、受入筒部23の内側面に乱流防止用のリブ23aが設けられているので、樋接続部材15内に流入する雨量が所定量より多く、樋接続部材15内の雨水の水位が乱流防止用のリブ23aの高さより高くなると、このリブ23aによって乱流が抑制される。
【0050】
このため、受入筒部23と竪樋13との隙間から雨水が溢れたり、水滴が飛散するのを防ぐことができる。
【0051】
しかも、受入筒部23と竪樋13との隙間が乱流防止用のリブ23aによって遮蔽されるので、この隙間から水滴が飛散するのを防ぐことができる。
【0052】
また、樋接続上部材15bと樋接続下部材15aとが着脱可能であるので、樋接続上部材15bの取り外しができて、容易に樋接続部材15の内部を掃除することができる。
【0053】
更に、樋接続下部材15aに雨水を濾過するフィルター20が装着される段差部21が設けられ、フィルター20が段差部21に嵌合して装着されるので、フィルター20が安定して装着される。
【0054】
しかも、樋接続上部材15bと樋接続下部材15aとが着脱可能なので、容易にフィルター20の交換ができる。
〈補強脚14の構成と取付け方法〉
図6は補強脚14を説明する分解斜視図であり、図7は補強脚14の縦断面図であり、雨水貯水槽12に補強脚14を取付ける手順を表す図である。
【0055】
図6に示すように、雨水貯水槽12の下部には、補強脚取付けネジ部12aが一体に膨出形成されている。
【0056】
補強脚14は樹脂製であり、ブロアー成形によって形成され、図6乃至図8に示すように、底部に略長方形状の開口部が設けられた筐体形状を呈している。
【0057】
なお、図7に示すように、補強脚14はブロアー成形によって形成されるので、側壁等のは内部が中空になっている。
【0058】
また、図7に示すように、補強脚14には、上壁の中央に補強脚取付けネジ部12aを挿通する穴14aが設けられている。
【0059】
図6乃至図8に示すように、補強脚14の内部には、断面が略L字形状の金属補強板25が取り付けられている。
【0060】
金属補強板25は鉄製で、表面に防錆のためにメッキ処理が施されている。
【0061】
また、図6に示すように、金属補強板25は、側板25aと、天板25bとを有していて、天板25bには、補強脚取付けネジ部12aとの干渉を避けるために切欠部25cが設けられている。
【0062】
図7に示すように、補強脚14の内部に金属補強板25を挿入して、金属補強板25の切欠部25cを補強脚取付けネジ部12aの外周縁に当接させながら、金属補強板25の側板25aの下端縁を補強脚14の内側壁の下端縁の角部に嵌め込む。
【0063】
そして、補強脚14の穴14aと、2枚の金属補強板25の切欠部25cとに補強脚取付けネジ部12aを通し、金属補強板25を挟み込んだ状態で、補強脚取付けネジ部12aに固定キャップ26をねじ込んで、補強脚14を雨水貯水槽12に固定する。
【0064】
なお、雨水貯水槽12に補強脚14を装着した状態を図8に示す。
【0065】
図8は雨水貯水槽12に補強脚14を取り付けた状態で補強脚14を裏側から見た斜視図である。
〈補強脚14の作用効果〉
補強脚14は樹脂製でブロアー成形によって形成されるので、製造し易く、製造コストを抑えることができる。
【0066】
しかしながら、補強脚14本体だけでは側壁等の肉厚が薄いために、雨水が満杯になった雨水貯水槽12の重量を支えるには強度が不十分であった。
【0067】
そこで、鉄板にメッキを施した安価な金属補強板25を補強板に用いることによって、所望の強度に補強し、しかも、安価な補強脚14を構成することができる。
【0068】
以上、図面を参照して、本願発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本願発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本願発明に含まれる。
【0069】
なお、本願発明の実施例1では、案内傾斜底壁17の上面に5本のリブ17aが形成され、受入筒部23に4本のリブ23aが形成されているが、整流、或いは、乱流防止の効果を奏するのであれば、リブの数は、これらの本数に限らない。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】図1は従来例の樋接続部材を説明する分解斜視図である。
【図2】図2は従来例の樋接続部材を説明する縦断面図である。
【図3】図3は実施例1の樋接続部材を説明する斜視図であって、建物の外壁に雨水貯水槽を設置した状態の図である。
【図4】図4は実施例1の樋接続部材を説明する分解斜視図である。
【図5】図5は本願発明の樋接続部材を説明する縦断面図である。
【図6】図6は補強脚を説明する部分分解斜視図である。
【図7】図7は補強脚を説明する縦断面図であり、雨水貯水槽に補強脚を取付ける手順を表す図である。
【図8】図8は補強脚を説明する裏面側から見た斜視図であって、雨水貯水槽に補強脚を装着した状態の図である。
【符号の説明】
【0071】
12 雨水貯水槽
13 竪樋
15 樋接続部材(雨水貯水槽用樋接続部材)
15a 樋接続下部材
15b 樋接続上部材
16 短管部(導水管)
17 案内傾斜底壁
17a リブ
20 フィルター
21 段差部
22 蓋部
23 受入筒部
23a リブ




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013