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発明の名称 建物ユニット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−113258(P2007−113258A)
公開日 平成19年5月10日(2007.5.10)
出願番号 特願2005−304986(P2005−304986)
出願日 平成17年10月19日(2005.10.19)
代理人 【識別番号】100081385
【弁理士】
【氏名又は名称】塩川 修治
発明者 青木 一高 / 長木 良繁
要約 課題
建物ユニットのコーナー部で、相交差する梁の接合と、水平ブレースの取付けのために柱を用いない簡素な構造を提供すること。

解決手段
相交差する梁13A、13を接合してコーナー部14を形成するとともに、該コーナー部14に水平ブレース40の取付部を設ける建物ユニット10において、相交差する一方の梁13Aの端部に接続具20を取付け、該接続具20に他方の梁13の接合部材30を接合するとともに、該接続具20に水平ブレース40の取付部材60を取付けるもの。
特許請求の範囲
【請求項1】
相交差する梁を接合してコーナー部を形成するとともに、該コーナー部に水平ブレースの取付部を設ける建物ユニットにおいて、
相交差する一方の梁の端部に接続具を取付け、該接続具に他方の梁の接合部材を接合するとともに、該接続具に水平ブレースの取付部材を取付けることを特徴とする建物ユニット。
【請求項2】
前記接続具が梁の接合部材のための接続面と、水平ブレースの取付部材のための接続面を備える請求項1に記載の建物ユニット。
【請求項3】
前記梁の接合部材が当該梁を抱持するC形鋼接続ピースからなり、C形鋼接続ピースのウエブを上下のフランジ端よりも延長した舌片状接合片とし、この接合片を前記接続具の接続面に接合可能にする請求項2に記載の建物ユニット。
【請求項4】
前記水平ブレースの取付部材がL形取付プレートを有し、このL形取付プレートの相交差する2面のそれぞれを前記接続具の相交差する2接続面のそれぞれに取付け可能にする請求項2に記載の建物ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は建物ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
建物ユニットは、特許文献1に記載の如く、柱の上端部と下端部で相交差する2側面(妻面と桁面)のそれぞれに接合部材を設け、上側の2つの接合部材に相交差する天井梁のそれぞれを接合し、下側の接合部材に相交差する床梁のそれぞれを接合している。また、天井面(又は床面)の水平構面の対角線上に張り設けられる水平ブレースの取付部材を、柱の側面に取付けている。
【特許文献1】特開平11-303223
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の建物ユニットでは、梁の接合部材を柱の側面に設けるとともに、水平ブレースの取付部材を柱の側面に取付けている。
【0004】
ところが、柱省略した広い連続空間を形成可能にするユニット建物を構築するための建物ユニットの柱省略コーナー部では、相交差する梁の接合と、水平ブレースの取付けのために柱を利用できない。相交差する梁を接合するための1つの接続具と、水平ブレースの取付けのための他の接続具を併せ用いる等、構成複雑になる。
【0005】
本発明の課題は、建物ユニットのコーナー部で、相交差する梁の接合と、水平ブレースの取付けのために柱を用いない簡素な構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、相交差する梁を接合してコーナー部を形成するとともに、該コーナー部に水平ブレースの取付部を設ける建物ユニットにおいて、相交差する一方の梁の端部に接続具を取付け、該接続具に他方の梁の接合部材を接合するとともに、該接続具に水平ブレースの取付部材を取付けるようにしたものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記接続具が梁の接合部材のための接続面と、水平ブレースの取付部材のための接続面を備えるようにしたものである。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2の発明において更に、前記梁の接合部材が当該梁を抱持するC形鋼接続ピースからなり、C形鋼接続ピースのウエブを上下のフランジ端よりも延長した舌片状接合片とし、この接合片を前記接続具の接続面に接合可能にするようにしたものである。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2の発明において更に、前記水平ブレースの取付部材がL形取付プレートを有し、このL形取付プレートの相交差する2面のそれぞれを前記接続具の相交差する2接続面のそれぞれに取付け可能にするようにしたものである。
【発明の効果】
【0010】
(請求項1)
(a)建物ユニットの1つのコーナー部で、相交差する一方の梁の端部に接続具を取付け、該接続具に他方の梁の接合部材を接合するとともに、該接続具に水平ブレースの取付部材を取付けることとした。従って、相交差する梁の接合と、水平ブレースの取付けのために単一の接続具を共用することにより、柱を用いない簡素な構成により、相交差する梁を接合し、かつ水平ブレースを取付けできる。
【0011】
(請求項2)
(b)一方の梁の端部に取付ける接続具が、他方の梁の接合部材のための接続面と、水平ブレースの取付部材のための接続面を備えることにより、相交差する梁の接合と、水平ブレースの取付けの確実を図ることができる。
【0012】
(請求項3)
(c)他方の梁の接合部材が当該梁を抱持するC形鋼接続ピースからなり、C形鋼接続ピースのウエブを上下のフランジ端よりも延長した舌片状接合片とし、この接合片を接続具の接続面に確実に接合できる。
【0013】
(請求項4)
(d)水平ブレースの取付部材がL形取付プレートを有し、このL形取付プレートの相交差する2面のそれぞれを接続具の相交差する2接続面のそれぞれに確実に取付けできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は建物ユニットを示す斜視図、図2は建物ユニットの柱省略コーナー部を示す平面図、図3は図2の側面図、図4は妻天井梁と桁天井梁の接合部を示す側面図、図5は妻天井梁と接続具を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は端面図、図6は水平ブレースの取付部材を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、図7は柱に対する水平ブレースの取付部を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【実施例】
【0015】
図1の柱省略建物ユニット10は、角鋼管製柱11とC形鋼製床梁12とC形鋼製天井梁13を箱形に接合した骨組構造体であり、相交差する床梁12の接合部、天井梁13の接合部をコーナー部とする。柱省略建物ユニット10は、少なくとも1個、本実施例では相隣る2個のコーナー部を柱省略コーナー部14としてなるものである。
【0016】
柱省略建物ユニット10の天井梁13において、柱11が存在するコーナー部と柱省略コーナー部14の間に延在される天井梁13は、リップ付きC形鋼からなる天井梁13Aとされる。
【0017】
柱省略建物ユニット10は、柱11が存在するコーナー部で、相交差する床梁12、12の接合構造を以下の如くにしている。柱11の下端部の相交差する2面のそれぞれに固定されるC形鋼接続ピース11Aに妻側(短辺側)と桁側(長辺側)の各床梁12の端部を抱持させて接続する。
【0018】
柱省略建物ユニット10は、柱11が存在するコーナー部で、相交差する床梁13、13の接合構造を以下の如くにしている。柱11の上端部の相交差する2面のそれぞれに固定されるC形鋼接続ピース11Bに妻側と桁側の各天井梁13の端部を抱持させて接続する。
【0019】
柱省略建物ユニット10は、柱省略コーナー部14で、相交差する床梁12、12の接合構造を以下の如くにしている。相交差する床梁12の交差部に短柱15を設け、短柱15の相交差する2面のそれぞれに固定されるC形鋼接続ピース15Aに妻側と桁側の各床梁12の端部を抱持させて接続する。
【0020】
柱省略建物ユニット10は、柱省略コーナー部14で、相交差する天井梁13A(妻天井梁)と天井梁13(桁天井梁)の接合構造を以下の如くにしている。即ち、図2、図3に示す如く、天井梁13Aの端部に接続具20を取付け、接続具20に天井梁13の接合部材30を接合する。
【0021】
接続具20は、図2〜図5に示す如く、平鋼板を概ねU字状に曲げた曲げ成形体であり、天井梁13Aの断面内において天井梁13Aのウエブ内面と上下のリップ内面に溶接される第1接続板22Aと、第1接続板22Aの一端から直角に折曲げられて上下のリップ内面に溶接される第2接続板22Bと、第2接続板22Bの天井梁13Aから外方に突き出た突出端から直角に折り曲げられる、第1と第2の接続板22A、22Bよりも短めの主接続板21を有する。天井梁13Aのウエブ、上下のリップに上述の如くに溶接されて取付けられた接続具20は、主接続板21の外側面を天井梁13の接合部材30のための接続面とし、第1と第2の接続板22A、22Bの外側面を後述する水平ブレース40の取付部材60のための接続面とする。接続具20の第1と第2の接続板22A、22Bの内側面には、水平ブレース40の取付部材60を取付けるボルト挿通孔の裏側に予め裏ナット23を設けてある。
【0022】
接合部材30は、図2〜図4に示す如く、天井梁13の端部を抱持するC形鋼接続ピース31からなり、C形鋼接続ピース31のウエブを、天井梁13の端部及び該接続ピース31の上下フランジ端よりも外方に延長した舌片状接合片32とする。舌片状接合片32は長孔状溶接用開口部32Aを備える。接合部材30は、舌片状接合部32を接続具20の主接続板21の接続面に当て、溶接用開口部32Aを介して、該舌片状接合片32を主接続板21に溶接して接合する。これにより、天井梁13Aに取付けた接続具20に、天井梁13の接合部材30(C形鋼接続ピース31)を接合するものになる。
【0023】
柱省略建物ユニット10は、天井の水平構面のX字状をなす2つの対角線上のそれぞれに位置する柱11と柱省略コーナー部14の間に、丸鋼からなる水平ブレース40をターンバックル43により張力を調整して張り設ける。水平ブレース40の取付構造は以下の如くになされる。
【0024】
(A)柱11への水平ブレース40の取付構造(図7)
柱11の妻側と桁側の接続ピース11Bが固定される2面のそれぞれに、L形取付プレート51の相交差する2面のそれぞれが添設されてボルト53により固定される(図7)。取付プレート51は、相交差する2面に突き合せ溶接される平板状取付部52を有し、水平ブレース40の端部が固着された水平板41がボルト42により取付部52に連結される。
【0025】
(B)柱省略コーナー部14への水平ブレース40の取付構造(図2、図3)
天井梁13Aの端部に取付けられた、天井梁13の接合部材30(接続ピース31)を接合するために用いた前述の接続具20に、水平ブレース40の取付部材60を取付ける。取付部材60は、図6に示す如く、L形取付プレート61を有し、取付プレート61の相交差する2面のそれぞれが、接続具20の相交差する第1と第2の接続板22A、22Bの接続面のそれぞれに添設され、ボルト63(裏ナット23)により固定される(図2、図3)。取付プレート61は、相交差する2面に突き合せ溶接される平板状取付部62を有し、水平ブレース40の端部が固着された水平板41がボルト42により取付部62に連結される。
【0026】
尚、柱省略建物ユニット10は、製造過程、建築現場への輸送据付段階で、柱省略コーナー部14の下部と上部の間に仮柱16を仮置きする。
【0027】
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)建物ユニット10の1つの柱省略コーナー部14で、相交差する天井梁13Aの端部に接続具20を取付け、該接続具20に天井梁13の接合部材30を接合するとともに、該接続具20に水平ブレース40の取付部材60を取付けることとした。従って、相交差する天井梁13A、13の接合と、水平ブレース40の取付けのために単一の接続具20を共用することにより、柱11を用いない簡素な構成により、相交差する天井梁13A、13を接合し、かつ水平ブレース40を取付けできる。
【0028】
(b)天井梁13Aの端部に取付ける接続具20が、天井梁13の接合部材30のための接続面(主接続板21)と、水平ブレース40の取付部材60のための接続面(第1と第2の接続板22A、22B)を備えることにより、相交差する天井梁13A、13の接合と、水平ブレース40の取付けの確実を図ることができる。
【0029】
(c)天井梁13の接合部材30が当該天井梁13を抱持するC形鋼接続ピース31からなり、C形鋼接続ピース31のウエブを上下のフランジ端よりも延長した舌片状接合片32とし、この接合片32を接続具20の接続面(主接続板21)に確実に接合できる。
【0030】
(d)水平ブレース40の取付部材60がL形取付プレート61を有し、このL形取付プレート61の相交差する2面のそれぞれを接続具20の相交差する2接続面(第1と第2の接続板22A、22B)のそれぞれに確実に取付けできる。
【0031】
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は建物ユニットを示す斜視図である。
【図2】図2は建物ユニットの柱省略コーナー部を示す平面図である。
【図3】図3は図2の側面図である。
【図4】図4は妻天井梁と桁天井梁の接合部を示す側面図である。
【図5】図5は妻天井梁と接続具を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は端面図である。
【図6】図6は水平ブレースの取付部材を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図7】図7は柱に対する水平ブレースの取付部を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【符号の説明】
【0033】
10 建物ユニット
11 柱
12 床梁
13、13A 天井梁
14 柱省略コーナー部
20 接続具
21 主接続板(接続面)
22A 第1接続板(接続面)
22B 第2接続板(接続面)
30 接合部材
31 C形鋼接続ピース
32 舌片状接合片
40 水平ブレース
60 取付部材
61 L形取付プレート




 

 


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