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まくら木 - 積水化学工業株式会社
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発明の名称 まくら木
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−63932(P2007−63932A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−254288(P2005−254288)
出願日 平成17年9月2日(2005.9.2)
代理人 【識別番号】100100480
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 隆
発明者 大西 国昭
要約 課題
分割した状態で搬送することができ、敷設現場で簡単に組み立てることができるまくら木を提供する。

解決手段
本発明のまくら木1は、複数の長尺状の本体部材10を連結部材11によって連結するものである。連結部材11には、上側部材18と下側部材19とを有しており、上側部材18は隣り合う2本の本体部材10の長尺部14の間であって係合凸部16の上側に配置されている。また、下側部材19は複数の本体部材10の下側に配置されており、本体部材10の係合凸部16は上側部材18と下側部材19との間で挟まれている。
特許請求の範囲
【請求項1】
長尺状の長尺部と前記長尺部から突出する係合凸部とを有する複数の本体部材と、本体部材の係合凸部と接合される連結部材とを有し、複数の本体部材が前記連結部材により連結されて、本体部材の長尺部が並んだ状態で連結されるものであり、
連結部材は上側部材と下側部材とを有し、上側部材は隣り合う2本の本体部材の長尺部の間であって係合凸部の上側に配置されており、下側部材は複数の本体部材の下側に配置されており、本体部材の係合凸部は上側部材と下側部材との間で挟まれているものであることを特徴とするまくら木。
【請求項2】
連結部材には側板が設けられており、前記側板により、係合凸部の側方を覆っていることを特徴とする請求項1に記載のまくら木。
【請求項3】
係合凸部の下面は突出方向に向かって上向きに傾斜しており、下側部材は、本体部材の長尺部から離れるほど、厚いものが用いられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のまくら木。
【請求項4】
本体部材は2枚の外層と、前記外層の間に位置する内層とを有する層状構造であり、前記内層の一部を突出させて係合凸部を形成しているものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のまくら木。
【請求項5】
本体部材の外層及び内層は繊維強化樹脂が使用されており、前記外層は、本体部材の長尺部の長尺方向に繊維が配向していることを特徴とする請求項4に記載のまくら木。
【請求項6】
本体部材の係合凸部、及び、連結部材の上側部材と下側部材には、連結状態で貫通する貫通孔が設けられており、前記貫通孔には係止ピンが挿通されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のまくら木。
【請求項7】
本体部材の長尺部はレール方向に対して交差する方向に配置される横まくら木として用いられるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のまくら木。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レールの下側に配置されるまくら木に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に用いられるまくら木は長手方向の長さが軌間より長い長尺状であり、レール方向に対して長尺方向をほぼ垂直に配置し、各まくら木は2本のレールと締結されている。
そして、レール上を列車が通過する場合には、両側の車輪から受ける力をそれぞれのレールを介して同じまくら木が受けて荷重を支えている。
【0003】
レールの継ぎ目や分岐部では、レールの曲げ剛性が他の部分に比べて低い。そのため、バラスト道床などの場合には、列車荷重によりバラストの圧密化が進みやすい。
そして、このような場合、特許文献1に開示されたまくら木のように、レール方向にある程度長い範囲を一体状としたまくら木が用いられている。そして、特許文献1には、梯子状に形成されたまくら木や、縦まくら木と横まくら木とを用いて梯子状としたまくら木などが記載されている。
そして、梯子状とすることにより、列車荷重によりバラストの圧密化が進みにくくなるようにしている。
【特許文献1】特開2002−275802号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
所定の間隔に配置された横まくら木を連結して梯子状としたものは、通常のまくら木と比べて全体が大きくなるので、まくら木を組み立てた状態では敷設現場へ運びにくい。そのため、分割した状態で搬送することができ、敷設現場で簡単に組み立てることができるようにするのが望ましい。
【0005】
また、まくら木を敷設する場合、通常、レールの外側(軌間の外側)から、まくら木を挿入して行われる。このとき、まくら木を敷設する位置の付近にあるバラストなどを取り除かれるが、梯子状のまくら木を敷設する場合、全域でバラストを取り除く必要がある。
さらに、梯子状のまくら木は、通常のまくら木と比べて大きくなり、また重くなる。そのため、梯子状のまくら木の敷設作業が行いにくく、敷設しやすい構造のものが求められている。
【0006】
分割状態として複数の部品とすることができ、これらの部品を接合することによって組み立てられて使用されるまくら木を採用することが考えられる。この場合、接合部分の強度は、他の部分に比べて強度が低下しやすくなる。
一般に、梯子状のまくら木では、横まくら木同士の間に連結部材を配置して形成されることが多い。そして、使用時には横まくら木の間の連結部材や接合部分には、曲げ応力が発生して、下側には主に引張荷重が、上側には主に圧縮荷重が発生する。
このような接合部分には接着剤などにより固定されるが、かかる部分を高強度とすることには限界があり、特に、引張強度を高強度とすることが難しい。また、接合部分を高強度とするために複雑な構造を採用したのでは、まくら木の組立が難しくなり、作業性が低下してしまう。
【0007】
そこで、分割した状態で搬送することができ、敷設現場で簡単に組み立てることができ、より強度の高いまくら木を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そして、上記した目的を達成するための請求項1に記載の発明は、長尺状の長尺部と前記長尺部から突出する係合凸部とを有する複数の本体部材と、本体部材の係合凸部と接合される連結部材とを有し、複数の本体部材が前記連結部材により連結されて、本体部材の長尺部が並んだ状態で連結されるものであり、連結部材は上側部材と下側部材とを有し、上側部材は隣り合う2本の本体部材の長尺部の間であって係合凸部の上側に配置されており、下側部材は複数の本体部材の下側に配置されており、本体部材の係合凸部は上側部材と下側部材との間で挟まれているものであることを特徴とするまくら木である。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、連結部材は上側部材と下側部材とを有し、上側部材は隣り合う2本の本体部材の長尺部の間であって係合凸部の上側に配置されており、下側部材は複数の本体部材の下側に配置されており、本体部材の係合凸部は上側部材と下側部材との間で挟まれているものであるので、下側部材の上に複数の本体部材が配置されることにより、本体部材同士の間に作用する力に対して強度を高くすることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、連結部材には側板が設けられており、前記側板により、係合凸部の側方を覆っていることを特徴とする請求項1に記載のまくら木である。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、連結部材には側板が設けられており、前記側板により、係合凸部の側方を覆っているものであるので、接合部分が補強されて高強度とすることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、係合凸部の下面は突出方向に向かって上向きに傾斜しており、下側部材は、本体部材の長尺部から離れるほど、厚いものが用いられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のまくら木である。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、係合凸部の下面は突出方向に向かって上向きに傾斜しており、下側部材は、本体部材の長尺部から離れるほど、厚いものが用いられているので、本体部材の間の中央付近における、下側部材の中央付近を厚くすることができ、まくら木を高強度とすることができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、本体部材は2枚の外層と、前記外層の間に位置する内層とを有する層状構造であり、前記内層の一部を突出させて係合凸部を形成しているものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のまくら木である。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、本体部材は2枚の外層と、前記外層の間に位置する内層とを有する層状構造であり、前記内層の一部を突出させて係合凸部を形成しているものであるので、本体部材に係合凸部を容易に形成させることができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、本体部材の外層及び内層は繊維強化樹脂が使用されており、前記外層は、本体部材の長尺部の長尺方向に繊維が配向していることを特徴とする請求項4に記載のまくら木である。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、本体部材の外層及び内層は繊維強化樹脂が使用されており、前記外層は、本体部材の長尺部の長尺方向に繊維が配向しているので、本体部材の長尺部の長尺方向を湾曲させる方向に曲げられる力が作用した場合に強度が高い。
【0018】
請求項6に記載の発明は、本体部材の係合凸部、及び、連結部材の上側部材と下側部材には、連結状態で貫通する貫通孔が設けられており、前記貫通孔には係止ピンが挿通されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のまくら木である。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、本体部材の係合凸部、及び、連結部材の上側部材と下側部材には、連結状態で貫通する貫通孔が設けられており、前記貫通孔には係止ピンが挿通されているので、係合部分を高強度とすることができる。
【0020】
また、本体部材の長尺部はレール方向に対して交差する方向に配置される横まくら木として用いられるものであってもよい(請求項7)。
【発明の効果】
【0021】
本発明のまくら木は、分割した状態で搬送することができ、敷設現場で簡単に組み立てることができ、さらに、より強度を高くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態のまくら木の斜視図である。図2は、図1に示すまくら木の分解斜視図である。図3は、図1に示すまくら木の分解状態を示す正面図である。図4は、図1に示すまくら木に用いられる本体部材の分解斜視図である。
【0023】
本発明の第1の実施形態のまくら木1は、図1、図2、図3に示されるように、2本の本体部材10と2組の連結部材11とを有しており、連結部材11によって2本の本体部材10を連結している。
そして、まくら木1の全体形状は、井桁状となっており、使用時には図1に示すように、レール90の下側に配置される。また、本体部材10の長尺部14は並列状態で連結されている。
なお、本実施形態では、本体部材10の長尺部14の長尺方向をレール90方向とを直交するようにして、本体部材10の長尺部14がレール90方向に対して交差する方向に配置されるものであり、本体部材10の長尺部14を横まくら木として使用しているが、長尺部14を縦まくら木として使用することもできる。また、レール90の継ぎ目部92が本体部材10同士の間となるような配置となっている。
【0024】
図2、図3に示されるように、本体部材10は、長尺部14、係合凸部16及び端側凸部17とを有している。長尺部14は、角柱状であって長尺状であり、通常のまくら木と同じような形状、大きさである。
係合凸部16は長尺部14から突出している部分であり、その突出方向は長尺部14の長尺方向に対してほぼ垂直な方向である。そして、それぞれの本体部材10には係合凸部16が、2ヵ所設けられており、これらの係合凸部16は同じ方向に突出している。そして、係合凸部16は、後述する連結部材11の上側部材18と下側部材19とによって、挟まれる状態で固定される。
【0025】
また、端側凸部17は、係合凸部16と同様にそれぞれの本体部材10に対して2ヵ所設けられ、係合凸部16とは反対側に位置している。そして、端側凸部17の突出方向は係合凸部16とは反対側に突出している。
【0026】
本体部材10は三層構造の積層体であり、図4に示されるように、上下に外層51、22を有し、外層51、52の間に内層53が設けられている。そして、本体部材10は連続繊維を有する長繊維強化樹脂が用いられており、具体的には、繊維補強ポリウレタン発泡樹脂が用いられている。
【0027】
図4に示されるように、内層53には、中央に長尺板55、両端に2枚の端板56、長尺板55と端板56との間に突出板57が設けられている。
長尺板55と端板56とは幅が同じであるが、突出板57の幅は、長尺板55や端板56の幅より長い。そのため、内層53の突出板57が設けられた位置は横方向に突出して2ヵ所の突出部57a、57bが形成され、突出部57aは係合凸部16に、突出部57bは端側凸部17となり、また他の部分は長尺部14の一部となる。
そして、それぞれの突出部57a、57bには、貫通孔60が設けられている。貫通孔60は、厚み方向(上下方向)に貫通する孔であり、各突出部57a、57bに2ヵ所ずつ設けられている。尚、図4の中の矢印は、ガラス長繊維方向を示している。
【0028】
上側に配置される外層51には、長尺板58と2枚の端板59が設けられている。
長尺板58は、本体部材10の長尺方向の全長に渡って延びる板である。また、長尺板58の幅は、内層53の長尺板55や端板56の幅に等しい。
端板59は、内層53の突出板57に対応する位置に設けられるものであり、端板59の幅は、突出板57の幅と同じである。そして、端板59と突出板57の突出部57bにより、端側凸部17となる。また、端板59には上下に貫通する貫通孔59aが形成されており、貫通孔60と連通して端側凸部17の貫通孔17cとなる(図3)。
【0029】
下側に配置される外層52には、長尺板58と2枚の下側コーナー板54が設けられている。下側の外層52の長尺板58は、上側の外層51のものと同じものが用いられている。また、下側コーナー板54は、突出部57と同じ幅の板であり、突出部57bの対応する位置であって、上側の外層51の端板59とは反対側に配置しており、下側コーナー板54と突出部57aにより、係合凸部16となる。
【0030】
下側コーナー板54は、突出方向に幅が短くなるような板であり、下側コーナー板54の下面54bは傾斜面である。したがって、係合凸部16の下側の面は傾斜面となる。この下面54bの傾斜方向は、係合凸部16の突出方向に対して傾斜する面である。また、下側コーナー板54には上下に貫通する貫通孔54aが形成されており、貫通孔60と連通して係合凸部16の貫通孔16cとなる(図3)。
【0031】
また、外層51、52の長尺板58、58は、長尺部14の一部となり、内層53の突出板57の一部と、長尺板55及び2枚の端板56を挟む状態となって積層している。
【0032】
外層51、52の長尺板58の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺部14の長尺方向である。また、内層53の長尺板55と端板56の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向であり、突出板57の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向に対して直交する方向であり、係合凸部16の突出方向である。
なお、これらの繊維の配向方向は、図4に図示している。
【0033】
また、外層51、52及び内層53が積層されると、図3に示されるように、係合凸部16及び端側凸部17が形成されるが、係合凸部16が位置する高さは端側凸部17よりも下側となる。
【0034】
本実施形態のまくら木1の本体部材10では、突出板57は長尺方向に対して直交する方向に繊維が配向しているので、連結部材11との間で力が作用した場合に高強度である。また、外層51、52の長尺板58は、本体部材10の長尺方向の全域にあるので、本体部材10が長尺方向が湾曲するような曲げを受けた場合にも、強度が高い。
【0035】
連結部材11は、図2に示されるように、上側部材18と下側部材19とにより構成される。
上側部材18は、平板部18aと、平板部18aの下側に設けられて下側に突出する中間部18bにより構成されている。そして、上側部材18は連結の対象である、2本の本体部材10の長尺部14の間に位置しており、それぞれの係合凸部16の上側を橋渡しするように配置されて固定される。また、平板部18aには貫通孔43が設けられており、図2、図3に示されるように、貫通孔43の位置は、係合凸部16の貫通孔16cに合わせられている。そして、係止ピン13を貫通孔43、貫通孔16c及び後述する下側部材19の貫通孔19cに挿入して、本体部材10と連結部材11とが連結される。
【0036】
下側部材19は、図1、図2に示すように、長尺状の部材であり、下側部材19の長さは、2本の本体部材10の間隔よりも長く、2本の本体部材10の下側に位置している。また、下側部材19には2ヵ所の凹部30が設けられ、凹部30に本体部材10の長尺部14が載せられる。
【0037】
また、凹部30の隣接する部分には、傾斜面31が設けられている。傾斜面31の傾斜は、下側コーナー板54の下面54bの傾斜に合わせられており、凹部30に本体部材10の長尺部14が載せられると、傾斜面31が下側コーナー板54の下面54bに合わさる。
下側部材19には傾斜面31を有し、また、下側部材19の下側の面は平面状であるので、下側部材19の中央部分は上下方向に厚くなっており、本体部材10の長尺部14から離れるほど、下側部材19は厚くなっている。
【0038】
また、下側部材19には貫通孔19c、19dが設けられている。そして、図3に示されるように、貫通孔19c、19dはいずれも、上下方向に貫通するものであり、貫通孔19cは、貫通孔43、16cに対応する位置に設けられ、貫通孔19dは、貫通孔17cに対応する位置に設けられている。そして、後述するように、連結部材11と本体部材10とが連結状態で、貫通孔43、16c、19cは貫通して、係止ピン13が挿入され、また貫通孔17c、19dは貫通して、ボルト12aが挿入される。
【0039】
連結部材11の上側部材18や下側部材19の材質は、本体部材10と同様に、繊維補強ポリウレタン発泡樹脂が用いられており、切断や2以上のものを接着するなどにより成形されて製作される。また、下側部材19の繊維の配向は下側部材19の長尺方向であり、本体部材10の長尺方向に対して直交している。
なお、連結部材11は、繊維補強のポリウレタン樹脂やポリエステル樹脂の注型成形品でも良く、さらに、長繊維補強体と注型成形品との積層により成形しても良い。
【0040】
そして、連結部材11を用いて、本体部材10を連結することによりまくら木1が組み立てられる。この連結は、敷設現場で行うことができるので、分割した状態で工場から搬送し、敷設現場で組み立てることができるので、作業性に優れる。なお、組み立てをあらかじめ工場などで行うこともできる。
【0041】
まくら木1を組み立てる場合、下側部材19の凹部30に本体部材10の長尺部14を載せる。このとき、係合凸部16の位置と、下側部材19の位置とを合わせる。
そうすると、係合凸部16の下面(下側コーナー板54の下面54b)と、傾斜面31が合う状態となる。
【0042】
次に、上側部材18を配置する。上側部材18を配置する位置は、下側部材19の上側である。そうすると、係合凸部16が、上側部材18の平板部18aと下側部材19の傾斜面31との間で挟まれる状態となる。そして、係止ピン13を上側部材18の貫通孔43、係止凸部16の貫通孔16c及び下側部材19の貫通孔19cに挿入し、本体部材10と連結部材11との連結を行う。
また、端側凸部17の貫通孔17c及び下側部材19の貫通孔19dにボルト12aを挿入し、ボルト12aの下方でナット12bを螺合して、本体部材10と下側部材19とを固定する。このナット12bは、あらかじめ下側部材19に固定しておくこともできる。
なお、このボルト12aとナット12bによる固定は、上側部材18を配置する前でも後でも行うことができる。
【0043】
そして、本体部材10、上側部材18及び下側部材19の接合部分や、係止ピン13などに、接着剤を塗布して、接合部分の強度を高めることができる。
係止ピン13や、ボルト12aとナット12bを用いることにより、本体部材10と連結部材11との接合部分の強度を高強度とすることができる。また、接着剤が完全に硬化するまで間であっても高い強度であるので、まくら木1をすぐに使用することができる。
【0044】
本実施形態のまくら木1では、本体部材10を連結部材11によって連結しているので、まくら木1の使用時に、本体部材10の間に荷重がかかった場合にも、両側の本体部材11により荷重を受けることができ、バラストの圧密化が進みにくくなるようすることができる。
【0045】
また、本実施形態のまくら木1では、下側部材19には傾斜面31を有して、下側部材19の中央部分は上下方向に厚くなっているものが用いられている。そのため、まくら木1の使用時に大きな応力が発生する中央部分の下側を厚くすることにより、まくら木1をより高強度とすることができる。
すなわち、本体部材10の間に荷重がかかった場合、主に、両側の本体部材10で支えられる両端支持の状態となる。このとき、大きな引張応力が発生するのは中央部分の下側であり、かかる部分を厚くすることにより強度が高くなる。
【0046】
本体部材10及び連結部材11の製作を、工場などの製造現場で行い、本体部材10と連結部材11との接合を、敷設現場で行うことにより、搬送を容易にすることができる。
また、まくら木1の連結部材11による連結作業を、レール90の下側で行うことも可能である。この場合には、2本の下側部材19を2本のレール90のそれぞれの下側に配置し、本体部材10を下側部材19の上に載せ、さらに、上側部材18を配置して行う。
【0047】
本体部材10や連結部材11に設けられる貫通孔16c、17cや貫通孔19c、19d、43は、穿孔によって形成されるものであるが、連結状態で貫通するものである。これらの位置がずれると係止ピン13や、ボルト12aの挿入ができなくなるおそれがある。そこで、本実施形態の本体部材10や連結部材11では、貫通孔16c、17cや貫通孔19c、19d、43を形成する前に、本体部材10と連結部材11とを一時的に合わせる仮組みを行い、この仮組みの状態で、穿孔を行い、精度のよい貫通孔16c、17cや貫通孔19c、19d、43を形成することができる。このような方法で貫通孔16c、17cや貫通孔19c、19d、43を形成することにより、位置ずれが発生しにくい。
【0048】
次に、本発明の第2〜第5の実施形態のまくら木2、3、4、5について説明する。第2〜第5の実施形態のまくら木2、3、4、5についても、上記した第1の実施形態におけるまくら木1と同様に本体部材10を連結部材11によって連結したものである。
図5は、本発明の第2の実施形態のまくら木の斜視図である。図6は、図5に示すまくら木に用いられる連結部材の分解斜視図である。
図7は、本発明の第3の実施形態のまくら木の斜視図である。図8は、図7に示すまくら木の本体部材の一部と連結部材とを示した分解斜視図である。
図9は、本発明の第4の実施形態のまくら木の斜視図である。図10は、図9に示すまくら木の分解状態を示す正面図である。図11は、図9に示すまくら木に用いられる本体部材を示す斜視図である。図12は、図11に示す本体部材の分解斜視図である。
図13は、本発明の第5の実施形態のまくら木の斜視図である。図14は、図13に示すまくら木の分解状態を示す正面図である。図15は、図13に示すまくら木に用いられる本体部材を示す斜視図である。図16は、図15に示す本体部材の分解斜視図である。
【0049】
本発明の第2の実施形態のまくら木2は、図5、図6に示されている。
まくら木2の本体部材10の形状は、上記した第1の実施形態のまくら木1と同様であり、連結部材11のみが異なる。そして、連結部材11には、上側部材68と下側部材69とが設けられている。
【0050】
図6に示されるように、上側部材68は平板部68aを有しているが、第1の実施形態の上側部材18のように中間部18bが設けられておらず、全体形状は平板状である。
また、下側部材69は、第1の実施形態の下側部材19とほぼ同様であるが、さらに、中間部69aが設けられている。この中間部69aは、下側部材69の中央付近であって、傾斜面31の間に位置している。
【0051】
したがって、本実施形態の上側部材68と下側部材69とを用いて上下に重ね合わせて連結状態とすると、上記した第1の実施形態の連結部材11とほぼ同じ形状となり、本体部材10の連結が行われる。
特に、本実施形態の下側部材69では、第1の実施形態のまくら木1と比較して、さらに、下側部材69の中央部分の下側を厚くすることができるので、まくら木2をより高強度とすることができる。
【0052】
本発明の第3の実施形態のまくら木3は、図7、図8に示されている。
まくら木3は、上記した第2の実施形態のまくら木2の連結部材11に側板32を設けたものである。
【0053】
側板32は、上側部材68の平板部68aと同じ長さの板であり、上側部材68に側方に固定されており、全体形状は断面「コ」字状である。そして、図7、図8に示すように、連結状態では、本体部材10の係合凸部16の側方を覆っている。
【0054】
また、側板32には、貫通孔32a、32bが設けられ、下側コーナー板54には貫通孔48が設けられ、下側部材69には貫通孔32cが設けられている。側板32の貫通孔32a、及び、下側コーナー板54の貫通孔48は本体部材10の長尺部14の長尺方向に貫通する孔であり、連結状態で貫通孔48と両側の2ヵ所の貫通孔32aが連通するものである。また、側板32の貫通孔32b、及び、下側部材69の貫通孔32cは本体部材10の長尺部14の長尺方向に貫通する孔であり、連結状態で貫通孔32bと貫通孔32cが連通するものである。
そして、貫通孔48と2ヵ所の貫通孔32aや、貫通孔32bと貫通孔32cに係止ピン13aが挿入される。
【0055】
本実施形態のまくら木3では、側板32が設けられているので、本体部材10と連結部材11との接合部分の強度をより高めることができる。また、側板32に貫通孔32a、32bを設けて、横方向に係止ピン13aを挿入し、上側部材68、下側部材69、本体部材10の係合凸部16との間の連結状態の維持をより確実にすることができる。
【0056】
上記した実施形態であるまくら木1、2、3では、連結部材11を用いて、2本の本体部材10を連結したが、第4、第5の実施形態におけるまくら木4、5のように、3本以上の本体部材10a、10bを連結することができる。
【0057】
本発明の第4の実施形態のまくら木4は、図9、図10に示されている。
まくら木4では3本の本体部材10aが使用されており、これらの本体部材10aを連結部材11aを用いて連結される。また、まくら木4に用いられる3本の本体部材10aは、全て同じ形状となっている。
そして、この本体部材10aは図11、図12に示されており、上記した実施形態の本体部材10と同様に3層構造であり、具体的には、上下に外層51、22を有し、外層51、52の間に内層53が設けられている。
【0058】
また、本体部材10aには係合凸部16が、長尺部14を挟んで両側に設けられ、1本の本体部材10aに4ヵ所ずつ設けられている。そして、本体部材10aの係合凸部16は、上記した実施形態の本体部材10の係合凸部16と同じ形状であり、下側コーナー板54が設けられている。なお、本体部材10aには、上記した実施形態の本体部材10に設けられている端側凸部17は設けられていない。
【0059】
連結部材11aには、上側部材70と下側部材71とが設けられている。
上側部材70は、中間配置部材70aと端配置部材70bとを有している。中間配置部材70aは第2の実施形態における上側部材68と同じものが用いられており、隣り合う2本の本体部材10aの長尺部14の間であって係合凸部16の上側に配置される。端配置部材70bは、まくら木4の端に配置される本体部材10aの長尺部14の外側であって係合凸部16の上側に配置される。
【0060】
また、下側部材71は、3ヵ所の凹部30が形成されており、凹部30の隣接する部分には、傾斜面31が設けられている。傾斜面31の傾斜は、下側コーナー板54の下面54bの傾斜に合わせられており、凹部30に本体部材10aの長尺部14が載せられると、傾斜面31が下側コーナー板54の下面54bに合わさる。
【0061】
そして、連結部材11aにより、3本の本体部材10aを連結する。このとき、本体部材10aは、下側部材71の凹部30にそれぞれ配置され、上側部材70を本体部材10aの長尺部14の間であって係合凸部16の上側に配置する。
なお、本実施形態の本体部材10aや連結部材11aにも、上記した実施形態のものと同様に、連結状態で貫通する貫通孔16c、貫通孔19c、43が設けられており、ここに係止ピン13が挿入される。
【0062】
本発明の第5の実施形態のまくら木5は、図13、図14に示されている。
まくら木5では、3本の本体部材10bが使用されており、これらの本体部材10bを連結部材11bを用いて連結される。また、まくら木5に用いられる3本の本体部材10bは、全て同じ形状となっている。
そして、この本体部材10bは図15、図16に示されており、上記した実施形態の本体部材10と同様に3層構造であり、具体的には、上下に外層51、52を有し、外層51、52の間に内層53が設けられている。
【0063】
また、本体部材10bには係合凸部16bが、長尺部14を挟んで両側に設けられ、1本の本体部材10bに4ヵ所ずつ設けられている。そして、本体部材10bの係合凸部16bは、上記した実施形態の本体部材10の係合凸部16とは異なり、下側コーナー板54が設けられておらず、係合凸部16bの下面は傾斜面ではない。
【0064】
連結部材11bには、上側部材72と下側部材73とが設けられている。
上側部材72は、中間配置部材72aと端配置部材72bとを有しており、上記した第4の実施形態における上側部材70に側板32を固定して断面「コ」字状としたものである。そして、この側板32により、上記した第3の実施形態のまくら木3と同様に、連結状態で、本体部材10bの係合凸部16bの側方を覆っている。
【0065】
下側部材73は、3ヵ所の凹部30bが形成されており、かかる部分に本体部材10bが配置される。なお、下側部材73には、上記した下側部材19、69、71に設けられている傾斜面31はなく、係合凸部16bに対応する形状となっている。
【0066】
そして、連結部材11bにより、3本の本体部材10bを連結する。このとき、本体部材10bは、下側部材73の凹部30bにそれぞれ配置し、上側部材72を本体部材10bの長尺部14の間であって係合凸部16bの上側に配置する。そして、上記した実施形態のものと同様に、連結状態で貫通する係合凸部16の貫通孔16c、下側部材69の貫通孔19c、上側部材68の貫通孔43に係止ピン13が挿入され、また、連結状態で貫通する本体部材10bの係合凸部16の貫通孔48、上側部材72の側板32の貫通孔32a、32b、下側部材73の貫通孔32cに係止ピン13aが挿入されて連結を維持する。
【0067】
本発明の第4、第5の実施形態におけるまくら木4、5では、3本の本体部材10a、10bを連結するものであったが、さらに、4本以上の本体部材10a、10bを連結することができる。
【0068】
また、上記した実施形態では、まくら木1、2、3、4、5の本体部材10、10a、10bの長尺部14を横まくら木として用いる場合について述べたが、本体部材10、10a、10bの長尺部14を縦まくら木としても用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明の第1の実施形態のまくら木の斜視図である。
【図2】図1に示すまくら木の分解斜視図である。
【図3】図1に示すまくら木の分解状態を示す正面図である。
【図4】図1に示すまくら木に用いられる本体部材の分解斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施形態のまくら木の斜視図である。
【図6】図5に示すまくら木に用いられる連結部材の分解斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施形態のまくら木の斜視図である。
【図8】図7に示すまくら木の本体部材の一部と連結部材とを示した分解斜視図である。
【図9】本発明の第4の実施形態のまくら木の斜視図である。
【図10】図9に示すまくら木の分解状態を示す正面図である。
【図11】図9に示すまくら木に用いられる本体部材を示す斜視図である。
【図12】図11に示す本体部材の分解斜視図である。
【図13】本発明の第5の実施形態のまくら木の斜視図である。
【図14】図13に示すまくら木の分解状態を示す正面図である。
【図15】図13に示すまくら木に用いられる本体部材を示す斜視図である。
【図16】図15に示す本体部材の分解斜視図である。
【符号の説明】
【0070】
1、2、3、4、5 まくら木
10、10a、10b 本体部材
11、11a 連結部材
13、13a 係止ピン
14 長尺部
16、16b 係合凸部
16c、19c、43 貫通孔
18、68、70、72上側部材
19、69、71、73下側部材
32 側板
51、52 外層
53 内層
54b 下面




 

 


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