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発明の名称 引戸枠
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−92340(P2007−92340A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−280919(P2005−280919)
出願日 平成17年9月27日(2005.9.27)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 中島 真一
要約 課題
建物開口から竪枠を取外さずに、引戸枠の内側から敷居を取外すことができ、敷居のメンテナンスや交換を容易に行なえるようにすること。

解決手段
引戸1を移動自在に案内する引戸溝4を有する敷居3と、敷居3の両側に立設される一対の竪枠5とを備えた引戸枠2である。敷居3の竪枠5側の端面に、竪枠5の戸じゃくり溝6に収納される竪枠連結プレート7を固定し、竪枠連結プレート7と竪枠5とを連結するための連結手段を引戸溝4内から竪枠連結プレート7を貫通して竪枠5に螺合するネジ具10で構成した。
特許請求の範囲
【請求項1】
引戸を移動自在に案内する引戸溝を有する敷居と、敷居の両側に立設される一対の竪枠とを備えた引戸枠において、敷居の竪枠側の端面に、竪枠の戸じゃくり溝に収納される竪枠連結プレートを固定し、竪枠連結プレートと竪枠とを連結するための連結手段を引戸溝内から竪枠連結プレートを貫通して竪枠に螺合するネジ具で構成したことを特徴とする引戸枠。
【請求項2】
上記竪枠連結プレートの上部における引戸溝と直交する方向の両側面に、竪枠の戸じゃくり溝の両内側面にそれぞれ当接する位置決め突部を設けたことを特徴とする請求項1記載の引戸枠。
【請求項3】
上記竪枠連結プレートの位置決め突部よりも下部の側面に、竪枠連結プレートを戸じゃくり溝の内部で水平軸回りに回転可能にするための逃がし面を設けたことを特徴とする請求項2記載の引戸枠。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、引戸枠に関し、詳しくは竪枠を取外さずに敷居を取外し可能とする技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、引戸を移動自在に案内する引戸溝を有する敷居と、敷居の両側に立設される一対の竪枠とを備えた引戸枠が一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、従来では、図9に示すように、竪枠5の戸じゃくり溝6の下端部と、引戸溝4を有する敷居3の端面との間の隙間を埋めるために、戸じゃくり溝6の下端部に隙間塞ぎ片21を収納し、引戸枠2の外側から、1本のネジ具10を隙間塞ぎ片21の貫通孔32を貫通して敷居3の端面に螺合させ、別のネジ具10を竪枠5の貫通孔33を貫通して敷居3の端面に螺合させている。このため、引戸枠2の施工後において敷居3に何らかの不具合が生じた場合には、建物開口から竪枠5を一旦取外し、その後、竪枠5の外側から敷居3を取外す必要があるため、竪枠5の取外し作業が大掛かりとなり、敷居3のメンテナンスや交換作業に多大な手間と時間がかかるという問題があった。
【特許文献1】特開2005−194782号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、建物開口から竪枠を取外さずに、引戸枠の内側から敷居を取外すことができ、敷居のメンテナンスや交換を容易に行なうことができるようにした引戸枠を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために本発明は、引戸1を移動自在に案内する引戸溝4を有する敷居3と、敷居3の両側に立設される一対の竪枠5とを備えた引戸枠において、敷居3の竪枠5側の端面に、竪枠5の戸じゃくり溝6に収納される竪枠連結プレート7を固定し、竪枠連結プレート7と竪枠5とを連結するための連結手段を引戸溝4内から竪枠連結プレート7を貫通して竪枠5に螺合するネジ具10で構成したことを特徴としている。
【0006】
このような構成とすることで、引戸枠2の施工後において敷居3に何らかの不具合が生じた場合は、引戸枠2の内側からネジ具10を取外して竪枠連結プレート7と竪枠5との連結を解除でき、従来のように建物開口から竪枠5を取外さずに、敷居3を竪枠5の内側から容易に取外せるようになる。
【0007】
また、上記竪枠連結プレート7の上部における引戸溝4と直交する方向の両側面に、竪枠5の戸じゃくり溝6の両内側面6aにそれぞれ当接する位置決め突部9を設けたことを特徴とするのが好ましく、この場合、竪枠連結プレート7を戸じゃくり溝6に収納した状態で竪枠連結プレート7の上部の両側面に設けた位置決め突部9が戸じゃくり溝6の両内側面6aにそれぞれ当たることによって、上面から見て竪枠連結プレート7と戸じゃくり溝6との間の隙間を確実に塞ぐことができ、竪枠連結プレート7と竪枠5との間で連続した一体感が得られるようになる。
【0008】
また、上記竪枠連結プレート7の位置決め突部9よりも下部の側面に、竪枠連結プレート7を戸じゃくり溝6の内部で水平軸回りに回転可能にするための逃がし面11を設けたことを特徴とするのが好ましく、この場合、竪枠連結プレート7を竪枠5の戸じゃくり溝6に収納する際に、竪枠連結プレート7を戸じゃくり溝6の内部で水平軸回りに回転させることで、竪枠連結プレート7の位置決め突部9を戸じゃくり溝6の両内側面6aにそれぞれ当てて位置決めすることができ、戸じゃくり溝6への竪枠連結プレート7の収納動作が容易となる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、ネジ具を引戸溝内から竪枠連結プレートを貫通して竪枠に螺合しているので、引戸枠の施工後に敷居に何らかの不具合が生じた場合は、引戸枠の内側からネジ具を取外して竪枠から敷居を取外すことができ、結果、建物開口から竪枠を取外す必要がなく、敷居のメンテナンス或いは交換作業に手間や時間がかからず、作業性が大幅に改善されるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
【0011】
本実施形態の引戸枠2は、図3に示すように、引戸1を移動自在に案内する引戸溝4を有する敷居3と、敷居3の上方に横架される鴨居20と、敷居3の両側に立設される一対の竪枠5とで構成されている。図中の12は中方立、13は横額縁、14は縦額縁、15は鴨居キャップ、16は引戸レールである。ここで図3は片引きタイプの引戸枠2を示し、図4は引き違いタイプの引戸枠2Aを示している。
【0012】
上記図3、図4のいずれにおいても、敷居3の竪枠5側の端面には、図1に示すように、竪枠5の戸じゃくり溝6の下端部に収納される竪枠連結プレート7が配設されている。竪枠連結プレート7は、敷居3の上下厚みと略同じ上下厚み寸法D1と、戸じゃくり溝6の左右溝幅d1と略同じ幅寸法D2と、戸じゃくり溝6の深さd2と略同じ厚み寸法D3とを有している。本例の竪枠連結プレート7は敷居3とは別体で構成されているが、敷居3と一体化形成されたものであってもよい。なお、竪枠5の戸じゃくり溝6は、引戸1を閉じたときに引戸1の戸当たり端面を収納するものであり、引戸1と竪枠5との隙間からの明かり漏れや隙間風を抑えるために一般に設けられている。
【0013】
また、上記竪枠連結プレート7の敷居3側の面には、引戸溝4の端部4aに係合する係合突起8が突出している。この係合突起8は引戸溝4の端部4aの内側に係合される薄板方形状に形成されており、その中央にはネジ具10が貫通する貫通孔17が穿孔されている。この貫通孔17は係合突起8と対向する竪枠連結プレート7の部分を貫通して該竪枠連結プレート7の背面まで開口している。一方、竪枠5の戸じゃくり溝6の下端部の竪枠連結プレート7と対向する位置には、ネジ具10が螺合する鬼目ナット50(図1(a))が埋設されており、ネジ具10が引戸溝4内から上記貫通孔17を貫通して竪枠5に埋め込んだ鬼目ナット50に螺着されるようになっている。なお、図1(b)中の18は横長孔状の敷居固定ネジ孔である。
【0014】
ここで、上記竪枠連結プレート7の上部における引戸溝4と直交する方向の両側面には位置決め突部9がそれぞれ設けられている。各位置決め突部9は、図5(d)に示すように、戸じゃくり溝6の両内側面6aに隙間なく当接して位置決めされるものである。
【0015】
また、竪枠連結プレート7の下部の両側面には、竪枠連結プレート7を戸じゃくり溝6の内部で水平軸回りに回転可能にするための逃がし面11がそれぞれ設けられている。図1(b)の逃がし面11は、上端から下端になるほど竪枠連結プレート7の中央側に向かってアール形状に曲成されているが、勿論このようなアール形状に限らず、例えば図2に示すように、上端から下端にいくほど竪枠連結プレート7の中央側に向かって傾斜したテーパー面であってもよい。この逃がし面11は、竪枠連結プレート7を竪枠5の戸じゃくり溝6に収納する際に、図5(e)の矢印fで示す方向に、竪枠連結プレート7を戸じゃくり溝6の内部で水平軸回りに回転可能にして戸じゃくり溝6への竪枠連結プレート7の収納動作をスムーズにする働きと、竪枠連結プレート7の位置決め突部9を戸じゃくり溝6の両内側面6aに確実に当たった状態にする働きとをする。なお、逃がし面11は、竪枠連結プレート7の下部の両側面にそれぞれ設けられる必要はなく、片側の側面だけに設けてもよく、要は、竪枠連結プレート7を戸じゃくり溝6の内部で水平軸回りに回転できるようにしたものであればよい。
【0016】
なお図1及び図5には、1本の引戸溝4を有する幅狭の敷居3に対応する竪枠連結プレート7を例示しているが、例えば2本の引戸溝4を有する幅広の敷居3に対応する一対の係合突起8を備えた幅広の竪枠連結プレート7A(図6)であってもよい。
【0017】
次に、図3に示す片引きタイプの引戸枠2における敷居3の施工手順の一例を図7に示す。予め敷居3の両端面にそれぞれ竪枠連結プレート7をネジ固定しておく。この敷居3を図7(a)のように前後左右に傾けた状態で、矢印aのように敷居3を中方立12に沿わせながら竪枠5間に嵌め込むと共に、矢印bのように敷居3を水平に回転させると、図5(e)のように戸じゃくり溝6の内部で竪枠連結プレート7が回転し、図5(d)のように竪枠連結プレート7の位置決め突部9を戸じゃくり溝6の両内側面6aにそれぞれ当てて位置決めできるようになり、その後、図7(b)の矢印cの方向に敷居3を押し下げることにより、図7(c)のように竪枠連結プレート7を戸じゃくり溝6の下端部に収納することができる。このとき、竪枠連結プレート7は係合突起8が引戸溝4の端部4aに係合した状態で、係合突起8の貫通孔17が戸じゃくり溝6の下端部に埋め込まれた鬼目ナット50(図1(a))に対向するように構成されている。従って、竪枠連結プレート7が戸じゃくり溝6の下端部に収納された状態で、貫通孔17と鬼目ナット50とが位置決めされるようになる。これにより、引戸溝4内において矢印dに示す方向からネジ具10を貫通孔17に挿通するだけで鬼目ナット50に螺合させることができるようになり、図7(d)のように竪枠連結プレート7と竪枠5とをスムーズに連結できるようになる。なお敷居3の引戸溝4には図7(e)のように引戸レール16を設置する。
【0018】
その後、引戸枠2の施工後に敷居3に何らかの不具合(修理、交換の必要性)が生じた場合は、前記と逆の動作で敷居3を取外す。つまり、引戸枠2の内側からネジ具10を取外して、敷居3と竪枠連結プレート7と竪枠5との相互の連結を解除し、その後で、図7(b)の矢印c´の方向に敷居3を持ち上げ、図7(a)の矢印b´→a´のように敷居3を回転させながら持ち上げることで、竪枠連結プレート7を戸じゃくり溝6の上方からスムーズに取外すことができ、従って、建物開口から竪枠5を取外すことなく、引戸枠2の内側から敷居3だけを取り外すことができ、敷居3のメンテナンス或いは交換作業を手間や時間をかけずに容易に行なえるものとなる。
【0019】
なお、図4に示す引き違いタイプの引戸枠2における敷居3の施工では、上記片引きタイプのものと基本的に同様にして行なうが、このタイプでは中方立12が存在しないため、施工時には敷居3を前後に傾けることなく左右に傾けるだけで図8の矢印eで示す方向に竪枠連結プレート7を戸じゃくり溝6内に嵌め込むことができるものであり、また取り外しの際は、ネジ具10を取外した後で敷居3の一端を図8矢印e´の方向に持ち上げるだけで竪枠連結プレート7をスムーズに取外すことができるものであり、従って、上記片引きタイプのものよりも、敷居3のメンテナンス或いは交換作業を一層容易に行なえるものである。
【0020】
また本例では、竪枠連結プレート7の係合突起8が敷居3の引戸溝4の端部4aに係合しているので、敷居3に対する竪枠連結プレート7の取り付け状態が安定化するものであり、さらに係合突起8が引戸溝4の端部4aに係合した状態で係合突起8の貫通孔17が戸じゃくり溝6の下端部に埋め込まれた鬼目ナット50に対向するようになっているので、竪枠連結プレート7と竪枠5とのネジ固定作業が容易にできるものである。
【0021】
さらに本例では、竪枠連結プレート7の位置決め突部9が竪枠5の戸じゃくり溝6の両内側面6aにそれぞれ当たって位置決めされるので、竪枠5に対する竪枠連結プレート7の取り付け状態が安定化するものであり、敷居3の施工の信頼性を高めることができると共に、位置決め突部9によって竪枠連結プレート7と竪枠5との隙間が隠され、外観の連続した一体感を得ることができ、ごみやホコリ詰まりも防止できるものである。そのうえ、位置決め突部9よりも下部側面に逃がし面11を設けて、竪枠連結プレート7を戸じゃくり溝6の内部で水平軸回りに回転可能としたので、戸じゃくり溝6内への竪枠連結プレート7の収納動作又は取り出し動作がスムーズにできる利点もある。
【0022】
本発明の竪枠連結プレート7を用いた敷居3と竪枠5の連結構造は、鴨居20と竪枠5との間にも同様に適用可能である。つまり鴨居20の端面を竪枠5の内側から竪枠5にビス固定することで、施工後に鴨居20に何らかの不具合(修理、交換の必要性)が生じた場合は、竪枠5を取外すことなく鴨居20だけを取外すことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、(a)は敷居を竪枠連結プレートを介して竪枠の戸じゃくり溝に固定する状態を説明する分解斜視図、(b)は竪枠連結プレートの斜視図である。
【図2】同上の竪枠連結プレートの他例の斜視図である。
【図3】同上の敷居と竪枠連結プレートとを備えた片引きタイプの引戸枠の分解斜視図である。
【図4】同上の敷居と竪枠連結プレートとを備えた引き違いタイプの引戸枠の分解斜視図である。
【図5】(a)は同上の竪枠連結プレートの背面図、(b)は竪枠連結プレートの片側半分を破断した図、(c)は平面図、(d)は戸じゃくり溝内に収納された状態の説明図、(e)は戸じゃくり溝内で回転させた状態の説明図である。
【図6】同上の竪枠連結プレートの他例を示し、(a)は背面図、(b)は側面図、(c)は竪枠連結プレートの片側半分を破断した図、(d)は戸じゃくり溝内に収納された状態の説明図である。
【図7】同上の片引きタイプの敷居の施工手順の一例を示し、(a)は敷居を前後左右に傾けて嵌め込む場合の説明図、(b)は敷居を水平にして押し下げる状態の説明図、(c)は敷居の竪枠連結プレートが戸じゃくり溝の下端の定位置に収納された状態の斜視図、(d)は同上の敷居が竪枠連結プレートを介して竪枠に連結された状態の斜視図、(e)は同上の敷居の引戸溝に引戸レールを取り付ける状態の説明図である。
【図8】同上の引き違いタイプの敷居の取付け、取外し状態を説明する斜視図である。
【図9】従来の敷居を竪枠の戸じゃくり溝に収納した隙間塞ぎ片を介して竪枠に固定する状態を説明する分解斜視図である。
【符号の説明】
【0024】
1 引戸
2 引戸枠
3 敷居
4 引戸溝
4a 引戸溝の端部
5 竪枠
6 戸じゃくり溝
6a 内側面
7 竪枠連結プレート
9 位置決め突部
11 逃がし面




 

 


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