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発明の名称 すだれ組み鉄筋ユニットの組立設備および組立方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−70848(P2007−70848A)
公開日 平成19年3月22日(2007.3.22)
出願番号 特願2005−257528(P2005−257528)
出願日 平成17年9月6日(2005.9.6)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
発明者 竹内 啓五 / 瀧 諭 / 深瀬 勇太郎 / 佐藤 等 / 前田 純一郎 / 兼光 知巳
要約 課題
労務量を軽減、生産性を向上、安全性の向上を図ることができるすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備および組立方法を提供することを目的としている。

解決手段
一方向に延在する複数の鉄筋材2…をすだれ状に連結してなる組鉄筋3を芯材5に巻き付けるためのすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備1において、ベルト13上に載せられた組鉄筋3を各鉄筋材2…に直交する方向に移送させるベルトコンベア9が備えられ、ベルトコンベア9の下流側の終端部9bが上方に向けて屈曲されているとともに、その屈曲箇所Xに芯材5がベルト13の延在方向に直交する向きで載置される。
特許請求の範囲
【請求項1】
一方向に延在する複数の鉄筋材をすだれ状に連結してなる組鉄筋を芯材に巻き付けるためのすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備において、
ベルト上に載せられた組鉄筋を各鉄筋材に直交する方向に移送させるベルトコンベアが備えられ、
該ベルトコンベアの下流側の終端部が上方に向けて屈曲されているとともに、その屈曲箇所に芯材がベルトの延在方向に直交する向きで載置されることを特徴とするすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備。
【請求項2】
請求項1記載のすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備において、
前記ベルトコンベアは、屈曲箇所よりも上流側の部分が上流側から下流側に向けて下方に傾斜されていることを特徴とするすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備。
【請求項3】
請求項1または2記載のすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備において、
少なくとも前記ベルトコンベアの終端部の角度を調整する角度調整機構が備えられていることを特徴とするすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備。
【請求項4】
一方向に延在する複数の鉄筋材をすだれ状に連結してなる組鉄筋を芯材に巻き付けるすだれ組み鉄筋ユニットの組立方法において、
各鉄筋材を寄せ集めた状態で組鉄筋を配置するとともに、前記芯材を、下流側の終端部が上方に向けて屈曲されたベルトコンベアの屈曲箇所のベルト上に、ベルトの延在方向に直交する向きで載置させ、
ベルトコンベアの上流側のベルト上に、組鉄筋の各鉄筋材を、ベルトの延在方向に直交させる向きで、ベルトコンベア側の鉄筋材から順次載せるとともに、ベルトコンベアを駆動させてベルト上の組鉄筋を下流側に移送し、組鉄筋を下流側の屈曲箇所に載置された芯材に巻き付けていくことを特徴とするすだれ組み鉄筋ユニットの組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、芯材にすだれ状の組鉄筋が巻き付けられた構成からなるすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備および組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、施工現場における鉄筋配筋作業の手間を軽減させて施工能率を向上させるため、複数の鉄筋材をすだれ状に連結した構成からなるすだれ状の組鉄筋が提供されている。組鉄筋は、一方向に延在する複数の鉄筋材を所定の配筋間隔になるように連結紐などの連結条材で連結したものであり、組鉄筋によれば、予め加工場や現場内の加工ヤード等で組鉄筋を製作し、この組鉄筋を施工箇所まで運搬して配置することで、鉄筋配筋作業の手間を軽減させて施工能率を向上させることができる(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0003】
また、すだれ状に連結された組鉄筋を円筒形状の芯材に巻き付けてロール状に加工したすだれ組み鉄筋ユニットがある。このすだれ組み鉄筋ユニットは、ロール状に巻かれた状態で施工箇所まで運搬され、施工箇所で転がすように展開される(例えば、特許文献3,4参照。)。
【0004】
ところで、上記したすだれ組み鉄筋ユニットの生産方法としては、まず始めに、加工ヤード等の地面や床の上で、複数の鉄筋材を配筋ピッチと同間隔で並列させる。次いで、隣り合う鉄筋材同士を連結条材で連結する。次いで、すだれ状に連結された組鉄筋の端部を円筒形状の芯材に巻き掛けた後、芯材を転がして組鉄筋を芯材に巻き付けてロール状に加工する。次いで、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニットに玉掛けして揚重し、施工箇所まで運搬する。そして、施工箇所まで運ばれたロール状のすだれ組み鉄筋ユニットを施工箇所で転がすように展開させ、所定の配筋ピッチで並べられた複数の鉄筋材を施工箇所に配置する。
【特許文献1】特開平6−57882号公報
【特許文献2】特開2001−49868号公報
【特許文献3】特開平6−316986号公報
【特許文献4】特開2001−200613号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した方法によってすだれ組み鉄筋ユニットを生産すると、組鉄筋が相当な重量であるため、組鉄筋を巻き付けながら芯材を転がす作業には、多大な労力が必要となり、また、その作業には相当な時間がかかるという問題がある。また、作業員が手作業で組鉄筋を巻き付けながら芯材を転がす作業を行う場合、ロール状に巻かれる組鉄筋に手や足等が挟まれないように、相当の注意が必要であるという問題がある。さらに、上記した従来のすだれ組み鉄筋ユニットの組立方法では、拡げられた状態の組鉄筋の上に芯材を載せて巻き付けていくため、相当の広さのスペースが必要とするという問題がある。
【0006】
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、すだれ組み鉄筋ユニットの生産にかかる労務量を軽減させるとともに生産性を向上させ、また、組鉄筋の巻き付け作業における安全性の向上を図ることができるすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備および組立方法を提供することを目的としている。また、組鉄筋の巻き付け作業の省スペース化を図ることができるすだれ組み鉄筋ユニットの組立方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、一方向に延在する複数の鉄筋材をすだれ状に連結してなる組鉄筋を芯材に巻き付けるためのすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備において、ベルト上に載せられた組鉄筋を各鉄筋材に直交する方向に移送させるベルトコンベアが備えられ、該ベルトコンベアの下流側の終端部が上方に向けて屈曲されているとともに、その屈曲箇所に芯材がベルトの延在方向に直交する向きで載置されることを特徴としている。
【0008】
このような特徴により、ベルトコンベアのベルト上に載せられた組鉄筋は、下流側に向かって進み、屈曲箇所に配置された芯材の下を通過した後、その芯材に巻き掛けられ、さらに周方向へのベルトの回転移動によって軸回転する芯材に順次巻き取られるため、作業員が芯材を転がすことなく、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニットが生産される。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備において、前記ベルトコンベアは、屈曲箇所よりも上流側の部分が上流側から下流側に向けて下方に傾斜されていることを特徴としている。
【0010】
このような特徴により、組鉄筋が載せられるベルトの上面は、芯材が載置される屈曲箇所が谷底となる谷形の形状になり、組鉄筋は芯材に巻き取られ易くなる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備において、少なくとも前記ベルトコンベアの終端部の角度を調整する角度調整機構が備えられていることを特徴としている。
【0012】
このような特徴により、角度調整機構により、芯材に組鉄筋を巻き付け終えた後、上方に向けて屈曲された終端部の傾斜角度を小さくすることで、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニットが運び出し易くなる。
【0013】
請求項4記載の発明は、一方向に延在する複数の鉄筋材をすだれ状に連結してなる組鉄筋を芯材に巻き付けるすだれ組み鉄筋ユニットの組立方法において、各鉄筋材を寄せ集めた状態で組鉄筋を配置するとともに、前記芯材を、下流側の終端部が上方に向けて屈曲されたベルトコンベアの屈曲箇所のベルト上に、ベルトの延在方向に直交する向きで載置させ、ベルトコンベアの上流側のベルト上に、組鉄筋の各鉄筋材を、ベルトの延在方向に直交させる向きで、ベルトコンベア側の鉄筋材から順次載せるとともに、ベルトコンベアを駆動させてベルト上の組鉄筋を下流側に移送し、この組鉄筋を下流側の屈曲箇所に載置された芯材に巻き付けていくことを特徴としている。
【0014】
このような特徴により、作業員が芯材を転がすことなく、ベルトコンベアによって、組鉄筋が芯材に巻き付けられ、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニットが生産される。また、寄せ集められた状態の組鉄筋は、端から徐々に拡げられつつ、その拡げられた部分が芯材に順次巻き付けられる。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係るすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備によれば、作業員が芯材を転がすことなく、組鉄筋が芯材に巻き付けられ、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニットが生産されるため、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニットの生産にかかる労務量を軽減させることができるとともに、組鉄筋の巻き付け作業の作業時間が短縮されて生産性を向上させることができる。さらに、作業員が芯材を転がすことなく、芯材に組鉄筋が巻き付けられるため、作業中に作業員の手足が挟まれることがなく、組鉄筋の巻き付け作業における安全性を向上させることができる。
【0016】
また、ベルトコンベアの屈曲箇所よりも上流側の部分を、上流側から下流側に向けて下方に傾斜させることで、組鉄筋が載せられるベルトの上面が谷形の形状になり、組鉄筋は芯材に巻き取られ易くなるため、組鉄筋の巻き付け作業が確実に行われることになり、生産性をより向上させることができる。
【0017】
さらに、少なくともベルトコンベアの終端部の角度を調整する角度調整機構が備えられ、芯材に組鉄筋を巻き付け終えた後、上方に向けて屈曲された終端部の傾斜角度を小さくすることで、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニットが運び出し易くなるため、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニットの生産にかかる労務量を一層軽減させることができる。
【0018】
また、本発明に係るすだれ組み鉄筋ユニットの組立方法によれば、上記した組立設備の発明と同様に、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニットの生産にかかる労務量を軽減させることができるとともに、組鉄筋の巻き付け作業の作業時間が短縮されて生産性を向上させることができ、組鉄筋の巻き付け作業における安全性を向上させることができる。さらに、寄せ集められた状態の組鉄筋は、端から徐々に拡げられつつ、その拡げられた部分が芯材に順次巻き付けられるため、組鉄筋の巻き付け作業の省スペース化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明に係るすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備および組立方法の実施の形態について、図面に基いて説明する。
【0020】
図1はすだれ組み鉄筋ユニット6を表す側面図である。図1に示すように、すだれ組み鉄筋ユニット6は、一方向に延在する複数の鉄筋材2…を連結冶具20…および連結条材21によってすだれ状に連結してなる組鉄筋3が、円筒形状の芯材5にロール状に巻き付けられた構成からなる。
【0021】
図2はすだれ組み鉄筋ユニット6の組立設備1を表す側面図であり、図3は組立設備1を表す平面図である。図2,図3に示すように、組立設備1は、一方向に延在する複数の鉄筋材2…をすだれ状に連結して組鉄筋3を作る連結作業部4と、組鉄筋3を芯材5に巻き付けて図1に示すロール状のすだれ組み鉄筋ユニット6に加工する巻付作業部7とから構成されている。
【0022】
連結作業部4は、水平方向に延在する複数(図3では2本)の長尺部材8a…を複数の脚部8b…で支持してなる二台の作業台8,8を平行に並設させた構成からなる。作業台8,8の高さは、作業員が作業するのに適した高さ(例えば、腰の高さ程度の高さ)であり、二台の作業台8,8は同じ高さになっている。
【0023】
巻付作業部7には、ベルト13上に載せられた組鉄筋3を各鉄筋材2…に直交する方向に移送させる複数(図3では3つ)のベルトコンベア9…と、複数のベルトコンベア9…をそれぞれ支持する複数の脚部10…とが備えられている。巻付作業部7は、ベルトコンベア9…が連結作業部4の長尺部材8a…と同方向に延在する向きで、連結作業部4に隣接させて配置されている。
【0024】
複数のベルトコンベア9…は、それぞれ一方向(図2における左右方向)に延在して互いに平行に並列されているとともに、上流側の始端部9aが2つの作業台8,8間に入り込んだ状態で設けられている。ベルトコンベア9は、複数(図2では4つ)の節に分かれた構成からなるレール12と、レール12を囲む形で巻回されているベルト13と、ベルト13を周方向に回転移動させる駆動手段14とから構成されている。また、ベルトコンベア9の駆動時におけるベルトコンベア9の下流側の終端部9bは、上方に向けて屈曲されており、鉛直上方に延在されている。一方、ベルト13上で加工されたすだれ組み鉄筋ユニット6を運び出す時におけるベルトコンベア9の終端部9b´は、水平に延在される。また、ベルトコンベア9は、上記した終端部9bの屈曲箇所Xよりも上流側の部分が、上流側の始端部9aから下流側に向けて下方に傾斜されている。
【0025】
ベルトコンベア9を構成するレール12は、複数のローラ16…が備えられている複数(図2では4つ)のレール部材15…を直列的に配設させた構成からなる。隣り合うレール部材15…同士は、鉛直方向に回転するラジェット(一方向クラッチ)式の回転軸18…を介して連結されている。回転軸18は、レール部材15を立ち上げる方向(図2における反時計回り)の回転のみを許容し、レール部材15を降ろす方向(図2における時計回り)の回転を規制するものであり、また、回転軸18には、レール部材15を降ろす方向への回転規制を解除する手段が備えられている。また、各レール部材15…には、鉛直方向に回転させるレバー19…が付設されている。上記した各レール部材15…間に介装された回転軸18…と各レール部材15…に付設されたレバー19…によって、ベルトコンベア9の角傾斜度を調整する角度調整機構11が構成されている。
【0026】
ベルトコンベア9を構成するべルト13は、レール12の両端に配設されたローラ16a,16aによって、搬送方向における前後の方向(図2における左右方向)に引っ張られた状態で巻回されており、周方向に回転移動可能になっている。駆動手段14は、レール12に備えられた複数のローラ16…のうちの一つ(駆動ローラ16b)を軸回転させるものであり、具体的には、駆動ローラ16bの図示せぬ軸に、当該駆動ローラ16bを軸回転させるハンドル17を付設させた構成からなる。
【0027】
次に、上記した組立設備1を用いたすだれ組み鉄筋ユニット6の組立方法について説明する。
【0028】
まず、図2,図3,図4に示すように、直線状の複数の鉄筋材2…を載せた台車Aを連結作業部4の後端部のところまで運び、所定の本数の鉄筋材2…を取り出して、それらの鉄筋材2…を2つの作業台8,8間に架け渡すようにそれぞれ配置し、各鉄筋材2…にそれぞれ嵌着される連結冶具20…によって、複数の鉄筋材2…を連結する連結条材21を各鉄筋材2…にそれぞれ固定し、組鉄筋3を組み立てる工程を行う。このとき、連結作業部4の作業台8,8上では、隣り合う鉄筋材2…同士が近接されて各鉄筋材2…は寄せ集められた状態で並列されており、隣り合う鉄筋材2,2に嵌着された連結冶具20,20の間隔は詰められて、連結条材21の隣り合う鉄筋材2,2間の部分(以下、鉄筋間部分21aという。)が折り返された状態になっている。また、連結条材21の鉄筋間部分21aは、鉄筋材2…の配筋間隔に相当する長さにする。
【0029】
一方、巻付作業部7では、ベルトコンベア9…の終端部9bを、上方に向かって屈曲されて鉛直方向に延在した状態にし、組鉄筋3を巻き取るための芯材5を、ベルトコンベア9…の屈曲箇所Xのベルト13上に、複数のベルトコンベア9…間に架け渡すようにベルト13の延在方向に直交する向きで載置する。このとき、芯材5には、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニット6を転がして展開させるための展開用ロープ22,22の一端を結び付けておく。
【0030】
次に、図2,図3,図5に示すように、巻付作業部7のハンドル17を回転させてベルトコンベア9…を駆動させ、ベルト13を周方向に回転移動させつつ、組鉄筋3を構成する各鉄筋材2…を、複数のベルトコンベア9…間に架け渡すようにベルト13の延在方向に直交させる向きで、先端側(巻付作業部7側)から順次手作業で始端部9a…のベルト13上に載せてゆく。このとき、連結条材21の鉄筋間部分21aが、ベルトコンベア9のベルト13上において真直ぐに伸びた状態になるように、鉄筋材2…をベルトコンベア9…上に載せていく。
【0031】
図6に示すように、ベルトコンベア9…上に載せられた鉄筋材2…は、周方向に回転移動するベルト13に載って下流側にそれぞれ運ばれる。下流方向に運ばれた鉄筋材2…(組鉄筋3)は、芯材5とベルト13との間を通過して、上方に向かって立ち上げられた終端部9bに沿って上昇し、芯材5に巻き掛けられる。このとき、芯材5は、回転移動するベルト13によって軸回転しており、鉄筋材2…(組鉄筋3)は軸回転する芯材5に次々に巻き込まれていき、芯材5に組鉄筋3が巻き付いていく。このとき、展開用ロープ22も一緒に巻き込んでいく。
【0032】
そして、図7に示すように、組鉄筋3を芯材5に完全に巻き終えてロール状のすだれ組み鉄筋ユニット6に加工した後、このすだれ組み鉄筋ユニット6を巻付作業部7に隣接させた搬送台車Bや収納ラック等に移動させる。このとき、回転軸18の回転規制を解除してベルトコンベア9の終端部9bのレバー19´を回転させて、上方に向かって屈曲された終端部9bを鉛直方向に回転させて水平方向に延在させる。
【0033】
上記した構成からなるすだれ組み鉄筋ユニット6の組立設備1および組立方法によれば、組鉄筋3を移送させるベルトコンベア9…が備えられ、そのベルトコンベア9…の終端部9bが上方に向けて屈曲されているとともに、その屈曲箇所Xに芯材5が載置された構成からなり、ベルトコンベア9…により組鉄筋3を下流側に移送し、組鉄筋3を芯材5に順次巻き付けていくため、作業員が芯材5を転がすことなく、組鉄筋3が芯材5に巻き付けられ、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニット6が生産される。これによって、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニット6の生産にかかる労務量を軽減させることができるとともに、組鉄筋3の巻き付け作業の作業時間が短縮されて生産性を向上させることができる。また、作業員が芯材5を転がすことなく、芯材5に組鉄筋3が巻き付けられるため、作業中に作業員の手足が挟まれることがなく、組鉄筋3の巻き付け作業における安全性を向上させることができる。
【0034】
また、各鉄筋材2…を寄せ集めた状態で組鉄筋3を配置するとともに、芯材5を、下流側の終端部9bが上方に向けて屈曲されたベルトコンベア9…の屈曲箇所Xのベルト13上に載置させ、ベルトコンベア9…の上流側のベルト13上に、組鉄筋3の各鉄筋材2…を、ベルトコンベア9側の鉄筋材2…から順次載せるとともに、ベルトコンベア9を駆動させてベルト13上の組鉄筋3を下流側に移送し、この組鉄筋3を下流側の屈曲箇所Xに載置された芯材5に巻き付けていくことで、寄せ集められた状態の組鉄筋3は、端から徐々に拡げられつつ、その拡げられた部分が芯材5に順次巻き付けられる。これによって、組鉄筋3の巻き付け作業の省スペース化を図ることができる。
【0035】
また、ベルトコンベア9…の屈曲箇所Xよりも上流側の部分を、上流側から下流側に向けて下方に傾斜させることで、組鉄筋3が載せられるベルト13の上面が谷形の形状になり、組鉄筋3は芯材5に巻き取られ易くなる。これによって、組鉄筋3の巻き付け作業が確実に行われることになり、生産性をより向上させることができる。
【0036】
さらに、少なくともベルトコンベア9の終端部9bの角度を調整する角度調整機構11が備えられ、芯材5に組鉄筋3を巻き付け終えた後、上方に向けて屈曲された終端部9bの傾斜角度を小さくすることで、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニット6が運び出し易くなる。これによって、ロール状のすだれ組み鉄筋ユニット6の生産にかかる労務量を一層軽減させることができる。
【0037】
以上、本発明に係るすだれ組み鉄筋ユニットの組立設備および組立方法の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した実施の形態では、ベルトコンベア9…が、複数の節に分けられた構成からなるレール12の周囲にベルト13を巻回させた構成からなるが、本発明は、図8に示すように、レール112の周囲にベルト113が巻回されてなる複数のベルトコンベア体115…を直列的に連接させた構成からなるベルトコンベア109であってもよく、この場合、ベルトコンベア109の終端部が上方に向かって屈曲された状態になるように、各ベルトコンベア体115…の傾斜角度を設定して隣り合うベルトコンベア体115…同士を回転軸118を介して連結する。
【0038】
また、上記した実施の形態では、組鉄筋3を構成する各鉄筋材2…を、先端側(巻付作業部7側)から順次手作業で始端部9a…のベルト13上に載せているが、本発明は、最初の鉄筋材だけを手作業でベルト上に載せ、残りの鉄筋材については、先にベルト上に載せられてベルトコンベアにより下流側に移動する鉄筋材に引っ張らせて順次自動的にベルト上に載せていく方法でもよい。
【0039】
また、上記した実施の形態では、ベルトコンベア9…の駆動手段14として、ハンドル17を回す構成になっているが、本発明は、モータ等の機材を使用してベルトコンベアを駆動させてもよい。
【0040】
また、上記した実施の形態では、レバー19による角度調整機構11によってベルトコンベア9の終端部9bの傾斜角度を調整しているが、本発明は、ネジによる角度調整機構であってもよく、或いはシリンダーやモータ等による角度調整機構であってもよい。
【0041】
また、上記した実施の形態では、組鉄筋3を組み立てるための連結作業部4が備えられているが、本発明は、連結作業部が備えられていなくてもよく、上記した実施の形態における巻付作業部7に相当するものだけでもよい。
【0042】
また、上記した実施の形態では、角度調整機構11によってベルトコンベア9の全体が角度調整可能な構成になっているが、本発明は、ベルトコンベアの終端部の角度だけを調整できる角度調整機構であってもよい。
【0043】
また、本願の請求項1,3,4に係る発明は、ベルトコンベアの屈曲箇所よりも上流側の部分が水平になっていてもよく、また、本願の請求項1,2,4に係る発明は、ベルトコンベアの終端部の角度を調整する角度調整機構が備えられていなくてもよい。さらに、本願の請求項1,2,3に係る発明では、ベルトコンベア上に載せられる組鉄筋が、拡げられた状態の組鉄筋であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に係る実施の形態を説明するためのすだれ組み鉄筋ユニットの側面図である。
【図2】本発明に係る実施の形態を説明するための組立設備の側面図である。
【図3】本発明に係る実施の形態を説明するための組立設備の平面図である。
【図4】本発明に係る実施の形態を説明するためのすだれ組み鉄筋ユニットの組立状況を表した側面図である。
【図5】本発明に係る実施の形態を説明するためのすだれ組み鉄筋ユニットの組立状況を表した側面図である。
【図6】本発明に係る実施の形態を説明するためのすだれ組み鉄筋ユニットの組立状況を表した側面図である。
【図7】本発明に係る実施の形態を説明するためのすだれ組み鉄筋ユニットの組立状況を表した側面図である。
【図8】本発明に係る他の実施の形態を説明するための組立設備の側面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 組立設備
2 鉄筋材
3 組鉄筋
5 芯材
6 すだれ組み鉄筋ユニット
9 ベルトコンベア
9b 終端部
11 角度調整機構
13 ベルト
X 屈曲箇所




 

 


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