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発明の名称 軒樋用入隅飾り
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−32186(P2007−32186A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−220137(P2005−220137)
出願日 平成17年7月29日(2005.7.29)
代理人 【識別番号】100082670
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 民雄
発明者 大橋 正和
要約 課題
雨水を受ける屋根受け面積が大きい建物においても、雨水が入隅状軒樋を飛び越えて飛散することを防止する軒樋用入隅飾りを提供する。

解決手段
軒樋用入隅飾り5は、建物1の外側に面する化粧板6とその前方側に連結板部5aを介して設けられる水受部材7aとが一体に形成されている。水受部材7aは化粧板6に沿って垂直に折り曲げられ、その水受部材7aの上端部には前方側へ突出する上張出部7bが形成されている。また、この上張出部7bは、水平な面部7b1とその面部7b1から水受部材7aの上端部に沿って下方に傾斜する傾斜面部7b2、7b2とからなる。
特許請求の範囲
【請求項1】
建物入隅部に設けられた入隅状軒樋の外側壁の軒樋入隅部に取り付けて用いられ且つ前記外側壁より上方に突出する入隅状化粧板を備える軒樋用入隅飾りであって、
前記入隅状軒樋の通水路上に位置させられ且つ前記入隅状化粧板に沿う入隅状水受部材が前記入隅状化粧板に設けられていると共に、前記水受部材の少なくとも上縁に前記入隅状化粧板側とは反対側に突出する雨水返し用の上張出部が設けられていることを特徴とする軒樋用入隅飾り。
【請求項2】
前記入隅状水受部材の両側縁には前記入隅状化粧板側とは反対側に突出し且つ前記上張出部に連設された側縁張出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軒樋用入隅飾り。
【請求項3】
前記側縁張出部の前記入隅状化粧板側とは反対側の縁部には前記入隅状水受部材の側縁部に対向する飛散防止部が連設されていることを特徴とする請求項2に記載の軒樋用入隅飾り。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一つに記載の軒樋用入隅飾りを備えることを特徴とする建物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、建物の軒樋に設けられる軒樋用入隅飾りに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図7に示すように、建物1の入隅を形成する壁部に沿う軒先には入隅状軒樋4が設けられ、この入隅状軒樋4の軒樋入隅部Aには、その軒樋4から上方へ突出するように飾り板5が設けられているのが普通である。
【0003】
このような飾り板5は入隅状軒樋4の平面から見て垂直に曲がった軒樋入隅部Aの部分で前側の耳部9の上方に取り付けられる。即ち、直線状軒樋4aの耳部9及び軒樋同士を連結する曲り継手11の耳部11aの上に沿って取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、曲り継手11の耳部11aは曲り継手11にて直線状軒樋4aを接続したとき、直線状軒樋4aの耳部9に被嵌される。
【0005】
尚、飾り板5は合成樹脂等からなり、必要に応じて適宜模様等が設けられる。
【特許文献1】特開平11−13229号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、片流れ屋根の建物など、雨水を受ける屋根受け面積が大きい建物では集中豪雨時に建物の屋根に降った雨水が谷部に集中する。それにより建物の入隅に設けられた入隅状軒樋へと流れ込む雨水の流下量と流下速度が共に増し、谷部から流れる雨水が入隅状軒樋の外側の曲りを飛び越えて軒樋外に飛散してしまうといった問題がある。
【0007】
また、入隅状軒樋の軒樋入隅部に飾り板が設けられていても、雨水は飾り板の脇から軒樋外へ飛散したり、化粧板に当った雨水が化粧板の上端部から軒樋外へ飛散してしまうので、軒樋内に雨水を流し込むことができないという問題がある。
【0008】
この発明は、上述した問題点を解決し、雨水を受ける屋根受け面積が大きい建物においても、雨水が入隅状軒樋を飛び越えて飛散することを防止する軒樋用入隅飾りを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記問題点を解決するため請求項1の発明は、建物入隅部に設けられた入隅状軒樋の外側壁の軒樋入隅部に取り付けて用いられ且つ前記外側壁より上方に突出する入隅状化粧板を備える軒樋用入隅飾りであって、前記入隅状軒樋の通水路上に位置させられ且つ前記入隅状化粧板に沿う入隅状水受部材が前記入隅状化粧板に設けられていると共に、前記水受部材の少なくとも上縁に前記入隅状化粧板側とは反対側に突出する雨水返し用の上張出部が設けられていることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2の発明は、前記入隅状水受部材の両側縁には前記入隅状化粧板側とは反対側に突出し且つ前記上張出部に連設された側縁張出部が設けられていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3の発明は、前記側縁張出部の前記入隅状化粧板側とは反対側の縁部には前記入隅状水受部材の側縁部に対向する飛散防止部が連設されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の軒樋用入隅飾りを備えることを特徴とする建物である。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明によれば、入隅部の軒先から流れ落ちる雨水を受水するための入隅状水受部材と、受水した雨水が入隅状水受部材の上方から飛散しないようにするための上張出部とが入隅状化粧板と一体に形成されているので、雨水が入隅状軒樋を飛び越えて飛散することを防止することができる。
【0014】
請求項2の発明によれば、屋根側へと雨水を案内する側縁張出部を設けたことにより、入隅状水受部材の両側方向に排出された雨水が軒樋の外側壁から軒樋外に飛散することを防止することができる。
【0015】
請求項3の発明によれば、側縁張出部により屋根側へと案内された雨水が飛散防止部に沿って流れるので、雨水が屋根側に飛散することが防止される。
【0016】
請求項4の発明によれば、雨水の飛散を防止する軒樋用入隅飾りを建物に設けるので、屋根又は入隅を形成する壁部に雨水が飛散することがなく、飛散した雨水の汚れにより建物の外観が損なわれることがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明に係る軒樋用入隅飾りの実施例1を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0018】
図1は、本発明の実施例1に係る軒樋用入隅飾りが設けられた建物の概略構成図と入隅部における拡大斜視図である。
【0019】
図1に示すように、建物1には入隅を形成する2つの壁部1a、1aから突出するまで傾斜して延びる屋根2、2が設けられている。この各屋根2、2は互いに隣接し、その各屋根2、2の隣接縁は連設されている。また、各屋根2、2の連設位置には、入隅まで傾斜する谷部が形成され、この谷部には谷樋3が設けられている。更に、屋根2、2の軒先には、その軒先に沿い且つ垂直に折り曲げられた曲り継手11を介して互いに直交する直線状の軒樋部分4a、4aがブラケット等の軒樋支持具(図示省略)を介して配置され、入隅状の軒樋4を形成している。しかも、軒樋4の外側壁4bで軒樋入隅部Aには垂直に折り曲げられた軒樋用入隅飾り5が設けられている。
【0020】
尚、この軒樋用入隅飾り5は、耐候性に優れたAES樹脂等からなる合成樹脂により一体成形される。
【0021】
図2に示すように、この軒樋用入隅飾り5は、建物の外側に面する化粧板6とその前方側に連結板部5aを介して設けられる水受部材7aとが一体に形成されている。
【0022】
尚、化粧板6は、軒樋4の軒樋入隅部Aに沿って垂直に折り曲げて形成されている。
【0023】
また、連結板部5aの基部5a1の前後方向両端部には化粧板6と水受部材7aとが一体に連結されている。更に、基部5a1の両側の垂直に折り曲げられた板部5a2には、軒樋4に軒樋用入隅飾り5を嵌合固定するための取着部8、8とが一体に連結されている。この取着部8、8は、化粧板6と水受部材7aとの間で化粧板6の両側縁部に一体に形成されている。
【0024】
しかも、取着部8、8には、その屋根側面上の下端部から化粧板6の上端部にまで補強部材であるリブ10が設けられている。
【0025】
このリブ10は、入隅に積雪した雪が軒先から落下し、軒樋用入隅飾り5に当たっても、その落下による荷重で取着部8、8が破損しないようにするためのものである。
【0026】
一方、水受部材7aは化粧板6に沿って垂直に折り曲げられ、その水受部材7aの上端部には前方側へ突出する上張出部7bが形成されている。また、この上張出部7bは、水平な面部7b1とその面部7b1から水受部材7aの上端部に沿って下方に傾斜する傾斜面部7b2、7b2とからなる。
【0027】
図3に示すように、軒樋用入隅飾り5は、軒樋4の外側壁4bに設けられた耳部9を化粧板6と取着部8、8で挟み込み、接着剤等で接着固定される。この際、取着部8、8の下端部に設けられた係止片8aは耳部9の水受部材7a側方向に形成された凹部に係止されると共に化粧板6の下端部に設けられた係止片6aは耳部9の下端面に係止される。
【0028】
次に、実施例1にかかる軒樋用入隅飾りの作用を説明する。
【0029】
図1及び図3に示すように、片流れ屋根の谷部に集められた雨水は谷樋3を流下し、軒樋用入隅飾り5の上方を飛び越えることなく図3の矢印Aで示すように水受部材7aに受水される。次に、雨水はその水受部材7aに沿って分流される。その後、雨水は図3の矢印Bで示すように水受部材7aに沿って流れた後、軒樋4内に流れ込み、軒樋4内を流れ縦樋(図示省略)へと導かれる。
【0030】
従って、雨水が谷樋3から勢い良く流下しても、水受部材7a及び上張出部7bによって受水されるので軒樋4を飛び越えて飛散することがない。
【0031】
以下、本発明に係る軒樋用入隅飾りの実施例2を図面に基づいて説明する。
【実施例2】
【0032】
本発明の実施例2に係る軒樋用入隅飾りの構成は、軒樋用入隅飾り5の一部の構成を除いて上記実施例1に係る構成と同じである。従って、以下実施例2に係る構成の説明は、軒樋用入隅飾り5のみを実施例1における構成の符号を用いて説明していくことにする。
【0033】
図4に示すように、水受部材7aの両側縁部には側縁張出部7c、7cが形成されている。
【0034】
また、水受部材7aと側縁張出部7c、7c及び上張出部7bの前方側の縁部には、略台形状の飛散防止部7d、7dが水受部材7aの側縁部に対向するように設けられている。
【0035】
次に、実施例2に係る軒樋用入隅飾りの作用を説明する。
【0036】
図1及び図5(a)、(b)に示すように、片流れ屋根の谷部に集められた雨水は谷樋3を流下し、軒樋用入隅飾り5の上方を飛び越えることなく図5(a)、(b)の矢印Aで示すように水受部材7aに受水される。次に、図5(b)の矢印Bで示すように雨水は水受部材7aに沿って分流される。その後、雨水は、図5(b)の矢印Cで示すように側縁張出部7c、7cにより水受部材7aの折れ曲がり位置方向へと回り込み、図5(a)、(b)の矢印Dに示すように飛散防止部7d、7dに沿って案内されて軒樋4内に流れ込む。そして、雨水は軒樋4内を流れ縦樋(図示省略)へと導かれる。
【0037】
従って、雨水が谷樋3から勢い良く流下しても水受部材7a及び上張出部7bによって受水されるので軒樋4を飛び越えて飛散することがない。
【0038】
また、側縁張出部7c、7c及び飛散防止部7d、7dにより、雨水が水受部材7aの両側から飛散して、軒樋4の外側壁4bから軒樋4外へ若しくは屋根側へと飛散することが防止される。
【0039】
以上説明したように本発明の実施の形態に係る軒樋用入隅飾りは、建物入隅部に設けられた入隅状軒樋4の外側壁4bの軒樋入隅部Aに取り付けて用いられ且つ外側壁4bより上方に突出する入隅状化粧板6を備える軒樋用入隅飾り5であって、入隅状軒樋4の通水路上に位置させられ且つ入隅状化粧板6に沿う入隅状水受部材7aが入隅状化粧板6に設けられていると共に、水受部材7aの少なくとも上縁に入隅状化粧板6側とは反対側に突出する雨水返し用の上張出部7bが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、入隅部の軒先から流れ落ちる雨水を受水するための水受部材7aと、受水した雨水が水受部材7aの上方から飛散しないようにするための上張出部7bとが化粧板6と一体に形成されているので、雨水が軒樋4を飛び越えて飛散することを防止することができる。
【0040】
また、本発明の実施の形態に係る軒樋用入隅飾りは、入隅状水受部材7aの両側縁には入隅状化粧板6側とは反対側に突出し且つ上張出部7bに連設された側縁張出部7c、7cが設けられていることを特徴とする。
【0041】
この構成によれば、屋根2、2側へと雨水を案内する側縁張出部7c、7cを設けたことにより、水受部材7aの両側方向に排出された雨水が軒樋4の外側壁4bから軒樋4外に飛散することを防止することができる。
【0042】
また、本発明の実施の形態に係る軒樋用入隅飾りは、側縁張出部7c、7cの入隅状化粧板6側とは反対側の縁部には入隅状水受部材7aの側縁部に対向する飛散防止部7d、7dが連設されていることを特徴とする。
【0043】
この構成によれば、側縁張出部7c、7cにより屋根2、2側へと案内された雨水が飛散防止部7d、7dに沿って流れるので、雨水が屋根2、2側に飛散することが防止される。
【0044】
また、本発明の実施の形態に係る軒樋用入隅飾りは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の軒樋用入隅飾りを備えることを特徴とする建物である。
【0045】
この構成によれば、雨水の飛散を防止する軒樋用入隅飾り5を建物1の入隅に設けるので、屋根2、2又は入隅を形成する壁部1a、1aに雨水が飛散することがない。従って、飛散した雨水の汚れが建物1の外観を損なうことがない。
【0046】
また、本発明の実施の形態に係る軒樋用入隅飾りは、建物入隅を形成する2つの壁部1a、1aから突出するまで傾斜して延び且つ隣接縁を互いに連設させた2つの傾斜屋根部2、2が設けられ、2つの傾斜屋根部2、2間に入隅まで傾斜する谷部が形成され、2つの傾斜屋根部2、2の軒先に沿う入隅状の軒樋4が設けられていると共に、軒樋4の外側壁4bの軒樋入隅部Aに上方に突出する入隅状化粧板6が軒樋用入隅飾り5として取り付けられた軒樋用入隅飾り付建物1であって、入隅状軒樋4の通水路上に位置させられ且つ入隅状化粧板6に沿う入隅状水受部材7aが入隅状化粧板6に設けられていると共に、水受部材7aの少なくとも上縁に入隅状化粧板6側とは反対側に突出する雨水返し用の上張出部7bが設けられていることを特徴とする。
【0047】
この構成によれば、互いに連設する傾斜屋根2、2によって谷部が形成された片流れ屋根を有する建物1に軒樋用入隅飾り5が設けられているので、入隅部の軒先から流れ落ちる雨水が軒樋4を飛び越えて飛散することを防止することができる。
【0048】
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
【0049】
例えば、図6に示すように、実施例2に係る軒樋用入隅飾り5の側縁張出部7c、7cと飛散防止部7d、7dを設けずに、第1傾斜張出部7c1、7c1を水受部材7aの両側に連設し、第2傾斜張出部7c2、7c2を第1傾斜張出部7c1、7c1及び上張出部7bの両側に連設したものを軒樋用入隅飾り5として用いてもよい。
【0050】
上記構成によれば、水受部材7aに沿って流れる雨水が第1傾斜張出部7c1、7c1及び第2傾斜張出部7c2、7c2により屋根側へと案内されるので、軒樋4の外側壁4bから軒樋4外に雨水が飛散することがない。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施例1に係る軒樋用入隅飾りが設けられた建物の概略構成図と入隅部における拡大斜視図である。
【図2】本発明の実施例1に係る軒樋用入隅飾りの斜視図である。
【図3】本発明の実施例1に係る軒樋用入隅飾りが設けられた軒樋の断面図である。
【図4】本発明の実施例2に係る軒樋用入隅飾りの斜視図である。
【図5(a)】本発明の実施例2に係る軒樋用入隅飾りが設けられた軒樋の断面図である。
【図5(b)】本発明の実施例2に係る軒樋用入隅飾りの底面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る軒樋用入隅飾りの斜視図である。
【図7】従来技術に係る建物の入隅部における斜視図である。
【符号の説明】
【0052】
1 建物
1a 壁部
2 屋根
3 谷樋
4 軒樋
5 軒樋用入隅飾り
5a 連結板部
6 化粧板
7a 水受部材
7b 上張出部
7c 側縁張出部
7d 飛散防止部
8 取着部
9 耳部
10 リブ




 

 


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