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発明の名称 軒樋の内継手と継手構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−92336(P2007−92336A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−280871(P2005−280871)
出願日 平成17年9月27日(2005.9.27)
代理人 【識別番号】100093230
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 利夫
発明者 畑 秀明
要約 課題
簡素な構造の内継手として、軒先と軒樋との間の隙間が狭くとも、軒樋本体内への挿入が容易であって、挿入時に外面に塗布した接着剤がかき取られることを未然に防止することができ、しかも、軒樋本体内面への密着沿設を作業容易に、そしてこの密着沿設によって確実に接着強度や止水性を確保することが長期にわたって可能とする。

解決手段
軒樋本体の両側壁と底壁の各々に沿った両側片部41、42と底片部43を一体として有しているとともに、内継手4の外面を軒樋本体の内面に密着させる支持桟部40を備えており、軒樋本体前方側の側片部41の内面と支持桟部40の前方端部の各々には相互に係合脱着自在な係合部40A、41Aを有し、脱着時には内継手4が前後方向に屈曲可能であって、係合時には、支持桟部40端部の係合部40Aが下方より押し上げられて側片部41内面の係合部41Aに対して係合される。
特許請求の範囲
【請求項1】
軒樋本体の端部と端部とを繋ぐ継目の内周面に沿設される内継手であって、軒樋本体の両側壁と底壁の各々に沿った両側片部と底片部を一体として有しているとともに、内継手の外面を軒樋本体の内面に密着させる支持桟部を備えており、軒樋本体前方側の側片部内面と支持桟部端部の各々には相互に係合脱着自在な係合部を有し、脱着時には内継手が前後方向に屈曲可能であって、係合時には支持桟部端部の係合部が下方より押し上げられて側片部内面の係合部に対して係合されることを特徴とする軒樋の内継手。
【請求項2】
側片部内面の係合部は、屈曲端、折曲げ端もしくは開口を有する舌片部として構成され、支持桟部端部の係合部が係合可能とされていることを特徴とする請求項1の軒樋の内継手。
【請求項3】
軒樋本体後方側の側片部内面には支持桟部を係止脱着自在とする係止部が設けられており、支持桟部後方端部が、軒樋の長さ方向に沿って係止脱着可能とされていることを特徴とする請求項1または2の軒樋の内継手。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかの内継手と、軒樋の継目の外周囲に沿設する外継手とを軒樋本体に取付けたことを特徴とする軒樋の継手構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軒樋本体の端部と端部との継目において装着される内継手とこれを用いた継手構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、たとえば図5に例示したように、軒樋本体の長手方向の端部と端部とを繋ぐ継目においては、(A)軒樋本体1A、1Bの外周面に外継手2が接着剤3をもって沿設されるとともに、(B)(C)内周面には、内押えとして、その外面に接着剤3を塗布した内継手4が押込み沿設される。
【0003】
そして、内継手4においては、これを軒樋本体1A、1Bの内周面に密着させて継目での強度を確保するように、ほぼ水平に保たれた支持桟部40が一体で設けられている。
【0004】
しかしながら、たとえば図6に示したような軒先5と軒樋本体1との間の隙間6が幅狭である場合には、内継手4を軒樋本体1の内面側に入れにくくなり、また、内継手の外面に塗布した接着剤3が軒樋本体1や外継手2に接触してそぎ取られてしまい、このことによって、十分な接着強度や止水性を確保することが難しくなるという問題があった。
【0005】
そこで、隙間の幅が狭い場合であっても内継手4の軒樋本体1内面側への挿入を容易とするように施工性を向上させることができ、かつ、軒樋本体1の内面への沿設による強度や止水性を確保できるようにするために、従来より様々な工夫、改善が提案されてきてもいる。
【0006】
たとえば図7のような中央に折曲枢支部7を有する把手杆を架設してなる内継手4(特許文献1)や、図8のような、内押え板8を上方より押込んで弾発力により内継手4の内面の係止部9に当接させる構造(特許文献2)が提案されている。また、本出願人によっても、図9のように、側片部41、42並びに底片部43とを蝶番44等によって前後方向に屈曲自在とし、かつ、支持桟部40を、その係合部40Aにおいて、側片部41、42の内面の係合部41A、42Aに係合脱着可能とした内継手4が提案されてもいる(特許文献3)。
【0007】
だが、図7の折曲枢支部7を有する把手杆を備えた内継手の場合にはその複雑な構造の信頼性が問題となり、図8の弾発力を利用しての内押え板8の場合にも、縦目における接着強度の経時的な維持の点において難点がある。
【0008】
そして、上記いずれの場合も、幅の狭い上方の隙間で、把手杆の上方からの押圧、押込み、あるいは内押え板8の押し込みという作業を行わねばならず、施工作業性は良好とは言い難い。
【0009】
また、図9の内継手4の場合には、その構造の信頼性は良好であって、強度等の維持や施工性において改善がみられるものの、蝶番44構造としていることにおいて組立て生産性にやや難点があり、支持桟部40は、上方より押し込むようにして係合させることから、幅狭の上方隙間での作業性は必ずしも良好ではない。また、支持桟部40は別体としているため、部品点数の点でもその改善の余地が残されていた。
【特許文献1】実用新案登録第2514593号公報
【特許文献2】実公平7−52840号公報
【特許文献3】特開平8−158552号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、以上のとおりの背景から、従来の問題点を解消し、より簡素な構造において、軒先と軒樋との間の隙間が狭くとも、軒樋本体内への挿入が容易であって、挿入時に外面に塗布した接着剤がかき取られることを未然に防止することができ、しかも、軒樋本体内面への密着沿設を作業容易に、そしてこの密着沿設によって確実に接着強度や止水性を確保することが長期にわたって可能とする、新しい軒樋の内継手と、これを用いた継手構造を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の内継手は、上記の課題を解決するものとして、以下のことを特徴としている。
【0012】
第1:軒樋本体の端部と端部とを繋ぐ継目の内周面に沿設される内継手であって、軒樋本体の両側壁と底壁の各々に沿った両側片部と底片部を一体として有しているとともに、内継手の外面を軒樋本体の内面に密着させる支持桟部を備えており、軒樋本体前方側の側片部内面と支持桟部端部の各々には相互に係合脱着自在な係合部を有し、脱着時には内継手が前後方向に屈曲可能であって、係合時には、支持桟部端部の係合部が下方より押し上げられて側片部内面の係合部に対して係合される。
【0013】
第2:側片部内面の係合部は、屈曲端、折曲げ端もしくは開口を有する舌片部として構成され、支持桟部端部の係合部が係合可能とされている。
【0014】
第3:軒樋本体後方側の側片部内面には支持桟部を係止脱着自在とする係止部が設けられており、支持桟部後方端部が、軒樋の長さ方向に沿って係止脱着可能とされている。
【0015】
第4:また、本発明の軒樋の継手構造は、上記いずれかの内継手と、軒樋の継目の外周囲に沿設する外継手とを軒樋本体に取付けたことを特徴としている
【発明の効果】
【0016】
上記のとおりの特徴を有する第1の発明の内継手によれば、簡素な構造であっても、その屈曲性によって軒先と軒樋との隙間が狭い場合でも軒樋本体への挿入作業は容易であって、挿入時にその外面に塗布された接着剤がかき取られることもなく、しかも支持桟部の特徴のある構造によって軒樋本体内面への密着沿設を、下方からの手指による押し上げによって作業容易とし、確実に長期にわたって、接着強度や止水性を確保可能とする。
【0017】
第2の発明の内継手によれば、支持桟部の係合は、作業容易に、かつより安定して長期の強度、止水性確保を可能とする。
【0018】
第3の発明によれば、以上の効果に加えて、別体としての支持桟部とした場合であっても、その内継手側片部への装着は容易となる。
【0019】
そして、本発明の継手構造では、以上の効果が軒樋の継目において実現されることになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1は、本発明の内継手の一実施形態を例示した斜視図である。たとえばこの図1に例示した実施形態では、図5に示した軒樋本体1A、1Bの端部と端部とを繋ぐ継目の内周面に沿設される内継手4であって、軒樋本体1A、1Bの両側壁と底壁の各々に沿った両側片部41、42と底片部43を不可分な一体として有しているとともに、内継手4の外面を軒樋本体の内面に密着させる支持桟部40を備えており、この支持桟部40は、軒先側の、つまり後方の側片部42に不可分な一体として設けられている。そして、前方端は、いわゆる自由端として、前方の側片部41に対して係合脱着自在とされている。すなわち、軒樋本体前方側の側片部41の内面と支持桟部40の前方端部の各々には相互に係合脱着自在な係合部40A、41Aを有している。この係合の構造では、脱着時には支持桟部40の前方端は自由端となっており、側片部41、42が、特に前方の側片部41が図中の矢印Aのように内方に屈曲可能とされる。底片部43もこれに連動することになる。
【0022】
つまり、内継手が前後方向に屈曲可能とされる。
【0023】
内継手としての接着強度を確保するための剛性とともに、このような屈曲性を有する構成とするためにも、内継手は、比較的硬質な樹脂成形品とすることや、あるいは金属インサート成形品等の素材によって形成することが考慮される。
【0024】
上記の屈曲性によって、側片部41、さらには側片部42を内方へ屈曲させることで、軒先と軒樋との間の隙間が狭い場合でも、軒樋本体内への内継手の挿入は容易であって、挿入時に、たとえば側片部41の外面に塗布された接着剤が、軒樋本体の側壁や外継手の上端部等によってそぎ取られてしまうこともない。
【0025】
そして、係合時には、支持桟部端部の係合部40Aが図中の矢印Bで示したように下方より押し上げられて側片部41内面の係合部41Aに対して係合される。
【0026】
このような下方からの押上げによる係合操作は、従来のような上方からの押し込みに比べてはるかに容易である。そして、この係合によって、支持桟部40は、ほぼ水平に保たれ、軒樋本体内面に内継手をしっかりと密着沿設されることを可能とする。
【0027】
内継手4を取り外す場合には、支持桟部40を上方より少し強く押圧することで上記の係合を解消することができる。
【0028】
支持桟部40には、図1に例示したように、その側部等の位置に操作片部45を設けておいて、手指による上方への係合操作の作業をさらに容易とすることもできる。
【0029】
また、上記の係合構造を構成するための形態は、支持桟部40を手指によって上方へ押し上げることで確実にしっかりと係合できる形態であれば各種であってよい。
【0030】
たとえば図1の場合には、前方の側片部41の内面には舌片部が設けられており、その先端の係合部41Aは、端部が上方、そして下方に屈曲されて下方に開いた円弧状の形状を有しており、他方の支持桟部40先端の係合部40Aは、これに嵌着されるように、上方への半円形、あるいは円弧状の突条を形成している。
【0031】
もちろんこのような図1の例に限ることはない。図2の実施形態では、側片部41内面の係合部41Aは、舌片部の先端に折り曲げ部を有し、支持桟部40の先端には係合部40Aとして開口を設けて両者の係合を可能としている。
【0032】
図3の実施形態ではこの図2の関係が逆になっている構造を有している。
【0033】
なお、図1の実施形態では、支持桟部40は、後方の側片部42に一体とされているが、支持桟部40は別体として、たとえば図4に例示したように、後方側片部42に設けた横向き棒状の係止部42Aに、支持桟部40の中空係止部40Bを、横方向、すなわち軒樋の長さ方向から係止脱着可能としてもよい。
【0034】
別体とする場合にも、このような横方向からの係止によって容易な係止が可能となる。
【0035】
たとえば、以上のような本発明の内継手は、図5に示したように、外継手と組合わされて、従来にない優れた効果を奏することになる。外継手そのものについては従来のものをはじめ各種であってよい。
【0036】
もちろん本発明は以上の例に限られることなく、その細部において様々な形態が可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の内継手の一実施形態を例示した斜視図である。
【図2】係合構造の別の形態を例示した要部斜視図である。
【図3】係合構造のさらに別の形態を例示した要部斜視図である。
【図4】支持桟部別体の場合の係止構造を例示した要部斜視図である。
【図5】軒樋本体の外継手と内継手をもっての接続を示した工程概要図である。
【図6】従来の場合の問題点の所在について示した概要断面図である。
【図7】折曲枢支部を有する従来の手段を示した概要断面図である。
【図8】弾発力を利用した内押え板を有する従来の手段を示した概要断面図である。
【図9】別体としての支持桟部を有し、屈曲自在とした内継手の手段を示した概要分解斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1、1A、1B 軒樋本体
2 外継手
3 接着剤
4 内継手
40 支持桟部
40A 係合部
41、42 側片部
41A、42A 係合部
43 底片部
44 蝶番
45 操作片部
5 軒先
6 隙間
7 折曲枢支部
8 内押え板
9 係止部




 

 


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