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床・壁材の製造方法 - 松下電工株式会社
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発明の名称 床・壁材の製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−100334(P2007−100334A)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
出願番号 特願2005−289583(P2005−289583)
出願日 平成17年10月3日(2005.10.3)
代理人
発明者 久保田 智芳 / 都丸 安彦 / 松永 栄二 / 星野 欣也
要約 課題
製造が簡単で且つ歩留りの高い床材の製造方法を開発することを課題とする。

解決手段
素材1が捨て塗りゾーンに達すると、(a)の様に素材1の表面に撥水性塗料26が塗布される。撥水性塗料26は、溝2には入らない。硬化ゾーンでは、撥水性塗料26に紫外線が照射され撥水性塗料26が硬化し、撥水性の膜30が形成される。溝塗りゾーンでは、溝塗り用ロール12によって溝2に水性塗料28が塗布される。続いて素材1は、除去ゾーンに入り、表面が擦られる。ここで素材1の表面(溝2を除く)には撥水性の膜30が形成されており、水性塗料28はこの撥水性の膜30の上にあるので、水性塗料28は膜30によって弾かれる。この状態の時に除去用ロール13が接するから、水性塗料28は簡単にはぎ取られ、溝2の部分にだけ水性塗料28が残る。
特許請求の範囲
【請求項1】
表面に溝が設けられた素材を使用し、前記素材の表面に着色を施して床材又は壁材を製造する床・壁材の製造方法において、前記素材の表面であって溝以外の部位に撥水性の塗膜を設ける工程と、前記溝に水性塗料を入れる工程と、溝以外の部位に残った前記水性塗料を除去する工程を備えたことを特徴とする床・壁材の製造方法。
【請求項2】
表面に溝が設けられた素材を使用し、前記素材の表面に着色を施して床材又は壁材を製造する床・壁材の製造方法において、前記素材の表面であって溝以外の部位に撥水性塗料を塗布しこれを硬化させる工程と、ロールによって溝に水性塗料を入れる工程と、溝以外の部位に残った前記水性塗料を除去する工程とを備えたことを特徴とする床・壁材の製造方法。
【請求項3】
撥水性塗料の上にさらに塗料を塗り重ねる工程を備えたことを特徴とする請求項2に記載の床・壁材の製造方法。
【請求項4】
コンベアと、コンベアライン上に撥水性塗料を塗布する下塗りロールと、撥水性塗料を硬化させる硬化手段と、水性塗料を塗布するスポンジロールと、素材の表面を擦る除去用ロールとを備えた塗装装置を使用し、コンベアに素材を乗せて素材を移動し、その間に下塗りロールによって素材の表面であって溝以外の部位に撥水性塗料を塗布し、硬化手段によって撥水性塗料を硬化し、スポンジロールによって溝に水性塗料を入れ、除去用ロールによって溝以外の部位に残った前記水性塗料を除去することを特徴とする請求項1乃至3のいずれに記載の床・壁材の製造方法。
【請求項5】
除去ロールを複数有し、その中の少なくとも一本は、コンベアの走行方向に対して逆方向に回転する請求項4に記載の床・壁材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、床材又は壁材を製造する方法に関するものである。本発明は、特に板材の合わせ部を模した溝を有する床材又は壁材を製造する方法として適するものである。
【背景技術】
【0002】
マンションや一戸建て住宅等に使用される床材として、WPC(Wood−Plastic−Component)床材や、合板に天然木材から得た単板を張った床材が知られている(特許文献1)。また樹脂シートや印刷紙を表面化粧材として樹脂や合板に張った床材もある(特許文献2)。
【0003】
これらの床材の表面には、板材の合わせ部を模した目地が設けられる。また目地を強調するため、目地は他の表面とは異なる色に着色される。従来技術においては、目地の着色は、ノズルから塗料を吐出することによって行われてきた。
【特許文献1】特開2005−232781号公報
【特許文献2】特開2002−166501号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の床材の製造方法は、段取り等に時間が掛かると共に、歩留りが悪いという不満があった。即ち従来技術の床材の製造方法は、前記した様に、ノズルを使用して表面の目地に塗料を塗布する工程を有する。この作業は、特有の装置に床材の素材をセットして行われるが、目地は、細くかつ長いので、素材の位置決めが重要であり、位置決めに時間がかかる。また例えばノズル近傍に異物があって塗料が拡散したり、吐出路が曲がったりする場合もあり、塗料が目地を外れる場合もある。そのため製品の歩留りが悪い。
【0005】
そこで本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、製造が簡単で且つ歩留りの高い床材等の製造方法を開発することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、表面に溝が設けられた素材を使用し、前記素材の表面に着色を施して床材又は壁材を製造する床・壁材の製造方法において、前記素材の表面であって溝以外の部位に撥水性の塗膜を設ける工程と、前記溝に水性塗料を入れる工程と、溝以外の部位に残った前記水性塗料を除去する工程を備えたことを特徴とする床・壁材の製造方法である。
【0007】
ここで「表面に溝が設けられた素材」には、WPC床材や、合板に天然木材から得た単板を張られたものの様な剛性を有するものの他、これらの表面に張られる樹脂シートや印刷紙の様な剛性を持たないものも含む。
【0008】
本発明の床・壁材の製造方法では、目地(溝)への塗装に先立って溝以外の部位に撥水性の塗膜を設ける工程を実施する。そしてその後に、溝に水性塗料を入れる。この時、水性塗料が溝から溢れたり、洩れたりすることもあるが、目地(溝)以外の表面には撥水性の塗膜が設けられているから、溝から洩れた水性塗料は表面の撥水性の塗膜にはじかれる。
【0009】
そして本発明では、溝以外の部位に残った前記水性塗料を除去する工程を実行するが、前記した様に溝から洩れた水性塗料は表面の撥水性の塗膜にはじかれるので、溝以外の水性塗料は容易に除去され、表面に残らない。
【0010】
請求項2に記載の発明は、表面に溝が設けられた素材を使用し、前記素材の表面に着色を施して床材又は壁材を製造する床・壁材の製造方法において、前記素材の表面であって溝以外の部位に撥水性塗料を塗布しこれを硬化させる工程と、ロールによって溝に水性塗料を入れる工程と、溝以外の部位に残った前記水性塗料を除去する工程とを備えたことを特徴とする床・壁材の製造方法である。
【0011】
本発明の床・壁材の製造方法では、素材の表面であって溝以外の部位に撥水性塗料を塗布しこれを硬化させる工程を有し、この工程によって溝以外の部位に撥水性の塗膜を設ける。
【0012】
そしてロールによって溝に水性塗料を入れる。本発明では、ロールによって溝に水性塗料を入れるので、素材を位置決めする際の自由度が高い。
【0013】
本発明では、ロールを使用して溝に水性塗料を入れるので、当然に溝以外の部位にも水性塗料が塗布されるが、溝以外の部位には撥水性の塗膜が設けられているから、溝から洩れた水性塗料は表面の撥水性の塗膜にはじかれる。
【0014】
また本発明では、溝以外の部位に残った前記水性塗料を除去するが、前記した様に溝から洩れた水性塗料は表面の撥水性の塗膜にはじかれるので、溝以外の水性塗料は容易に除去され、表面に残らない。
【0015】
また必要に応じて撥水性塗料の表面に所望の塗装を行う(請求項3)。
【0016】
請求項4に記載の発明は、コンベアと、コンベアライン上に撥水性塗料を塗布する下塗りロールと、撥水性塗料を硬化させる硬化手段と、水性塗料を塗布するスポンジロールと、素材の表面を擦る除去用ロールとを備えた塗装装置を使用し、コンベアに素材を乗せて素材を移動し、その間に下塗りロールによって素材の表面であって溝以外の部位に撥水性塗料を塗布し、硬化手段によって撥水性塗料を硬化し、スポンジロールによって溝に水性塗料を入れ、除去用ロールによって溝以外の部位に残った前記水性塗料を除去することを特徴とする請求項1乃至3のいずれに記載の床・壁材の製造方法である。
【0017】
本発明の床・壁材の製造方法では、コンベアに素材を乗せて素材を送り、その間に撥水性塗膜を形成させる工程、溝に水性塗料を入れる工程、溝以外の部位に残った水性塗料除去する工程を実施する。そのため本発明の床・壁材の製造方法によると、床材等を大量生産することができる。
【0018】
また本発明では、水性塗料を塗布するのにスポンジロールを使用するので、溝の奥に塗水性塗料を到達させることができる。除去用ロールとしては、ブラシ付きロールを採用することができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、除去ロールを複数有し、その中の少なくとも一本は、コンベアの走行方向に対して逆方向に回転する請求項4に記載の床・壁材の製造方法である。
【0020】
本発明の床・壁材の製造方法では、コンベアの走行方向に対して逆方向に回転する除去ロールを備える。そのため溝以外の部位に溢れた目地塗装用の塗料を効率よく除去することができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明の床・壁材の製造方法では、溝(目地)を塗装する際に、塗料が溝から逸れても構わない。そのため素材の位置決めは簡単なもので足り、作業効率が良い。また製品の歩留りも高い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下さらに本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の床・壁材の製造方法によって塗装される素材の斜視図である。図2は、本発明の床・壁材の製造方法で使用する塗装装置の斜視図である。図3(a)は、本発明の床・壁材の製造方法で使用する塗装装置の構成図、及び(b)から(f)は、各段階における素材の溝部分の断面図である。
【0023】
本実施形態は、本発明によって床材を製造するものである。床材の製造は、素材を製造する工程と、素材を塗装する工程とに分かれている。本発明は、この内、後者の素材を塗装する工程に特徴を有するものである。
【0024】
素材1は、図1に示すように略長方形の板状である。素材1は、例えば合板に天然木材から得た単板を張ったものであり、相当の剛性を持つ。また素材1の表面には目地となる溝2が複数設けられている。溝2は、素材1の長手方向に延びている。素材1を製造する工程については、公知であるから詳細な説明を省略する。
【0025】
本実施形態では、図1に示す素材1を図2に示す塗装装置5で塗装して所望の床材を得る。塗装装置5は、ベルトコンベア6を利用した製造ラインであり、図3に示すように捨て塗りゾーン、硬化ゾーン、溝塗りゾーン、除去ゾーンに分かれている。
【0026】
具体的には、コンベア6上に、下塗り用ロール10、紫外線ランプ11、溝塗り用ロール12、除去用ロール13,14,15が設けられたものである。また下塗り用ロール10及び溝塗り用ロール12及び除去用ロール14,15にはそれぞれ補助ロール20,21,22,23が係合している。以下順次説明する。
【0027】
捨て塗りゾーンは、下塗りロール10とこれに係合する補助ロール20及びノズル25によって構成されている。下塗りロール10は、図示しないモータによってコンベア6と同方向に回転される。またノズル25(図3)から下塗りロール10と補助ロール20との間に撥水性塗料26が充填される。撥水性塗料26は、下塗りロール10に巻き込まれ、コンベア6を流れる素材1に撥水性塗料26が塗布される。
【0028】
本実施形態では、撥水性塗料として紫外線硬化性の塗料が採用されている。紫外線硬化性の塗料とは、紫外線照射により重合を起こして硬化するものであり、本発明の実施形態では、公知のものから適宜選択して用いればよいが、例えば、アクリル系又はエポキシ系の樹脂を主成分としたバインダーに着色剤を分散させたペースト状のものが挙げられる。なお、塗料に撥水性を付与するには、例えばポリエチレンワックス等のパラフィン類を塗料に添加すればよい。
【0029】
硬化ゾーンでは、コンベア6の上部に、紫外線ランプ11が設けられている。溝塗りゾーンは、溝塗り用ロール12と補助ロール21及びノズル27によって構成されている。溝塗り用ロール12の構造は、スポンジロールと称されるものであり、表面がスポンジで覆われている。即ち溝塗り用ロール12の表面は、容易に変形する程度に柔らかく、且つ保水性を備えている。
【0030】
溝塗り用ロール12についてもモータによってコンベア6と同方向に回転される。またノズル27(図3)から溝塗り用ロール12と補助ロール21との間に水性塗料28が充填される。水性塗料28は、溝塗り用ロール12にしみ込み、コンベア6を流れる素材1に水性塗料28が塗布される。
【0031】
除去ゾーンには、3本の除去用ロール13,14,15が設けられている。ここで最前列の除去用ロール13は、主として塗膜をはぎ取る作用を期待するものであり、後段の除去用ロール14,15は表面の清掃を担うものである。即ち最前列の除去用ロール13は、ブラシ状のロールであり、且つコンベア6の走行方向に対して逆方向に回転される。後段の除去用ロール14,15は表面に水を含み、水で濡れたロール面でコンベア6を流れる素材1の表面を拭う。なお除去用ロール14,15はいずれも図示しないモータによってコンベア6と同方向に回転される。
【0032】
次に本実施形態の床材の製造方法をコンベア6の流れに沿って説明する。本実施形態の床材の製造方法は、図1に示すような溝2が設けられた素材1を、コンベア6に流すことによって実施される。即ち図2に示す様に素材1を、コンベア6に載置し、コンベアを走行させて素材1を下流側に流す。
【0033】
素材1が捨て塗りゾーンに達すると、図3(c)の様に素材1の表面に撥水性塗料26が塗布される。撥水性塗料26は、溝2には入らない。続いて素材1は、硬化ゾーンに入る。硬化ゾーンでは、素材1に塗布された撥水性塗料26に紫外線が照射される。その結果、素材表面の撥水性塗料26が硬化し、撥水性の膜30が形成される。
【0034】
続いて素材1は、溝塗りゾーンに入る。溝塗りゾーンでは、溝塗り用ロール12によって溝2に水性塗料28が塗布される。即ち溝塗りゾーンに至ると、素材1の表面に溝塗り用ロール12が押しつけられる。ここで溝塗り用ロール12はスポンジロールであり、表面が容易に変形すると共に水性塗料を充分に含んでいるから、溝塗り用ロール12の表面が素材1の表面に沿って変形し、溝2の奥部に溝塗り用ロール12の一部が達する。その結果、溝2に水性塗料28が塗布される。また溝塗り用ロール12は、溝2以外の部位とも接するから、図3(d)の様に素材の溝2以外の表面にも水性塗料28が塗布される。
【0035】
続いて素材1は、除去ゾーンに入り、最初に最前列の除去用ロール13と接する。ここで除去用ロール13はブラシロールであり、且つコンベア6の走行方向に対して反対方向に回転しているから、素材1の表面がブラシで擦られる。
【0036】
前記したように素材1の表面(溝2を除く)には、水性塗料28が溢れて飛散しているから、水性塗料28がブラシで擦られることとなる。そのため表面の水性塗料28が除去用ロール13によってはぎ取られ、溝2の内部にだけ水性塗料28が残る。
【0037】
即ち前記した様に素材1の表面(溝2を除く)には撥水性の膜30が形成されており、水性塗料28はこの撥水性の膜30の上にある。そのため水性塗料28は膜30によって弾かれ、膜30の上に浮いた状態となっている。この状態の時に除去用ロール13が接するから、水性塗料28は除去用ロール13によって簡単にはぎ取られてしまう。一方、溝2の中には撥水性の膜30は存在せず、水性塗料28は基材1に付着しているから、除去用ロール13が多少当たることがあっても水性塗料28がはぎ取られることはない。そのため溝2の内部に有る水性塗料28は、溝2の中に残る。
【0038】
また除去用ロール13と接した後、基板1は、後段の除去用ロール14,15と接することとなるが、後段の除去用ロール14,15は表面に水を含む。そのため水で濡れたロール面が素材1の表面を拭い、残余の水性塗料28がぬぐい取られる。その後、溝2内の水性塗料28を硬化させる。続いて捨て塗りの上にさらに塗装を施し、これを硬化させて床材を完成させる。
【0039】
以上説明した実施形態では、剛性を有する基材1を使用したが、シート状の基材や紙の基材を用いることもできる。また捨て塗りや溝塗りをロールを使用して行ったが、ロールに代わってスプレーを使用してもよい。
【0040】
上記した実施形態では、撥水性塗料として紫外線硬化性の塗料を採用したが、本発明は紫外線硬化性の塗料に限定されるものでなく、早期に硬化する性質を有するものであれば広く利用することができる。例えば熱によって硬化するものや、他の物質と反応して早期に硬化するものであってもよい。また上記した実施形態では、床材の製造を例にあげて説明したが、壁材を製造する場合にも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の床・壁材の製造方法によって塗装される素材の斜視図である。
【図2】本発明の床・壁材の製造方法で使用する塗装装置の斜視図である。
【図3】(a)は、本発明の床・壁材の製造方法で使用する塗装装置の構成図、及び(b)から(f)は、各段階における素材の溝部分の断面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 素材
2 溝
5 塗装装置
6 ベルトコンベア
10 下塗り用ロール
11 紫外線ランプ
12 溝塗り用ロール
13,14,15 除去用ロール




 

 


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