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発明の名称 建築部材用保護カバー、建物ユニットの保管方法、ユニット建物の再築方法及び包装品
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−191971(P2007−191971A)
公開日 平成19年8月2日(2007.8.2)
出願番号 特願2006−12947(P2006−12947)
出願日 平成18年1月20日(2006.1.20)
代理人 【識別番号】100082670
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 民雄
発明者 加藤 進
要約 課題
コストを掛けることなく防水性及び透湿性を確保することができる建築部材用保護カバー、建物ユニットの保管方法、ユニット建物の再築方法及び包装品を提供する。

解決手段
保護カバー10のカバー部材14を、水蒸気の通過を許し水の通過を阻止するポリエチレン製の不織布で形成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
建築部材を保管するときに該建築部材を覆うためのカバー部材を備える建築部材用保護カバーであって、前記カバー部材は透湿性及び防水性を有することを特徴とする建築部材用保護カバー。
【請求項2】
前記建築部材はユニット建物を構成する建物ユニットであり、前記カバー部材の前記建物ユニットの上部に対応する部分には前記カバー部材の防水性能を向上させるための防水部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建築部材用保護カバー。
【請求項3】
前記カバー部材の前記建物ユニットの各角部に対応する部分における内面には該部分を補強するための補強部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の建築部材用保護カバー。
【請求項4】
前記カバー部材には該カバー部材を前記建物ユニットに固定するための固定具が取り付けられており、前記カバー部材の前記固定具の取付部分には該取付部分を補強するための補強部材が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の建築部材用保護カバー。
【請求項5】
ユニット建物を構成する建物ユニットを保管する方法であって、透湿性及び防水性を有するカバー部材により前記建物ユニットを覆うことを特徴とする建物ユニットの保管方法。
【請求項6】
ユニット建物を再築する方法であって、前記ユニット建物を構成する複数の建物ユニットを互いに分離することにより前記ユニット建物を分解した後、該ユニット建物の再築作業が開始するまでの間、透湿性及び防水性を有するカバー部材を前記各建物ユニットに被せることにより該各建物ユニットを保管することを特徴とするユニット建物の再築方法。
【請求項7】
建築部材が、透湿性及び防水性を有するカバー部材により包装されていることを特徴とする包装品。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばユニット建物を構成する建物ユニットを屋外で保管するときに用いるのに好適な建築部材用保護カバー、建物ユニットの保管方法、ユニット建物の再築方法及び包装品に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、例えばユニット建物を構成する複数個の建物ユニットはそれぞれ木製の板や石膏ボード等のように吸湿性を有する部材で構成されているため、各建物ユニットを製造工場から施工現場に輸送する際、各建物ユニットを例えば雨水から保護すべく防水性を有する保護カバーが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、この保護カバーは、各建物ユニットの輸送時に短期的に用いられるものであり、各建物ユニットが施工現場に到着したときに取り外されるので、各建物ユニットの輸送中に保護カバーの内方に湿気がたとえ生じたとしても前記水蒸気の多くを各建物ユニットの前記構成部材に吸収させることなく保護カバーの外方に排出することができることから、このような保護カバーに透湿性を確保することは考えられていない。
【0004】
このため、各建物ユニットを再利用すべくユニット建物から取り外した後工場で改修作業が施されるまでの間屋外で保管するときに従来の保護カバーを用いた場合、例えば地面から発生した湿気が保護カバー内にその下方から入ったとき、該湿気を保護カバーの外方に排出することができず、建物ユニットを構成する部材に湿気が吸収され、該部材に反りや膨れ等の変形が生じてしまう。特に、再利用される建物ユニットには汚れが付着している場合があるため、湿気の吸収によりこの汚れにカビが発生してしまう。
【0005】
そこで、保護カバーに透湿性を確保するために、保護カバーに開口を形成することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。また、これとは別に、保管場所に換気装置を設けることにより、保護カバー内を換気することが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
【特許文献1】特開2001−207545号(第3−4頁、図1)
【特許文献2】特開2002−121826号(第5頁、図2)
【特許文献3】特開2001−002178号(第3−4頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、開口が形成された保護カバーでは、開口が防水性を有する部材によって塞がれていないため、開口を経て保護カバーの内方に雨水が浸入する虞があり、防水性能の低下を招く。
【0007】
また、保管場所に換気装置を設ける場合、該換気装置を作動させるための電源を保管場所に設置することは困難であり、電源を保管場所にたとえ設置することができたとしても換気装置を作動させるためのコストが掛かる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、コストを掛けることなく防水性及び透湿性を確保することができる建築部材用保護カバー、建物ユニットの保管方法、ユニット建物の再築方法及び包装品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、建築部材を保管するときに該建築部材を覆うためのカバー部材を備える建築部材用保護カバーであって、前記カバー部材は透湿性及び防水性を有することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記建築部材はユニット建物を構成する建物ユニットであり、前記カバー部材の前記建物ユニットの上部に対応する部分には前記カバー部材の防水性能を向上させるための防水部材が設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記カバー部材の前記建物ユニットの各角部に対応する部分における内面には該部分を補強するための補強部材が設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、前記カバー部材には該カバー部材を前記建物ユニットに固定するための固定具が取り付けられており、前記カバー部材の前記固定具の取付部分には該取付部分を補強するための補強部材が設けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、ユニット建物を構成する建物ユニットを保管する方法であって、透湿性及び防水性を有するカバー部材により前記建物ユニットを覆うことを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、ユニット建物を再築する方法であって、前記ユニット建物を構成する複数の建物ユニットを互いに分離することにより前記ユニット建物を分解した後、該ユニット建物の再築作業が開始するまでの間、透湿性及び防水性を有するカバー部材を前記各建物ユニットに被せることにより該各建物ユニットを保管することを特徴とする。
【0015】
請求項7に記載の発明は、建築部材が、透湿性及び防水性を有するカバー部材により包装されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の発明によれば、カバー部材が透湿性及び防水性を有することから、建築部材をカバー部材で覆うことにより建築部材を例えば雨水から保護することができ且つ建築部材を覆うカバー部材の内方に湿気が発生した場合でも該湿気をカバー部材の外方に排出することができる。
【0017】
これにより、各建物ユニットを再利用すべくユニット建物から取り外した後工場で改修作業が施されるまでの間屋外で保管する場合に、カバー部材の内方に湿気が発生した場合でも、該湿気をカバー部材の外方に排出することができるので、建物ユニットを構成する部材に湿気が吸収されることによる該部材の反りや膨れ等の変形を確実に防止することができる。従って、湿気の吸収による建物ユニットに付着した汚れからのカビの発生を確実に防止することができる。
【0018】
また、保管場所に従来のような換気装置を設ける必要はないので、換気装置を作動させることによるコストの発生を確実に防止することができる。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、建築部材はユニット建物を構成する建物ユニットであり、カバー部材の建物ユニットの上部に対応する部分にカバー部材の防水性能を向上させるための防水部材が設けられていることから、防水部材の防水作用により、建物ユニットを覆った状態で雨水を特に受け易いカバー部材の前記部分からカバー部材の内方に雨水が浸透することをより確実に防止することができる。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、カバー部材の建物ユニットの各角部に対応する部分における内面に該部分を補強するための補強部材が設けられていることから、補強部材の補強作用により、カバー部材に建物ユニットの各角部が引っ掛かることによるカバー部材の破れをより確実に防止することができる。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、カバー部材に該カバー部材を建物ユニットに固定するための固定具が取り付けられていることから、例えば強風によりカバー部材が建物ユニットから取り外されることを、防止することができる。また、カバー部材の固定具の取付部分に該取付部分を補強するための補強部材が設けられていることから、カバー部材を固定具により建物ユニットに固定するときや強風によりカバー部材があおられたとき等に固定具が引っ張られたとき、補強部材の補強作用により、固定具からカバー部材に作用する引張り力によるカバー部材の破れをより確実に防止することができる。
【0022】
請求項5に記載の発明によれば、ユニット建物を構成する建物ユニットを保管する際、透湿性及び防水性を有するカバー部材により建物ユニットを覆うことにより、建築部材を屋外で保管する場合でも、建築部材を例えば雨水から保護することができ且つカバー部材の内方に発生した湿気をカバー部材の外方に排出することができる。
【0023】
請求項6に記載の発明によれば、ユニット建物を構成する複数の建物ユニットを互いに分離することによりユニット建物を分解した後、該ユニット建物の再築作業が開始するまでの間、透湿性及び防水性を有するカバー部材を各建物ユニットに被せることにより該各建物ユニットを保管することによって、各建物ユニットを屋外で保管する場合でも、各建物ユニットを例えば雨水から保護することができ且つカバー部材の内方に発生した湿気をカバー部材の外方に排出することができる。
【0024】
請求項7に記載の発明によれば、建築部材が、透湿性及び防水性を有するカバー部材により包装されていることから、例えば建築部材を屋外で保管した場合でも、建築部材を例えば雨水から保護することができ且つカバー部材の内方に発生した湿気をカバー部材の外方に排出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明を図示の実施例に沿って説明する。
【実施例】
【0026】
図1は、再利用される建物ユニット11を屋外で保管するときに用いられる保護カバー10に本発明を適用した例を示す。
【0027】
建物ユニット11は、従来よく知られているように、他の複数の建物ユニットと共同して図示しないユニット建物を構成する箱状の建築部材であり、図示の例では、四つの周壁12と、該周壁上に配置された屋根13とを有する。
【0028】
保護カバー10は、建物ユニット11を覆うカバー部材14を備える。カバー部材14は、図示の例では、ポリエチレン製の繊維からなる不織布で形成されている。不織布は、従来よく知られているように、複数の繊維を互いに織り合わせることにより形成された織布とは異なり、互いに並べて重ねた複数の繊維に熱や水等により圧力を掛けて各繊維を互いに結合することによって形成された布である。前記ポリエチレン製の繊維は、図示の例では、水蒸気の分子よりも大きく雨滴等の水滴よりも小さい間隔で互いに結合されている。これにより、カバー部材14は、水蒸気の透過を許し且つ液体である水の透過を阻止する。すなわち、カバー部材14には、透湿性及び防水性が確保されている。
【0029】
カバー部材14は、図1及び図2に示すように、建物ユニット11の屋根13を覆うように配置され、ほぼ矩形状をなすシート状の頂部15と、該頂部の各縁部15aから下方に伸び、それぞれが建物ユニット11の各周壁12を覆うように配置される四つのシート状の側部16とを有し、全体的に、下方へ開放する箱状をなしている。
【0030】
カバー部材14の建物ユニット11の上部11aに対応する部分すなわちカバー部材14の上部14aには、図1に示すように、該上部の防水性能を向上させるための防水部材17が設けられている。
【0031】
防水部材17は、図示の例では、ポリエチレン製の織布にポリエチレン及び塩化ビニル等の合成樹脂をコーティングすることにより形成されたシート部材からなり、頂部15を全体的に覆うように該頂部上に配置された矩形状の頂面部18と、該頂面部の縁部から各側部16に沿ってカバー部材14の下方へ伸び、該各側部16の上部16aを覆う矩形状の側面部19とを有する。頂面部18及び側面部19は、図示の例では、互いに一体に形成されている。防水部材17は、その各側面部19の先端すなわち下端19aがカバー部材14に糸により縫い付けられることにより、該カバー部材に固定されている。カバー部材14及び防水部材17間の縫合部分には、カバー部材14の外方から図示しないテープ部材が貼り付けられている。前記テープ部材は、例えば基材がポリエチレン製の不織布からなり接着面がブチルゴムからなるテープ部材のように、止水性及び耐候性を有するデープ部材で構成されている。
【0032】
また、カバー部材14の建物ユニット11の各周壁12で規定される四つの角部21に対応する部分すなわちカバー部材14の各側部16で規定される隅部22には、それぞれ該各隅部を補強するための補強部材23が設けられている。
【0033】
各補強部材23は、図示の例では、防水部材17と同様に形成されたシート部材、又は、該シート部材に代えてポリアリレート繊維及びPBO繊維等にポリエチレン及び塩化ビニル等の合成樹脂をコーティングすることに形成されたシート部材からなり、各隅部22に沿って上下に伸びる矩形状をなしている。各補強部材23は、カバー部材14の各隅部22にカバー部材14の内方から取り付けられており、図示の例では、それぞれの両縁部23aが各隅部22を規定する各側部16に糸により縫合されることにより各隅部22に取り付けられている。カバー部材14及び補強部材23間の縫合部分には、カバー部材14の外方から前記したテープ部材が貼り付けられている。
【0034】
更に、カバー部材14には、該カバー部材を建物ユニット11に固定するための固定具24が取り付けられている。固定具24は、図示の例では、複数の紐25で構成されており、それぞれカバー部材14の各側部16の下部16bに各側部16の幅方向に沿って互いに所定の間隔をおいて取り付けられている。各紐25は、図2に示すように、該各紐が取り付けられた側部16に向かい合う側部16に対応する位置で取り付けられた紐25と結ばれることにより、カバー部材14を建物ユニット11に固定している。
【0035】
カバー部材14への各紐25の取付部分には、図1に示すように、それぞれ該取付部分を補強するための補強部材26が設けられている。各補強部材26は、図示の例では、防水部材17及び前記した各補強部材23と同様に形成されたシート部材からなり、カバー部材14の各側部16の下部16bに各側部16の幅方向に沿って伸びる矩形状をなしている。各補強部材26は、それぞれ各側部16の下部16bにカバー部材14の外方から取り付けられており、図示の例では、それぞれの両縁部26aが各側部16の下部16bに糸により縫合されることにより各側部16に取り付けられている。各側部16及び補強部材26間の縫合部分には、カバー部材14の外方から前記したテープ部材が貼り付けられている。
【0036】
複数の建物ユニット11により構成された前記ユニット建物を再築する際、先ず、各建物ユニット11を互いに分離することにより前記ユニット建物を分解し、該ユニット建物の再築作業が開始するまでの間、各建物ユニット11を屋外で保管する。このとき、カバー本体14を各建物ユニット11に装着する。
【0037】
カバー部材14を建物ユニット11に装着する際、カバー部材14の頂部15が建物ユニット11の屋根13を覆い且つ各側部16が建物ユニット11の各周壁12を覆うように、カバー部材14を建物ユニット11に被せる。次に、各側部16の下部16bに取り付けられた各紐25を該各紐が取り付けられた側部16に対向する側部16に対応する位置で取り付けられた紐25に結ぶ。これにより、カバー部材14が建物ユニット11に固定される。続いて、図2に示すように、建物ユニット11にカバー部材14上からロープ27を巻き付けることによりカバー部材14を建物ユニット14により確実に固定する。
【0038】
その後、これらの包装品すなわちカバー本体14により包装された各建物ユニット11を保管場所から前記ユニット建物の再築現場に搬送し、各建物ユニット11を再築現場で組み合わせることにより前記ユニット建物の再築が終了する。
【0039】
本実施例によれば、前記したように、カバー部材14が透湿性及び防水性を有することから、建物ユニット11をカバー部材14で覆うことにより建物ユニット11を例えば雨水から保護することができ且つ建物ユニット11を覆うカバー部材14の内方に湿気が発生した場合でも該湿気をカバー部材14の外方に排出することができる。
【0040】
これにより、各建物ユニット11を再利用すべく前記ユニット建物から取り外した後工場で改修作業が施されるまでの間屋外で保管する場合に、カバー部材14の内方に湿気が発生した場合でも、該湿気をカバー部材14の外方に排出することができるので、建物ユニット11を構成する部材に湿気が吸収されることによる該部材の反りや膨れ等の変形を確実に防止することができる。
【0041】
従って、湿気の吸収による建物ユニット11に付着した汚れからのカビの発生を確実に防止することができる。
【0042】
また、保管場所に従来のような換気装置を設ける必要はないので、換気装置を作動させることによるコストの発生を確実に防止することができる。
【0043】
また、前記したように、カバー部材14がポリエチレン製であることから、カバー部材14に引張り力に対する強度を確保することができる。これにより、カバー部材14に作用する引張り力によるカバー部材14の破れを確実に抑制することができる。
【0044】
更に、前記したように、カバー部材14が水蒸気の通過を許し水の通過を阻止する不織布からなることから、透湿性及び防水性を有するカバー部材14を容易に形成することができる。
【0045】
また、前記したように、カバー部材14の建物ユニット11の上部11aに対応する上部14aにカバー部材14の防水性能を向上させるための防水部材17が設けられていることから、建物ユニット11を覆った状態で雨水を特に受け易いカバー部材14の前記部分からカバー部材14の内方に雨水が浸透することをより確実に防止することができる。
【0046】
更に、前記したように、防水部材17がポリエチレン製の織布に合成樹脂をコーティングすることにより形成されたシート部材であることから、防水機能に加えて引張り力に対する強度を防水部材17に容易に確保することができる。これにより、カバー部材14の建物ユニット11の上部11aに対応する前記部分の強度をより高めることができる。
【0047】
また、前記したように、防水部材17がカバー部材14に糸により縫合されており、カバー部材14及び防水部材17間の縫合部分には、該縫合部分に止水性を確保するためにカバー部材14の外方から前記テープ部材が貼り付けられていることから、防水部材17をカバー部材14に縫合することにより該カバー部材に容易に取り付けることができ、また、前記縫合部分に前記テープ部材を貼り付けることにより、前記縫合部分を経てカバー部材14の内方に水が浸入することを確実に防止することができる。
【0048】
更に、前記したように、カバー部材14の各側部16で規定される各隅部22に、該各隅部を補強するための補強部材23が設けられていることから、補強部材23の補強作用により、カバー部材14に建物ユニット11の各角部21が引っ掛かることによるカバー部材14の破れをより確実に防止することができる。
【0049】
また、前記したように、補強部材23がポリエチレン製の織布に合成樹脂をコーティングすることにより形成されたシート部材であることから、引張り力に対する強度に加えて防水機能を補強部材23に容易に確保することができる。これにより、カバー部材14の各隅部22の防水性をより高めることができる。
【0050】
更に、前記したように、補強部材23がカバー部材14に糸により縫合されており、カバー部材14及び補強部材23間の縫合部分には、該縫合部分に止水性を確保するために、カバー部材14の外方から前記テープ部材が貼り付けられていることから、補強部材23をカバー部材14に縫合することにより該カバー部材に容易に取り付けることができ、また、前記縫合部分にテープ部材14を貼り付けることにより、前記縫合部分を経てカバー部材14の内方に水が浸入することを確実に防止することができる。
【0051】
また、前記したように、カバー部材14の各側部16の下部16bにカバー部材14を建物ユニット11に固定するための固定具24が取り付けられていることから、例えば強風によりカバー部材14が建物ユニット11から取り外されることを、防止することができる。また、カバー部材14の各側部16の下部16bには、該下部を補強するための補強部材26が設けられていることから、カバー部材14を固定具24により建物ユニット11に固定するときや強風によりカバー部材14があおられたとき等に固定具24が引っ張られたとき、補強部材26の補強作用により、固定具24からカバー部材14に作用する引張り力による各側部16の破れをより確実に防止することができる。
【0052】
更に、前記したように、補強部材26がポリエチレン製の織布に合成樹脂をコーティングすることにより形成されたシート部材であることから、引張り力に対する強度に加えて防水機能を補強部材26に容易に確保することができる。これにより、カバー部材14の固定具24の取付部分すなわち各側部16の下部16bの防水性をより高めることができる。
【0053】
また、前記したように、補強部材26がカバー部材14に糸により縫合されており、カバー部材14及び補強部材26間の縫合部分には、該縫合部分に止水性を確保するために、カバー部材14の外方から前記テープ部材が貼り付けられていることから、補強部材26をカバー部材14に縫合することにより該カバー部材に容易に取り付けることができ、また、前記縫合部分に前記テープ部材を貼り付けることにより、前記縫合部分を経てカバー部材14の内方に水が浸入することを確実に防止することができる。
【0054】
本実施例では、建物ユニット11の屋根13が傾斜した例を示したが、これに代えて、平坦な屋根を有する建物ユニットを本発明に用いることができる。この場合、カバー部材14の建物ユニットの屋根を覆う頂部15上に雨水等が溜まることを防止すべく、該頂部の例えば中央部分を上方へ持ち上げるために、カバー部材14の頂部15と屋根との間に持上げ部材を配置したり、建物ユニット11の周囲に柱を立て又はワイヤーを張り柱又はワイヤーからカバー部材14を頂部15の中央部分で吊り下げたりすることができる。これにより、頂部15には、その中央部分から各縁部15aに向けて傾斜する傾斜面が形成されるので、降雨時に雨水が頂部15上に溜まることなく雨水をカバー部材14の側方に流すことができる。
【0055】
また、本実施例では、建物ユニット11が屋根13を有する例を示したが、屋根13に代えて天井を有する建物ユニットを本発明に適用することができる。
【0056】
更に、本実施例では、四つの周壁12及び該周壁上に配置された屋根13を有する建物ユニット11を保護するための保護カバー10に本発明を適用した例を示したが、これに代えて、例えば柱及び梁からなる軸組式の建物ユニットや床パネル及び壁パネルからなるパネル式の建物ユニットを保護するための保護カバーに本発明を適用することができる。
【0057】
また、本実施例では、再利用される建物ユニット11を屋外で保管するときに用いられる保護カバー10に本発明を適用した例を示したが、これに代えて、建物ユニット11以外の建築部材を保管する際に用いられる保護カバーに本発明を適用することができる。この場合、カバー部材に防水部材17及び補強部材23,26をそれぞれ建築部材の形状に応じて設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明に係る保護カバー及び建物ユニットを概略的に示す斜視図である。
【図2】本発明に係る建物ユニットが保護カバーにより覆われた状態を概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
【0059】
10 建築部材用保護カバー
11 建築部材(建物ユニット)
14 カバー部材
17 防水部材
23,26 補強部材
24 固定具




 

 


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