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発明の名称 電気錠
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−92522(P2007−92522A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2007−1595(P2007−1595)
出願日 平成19年1月9日(2007.1.9)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 橋本 昌幸 / 足立 真治
要約 課題
機械的開閉も可能な複数の錠部を有するものにおける使い勝手を向上させる。

解決手段
電気的開閉が可能で且つ鍵による機械的開閉も可能な少なくとも2つの錠部1と、各錠部の開閉状態を検知する検知手段14と、各錠部の電気的施錠及び電気的解錠を行う制御手段2とを備える。制御手段2は、各錠部の直前の施錠状態及び解錠状態を記憶する記憶部を有し、上記検知手段によるいずれかの錠部の施錠検知出力があり且つ上記記憶部で保持された直前の状態が解錠状態である時に上記施錠検知出力から所定時間内に解錠状態にある他の錠部を電気的に施錠する。一つの錠部を施錠すれば、他の錠部の施錠が自動的になされる。
特許請求の範囲
【請求項1】
電気的開閉が可能で且つ鍵による機械的開閉も可能な少なくとも2つの錠部を備えた電気錠において、各錠部の開閉状態を検知する検知手段と、各錠部の電気的施錠及び電気的解錠を行う制御手段とを備え、上記制御手段は、各錠部の直前の施錠状態及び解錠状態を記憶する記憶部を有しているとともに上記検知手段によるいずれかの錠部の施錠検知出力があり且つ上記記憶部で保持された直前の状態が解錠状態である時に上記施錠検知出力から所定時間内に解錠状態にある他の錠部を電気的に施錠するものであることを特徴とする電気錠。
【請求項2】
上記制御手段は、上記検知手段によるいずれかの錠部の解錠検知検知出力があり且つ上記記憶部で保持された直前の状態が施錠状態である時に上記解錠検知出力から所定時間内に他の錠部の解錠検知出力が入らなければ解錠された錠部を電気的に施錠するものであることを特徴とする請求項1記載の電気錠。
【請求項3】
解錠検知出力から他の錠部を電気的に施錠するまでの所定時間より、施錠検知出力から解錠状態にある他の錠部を電気的に施錠するまでの所定時間が短いことを特徴とする請求項2記載の電気錠。
【請求項4】
上記記憶部は、各錠部の状態をテーブルとして記録するものであることを特徴とする請求項1または2または3記載の電気錠。
【請求項5】
上記制御手段は電気的に施錠した錠部についての施錠検知出力が入らない時に警報を出力するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気錠。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電気錠、殊にシリンダーを有して鍵やサムターンによる機械的開閉も可能となっている電気錠に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気錠で鍵による機械的開閉のためのシリンダーを有していないものは、いわゆるピッキングによる解錠がなされることがないために防犯上はきわめて有利であるが、AC100V電源で電源供給を行うものでは、停電時に家屋からの締め出しが生じることがあり、停電補償用バッテリを付設しているものでもバッテリ故障の際に締め出しが懸念される。乾電池を電源とするとともに電池切れ間近になれば警告を行う機能を備えたものもあるが、これにしても警告を放置してしまった時や、警告手段そのものが異常をきたした時、締め出しが生じてしまうおそれがある。
【0003】
一方、シリンダーを有して鍵による開閉も可能となっている電気錠は、停電時には鍵によって開閉を行うことができるために、締め出しが生じてしまうおそれはないが、ピッキングによる解錠がなされてしまう可能性があることから、防犯上で問題がある。
【0004】
このために、シリンダーを有して鍵による開閉も可能となっている電気錠では、電気的開閉が可能で且つ鍵による開閉も可能な少なくとも2つの錠部を設けたものが提供されている。
【0005】
しかし、電気的に施錠するのであれば、複数の錠部を同時に施錠してしまうことができるが、何らかの理由で機械的に施錠する場合、複数の錠部に対して夫々施錠動作を行う必要があり、この煩わしさが時として一つの錠部しか施錠しないという防犯上好ましくない事態を招くことになる。
【0006】
また、錠部が2つあるとはいえ、いずれもピッキングによって解錠が可能なものであることから防犯上での問題を依然として有しており、停電時の締め出しの問題を無くしつつ、防犯上の安全性をさらに高くしたものが望まれている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、機械的開閉も可能な複数の錠部を有するものにおける使い勝手を向上させた電気錠を提供することにあり、鍵による開閉も可能であるとともに防犯上の安全性も高い電気錠を提供することを他の課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明に係る電気錠は、電気的開閉が可能で且つ鍵による機械的開閉も可能な少なくとも2つの錠部を備えたものにおいて、各錠部の開閉状態を検知する検知手段と、各錠部の電気的施錠及び電気的解錠を行う制御手段とを備え、上記制御手段は、各錠部の直前の施錠状態及び解錠状態を記憶する記憶部を有しているとともに上記検知手段によるいずれかの錠部の施錠検知出力があり且つ上記記憶部で保持された直前の状態が解錠状態である時に上記施錠検知出力から所定時間内に解錠状態にある他の錠部を電気的に施錠するものであることに特徴を有している。停電時には鍵を使用して施解錠を行うことができるものであり、従って締め出しの可能性を排除することができるものであり、しかもなんらかの理由で機械的施錠を行うにあたり、一つの錠部を施錠すれば、他の錠部の施錠が自動的になされるものである。
【0009】
この時、上記制御手段は、上記検知手段によるいずれかの錠部の解錠検知検知出力があり且つ上記記憶部で保持された直前の状態が施錠状態である時に上記解錠検知出力から所定時間内に他の錠部の解錠検知出力が入らなければ解錠された錠部を電気的に施錠するものであると、鍵による開閉が可能であるとはいえ、少なくとも2つの錠部を所定時間内に解錠しないことには、いったん解錠した錠部が施錠状態に戻されるために、ピッキングで全錠部が解錠された状態になることがまずないものである。
【0010】
解錠検知出力から他の錠部を電気的に施錠するまでの所定時間より、施錠検知出力から解錠状態にある他の錠部を電気的に施錠するまでの所定時間が短いことが好ましい。また、上記記憶部は、各錠部の状態をテーブルとして記録するものを好適に用いることができる。
【0011】
そして上記制御手段は電気的に施錠した錠部についての施錠検知出力が入らない時に警報を出力するものであると、錠部の電気的施錠がなされないようにされた場合に警報が出力されることになり、より安全性が向上したものとなる。
【発明の効果】
【0012】
本発明においては、機械的施錠を行うにあたって一つの錠部を施錠すれば、他の錠部の施錠が自動的になされることから、機械的施錠を行う場合の手間が省けて使い勝手が良い上に、他の錠部が解錠状態のままになってしまうことを防ぐことができ、防犯性を高めることができる。しかも、上記検知手段は電気錠が一般に備えていることから、制御回路への機能追加だけで実現することができる。
【0013】
そして請求項2の発明においては、上記の点に加えて、ピッキングによって全錠部が解錠されてしまうことはまずなく、このために防犯性の点でも高い安全性を有するものであり、また鍵による開閉の使い勝手に問題を招くこともないものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下本発明を実施の形態の一例に基づいて詳述すると、図2に示すように、この電気錠は、デッドボルト11と、鍵穴120を有してその回転でデッドボルト11を出没させるシリンダー12と、シリンダー12を電気的に回転させる駆動部13とからなる錠部1を2つ備えたもので、各錠部1,1には夫々施錠状態にあるか解錠状態にあるかを検知する検知手段14,14が設けられている。そして上記2つの駆動部13,13及び2つの検知手段14,14は、制御回路2に接続されている。図中20は施解錠スイッチ、21は電源部、4は警報装置である。
【0015】
上記制御回路2は、施解錠スイッチ20による解錠入力があれば、2つの錠部1,1の各駆動部13,13を駆動して解錠を行うとともに、施解錠スイッチ20による施錠入力があれば、2つの錠部1,1の各駆動部13,13を駆動して施錠を行う。
【0016】
また、鍵穴120に鍵を差し込んでシリンダー12を回転させることで施解錠を行う時、制御回路2は次の制御を行う。すなわち、鍵による2つの錠部1,1の解錠は時間差をおいて行われることになるが、図3に示すように、一方の錠部1の解錠がなされて検知手段14による解錠検知出力が制御回路2に入った時点で制御回路2は時間カウントを開始する。そして所定時間t1内にもう一方の錠部1の解錠がなされて検知手段14による解錠検知出力が制御回路2に入らなければ、制御回路2は既に解錠されている錠部1の駆動部13に施錠出力を出して施錠させる。
【0017】
鍵による2つの錠部1,1の開閉は、短い時間内に完了させることができるとともに、一方の錠部1のみを解錠した状態が長時間継続することはないのに対して、ピッキングによって解錠する場合、短時間内に2つの錠部1,1を共に解錠することは困難であり、一方の錠部1のみを解錠した状態が長時間継続することになる。従って、一方の錠部1が解錠されてから所定時間内に他方の錠部1も解錠されない時には、既に解錠された錠部1を施錠状態に戻すことで、防犯上の安全性を確保することができる。
【0018】
なお、上記所定時間t1は、高齢者が屋外側から順に機械的な解錠動作を行うことを想定すると、30秒〜1分程度が好ましい。もっとも、本発明はこの時間に限定するものではない。
【0019】
また、ピッキングによって解錠された錠部1のデッドボルト11が出ないように、あるいはシリンダー12が回転することがないようにされた上で他方の錠部1のピッキングによる解錠作業がなされた場合、既に解錠された錠部1の電気的施錠ができなくなる。このために、ここでは制御回路2から施錠出力を出したにもかかわらず、検知手段14,14から施錠検知出力が出力されない時には、制御回路2は警報装置3を作動させるようにしてある。
【0020】
電気的開閉のための駆動部13の状態を検知する検知部材、たとえば駆動電流を検知する検知部材(図示せず)を設けて、電気的施錠に際して検知部材による異常検知出力(異常電流検知出力)が制御回路2に入力されれば、制御回路2が警報装置4を作動させるようにしてもよい。
【0021】
また、上記制御回路2は、複数の錠部1,1が解錠状態にある時にいずれか一つの錠部1に鍵やサムターンによる機械的施錠がなされた時、図1に示すように、所定時間t2内に他の解錠状態にある錠部1の駆動部13に対して施錠出力を出すものとなっている。機械的施錠動作を他の錠部1に対しても行わなくても施錠状態に移行することから、機械的施錠動作の手間が省けるとともに、他の錠部1が解錠状態のままになってしまうことがないものである。
【0022】
ただし、複数の錠部1のうちの一つを機械的に施錠した後、他の錠部1の電気的な自動施錠がなされるまでの所要時間は、ユーザーが自動施錠されるかどうかの確認待ちの時間を短くするために、この場合の所要時間t2は1秒程度であることが好ましい。また、ここでは上記施錠出力で施錠がなされない場合、警報出力を出して他の錠部1の施錠がなされていないことをユーザーに知らせるようにしてある。
【0023】
ところで上記制御回路2は、現在の錠部1の状態だけを基に上記制御を行うことはできず、直前の状態が施錠であったか解錠であったかの情報も必要となることから、制御回路2には直前の状態を記憶する記憶部を設けて、検知手段14錠部1の状態に変化があった時、直前の状態を参照して次の動作を決定するようにしている。この場合、各錠部1の直前の状態と現在の状態そして扉の開閉状態をテーブルとして記録するものを用いて、テーブルの記録状態に応じて実行動作を切り換えるようにしているが、この時、施錠状態にあるか解錠状態にあるかを共に検知することができる検知手段14の検知出力は、施錠状態から解錠状態に移行させた時、あるいは解錠状態から施錠状態に移行させた時、施錠状態を示す信号と、解錠状態を示す信号とは錠の内部機構や検知方式によるものの、図4に示すように、両信号は若干のずれを持って出力されることから、両信号出力が矛盾の無い状態になってから所要の時間T(たとえば10ms)が経過した時点での信号を制御回路2が採用するようにして、直前の状態及び現在の状態を確実に認識することができるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施の形態の一例の動作を示すフローチャートである。
【図2】同上のブロック図である。
【図3】同上の他の動作を示すフローチャートである。
【図4】同上の検知手段の出力を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
【0025】
1 錠部
2 制御回路
11 デッドボルト
12 シリンダー
13 駆動部
14 検知手段




 

 


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