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発明の名称 受水飛散防止部材および軒樋入隅部構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−107263(P2007−107263A)
公開日 平成19年4月26日(2007.4.26)
出願番号 特願2005−298867(P2005−298867)
出願日 平成17年10月13日(2005.10.13)
代理人 【識別番号】100075502
【弁理士】
【氏名又は名称】倉内 義朗
発明者 柿木 義広 / 小久保 隆博 / 成嶋 順二 / 木村 正一
要約 課題
入隅部に集中する雨水が発生した場合に、水飛沫の発生を防止することができる受水飛散防止部材と、この部材を用いた軒樋入隅部構造とを提供する。

解決手段
屋内側壁21よりも屋外側壁22が高く形成され、入隅部に集中する雨水を屋外側壁22で受け止めるようになされた入隅部の軒樋2内に設けられる受水飛散防止部材1であって、軒樋2内に挿入可能な略円筒状に形成されるとともに、入隅部に合致する平面視略L字状に形成された網状体からなり、軒樋2内に挿入された状態で雨水が集中して流れ込むコーナー部が開口され、この開口部10から雨水を受け入れるようになされたものである。また、この受水飛散防止部材1を軒樋2に設けて構成された軒樋入隅部構造である。
特許請求の範囲
【請求項1】
屋内側壁よりも屋外側壁が高く形成され、入隅部に集中する雨水を屋外側壁で受け止めるようになされた入隅部の軒樋内に設けられる受水飛散防止部材であって、
軒樋内に挿入可能な略円筒状に形成されるとともに、入隅部に合致する平面視略L字状に形成された網状体からなり、軒樋内に挿入された状態で雨水が集中して流れ込むコーナー部が開口され、この開口部から雨水を受け入れるようになされたことを特徴とする受水飛散防止部材。
【請求項2】
屋内側壁よりも屋外側壁が高く形成され、入隅部に集中する雨水を屋外側壁で受け止めるようになされた入隅部の軒樋において、この軒樋内に受水飛散防止部材を設けて構成されてなり、
受水飛散防止部材は、軒樋内に挿入可能な略円筒状に形成されるとともに、入隅部に合致する平面視略L字状に形成された網状体からなり、軒樋内に挿入された状態で雨水が集中して流れ込むコーナー部が開口され、この開口部から雨水を受け入れるようになされたことを特徴とする軒樋入隅部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軒樋入隅部内に設ける部材と、この部材による受水飛散防止構造とに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、住宅建物の屋根谷部には、雨水が集中するため、この谷部下に位置する軒樋入隅部は、集中する雨水によって軒樋からのオーバーフローが生じ易くなる。
【0003】
そこで、従来より、このような軒樋入隅部に集中する雨水によってオーバーフローするのを防止するために、図5(a)に示すように、入隅の屋内側壁aに対して屋外側壁bを高く形成した雨樋cや、図5(b)に示すように、入隅部の軒樋d内に設けられ、集中する雨水の勢いを消す雨樋装置eなどが提案されている(特許文献1および2参照)。
【特許文献1】特開2001−140417号公報
【特許文献2】特開2001−173174号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の雨樋cのように、屋外側壁bを高く形成したものの場合、屋外側壁bによって雨水が飛び出さないようにしているだけであって、集中した雨水が雨樋c内に勢い良く流れ込むことには変わりない。したがって、勢い良く流れ込んだ雨水が雨樋c内で暴れて水飛沫が発ち易くなるので、この水飛沫が雨樋c外に飛散することとなる。その結果、雨樋cを固定している鼻隠しfの部分が濡れて汚れ易くなる。
【0005】
また、上記従来のように、集中する雨水の勢いを消す雨樋装置eの場合、勢いを消してから軒樋d内に雨水を流し込むが、勢いを消すために雨樋装置e自体を雨水に衝突させるため、やはり水飛沫が発ち易くなり、この水飛沫が軒樋d外に飛散することとなり、鼻隠しfの部分が濡れて汚れ易くなる。
【0006】
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、入隅部に集中する雨水が発生した場合に、水飛沫の発生を防止することができる受水飛散防止部材と、この部材を用いた軒樋入隅部構造とを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の受水飛散防止部材は、屋内側壁よりも屋外側壁が高く形成され、入隅部に集中する雨水を屋外側壁で受け止めるようになされた入隅部の軒樋内に設けられる受水飛散防止部材であって、軒樋内に挿入可能な略円筒状に形成されるとともに、入隅部に合致する平面視略L字状に形成された網状体からなり、軒樋内に挿入された状態で雨水が集中して流れ込むコーナー部が開口され、この開口部から雨水を受け入れるようになされたものである。
【0008】
また、上記課題を解決するための本発明の軒樋入隅部構造は、屋内側壁よりも屋外側壁が高く形成され、入隅部に集中する雨水を屋外側壁で受け止めるようになされた入隅部の軒樋において、この軒樋内に受水飛散防止部材を設けて構成されてなり、受水飛散防止部材は、軒樋内に挿入可能な略円筒状に形成されるとともに、入隅部に合致する平面視略L字状に形成された網状体からなり、軒樋内に挿入された状態で雨水が集中して流れ込むコーナー部が開口され、この開口部から雨水を受け入れるようになされたものである。
【発明の効果】
【0009】
以上述べたように、本発明によると、受水飛散防止部材は、開口部から軒樋内へと雨水を流れ込ませるため、受水飛散防止部材に雨水が衝突して水飛沫が発生することにならない。また、受水飛散防止部材の開口部から軒樋内に流れ込んだ雨水は、軒樋内で暴れて水飛沫を発生しても、この水飛沫は、受水飛散防止部材に衝突して軒樋の外へと飛散しない。したがって、この受水飛散防止部材をオーバーフローを防止できる軒樋入隅部に用いることで、雨水のオーバーフローを防止することができるとともに、水飛沫の発生を防止することができ、この水飛沫による鼻隠しの汚れなどを無くすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、受水飛散防止部材1の全体構成の概略を示し、図2は同受水飛散防止部材1を用いた軒樋入隅部構造を示し、図3は軒樋入隅部構造の施工状態を示している。
【0012】
すなわち、この軒樋入隅部構造は、入隅部の軒樋2に受水飛散防止部材1を設けて構成されている。
【0013】
受水飛散防止部材1は、軒樋2内に挿入可能な略円筒状に形成されるとともに、入隅部に合致する平面視略L字状に形成された網状体からなる。この受水飛散防止部材1は、軒樋2内に挿入された状態でコーナー部が開口され、この開口部10から雨水を受け入れるようになされている。
【0014】
この受水飛散防止部材1は、図1に示すように、耐侯性に優れた樹脂材料などからなり、所望の形状に切断されたシート状の網状体11を、組み合わせ接合して形成することができる。また、この受水飛散防止部材1は、図4に示すように、あらかじめ所望の形状に一体成形したものであってもよい。
【0015】
この受水飛散防止部材1のコーナー部に形成される開口部10の大きさは、屋根3の勾配や大きさによって軒樋2の入隅部に集中する雨水の勢いが異なるので、これらを考慮して決定される。すなわち、開口部10は、軒樋2の入隅部に集中して流れ込む雨水の通り道だけが開口するように、できるだけ小さくなるように決定される。
【0016】
これにより、軒樋2の入隅部に集中する雨水は、開口部10から軒樋2内の受水飛散防止部材1内に流れ込む。また、この流れ込む際の勢いで水飛沫が発生したとしても、軒樋2内の受水飛散防止部材1内で発生するので、これらの水飛沫は、受水飛散防止部材1に衝突し、軒樋2の外側には飛散しないこととなる。
【0017】
具体的に、図1に示す受水飛散防止部材1の開口部10は、天端部を0度、樋底部を180度とした場合、室外側に60度、室内側に90度の最大開口角度となるように開口するようになされている。また、図4に示す受水飛散防止部材1の開口部10は、室外側に0度、室内側に90度の最大開口角度となるように開口するようになされている。
【0018】
軒樋2は、鼻隠し4に設けたブラケット5を介して屋根3の下端部に固定するようになされている。この軒樋2の少なくとも入隅部は、屋内側壁21よりも屋外側壁22の方が高く形成され、入隅部に集中する雨水を屋外側壁22で止めて、この屋外側壁22よりも外側に雨水がオーバーフローしないようになされている。また、入隅部以外の軒樋2の内部には、ブラケット5の内側に納まるように、円筒状になった落ち葉除けのネット6が設けられている。
【0019】
受水飛散防止部材1を入隅部の軒樋2に設けるには、図3に示すように、落ち葉除けのネット6の端部に、それぞれ受水飛散防止部材1の端部を針金などで接続し、この落ち葉除けのネット6とともに軒樋2内に設けることによって簡単に施工することができる。落ち葉除けネット6がブラケット5の内側に納まっているので、受水飛散防止部材1は、その両端部をこの落ち葉除けのネット6の端部に接続するだけで良く、軒樋2に対して特別な固定を必要としない。
【0020】
入隅部の軒樋2に、この受水飛散防止部材1を設けることにより、この入隅部に集中する雨水によって引き起こされる水飛沫の発生を防止することができる。したがって、この水飛沫の発生による鼻隠し4の汚れなどを防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0021】
入隅部を有する住宅建物の軒樋に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】(a)ないし(c)は、本発明に係る受水飛散防止部材の製造工程の概略図である。
【図2】本発明に係る受水飛散防止部材を設けた軒樋入隅部構造の全体構成の概略を示す断面図である。
【図3】(a)および(b)は、軒樋への受水飛散防止部材の施工工程を示す部分斜視図である。
【図4】受水飛散防止部材の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】(a)は従来の雨樋を示す断面図、(b)は従来の雨樋装置を示す断面図である。
【符号の説明】
【0023】
1 受水飛散防止部材
10 開口部
2 軒樋
21 屋内側壁
22 屋外側壁
3 屋根




 

 


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