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発明の名称 覆蓋
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−162431(P2007−162431A)
公開日 平成19年6月28日(2007.6.28)
出願番号 特願2005−363963(P2005−363963)
出願日 平成17年12月16日(2005.12.16)
代理人 【識別番号】100100480
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 隆
発明者 斉藤 康宏
要約 課題
水路や水槽の幅が長い場合にも覆うことができ、開閉作業が容易であり、より広い面積を開くことができる覆蓋を提供する。

解決手段
本発明の覆蓋1には、1対の板部材12が設けられ、この板部材12はヒンジ部材13によって相対回転可能に連結されている。また、板部材12の連結部分の相対回転の回転軸は長さ方向に平行であり、所定の幅を有する開放部分の当該幅の長さよりも板部材12の幅方向の長さが長くなっている。
特許請求の範囲
【請求項1】
相対回転が可能となるように連結された一対の板部材を有し、前記板部材は長さ方向及び幅方向を有するものであって、相対回転の回転軸は長さ方向に平行であり、所定の幅を有する開放部分の当該幅の長さよりも板部材の幅方向の長さが長く、板部材の幅方向の両端を開放部分の幅方向の両側の縁に載せ、開放部分の少なくとも一部が開いている開状態及び開放部分を覆った閉状態のいずれの状態にも変更できるように、開放部分を開閉可能に蓋をすることができることを特徴とする覆蓋。
【請求項2】
板部材同士の連結部分における相対角が一定の範囲に制限されるものであり、閉状態における連結部分の位置は各板部材の連結部分とは反対側よりも上側であることを特徴とする請求項1に記載の覆蓋。
【請求項3】
可撓性を有するシート部材が設けられ、シート部材によって、閉状態における板部材の幅方向の端部と、開放部分の縁とによって囲まれる部分を覆うことを特徴とする請求項2に記載の覆蓋。
【請求項4】
板部材を支える車輪部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の覆蓋。
【請求項5】
車輪部材の走行する方向を規制する走行規制手段が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の覆蓋。
【請求項6】
相対回転が可能となるように連結された対となっている板部材を複数有し、各対のそれぞれの板部材は長さ方向及び幅方向を有するものであって、相対回転の回転軸は長さ方向に平行であり、所定の幅を有する開放部分の当該幅の長さよりも板部材の幅方向の長さが長く、板部材の幅方向の両端を開放部分の幅方向の両側の縁に載せ、開放部分の少なくとも一部が開いている開状態及び開放部分を覆った閉状態のいずれの状態にも変更できるように、開放部分を開閉可能に蓋をすることができることを特徴とする覆蓋。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水路や水槽などの上に配置される覆蓋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
水路や水槽などの上に配置される覆蓋は、外部から水路や水槽などへ物などが落下することを防止したり、内側からのにおいが外部に漏れないようにするものである。また、覆蓋は、人が上に乗った場合など、覆蓋に荷重がかかった場合に破損しないように強度を有するものが用いられている。
【0003】
このような覆蓋は、水路や水槽の上側に載せるので、水路や水槽の幅が長い場合などには、長い覆蓋が用いられる。このような覆蓋は、自重や上からかかる荷重を支える必要があるので、高強度で軽量の素材を用いられており、このような覆蓋は特許文献1などに記載されている。
【特許文献1】特開2002−88739号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような覆蓋が用いられる水路や水槽などでは、水路や水槽などの状態を確認したりするため、必要に応じて開けられることがある。そのため、開け閉めしやすい構造が望ましい。
【0005】
しかしながら、水路や水槽の幅が長いものになると、全体の大きさが大きくなり、重くなって覆蓋の移動が大変であった。
また、スライド可能な覆蓋を複数配置して、覆蓋をスライドさせて複数の覆蓋が重なるような状態となるようにすることにより開けるようにする方法が考えられる。しかし、それぞれの覆蓋がスライド可能となるように、別々のガイドやレールを敷設しなければならないので構造が複雑となり、また、2枚の覆蓋を重ねる構造では1/2の面積しか開くことができず、より広い面積を開くようにするには、覆蓋を何段にも重ねることが必要となった。
【0006】
そこで、本発明は、開閉可能な覆蓋であって開閉作業が容易であり、より広い面積を開くことができる覆蓋を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するための請求項1に記載の発明は、相対回転が可能となるように連結された一対の板部材を有し、前記板部材は長さ方向及び幅方向を有するものであって、相対回転の回転軸は長さ方向に平行であり、所定の幅を有する開放部分の当該幅の長さよりも板部材の幅方向の長さが長く、板部材の幅方向の両端を開放部分の幅方向の両側の縁に載せ、開放部分の少なくとも一部が開いている開状態及び開放部分を覆った閉状態のいずれの状態にも変更できるように、開放部分を開閉可能に蓋をすることができることを特徴とする覆蓋である。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、相対回転が可能となるように連結された一対の板部材を有し、板部材の幅方向の両端を開放部分の幅方向の両側の縁に載せ、開放部分の少なくとも一部が開いている開状態及び開放部分を覆った閉状態のいずれの状態にも変更できるように、開放部分を開閉可能に蓋をすることができるので、開閉作業を容易にしつつ、より広い面積を開くことができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、板部材同士の連結部分における相対角が一定の範囲に制限されるものであり、閉状態における連結部分の位置は各板部材の連結部分とは反対側よりも上側であることを特徴とする請求項1に記載の覆蓋である。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、板部材同士の連結部分における相対角が一定の範囲に制限されるものであり、閉状態における連結部分の位置は各板部材の連結部分とは反対側よりも上側であるので、閉状態から開状態へ変更する際に、特に作業が行いやすい。
【0011】
請求項3に記載の発明は、可撓性を有するシート部材が設けられ、シート部材によって、閉状態における板部材の幅方向の端部と、開放部分の縁とによって囲まれる部分を覆うことを特徴とする請求項2に記載の覆蓋である。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、可撓性を有するシート部材が設けられ、シート部材によって、閉状態における板部材の幅方向の端部と、開放部分の縁とによって囲まれる部分を覆うので、開放部分をより確実に覆うことができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、板部材を支える車輪部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の覆蓋である。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、板部材を支える車輪部材が設けられており、開状態と閉状態との間の変更を車輪部材を回転させて行うことができ、開閉作業をより容易に行うことができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、車輪部材の走行する方向を規制する走行規制手段が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の覆蓋である。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、車輪部材の走行する方向を規制する走行規制手段が設けられているので、繰り返して開閉する場合にも、覆蓋の位置を同じ位置にすることができる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、相対回転が可能となるように連結された対となっている板部材を複数有し、各対のそれぞれの板部材は長さ方向及び幅方向を有するものであって、相対回転の回転軸は長さ方向に平行であり、所定の幅を有する開放部分の当該幅の長さよりも板部材の幅方向の長さが長く、板部材の幅方向の両端を開放部分の幅方向の両側の縁に載せ、開放部分の少なくとも一部が開いている開状態及び開放部分を覆った閉状態のいずれの状態にも変更できるように、開放部分を開閉可能に蓋をすることができることを特徴とする覆蓋である。
【0018】
請求項6に記載の発明によれば、相対回転が可能となるように連結された対となっている板部材を複数有し、各対のそれぞれの板部材は長さ方向及び幅方向を有するものであるので、開閉作業を容易にしつつ、より広い面積を開くことができ、また、広い範囲を覆うことができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の覆蓋によれば、開閉可能が容易であり、より広い面積を開くことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における覆蓋の斜視図である。図2は、図1に示す覆蓋を開いた状態で示した斜視図である。図3は、図1に示す覆蓋の本体部材を拡大した斜視図である。図4は、図2に示す覆蓋の本体部材を拡大した斜視図である。図5は、蓋を閉じた状態の本体部材を示した正面図である。図6は、蓋を開いた状態の本体部材を示した正面図である。図7、図8は、走行規制手段を示した説明図である。
【0021】
本発明の第1の実施形態における覆蓋1は、図1、図2に示されるように、上部に開放部分を有する水路90の上側に配置されるものであり、本体部材10とシート部材16とを有している。
そして、覆蓋1によって、水路90の上側の開放部分を覆って蓋をすることができ、外側から水路90へ物が落下することを防止したり、水路90から発生する腐敗性のガスなどの拡散を阻止することができる。また、本実施形態の覆蓋1では、蓋を開けて図2に示す状態とすることにより、水路90の状態などを確認することができる。
本実施形態の水路90は、幅がほぼ一定であって所定の方向に延びるものであって長いものである。そして、覆蓋1は水路90の延びる方向に並べられて複数設けられている。
【0022】
図3、図4には本体部材10が示されている。なお、図3、図4においては、シート部材16の図示は省略している。
本体部材10には、2枚の板部材12、ヒンジ部材13、車輪部材15が設けられている。そして、2枚の板部材12は、ヒンジ部材13を介して回転可能に連結されており、開閉操作を行うことができるようになっている。
【0023】
各板部材12は長方形状の板であって、長さ方向L及び幅方向Wを有しており、2枚の板部材12は同じ形状である。そして、板部材12には長さ方向Lに対向する辺30、31と、幅方向Wに対向する辺32、33を有し、辺30、31は長さ方向Lの両端となり、辺32、33は幅方向Wの両端となる。
【0024】
また、板部材12の幅方向Wの長さは水路90の幅よりも長く、水路90の両側の縁91を橋渡しするような状態で配置されている。そして、板部材12と水路90との間に車輪部材15が配置している。
【0025】
板部材12の材質は、特に限定されるものではないが、閉状態で上側から負荷がかかった場合などにも破損しない程度に強度を有するものであり、例えば、樹脂や金属などを用いることができる。そして、板部材12を長繊維強化ポリウレタン発泡樹脂を用いることにより、軽量で高強度とすることができ、覆蓋1を水路90などに用いた場合にも金属などと違って錆びることが無い。
【0026】
ヒンジ部材13が取り付けられる位置は、各板部材12の長さ方向Lに対向する一方の辺30同士付近であり、ヒンジ部材13の回転軸の方向が板部材12の幅方向Wとなるように取り付けられている。そして、2枚の板部材12は、ヒンジ部材13を介して長さ方向Lに並べられるように配置されている。
【0027】
ヒンジ部材13は、図5、図6に示されるように、2枚の連結板40と、連結板40同士をつなぐ軸部41とを有しており、連結板40同士が軸部41を軸にして回転できるものである。そして、各連結板40がそれぞれの板部材12に固定されている。
【0028】
ヒンジ部材13の連結板40同士の相対角θは一定の範囲に制限されている。そのため、板部材12の相対角θも一定の範囲である。ヒンジ部材13の相対角θの最大値θmaxは180°よりも小さく、相対角θの最小値θminは0°よりも大きい。したがって、ヒンジ部材13が取り付けられた側の板部材12の一方の辺30は、他方の辺31よりも常に上側に位置することになる。
【0029】
そして、覆蓋1は、相対角θが最大の時に、水路90の覆う面積が広くなって閉状態となり、また、相対角θが最小の時に、水路90の覆う面積が狭くなって開状態となる。
ヒンジ部材13の相対角θの範囲は上記の通りであるが、最大値θmaxが大きすぎると、開状態におけるヒンジ部材13が取り付けられた側の板部材12の一方の辺30がより下側となり、閉状態から開状態への変更作業が行いにくくなり、また、最大値θmaxが小さすぎると、水路90を覆う面積が小さくなるので、最大値θmaxの好ましい範囲は90°〜150°である。
最小値θminが大きすぎると、開状態の際に水路90を覆う面積が大きくなり、水路90の状態の確認が行いにくくなるので、最小値θminの好ましい範囲は0°〜30°である。
【0030】
また、図3、図4に示されるように、車輪部材15がそれぞれの板部材12に2個ずつ取り付けられて、合計4個の車輪部材15が設けられている。そして、車輪部材15によって板部材12を支えつつ、板部材12の移動操作を容易にすることができる。
車輪部材15の位置は、一方の辺30に対向する他方の辺31付近の両端付近に位置しており、他方の辺31と、幅方向Wに対向する辺32や、辺33との交点に形成される角部35、36付近である。そして、覆蓋1を使用する場合には、車輪部材15は、水路90の縁91の上に載った状態となっている。
【0031】
車輪部材15の車輪15aは、幅方向Wに対して垂直な方向に走行することができるものであり、縁91付近に沿って走行することができる。この車輪部材15は、車輪15aを所定の方向に回転させることにより、覆蓋1を開閉させる際に発生する、水路90との間の摩擦を低減させることができればよく、公知のものを用いることができる。
【0032】
また、図示していないが、車輪部材15には車輪止めが設けられている。車輪止めは車輪15aの回転の阻止が可能なものであり、覆蓋1が移動しないようにすることができる。そして、車輪止めを開状態で使用して、閉状態とならないようにすることができる。なお、この車輪止めも公知のものを採用することができる。
【0033】
シート部材16は、図1、図2に図示されており、可撓性を有するシートである。そして、シート部材16は、2枚の板部材12の幅方向Wに対向する辺32、33に取り付けられて、4枚用いられている。
シート部材16の形状は、辺32、33を斜辺とする直角三角形状である。そして、シート部材16の下側が、水路90の縁91付近に位置している。そして、シート部材16は、閉状態における板部材12の幅方向Wの端部に位置する辺32、33と、縁91との間によって囲まれる部分を覆うものであり、かかる部分が露出するのを防止するものである。
【0034】
覆蓋1が開状態となると、図2に示されるように、シート部材16が撓み、シート部材16が邪魔になって開状態となることを阻害することがない。本実施形態のシート部材16は樹脂シートが用いられているが、可撓性を有して通気性がないものであれば他の材質を用いることができる。
【0035】
そして、覆蓋1を使用して、水路90に蓋をする場合には、図1に示すような閉状態とする。そうすると、本体部材10やシート部材16によって水路90の開放部分をおおって蓋をすることができる。
【0036】
本発明のシート部材16は、閉状態における板部材12の幅方向Wの端部に位置する辺32、33と、縁91との間によって囲まれる部分をほぼ全て覆うものであるが、かかる部分の一部を覆うものであってもよい。
【0037】
また、水路90の内部を確認したい場合などには、ヒンジ部材13を上に移動させたり、車輪部材15を内側に移動させたりして、相対角θを小さくして、開状態として行われる。本実施形態の覆蓋1では、車輪部材15が設けられているので、開閉の操作をスムーズに行うことができる。
【0038】
上記した実施形態の覆蓋1は、車輪部材15が設けられたものであったが、車輪部材15を設けないで、板部材12を直に、水路90上に載せることも可能である。
また、以下に示すような走行規制手段50を用い、車輪部材15の走行する位置が決まるようにして、繰り返し開閉する場合にも同じ位置を走行するようにしてもよい。
【0039】
図7に示される走行規制手段50は、車輪15aの下側に敷設されたレール55を用い、レール55上を車輪15aが走行するものである。
また、図8に示される走行規制手段51は、水路90の車輪15aが走行する位置に溝56を形成し、車輪15aが溝56で走行するようにするものである。
【0040】
上記した覆蓋1はヒンジ部材13を用いて板部材12を相対回転可能に連結されるものであったが、他の手段を用いて板部材12を相対回転可能に連結することができる。例えば、それぞれの板部材12に幅方向Wに貫通する貫通孔を形成し、前記貫通孔に軸部材を挿入する方法などを採用することができる。
また、上記した実施形態における覆蓋1は、1対(2枚)の板部材12を用いて、これらを回転可能に連結するものであったが、複数の対の板部材12を連結したものを用いることができる。この場合、一方の辺30だけでなく、他方の辺31にもヒンジ部材13を用いて連結して形成される。
【0041】
本発明の覆蓋1は、開放部分を覆うものであるので、上記したような水路90以外のものについても覆うことができ、また、開閉操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の第1の実施形態における覆蓋の斜視図である。
【図2】図1に示す覆蓋を開いた状態で示した斜視図である。
【図3】図1に示す覆蓋の本体部材を拡大した斜視図である。
【図4】図2に示す覆蓋の本体部材を拡大した斜視図である。
【図5】蓋を閉じた状態の本体部材を示した正面図である。
【図6】蓋を開いた状態の本体部材を示した正面図である。
【図7】走行規制手段を示した説明図である。
【図8】走行規制手段を示した説明図である。
【符号の説明】
【0043】
1 覆蓋
10 本体部材
12 板部材
13 ヒンジ部材
15 車輪部材
15a 車輪
90 水路
91 縁
L 長さ方向
W 幅方向
θ 相対角




 

 


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